JPH0896316A - 磁気ヘッドおよびその製造方法 - Google Patents
磁気ヘッドおよびその製造方法Info
- Publication number
- JPH0896316A JPH0896316A JP23163294A JP23163294A JPH0896316A JP H0896316 A JPH0896316 A JP H0896316A JP 23163294 A JP23163294 A JP 23163294A JP 23163294 A JP23163294 A JP 23163294A JP H0896316 A JPH0896316 A JP H0896316A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic head
- base material
- winding
- head chip
- groove
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Magnetic Heads (AREA)
- Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 巻線のバランス巻を可能にして誘導ノイズの
影響を軽減するとともに記録媒体の接触が安定化する面
構造を持つ磁気ヘッドを提供すること。 【構成】 非磁性基板11上に非磁性膜と金属磁性膜1
2とを積層して形成される巻線窓44を有する磁気ヘッ
ドチップ42と巻線溝41を有するセラミック基材とで
構成されるスライダ40を一体構造とし、このスライダ
40のスライド部43と他の巻線溝51を有するセラミ
ック基材50のスライド部52を、記録媒体との接触平
面内に形成し、前記巻線溝51と前記巻線溝41と前記
巻線窓43で形成される巻線部62と前記巻線窓44と
前記巻線溝41で形成される巻線部61にバランス巻で
巻線71を施すことを特徴とする。
影響を軽減するとともに記録媒体の接触が安定化する面
構造を持つ磁気ヘッドを提供すること。 【構成】 非磁性基板11上に非磁性膜と金属磁性膜1
2とを積層して形成される巻線窓44を有する磁気ヘッ
ドチップ42と巻線溝41を有するセラミック基材とで
構成されるスライダ40を一体構造とし、このスライダ
40のスライド部43と他の巻線溝51を有するセラミ
ック基材50のスライド部52を、記録媒体との接触平
面内に形成し、前記巻線溝51と前記巻線溝41と前記
巻線窓43で形成される巻線部62と前記巻線窓44と
前記巻線溝41で形成される巻線部61にバランス巻で
巻線71を施すことを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は記録媒体の記録・再生を
行う磁気ヘッド係り、特にハードディスクなどに使用さ
れるスライダ構造の磁気ヘッドに関する。
行う磁気ヘッド係り、特にハードディスクなどに使用さ
れるスライダ構造の磁気ヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、記録媒体への記録、記録媒体から
の再生を行う記憶装置では、記録媒体の記録密度などの
能力を最大限に引き出すことができる高速・高精度サー
ボ系、高密度記録方式、ヘッド機構、材料特性などを考
慮して開発が行われている。ヘッド機構では、シーク動
作あるいはトラッキング動作が円滑に行われる小型・軽
量精密ヘッド、媒体との接触機構、さらに記録媒体との
接触による耐摩耗性などが特に考慮され、各種開発がな
されている。ハードディスク等では、セラミックスライ
ダの端部に超小型ヘッドを形成する磁気ヘッドなどが実
用化されている。
の再生を行う記憶装置では、記録媒体の記録密度などの
能力を最大限に引き出すことができる高速・高精度サー
ボ系、高密度記録方式、ヘッド機構、材料特性などを考
慮して開発が行われている。ヘッド機構では、シーク動
作あるいはトラッキング動作が円滑に行われる小型・軽
量精密ヘッド、媒体との接触機構、さらに記録媒体との
接触による耐摩耗性などが特に考慮され、各種開発がな
されている。ハードディスク等では、セラミックスライ
ダの端部に超小型ヘッドを形成する磁気ヘッドなどが実
用化されている。
【0003】図5にハードディスクに使用される磁気ヘ
ッドを示す。磁気ヘッド70は、スライドダ構造のセラ
ミック基材77、積層コア14a 、線材71たとえばホ
ルマル線で施されている巻線とで構成されている。この
ような磁気ヘッド70では、コイル等の誘導性部品を使
用する為、EMC関係の考慮が必要となるが、スライド
部43,52を有する構造上、片側のコア14a のみに
巻線され、外来雑音の影響を受け易い構成となってい
る。
ッドを示す。磁気ヘッド70は、スライドダ構造のセラ
ミック基材77、積層コア14a 、線材71たとえばホ
ルマル線で施されている巻線とで構成されている。この
ような磁気ヘッド70では、コイル等の誘導性部品を使
用する為、EMC関係の考慮が必要となるが、スライド
部43,52を有する構造上、片側のコア14a のみに
巻線され、外来雑音の影響を受け易い構成となってい
る。
【0004】この対策として、ビデオヘッド等では、左
右のコアをそれぞれの断面積にそれぞれのコアに巻数を
かけた数字が左右でほぼ等しくなるようにバランス巻を
して、左右のコイルで拾った誘導ノイズをお互いキャン
セルするように構成することにより耐ノイズ性の向上を
