JPH08374A

JPH08374A - 吊戸棚

Info

Publication number: JPH08374A
Application number: JP6135301A
Authority: JP
Inventors: Hiroshi Manabe; 博真鍋
Original assignee: Matsushita Electric Works Ltd
Current assignee: Panasonic Electric Works Co Ltd
Priority date: 1994-06-17
Filing date: 1994-06-17
Publication date: 1996-01-09

Abstract

(57)【要約】【目的】使用者の手が届きやすく、使用者にとって使
い勝手が良い吊戸棚を提供することにある。【構成】箱状の吊戸棚本体（１）、および、この吊戸
棚本体（１）内に下面が開口した水切棚部（２１）を備
え、さらに、この水切棚部（２１）内に取り付けられた
水切棚板（２）を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、吊戸棚に関し、具体的
には、キッチンなどの壁に取り付けるのに有用な吊戸棚
に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、吊戸棚は、吊戸棚本体がキッチン
などの壁に取り付けられ、この吊戸棚本体の下面に水切
棚が備えられたものが知られていた。

【０００３】しかしながら、このような吊戸棚において
は、このような吊戸棚は、水切棚が吊戸棚本体の下面に
取り付けられるため上下のスペースが充分に必要とな
り、吊戸棚本体の高さが高くなるので、使用者の手が届
きにくくなるという欠点があった。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述の事実
に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、使
用者の手が届きやすく、使用者にとって使い勝手が良い
吊戸棚を提供することにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明の請求項１に係る
吊戸棚は、箱状の吊戸棚本体（１）、および、この吊戸
棚本体（１）内に下面が開口した水切棚部（２１）を備
え、さらに、この水切棚部（２１）内に取り付けられた
水切棚板（２）を備えたことを特徴とする。

【０００６】本発明の請求項２に係る吊戸棚は、上記水
切棚部（２１）の真下に設けられたシンク（９）、およ
び、このシンク（９）の両側に延設したカウンター
（８）を備えたことを特徴とする。

【０００７】本発明の請求項３に係る吊戸棚は、上記カ
ウンター（８）の延設する方向において上記シンク
（９）の両端の長さよりも上記水切棚部（２１）の長さ
を短くしてなることを特徴とする。

【０００８】本発明の請求項４に係る吊戸棚は、上記水
切棚板（２）が着脱自在であることを特徴とする。

【０００９】

【作用】本発明の請求項１に係る吊戸棚によると、箱状
の吊戸棚本体（１）、および、この吊戸棚本体（１）内
に下面が開口した水切棚部（２１）を備え、さらに、こ
の水切棚部（２１）内に取り付けられた水切棚板（２）
を備えたので、水切棚部（２１）が吊戸棚本体（１）内
に納まり、水切棚板（２）も吊戸棚本体（１）内で位置
も低く取り付けられ、吊戸棚本体（１）自身の高さを低
くすることができるため、使用者の手が届きやすくな
り、使用者にとって使い勝手を良くすることができる。

【００１０】本発明の請求項２に係る吊戸棚によると、
上記水切棚部（２１）の真下に設けられたシンク
（９）、および、このシンク（９）の両側に延設したカ
ウンター（８）を備えたので、水切棚部（２１）の水切
棚板（２）から落下する水滴がシンク（９）内で受け止
められるため、カウンター（８）を汚すことなく水滴の
処理ができる。

【００１１】本発明の請求項３に係る吊戸棚によると、
上記カウンター（８）の延設する方向において上記シン
ク（９）の両端の長さよりも上記水切棚部（２１）の長
さを短くしてなるので、水切棚部（２１）の水切棚板
（２）から落下する水滴がシンク（９）内で確実に受け
止められるため、カウンター（８）を一層確実に汚すこ
となく水滴の処理ができる。

【００１２】本発明の請求項４に係る吊戸棚によると、
上記水切棚板（２）が着脱自在であるので、水切棚板
（２）の取り替えができ、しかも、水切棚板（２）や水
切棚部（２１）内の掃除が簡単に行えるものである。

【００１３】

【実施例】以下、本発明を図面に基づいて詳細に説明す
る。

【００１４】図１は、本発明の一実施例に係る吊戸棚を
示した一部断面図である。図２は、本発明の吊戸棚に用
いられる一実施例に係る水切棚板の斜視図である。図３
は、本発明の吊戸棚に用いられる他の一実施例に係る水
切棚板の斜視図である。図４は、本発明の他の一実施例
に係る吊戸棚を示した斜視図である。図５は、本発明の
吊戸棚に用いられる一実施例に係る地板の斜視図であ
る。図６は、本発明の一実施例に係る吊戸棚を用いてキ
ッチンの施工後の状態を示した斜視図である。

