JP2000154394A - 香料組成物 - Google Patents

香料組成物

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JP2000154394A
JP2000154394A JP32852798A JP32852798A JP2000154394A JP 2000154394 A JP2000154394 A JP 2000154394A JP 32852798 A JP32852798 A JP 32852798A JP 32852798 A JP32852798 A JP 32852798A JP 2000154394 A JP2000154394 A JP 2000154394A
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oil
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acetate
container
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JP32852798A
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Yoji Watanabe
洋二 渡辺
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Lion Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 やすらぎ感を与える香気を有し、かつ、使用
感に優れた香料組成物を提供する。 【解決手段】 α−ピネンと、下記a)群の15種から
選択される少なくとも1種の香料とを含有する香料組成
物。更に、下記b)〜e)から選択される少なくとも1
種の香料を含有する香料組成物。 a)群:1. ムスコン、2. シベトン、3. シクロペンタデ
カノン、4. シクロヘキサデセノン、5. シクロペンタデ
カノリド、6. アンブレットリド、7. シクロヘキサデカ
ノリド、8. 10−オキサヘキサデカノリド、9. 11−
オキサヘキサデカノリド、 10. 12−オキサヘキサデ
カノリド、11. エチレンブラシレ−ト、12. エチレンド
デカンジオエ−ト、13. オキサヘキサデセン−2−オ
ン、14.14-メチル-ヘキサデセノリド、15.14-メチル-ヘ
キサデカノリド、b)天然香料、c)テルペン系香料、d)ラ
クトン系香料、e)其の他の特定香料化合物

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、やすらぎ感を与え
る香気を有し、かつ、使用感に優れた香料組成物に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、香料は、製品を使用した時の使用
実感を付与するための特徴付けを行うとか、または、使
用時に基剤臭を感じさせないで良い香りを提供するとか
の目的で着香されている。従って、従来の香料は、製品
の印象付けのために、奇抜な香りを付けたり、使用感を
増強するために嗜好性の良い香りを付けているなど、香
りの好き嫌いでの判断で着香されるのがほとんどであ
り、やすらぎ感を与える香気を有し、かつ、使用感に優
れた香料はないのが実情であった。
【0003】例えば、特開昭57−85898号公報に
は、芳香性粒状洗剤において、香料としてアンブレトン
(5−シクロヘキサデセノン)を用いることにより、酵
素変質臭をマスキングする技術が開示されている。しか
しながら、この技術は、経時による酵素の変質臭発生に
対して、香りでマスキングし、嗜好性の良い香りとす
る、香料本来の役割を効果としているにすぎないもので
あり、香りの心理作用による「やすらぎ感」を特定香料
に求めているものではないものである。また、特開平2
−142720号公報には、香料として、ムスクケト
ン、シクロペンタデカノリドを用いることにより、目覚
め効果を発揮できることが開示されている。しかしなが