図っている。
右のコアをそれぞれの断面積にそれぞれのコアに巻数を
かけた数字が左右でほぼ等しくなるようにバランス巻を
して、左右のコイルで拾った誘導ノイズをお互いキャン
セルするように構成することにより耐ノイズ性の向上を
図っている。
【0005】図6に図5の磁気ヘッド70にノイズ対策
のバランス巻を施した例を示す。図6に示すように、ス
ライダ構造のセラミック基材77に磁気ヘッドチップ4
2を接着する構造にするとともに、セラミック基材77
のヘッドチップ接着面78側に巻線溝51を設けている ところで、上記の磁気ヘッド70には、磁気ヘッドチッ
プ42がハードディスク接触面内の同一平面上に構成で
きず、スライド部43,52から突出する構造になるた
め、接着加工後の一体研磨加工をする際、面加工が困難
となるとともに、端面あるいは接触面のエッジの面取り
加工工程でR面72の加工が困難となり、記録媒体との
接触が不安定になるという問題があり、さらに接着層7
9が記録媒体との接触面にあるため、接着層の面加工、
研磨工程あるいは接着工程に厳しい加工精度が要求さ
れ、工程数が増大し、製造効率が低下するという問題が
あった。
のバランス巻を施した例を示す。図6に示すように、ス
ライダ構造のセラミック基材77に磁気ヘッドチップ4
2を接着する構造にするとともに、セラミック基材77
のヘッドチップ接着面78側に巻線溝51を設けている ところで、上記の磁気ヘッド70には、磁気ヘッドチッ
プ42がハードディスク接触面内の同一平面上に構成で
きず、スライド部43,52から突出する構造になるた
め、接着加工後の一体研磨加工をする際、面加工が困難
となるとともに、端面あるいは接触面のエッジの面取り
加工工程でR面72の加工が困難となり、記録媒体との
接触が不安定になるという問題があり、さらに接着層7
9が記録媒体との接触面にあるため、接着層の面加工、
研磨工程あるいは接着工程に厳しい加工精度が要求さ
れ、工程数が増大し、製造効率が低下するという問題が
あった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記の如く、誘導ノイ
ズに強いバランス巻ができない構造やバランス巻が可能
な場合でも、磁気ヘッドチップをスライダ構造のセラミ
ックに接着するため、スライド部を記録媒体接触面内の
同一平面上に構成できず、スライド部から突出して全体
の面形成が困難となるとともに磁気ヘッドと記録媒体の
接触が不安定になるという問題があった。
ズに強いバランス巻ができない構造やバランス巻が可能
な場合でも、磁気ヘッドチップをスライダ構造のセラミ
ックに接着するため、スライド部を記録媒体接触面内の
同一平面上に構成できず、スライド部から突出して全体
の面形成が困難となるとともに磁気ヘッドと記録媒体の
接触が不安定になるという問題があった。
【0007】そこで、本発明はこのような問題に鑑み、
巻線のバランス巻を可能にして誘導ノイズの影響を軽減
するとともに記録媒体の接触が安定化する面構造を持つ
磁気ヘッドを提供することを目的とするものである。
巻線のバランス巻を可能にして誘導ノイズの影響を軽減
するとともに記録媒体の接触が安定化する面構造を持つ
磁気ヘッドを提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明に
よる磁気ヘッドは、少なくとも一方のコアに巻線溝を有
し、非磁性体によって形成される空隙部を介在させて互
いに接着された一対のコアでなる磁気ヘッドチップと、
側面に第1の巻線溝が形成された略直方体形状の第1の
基材と、第2の巻線溝を有し前記磁気ヘッドチップの一
方のコアの空隙部と対向する側面に接着され、当該磁気
ヘッドチップとともに前記第1の巻線溝が設けられた第
1の基材の側面に接着された第2の基材と、前記第1お
よび第2の巻線溝を介して前記一対のコアにそれぞれ巻
回された巻線とを具備したことを特徴とするものであ
る。
よる磁気ヘッドは、少なくとも一方のコアに巻線溝を有
し、非磁性体によって形成される空隙部を介在させて互
いに接着された一対のコアでなる磁気ヘッドチップと、
側面に第1の巻線溝が形成された略直方体形状の第1の
基材と、第2の巻線溝を有し前記磁気ヘッドチップの一
方のコアの空隙部と対向する側面に接着され、当該磁気
ヘッドチップとともに前記第1の巻線溝が設けられた第
1の基材の側面に接着された第2の基材と、前記第1お
よび第2の巻線溝を介して前記一対のコアにそれぞれ巻
回された巻線とを具備したことを特徴とするものであ
る。
【0009】請求項2記載の磁気ヘッドは、少なくとも
一方のコアに巻線溝を有し、非磁性体によって形成され
る空隙部を介在させて互いに接着された一対のコアでな
る磁気ヘッドチップと、記録媒体と対向する面の端部に
該面から突出するように設けられた第1のスライド部を
有し、前記第1のスライド部が設けられた端部とは反対
側の端部の側面に第1の巻線溝が形成された略直方体形
状の第1の基材と、第2の巻線溝を有し、前記磁気ヘッ
ドチップの一方のコアの空隙部と対向する側面に接着さ
れ、当該磁気ヘッドチップとともに前記第1の巻線溝が
設けられた第1の基材の側面に前記第1のスライド部と
同等に記録媒体と対向する面から突出するように接着さ
れて第2のスライド部を構成する第2の基材と、前記第
1および第2の巻線溝を介して前記一対のコアにそれぞ
れ巻回された巻線と、を具備したことを特徴とするもの
