JPH083875B2 - カードの精算方法 - Google Patents

カードの精算方法

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JPH083875B2
JPH083875B2 JP63142200A JP14220088A JPH083875B2 JP H083875 B2 JPH083875 B2 JP H083875B2 JP 63142200 A JP63142200 A JP 63142200A JP 14220088 A JP14220088 A JP 14220088A JP H083875 B2 JPH083875 B2 JP H083875B2
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清昭 滝口
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、磁気記録媒体に記録された残額情報が消失
その他の原因により読み取れないときのカードの精算方
法に関する。特に、そのような磁気カードが使用された
際に、磁気カードの所定の部分にエラー処理がされてい
ないことを条件に、その磁気カードの精算状態表示エリ
アに記録された残額に基づく精算を可能にするとすると
ともにエラー処理を施し、そのカードの再使用を禁止す
るカードの精算方法に関する。
〔従来の技術〕
この種の磁気カードは磁気記録媒体を有し、この磁気
記録媒体に所定の磁気情報が書き込まれたものである。
かかる磁気カードは、一定の金額を支払って入手するも
のであり、磁気記録媒体にはその金額に関する情報や発
行者や発行年月等の情報が記録されている。また、磁気
カードの精算状態表示エリアには残額の目安となる相当
金額の表示が印刷してある。
そして、磁気カードが使用される毎に、その使用金額
を磁気カードの磁気記録媒体に記録された残額から差し
引き、その残額情報が磁気記録媒体に再書き込みされる
ことになる。また、同時に磁気カードの精算状態表示エ
リアに印刷されている相当金額の表示部分が残額に応じ
てパンチされることになる。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、かかる磁気カードは、磁気ストライプ
に磁気的に情報が記録されているため、その情報が消失
しやすく、当該情報の消失に対する対策をしておく必要
がある。このため、一般には、磁気カードの精算状態表
示エリアに残額に応じてパンチ穴を開ける等の表示を
し、これをもって磁気情報の消失に対処していた。とこ
ろが、かかる磁気情報の消失対策を利用して、磁気カー
ドを不正に使用しようとする者があり、このような不正
利用を防止する方法が従来より要求されていた。しか
し、あまり厳密な不正利用の防止対策を施すと、一般の
利用者に不便をかけるという問題もあり、実際には、そ
の対策に苦慮していた。
本発明は上述した欠点を解決するためになされたもの
で、磁気記録媒体に記録された残額情報を精算装置で読
み取ることができないときに、一定の条件で精算状態表
示エリアに記録された残額情報を基に一回の使用を認め
るとともに以後の使用を禁止するカードの精算方法を提
供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明に係るカードの精
算方法は、磁気記録媒体に記録された残額記録と、精算
状態表示エリアにパンチ穴で記録された残額記録とを有
する磁気カードから、前記磁気記録媒体に記録された残
額記録を読み取り、その残額に基づいて精算を行うカー
ドの精算方法において、前記磁気記録媒体に記録された
残額記録の読み取りができず、かつ前記磁気カードの所
定の部分にエラー処理がされていないときに、前記精算
状態表示エリアにパンチ穴で記録された残額記録を読み
取り、その残額に基づいて精算を行うとともに、前記磁
気カードの所定の部分にパンチ穴または切り欠きを用い
たエラー処理を施すことを特徴とするものである。
〔作用〕
本発明のカードの精算方法では、磁気カードは、磁気
記録媒体に所定の磁気情報が書き込まれており、これを
一定の金額を支払って入手する。磁気記録媒体にはその
金額に関する情報等が記録されている。また、磁気カー
ドの表面は残額の目安となる相当金額の表示が印刷して
あり、これを精算状態表示エリアとして使用している。
磁気カードを使用する毎に、その使用金額を磁気カード
の磁気記録媒体に記録された残額から差し引き、その残
額情報が磁気記録媒体に再書き込みされることになる。
