JPH0836707A - 磁気ヘッド - Google Patents

磁気ヘッド

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JPH0836707A
JPH0836707A JP18901994A JP18901994A JPH0836707A JP H0836707 A JPH0836707 A JP H0836707A JP 18901994 A JP18901994 A JP 18901994A JP 18901994 A JP18901994 A JP 18901994A JP H0836707 A JPH0836707 A JP H0836707A
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JP
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magnetic
slider
magnetic head
tape
gap
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JP18901994A
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English (en)
Inventor
Eikichi Ariga
英吉 有賀
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Nidec Sankyo Corp
Original Assignee
Nidec Sankyo Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 バックコア片を、磁気ギャップを構成する一
対の磁気コア片の裏面に接合させる構造を採りながら、
接合面積も広くとれる磁気ヘッドを得ること。 【構成】 この磁気ヘッドは、突き合わせ面で媒体摺動
用の磁気ギャップ1aを構成する一対の磁気コア片2
c,2dと、この磁気コア片2c,2dに巻回されるコ
イル2fと、一対の磁気コア片2c,2dのそれぞれに
接合して磁気閉塞路を形成するバックコア片2eとを有
している。そして、磁気ギャップ1aを形成する突き合
わせ面と反対の裏面2kで、一対の磁気コア片2c,2
dとバックコア片2eとの接合を行なっている。また、
裏面2k近傍を幅広に形成し、接合面積を、磁気コア片
2c,2dの段差部2j以外の断面積より広くしてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気ヘッドに関する。
更に詳述すると、本発明は、磁気ギャップを構成する一
対の磁気コア片と、この磁気コア片のそれぞれに接合し
て磁気閉塞路を形成するバックコア片との接合構造の改
良に関する。
【0002】
【従来の技術】フロッピーディスク装置等に使われる比
較的コイル巻数の多い磁気ヘッドでは、磁気ギャップを
構成する一対の磁気コア片に接合して磁気閉塞路を形成
するバックコア片を持つ構造が多く採用されている。こ
の接合構造としては、図11に示されるように、コイル
92f,92fが巻回された一対の磁気コア片92c,
92dを突き合わせて磁気ギャップ92aを構成させ、
そのコア片92c,92dの側面にバックコア片92e
を接合させる構造が多い。また、従来には、図12に示
されるように、磁気コア片92c,92dの突き合わせ
面の反対の後ろ面9212,9212にバックコア片9
2eを接合させる構造が採られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図11
の構造の場合、接合面積が多く取れるが接合の際にバネ
等の別部材が必要となることや作業性が悪い等の問題が
ある。
【0004】また、図12の構造場合には極めて薄い磁
気コア片の狭い横断面積と同じ接合面積しか得られない
という問題がある。接合面積が狭いと、作業性が悪くな
るし、接合部の磁気抵抗が上昇し、電磁変換特性が悪く
なる。また、仮に、接合面間に塵があると、そこから磁
束が漏れ、電磁変換特性が悪くなるが、接合面積が狭い
と、その影響が大きくなり、磁気ヘッドの特性が悪くな
る。
【0005】本発明は、バックコア片の接合作業が容易
