JPH011110A - 磁気ヘッド及びその製造方法 - Google Patents

磁気ヘッド及びその製造方法

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Publication number
JPH011110A
JPH011110A JP62-156161A JP15616187A JPH011110A JP H011110 A JPH011110 A JP H011110A JP 15616187 A JP15616187 A JP 15616187A JP H011110 A JPH011110 A JP H011110A
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JP
Japan
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magnetic
yoke
film
metal
manufacturing
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Application number
JP62-156161A
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JPS641110A (en
Inventor
勝 伊藤
Original Assignee
日本電気株式会社
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は磁気ヘッド及びその製造方法に関し。
特に書込再生ギャップ部に金属磁性膜を有する磁気ヘッ
ド及びその製造方法に関する。
〔従来の技術〕
従来の技術について図を用いて説明する。第4図は従来
の磁気ヘッドを示し、フェライト等の磁性材からなる2
個のヨーク1,1により挟まれて形成される書込読出用
ギャップ2の片側もしくは両側にFe−AQ−3i、 
CoZrあるいはNiFe等の金属磁性膜3が付着され
ている。金属磁性膜3は一般にヨーク1を形成している
フェライトより飽和磁束密度が高く、かつ透磁率の大き
な材質が選択されギャップ2を作り出す前にスパッタ、
蒸着等によりヨ−ク1上に付着される。
上述した従来の磁気ヘッドの構成は、フェライト等のヨ
ーク1を形成している材料より磁気特性の優れた薄膜を
ギャップ2の近傍に配置することにより、書き込み時に
ギャップ近くでの磁気飽和を防止し、高い抗磁力を有す
る磁性媒体について記録ができるようにしである。さら
に再生時には金属磁性膜3の高い透磁率を利用して効率
良く磁性媒体よりの磁束を集められるようにしである。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところが、金属磁性膜3とヨーク1の磁気特性が大きく
異なると、金属磁性膜3とヨーク1の接合面は透磁率又
は飽和磁束密度の急激な違いが擬似的なギャップのよう
な作用をする。このため、金属磁性膜3のヨーク側のエ
ツジでも磁性媒体よりの磁束を集めてしまい、第5図の
出力電圧波形に示す如く正規の波形ピーク5以外に擬似
ピーク6が出現する。
このような擬似ピーク6はデジタル磁気記録において波
形ピーク位置を検出して″″0″″1′0″″11判別
は致命的なノイズとして作用しエラーの原因となるもの
である。
この欠点を防ぐには金属磁性膜3の磁気特性をヨーク1
の材料の磁気特性に合せれば良い分けであるが、それで
は金属磁性膜3をギャップ近傍に配置する本来の意味が
なくなってしまう。
本発明の目的は前記問題点を解消した磁気ヘッド及びそ
の製造方法を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は酸化物磁性体製のヨークにより非磁性膜と金属
磁性体とを挟み込んだ磁気ヘッドにおいて、該金属磁性
体の磁気特性を、前記非磁性膜と接する部分より前記ヨ
ークに接する部分にかけて連続的に変化させたことを特
徴とする磁気ヘッド、及び 酸化物磁性体製のヨーク上に合金磁性膜を付与し、該合
金磁性膜を有するヨークと一方の酸化物磁性体製ヨーク
とで非磁性膜を挟み込む磁気ヘッドの製造方法において
、前記合金磁性膜をヨーク上に作成する際に作成、の開
始時より終了時にかけて連続的に1合金を構成する2種
以上の金属のそれぞれの付着速度を変化させることを特
徴とする磁気ヘッドの製造方法並びに 酸化物磁性体製のヨーク上に金属磁性膜を付与し、該金
属磁性膜を有するヨークと一方の酸化物磁性体製ヨーク
とで非磁性膜を挟み込む磁気ヘッドの製造方法において
、前記金属磁性膜をヨーク上に作成する際にヨーク上に
前もって前記金属磁性膜を構成する材料とは異なる金属
膜を付与し、次に金属磁性膜を作成した後にヨークを加
熱することを特徴とする磁気ヘッドの製造方法である。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図により説明する。
第1図は本発明の一実施例を示す斜視図である。
ヨーク1はNi−Znフェライト又はMn−Znフェラ
イトなどの酸化物磁性体からなり、一方のヨーク1の書
込読出しのためのギャップ2に対向した面にはNi−F
e、 Co−Zr、 Fe−AQ−5Lなどの金属磁性
膜3が付与されている。金属磁性膜3はヨーク1上にス
パッタ又は蒸着により付着せしめ、その後、低融点ガラ
スによりギャップ2を形成しながらもう一方のヨーク1
と接合させる。
上記構成において、金属磁性膜の磁気特性を膜厚方向に
変化させる。すなわちギャップ2と接合している部分で
は金属磁性膜3の材料本来の優れた磁気特性そのままに
しておきヨーク1と接合している部分においては本来の
磁気特性を劣化させヨーク1の材料の磁気特性と類似の
特性にする。
ギャップ2側の本来の磁気特性からヨーク1側の劣化し
た磁気特性までは連続的に変化させる必要があるが、必
ずしも直線的に変えなければならないほど厳密ではなく
、要は不連続な変化点がなければ本発明の目的は達成さ
