JPH083581A - 付香組成物及び付香製品の香気特性を付与し、改良し、増強し又は変調する方法、付香組成物、及び付香製品 - Google Patents
付香組成物及び付香製品の香気特性を付与し、改良し、増強し又は変調する方法、付香組成物、及び付香製品Info
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- JPH083581A JPH083581A JP7153564A JP15356495A JPH083581A JP H083581 A JPH083581 A JP H083581A JP 7153564 A JP7153564 A JP 7153564A JP 15356495 A JP15356495 A JP 15356495A JP H083581 A JPH083581 A JP H083581A
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Abstract
し、改良し、増強し又は変調する方法、付香組成物及び
付香製品。 【構成】 前記方法、組成物及び製品は、活性成分とし
て3−(2,2−ジメチル−プロピル)−ピリジンを使
用することによって得られる。 【効果】 フルーティタイプの香調を基本とする付香組
成物及び付香製品が得られる。
Description
品の香気特性を付与し、改良し、増強し又は変調する方
法に関し、該方法は芳香有効量の3−(2,2−ジメチ
ル−プロピル)−ピリジンを前記組成物又は製品に加え
ることから成る。
膚又は身体保護剤(skin orbody−care
products)、化粧料(cosmetic p
reparations)、身体脱臭剤又は空気新鮮化
剤(air fresheners)、シャンプー、整
髪料(hair−care products)、石ケ
ン、洗剤、繊維柔軟剤又は家庭用品の香気特性を付与
し、改良し、増強し又は変調する方法であり、該方法は
これらの製品に付香成分として3−(2,2−ジメチル
−プロピル)−ピリジンを加えることを特徴としてい
る。
組成物及び製品に関する。
若干のものは食品香料(flavor)工業で、つまり
コーヒー型芳香組成物又は畜肉型(meat typ
e)フレーバーを再構成するために知られている。香料
工業においては事情は全く異なり、ここではピリジンの
使用の記録ははるかに少い。
r)の記載によれば、ピリジンは、刺戟的で、鋭くかつ
拡散的香気を有し、場合によっては不快とも定義されて
いる香気を有し、ピリジンは高い希釈度では、温く、焦
臭(burnt)があり、極めて弱い持続性を呈する
(weakly tenacious)[Peofum
eand Flavor Chemicals,Mon
tclair,N.J.USA),1969,sec.
2776]。
中で確認されている。すなわちn−ペンチル−ピリジン
はエジプト産のジャスミン無水物(jasmine a
bsolute)中で確認されている[Mostafa
A.Nafah et al.,Perfumer
& Flavorist 6,24(1982)]が、
2−,3−及び4−ブチル−ピリジンはスペアミント精
油の成分である[T.Tsuneya et al.,
Bioactive Volatile compou
nds from Plants,ACS Sympo
sium Series 525(1992)]。
−エチルピリジンは、T.Toyoda等によってジャ
スミン精油中で確認された[Proceedings
Vllth Internatioral Essen
tial Oil Congress,Kyoto,
p.473〜76(1979)]。本出願人の知る限
り、今日まで3−(2,2−ジメチル−プロピル)−ピ
リジンの香料工業における使用も、実際天然産物中にお
けるその出現も全然記載されていない。
タイプの極めて心地よい香調(odor charac
ter)を有していることが確定された。該化合物は特
に快適な新鮮なフルーティノート(fresh−fru
ty note)を生じ、その若干のニュアンスは成熟
ナシ又はバナナの代表的な香気を想起させ、カミツレ
(Camomile)又はカラウエー(carawa
y)の香気を思い出させる含蓄も伴う。3−(2,2−
ジメチル−プロピル)−ピリジンは、重要な香気強さ
(odor strength)と相俣って、繊維上で
の極めて良好な匂いの持続性(tenacity)及び
優れた存在性(substantivity)を示し
た。実際、該化合物は新鮮でフルーティな香気を有して
いると思われたが、この香気自体、公知技術の他の類似
化合物によって提供される、むしろフェノール様、発熱
様(Pyrogenic)及びアミン様である特徴を考
えると全く意外である。
リジンは、その香気特性の結果として、調合及び合成香
料工業(fine and technical pe
rfumery)において種々の用途で広範囲に使用さ
れている。また該化合物は濃厚基本香料の全体的又は部
分的再組立てのためにも使用することができる。
リジンは、付香しようとする製品に直接加えるにして
も、またさらに最近では、他の常用の付香成分、溶剤又
は最近使用される賦形剤との混合物で加えるにしても、
種々様々な消費製品、すなわち香料、オーデコロン、皮
膚又は身体保護剤(skin or body−car
eproducts)、化粧料(Cosmetic p
reparations)、身体脱臭剤又は空気新鮮化
剤(air fresheners)、シャンプー、整
髪料(hair−care products)、石ケ
ン、洗剤、繊維柔軟剤又は家庭用品の特徴的な香気特性
を付与し、改良し、増強し又は変調するために役立ちう
る。
製造のためにも使用することができる。
範囲内で使用される割合は、広い範囲の値で変化する。
この割合は、実際には、3−(2,2−ジメチル−プロ
ピル)−ピリジンを加える製品の重量に対して1〜10
重量%であってよい。このような濃度値は絶対的値とし
て解釈されないのは当然であり、当業者は該成分の割合
を、所望の香気効果、付香すべき製品の性質及び所与の
組成物中に存在していてもよい他の共同成分の性質の関
数として適合することができる。
