JPH0837855A - 田植機の粉粒体供給装置 - Google Patents

田植機の粉粒体供給装置

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JPH0837855A
JPH0837855A JP17989794A JP17989794A JPH0837855A JP H0837855 A JPH0837855 A JP H0837855A JP 17989794 A JP17989794 A JP 17989794A JP 17989794 A JP17989794 A JP 17989794A JP H0837855 A JPH0837855 A JP H0837855A
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granular
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政一 田中
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 製造コストの低減を図るとともにメンテナン
スの面においても有利な構成でありながら、施肥と施薬
とを同時に円滑に行える田植機の粉粒体供給装置を提供
する。 【構成】 ホッパ16の下部に、該ホッパ16に貯留さ
れた粉粒体を繰り出し供給する繰り出しロール22を備
えたロールケース20を設けてある田植機の粉粒体供給
装置において、前記ホッパ16に第一仕切板16aを設
けて二つの貯留室16A,16Bを区画形成するととも
に、前記繰り出しロール22に前記貯留室16A,16
Bの夫々に貯留された粉粒体を夫々個別に繰り出す二種
類の繰り出し凹部22a,22bを形成し、かつ、前記
ロールケース20に第二仕切板20aを設けて前記繰り
出し凹部22a,22bの夫々から繰り出された粉粒体
を夫々単独で流下させる二系統の流下経路20A,20
Bを形成し、さらに、前記流下経路20A,20Bの下
部に、前記流下経路20A,20Bの夫々から流下した
粉粒体を合流させて圃場泥中に送り出す合流流下経路1
8を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ホッパの下部に、該ホ
ッパに貯留された粉粒体を繰り出し供給する繰り出しロ
ールを備えたロールケースを設けてある田植機の粉粒体
供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、田植機の粉粒体供給装置として
は、圃場に対して粒状の肥料を供給する施肥装置と圃場
に対して粉粒状の薬剤供給する施薬装置とがあり、それ
らを同時に備えるものとしては、例えば、特開平4‐3
35805号公報に開示されているように、施肥装置と
施薬装置とを別構成するとともに支持フレームなどを介
して連動連結することによって、苗植付装置による苗植
え付け作業と同時に施肥作業と施薬作業の双方を行える
ようにしたものがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来技術によると、施肥装置と施薬装置とが別構成であ
り、それによって、施肥装置と施薬装置との間での支持
構造を要するとともに、その支持構造が大掛かりになる
ことから製造コストが嵩む不都合が生じるようになって
いた。又、支持構造が大掛かりになることによって施肥
装置に対する施薬装置の着脱が煩わしいものとなり、施
肥装置及び施薬装置における例えば繰り出し凹部の清掃
などのメンテナンスを行う上で不利になる不都合が派生
するようになっていた。
【0004】本発明の目的は、製造コストの低減を図る
とともにメンテナンスの面においても有利な構成であり
ながら、施肥と施薬とを同時に円滑に行える田植機の粉
粒体供給装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本第1発明では、ホッパの下部に、該ホッパに貯留
された粉粒体を繰り出し供給する繰り出しロールを備え
たロールケースを設けてある田植機の粉粒体供給装置に
おいて、前記ホッパに第一仕切板を設けて二つの貯留室
を区画形成するとともに、前記繰り出しロールに前記貯
留室の夫々に貯留された粉粒体を夫々個別に繰り出す二
種類の繰り出し凹部を形成し、かつ、前記ロールケース
に第二仕切板を設けて前記繰り出し凹部の夫々から繰り
出された粉粒体を夫々単独で流下させる二系統の流下経
路を形成し、さらに、前記流下経路の下部に、前記流下
