JPH03242809A - 磁気ヘッド - Google Patents
磁気ヘッドInfo
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- JPH03242809A JPH03242809A JP3821090A JP3821090A JPH03242809A JP H03242809 A JPH03242809 A JP H03242809A JP 3821090 A JP3821090 A JP 3821090A JP 3821090 A JP3821090 A JP 3821090A JP H03242809 A JPH03242809 A JP H03242809A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、作動ギャップ近傍部が磁性金属薄膜で構成さ
れ、かつ磁気コアの大部分が酸化物磁性材料(フェライ
ト)で構成されたコア材複合型の磁気ヘッドに関する。
れ、かつ磁気コアの大部分が酸化物磁性材料(フェライ
ト)で構成されたコア材複合型の磁気ヘッドに関する。
[従来の技術]
VTRの分野においては、短波長記録化、高密度記録化
が進められており、記録媒体として、強磁性粉末を使用
したメタルテープのように、高保磁力、高残留磁束密度
を有するものが開発されている。
が進められており、記録媒体として、強磁性粉末を使用
したメタルテープのように、高保磁力、高残留磁束密度
を有するものが開発されている。
このような記録媒体に対して記録/再生を行う磁気ヘッ
ドのコア材には、高い飽和磁束密度をもち、かつ高周波
領域においても比透磁率が大きいこと等が必要である。
ドのコア材には、高い飽和磁束密度をもち、かつ高周波
領域においても比透磁率が大きいこと等が必要である。
ここで、従来からコア材料として多用されているフェラ
イトは、高周波領域での比透磁率については満足できる
と考えられるが、飽和磁束密度が不足するため、高保磁
力媒体への記録能力が劣ると考えられる。
イトは、高周波領域での比透磁率については満足できる
と考えられるが、飽和磁束密度が不足するため、高保磁
力媒体への記録能力が劣ると考えられる。
そこで、例えば特開昭63−285715号公報に開示
されているように、フェライトを補助コア材とし、作動
ギャップ部に飽和磁束密度の高い金属磁性薄膜を配設し
たメタルインギャップ型の(コア材複合型の)磁気ヘッ
ドが提案されている。
されているように、フェライトを補助コア材とし、作動
ギャップ部に飽和磁束密度の高い金属磁性薄膜を配設し
たメタルインギャップ型の(コア材複合型の)磁気ヘッ
ドが提案されている。
このメタルインギャップ型の磁気ヘッドは、再生時にお
いてはフェライトの利点を、また記録時においては金属
磁性薄膜の利点を生かすようにしたもので、製造方法も
さほどには面倒ではなく、高性能、低価格の磁気ヘッド
として期待されている。
いてはフェライトの利点を、また記録時においては金属
磁性薄膜の利点を生かすようにしたもので、製造方法も
さほどには面倒ではなく、高性能、低価格の磁気ヘッド
として期待されている。
[発明が解決しようとする課題]
しかしながら、上記従来技術によるメタルインギャップ
型の磁気ヘッドにおいては、再生時に擬似出力や、ある
いは再生信号の周波数特性が周期的に変動する「うねり
」が発生するという問題があった。
型の磁気ヘッドにおいては、再生時に擬似出力や、ある
いは再生信号の周波数特性が周期的に変動する「うねり
」が発生するという問題があった。
これは、磁気ヘッドを製造する際に不可避な加熱工程時
に、フェライトと金属磁性薄膜との界面でフェライト中
の酸素が拡散し金属磁性薄膜と反応することで非磁性層
を生成し、この反応層が擬似ギャップとして機能してい
ることによるものと考えられる。
に、フェライトと金属磁性薄膜との界面でフェライト中
の酸素が拡散し金属磁性薄膜と反応することで非磁性層
を生成し、この反応層が擬似ギャップとして機能してい
ることによるものと考えられる。
本発明は上記の点に鑑みなされたもので、その目的とす
るところは、上記した擬似ギャップの要因となる反応層
を低減し、高周波記録媒体に対しても充分記録が行え、
かつ再生時に擬似出力、うねりの生じることのないメタ
ルインギャップ型の磁気ヘッドを提供することにある。
るところは、上記した擬似ギャップの要因となる反応層
を低減し、高周波記録媒体に対しても充分記録が行え、
かつ再生時に擬似出力、うねりの生じることのないメタ