である。
一方のコアに巻線溝を有し、非磁性体によって形成され
る空隙部を介在させて互いに接着された一対のコアでな
る磁気ヘッドチップと、記録媒体と対向する面の端部に
該面から突出するように設けられた第1のスライド部を
有し、前記第1のスライド部が設けられた端部とは反対
側の端部の側面に第1の巻線溝が形成された略直方体形
状の第1の基材と、第2の巻線溝を有し、前記磁気ヘッ
ドチップの一方のコアの空隙部と対向する側面に接着さ
れ、当該磁気ヘッドチップとともに前記第1の巻線溝が
設けられた第1の基材の側面に前記第1のスライド部と
同等に記録媒体と対向する面から突出するように接着さ
れて第2のスライド部を構成する第2の基材と、前記第
1および第2の巻線溝を介して前記一対のコアにそれぞ
れ巻回された巻線と、を具備したことを特徴とするもの
である。
【0010】請求項3記載の磁気ヘッドは、請求項1ま
たは2に記載の磁気ヘッドにおいて、前記磁気ヘッドチ
ップが非磁性基板上に金属磁性膜と非磁性膜を積層した
一対の積層コアと、前記一対の積層コアの少なくとも一
方にそれぞれに巻線溝を設け、非磁性体によって形成さ
れる空隙を介在させて互いに接着されて構成されている
ことを特徴とするものである。
たは2に記載の磁気ヘッドにおいて、前記磁気ヘッドチ
ップが非磁性基板上に金属磁性膜と非磁性膜を積層した
一対の積層コアと、前記一対の積層コアの少なくとも一
方にそれぞれに巻線溝を設け、非磁性体によって形成さ
れる空隙を介在させて互いに接着されて構成されている
ことを特徴とするものである。
【0011】請求項4記載の磁気ヘッドの製造方法は、
非磁性基板上に金属磁性膜と非磁性膜を積層して構成し
た一対のコアブロックにそれぞれ巻線溝を設けギャップ
スペーサを介して互いに貼り合わせて積層型磁気ヘッド
ブロックを得る第1の工程と、非磁性体でなる略直方体
の第1の基材の側面に第1の溝を形成してこの溝が設け
られた側面を前記積層型磁気ヘッドブロックの一方のコ
アブロックの空隙部の面と対向する側面に接着する第2
の工程と、第2の工程で接着された第1の基材と前記積
層型磁気ヘッドブロックを空隙部の面と略直交する面で
所定寸法に切断して第1の基材の接着された磁気ヘッド
チップを得る第3の工程と非磁性体でなる略直方体の第
2の基材の一面の端部に該面から所定量突出する突出部
を該端部に沿って、形成するとともに、この端部とは反
対側の端部に接する側面に第2の溝を形成する第4の工
程と、前記第3の工程で得られた第1の基材と磁気ヘッ
ドチップを前記第2の基材の前記第2の溝が形成された
側面に、前記突出部と同等に該面から突出するように接
着する第5の工程と、前記第1および第2の溝と前記巻
線溝を介して、磁気ヘッドチップのコアにそれぞれ巻線
をバランス巻きにて巻回する第6の工程と、前記第1の
基材と磁気ヘッドチップによる突出部の表面を研磨加工
して前記空隙部の高さ寸法を調整する第7の工程と、前
記第2の基材の突出部の表面の隈部と、前記第1の基材
と磁気ヘッドチップによる突出部の表面の隈部を曲面研
磨加工する第8の工程と、を有したことを特徴とするも
のである。
非磁性基板上に金属磁性膜と非磁性膜を積層して構成し
た一対のコアブロックにそれぞれ巻線溝を設けギャップ
スペーサを介して互いに貼り合わせて積層型磁気ヘッド
ブロックを得る第1の工程と、非磁性体でなる略直方体
の第1の基材の側面に第1の溝を形成してこの溝が設け
られた側面を前記積層型磁気ヘッドブロックの一方のコ
アブロックの空隙部の面と対向する側面に接着する第2
の工程と、第2の工程で接着された第1の基材と前記積
層型磁気ヘッドブロックを空隙部の面と略直交する面で
所定寸法に切断して第1の基材の接着された磁気ヘッド
チップを得る第3の工程と非磁性体でなる略直方体の第
2の基材の一面の端部に該面から所定量突出する突出部
を該端部に沿って、形成するとともに、この端部とは反
対側の端部に接する側面に第2の溝を形成する第4の工
程と、前記第3の工程で得られた第1の基材と磁気ヘッ
ドチップを前記第2の基材の前記第2の溝が形成された
側面に、前記突出部と同等に該面から突出するように接
着する第5の工程と、前記第1および第2の溝と前記巻
線溝を介して、磁気ヘッドチップのコアにそれぞれ巻線
をバランス巻きにて巻回する第6の工程と、前記第1の
基材と磁気ヘッドチップによる突出部の表面を研磨加工
して前記空隙部の高さ寸法を調整する第7の工程と、前
記第2の基材の突出部の表面の隈部と、前記第1の基材
と磁気ヘッドチップによる突出部の表面の隈部を曲面研
磨加工する第8の工程と、を有したことを特徴とするも
のである。
【0012】請求項5記載の磁気ヘッドの製造方法は、
非磁性基板上に金属磁性膜と非磁性膜を積層して構成し
た一対のコアブロックにそれぞれ巻線溝を設けギャップ
スペーサを介して互いに貼り合わせて積層型磁気ヘッド
ブロックを得る第1の工程と、非磁性体でなる略直方体
の第1の基材の側面に第1の溝を形成してこの溝が設け
られた側面を前記積層型磁気ヘッドブロックの一方のコ
アブロックの空隙部の面と対向する側面に接着する第2
の工程と、第2の工程で接着された第1の基材と前記積
層型磁気ヘッドブロックを空隙部の面と略直交する面で
所定寸法に切断して第1の基材の接着された磁気ヘッド
チップを得る第3の工程と非磁性体でなる略直方体の第
2の基材の記録媒体と対向する面に接する側面に第2の