れる。
上述の本実施例の構成により、磁気特性はギャップに対
向した金属磁性膜本来の優れた特性からヨークを形成す
るフェライトの特性まで変わり目なく連続的に変化し、
結果として従来例で見られたエツジにおける擬似ギャッ
プのような現象は生ぜず擬似ピークの発生も防止できる
次に本実施例の製造方法について説明する。ヨ−り1.
金属磁性膜3.ギャップ2の製造手順は前述のとおりで
あり、このうちヨーク1上に金属磁性膜3を付着せしめ
る際に磁気特性を連続的に変化させる。
第1の製造方法は金属磁性膜3が合金の場合。
その組成比を膜厚方向に変化させる。金属磁性膜3をF
e−AQ−SL合金で作る場合について以下具体的に示
す。第2図はFe−A12−SL合金の組成比により透
磁率μ0の変化及び磁歪定数λSの変化を示す三元組成
図である(ボゾルフ著、フエロマグネテイズムより引用
)6種々前えられる組成比のうち、磁気特性の最も優れ
ているのはFe85.0%、 AQ5,4%、Si9.
6%のいわゆるセンダストと呼ばれる組成である。
本実施例の製造方法ではFe、 AQ、 SLのそれぞ
れの溶融蒸着源をもつ蒸着装置内にヨーク1を配置し、
三種の金属の組成比を任意に制御しながらヨーク1上に
成膜していく。まず、成膜の最初はFe90%。
AQ3%、 SL7%の磁歪定数λ5は零であるが、透
磁率の低い組成より付着させる。次に成膜が進につれて
第2図の磁歪定数λs=Oの組成比を満足させつつAQ
、 Siを徐々に増加させていわゆるセンダスト組成に
近づけていく。所定の膜厚が得られる成膜の最後の段階
では最高の透磁率を得る前記センダスト組成になってい
る。このように溶融蒸着源毎にその蒸着速度を成膜初期
より最終段階まで制御することにより膜厚方向の組成比
を変え、磁気特性を連続的に変化させることができる。
第2の製造方法は磁気特性を劣化させる異種金属を金属
磁性膜中に拡散させる。第3図において、ヨーク1上に
Ni82%−Fe18%のいわゆるパーマロイと呼ばれ
る組成の金属磁性膜3を付与する際にヨーク1と金属磁
性膜3との間にTi又はCrの異種金属を挟み込む。製
造手順としては前述と同様の蒸着装置を用いる場合ヨー
ク1上にまず100人程度の薄いTiを付け、次にNi
−Feを付与する。次にその蒸着装置の中が真空状態の
ままヨーク1を300℃30分間加熱する。この加熱に
よりTiはNiFe膜内に拡散し、Ti膜としては残留
しない。拡散する深さは加熱温度と時間により異なるが
、前記条件では0.2μ程度である。Tiが拡散したN
i −Fe膜の部分は微細な結晶構造が変化し、結果と
して磁気特性が劣化する。磁気特性の内、抗磁力が増加
し。
そのため透磁率が低下することは一般に知られている事
実である。又、ヨーク1の加熱を真空中で行うのはギャ
ップ2に対向する本来磁気特性として劣化してはならな
い部分、つまりこの製造段階ではNiFe膜の表面を酸
化により変質させないようにするためである。真空中の
熱処理は一例であり、その他Arなとの不活性ガス雰囲
気で実施してもよく1本発明の趣旨を損なうものではな
い。この熱拡散による方法では第1の製造方法はど膜厚
方向で直線的に磁気特性を変化させることはできないが
、金属磁性膜3のヨーク1近傍での磁気特性を劣化させ
、結果的に金属磁性膜からヨーク1へかけての磁気特性
の急激な変化を解消することができ、第1の製造方法に
よる磁気ヘッドと同等の効果を生ずる。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明は、ギャップに対向した金属
磁性膜の磁気特性をギャップ側よりヨーク側か劣るよう
に連続的に変化させることにより。
金属磁性膜とヨークとの境界で生じる再生時の擬似ピー
クを解消できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の磁気ヘッドを示す斜視図、第2図は第
1図の金属磁性膜のFe−AQ−SL合金の組成比と磁
気特性を示す三元組成図、第3図は第2の製造方法によ
る磁気ヘッドを示す斜視図、第4図は従来の磁気ヘッド
を示す斜視図、第5図は従来の磁気ヘッドよりの出力電
圧波形を示す図である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)酸化物磁性体製のヨークにより非磁性膜と金属磁
    性体とを挟み込んだ磁気ヘッドにおいて、該金属磁性体
    の磁気特性を、前記非磁性膜と接する部分より前記ヨー
    クに接する部分にかけて連続的に変化させたことを特徴
    とする磁気ヘッド。
  2. (2)酸化物磁性体製のヨーク上に合金磁性膜を付与し
    、該合金磁性膜を有するヨークと一方の酸化物磁性体製
    ヨークとで非磁性膜を挟み込む磁気ヘッドの製造方法に
    おいて、前記合金磁性膜をヨーク上に作成する際に作成
    の開始時より終了時にかけて連続的に、合金を構成する
    2種以上の金属のそれぞれの付着速度を変化させること
    を特徴とする磁気ヘッドの製造方法。
  3. (3)酸化物磁性体製のヨーク上に金属磁性膜を付与し
    、該金属磁性膜を有するヨークと一方の酸化物磁性体製
    ヨークとで非磁性膜を挟み込む磁気ヘッドの製造方法に
    おいて、前記金属磁性膜をヨーク上に作成する際にヨー
    ク上に前もって前記金属磁性膜を構成する材料とは異な
    る金属膜を付与し、次に金属磁性膜を作成した後にヨー
    クを加熱することを特徴とする磁気ヘッドの製造方法。
JP62-156161A 1987-06-23 磁気ヘッド及びその製造方法 Pending JPH011110A (ja)

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JPS641110A JPS641110A (en) 1989-01-05
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