ルインギャップ型の磁気ヘッドを提供することにある。
[課題を解決するための手段]
本発明は上記した目的を達成するため、酸化物磁性材料
(フェライト)を補助コアとし、金属磁性薄膜が前記フ
ェライト上に形成されて該金属磁性薄膜間で作動ギャッ
プが形成された構造をもつ磁気ヘッドにおいて、前記フ
ェライトと金属磁性薄膜との接合界面に、Cr、Au、
Feのうちの少なくとも1つを主成分とする膜層を介在
させた、構成とされる。
(フェライト)を補助コアとし、金属磁性薄膜が前記フ
ェライト上に形成されて該金属磁性薄膜間で作動ギャッ
プが形成された構造をもつ磁気ヘッドにおいて、前記フ
ェライトと金属磁性薄膜との接合界面に、Cr、Au、
Feのうちの少なくとも1つを主成分とする膜層を介在
させた、構成とされる。
また、本発明においては好ましくは、前記金属磁性薄膜
はCOを主成分とした材料で形成するようにされる。
はCOを主成分とした材料で形成するようにされる。
また、本発明においては好ましくは、前記Cr。
Auのうちの少なくとも1つを主成分とする膜層の膜厚
を500Å以下とするようにされる。
を500Å以下とするようにされる。
[作用]
フェライトと金属磁性薄膜との接合界面に介在するCr
、Au、Feのうちの少なくとも1つを主成分とする膜
層は、接合界面でのフェライトと金属磁性薄膜との反応
を妨げる反応防止膜として働く。
、Au、Feのうちの少なくとも1つを主成分とする膜
層は、接合界面でのフェライトと金属磁性薄膜との反応
を妨げる反応防止膜として働く。
[実施例]
以下、本発明を図示した実施例によって説明する。
第1図は本発明の第1実施例によるメタルインギャップ
型の磁気ヘッドを示す斜視図である。同図において、1
.1は、酸化鉄を主成分とし酸化マンガン、酸化亜鉛を
添加した所謂フェライトコア、2.2は、コバルトを主
成分とした飽和磁束密度の高い磁性合金材料(例えばC
o N b Z r系磁性合金)よりなる金属磁性薄膜
、3は作動ギャップ、4は融着ガラス、5は巻線窓、1
0.10は反応防止膜である。前記対をなすフェライト
コ一 ア1,1の対向面側には前記巻線窓5の形成部位を除い
て略山形の突部が形成されており、この突部形成面側に
、所定膜厚で反応防止膜10、金属磁性薄膜2が順次成
膜されると共に、金属磁性薄膜2の頂部は所定トラック
幅をもつように加工され、両フェライトコア1,1上の
金属磁性薄膜2の頂部同士が、フロント側とリア側とで
突き合わされた(少なくともフロント側ではギャップ規
制薄膜を介して突き合わされた〉構成となっている。
型の磁気ヘッドを示す斜視図である。同図において、1
.1は、酸化鉄を主成分とし酸化マンガン、酸化亜鉛を
添加した所謂フェライトコア、2.2は、コバルトを主
成分とした飽和磁束密度の高い磁性合金材料(例えばC
o N b Z r系磁性合金)よりなる金属磁性薄膜
、3は作動ギャップ、4は融着ガラス、5は巻線窓、1
0.10は反応防止膜である。前記対をなすフェライト
コ一 ア1,1の対向面側には前記巻線窓5の形成部位を除い
て略山形の突部が形成されており、この突部形成面側に
、所定膜厚で反応防止膜10、金属磁性薄膜2が順次成
膜されると共に、金属磁性薄膜2の頂部は所定トラック
幅をもつように加工され、両フェライトコア1,1上の
金属磁性薄膜2の頂部同士が、フロント側とリア側とで
突き合わされた(少なくともフロント側ではギャップ規
制薄膜を介して突き合わされた〉構成となっている。
すなわち、本実施例においては、コバルトを主成分とす
る金属磁性薄膜2は、摺動面において作動ギャップ3が
略X字形の中心に位置するような形で配設され、コンタ
効果を所謂アジマスロスで低減するようになっている。
る金属磁性薄膜2は、摺動面において作動ギャップ3が
略X字形の中心に位置するような形で配設され、コンタ
効果を所謂アジマスロスで低減するようになっている。
次に、反応防止膜10について詳述する。反応防止膜と
しては、フェライト中の酸素を拡散させにくい元素、す
なわち酸化されにくい元素を主成分とすることがよく、
この観点からクロム、金を挙げることができる。これら
の金属元素は非磁性であるために、酸素の拡散を抑える
反面これらそのものが擬似ギャップとなる。そこで、こ
れらの膜厚(CrもしくはAuを主成分とする反応防止
膜10の膜厚)と擬似出力との関係を調べた結果、第2
図に示すような膜厚−擬似出力特性を得た。
しては、フェライト中の酸素を拡散させにくい元素、す