また、同時に磁気カードの精算状態表示エリアに印刷さ
れている相当金額の表示部分が残額に応じてパンチされ
ることになる。
ここで、磁気記録媒体に記録された残額情報が消失し
たり磁気カードが変形して読取りエラーが発生した場合
には、磁気カードの所定の部分にエラー処理がされてい
るか否かを検出する。そしてエラー処理がされていない
場合に、精算状態表示エリアに記録された残額記録を読
み取り、その残額に基づいて精算を行う。さらに、磁気
カードの所定の部分にパンチ穴または切り欠きを用いて
エラー処理を施す。したがって、次に利用するときに
は、その磁気カードは所定の部分にエラー処理が施され
ているので、当該磁気カードの利用ができないことにな
る。
〔実施例〕
以下、本発明を図示の実施例に基づいて説明する。
第1図乃至第7図は本発明の一実施例を説明するため
に示す図である。
第3図は本発明に係る磁気カードの磁気記録方法の実
施例を実現する精算装置を示す斜視図である。
第3図において、精算装置1は、直方体形状をしてお
り、この直方体の前面パネル部に、磁気記録媒体2を有
する磁気カード3が挿入されるカード差込口4を設け、
その上方に精算金額をキー入力する入力キーボード5を
設け、この入力キーボード5の上方に必要な情報を表示
する表示器6を設け、かつ前記入力キーボード5の図示
右側に現金を投入するための現金投入口7と、精算等が
終了してつり銭を受け取るためのつり銭受け皿8とをそ
れぞれ設け、さらに前記入力キーボード5に図示左側に
カードの取り忘れやその他音響をもって報知する音響報
知器9と、精算のキャンセルのためのキャンセル釦10
と、係員を呼ぶための呼び釦11とをそれぞれ設けてい
る。ここで、前記精算装置1は、磁気カード3をもって
精算をする場合、前記磁気カード3をカード差込口4に
挿入して磁気カード3の磁気記録媒体2に書き込まれて
いる残額情報を読み取らせ、その残額情報を表示器6に
表示するとともに精算可能な表示を入力キーボード5に
し、かつ前記磁気カード3から読み取った残額と入力キ
ーボード5から入力された精算金額との情報から差し引
き計算し、その残額を再び磁気カード3の磁気記録媒体
2に書き込み、その磁気カード3をカード差込口4に排
出する構成となっている。一方、前記精算装置1は、現
金で精算する場合、必要な現金が現金投入口7から投入
されると、これを情報化してその情報を表示器6に表示
するとともに精算可能な表示を入力キーボード5にし、
かつ前記現金情報と入力キーボード5から入力された精
算金額との差し引き計算をし、必要ならつり銭をつり銭
受け皿8に放出するような構成となっている。なお、本
発明は、磁気カード3の精算方法に関するものであるの
で、以下現金による精算方法については説明を省略す
る。
第4図および第5図は本発明の実施例で用いる磁気カ
ードを示す説明図である。
この磁気カード3は、薄いプラスチック、紙等により
形成された柔軟性のあるものであり、その表面には、第
4図に示すように、残額を表示するための精算状態表示
エリア12と、エラー処理用のエラーマークエリア13とが
設けられており、かつその他必要な事項(販売金額、発
行者名等)が印刷されている。また、前記磁気カード3
は、その裏面に、第5図に示すように磁気記録媒体とし
ての磁気記録媒体2が設けられている。また、前記磁気
カード3の磁気記録媒体2には、第5図に示すように、
「発行者等のコード2a」、「金額コード2b」、および読
み込み書き込みに必要な情報等が磁気的にそれぞれ記録
されている。さらに、前記磁気カード3において、エラ
ーマークエリア13と精算状態表示エリア12とは挿入方向
に対して同一方向となるように設けてあり、また発行者
等のコード2aは発行した者の名前が、金額コード2bはカ
ードを発行時に表面に印刷された金額値が、それぞれコ
ードで磁気書き込みされている。
第6図は上記精算装置の内部構成を示す構成図であ
る。
前記精算装置1の内部において、前記カード差込口4
に対応した位置には、一対の送りローラー20、21が平行
に回転可能に設けられており、この送りローラー20、21
に近接して磁気カード3の磁気記録媒体2の情報を読み
取る磁気ヘッド22aが設けられ、かつ情報を読み取ると
ともに前記磁気記録媒体2に情報を書き込む磁気ヘッド
22bが設けられている。ここで、磁気ヘッド22aは磁気カ
ード3の磁気記録媒体2の発行者等のコード2aを読み取
り、磁気ヘッド22bは磁気カード3の磁気記録媒体2の
金額コード2bを読み出し書き込みするものである。ま
た、前記磁気ヘッド22a、22bの隣には光学読取装置23が
