JP2002284660A - 毛髪化粧料用香料組成物 - Google Patents

毛髪化粧料用香料組成物

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JP2002284660A
JP2002284660A JP2001086046A JP2001086046A JP2002284660A JP 2002284660 A JP2002284660 A JP 2002284660A JP 2001086046 A JP2001086046 A JP 2001086046A JP 2001086046 A JP2001086046 A JP 2001086046A JP 2002284660 A JP2002284660 A JP 2002284660A
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methyl
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ethanone
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Takeshi Kawakami
健 川上
Steffen Sonnenberg
ゾンネンベルグ ステフェン
Keith Mcdermott
マクダモット キ−ス
Smith Leslie
スミス レスリ−
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Haarmann & Reimer Kk
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Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】毛髪をヘアドライヤ−の温風を用いて乾燥或い
は整髪している時に、満足のいく強さの香りを発散させ
ることができ、かつ、使用感の優れた毛髪化粧料用香料
組成物の提供。 【解決手段】 3-(4-tert-ブチルフェニル)-プロパナ−
ル、アセチルセドレン、5-ヘキシルジヒドロ-5-メチル-
2(3H)-フラノン、アセトアルデヒド2-フェニル-2,4-ペ
ンタンジオ−ルアセタ−ル、オキサシクロヘキサデセン
-2-オン、α-ヘキシルシンナミックアルデヒド、ヘリオ
トロピン、β-ヨノン、γ-メチルヨノン、3-(3-イソプ
ロピルフェニル)ブタナ−ル、ドデカナ−ル、等から成
る群から選ばれる少なくとも１種以上を有効成分として
含有する毛髪化粧料用香料組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は毛髪をヘアドライヤ
−の温風を用いて乾燥あるいは整髪している時に、満足
のいく強さの香りを発散させることができ、かつ、使用
感の優れた毛髪化粧料用香料組成物及び毛髪化粧料に関
する。
【０００２】
【従来の技術】多くの毛髪化粧料の消費者はヘアドライ
ヤ−の温風を用いて、洗浄した後の毛髪を乾燥したり、
整髪を行っている。昨今の香りに対する意識の高まりや
製品の差別化への要請から、ヘアドライヤ−の温風使用
時に好適な香りを付与することによって、使用感をより
高めたり、香りを楽しみたいというニ−ズが高まってい
る。これまでの毛髪化粧料用香料は、毛髪製品への香り
の付与、洗髪やすすぎなどの製品使用時に使用感を高め
るための香りの付与を主な目的として製品に配合されて
いる。
【０００３】ところが、これらの香料をシャンプ−、リ
ンス、ヘアコンディショナ−、ヘアトリ−トメントなど
の毛髪化粧料に配合し使用した場合、洗髪あるいは塗布