ら、この技術は、目覚め効果をもつ香料であり、「覚醒
作用」によるものであるが、本発明の「鎮静作用」を目
的とする香料組成物とは、全く逆の作用である。
【0004】更に、特公平7−26116号公報は、臭
気精製タンパク分解酵素及び香料を含有する洗剤組成物
において、エチレンブラシレ−トを用いることにより、
経時による酵素の変質臭発生に対して、香りでマスキン
グし、嗜好性の良い香りとする、香料本来の役割を効果
としているにすぎないものであり、本発明の香りの心理
作用による「やすらぎ感」を特定香料にもとめているも
のとは相違するものである。
【0005】また、特開平8−245980号公報は、
植物性石鹸用香料組成物及びそれを含有する植物性石鹸
において、シクロペンタデカノリド、アンブレットリ
ド、ムスコン、エチレンブラシレ−ト、10−オキサヘ
キサデカノリド、12−オキサヘキサデカノリドを用い
ることにより、植物性石鹸に香りの拡散性、持続性及び
柔軟性を付与することが開示されている。従来における
石鹸原料は、牛脂よりの脂肪酸を用いていたので、その
原料臭は、動物特有の甘く幅のあるワックス臭を持つた
め、人間にとって親しみのあるにおいであった。但し、
最近は、天然指向や原料事情から植物(パーム油、ヤシ
油、等)よりの脂肪酸を用いているが、原料臭は、植物
由来の青臭い冷たい感じのにおいとなり、永い間慣れ親
しんだ牛脂臭とは、異なるために、牛脂臭のにおいを出
すのが課題である。上記公報に開示の技術は、特定の香
料を用いて牛脂臭感覚のにおいを植物由来脂肪酸原料に
付与できるとし、香りの拡散性、持続性、柔軟性に効果
を置き換えているものであり、本発明における原料臭の
においの変調ではなく、消費者に与える香りの心理的作
用(やすらぎ感)を訴求している点で相違するものであ
る。
【0006】更に、特開平8−3580号公報は、女性
認識強化剤及びそれを含有する香料組成物において、シ
クロペンタデカノリド、シクロペンタデカノンを用いる
ことにより、男性に女性を強く認識させることにより女
性を好ましく印象付けさせることが開示されている。こ
の発明は、視覚での判定を香りの違いにより、どのよう
に影響を与えるか(男性の顔と女性の顔をコンピュータ
で1:1の割合で混合して得られた顔について、香りの
違いにより女性と見る解答割合の高い香料や物質を女性
認識強化剤としている)によって、女性認識強化剤とし
ている。一般に、ムスクや白檀などは、粉っぽい香りと
して、女性用フレグランスや化粧品に多用されるので、
被験者が、ムスクの香りがすると、粉っぽいかおりなの
で、必然的に女性のイメージを抱いて、女性の顔と解答
する結果となり、香りイメージを活用した結果である。
従って、上記公報に開示の技術は、本発明における香り
のイメージの対象が「やすらぎ感」とする点で相違する
ものである。
【0007】更にまた、特開平9−104892号公報
には、香料組成物として、ヘキサデカン酸を必須成分と
し、更にシベトン、ムスコンを用いることにより、嗜好
に優れた香りが長時間持続する香料組成物が開示されて
いる。この発明は、香調に関係なく、ヘキサデカン酸と
特定の香料を特定の割合で配合することにより嗜好性が
向上するとしている。しかしながら、使用場面において
は、状況にそぐわない香りの場合は、嫌悪感を持つため
に製品の使用感を損ない、使用したくなくなるという課
題があるのが現状である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来技
術の課題に鑑み、これを解消しようとするものであり、
香りの嗜好性以外に、人間本来の生存要求から来る、や
すらぎを与える香気を有し、かつ、使用感に優れた香料
組成物を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記従来技
術の課題について、鋭意検討した結果、α−ピネンと、
特定の香料とを組み合わせることにより、上記目的の香
料組成物が得られることを見い出し、本発明を完成する
に至ったのである。本発明の香料組成物は、α−ピネン
と、下記a)群の15種から選択される少なくとも1種