でかつ接合面積も広くとれる磁気ヘッドを得ることを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、本発明は、一対の磁気コア片を突き合わせて磁気ギ
ャップを構成し、この磁気コア片にコイルを巻回すると
共に一対の磁気コア片の磁気ギャップを構成する面とは
反対側の端部を接合して磁気閉塞路を形成するバックコ
ア片とを有する磁気ヘッドにおいて、磁気コア片のバッ
クコア片との接合箇所に磁気ギャップと直交する方向に
突出する段差部を設け、該段差部のテープ摺動面に対し
背面側となる面にバックコア片を接合するようにしてい
る。
【0007】
【作用】したがって、一対の磁気コア片に対するバック
コア片の接合方向を、磁気コア片の磁気ギャップが構成
される端面とは反対側の端面同士を連結する方向にした
まま接合面積を広くできるる。このため、仮に、接合面
間に塵があっても、塵がない部分でしっかり接合するこ
とができその影響が少ない。
【0008】
【実施例】以下、本発明の構成を図面に示す実施例に基
づいて詳細に説明する。
【0009】図1から図3に本発明の磁気ヘッド及びそ
の磁気ヘッドが組み込まれた磁気ヘッド体を示す。この
磁気ヘッド体は、図2及び図3に示されるように、各二
つずつの磁気ギャップを持つ三つの磁気ヘッド組1,
2,3から構成されている記録再生ヘッド体である。第
一の磁気ヘッド組1の主要構成は、テープスライダー4
1と、その穴部41a,41bに一個ずつ配置される二
つの記録用の磁気ギャップ1a,1bとからなる。第二
の磁気ヘッド組2の主要構成は、テープスライダー42
と、その穴部42a,42bに一個ずつ配置される二つ
の再生用の磁気ギャップ2a,2bとからなる。第三の
磁気ヘッド組3の主要構成は、テープスライダー43
と、その穴部43a,43bに一個ずつ配置される二つ
の記録用の磁気ギャップ3a,3bとからなる。
【0010】テープスライダー41,42の両者の間に
は、スペース部材51が、また、テープスライダー4
2,43の両者の間には、スペース部材52がそれぞれ
配置されている。また、テープスライダー41とケース
7との間には、磁気テープを安定的に走行させるための
部材であるアウトリガー61が、テープスライダー43
とケース7との間には、アウトリガー62がそれぞれ配
置されている。そして三つのテープスライダー41,4
2,43等がケース7に嵌合された状態で、ヘッドプレ
ート8に固定される。このように構成された磁気ヘッド
体は、図示しない磁気記録再生装置に組み込まれ、位置
決めピン9とヘッドプレート8に開けられた取り付け孔
81,81とにより、位置決め固定される。なお、ヘッ
ドプレート8の下面に見える十字小ネジ10,10は、
磁気ヘッド体を組み立てる際、カメラでその映像が取り
込まれ、位置決め調整の基準として使われるものであ
る。
【0011】この磁気ヘッド体に組み込まれる磁気ヘッ
ドチップは、例えば磁気ギャップ2aを構成するチップ
を例に挙げると、図1に示されるように、一対の磁気コ
ア片2c,2dの突き合わせ面のどちらか一方にセンダ
スト等の金属磁性膜2h,2hが被着されており、その
突き合わせ面でテープ等の媒体が摺動する磁気ギャップ
2aが構成されている。各磁気コア片2c,2dは、テ
ープスライダー41,42,43と同材質の酸化物磁性
材料からなり、それぞれにコイル2f,2fが巻回され
ている。また、磁気コア片2c,2dには、磁気閉塞路
を構成するように、フェライト等の酸化物磁性材料から
なるバックコア片2eが接合されている。この接合は、
一対の磁気コア片2c,2dの磁気ギャップ2aが形成
される端部とは反対側の端部に設けられた段差部2j,
2jの裏面(テープ摺動面を前面としたときに背面側と
なる面)2k,2kに、その段差部2j,2jと同じ幅
のバックコア片2eを接合することにより行っている。
そして、磁気コア片2c,2dとバックコア片2eとコ
イル2f,2fで磁気ヘッド21,22を構成し、各磁
気ヘッド21,22は、ガラス等の非磁性材12を介し
て、テープスライダー41,42,43に溶着支持され
ている。
【0012】図4から図6に、三つの磁気ヘッド組1,
2,3のうち、第二の磁気ヘッド組2の詳細構成を示
す。なお、他の磁気ヘッド組1,3は第二の磁気ヘッド
組2と同様な構成となっているので、説明は省略する。