した後のすすぎにより、多くの香料成分が毛髪から失わ
れてしまったり、あるいは毛髪に残留した香料成分にお
いてもヘアドライヤ−の温風をふきつけることにより加
温された毛髪からの香料成分の蒸散量が十分でないた
め、ヘアドライヤ−の温風使用時の香り立ちは必ずしも
満足のいくものではなかった。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、シャ
ンプ−、リンス、ヘアコンディショナ−、ヘアトリ−ト
メントなどの毛髪化粧料を使用した後、ヘアドライヤ−
の温風を用いて毛髪を乾燥時あるいは整髪時に、満足の
いく強さで使用感の優れた香りを発散させることができ
る毛髪化粧料用香料組成物を提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、数多くの
香料成分について、ヘアドライヤ−の温風をふきつける
ことにより加温された毛髪からの香料の蒸散性や香りの
強さを鋭意検討した結果、特定の香料成分が、他の香料
成分にはない前記課題を解決した優れた特性を有してい
ることを見い出し、これに基づいて本発明を完成するに
至った。
【０００６】即ち、本発明は、3-(4-tert-ブチルフェニ
ル)-プロパナ−ル、アセチルセドレン、5-ヘキシルジヒ
ドロ-5-メチル-2(3H)-フラノン、アセトアルデヒド2-フ
ェニル-2,4-ペンタンジオ−ルアセタ−ル、オキサシク
ロヘキサデセン-2-オン、α-ヘキシルシンナミックアル
デヒド、2,6,10-トリメチル-9-ウンデセナ−ル、ドデカ
ヒドロ-3a,6,6,9a-テトラメチルナフト[2,1-b]フラン、
1-(1,2,3,4,5,6,7,8-オクタヒドロ-2,3,8,8-テトラメチ
ル-2-ナフタレニル)-エタノン、1-(1,2,3,4,5,6,7,8-オ
クタヒドロ-2,3,5,5-テトラメチル-2-ナフタレニル)-エ
タノン、4-(4-メチル-3-ペンテン-1-イル)-3-シクロヘ
キセノン-1-カルボキシアルデヒド、α-イロン、シクロ
ペンタデカノリド、2-メチル-3-(4-tert-ブチルフェニ
ル)プロパナ−ル、2-メチル-3-(4-イソプロピルフェニ
ル)プロパナ−ル、2-プロペニルシクロヘキシルオキシ
アセテ−ト、1-(2-ベンゾフラニル)-エタノン、ヘリオ
トロピン、β-ヨノン、γ-メチルヨノン、3-(3-イソプ
ロピルフェニル)ブタナ−ル、ドデカナ−ル、γ-ウンデ
カラクトン、3-メチルシクロペンタデセノン、1-(3-メ
チル-2-ベンゾフラニル)-エタノン、β-ダマセノン、β
-ダマスコン、δ-ダマスコン、メチル2-ペンチル-3-オ
キソ-シクロペンチルアセテ−トから成る群から選ばれ
る少なくとも１種以上の香料成分を含有する毛髪化粧料
用香料組成物に係る。
【０００７】
【発明の実施の形態】本発明において有効成分として用
いる香料成分は、特に3-(4-tert-ブチルフェニル)-プロ
パナ−ル、アセチルセドレン、5-ヘキシルジヒドロ-5-
メチル-2(3H)-フラノン、アセトアルデヒド2-フェニル-
2,4-ペンタンジオ−ルアセタ−ル、オキサシクロヘキサ
デセン-2-オン、α-ヘキシルシンナミックアルデヒド、
2,6,10-トリメチル-9-ウンデセナ−ル、ドデカヒドロ-3
a,6,6,9a-テトラメチルナフト[2,1-b]フラン、1-(1,2,
3,4,5,6,7,8-オクタヒドロ-2,3,8,8-テトラメチル-2-ナ
フタレニル)-エタノン、1-(1,2,3,4,5,6,7,8-オクタヒ
ドロ-2,3,5,5-テトラメチル-2-ナフタレニル)-エタノ
ン、4-(4-メチル-3-ペンテン-1-イル)-3-シクロヘキセ