経路の夫々から流下した粉粒体を合流させて圃場泥中に
送り出す合流流下経路を設けた。
【0006】又、本第2発明では、上記第1発明におい
て、前記流下経路のうちの一方に、前記繰り出し凹部か
ら繰り出された粉粒体から細かい粉粒体を濾して回収す
る漏下網を設けた。
【0007】本第3発明では、上記第1及び第2発明に
おいて、前記流下経路のうちの一方に、該流下経路へ繰
り出された粉粒体を、他方の流下経路へ繰り出された粉
粒体と前記合流流下経路で合流させて圃場泥中に送り出
す埋没供給状態と、他方の流下経路へ繰り出された粉粒
体とは合流させずに圃場表面に向けて散布する散布供給
状態とに切り換える切換手段設けた。
【0008】
【作用】本第1発明によると、一つの粉粒体供給装置に
より二種類の粉粒体を供給できるように構成しているの
で、二種類の粉粒体のうちの一方を肥料とし他方薬剤と
することによって、施肥装置と施薬装置とを別構成した
場合のように、それらの構成や支持構造あるいは伝動構
造が大掛かりになって製造コストが嵩むといった不都合
や着脱が煩わしくなるといった不都合を解消することが
できるとともに、装置全体としての軽量化及び小型化を
図ることができる。又、装置全体としての軽量化及び小
型化によって、田植機全体における重量バランスに与え
る影響を小さくできる。その上、繰り出しロールに二種
類の繰り出し凹部を形成していることにより、ロールケ
ースに開閉自在な開口を設けるようにすれば、その開口
を開放するだけの作業で容易に夫々の繰り出し凹部を露
出させることができるので、夫々の繰り出し凹部の清掃
などのメンテナンスを行う上においても有利にすること
ができる。さらに、二系統の流下経路の下部に夫々の粉
粒体を合流して流下させる合流流下経路を設けているの
で、夫々の粉粒体を単独で流下させる夫々の流下経路を
設ける場合に比較して、装置全体の軽量化、及び、小型
化、並びに、製造コストの低減を図ることができる。
又、粉粒状の薬剤は流下経路に付着滞留し易いものであ
るが、合流流下経路で流下し易い粒状の肥料と合流して
流下させるようにしているので、薬剤を単独で流下させ
る専用の流下経路を設ける場合に比較して薬剤の流下を
促進させることができ、合流流下経路での薬剤の詰まり
によるメンテナンス作業を軽減できる。
【0009】本第2発明によると、漏下網を設けた流下
経路を肥料のものとすることによって、粒状の粉粒体で
ある肥料から流下経路に付着滞留し易い細かい粉粒体を
取り除くことができるので、肥料による流下経路の詰ま
りを防止することができる。又、肥料から細かい粉粒体
を取り除いておくことによって、合流流下経路で粉粒状
の薬剤を合流させた場合での流下し易い粒状の肥料に対
する付着滞留し易い細かい粉粒体(粉粒状の肥料と薬
剤)の比率を小さくすることができるので、合流流下経
路での薬剤の流下をより一層促進させることができる。
【0010】本第3発明によると、切換手段の操作によ
り薬剤供給状態を切り換えることによって、一方の粉粒
体が防虫剤や消毒剤などのように圃場泥中に埋め込む必
要のある薬剤である場合は、他方の粉粒体である肥料と
ともに合流流下経路を流下させて圃場泥中に埋没供給す
ることができ、又、一方の粉粒体が除草剤などのように
圃場泥表面に散布する必要のある薬剤である場合は、他
方の粉粒体である肥料とは合流させずに圃場表面に向け
て散布供給することができる。つまり、圃場の状況など
に応じて施される薬剤の種類に適合した薬剤供給状態を
現出させることができる。
【0011】
【発明の効果】従って、本第1発明によれば、装置全体
の軽量化及び小型化、並びに、製造コストの低減を図る
ことができるとともに、メンテナンスの面においても有
利な構成でありながら、施肥と施薬とを同時に円滑に行
える田植機の粉粒体供給装置を提供し得るに至った。
【0012】本第2発明によれば、メンテナンスの面で
より一層有利であるとともに、肥料及び薬剤をより一層
円滑に流下させて圃場泥中に送り出すことのできる田植
機の粉粒体供給装置を提供し得るに至った。
【0013】本第3発明によれば、装置全体の軽量化及
び小型化、並びに、製造コストの低減を図ることができ
るとともに、メンテナンスの面においても有利な構成で
ありながら、薬剤の種類に適合した薬剤供給状態を現出
させることができる田植機の粉粒体供給装置を提供し得
るに至った。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0015】図1には、乗用型田植機の走行機体後部に