溝を形成する第4の工程と、前記第3の工程で得られた
第1の基材と磁気ヘッドチップを前記第2の基材の前記
第2の溝が形成された側面に、接着する第5の工程と、
前記第5の工程で構成された第1の基材と磁気ヘッドチ
ップおよび第2の基材の接着体の少なくとも第2の基材
の前記記録媒体と対向する面の中間部を所定幅に溝加工
して端部に前記第1の基材と磁気ヘッドチップによる突
出部と同等の突出部を形成する第6の工程と、前記第1
および第2の溝と前記巻線溝を介して磁気ヘッドチップ
のコアにそれぞれ巻線をバランス巻きにて巻回する第7
の工程と、前記第1の基材と磁気ヘッドチップによる突
出部の表面を研磨加工して前記空隙部の高さ寸法を調整
する第8の工程と、前記第2の基材の突出部の表面の隈
部と、前記第1の基材と磁気ヘッドチップによる突出部
の表面の隈部を曲面研磨加工する第9工程と、を有した
ことを特徴とするものである。
非磁性基板上に金属磁性膜と非磁性膜を積層して構成し
た一対のコアブロックにそれぞれ巻線溝を設けギャップ
スペーサを介して互いに貼り合わせて積層型磁気ヘッド
ブロックを得る第1の工程と、非磁性体でなる略直方体
の第1の基材の側面に第1の溝を形成してこの溝が設け
られた側面を前記積層型磁気ヘッドブロックの一方のコ
アブロックの空隙部の面と対向する側面に接着する第2
の工程と、第2の工程で接着された第1の基材と前記積
層型磁気ヘッドブロックを空隙部の面と略直交する面で
所定寸法に切断して第1の基材の接着された磁気ヘッド
チップを得る第3の工程と非磁性体でなる略直方体の第
2の基材の記録媒体と対向する面に接する側面に第2の
溝を形成する第4の工程と、前記第3の工程で得られた
第1の基材と磁気ヘッドチップを前記第2の基材の前記
第2の溝が形成された側面に、接着する第5の工程と、
前記第5の工程で構成された第1の基材と磁気ヘッドチ
ップおよび第2の基材の接着体の少なくとも第2の基材
の前記記録媒体と対向する面の中間部を所定幅に溝加工
して端部に前記第1の基材と磁気ヘッドチップによる突
出部と同等の突出部を形成する第6の工程と、前記第1
および第2の溝と前記巻線溝を介して磁気ヘッドチップ
のコアにそれぞれ巻線をバランス巻きにて巻回する第7
の工程と、前記第1の基材と磁気ヘッドチップによる突
出部の表面を研磨加工して前記空隙部の高さ寸法を調整
する第8の工程と、前記第2の基材の突出部の表面の隈
部と、前記第1の基材と磁気ヘッドチップによる突出部
の表面の隈部を曲面研磨加工する第9工程と、を有した
ことを特徴とするものである。
【0013】請求項6記載の磁気ヘッドの製造方法は、
請求項4または5に記載の磁気ヘッドの製造方法におい
て、前記第3の工程は、前記空隙部の面と直交しない面
で切断され、前記磁気ヘッドチップがアジマス角度を有
することを特徴とするものである。
請求項4または5に記載の磁気ヘッドの製造方法におい
て、前記第3の工程は、前記空隙部の面と直交しない面
で切断され、前記磁気ヘッドチップがアジマス角度を有
することを特徴とするものである。
【0014】請求項7記載の磁気ヘッドの製造方法は、
請求項5記載の 磁気ヘッドの製造方法において前記第
6の工程は、第2の基材の面の中間部と一緒に前記第1
の基材と磁気ヘッドチップを削りとることを特徴とする
ものである。
請求項5記載の 磁気ヘッドの製造方法において前記第
6の工程は、第2の基材の面の中間部と一緒に前記第1
の基材と磁気ヘッドチップを削りとることを特徴とする
ものである。
【0015】
【作用】本発明においては、磁気ヘッドはバランス巻が
可能となり、磁気ヘッドチップをセラミック等の基材と
一体形成して構成できるため、形状がシンプルとなり、
面加工あるいは端面、エッジ部の面取り加工、ブレンド
R加工等が容易となるとともに、セラミック基材と一体
化形成されたヘッドチップとから構成されるスライダを
別のセラミック基材に接着するため、接着部分が記録媒
体との接触面内に形成されず、接着精度が軽減され、工
程数の削減、製造性の向上が図れる。
可能となり、磁気ヘッドチップをセラミック等の基材と
一体形成して構成できるため、形状がシンプルとなり、
面加工あるいは端面、エッジ部の面取り加工、ブレンド
R加工等が容易となるとともに、セラミック基材と一体
化形成されたヘッドチップとから構成されるスライダを
別のセラミック基材に接着するため、接着部分が記録媒
体との接触面内に形成されず、接着精度が軽減され、工
程数の削減、製造性の向上が図れる。
【0016】
【実施例】図1に本発明による磁気ヘッドの一実施例を
示す組立図である。図1において、(a) は磁気ヘッドチ
ップブロックの構成斜視図、(b) はセラミック基材の構
成斜視図、(c) は磁気ヘッドチップブロックとセラミッ
ク基材の接着組立図、(d) はスライダの構成斜視図、
(e) は別のセラミック基材の構成斜視図、(f) は磁気ヘ
ッドブロックの組立図、(g) は磁気ヘッドの構成斜視図
である。
示す組立図である。図1において、(a) は磁気ヘッドチ
ップブロックの構成斜視図、(b) はセラミック基材の構
成斜視図、(c) は磁気ヘッドチップブロックとセラミッ
ク基材の接着組立図、(d) はスライダの構成斜視図、
(e) は別のセラミック基材の構成斜視図、(f) は磁気ヘ
ッドブロックの組立図、(g) は磁気ヘッドの構成斜視図
である。
【0017】図1(a) に示すように、磁気ヘッドチップ