ノン-1-カルボキシアルデヒド、α-イロン、シクロペン
タデカノリド、2-メチル-3-(4-tert-ブチルフェニル)プ
ロパナ−ル、2-メチル-3-(4-イソプロピルフェニル)プ
ロパナ−ル、2-プロペニルシクロヘキシルオキシアセテ
−ト、1-(2-ベンゾフラニル)-エタノン、ヘリオトロピ
ン、β-ヨノン、γ-メチルヨノン、3-(3-イソプロピル
フェニル)ブタナ−ル、ドデカナ−ル、γ-ウンデカラク
トン、3-メチルシクロペンタデセノン、1-(3-メチル-2-
ベンゾフラニル)-エタノン、β-ダマセノン、β-ダマス
コン、δ-ダマスコン、及び／又はメチル2-ペンチル-3-
オキソ-シクロペンチルアセテ−トが好ましい。
【０００８】これらの香料成分は、１種以上を用いるこ
とができ、毛髪化粧料用香料組成物中に合計で0.3〜100
重量％であり、好ましくは1〜90重量％である。これ
は、低配合量ではヘアドライヤ−の温風で加温された時
の毛髪からの香りの強さが十分ではなく、高配合量では
芳香が損なわれてしまう場合があり、好ましくないから
である。
【０００９】本発明の毛髪化粧料用香料組成物には、上
記香料成分以外に芳香を付与する目的で公知の香料を含
有させることができる。
【００１０】公知の香料の例として、例えば、レモン
油、オレンジ油、ライム油、ベルガモット油、ラバンジ
ン油、ラベンダー油、ゼラニウム油、スペアミント油、
ペパーミント油、ユーカリプタス油、ローズ油、サンダ
ルウッド油などの天然精油、α-ピネン、β-ピネン、リ
モネン、p-サイメンなどの炭化水素、オクタノール、ci
s-3-ヘキセノール、p-tert-ブチルシクロヘキサノール
などの脂肪族アルコール、シトロネロール、ゲラニオー
ル、テルピネオールなどのテルペン系アルコール、ベン
ジルアルコール、フェニルエチルアルコール、シンナミ
ックアルコールなどの芳香族アルコール、脂肪族アルデ
ヒド、テルペン系アルデヒド、芳香族アルデヒド、アセ
タール、鎖式ケトン、cis-ジャスモン、ダマスコン、ヨ
ノン、メチルヨノンなどの環式ケトン、カルボン、メン
トン、カンファーなどのテルペン系ケトン、アセトフェ
ノン、ラズベリーケトンなどの芳香族ケトン、ジベンジ
ルエーテルなどのエーテル、リナロールオキサイド、ロ
ーズオキサイドなどのオキサイド、ムスコン、シクロヘ
キサデカノリドなどの合成ムスク、γ-ノナラクトンな
どのラクトン類、酢酸エステル、プロピオン酸エステ
ル、酪酸エステルなどの脂肪族エステル、安息香酸エス
テル、フェニル酢酸エステル、サリチル酸エステルなど
の芳香族エステルなどがあげられる。
【００１１】本発明香料組成物へこれらの公知の香料成
分を配合する際、具体的に選択される成分の種類及び組
み合わせ、並びにそれぞれの成分の配合量は、目的に応
じて当業者により適宜選択することが出来、特に限定さ
れるべきものではない。
【００１２】本発明は更に、上記香料組成物を配合して
成る毛髪化粧料にも係る。本発明の毛髪化粧料用香料組
成物を配合した毛髪化粧料の例としては、シャンプ−、
リンス、ヘアコンディショナ−、ヘアトリ−トメント、
ヘアスプレ−、ヘアム−ス、ヘアミスト、ヘアオイル、
ヘアクリ−ム、ヘアジェル、ヘアリキッド、ポマ−ド、
ヘアトニック、及び育毛剤等が挙げられる。このうち特
にシャンプ−、リンス、ヘアコンディショナ−、ヘアト
リ−トメントが特に望ましい。
【００１３】これら本発明の毛髪化粧料に配合される他
の成分の例としては、各種界面活性剤、シリコ−ン誘導
体、カチオン性ポリマ−、保湿剤、エモリエント剤、収
斂剤、発毛促進剤、止痒剤、消炎剤、アルコ−ル類、粘
度調整剤、色素、紫外線吸収剤、金属封鎖剤、酸化防止
剤、抗菌剤、防腐剤、ＬＰＧ，植物抽出エキス等が挙げ