の香料とを含有することを特徴とする。 a)群 1. ムスコン(Muscone) 2. シベトン(Civetone) 3. シクロペンタデカノン(Cyclopentadecanone) 4. シクロヘキサデセノン(5-Cyclohexadecen-1-one) 5. シクロペンタデカノリド(Cyclopentadecanolide) 6. アンブレットリド(Ambrettolide) 7. シクロヘキサデカノリド(Cylohexadecanolide) 8. 10−オキサヘキサデカノリド(10-Oxahexadecanoli
de) 9. 11−オキサヘキサデカノリド(11-Oxahexadecanoli
de) 10. 12−オキサヘキサデカノリド(12-Oxahexadecanol
ide) 11. エチレンブラシレ−ト(Ethylene brassylate) 12. エチレンドデカンジオエ−ト(Ethylenedodecanedio
ate) 13. オキサヘキサデセン−2−オン(Oxahexadecen-2-on
e) 14. 14−メチル−ヘキサデセノリド(14-Methyl-Hexad
ecenolide) 15. 14−メチル−ヘキサデカノリド(14-Methyl-Hexad
ecanolide) また、本発明の香料組成物は、α−ピネンと、上記a)
群の15種から選択される少なくとも1種の香料と、下
記b)〜e)から選択される少なくとも1種の香料とを
含有することを特徴とする。 b)天然香料 c)テルペン系香料 d)ラクトン系香料 e)上記b)〜d)の香料以外で下記式(I)で表され
る化合物を除く香料化合物
【化2】
【0010】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて更に詳しく説明する。 本発明の香料組成物は、α−ピネンと、下記a)群の
15種から選択される少なくとも1種の香料とを含有す
る香料組成物、α−ピネンと、下記a)群の15種か
ら選択される少なくとも1種の香料と、下記b)〜e)
から選択される少なくとも1種の香料とを含有する香料
組成物からなるものである。 a)群 1. ムスコン(Muscone) 2. シベトン(Civetone) 3. シクロペンタデカノン(Cyclopentadecanone) 4. シクロヘキサデセノン(5-Cyclohexadecen-1-one) 5. シクロペンタデカノリド(Cyclopentadecanolide) 6. アンブレットリド(Ambrettolide) 7. シクロヘキサデカノリド(Cylohexadecanolide) 8. 10−オキサヘキサデカノリド(10-Oxahexadecanoli
de) 9. 11−オキサヘキサデカノリド(11-Oxahexadecanoli
de) 10. 12−オキサヘキサデカノリド(12-Oxahexadecanol
ide) 11. エチレンブラシレ−ト(Ethylene brassylate) 12. エチレンドデカンジオエ−ト(Ethylenedodecanedio
ate) 13. オキサヘキサデセン−2−オン(Oxahexadecen-2-on
e) 14. 14−メチル−ヘキサデセノリド(14-Methyl-Hexad
ecenolide) 15. 14−メチル−ヘキサデカノリド(14-Methyl-Hexad
ecanolide) b)天然香料 c)テルペン系香料 d)ラクトン系香料 e)上記b)〜d)の香料以外で下記式(I)で表され
る化合物を除く香料化合物
【化3】
【0011】本発明で用いるα−ピネンは、テルペン系
炭化水素の代表的な存在であり、松柏科植物に多く存在
するものである。市場に流通しているピネンは、通常α
−ピネンとβ−ピネンの混合体であり各種テレビン油を
蒸留したものである。α−ピネンは、脳波におけるα波
を多く出させることが知られているが、本発明では、官
能評価であるが大環状ムスク類との新規な組み合わせに
より「やすらぎ感」を与えられたものであると考えられ
る。α−ピネンの配合量は、香料組成物全量に対して、
0.1〜50重量%、好ましくは、0.5〜15重量