ブロック10は、非磁性基板11上に積層された金属磁
性膜と非磁性膜と12で構成される積層コア14a ,1
4bと巻線窓で構成されている。積層コア14a ,14b
には各々巻線溝が形成されており、この積層コア14a
,14b の2個の巻線溝15a ,15b で巻線窓を形
成するように接着して磁気ヘッドチップブロック10を
構成している。積層コア14a ,14b 間の接着の際、
空隙用のスペーサ13を挟んで、貼り合わせが行われて
いる。
ブロック10は、非磁性基板11上に積層された金属磁
性膜と非磁性膜と12で構成される積層コア14a ,1
4bと巻線窓で構成されている。積層コア14a ,14b
には各々巻線溝が形成されており、この積層コア14a
,14b の2個の巻線溝15a ,15b で巻線窓を形
成するように接着して磁気ヘッドチップブロック10を
構成している。積層コア14a ,14b 間の接着の際、
空隙用のスペーサ13を挟んで、貼り合わせが行われて
いる。
【0018】一方、図1(b) に示すようにセラミック基
材20には、セラミック基材20の長手方向端面に巻線
溝21が設けられており、この端面は前記磁気ヘッドチ
ップブロックとの接着面22を形成している。前記セラ
ミック基材の接着面22は、鏡面仕上げが施され、前記
磁気ヘッドチップブロック10と接着されている。
材20には、セラミック基材20の長手方向端面に巻線
溝21が設けられており、この端面は前記磁気ヘッドチ
ップブロックとの接着面22を形成している。前記セラ
ミック基材の接着面22は、鏡面仕上げが施され、前記
磁気ヘッドチップブロック10と接着されている。
【0019】図1(c)に示すように前記磁気ヘッドチッ
プブロック10と前記セラミック基材20でスライダブ
ロック30が構成され、巻線溝21と磁気ヘッドチップ
の接着面31で巻線窓が形成される。接着後、スライド
部43を形成するスライド幅にスライス加工され、スラ
イダ40が形成される。
プブロック10と前記セラミック基材20でスライダブ
ロック30が構成され、巻線溝21と磁気ヘッドチップ
の接着面31で巻線窓が形成される。接着後、スライド
部43を形成するスライド幅にスライス加工され、スラ
イダ40が形成される。
【0020】さらに、図1(d) に示すように、前記スラ
イダ40は別のセラミック基材50と接着され磁気ヘッ
ドブロック63を形成する。前記セラミック基材50の
一端53には、前記スライダ40との接着面53に巻線
溝51が設けられており、他端にはスライド部52が形
成されている。
イダ40は別のセラミック基材50と接着され磁気ヘッ
ドブロック63を形成する。前記セラミック基材50の
一端53には、前記スライダ40との接着面53に巻線
溝51が設けられており、他端にはスライド部52が形
成されている。
【0021】前記セラミック基材50の巻線溝51と前
記スライダ52の巻線窓41,44で磁気ヘッドチップ
42の巻線部61,62が形成されている。ホルマル線
などの線材72を用いてバランス巻線を施し、磁気ヘッ
ド70を構成している。
記スライダ52の巻線窓41,44で磁気ヘッドチップ
42の巻線部61,62が形成されている。ホルマル線
などの線材72を用いてバランス巻線を施し、磁気ヘッ
ド70を構成している。
【0022】次に、図1の作用を説明する。磁気ヘッド
チップ42とセラミック基材43とで形成される巻線窓
がバランス巻を可能にする巻線窓41,44を形成して
いる。鏡面仕上げされたセラミック基材の接着面22と
磁気ヘッドチップブロック10を低融点ガラスなどを用
いて接着し一体構造のスライダブロック30を作製して
いる。ブロック構造からスライス加工(図1(c) 中、3
3の一点鎖線をスライス加工面とする)でスライダ30
を形成するため、各磁気ヘッドチップ10の機械寸法の
ばらつきが抑えられる。
チップ42とセラミック基材43とで形成される巻線窓
がバランス巻を可能にする巻線窓41,44を形成して
いる。鏡面仕上げされたセラミック基材の接着面22と
磁気ヘッドチップブロック10を低融点ガラスなどを用
いて接着し一体構造のスライダブロック30を作製して
いる。ブロック構造からスライス加工(図1(c) 中、3
3の一点鎖線をスライス加工面とする)でスライダ30
を形成するため、各磁気ヘッドチップ10の機械寸法の
ばらつきが抑えられる。
【0023】また、この一体構造のスライダブロック3
0は、磁気ヘッドチップブロック10とセラミック基材
20、さらに積層コア15a ,15b 間の接着を同時に
一工程で処理することも可能となる。
0は、磁気ヘッドチップブロック10とセラミック基材
20、さらに積層コア15a ,15b 間の接着を同時に
一工程で処理することも可能となる。
【0024】また、もう一方のスライド部52を有する
セラミック基材50には、スライダ接着面53に巻線溝
51が設けられており、このセラミック基材50と先に
一体加工しておいたスライダ40を記録媒体接触面を同
一平面に形成するように接着してバランス巻を可能にす
る巻線部61,62を形成する。この接着工程では、接
着層が記録媒体接触面に形成されないため、鏡面仕上げ
を行う必要がなく、接着精度も必要としない。
セラミック基材50には、スライダ接着面53に巻線溝
51が設けられており、このセラミック基材50と先に
一体加工しておいたスライダ40を記録媒体接触面を同
一平面に形成するように接着してバランス巻を可能にす