連結した複数条植え用の苗植付装置1の側面が示されて
いる。この苗植付装置1は、図外の乗用型走行機体に昇
降リンク機構を介して連結されたフィードケース2、フ
ィードケース2から左右に向けて延設された支持フレー
ム3、支持フレーム3から後方に向けて三列に延設され
た植付伝動ケース4、植付伝動ケース4に対して一定ス
トロークで往復横移動する苗載台5、苗載台5の下端部
から一株ずつ苗を取り出して植え付ける植付機構6、及
び、圃場泥面を整地する整地フロート7、などによって
構成されている。植付機構6は、植付伝動ケース4の後
部に備えた回転軸4aに連結された回転ケース8、回転
ケース8の両端夫々に相対回転自在に支持された支持ケ
ース9、及び、支持ケース9に備えられた植付爪10、
などによって構成されており、夫々の植付伝動ケース4
に対して左右一対ずつ配備されている。
【0016】苗植付装置1の後部上方には、スライド機
構11を介して植付機構6の直上に位置する作業位置と
植付機構6の直上から前部上方に離間する非作業位置と
に亘ってスライド昇降移動自在に支持された粉粒体供給
装置12が装備されている。スライド機構11は、左右
夫々の植付伝動ケース4に立設された支持ブラケット1
3、支持ブラケット11から前部上方に向けて延設され
たスライドレール14、及び、粉粒体供給装置12を支
持するとともにスライドレール14にて案内される可動
フレーム15、などによって構成されている。図示は省
略するが、ロック具の係合操作によって、粉粒体供給装
置12を非作業位置あるいは作業位置に固定できるよう
になっている。粉粒体供給装置12の非作業位置におい
ては苗載台5の下端部を開放するようになっており、植
え付け作業終了時における苗載台5からの残り苗の取り
出しを容易に行えるようになっている。
【0017】図2及び図3にも示すように、粉粒体供給
装置12は、第一仕切板16aによって左右二つの貯留
室16A,16Bが区画形成された複数の粉粒体貯留用
のホッパ16、夫々のホッパ16の下部に連設されると
ともに夫々の貯留室16A,16Bから粉粒体を所定量
ずつ同時に繰り出す繰り出し機構17、繰り出し機構1
7にて繰り出された粉粒体を流下案内する流下ホース1
8、及び、圃場泥面に施肥溝を形成するとともに流下ホ
ース18にて案内された粉粒体を施肥溝に供給する作溝
器19、などによって構成されている。左右の貯留室1
6A,16Bのうちの左側の貯留室16Aは、右側の貯
留室16Bに比較して小さくなるように形成されてい
る。前記スライド機構11の可動フレーム15には繰り
出し機構17が支持連結されており、前記スライド機構
11の作動によって、粉粒体供給装置12のうちのホッ
パ16と繰り出し機構17の部分が一体的にスライド昇
降移動するようになっている。
【0018】繰り出し機構17は、ロールケース20に
左右のボス21を介して軸芯P周りで回転自在に支持さ
れた繰り出しロール22を備えることによって構成され
ている。繰り出しロール22は、前記軸芯Pを中心とす
る六角軸からなる駆動軸23にトルク伝達可能に外嵌し
た固定ロール22A、駆動軸23に相対回転可能に外嵌
した左右のスリーブ22B,22C、及び、左右のスリ
ーブ22B,22Cに夫々螺合した左右の可動ロール2
2D,22Eによって構成されており、固定ロール22
Aと左右の可動ロール22D,22Eとの夫々の間によ
って前記貯留室16A,16Bの夫々に貯留された粉粒
体を夫々個別に繰り出す二種類の繰り出し凹部22a,
22bが形成されている。夫々の繰り出し凹部22a,
22bは、左右夫々のスリーブ22B,22Cの回動操
作によりロール本体22Aに対する左右夫々の可動ロー
ル22D,22Eの軸芯P方向でのネジ送りによるスラ
イド調節を行うことによって、軸芯P方向での幅を変更
できるようになっており、これによって、夫々の粉粒体
の繰り出し量を調節できるようになっている。
【0019】ロールケース20には、繰り出しロール2
2を挟んだ状態でホッパ16の第一仕切板16aと上下
に並ぶ第二仕切板20aが設けられており、夫々の繰り
出し凹部22a,22bから繰り出された粉粒体を夫々
単独で流下させる左右二系統の流下経路20A,20B
が形成されている。ロールケース20における流下経路
20A,20Bの下部には、夫々の流下経路20A,2
0Bから流下した粉粒体を合流させた状態で取り出す取
出口20bが形成されており、この取出口20bには前