%、更に好ましくは、2.0〜10重量%である。配合
量が0.1重量%未満であると、安らぎ感を十分に付与
することができず、また、50重量%を超えると、香り
のバランスを崩して、嗜好性の面から好ましくない。
【0012】本発明で用いる上記a)群の15種から選
択される少なくとも1種(単独又は2種以上の混合物)
の香料は、大環状ムスク類である。一般に、ムスク類に
は、天然香料と合成香料があり、天然香料では、例え
ば、麝香、霊猫香、龍ぜん香、海狸香、ムスク・チバ
タ、アンブレットシード油等が挙げられ、合成香料で
は、例えば、ニトロムスク、多環状ムスク、大環状ムス
ク等が挙げられる。ニトロムスクでは、ムスクケトン、
ムスクアンブレット、ムスクキシロール、ムスクチベテ
ン、モスケンが挙げられ、また、多環状ムスクでは、イ
ンダン系、テトラリン系、イソクロマン系ムスクがあ
り、ファントリド、セレストリド、トラセオリド、ホル
ミルテトラメチルテトラリン、トナリド、ビタライド、
ガラクソリド等が挙げられる。大環状ムスクは、上記
a)群に記載したムスクが挙げられる。
【0013】これらのムスク類の香りにおける役割は、
ムスクの香りを表現する以外に香料に上記ムスク類を配
合することにより、トップノート(柑橘ノートなど)を
押し上げるなどして、香りの拡散性を増強する効果を有
するものである。また、上記ムスク類は、ラストノート
(ムスクノートなど)に属する香料なので、ムスク自身
の残香性を発揮するのみならず、揮散しやすい香料を揮
散し難くするという香気保留効果を有する。更に、上記
ムスク類は、香水や、コロン、整髪剤、デオドラント剤
等のエタノール使用製品に配合することによりエタノー
ルの刺激臭を感じさせなくしたり、緩和したりする効果
もあるので、エタノールのみならず、製品の低沸点有機
化合物の溶剤やポリマーの不純物である低沸点有機化合
物などの不快臭や刺激臭を隠蔽したり、緩和する効果を
有するものである。但し、ニトロムスクは、トップノー
トの拡散性に大きく寄与するが、多環状ムスクや大環状
ムスクは、トップノートの拡散性への寄与は若干少な
く、さらに大環状ムスクは「香りを和らげる」効果を有
し、本発明の目的である「やすらぎ感を与える作用を発
揮させるのが特徴である。これは多分にニトロムスクや
多環状に較べ大環状ムスクは、生分解性が優れているの
で、自然環境にやさしいムスクであるからと考えられ
る。従って、本発明では、ニトロムスク、多環状ムス
ク、大環状ムスク等のうち、本発明の目的を達成するた
めに上記a)群の15種から選択される大環状ムスクが
選ばれるものである。上記a)群の15種から選択され
る大環状ムスクのうち、より「やすらぎ感」を付与する
ものとして、好ましくは、上記(1)のムスコン、上記(1
1)のエチレンブラシレートが望ましい。
【0014】上記a)群の15種から選択される少なく
とも1種のムスクの配合量は、香料組成物全量に対し
て、0.01〜50重量%、好ましくは、0.02〜2
0重量%である。配合量が0.01重量%未満である
と、本発明の効果が不十分となり、また、50重量%を
超えると、「やすらぎ感」を付与する効果が劣るという
面で好ましくない。
【0015】本発明の香料組成物は、上記α−ピネン
と、上記a)群の15種から選択される少なくとも1種
の香料とを含有することにより、本発明の効果を達成で
きるものであり、更に本発明では、上記b)〜e)から
選択される少なくとも1種の香料を含有せしめることに
より、更に本発明の効果を効果を向上せしめることがで
きる。本発明に更に配合されるb)成分である天然香料
は、天然物から抽出される香料であれば、特に限定され
るものではなく、以下のような香料が挙げられる。な
お、以下に挙げられる香料の呼称は、「香りの百科;日
本香料協会編」や「香料の実際知識 第2版;印藤元
一」による。天然香料としては、例えば、アンブレット
・シードオイル、ミモザコンクリ−ト、ミモザアブソリ
ュ−ト、ミモザオイル、アサフェチダレジノイド、アジ
ョワンオイル、スタ−アニスオイル、フェンネルオイ
ル、アビエスオイル、アミリスオイル、アンバ−グリス