設けられており、この光学読取装置23は発光素子23Aと
光りセンサ23Bとからなる。かかる光学読取装置23の図
示右側には、一対の送りローラー24、25が平行に回転可
能に設けられている。前記送りローラー24、25に対して
図示右側には、パンチ機構26が設けられており、かかる
パンチ機構26は、パンチ指令により磁気カード3の精算
状態表示エリア12およびエラーマークエリア13にパンチ
穴を開けられるような機構を有している。また、このパ
ンチ機構26に隣接して一対のローラー27、28が平行に回
転可能に設けられており、かつこのローラー27、28に対
して一定の距離を離れてローラー29、30が設けられてい
る。前記ローラー27と前記ローラー29との間には無端状
のベルト31が巻回されており、かつ前記ローラー28と前
記ローラー30との間には無端状のベルト32が巻回されて
おり、しかも前記ベルト31の外周下半分は前記ベルト32
の外周上半分に接触するようになっている。前記ローラ
ー29、30の図示右側には、ストッパ兼用のカード当接検
出センサ33が設けてある。前記送りローラー20、21、送
りローラー24、25、ローラー27、28およびローラー29、
30は、図示しない機構を介して駆動用のステップモータ
34に連結されており、ステップモータ34の回転にしたが
って回転動作することになる。
前記磁気ヘッド22a、22b、光学読取装置23、パンチ機
構26、カード当接検出センサ33は、制御回路35に電気的
に接続されており、この制御回路35で形成された回転指
令によりステップモータ34が回転するようになってい
る。また、前記制御回路35には、音響報知器9のスピー
カ36と、カード差込口4に磁気カード3が差し込まれた
ことを検出する光りの反射によるカード検出センサ37
と、入力キーボード5と、表示器6と、キャンセル釦10
と、呼び釦11とが電気的に接続されている。
第7図は第6図の制御回路の構成例を示すブロック図
である。
第7図において、前記制御回路35は、データ読取回路
40a、40bと、光学読取回路41と、前記スピーカ駆動回路
42と、モータ駆動制御回路43と、データ書込回路44と、
パンチ機構制御回路45と、オア回路46と、エラー処理回
路47と、書込み制御回路48と、データ記憶回路49と、精
算処理回路50と、入力キーボード制御回路51と、表示制
御回路52と、釦押下検出制御回路53と、カード停止制御
回路54とを具備し、次のように構成されている。前記デ
ータ読取回路40a、40bは、磁気ヘッド22a、22bからのデ
ータを精算処理回路50に供給するようになっている。前
記光学読取回路4は、光学読取装置23およびカード検出
センサ37からのデータを精算処理回路50に供給するよう
になっている。前記スピーカ駆動回路42は、精算処理回
路50からの指令を音響信号に変換してスピーカ36に供給
できるようになっている。
さらに、前記モータ駆動制御回路43は、精算処理回路
50、エラー処理回路47および書込み制御回路48からの指
令に基づいてステップモータ34を回転駆動制御をするよ
うになっている。前記データ書込回路44は、書込み制御
回路48からの書き込みデータを磁気ヘッド22bに与える
ようになっている。前記パンチ機構制御回路45は、エラ
ー処理回路47、書込み制御回路48および精算処理回路50
からのパンチ指令をオア回路46を介して取り込みパンチ
機構26をパンチ動作させるようになっている。精算処理
回路50は、エラー処理回路47、書込み制御回路48、デー
タ記憶回路49に接続されている。前記入力キーボード制
御回路51は、入力キーボード5からのデータを精算処理
回路50に供給できるようになっている。前記表示制御回
路52は、精算処理回路50からの指令に基づいて表示器6
を表示制御するようになっている。前記釦押下検出制御
回路53は、キャンセル釦10および呼び釦11が押下された
ことを検出してこれを精算処理回路50に供給できるよう
になっている。前記カード停止制御回路54は、カード当
接検出センサ33からの信号を精算処理回路50に供給でき
るようになっている。前記精算処理回路50は、精算処理
の他に後述するデータ読取回路40a、40b乃至カード停止
制御回路54を制御するようになってるいる。
また、前記精算処理回路50は、磁気カード3がカード
差込口4に差し込まれたことをカード検出センサ37・光
学読取回路41を介して検出すると、ステップモータ34を
回転駆動して磁気カード3を引き込み、磁気カード3の
磁気記録媒体2から磁気ヘッド22a、22b・データ読取回