記流下ホース18が連通接続されている。つまり、流下
ホース18は、夫々の流下経路20A,20Bから流下
した粉粒体を合流させて圃場泥中となる施肥溝に送り出
す合流流下経路として機能するようになっている。尚、
取出口20bと流下ホース18との接続部は、前記スラ
イド機構11による粉粒体供給装置12のスライド上昇
移動に伴って取出口20bと流下ホース18との連通接
続状態が解除される構成となっている。
【0020】左右の流下経路20A,20Bのうちの右
側の流下経路20Bには、右側の繰り出し凹部20bか
ら繰り出された粉粒体から細かい粉粒体を濾して取り除
く漏下網24が傾斜姿勢で設けられている。漏下網24
の下方には、漏下網24より漏下してきた細かい粉粒体
を回収する容器25が着脱自在に備えられている。
【0021】繰り出し機構17の駆動について説明する
と、繰り出し機構17は、植付伝動ケース4の後部に備
えられた回転軸4aからの動力が、繰り出し機構17の
駆動軸23に伝達されることによって駆動するようにな
っている。駆動軸23は、前記スライド機構11の可動
フレーム15より延設されたブラケット26に枢支され
ている。駆動軸23の一端側には、大径ギア27が一体
回転自在に取り付けられている。ブラケット26には、
駆動軸23に対して並列に配設された回転支軸28が枢
支されており、回転支軸28の一端側には前記大径ギア
27と噛合する小径ギア29が一体回転自在に取り付け
られるとともに、両端部には操作アーム30が延設され
ている。回転支軸28の一端側の操作アーム30は、他
端側の操作アーム30に対して回転位相を約90度ずら
した状態で延設されている。一方、植付伝動ケース4の
回転軸4aに連結された植付機構6には、回転ケース8
両端の支持ケース9の支軸同士に渡る連結板31が備え
られている。そして、操作アーム30の揺動端部と連結
板31の連結部とが押引き部材32を介して枢支連結さ
れている。操作アーム30における回転軸芯と揺動端部
との距離、及び、連結板31における回転軸芯と連結部
との距離は同じ長さに設定されている。
【0022】つまり、上記の構成により、夫々の植付伝
動ケース4の回転軸4aからの動力(図1における反時
計周り方向の回転力)が、植付機構6、押引き部材3
2、操作アーム30、回転支軸28、小径ギア29、及
び、大径ギア27を介して駆動軸23に伝達されること
によって、繰り出し機構17の繰り出しロール22が図
3における時計周り方向に等速連続回転駆動されるよう
になっており、これによって、繰り出し機構17による
ホッパ16の夫々の貯留室16A,16Bからの粉粒体
の繰り出しを行えるようになっている。尚、詳述はしな
いが、押引き部材32は、操作アーム30と連結板31
とを連結して繰り出し機構17の駆動を可能とする状態
と、操作アーム30と連結板31との連結を解除して前
記スライド機構11による粉粒体供給装置12のスライ
ド昇降移動を可能とする状態とに切り換えられるように
なっている。
【0023】左右の流下経路20A,20Bのうちの左
側の流下経路20Aには、この流下経路20Aへ繰り出
された粉粒体を圃場表面に向けて排出して散布するため
の散布経路33が分岐連設されるとともに、左側の流下
経路20Aへ繰り出された粉粒体を、右側の流下経路2
0Bへ繰り出された粉粒体と前記合流流下経路として機
能する流下ホース18で合流させて圃場泥中に送り出す
埋没供給状態と、右側の流下経路20Bへ繰り出された
粉粒体とは合流させずに散布経路33を流下させて散布
経路33の排出口33aから圃場表面に向けて散布する
散布供給状態とに切り換える切り換える切換手段として
の切換弁34が設けられている。
【0024】以上、要するに、装置全体としての小型化
や製造コストの低減が図られた簡素な構成でありなが
ら、ホッパ16の左右二つの貯留室16A,16Bのう
ち、左側の貯留室16Aに粉粒状の薬剤を貯留するとと
もに、右側の貯留室16Bに粒状の肥料を貯留すること
によって、植え付け作業に伴う繰り出しロール22の駆
動により夫々の貯留室16A,16Bから薬剤と肥料と
を夫々の繰り出し凹部22a,22bにて同時に繰り出
して圃場に供給できるようになっている。又、切換弁3
4の切り換え操作により、左側の貯留室16Aに貯留さ
れた薬剤が防虫剤や消毒剤などの圃場埋め込み用のもの
である場合には、右側の繰り出し凹部22bにて繰り出
された肥料と合流流下経路である流下ホース18で合流
させて、流下ホース18の排出口18aから圃場泥中に