チンキ、イランイランオイル、イランイランアブソリュ
−ト、カナンガオイル、イリスレジノイド、イリスアブ
ソリュ−ト、イリスオイル、ウィンタ−グリ−ンオイ
ル、エレミオレオレジン、エレミレジノイドアブソリュ
−ト、エレミチンキ、オ−クモスコンクリ−ト、オ−ク
モスアブソリュ−ト、オ−クモスレジン、オ−クモスレ
ジノイド、トリ−モスアブソリュ−ト、オコティアオイ
ル、オポパナックスレジノイド、オポパナックスアブソ
リュ−ト、オポパナックスオイル、オリバナムレジノイ
ド、オリバナムアブソリュ−ト、オリバナムオイル、オ
−ルスパイスオイル、オレガノオイル、オレガノオレオ
レジン、オレンジオイル、オレンジフラワ−アブソリュ
−ト、ネロリオイル、プチグレンオイル、オレンジフラ
ワ−コンクリ−ト、ビタ−オレンジオイル、ガ−ジュン
バルサム、ガ−ジュンバルサムオイル、カスカリラバ−
クオイル、カストリウムアブソリュ−ト、カッシ−アブ
ソリュ−ト、カッシ−フラワ−オイル、カッシアオイ
ル、ガ−デニアアブソリュ−ト、カ−ネションアブソリ
ュ−ト、カブリュ−バオイル、カモミルオイル、カルダ
モンオイル、ガルバナムオイル、ガルバナムレジン、ガ
ルバナムレジノイド、キャラウェ−シ−ドオイル、キャ
ロットシ−ドオイル、オスマンサスアブソリュ−ト、オ
スマンサスコンクリ−ト、グァヤックウッドオイル、グ
ァヤックレジン、グァヤックコンクリ−ト、クスノキオ
イル、クベバオイル、クミンオイル、クミンアブソリュ
−ト、クミンオレオレジン、クラリセ−ジオイル、グレ
−プフル−ツオイル、クロ−ブオイル、コスタスオイ
ル、コパイババルサム、コパイババルサムオイル、コパ
イババルサムレジン、コリアンダ−オイル、サッサフラ
スオイル、オコティアオイル、サンダルウッドオイル、
ジェネアブソリュ−ト、シソオイル、シトロネラオイ
ル、シベットアブソリュ−ト、ジャスミンアブソリュ−
ト、ジャスミンコンクリ−ト、ジュニパ−ベリ−オイ
ル、シベットチンキ、ジョンキルアブソリュ−ト、アガ
−ウッドオイル、ジンジャ−オイル、シナモンオイル、
シナモンバ−クオイル、シナモンリ−フオイル、スギオ
イル、スチラックスオイル、スチラックスレジノイド、
スペアミントオイル、セイボリ−オイル、セ−ジオイ
ル、セダ−オイル、セダ−リ−フオイル、ゼラニウムオ
イル、セロリ−シ−ドオイル、タイムオイル、タラゴン
オイル、チュベロ−ズアブソリュ−ト、ディルオイル、
トル−バルサム、ナツメッグオイル、ナルシサスアブソ
リュ−ト、バイオレットアブソリュ−ト、パインオイ
ル、バジルオイル、パセリリ−フオイル、パセリシ−ド
オイル、パセリハ−ブオイル、パチョリオイル、ハッカ
オイル、バニラアブソリュ−ト、ハネ−サックルアブソ
リュ−ト、パルマロ−ザオイル、バレリアンオイル、ヒ
ソップオイル、ヒバオイル、ヒヤシンスアブソリュ−
ト、フィグアブソリュ−ト、ブチュオイル、ベチバ−オ
イル、ペニ−ロイヤルオイル、ペッパ−オイル、ペパ−
ミントオイル、ベルガモットオイル、ペル−バルサム、
ベンゾインレジン、ベンゾインチンキ、ベンゾインレジ
ノイド、ボアドロ−ズオイル、ホウショウオイル、ホッ
プオイル、ホップコンクリ−ト、ホップアブソリュ−
ト、マ−ジョラムオイル、タゼットオイル、マンダリン
オイル、ミカンオイル、ミルレジノイド、ミルアブソリ
ュ−ト、ミルオイル、ムスクアブソリュ−ト、ムスクチ
ンキ、ユ−カリオイル、ユズオイル、ヨモギオイル、ウ
ォ−ムウッドオイル、ライムオイル、ラブダナムオイ
ル、ラブダナムコンクリ−ト、ラブダナムアブソリュ−
ト、ラベンダ−オイル、ラバンジンオイル、リナロエオ
イル、レモンオイル、レモングラスオイル、ロ−ズオイ
ル、ロ−ズアブソリュ−ト、ロ−ズコンクリ−ト、ロ−
ズマリ−オイル、ロベ−ジオイル、ロ−レルオイル、ロ
−レルリ−フオイル、麝香、霊猫香、竜ぜん香、海狸
香、ムスク・チバタ等が挙げられる。これらの天然香料
は、単独で又は2種以上混合して配合することができ
る。
【0016】これらの天然香料のうち、より「気分を落
ち着かせる」効果がある点から、好ましくは、フェンネ
ルオイル、アビエスオイル、エレミレジノイドアブソリ