【0013】第二の磁気ヘッド組2のテープスライダー
42は、フェライト等の酸化物磁性材料からなる棒状の
スライダー第一部材42wと、同じくフェライト等の酸
化物磁性材料からなる棒状のスライダー第二部材42y
とから構成されている。この両部材42w,42yは、
共に600〜800℃の高温大気中でアニール処理さ
れ、磁気特性が劣化させられている。スライダー第二部
材42yには、穴部42a,42bを形成するための切
欠き42e,42fと、テープと摺動する凸状のスライ
ダー凸部42dとが設けられている。
【0014】そして、この穴部42a,42bに入れら
れている前述の各磁気ヘッド21,22は、ガラス等の
非磁性材12を介して、スライダー第一部材42wやス
ライダー第二部材42yに溶着支持されている。この溶
着支持は、図7に示されるように、テープスライダー4
2の穴部42a,42bに入れられた二つの磁気ヘッド
21,22を治具11でその状態に保持し、溶融した非
磁性材12により、ボンディングすることによりなされ
る。即ち、溶融した非磁性材12をテープスライダー4
2と磁気ヘッド21,22の間の隙間に入れ、冷却固化
することにより両者が溶着される。なお、この溶着に先
立ち、スライダー第二部材42yの磁気ヘッド21,2
2に対向する部分とその部分に連続したテープ摺動側
に、非磁性材12と親和性の悪い材料で膜13を形成す
る。非磁性材12がガラスであるときは、膜13の材料
としては、SiO2 ,Al23,Ta25 等の材料が
選ばれる。この膜13を形成せずに溶融した非磁性材1
2を穴部42a,42bに入れようとすると、ボンディ
ング温度や非磁性材12の量の管理が極めて難しい。即
ち、ボンディング温度が低かったり、非磁性材12の量
が少なかったりすると、非磁性材12の部分に抜けが生
じ易い。これを避けるために、ボンディング温度を高く
したり、非磁性材12の量を多くすると、非磁性材12
がテープスライダー42側に流れ、スライダー凸部42
dを覆うことになる。そして、その流れ量は、毎回、異
なるため、テープ摺動面の形状が安定しないことにな
る。この結果、磁気ヘッドとテープ間の接触状態が安定
しない磁気ヘッド体となり、製品の歩留まりが悪くな
る。これに対し、本実施例では、非磁性材12と親和性
の悪い材料で膜13を形成した後に、溶融した非磁性材
12をテープスライダー42と磁気ヘッド21,22の
間の隙間に入れているので、ボンディング温度を高くし
たり、非磁性材12の量を多くしても、非磁性材12が
テープスライダー42側に流れることはなく、このよう
な問題は生じない。
【0015】テープスライダー42に非磁性材12を介
して溶着支持された二つの磁気ヘッド21,22の回り
には、それらを囲むように、シールドケース2hが設け
られており、そして、このシールドケース2h内の空間
に樹脂材を注入し、二つの磁気ヘッド21,22を封止
している。なお、外部と磁気ヘッド21,22のコイル
2f,2f等とを電気的に接続するための複数の端子を
有する端子部212が磁気ギヤップ2a,2bとは反対
側に突き出ている。
【0016】次に、このように構成された第二の磁気ヘ
ッド組2の磁気ギャップ2aの周辺構造について、図8
に基づき説明する。スライダー第一部材42wとスライ
ダー第二部材42yの切り欠き42eとで形成された穴
部42aには、一対の磁気コア片2c,2dが入れら
れ、その隙間には非磁性材12が充填されている。
【0017】スライダー第二部材42yのスライダー凸
部42dの高さHは、磁気コア片2c,2dのコア凸部
2c1,2d1と同じ高さ面となるように設定されている。
また、スライダー凸部42dと磁気コア片2c,2dの
コア凸部2c1,2d1の間に充填されている非磁性材12
の高さも、両凸部と同じ高さHになるように形成されて
いる。一方、スライダー凸部42dの幅W2は、コア凸
部2c1,2d1の各長さを足した幅W1より狭くなってい
る。
【0018】そして、非磁性材12の両凸部と同じ高さ
に設定されている非磁性凸部12a,12bは、台形状
に形成されている。即ち、スライダー凸部42dの近傍
は、幅W2とされ、コア凸部2c1,2d1に近づくに従い
幅広とされ、コア凸部2c1,2d1に接する部分は、幅W
1となり最も広くなっている。
【0019】このようにして、スライダー凸部42dと