られる。
【００１４】本発明の毛髪化粧料に配合される毛髪化粧
料用香料組成物及びその他の成分の配合量は、毛髪化粧
料の形態及び使用目的等に応じて当業者が適宜決めるこ
とが出来るが、毛髪化粧料用香料組成物は、通常、毛髪
化粧料に対して、０．０１〜１．００重量％配合され
る。
【００１５】本発明の毛髪化粧料用香料組成物及び毛髪
化粧料は、当業者に公知の適当な担体と組合わせて、液
状、乳液状、クリーム状、スプレー状、ゼリー状、ステ
ィック状、及び半固体状等の任意の形態で使用すること
が出来る。
【００１６】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を説明するが、
本発明の技術的範囲はこれらの実施例に限定されるもの
ではない。
【００１７】
【実施例１】以下の配合割合でシャンプー−ベ−スを調
製した。シャンプー−ベ−ス ポリオキシエチレンラウリルエ−テル硫酸ナトリウム（３E.O.) 8 ラウリン酸アミドプロピルベタイン 1 ヤシ油脂肪酸ジエタノ−ルアミド 3 エチレングリコ−ルモノステアレ−ト 2 カチオン化セルロ−ス 0.3 プロピレングリコ−ル 3 安息香酸ナトリウム 0.5脱イオン水 82.2 合計（重量％） 100.0
【００１８】
【実施例２】洗髪後毛束からの25℃におけるヘッドスペ
−ス成分分析 実施例 1 において調製したシャンプ−ベ−スに本発明
の各香料成分0.015%賦香して、本発明の毛髪化粧料であ
るシャンプ−を調製した。３gの均質な毛束を40℃のこ
のシャンプ−3%水溶液200mLに2分間浸した。さらに、40
℃の温水2Lを用いてよくすすぎ、タオルで水分を拭き取
った。この毛束を100mLバイアル瓶に入れ密封後、25℃
にて30分間放置した。バイアル瓶に固相マイクロ抽出用
ファイバ−アセンブリ−（PDMS/DBV 65μm 、Sigma-Aid
rich 社製）を挿入し、30分間ヘッドスペ−ス成分をサ
ンプリングした。GC-MSを行い香料成分のピ−ク面積を
得た。
【００１９】洗髪後毛束からの50℃におけるヘッドスペ
−ス成分分析 実施例 1 において調製したシャンプ−ベ−スに本発明
の各香料成分0.015%賦香して、本発明の毛髪化粧料であ
るシャンプ−を調製した。３gの均質な毛束を40℃のこ
のシャンプ−3%水溶液200mLに2分間浸した。さらに、40
℃の温水2Lを用いてよくすすぎ、タオルで水分を拭き取
った。この毛束を100mLバイアル瓶に入れ密封後、50℃
にて30分間放置した。バイアル瓶に固相マイクロ抽出用
ファイバ−アセンブリ−（PDMS/DBV 65μm 、Sigma-Aid
rich 社製）を挿入し、30分間ヘッドスペ−ス成分をサ
ンプリングした。GC-MSを行い香料成分のピ−ク面積を
得た。
【００２０】分析条件 GC-MS ：アジレントテクノロジ−社製 HP6890 Series カラム ：J&W社製 DB-WAX 60m、内径0.25mm、膜厚0.25μm カラム昇温条件：60℃〜235℃、4℃／分で昇温 試料注入口：250℃（スプリットベント1分間、閉） 検出器：アジレントテクノロジ−社製 HP5973 MSD マスレンジ／27-300 amu トランスファ−ライン温度／240℃ キャリアガス：ヘリウム 30cm／sec. （コンスタントフロ−モ−ド）
【００２１】ピ−ク面積比 下記に示す通り、本発明の各香料成分について50℃と25
℃のヘッドスペ−ス成分のピ−ク面積比を求めた。 [ ピ−ク面積比 ]50℃／25℃ ＝ [ピ−ク面積]50℃ ÷
[ピ−ク面積]25℃
【００２２】
【比較例１】ゲラニルアセテ−ト、シトラ−ル、ジヒド
ロミルセノ−ル、ベンジルアセテ−ト、4-メチレン-3,