る巻線部61,62を形成する。この接着工程では、接
着層が記録媒体接触面に形成されないため、鏡面仕上げ
を行う必要がなく、接着精度も必要としない。
【0025】磁気ヘッドブロック60の仕上げ工程で
は、磁気ヘッドチップ42のスロートハイト73を微調
整するとともに、記録媒体接触面の面加工、ブレンドR
加工が行われる。スライダ40が一体形成されているた
め、突出部分がなく、研磨加工が容易となる。
は、磁気ヘッドチップ42のスロートハイト73を微調
整するとともに、記録媒体接触面の面加工、ブレンドR
加工が行われる。スライダ40が一体形成されているた
め、突出部分がなく、研磨加工が容易となる。
【0026】最後に、ホルマル線などの線材71を用い
てバランス巻を施しているが、セラミック基材50の巻
線溝51を斜めに形成し、巻線作業の簡易化を図ってい
る。この磁気ヘッド70をジンバルなどの機構系に組み
込み、記録装置の磁気ヘッドとして使用する。
てバランス巻を施しているが、セラミック基材50の巻
線溝51を斜めに形成し、巻線作業の簡易化を図ってい
る。この磁気ヘッド70をジンバルなどの機構系に組み
込み、記録装置の磁気ヘッドとして使用する。
【0027】磁気ヘッドチップ42で形成されている磁
気回路は、左右積層コア14a ,14b と空隙45で形
成され、左右のコアの磁路断面を通過する磁束を同一に
する巻線71を施し、外来ノイズで誘導される磁束が左
右双方で相殺するようにしている。磁束は、磁気回路内
の断面積と磁束密度の積で表されることからも確認され
る。
気回路は、左右積層コア14a ,14b と空隙45で形
成され、左右のコアの磁路断面を通過する磁束を同一に
する巻線71を施し、外来ノイズで誘導される磁束が左
右双方で相殺するようにしている。磁束は、磁気回路内
の断面積と磁束密度の積で表されることからも確認され
る。
【0028】コイル印加電流による磁界は、左右の積層
コア14a ,14b のトータルの巻数に応じて磁界が発
生するよう巻線し、記録媒体への記録は、記録データに
対応する磁界を記録波長に応じた空隙から自由空間を介
して記録媒体を磁化することにより行われている。
コア14a ,14b のトータルの巻数に応じて磁界が発
生するよう巻線し、記録媒体への記録は、記録データに
対応する磁界を記録波長に応じた空隙から自由空間を介
して記録媒体を磁化することにより行われている。
【0029】なお、本実施例では、磁気ヘッドブロック
60の形成をスライド部52を持つセラミック基材50
との接着で得ているが、図2に示すように、スライダブ
ロックをスライド部の幅より厚めにスライスしたものを
巻線溝だけ形成されているスライド部を持たないセラミ
ック基材50に接着した後、スライド部を溝加工74し
て磁気ヘッドブロック70を構成し、接着層、巻線部を
構成しても良い。この構成でも接着層63が記録媒体接
触面になく、安定した記録媒体との接触が得られる。
60の形成をスライド部52を持つセラミック基材50
との接着で得ているが、図2に示すように、スライダブ
ロックをスライド部の幅より厚めにスライスしたものを
巻線溝だけ形成されているスライド部を持たないセラミ
ック基材50に接着した後、スライド部を溝加工74し
て磁気ヘッドブロック70を構成し、接着層、巻線部を
構成しても良い。この構成でも接着層63が記録媒体接
触面になく、安定した記録媒体との接触が得られる。
【0030】また、本実施例では、最後に巻線を行って
いるが、図3に示すように巻線工程後、有機接着等の低
温接着手段75により、セラミック基材との接着を行っ
て良い。
いるが、図3に示すように巻線工程後、有機接着等の低
温接着手段75により、セラミック基材との接着を行っ
て良い。
【0031】さらに、本実施例ではスライダブロック3
0を長手方向を軸とするスライス加工を行い、スライダ
40を形成しているが、図4に示すようにスライダブロ
ック30のエッジ部に、スライダブロック長手方向に対
してアジマス角35だけ傾いた軸36に直交するスライ
ダ幅の溝37を形成し、スライス加工でアジマスヘッド
のスライダ40で磁気ヘッド70を構成してもよい。
0を長手方向を軸とするスライス加工を行い、スライダ
40を形成しているが、図4に示すようにスライダブロ
ック30のエッジ部に、スライダブロック長手方向に対
してアジマス角35だけ傾いた軸36に直交するスライ
ダ幅の溝37を形成し、スライス加工でアジマスヘッド
のスライダ40で磁気ヘッド70を構成してもよい。
【0032】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、バラ
ンス巻が可能となり、耐ノイズ性が向上するとともに磁
気ヘッドチップをセラミック等の基材と一体形成して構
成できるため、形状がシンプルとなり、面加工あるいは
端面、エッジ部の面取り加工、ブレンドR加工等が容易
となるとともに、セラミック基材と一体化形成されたヘ
ッドチップブロックとから構成されるスライダブロック
と別のセラミック基材との接着をブロック単位で行える
ばかりでなく、スライダの接着部分が記録媒体との接触
面内に形成されず、接着精度が軽減され、工程数の削
減、製造性、量産性の向上が図れるという効果がある。
ンス巻が可能となり、耐ノイズ性が向上するとともに磁
気ヘッドチップをセラミック等の基材と一体形成して構
成できるため、形状がシンプルとなり、面加工あるいは