路40a、40bを介してデータを取り込み、このデータをデ
ータ記憶回路49に書き込み、かつ入力キーボード5から
の精算金額を入力キーボード制御回路51を介して取り込
み、ここで減額計算をし、そのデータを書込み制御回路
48に送るとともに、データ書込回路44・磁気ヘッド22b
を介して磁気カード3の磁気記録媒体2の金額コード2b
部に書き込ませるとともにパンチ機構制御回路45・パン
チ機構26を介して磁気カード3の精算状態表示エリア12
の所定の位置にパンチ穴を開ける動作をさせるものであ
る。この動作途中では、精算処理回路50に制御下に、磁
気カード3は、送りローラー24、25、ベルト31、32等の
間で図示左右方向に移動する。前記書込み制御回路48
は、データ書込回路44・磁気ヘッド22bを介して磁気カ
ード3の磁気記録媒体2の金額コード2b部分を書き換え
るとともに、オア回路46・パンチ機構制御回路45を介し
てパンチ機構26を動作させて磁気カード3の精算状態表
示エリア12にパンチ穴を開ける動作をさせるものであ
る。なお、前記制御回路35は、マイクロコンピュータで
構成することができる。
次に、本実施例の動作を第1図乃至第7図を参照して
説明する。
第1図は本実施例を示すフローチャートである。第2
図は本実施例の動作を説明するために示す説明図であ
る。
まず、精算装置1は、現金投入口7から現金が投入さ
れたか、磁気カード3がカード差込口4に差し込まれた
かを判断する(ステップS101)。ここで、現金であるな
ら現金の精算処理を実行して処理を終了する(ステップ
S102)。また、カードであることは、精算装置1のカー
ド差込口4に磁気カード3が差し込まれたことをカード
検出センサ37が検出することにより検出できるので、精
算処理回路50はモータ駆動制御回路43に駆動指令を出し
てステップモータ34を回転駆動する。これにより、磁気
カード3が送りローラー20、21、送りローラー24、25、
ベルト31、32の間を移動してゆく過程で、発行者等のコ
ード2a、金額コード2b等が記録されている磁気記録媒体
2から磁気ヘッド22a、22bを介して磁気データが読み込
まれる(ステップS103)。読み取った磁気カード3の磁
気記録媒体2のデータは、精算処理回路50を介してデー
タ記憶回路49に蓄えられる(この場合、磁気記録媒体2
から磁気データが読み込めなくとも、磁気データなしと
蓄えられる)。そして、精算処理回路50は、前記データ
記憶回路49に蓄えられたデータを基に、低精算金額値よ
り大きいか判定される(ステップS104)。
ここで、最低精算金額値より大きい場合、すなわち減
額が可能な場合、その金額データを表示制御回路52を介
して表示器6に表示するとともに、その金額データに応
じて精算できる金額の表示部分の入力キーボード5を表
示する(ステップS105)。ついで、入力キーボード5か
ら金額入力待ちとなる(ステップS106)。そして、入力
キーボード5から入力があったときに、そのキー入力値
が磁気カード3の金額より大きかったときには(ステッ
プS107)、「精算できません、もう一度入力し直して下
さい」と表示器6に表示し(ステップS108)、ステップ
S106のキー入力待ちとなる。また、前記入力キーボード
5からのキー入力値が磁気カード3の金額より小さかっ
たときには(ステップS107)、減額計算をし、これをデ
ータ記憶回路49に記憶させるとともに、書込み制御回路
48に減額データを必要にデータとともに出力する(ステ
ップS109)。前記書込み制御回路48は、当該データが入
力されると、データ書込回路44およびパンチ機構制御回
路45にそのデータを与えるとともに、モータ駆動制御回
路43を介してステップモータ34を回転させて磁気カード
3をカード差込口4方向に送る動作をさせる(ステップ
S110)。そして、磁気カード3が所定の位置に達したと
きにパンチ穴を開ける条件のときにパンチ機構26を動作
させて精算状態表示エリア12にパンチ穴を開けるととも
に、磁気カード3が磁気ヘッド22bを通過するタイミン
グでデータの書き込みを実行する(ステップS111)。つ
いで、磁気カード3をさらにカード差込口4方向に送り
(ステップS112)、磁気カード3がカード検出センサ37
により検出されると停止して磁気カード3の受取を注意
する音響を音響報知器9のスピーカ36をもって発生させ
(ステップS113)、磁気カード3の受取待ちとなり(ス
テップS114)、受け取られると音響報知器9による音響
報知を停止して(ステップS115)、処理を終了する。
一方、演算処理回路50は、前記データ記憶回路49に蓄