流下供給させることができ、又、薬剤が除草剤などの散
布用のものである場合には、肥料とは合流させずに散布
経路33を流下させて散布経路33の排出口33aから
圃場表面に散布供給させることができるようになってお
り、これによって、薬剤の種類に適合した薬剤供給を行
えるようになっている。その上、右側の繰り出し凹部2
2bにて繰り出された肥料は、漏下網24上に流下供給
されて流下経路に付着滞留し易い粉粒状の肥料(粒状の
肥料が崩れたもの)が取り除かれ、繰り出された肥料の
うちの流下し易い粒状の肥料のみが流下ホース18内を
流下するようになっており、これによって、粉粒状の肥
料による流下ホース18の詰まりを防止することができ
るとともに、流下経路に付着滞留し易い粉粒状の薬剤を
肥料と合流させて流下ホース18にて流下させる場合に
おいても、粉粒状の薬剤を粒状の肥料の流下作用によっ
て円滑に施肥溝へ流下供給できるようになっている。
【0025】〔別実施例〕 粉粒体供給装置12が装備される苗植付装置1とし
ては、その植え付け条数によって限定されるものではな
く、又、スライド機構11により昇降操作されないもの
であってもよい。 右側の流下経路20Bに設けられた漏下網24を左
側の流下経路20Aに設けるとともに、左側の流下経路
20Aに設けられた散布経路33と切換手段34とを右
側の流下経路20Bに設けるようにしてもよい。この場
合、ホッパ16の左右二つの貯留室16A,16Bのう
ち、左側の貯留室16Aに粒状の肥料を貯留するととも
に、右側の貯留室16Bに粉粒状の薬剤を貯留すればよ
い。
【0026】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】苗植付装置に装備された粉粒体供給装置の全体
側面図
【図2】繰り出し機構の構成を示す粉粒体供給装置の要
部縦断背面図
【図3】繰り出し機構の構成を示す粉粒体供給装置の要
部縦断側面図
【符号の説明】
16 ホッパ 16a 第一仕切板 16A 貯留室 16B 貯留室 18 合流流下経路 20 ロールケース 20a 第二仕切板 20A 流下経路 20B 流下経路 22 繰り出しロール 22a 繰り出し凹部 22b 繰り出し凹部 24 漏下網 34 切換手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホッパ(16)の下部に、該ホッパ(1
    6)に貯留された粉粒体を繰り出し供給する繰り出しロ
    ール(22)を備えたロールケース(20)を設けてあ
    る田植機の粉粒体供給装置であって、 前記ホッパ(16)に第一仕切板(16a)を設けて二
    つの貯留室(16A),(16B)を区画形成するとと
    もに、前記繰り出しロール(22)に前記貯留室(16
    A),(16B)の夫々に貯留された粉粒体を夫々個別
    に繰り出す二種類の繰り出し凹部(22a),(22
    b)を形成し、かつ、前記ロールケース(20)に第二
    仕切板(20a)を設けて前記繰り出し凹部(22
    a),(22b)の夫々から繰り出された粉粒体を夫々
    単独で流下させる二系統の流下経路(20A),(20
    B)を形成し、さらに、前記流下経路(20A),(2
    0B)の下部に、前記流下経路(20A),(20B)
    の夫々から流下した粉粒体を合流させて圃場泥中に送り
    出す合流流下経路(18)を設けてある田植機の粉粒体
    供給装置。
  2. 【請求項2】 前記流下経路(20A),(20B)の
    うちの一方に、前記繰り出し凹部(22a),(22
    b)から繰り出された粉粒体から細かい粉粒体を濾して
    回収する漏下網(24)を設けてある請求項1記載の田
    植機の粉粒体供給装置。
  3. 【請求項3】 前記流下経路(20A),(20B)の
    うちの一方に、該流下経路(20A),(20B)へ繰
    り出された粉粒体を、他方の流下経路(20A),(2
    0B)へ繰り出された粉粒体と前記合流流下経路(1
    8)で合流させて圃場泥中に送り出す埋没供給状態と、
    他方の流下経路(20A),(20B)へ繰り出された
    粉粒体とは合流させずに圃場表面に向けて散布する散布
    供給状態とに切り換える切換手段(34)設けてある請
    求項1及び2記載の田植機の粉粒体供給装置。
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