端面、エッジ部の面取り加工、ブレンドR加工等が容易
となるとともに、セラミック基材と一体化形成されたヘ
ッドチップブロックとから構成されるスライダブロック
と別のセラミック基材との接着をブロック単位で行える
ばかりでなく、スライダの接着部分が記録媒体との接触
面内に形成されず、接着精度が軽減され、工程数の削
減、製造性、量産性の向上が図れるという効果がある。
【図1】本発明による磁気ヘッドの一実施例を示す組立
図である。
図である。
【図2】本発明による磁気ヘッドの一実施例を示す他の
組立図である。
組立図である。
【図3】本発明による磁気ヘッドの一実施例を示す他の
組立図である。
組立図である。
【図4】本発明による磁気ヘッドの一実施例を示す他の
組立図である。
組立図である。
【図5】従来の磁気ヘッドの構成斜視図である。
【図6】従来のバランス巻の磁気ヘッドの構成斜視図で
ある。
ある。
10…磁気ヘッドチップブロック 14a,14b…積層コア 15a,15b…積層コア窓磁溝 20…セラミック基材 21…巻線溝 22…接着面 30…スライダブロック 40…スライダ 41…巻線溝 42…磁気ヘッドチップ 44…巻線窓 50…セラミック基材 51…巻線溝 52…スライド部 53…接着面 60…磁気ヘッドブロック 61…巻線部 62…巻線部 63…接着層 70…磁気ヘッド 71…線材 72…R加工 73…スロートハイト
Claims (7)
- 【請求項1】少なくとも一方のコアに巻線溝を有し、非
磁性体によって形成される空隙部を介在させて互いに接
着された一対のコアでなる磁気ヘッドチップと、 側面に第1の巻線溝が形成された略直方体形状の第1の
基材と、 第2の巻線溝を有し前記磁気ヘッドチップの一方のコア
の空隙部と対向する側面に接着され、当該磁気ヘッドチ
ップとともに前記第1の巻線溝が設けられた第1の基材
の側面に接着された第2の基材と、 前記第1および第2の巻線溝を介して前記一対のコアに
それぞれ巻回された巻線とを具備したことを特徴とする
磁気ヘッド。 - 【請求項2】少なくとも一方のコアに巻線溝を有し、非
磁性体によって形成される空隙部を介在させて互いに接
着された一対のコアでなる磁気ヘッドチップと、 記録媒体と対向する面の端部に該面から突出するように
設けられた第1のスライド部を有し、前記第1のスライ
ド部が設けられた端部とは反対側の端部の側面に第1の
巻線溝が形成された略直方体形状の第1の基材と、 第2の巻線溝を有し、前記磁気ヘッドチップの一方のコ
アの空隙部と対向する側面に接着され、当該磁気ヘッド
チップとともに前記第1の巻線溝が設けられた第1の基
材の側面に前記第1のスライド部と同等に記録媒体と対
向する面から突出するように接着されて第2のスライド
部を構成する第2の基材と、 前記第1および第2の巻線溝を介して前記一対のコアに
それぞれ巻回された巻線と、 を具備したことを特徴とする磁気ヘッド。 - 【請求項3】前記磁気ヘッドチップが非磁性基板上に金
属磁性膜と非磁性膜を積層した一対の積層コアと前記一
対の積層コアの少なくとも一方にそれぞれに巻線溝を設
け、非磁性体によって形成される空隙を介在させて互い
に接着されて構成されていることを特徴とする請求項1
または2に記載の磁気ヘッド。 - 【請求項4】非磁性基板上に金属磁性膜と非磁性膜を積
層して構成した一対のコアブロックにそれぞれ巻線溝を
設けギャップスペーサを介して互いに貼り合わせて積層
型磁気ヘッドブロックを得る第1の工程と、 非磁性体でなる略直方体の第1の基材の側面に第1の溝
を形成してこの溝が設けられた側面を前記積層型磁気ヘ
ッドブロックの一方のコアブロックの空隙部の面と対向
する側面に接着する第2の工程と、 第2の工程で接着された第1の基材と前記積層型磁気ヘ
ッドブロックを空隙部の面と略直交する面で所定寸法に
切断して第1の基材の接着された磁気ヘッドチップを得
る第3の工程と 非磁性体でなる略直方体の第2の基材の一面の端部に該
面から所定量突出する突出部を該端部に沿って、形成す
るとともに、この端部とは反対側の端部に接する側面に
第2の溝を形成する第4の工程と、 前記第3の工程で得られた第1の基材と磁気ヘッドチッ
プを前記第2の基材の前記第2の溝が形成された側面
に、前記突出部と同等に該面から突出するように接着す
る第5の工程と、 前記第1および第2の溝と前記巻線溝を介して、磁気ヘ
ッドチップのコアにそれぞれ巻線をバランス巻きにて巻
回する第6の工程と、 前記第1の基材と磁気ヘッドチップによる突出部の表面
を研磨加工して前記空隙部の高さ寸法を調整する第7の
工程と、 前記第2の基材の突出部の表面の隈部と、前記第1の基
材と磁気ヘッドチップによる突出部の表面の隈部を曲面
研磨加工する第8の工程と、 を有した磁気ヘッドの製造方法。 - 【請求項5】非磁性基板上に金属磁性膜と非磁性膜を積
層して構成した一対のコアブロックにそれぞれ巻線溝を
設けギャップスペーサを介して互いに貼り合わせて積層
型磁気ヘッドブロックを得る第1の工程と、 非磁性体でなる略直方体の第1の基材の側面に第1の溝
を形成してこの溝が設けられた側面を前記積層型磁気ヘ
ッドブロックの一方のコアブロックの空隙部の面と対向
する側面に接着する第2の工程と、 第2の工程で接着された第1の基材と前記積層型磁気ヘ
ッドブロックを空隙部の面と略直交する面で所定寸法に
切断して第1の基材の接着された磁気ヘッドチップを得
る第3の工程と 非磁性体でなる略直方体の第2の基材の記録媒体と対向