【００１５】本発明の吊戸棚は、図１に示すごとく、箱
状の吊戸棚本体（１）、および、この吊戸棚本体（１）
内に下面が開口した水切棚部（２１）を備え、さらに、
この水切棚部（２１）内に取り付けられた水切棚板
（２）を備えている。この吊戸棚本体（１）の形状は、
角形形状であるが、その他の形状であってもかまわな
い。吊戸棚本体（１）の大きさ、奥行きなどは、全く自
由に選択できるものである。上記吊戸棚本体（１）の材
質は、木製のものが主として用いられているが、金属製
のものや鉱石製のものであってもよく、特に問わない。

【００１６】上記水切棚部（２１）の大きさ、位置も、
上記吊戸棚本体（１）の大きさに応じて自由に決定でき
るものである。水切棚板（２）の大きさは、上記水切棚
（２１）に応じて決められるものである。水切棚板
（２）の形状は、図１に示すごとく、板状のものであっ
てもよいし、図４に示すごとく、上方の半分が開口した
筒状のものであってもよく、必要に応じて皿立て桟（１
６）などがつけられている。水切棚部（２１）、およ
び、水切棚板（２）の材質は、吊戸棚本体（１）と同様
に、木製のものが主として用いられているが、金属製の
ものや鉱石製のものであってもよく、特に問わない。

【００１７】また、図１に示すごとく、上記水切棚板
（２）が枠体（２０）に複数の中桟（１７）を備えてな
っていると、複数の中桟（１７）間から水滴が簡単に流
し落とすことができる点で好ましい。同様に、図２に示
すごとく、上記水切棚板（２）が網板（４）であると、
網板（４）の網目から水滴が簡単に流し落とすことがで
きる点で好ましい。さらに、図３に示すごとく、上記水
切棚板（２）が複数の通水孔（５）を備えていると、複
数の通水孔（５）から水滴が簡単に流し落とすことがで
きる点で好ましいものである。この複数の通水孔（５）
付きの水切棚板（２）としては、いわゆる、パンチング
メタルなどが用いられるが、それに限定されない。図示
のごとく、吊戸棚本体（１）の第１の引っかけ桟（１
８）、または、第２の引っかけ桟（１９）に載置できる
ものであればどのようなものであってもよい。

【００１８】なお、上記水切棚部（２１）は、単に吊戸
棚本体（１）の一部である吊戸棚としても使用でき、そ
の際には、図５に示すごとく、水切棚板（２）の代わり
に通常の箱型棚（１１）、または、単なる棚板などを用
いればよい。

【００１９】図６に示すごとく、例えば、上記吊戸棚本
体（１）、および、水切棚部（２１）は、それぞれ必要
に応じて扉（６）で仕切られている。また、この吊戸棚
本体（１）、および、水切棚部（２１）の横にレンジ
（１３）、レンジフード（１２）、食器洗い機（１４）
などが必要に応じて配置されるものである。また、吊戸
棚本体（１）、および、水切棚部（２１）の下の空いた
スペースには、調味料置きなどの小戸棚（１５）を配置
することもできるものである。

【００２０】本発明の吊戸棚は、上記構成をとることに
よって、水切棚部（２１）が吊戸棚本体（１）内に納ま
り、水切棚板（２）も吊戸棚本体（１）内で位置も低く
取り付けられ、吊戸棚本体（１）自身の高さを低くする
ことができるため、使用者の手が届きやすくなり、使用
者にとって使い勝手を良くすることができるものであ
る。

【００２１】図１に示すごとく、本発明の吊戸棚は、さ
らに、上記水切棚部（２１）の真下に設けられたシンク
（９）、および、このシンク（９）の両側に延設したカ
ウンター（８）を備えている。上記シンク（９）の上位
にカラン（７）などが取り付けられ、水が流せるもので
ある。上記シンク（９）、および、カウンター（８）の
高さは、必要に応じて設定されるものである。また、シ
ンク（９）、および、カウンター（８）の材質は、ステ
ンレスなどの金属製のものが用いられているが、鉱石製
のものや木製のものであってもよく、特に問わない。

【００２２】本発明の吊戸棚は、上記構成をとることに
よって、シンク（９）が水切棚部（２１）の真下に設け
られたことで水切棚部（２１）から落下する水滴がシン
ク（９）内で受け止められるため、カウンター（８）を
汚すことなく水滴の処理ができるものである。