なわち酸化されにくい元素を主成分とすることがよく、
この観点からクロム、金を挙げることができる。これら
の金属元素は非磁性であるために、酸素の拡散を抑える
反面これらそのものが擬似ギャップとなる。そこで、こ
れらの膜厚(CrもしくはAuを主成分とする反応防止
膜10の膜厚)と擬似出力との関係を調べた結果、第2
図に示すような膜厚−擬似出力特性を得た。
同図に示すように、CrもしくはAuを主成分とする反
応防止膜10の膜厚を500Å以下にすることで、擬似
出力を一40dB以下の実用上問題とならないレベルと
することが出来、また、うねりの生じない再生信号を得
ることが出来ることが確認された。
応防止膜10の膜厚を500Å以下にすることで、擬似
出力を一40dB以下の実用上問題とならないレベルと
することが出来、また、うねりの生じない再生信号を得
ることが出来ることが確認された。
一方、反応防止膜10としては、酸化されやすい元素で
はあるが鉄を主成分とした膜も考えられる。これはフェ
ライトがすでに酸化鉄を主成分としているためである。
はあるが鉄を主成分とした膜も考えられる。これはフェ
ライトがすでに酸化鉄を主成分としているためである。
なお、反応防止膜lOを、Feを主成分としたものにし
た場合には、これが磁性材質であるためにことさら膜厚
にこだわる必要はない。
た場合には、これが磁性材質であるためにことさら膜厚
にこだわる必要はない。
斯様に本実施例の如く、フェライトを補助コア材とし、
コバルトを主成分とする金属磁性薄膜を、作動ギャップ
が略X字形の中心となるようにフェライトコア上に形成
された構造をもつメタルインギャップ型の磁気ヘッドに
おいて、フェライトと金属磁性薄膜との間に、クロム、
金を主成分とする膜厚が500Å以下の反応防止膜を介
在させる、あるいはフェライトと金属磁性薄膜との間に
鉄を主成分とする反応防止膜を介在させることにより、
擬似ギャップを低減でき、擬似出力、再生信号のうねり
を大幅に低減することが出来る。
コバルトを主成分とする金属磁性薄膜を、作動ギャップ
が略X字形の中心となるようにフェライトコア上に形成
された構造をもつメタルインギャップ型の磁気ヘッドに
おいて、フェライトと金属磁性薄膜との間に、クロム、
金を主成分とする膜厚が500Å以下の反応防止膜を介
在させる、あるいはフェライトと金属磁性薄膜との間に
鉄を主成分とする反応防止膜を介在させることにより、
擬似ギャップを低減でき、擬似出力、再生信号のうねり
を大幅に低減することが出来る。
第3図は本発明の第2実施例によるメタルインギャップ
型の磁気ヘッドを示す斜視図で、同図において、第1図
に示した第1実施例と均等のものには同一符号を付し、
その説明は重複を避けるために省略する。本実施例は、
前記した第1実施例の構成をとる磁気ヘッドにおいて、
さらに金属磁性薄膜2と融着ガラス4との間にも反応防
止膜10を介在させたもので、前記第1実施例と同様の
効果が得られる。
型の磁気ヘッドを示す斜視図で、同図において、第1図
に示した第1実施例と均等のものには同一符号を付し、
その説明は重複を避けるために省略する。本実施例は、
前記した第1実施例の構成をとる磁気ヘッドにおいて、
さらに金属磁性薄膜2と融着ガラス4との間にも反応防
止膜10を介在させたもので、前記第1実施例と同様の
効果が得られる。
なお以上の説明では、金属磁性薄膜を、(摺動面倒にお
いて)作動ギャップが略X字形の中心となるような形状
でフェライトコア上に形成された7− 構造をとる磁気ヘッドを例にとっているが、磁気ヘッド
の構造は特にこれに限定されるものではなく、金属磁性
薄膜がフェライト上に形成されて該金属磁性薄膜間で作
動ギャップが形成される構造をとるメタルインギャップ
型の磁気ヘッドであれば、本発明による効果が期待でき
る。
いて)作動ギャップが略X字形の中心となるような形状
でフェライトコア上に形成された7− 構造をとる磁気ヘッドを例にとっているが、磁気ヘッド
の構造は特にこれに限定されるものではなく、金属磁性
薄膜がフェライト上に形成されて該金属磁性薄膜間で作
動ギャップが形成される構造をとるメタルインギャップ
型の磁気ヘッドであれば、本発明による効果が期待でき
る。
また、上述した実施例では金属磁性薄膜をG。
を主成分としたものとしているが、金属磁性薄膜をセン
ダスト、パーマロイ等とした場合でも、本発明による効
果が期待できる。
ダスト、パーマロイ等とした場合でも、本発明による効
果が期待できる。
[発明の効果]
以上のように本発明によれば、フェライトと金属磁性薄