する面に接する側面に第2の溝を形成する第4の工程
と、 前記第3の工程で得られた第1の基材と磁気ヘッドチッ
プを前記第2の基材の前記第2の溝が形成された側面
に、接着する第5の工程と、 前記第5の工程で構成された第1の基材と磁気ヘッドチ
ップおよび第2の基材の接着体の少なくとも第2の基材
の前記記録媒体と対向する面の中間部を所定幅に溝加工
して端部に前記第1の基材と磁気ヘッドチップによる突
出部と同等の突出部を形成する第6の工程と、 前記第1および第2の溝と前記巻線溝を介して磁気ヘッ
ドチップのコアにそれぞれ巻線をバランス巻きにて巻回
する第7の工程と、 前記第1の基材と磁気ヘッドチップによる突出部の表面
を研磨加工して前記空隙部の高さ寸法を調整する第8の
工程と、 前記第2の基材の突出部の表面の隈部と、前記第1の基
材と磁気ヘッドチップによる突出部の表面の隈部を曲面
研磨加工する第9工程と、 を有した磁気ヘッドの製造方法。 - 【請求項6】前記第3の工程は、前記空隙部の面と直交
しない面で切断され、前記磁気ヘッドチップがアジマス
角度を有することを特徴とする請求項4または5に記載
の磁気ヘッドの製造方法。 - 【請求項7】前記第6の工程は、第2の基材の面の中間
部と一緒に前記第1の基材と磁気ヘッドチップを削りと
るものである請求項5記載の磁気ヘッドの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23163294A JPH0896316A (ja) | 1994-09-27 | 1994-09-27 | 磁気ヘッドおよびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23163294A JPH0896316A (ja) | 1994-09-27 | 1994-09-27 | 磁気ヘッドおよびその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0896316A true JPH0896316A (ja) | 1996-04-12 |
Family
ID=16926555
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23163294A Pending JPH0896316A (ja) | 1994-09-27 | 1994-09-27 | 磁気ヘッドおよびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0896316A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN1053642C (zh) * | 1995-11-02 | 2000-06-21 | 于惠生 | 一种碳酸钙的制备方法 |
-
1994
- 1994-09-27 JP JP23163294A patent/JPH0896316A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN1053642C (zh) * | 1995-11-02 | 2000-06-21 | 于惠生 | 一种碳酸钙的制备方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH0896316A (ja) | 磁気ヘッドおよびその製造方法 | |
JP2002312907A (ja) | 磁気ヘッドおよびその製造方法 | |
US4731299A (en) | Composite magnetic material | |
JPH02501962A (ja) | 記録/再生用磁気ヘッドとその製造方法 | |
JP3057861B2 (ja) | 磁気ヘッドの製造方法 | |
JP2900635B2 (ja) | 複合型磁気ヘッドの製造方法 | |
JPH03130912A (ja) | 複合型浮動磁気ヘッドの製造方法 | |
KR940004485B1 (ko) | 복합형 자기헤드와 그 제조방법 | |
JP2933638B2 (ja) | 磁気ヘッドの製造方法 | |
JP2887204B2 (ja) | 狭トラック磁気ヘッドの製造方法 | |
JPS59203210A (ja) | 磁気コアおよびその製造方法 | |
JPH06243418A (ja) | 積層型磁気ヘッド | |
JPH05342515A (ja) | 浮上型磁気ヘッド | |
JPH06223324A (ja) | 磁気ヘッドとその製造法 | |
JPH0817157A (ja) | 積層型磁気ヘッドと磁気ディスク装置 | |
JPH05303714A (ja) | 浮動型磁気ヘッド | |
JPH07225907A (ja) | 磁気ヘッドの製造方法 | |
JPH05128444A (ja) | 薄膜磁気ヘツド | |
JPS63241707A (ja) | 磁気ヘツド | |
JPS6251009A (ja) | 磁気コアおよびその製造方法 | |
JPH0283807A (ja) | 磁気ヘッドの製造方法 | |
JPH06180833A (ja) | 浮動磁気ヘッド | |
JPS5837834A (ja) | 多素子磁気ヘツド | |
JPH05266452A (ja) | 電算機用複合型磁気ヘッド | |
JPS61126611A (ja) | 磁気ヘツドの製造方法 |