えられた磁気データを基に、減額の可否を判断した結果
減算不可(磁気データなしも含む)の場合(ステップS1
04;NO)、精算処理回路50は、モータ駆動制御回路43を
介してステップモータ34を回転させて、光学読取装置23
を介して磁気カード3のエラーマークエリア13を読み取
る(ステップS116)。ここで、磁気カード3にエラーマ
ークエリア13にエラーマークが無い場合(ステップS11
7;NO)、磁気カード3の精算状態表示エリア12から残額
情報を読み取り(ステップS118)、残額があるときに
(ステップS119;YES)、その残額の利用を可能とする。
つまり、精算処理回路50は磁気カード3の精算状態表示
エリア12に記録された残額を表示器6に表示させるとと
もに、入力キーボード5に精算可能な表示釦を表示し
(ステップS120)、入力キーボード5からの金額入力待
ちとなる(ステップS121)。そして、キー入力された金
額が表示器6および入力キーボード5に表示された金額
を超えていると、それを表示器6に表示し(ステップS1
02)、キー入力待ちとなる(ステップS121)。前記入力
キーボード5からのキー入力値が磁気カード3の金額よ
り小さかったときには(ステップS122)、減額計算を
し、これを読み取り不可能であった旨の情報とともにデ
ータ記憶回路49に記憶させるとともに、エラー処理回路
47にエラー処理をする旨の指令を出力する(ステップS1
24)。
前記エラー処理回路47は、当該エラー処理指令が入力
されると、パンチ機構制御回路45にそのデータを与える
とともに、モータ駆動制御回路43を介してステップモー
タ34を回転させて磁気カード3をカード差込口4方向に
送る動作をさせる(ステップS125)。そして、磁気カー
ド3が所定の位置に達したときに、エラー処理としてパ
ンチ機構26を動作させてそのエラーマークエリア13にパ
ンチ穴EHを開ける(ステップS126)。このような処理
(ステップS126)が実行されることにより、磁気カード
3のエラーマークエリア13には、第2図に示すようにパ
ンチ穴EHが開けられる。表示器6に再度の使用はできな
い旨の表示をし(ステップS127)、磁気カード3を排出
処理を行う(ステップS112)。すなわち、前記磁気カー
ド3の磁気記録媒体2の磁気情報が精算装置1で読み取
れないときに(ステップS104)、エラー処理がされてい
ない(エラーマークエリア13にパンチ穴EHがない)磁気
カード3であることを条件に磁気カード3の使用を可能
とし、かつ該磁気カード3にエラー処理としてエラーマ
ークエリア13にパンチ穴EHを開けるようにしたものであ
る。
なお、磁気カード3のエラーマークエリア13を光学読
取装置23をもって読み込んだときに、エラーマークとし
てパンチ穴EHが開いていれば(ステップS117;YES)、エ
ラーカードである旨を表示器6に表示し(ステップS12
8)、磁気カード3をさらにカード差込口4方向に送り
(ステップS112)、ステップS112以後の処理に移る。
さらに、磁気カード3にエラーマークエリア13にエラ
ーマークが無い場合であって(ステップS117;NO)、磁
気カード3の精算状態表示エリア12を読み取り(ステッ
プS118)、全金額が利用されていたときには(ステップ
S119;NO)、金額が全て利用されてしまっているので精
算できる金額が無い旨を表示器6に表示し(ステップS1
29)、ステップS112以後の処理に移る。
本実施例は上述のように動作し、磁気カード3の磁気
記録媒体2から残額情報が読み取れず、かつ磁気カード
3のエラーマークエリア13にエラーマーク(パンチ穴E
H)がない場合に、精算状態表示エリア12に記録されて
いる残額の範囲で磁気カード3の使用を可能とし、かつ
エラー処理として磁気カード3のエラーマークエリア13
にパンチ穴EHを開けるようにしている。したがって、磁
気記録媒体2から残額情報を読み取れないときでも残額
があれば一回の利用が可能となり、かつそれ以降の使用
が禁止される。
なお、精算状態表示エリア12にパンチ穴で記録される
残額情報は、利用者にとって残額の目安に過ぎなかっ
た。しかし、本発明のカード精算方法では、何らかの事
情により磁気カード3に記録された磁気情報の読み取り
ができないときに、バックアップ情報として精算状態表
示エリア12に記録されている残額を読み取り、その範囲
で一回に限りカードの使用を可能にすることにより、利
用者に不便をかけることなく対処することができる。ま
た、磁気カード3が不良状態になっているので、以後の
使用を禁止する旨をエラーマークにより利用者に通知す