コア凸部2c1,2d1と非磁性凸部12a,12bが、テ
ープ摺動面を構成する形となっている。なお、非磁性材
12の摩耗率は、スライダー凸部42dやコア凸部2c
1,2d1と略等しくなるように設定されている。また、
スライダー第二部材42yの切欠き42eの周辺には、
成膜された膜13の一部が現れている。
【0020】以上のように構成された磁気ヘッドの摩耗
状況について説明する。
【0021】磁気記録再生装置に組み込まれた磁気ヘッ
ドのテープ摺動面の当初(t=0)の高さは、図9に示
されるように、どの場所でもHとなっている。しかし、
磁気記録再生装置が作動し、図示しないテープがテープ
摺動面上を矢示C方向に摺動すると、摩耗が生じ始め
る。その際、テープ摺動面を構成するコア凸部2c1,2
d1における、テープの単位面積当たりの圧力は、他のテ
ープ摺動面であるスライダー凸部42dより小さくな
る。これは、コア凸部2c1,2d1の各長さを足した幅W
1が、スライダー凸部42dの幅W2より大きいためで
ある。このため、スライダー凸部42dは、摩耗が激し
く、コア凸部2c1,2d1は、摩耗が少ない状況となり、
図9に示されるように、次第にコア凸部2c1,2d1が出
っ張る形となる(t=ta)。なお、非磁性凸部12
a,12bは、スライダー凸部42dとコア凸部2c1,
2d1をつなぐ形で摩耗される。なお、この非磁性凸部1
2a,12bを両凸部42d,2c1,2d1より摩耗率が
大きい材料にしたとしても、若干窪みの程度が大きくな
るが、つなぐ形での摩耗は同様になされる。これは、非
磁性凸部12a,12bの幅がある程度広く形成されて
いるからである。このようにして、次第にコア凸部2c
1,2d1が出っ張る。この出っ張りは、ある一定以上に
なると、テープとの摩擦が他の部分より大きくなり、削
られる。この結果、一定の高さを持った出っ張りがギャ
ップ1a,1b,2a,2b,3a,3b及びその近傍
に生じる。図9に、一定時間経過後(t=tx)のテー
プ摺動面の高さの状況を示す。このようにして、テープ
と磁気ギャップ1a,1b,2a,2b,3a,3bと
のスペーシングロスが小さい磁気記録再生装置が構築さ
れる。
【0022】なお、本実施例では、同材質からなる磁気
コア片2c,2dとテープスライダー42とが非磁性材
12を介してテープスライダー42に固定されているの
で、磁気的結合は弱く、磁気ヘッドのインダクタンスは
上昇しない。加えて、テープスライダー42の各部材4
2w,42yを焼なまし(アニーリング)して磁気特性
を劣化させているので、更に、磁気ヘッドのインダクタ
ンスは上昇しない。また、膜13に二酸化珪素等の非磁
性材を使用すると、非磁性層が二層になり、磁気コア片
2c,2dとテープスライダー42との磁気的結合は更
に弱くなる。
【0023】なお、本実施例の焼なまし処理は、スライ
ダー第一部材42wとスライダー第二部材42yの両者
に実施されているが、一方だけの処理や、穴部41a,
…,42b周辺のみの処理でも一定の効果は得られる。
穴部41a,…,42bの周辺のみの磁気特性を劣化さ
せる方法としては、テープスライダー42内に拡散しや
すいもので磁気特性を劣化させる材料、例えば、ガラス
やクロム等を穴部41a,…,42bに成膜し、焼なま
しする方法がある。よって、膜13に二酸化珪素等の磁
気特性を劣化させる材料を使用しアニール処理すると、
磁気特性の劣化と非磁性材12の流れ防止の二つの効果
が同時に生じる。
【0024】なお、磁気特性が劣化する材料を成膜せ
ず、しかも焼なまし処理さえ行わない場合でも、非磁性
材の介在により磁気ヘッドのインダクタンスの上昇を抑
える効果は発生している。また、テープスライダー42
の磁気特性を劣化させる方法としては、焼なまし処理の
他、圧力を加え内部応力を増加させる等の方法がある。
【0025】なお、上述の実施例は、本発明の好適な実
施例の一例ではあるが、これに限定されるものではな
く、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実
施可能である。例えば、コイル2fは、磁気コア片2
c,2dの両者に巻くのではなく、いずれか一方にのみ
巻く構成でも良い。また、磁気コア片2eの幅を段差部
2j,2jと同じ幅としているが、磁気コア片2c,2
dの幅より広ければ本発明の効果は生じるので、若干大