【００２３】また、上記カウンター（８）の延設する方
向において上記シンク（９）の両端の長さよりも上記水
切棚部（２１）の長さを短くしてなっていると、シンク
（９）が水切棚部（２１）の真下に設けられたこととカ
ウンター（８）の延設する方向においてシンク（９）の
両端の長さよりも水切棚部（２１）の長さが短いことで
水切棚部（２１）から落下する水滴がシンク（９）内で
確実に受け止められるため、カウンター（８）を一層確
実に汚すことなく水滴の処理ができる点で好ましいもの
である。

【００２４】図１および図４に示すごとく、上記水切棚
板（２）が着脱自在であると、図２および図３に示すよ
うな水切棚板（２）への取り替えや図５に示すような通
常の箱型棚（１１）への取り替えなどができ、しかも、
水切棚板（２）や水切棚部（２１）内の掃除が簡単に行
える点で好ましいものである。

【００２５】本発明の吊戸棚によると、箱状の吊戸棚本
体（１）、および、この吊戸棚本体（１）内に下面が開
口した水切棚部（２１）を備え、さらに、この水切棚部
（２１）内に取り付けられた水切棚板（２）を備えたの
で、水切棚部（２１）が吊戸棚本体（１）内に納まり、
水切棚板（２）も吊戸棚本体（１）内で位置も低く取り
付けられ、吊戸棚本体（１）自身の高さを低くすること
ができるため、使用者の手が届きやすくなり、使用者に
とって使い勝手を良くすることができる。

【００２６】

【発明の効果】本発明の請求項１に係る吊戸棚による
と、箱状の吊戸棚本体（１）、および、この吊戸棚本体
（１）内に下面が開口した水切棚部（２１）を備え、さ
らに、この水切棚部（２１）内に取り付けられた水切棚
板（２）を備えたので、水切棚部（２１）が吊戸棚本体
（１）内に納まり、水切棚板（２）も吊戸棚本体（１）
内で位置も低く取り付けられ、吊戸棚本体（１）自身の
高さを低くすることができるため、使用者の手が届きや
すくなり、使用者にとって使い勝手を良くすることがで
きる。

【００２７】本発明の請求項２に係る吊戸棚によると、
上記水切棚部（２１）の真下に設けられたシンク
（９）、および、このシンク（９）の両側に延設したカ
ウンター（８）を備えたので、水切棚部（２１）の水切
棚板（２）から落下する水滴がシンク（９）内で受け止
められるため、カウンター（８）を汚すことなく水滴の
処理ができる。

【００２８】本発明の請求項３に係る吊戸棚によると、
上記カウンター（８）の延設する方向において上記シン
ク（９）の両端の長さよりも上記水切棚部（２１）の長
さを短くしてなるので、水切棚部（２１）の水切棚板
（２）から落下する水滴がシンク（９）内で確実に受け
止められるため、カウンター（８）を一層確実に汚すこ
となく水滴の処理ができる。

【００２９】本発明の請求項４に係る吊戸棚によると、
上記水切棚板（２）が着脱自在であるので、水切棚板
（２）の取り替えができ、しかも、水切棚板（２）や水
切棚部（２１）内の掃除が簡単に行えるものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例に係る吊戸棚を示した一部断
面図である。

【図２】本発明の吊戸棚に用いられる一実施例に係る水
切棚板の斜視図である。

【図３】本発明の吊戸棚に用いられる他の一実施例に係
る水切棚板の斜視図である。

【図４】本発明の他の一実施例に係る吊戸棚を示した斜
視図である。

【図５】本発明の吊戸棚に用いられる一実施例に係る地
板の斜視図である。

【図６】本発明の一実施例に係る吊戸棚を用いてキッチ
ンの施工後の状態を示した斜視図である。

【符号の説明】

１吊戸棚本体２水切棚板４網板５通水孔８カウンター９シンク１７中桟２０枠体２１水切棚部

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】箱状の吊戸棚本体（１）、および、この
吊戸棚本体（１）内に下面が開口した水切棚部（２１）
を備え、さらに、この水切棚部（２１）内に取り付けら
れた水切棚板（２）を備えたことを特徴とする吊戸棚。
【請求項２】上記水切棚部（２１）の真下に設けられ
たシンク（９）、および、このシンク（９）の両側に延
設したカウンター（８）を備えたことを特徴とする請求
項１記載の吊戸棚。
【請求項３】上記カウンター（８）の延設する方向に
おいて上記シンク（９）の両端の長さよりも上記水切棚
部（２１）の長さを短くしてなることを特徴とする請求
項１または請求項２記載の吊戸棚。
【請求項４】上記水切棚板（２）が着脱自在であるこ
とを特徴とする請求項１ないし請求項３何れか記載の吊
戸棚。