5,6,6-テトラメチル-2-ヘプタノン、リナロ−ルについ
て、実施例 2 と同様の試験を行い、それぞれについて
[ ピ−ク面積比 ]50℃／25℃ を求めた。
【００２３】
【実施例３】ヘアドライヤ−使用時（温風）の毛束から
の香りの強さ 本発明の各香料成分につき、実施例 1 において調製し
たシャンプ−ベ−スに0.015%賦香して、本発明の毛髪化
粧料であるシャンプ−を調製した。３gの均質な毛束を4
0℃のこのシャンプ−3%水溶液200mLに2分間浸した。さ
らに、40℃の温水2Lを用いてよくすすぎ、タオルで水分
を拭き取った。この毛束を1Lビ−カ−に入れた。ヘアド
ライヤ−の温風（松下電工株式会社製 EH589、1200W）
を毛束に1分間吹き付け、密閉した。直ちに5名の専門パ
ネラ−によって、このビ−カ−内の毛束から匂う本発明
の各香料成分の香りの強さを下記に示す評価基準に従い
官能評価を行い平均値を求めた。
【００２４】5：香りが強い 4：やや香りが強い 3：楽に匂う 2：やや弱い 1：弱い 0：匂わない
【００２５】
【比較例２】ヘアドライヤ−使用時（温風）の毛束から
の香りの強さ ジメチルベンジルカルビニルブチレ−ト、シトラ−ル、
ジヒドロミルセノ−ル、ベンジルアセテ−ト、4-メチレ
ン-3,5,6,6-テトラメチル-2-ヘプタノン、リナロ−ルに
ついて、実施例３と同様の試験を行い、それぞれについ
て香りの強さの平均値を求めた。
【００２６】以上の実施例２、実施例３、比較例１、比
較例２で得られた結果を表1に示した。
【００２７】
【表１】
【００２８】表１より本発明の香料成分は、[ピ−ク面
積比 ]50℃／25℃の値からシャンプ−で洗髪後の毛束を
25℃から50℃に加熱することにより、蒸散性が著しく向
上し、さらに、官能的にもヘアドライヤ−使用時に十分
な香りの強さを有していることがわかった。
【００２９】
【実施例４及び比較例３】下記配合により、本発明の毛
髪化粧料香料組成物を調製した。これらのものはフロー
ラルの香りを有していた。
【表２】
【００３０】
【実施例５】実施例４ の毛髪化粧料用香料組成物を用
い、下記配合により本発明の毛髪化粧料であるリンスを
調製した。リンス 流動パラフィン 2.0 セチルアルコ−ル 1.5 ステアリルアルコ−ル 0.8 塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 0.8 グリセリン 3.0 メチルパラベン 0.1 毛髪化粧料香料組成物 0.5脱イオン水 91.3 合計 重量（％） 100.0
【００３１】
【比較例４】比較例３ の毛髪化粧料用香料組成物を用
い、実施例５と同様の方法によりリンスを調製した。
【００３２】
【実施例６】20gの均質な毛束を40℃の温水に浸し水に
十分馴染ませてから、実施例５で調製したリンスを1g塗
布した。40℃の温水でよくすすぎ、タオルで水分を拭き
取った。この毛束を10Lビ−カ−に入れた。ヘアドライ
ヤ−の温風（松下電工株式会社製 EH589、1200W）を毛
束に1分間吹き付け、密閉した。タオルで水分を拭き取
りビ−カ−に入れた後、すなわち、ヘアドライヤ−使用
前及びヘアドライヤ−使用後の香りの強さを実施例３と
同様の方法により官能試験を行い平均値を求めた。
【００３３】
【比較例５】実施例３と同様の方法により、比較例４に
ついて官能試験を行い平均値を求めた。
【００３４】実施例６及び比較例５の結果を表３に示し
た。
【００３５】
【表３】
【００３６】表３より本発明品を用いた毛髪化粧料用香
料組成物は、ヘアドライヤ−の温風を毛束に吹き付け、
加温されることにより、満足のいく強さの香りを発散さ