きめにしたり、小さめにしても良い。また、図10に実
線で示されているように、段差部2j,2jを外側に広
げる形としても良いし、仮想線で示すように前後左右へ
突出させる形状としても良い。
【0026】上述の実施例は、テープ側が動く磁気記録
再生装置の例であるが、本発明の磁気ヘッドは、磁気ヘ
ッドが駆動するシステムにも利用できる。また、通常の
磁気テープの他、フロッピーディスクやクレジットカー
ド等の磁気媒体が利用できる。また、膜13の形成は、
スライダー第二部材42yの磁気ヘッド21,22に対
向する部分若しくはその部分に連続したテープ摺動側の
いずれか一方のみでも良い。更には、テープの摺動上、
最も問題となるスライダー凸部42d周辺のみの成膜で
も良い。
【0027】また、テープスライダー42は、スライダ
ー第一部材42wとスライダー第二部材42yの二部材
とされているが、スライダー凸部42dを更に別部材と
しても良い。その際、スライダー凸部42dと磁気コア
片2c,2dのみを同材質とし、テープスライダー42
の他の部材は、真鍮や鉄等のコストの安い材料を使うよ
うにしても良い。
【0028】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
では、一対の磁気コア片を突き合わせて磁気ギャップを
構成し、この磁気コア片にコイルを巻回すると共に一対
の磁気コア片の磁気ギャップを構成する面とは反対側の
端部を接合して磁気閉塞路を形成するバックコア片とを
有する磁気ヘッドにおいて、磁気コア片のバックコア片
との接合箇所に磁気ギャップと直交する方向に突出する
段差部を設け、該段差部のテープ摺動面に対し背面側と
なる面にバックコア片を接合しているので、磁気ギャッ
プが構成される端面とは反対側の端面同士を連結する方
向にバックコア片を接合した上に接合面積を広くとるこ
とができ、バックコア片の接合作業性が向上する。ま
た、接合部の磁気抵抗も上昇しないので、良好な電磁変
換特性を持つ磁気ヘッドが得られる。また、仮に、接合
面間に塵があってもその影響は少なく、磁気ヘッドの特
性が悪くなることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の磁気ヘッドの全体斜視図である。
【図2】本発明の磁気ヘッドが組み込まれた磁気ヘッド
体の全体正面構成図である。
【図3】本発明の磁気ヘッドが組み込まれた磁気ヘッド
体を下方から見た全体構成図である。
【図4】本発明の磁気ヘッド体を構成する三つの磁気ヘ
ッド組1,2,3のうち、第二の磁気ヘッド組2の正面
図である。
【図5】図4の矢示V から見た第二の磁気ヘッド組2の
側面図である。
【図6】図4の矢示VIから見た第二の磁気ヘッド組2の
側面図である。
【図7】テープスライダーと磁気ヘッドの溶着方法の説
明図である。
【図8】本発明の磁気ヘッド体の磁気ギャップ周辺の詳
細構成図である。
【図9】本発明の磁気ヘッドが組み込まれた磁気ヘッド
体のテープ摺動面の摩耗状況を示すグラフである。
【図10】本発明の磁気ヘッドの他の実施例の部分斜視
図である。
【図11】従来の磁気ヘッドの全体斜視図である。
【図12】従来の磁気ヘッドの他の実施例の全体斜視図
である。
【符号の説明】
1a,1b,2a,2b,3a,3b 磁気ギャップ 2c,2d 磁気コア片 2e バックコア片 2f コイル 2j 段差部 2k 裏面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の磁気コア片を突き合わせて磁気ギ
    ャップを構成し、この磁気コア片にコイルを巻回すると
    共に前記一対の磁気コア片の磁気ギャップを構成する面
    とは反対側の端部を接合して磁気閉塞路を形成するバッ
    クコア片とを有する磁気ヘッドにおいて、前記磁気コア
    片の前記バックコア片との接合箇所に前記磁気ギャップ
    と直交する方向に突出する段差部を設け、該段差部のテ
    ープ摺動面に対し背面側となる面に前記バックコア片を
    接合したことを特徴とする磁気ヘッド。
JP18901994A 1994-07-20 1994-07-20 磁気ヘッド Pending JPH0836707A (ja)

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