ュート、オリバナムオイル、オレンジオイル、ネロリオ
イル、プチグレンオイル、ビターオレンジオイル、カモ
ミルオイル、クラリセージオイル、グレープフルーツオ
イル、シソオイル、サンダルウッドオイル、スペアミン
トオイル、セージオイル、チュベローズアブソリュー
ト、パインオイル、バニラアブソリュート、バレリアン
オイル、ヒバオイル、ベチバ−オイル、ベルガモットオ
イル、ベンゾインレジノイド、マ−ジョラムオイル、マ
ンダリンオイル、ミカンオイル、ミルオイル、ユ−カリ
オイル、ラベンダ−オイルが望ましい。
【0017】上記b)成分である天然香料の配合量は、
香料組成物全量に対して、0.01〜99重量%、好ま
しくは、0.02〜50重量%である。配合量が0.0
1重量%未満であると、本発明の更なる効果を発揮する
ことができず、また、99重量%を超えると、香りのバ
ランスをくずして、嗜好性の面から嫌われるなどして、
香りとしての効果を発揮できないなどの点で好ましくな
い。
【0018】本発明に更に配合されるc)成分であるテ
ルペン系香料は、一般に使用されているテルペン系香料
であれば特に限定されるものではなく、以下のような香
料が挙げられる。なお、以下に挙げられる香料の呼称
は、「合成香料 化学と商品知識;印藤元一著」によ
る。テルペン系香料としては、例えば、セドレン、セド
ロ−ル、β−ピネン、リモネン、カンフェン、テルピノ
−レン、ビサボレン、β−カリオフィレン、カジネン、
バレンセン、ツヨプセン、グアイエン、ゲラニオ−ル、
シトロネロ−ル、ロジノ−ル、ネロ−ル、ジヒドロリナ
ロ−ル、リナロ−ル、ラバンジュロ−ル、エチルリナロ
−ル、イソプレゴ−ル、テルピネオ−ル、ペリラアルコ
−ル、ミルテノ−ル、ノポ−ル、ピノカルベオ−ル、フ
ェンコ−ル、イソボルネオ−ル、イソボルニルシクロヘ
キサノ−ル、ファルネソ−ル、ネロリド−ル、α−ビサ
ボロ−ル、β−カリオフィレンアルコ−ル、サンタロ−
ル、ベチベロ−ル、セドレノ−ル、パチュリアルコ−
ル、スクラレオ−ル、アロオシメン、ミルセン、カルベ
オ−ル、メント−ル、グアヤコ−ル、シトラ−ル、カン
フォレンアルデヒド、シトロネラ−ル、ペリラアルデヒ
ド、ペリラルチン、ミルテナ−ル、カリオフィレンアル
デヒド、カルボン、プレゴン、ピペリテノン、メント
ン、ショウ脳、ベルベノン、オキソセドラン、アセチル
カリオフィレン、イソロンギフォラノン、ヌ−トカト
ン、ゲラニルエチルエ−テル、α−テルピニルメチルエ
−テル、イソボルニルエチルエ−テル、セドロ−ルメチ
ルエ−テル、オシメンエポキサイド、リモネンオキサイ
ド、カリオフィレンオキサイド、リナロ−ルオキサイ
ド、ロ−ズオキサイド、ロ−ズフラン、メントフラン、
1,4−シネオ−ル、1,8−シネオ−ル、ネロ−ルオ
キサイド、ゲラン酸、ギ酸リナリル、酢酸リナリル、プ
ロピオン酸リナリル、ギ酸シトロネリル、酢酸シトロネ
リル、プロピオン酸シトロネリル、ギ酸ゲラニ−ル、酢
酸ゲラニ−ル、プロピオン酸ゲラニル、ギ酸ネリル、酢
酸ネリル、プロピオン酸ネリル、ギ酸ロジニル、酢酸ロ
ジニル、プロピオン酸ロジニル、ギ酸テルピニル、酢酸
テルピニル、プロピオン酸テルピニル、ギ酸セドリル、
酢酸セドリル、ギ酸カリオフィレン、酢酸カリオフィレ
ン、酢酸ミルセニル、酢酸ジヒドロミルセニル、酢酸エ
チルリナリル 酢酸ラバンジュリル、酢酸イソラバンジ
ュリル、酢酸ネロリド−ル、酢酸カルビル、プロピオン
酸カルビル、酢酸テルピニル、プロピオン酸テルピニ
ル、酢酸メンチル、プロピオン酸メンチル、酢酸シトリ
ル、酢酸ミルテニル、酢酸ノピル、酢酸フェンキル、酢
酸ボルニル、プロピオン酸ボルニル、酢酸イソボルニ
ル、プロピオン酸イソボルニル、酢酸セドリル、カリオ
フィレンアセテ−ト、酢酸サンタリル、酢酸ベチベリ
ル、酢酸グアヤック、酪酸サンタリル、シトラ−ルジメ
チルアセタ−ル、シトラ−ルジエチルアセタ−ル、等が
あり不純物を含有しても差し支えないし、天然物由来の
香料でも差し支えない。これらのテルペン系香料は、単
独で又は2種以上混合して配合することができる。
【0019】これらのテルペン系香料のうち、より「気