せることができることがわかった。
【００３７】
【発明の効果】本発明の毛髪化粧料用香料組成物は、毛
髪をヘアドライヤ−の温風を用いて乾燥あるいは整髪し
ている時に、満足のいく強さの香りを発散させることが
でき、かつ、優れた使用感を付与することができる。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ａ６１Ｋ 7/46 ３６５ Ａ６１Ｋ 7/46 ３６５ ３８５ ３８５Ｅ ３８５Ｇ ４１１ ４１１ 7/06 7/06 // Ｃ１１Ｂ 9/00 Ｃ１１Ｂ 9/00 Ｋ Ｊ Ｘ Ｌ Ｎ Ｑ Ｐ Ｍ Ｔ Ｃ１１Ｄ 3/50 Ｃ１１Ｄ 3/50 (72)発明者 キ−ス マクダモット アメリカ合衆国ニュ−ジャ−ジ−州、テタ ボロ、300 ノ−スストリ−ト (72)発明者 レスリ− スミス アメリカ合衆国ニュ−ジャ−ジ−州、テタ ボロ、300 ノ−スストリ−ト Ｆターム(参考） 4C083 AC022 AC072 AC122 AC312 AC392 AC482 AC642 AC692 AC712 AC782 AD132 BB41 CC31 CC38 CC39 DD27 EE06 EE21 4H003 AB31 AC13 AD04 DA02 EB04 EB07 EB09 EB42 ED02 FA26 4H059 BA17 BA19 BA20 BA22 BA23 BA25 BA30 BA36 BB02 BB13 BB14 BB15 BB18 BB19 BB22 BB23 BB44 BB45 BB46 DA09

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 3-(4-tert-ブチルフェニル)-プロパナ
    −ル、アセチルセドレン、5-ヘキシルジヒドロ-5-メチ
    ル-2(3H)-フラノン、アセトアルデヒド2-フェニル-2,4-
    ペンタンジオ−ルアセタ−ル、オキサシクロヘキサデセ
    ン-2-オン、α-ヘキシルシンナミックアルデヒド、2,6,
    10-トリメチル-9-ウンデセナ−ル、ドデカヒドロ-3a,6,
    6,9a-テトラメチルナフト[2,1-b]フラン、1-(1,2,3,4,
    5,6,7,8-オクタヒドロ-2,3,8,8-テトラメチル-2-ナフタ
    レニル)-エタノン、1-(1,2,3,4,5,6,7,8-オクタヒドロ-
    2,3,5,5-テトラメチル-2-ナフタレニル)-エタノン、4-
    (4-メチル-3-ペンテン-1-イル)-3-シクロヘキセノン-1-
    カルボキシアルデヒド、α-イロン、シクロペンタデカ
    ノリド、2-メチル-3-(4-tert-ブチルフェニル)プロパナ
    −ル、2-メチル-3-(4-イソプロピルフェニル)プロパナ
    −ル、2-プロペニルシクロヘキシルオキシアセテ−ト、
    1-(2-ベンゾフラニル)-エタノン、ヘリオトロピン、β-
    ヨノン、γ-メチルヨノン、3-(3-イソプロピルフェニ
    ル)ブタナ−ル、ドデカナ−ル、γ-ウンデカラクトン、
    3-メチルシクロペンタデセノン、1-(3-メチル-2-ベンゾ
    フラニル)-エタノン、β-ダマセノン、β-ダマスコン、
    δ-ダマスコン、及びメチル2-ペンチル-3-オキソ-シク
    ロペンチルアセテ−トから成る群から選ばれる少なくと
    も１種以上の香料成分を含有する毛髪化粧料用香料組成
    物。
  2. 【請求項２】 請求項1に記載の香料組成物を配合して
    成る毛髪化粧料。
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