ることにより、適正な対処を利用者に促すことができ
る。
第8図は本発明の他の実施例を示す説明図であり、こ
の実施例はエラー処理として磁気カード3の周辺の一部
に切り欠き部60を設けるものである。このように磁気カ
ード3に切り欠き部60を設けるようにした精算装置1
は、パンチ機構26のほかに切り欠き機構(図示せず)を
設け、これをエラー処理回路47で駆動するようにすれば
よい。
このような実施例によっても上記一実施例と同様の作
用効果を奏するとともに、エラー処理をされた磁気カー
ド3を偽造することが困難になる。
第9図は本発明のさらに他の実施例を示す説明図であ
り、この実施例はエラー処理として磁気カード3の角部
61を切り取ってしまうものである。このように磁気カー
ド3の角部61を切り取るようにした精算装置1は、パン
チ機構26のほかに切り取り機構を設け、これをエラー処
理回路47で駆動するようにすればよい。
このような実施例によっても上記一実施例と同様の作
用効果を奏するとともに、エラー処理をされた磁気カー
ド3を偽造することがさらに困難になる。
第10図は本発明のさらに他の実施例を示す説明図であ
り、この実施例はエラー処理として磁気カード3の表面
等に消えないインク等で大きくエラーマーク62を印刷し
てしまうものである。このように磁気カード3にエラー
マーク62を印刷する精算装置1は、パンチ機構26のほか
にエラーマーク印字機構を設け、これをエラー処理回路
47で駆動するようにすればよい。
このような実施例によっても上記一実施例と同様の作
用効果を奏するとともに、エラー処理をされた磁気カー
ド3を偽造することがさらに困難になる。
また、上記実施例では、入力キーボード5からの精算
金額入力によって精算をするものであったが、例えば一
定額を利用の都度減額してゆくようなものにも適用する
ことができる。
〔発明の効果〕
以上述べたように本発明によれば、磁気カードを精算
装置に挿入して精算する際に、磁気カードの磁気記録媒
体に記録された残額情報が読み取れない場合に、エラー
処理がされていない磁気カードであれば、精算状態表示
エリアに記録されている残額の範囲で磁気カードの使用
を可能とし、さらに磁気カードにエラー処理を施す。こ
れにより、磁気カードの磁気記録媒体から残額情報を読
み取れなくても、一回の利用が可能となり、またそれ以
降の使用を禁止するので、利用者に与える不便を最小限
に抑えた適正な利用形態の確保が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示すフローチャート、第2図
は同実施例の説明図、第3図は同実施例を実現する精算
装置を示す斜視図、第4図および第5図は磁気カードを
示す図、第6図は同精算装置の内部構成図、第7図は制
御回路の内部構成例を示すブロック図、第8図乃至第10
図は本発明の他の実施例を示す説明図である。 1……精算装置、2……磁気記憶媒体、3……磁気カー
ド、4……カード差込口、5……入力キーボード、6…
…表示器、9……音響報知器、10……キャンセル釦、11
……呼び釦、12……精算状態表示エリア、13……エラー
マークエリア、22a、22b……磁気ヘッド、23……光学読
取装置、26……パンチ機構、35……制御回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06F 17/60 G06K 17/00 S

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁気記録媒体に記録された残額記録と、精
    算状態表示エリアにパンチ穴で記録された残額記録とを
    有する磁気カードから、前記磁気記録媒体に記録された
    残額記録を読み取り、その残額に基づいて精算を行うカ
    ードの精算方法において、 前記磁気記録媒体に記録された残額記録の読み取りがで
    きず、かつ前記磁気カードの所定の部分にエラー処理が
    されていないときに、前記精算状態表示エリアにパンチ
    穴で記録された残額記録を読み取り、その残額に基づい
    て精算を行うとともに、前記磁気カードの所定の部分に
    パンチ穴または切り欠きを用いたエラー処理を施すこと
    を特徴とするカード精算方法。
JP63142200A 1988-06-08 1988-06-08 カードの精算方法 Expired - Lifetime JPH083875B2 (ja)

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