分を落ち着かせる」効果の点から、好ましくは、セドレ
ン、セドロール、βーピネン、リモネン、β−カリオフ
ィレン、リナロール、ラバンジュロール、ペリラアルコ
ール、イソボルネオール、サンタロール、ベチベロー
ル、ペリラアルデヒド、1,8−シネオール、酢酸リナ
リル、酢酸ラバンジュリル、酢酸イソラバンジュリルが
望ましい。
【0020】上記c)成分であるテルペン系香料の配合
量は、香料組成物全量に対して、0.01〜99重量
%、好ましくは、0.02〜50重量%である。配合量
が0.01重量%未満であると、本発明の更なる効果を
発揮することができず、また、99重量%を超えると、
香りのバランスをくずして、嗜好性の面から嫌われるな
どして、香りとしての効果を発揮できないなどの点で好
ましくない。
【0021】本発明に更に配合されるd)成分であるラ
クトン系香料は、一般に使用されているラクトン系香料
であれば特に限定されるものではなく、以下のような香
料が挙げられる。なお、以下に挙げられる香料の呼称
は、「合成香料化学と商品知識;印藤元一著」による。
ラクトン系香料としては、例えば、γ−ブチロラクト
ン、γ−バレロラクトン、アンゲリカラクトン、γ−ヘ
キサラクトン、γ−ヘプタラクトン、γ−オクタラクト
ン、γノナラクトン、ウイスキ−ラクトン、γ−デカラ
クトン、γ−ウンデカラクトン、γドデカラクトン、γ
ジャスモラクトン、ジャスミンラクトン、シスジャスモ
ンラクトン、ジャスモラクトン、メンタラクトン、n−
ブチルフタリド、プロピリデンフタリド、ブチリデンフ
タリド、δ−ヘキサラクトン、4,6,6(4,4,
6)−トリメチルテトラヒドロピラン−2−オン、δ−
オクタラクトン、δ−ノナラクトン、δ−デカラクト
ン、δ−2−デセノラクトン、δ−ウンデカラクトン、
δ−ドデカラクトン、δ−トリデカラクトン、δテトラ
デカラクトン、ラクトスカトン、クマリン、ジヒドロク
マリン、シクロヘキシルラクトン、6−メチルクマリ
ン、ε−デカラクトン、ε−ドデカラクトン、等があ
り」不純物を含有してもなんら差し支えないし、天然物
由来の香料でも差し支えない。これらのラクトン系香料
は、単独で又は2種以上混合して配合することができ
る。
【0022】これらのラクトン系香料のうち、より「気
分を落ち着かせる」効果がある点から、好ましくは、n
−ブチルフタリド、クマリンが望ましい。また、これら
のラクトン系香料の配合量は、香料組成物全量に対し
て、0.01〜99重量%、好ましくは、0.01〜2
0重量%である。配合量が0.01重量%未満である
と、本発明の更なる効果を発揮することができず、ま
た、99重量%を超えると、香りのバランスをくずし
て、嗜好性の面から嫌われるなどして、香りとしての効
果を発揮できないなどの点で好ましくない。
【0023】本発明の香料組成物に更に配合されるe)
成分は、上記b)〜d)成分以外の香料で上記式(I)
で表される化合物を除く香料化合物の少なくとも1種が
挙げられる。上記b)〜d)成分以外の香料で上記式
(I)で表される化合物を除く香料化合物を具体的に示
すと以下のものが挙げられる。これらの香料化合物の呼
称は、「合成香料 化学と商品知識;印藤元一著」によ
る。上記b)〜d)成分以外の香料で上記式(I)で表
される化合物を除く香料化合物としては、例えば、1,
3,5−ウンデカトリエン、2−ヘプタノ−ル、3−ヘ
プタノ−ル、1−オクタノ−ル、2−オクタノ−ル、3
−オクタノ−ル、1−ノナノ−ル、2−ノナノ−ル、1
−デカノ−ル、1−ウンデカノ−ル、2−ウンデカノ−
ル、1−ドデカノ−ル、1−ペンテン−3−オ−ル、c
is−3−ヘキセノ−ル、trans−2−ヘキセノ−
ル、trans−3−ヘキセノ−ル、cis−4−ヘキ
セノ−ル、1−オクテン−3−オ−ル、cイs−6−ノ
ネノ−ル、2,6−ノナジエノ−ル、9−デセノ−ル、
1−ウンデセノ−ル、シクロヘキシルエチルアルコ−
ル、2,4−ジメチル−3−シクロヘキセン−1−メタ
ノ−ル、アンブリノ−ル、イソカンフィルシクロヘキサ
ノ−ル、2,2,6−トリメチルシクロヘキシル−3−
ヘキサノ−ル、アセトアルデヒド、n−バレロアルデヒ