膜との間の反応層を生成を抑止し、擬似ギャップの影響
を低減できるので、擬似再生出力レベル、再生信号のう
ねりが大幅に低減されるという、この種メタルインギャ
ップ型の磁気ヘッドにおいて顕著な効果を奏する。
膜との間の反応層を生成を抑止し、擬似ギャップの影響
を低減できるので、擬似再生出力レベル、再生信号のう
ねりが大幅に低減されるという、この種メタルインギャ
ップ型の磁気ヘッドにおいて顕著な効果を奏する。
第1図は本発明の第1実施例によるメタルインギャップ
型の磁気ヘッドを示す斜視図、第2図は8− CrもしくはAuを主成分とする反応防止膜の膜厚と擬
似出力との関係を示す説明図、第3図は本発明の第2実
施例によるメタルインギャップ型の磁気ヘッドを示す斜
視図である。 1・・・フェライトコア、 2・・・金属磁性薄膜、3
・・・作動ギャップ、4・・・融着ガラス、5・・・巻
線窓、10・・・反応防止膜。 ] 囚 3−m−作重ηギキ゛ソフ。 4−m−昂弘、若力゛ラス 5−一一巻繰焦 1o−一一尺ノ信:・戸ノテjに月4牟:Ch、 Au
と主、へ′分とフる亙1rc−藺上臘の月莫厚(ho)
5図
型の磁気ヘッドを示す斜視図、第2図は8− CrもしくはAuを主成分とする反応防止膜の膜厚と擬
似出力との関係を示す説明図、第3図は本発明の第2実
施例によるメタルインギャップ型の磁気ヘッドを示す斜
視図である。 1・・・フェライトコア、 2・・・金属磁性薄膜、3
・・・作動ギャップ、4・・・融着ガラス、5・・・巻
線窓、10・・・反応防止膜。 ] 囚 3−m−作重ηギキ゛ソフ。 4−m−昂弘、若力゛ラス 5−一一巻繰焦 1o−一一尺ノ信:・戸ノテjに月4牟:Ch、 Au
と主、へ′分とフる亙1rc−藺上臘の月莫厚(ho)
5図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、酸化物磁性材料(フェライト)を補助コアとし、金
属磁性薄膜が前記フェライト上に形成されて該金属磁性
薄膜間で作動ギャップが形成された構造をもつ磁気ヘッ
ドにおいて、前記フェライトと金属磁性薄膜との接合界
面に、Cr、Au、Feのうちの少なくとも1つを主成
分とする膜層を介在させたことを特徴とする磁気ヘッド
。 2、請求項1において、前記金属磁性薄膜がCoを主成
分とした材料よりなることを特徴とする磁気ヘッド。 3、請求項1または2において、前記Cr、Auのうち
の少なくとも1つを主成分とする膜層の膜厚が、500
Å以下であることを特徴とする磁気ヘッド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3821090A JPH03242809A (ja) | 1990-02-21 | 1990-02-21 | 磁気ヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3821090A JPH03242809A (ja) | 1990-02-21 | 1990-02-21 | 磁気ヘッド |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03242809A true JPH03242809A (ja) | 1991-10-29 |
Family
ID=12518958
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3821090A Pending JPH03242809A (ja) | 1990-02-21 | 1990-02-21 | 磁気ヘッド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03242809A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100246223B1 (ko) * | 1996-07-15 | 2000-03-15 | 송재인 | 복합형 자기 헤드 |
-
1990
- 1990-02-21 JP JP3821090A patent/JPH03242809A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100246223B1 (ko) * | 1996-07-15 | 2000-03-15 | 송재인 | 복합형 자기 헤드 |
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