は、0.1〜0.5重量%の比較的低い濃度で十分有利
であるか、濃厚な基本香料を製造するためには10%を
超える濃度が必要である。
リジンは公知化学薬品であり、科学文献中ではポリマー
又は製薬工業に有用な化合物の製造のための合成中間体
又は出発生成物として記載されている。
方法は記載されている:O.Tsuge et a
l.,Chemistry Letters Japa
rc,1984,1255−58;O.Tsuge e
t al.,Bull,Chem.Soc.Japan
60,1497−1504(1987)及びE.Lan
ghals et al.,Chem.Ber.11
7,1259−1261(1984)。
メチルプロピル)−ピリジンを付香成分として使用する
ことである。
ジメチル−プロピル)−ピリジンを活性付香成分として
含有する付香組成物を提供することである。
よって種々の消費製品の香気特性を付与し、改良し、増
強し又は変調する寸法ならびにこのようにして変調され
た製品はすでに上記してある。
し本発明はこれらの例に限定されない。
分を混合することによって製造した: 成分 重量部 酢酸ヘキシル 10 酢酸リナリル 100 酢酸テルペニル 190 TCDアセテート1) 100 桂皮酸メチル 20 γ−ドデカラクトン 25 50%a)β−ドリノン(Dorinone:登録商標)2) 220 10%a)デイナスコン(Dynascone:登録商標)10%a)3) 10 リリアル(Lilial:録商標)4) 200 10%a)メロナル(Melonal:登録商標)4)5)酸化リナリル 10 ベロウトン(Veloutone)6) 50 γ−ウンデカラクトン 50 総量 990 a) ジプロピレングリコール 1) (トリシクロ[5.2.1.02,6]デセ−4−
イル)メチルアセテート 2) 出所:スイス国ジュネーブ在Firmenich
SA 3) 1−(5,5−ジメチル−シクロヘキセ−1−エ
ニル)−ペンテ−4−エン−オン; 出所:Firmenhich SA(スイス国ジュネー
ブ在) 4) 出所:Givaudan−Roure(登録商
標) 5) 2,6−ジメチル−5−ヘプテナ−ル 6) 2,2,5−トリメチル−5−ペンチル−シクロ
ペンタノン; 出所:Firmenich SA(スイス国ジュネーブ
在) このように製造した基本組成物99重量部に、3−
(2,2−ジメチル−プロピル−)ピリジン1部を加え
ると、フル−ティーナシ香調の増強された新規組成物が
得られる。その香気は果皮のニュアンスを伴って、一層
自然のように思われる。なお、全体は栄養のより少ない
ジュースになる。
o−floral,powdery type)の基本
付香組成物を、次の成分を混合することによって製造し
た: 成分 重量部 酢酸ベンジル 60 酢酸リナリル 80 フエニル酢酸 20 ベルガモット精油 180 10%a)シラカンバ木材精油 20 クマリン 80 10%a)ダマセノン(Damascenone)1) 20 ジメチルヒドロキノン 80 10%a)β−ドリノン(Dorinone:登録商標)2) 20 ヘリオトロピン 90 イラリア(Iralia:登録商標)3) 90 10%a)α−イロン(Irone) 20 リナロール(Linalol) BJ 60 ミルラ(Myrrh)精油 70 メチルフエニルアセテート 20 フエニルエチルフエニルアセテート 20 トナリッド(Tonalid:登録商標)4) 30 総量 960 a) ジプロピレングリコール 1),2)出所:Firmenich SA(スイス国
ジュネーブ在) 3) メチルイオノン;出所:Firmenich S
A(スイス国ジュネーブ在) 4) 出所:Polak′s Frutal Work
s(登録商標) 前記基本組成物96重量部に、4重量部を超える3−
(2,2−ジメチル−プロピル)−ピリジンを加える
と、上品な(elegant)香調を有する新規な組成
物が得られ、フエニル酢酸の存在から生じるこの組成物
の代表的なノート(note)は明らかに改良された。
全体の香調も一層自然にかつフローラルになり、アニマ
ルな香りは少なくなり、フルーティ−スイート(swe
et)な匂いが多くなる。
−プロピル)−ピリジンは分析的特徴を示した: 沸点: 80〜83℃/1.33×103Pa IR(CHCl3) :2961,1577,1478,
1424,1366,1238及び1192cm~1 NMR(1H):0.92(s,9H);2.48(s,2
H);7.19(m,1H);7.44(m,1H);
8.39(m,1H);8.45(m,1H)δppm MS:149(10,M+),134(10),93
(100),65(8),57(21)
Claims (3)
- 【請求項1】 付香組成物又は付香製品に3−(2,2
−ジメチル−プロピル)ピリジンの香気有効量を加える
ことを特徴とする、前記組成物又は製品の香気特性を付
与し、改良し、増強し又は変調する方法。 - 【請求項2】 香料、オーデコロン、皮膚又は身体保護
剤、化粧料、身体脱臭剤又は空気新鮮化剤、シャンプ
ー、整髪料、石ケン、洗剤、繊維柔軟剤又は家庭用品に
3−(2,2−ジメチル−プロピル)−ピリジンを付香
成分として加えることを特徴とする、前記製品の香気特
性を付与し、改良し、増強し又は変調する方法。 【請求項2】 3−(2,2−ジメチル−プロピル)−
ピリジンを活性成分として含有する付香組成物。 - 【請求項3】 3−(2,2−ジメチル−プロピル)−
ピリジンを活性成分として含有する香料、オーデコロ
ン、バス又はシャワー用ゲル、シャンプー又はヘアコン
ディショナー、化粧料、身体脱臭剤、空気新鮮化剤、洗
剤又は繊維柔軟剤又は家庭用品。
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- 1995-05-17 US US08/443,227 patent/US5569660A/en not_active Expired - Lifetime
- 1995-06-20 JP JP15356495A patent/JP3468917B2/ja not_active Expired - Lifetime
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