ド、イソバレルアルデヒド、n−ヘキサ−ル、n−ヘプ
タナ−ル、n−オクタナ−ル、n−ノナナ−ル、1−デ
カナ−ル、ウンデカナ−ル、ドデカナ−ル、トリデカナ
−ル、テトラデカナ−ル、2−ペンテナ−ル、cis−
3−ヘキセナ−ル、trans−2−ヘキセナ−ル、t
rans−2−ヘプテナ−ル、4−ヘプテナ−ル、tr
ans−2−オクテナ−ル、trans−2−ノネナ−
ル、cis−6−ノネナ−ル、trans−4−デセナ
−ル、cis−4−デセナ−ル、trans−2−デセ
ナ−ル、10−ウンデセナ−ル、trans−2−ウン
デセナ−ル、trans−2−ドデセナ−ル、3−ドデ
セナ−ル、trans−2−トリデセナ−ル、2,4−
ヘキサジエナ−ル、2,4−ヘプタジエナ−ル、2,4
−オクタジエナ−ル、2,4−ノナジエナ−ル、2,6
−ノナジエナ−ル、2,4−デカジエナ−ル、2,4−
ウンデカジエナ−ル、2,4−ドデカジエナ−ル、カン
フォレンアルデヒド、シクロシトラ−ル、イソシクロシ
トラ−ル、サフラナ−ル、トリプラ−ル、3−プロピル
ビシクロ〔2,2,1〕−5−ヘプテン−2−カルボキ
シアルデヒド、センテナ−ル、デュピカ−ル、2−ヘプ
タノン、3−ヘプタノン、4−ヘプタノン、2−オクタ
ノン、3−オクタノン、2−ノナノン、3−ノナノン、
2−ウンデカノン、2−tリデカノン、ジアセチル、
2,3−ペンタジオン、2,3−ヘキサジオン、3,4
−ヘキサジオン、2、3−ヘプタジオン、アミルシクロ
ペンタノン、アミルシクロペンテノン、2−シクロペン
チルシクロペンタノン、ヘキシルシクロペンタノン、ヘ
プチルシクロペンタノン、メチルトリメチルシクロペン
テニルブテノール、バクダノール、cis−ジャスモ
ン、ジヒドロジャスモン、イソジャスモン、トリメチル
ペンチルシクロペンタノン、シクロテン、マルト−ル、
3,3−ジメチルシクロヘキシルメチルケトン、1−ア
セチル−3,3−ジメチル−1−シクロヘキセン、3−
メチル−5−プロピル−2−シクロヘキセノン、メチル
シクロシトロン、シクロヘキセニルシクロヘキサノン、
ダマセノン、ダマスコン、イソダマスコン、イリトン、
ヨノン、プソイドヨノン、メチルヨノン、メチルイリト
ン、イロン、アリルヨノン、2,6,6−トリメチル−
2−シクロヘキセン−1,4−ジオン、2−アセチル−
3,3−ジメチルノルボルナン、フロレックス、プリカ
トン、カシュメラン、イソ・イ−・ス−パ−、トリモフ
ィックス Oーメチルヘキシルエ−テル、デシルメチル
エ−テル、デシルビニルエ−テル、トリシクロデセニル
メチルエ−テル、ジュニパロ−ム、シクロドデシルメチ
ルエ−テル、1−メチルシクロドデシルメチルエ−テ
ル、フィゼオ−ル、2−ヘプチルテトラヒドロフラン、
テアスピラン、テアスピロン、2−オキサスピロ〔4.
7〕ドデカン、ムスコゲン、13−オキサビシクロ〔1
0.3.0〕ペンタデカン、アンブロキサン、グリサル
バ、2,2,6−トリメチル−6−ビニルテトラヒドロ
ピラン、2−ブチル−4,6−ジメチルジヒドロピラ
ン、ルボフロア、ファントリド、酢酸、プロピオン酸、
ピルビン酸、酪酸、イソ酪酸、吉草酸、イソ吉草酸、ヘ
キサン酸、2−ヘキセン酸、4−ペンテン酸、ヘプタン
酸、オクタン酸、ノナン酸、デカン酸、2−デセン酸、
ウンデシレン酸、ドデカン酸、ミリスチン酸、パルミチ
ン酸、ステアリン酸、オレイン酸、レブリン酸、乳酸、
ギ酸エチル、ギ酸プロピル、ギ酸ブチル、ギ酸アミル、
ギ酸イソアミル、ギ酸ヘキシル、ギ酸cis−3−ヘキ
セニル、ギ酸オクチル、アフェルマ−ト、ギ酸オキシオ
クタリン、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸アミル、酢
酸ブチル、酢酸ヘキシル、酢酸cis−3−ヘキセニ
ル、酢酸trans−2−ヘキセニル、酢酸ヘプチル、
酢酸オクチル、酢酸ノニル、酢酸デシル、酢酸デセニ
ル、酢酸ノナンジオ−ル、酢酸ドデシ−ル、ジアセチ
ル、ジアセチン、トリアセチン、シクロペンチリデン酢
酸メチル、酢酸シクロヘキシル、シクロヘキシルエチ
ル、酢酸2,4−ジメチル−3−シクロヘキセニルメチ
ル、ロザムスク、酢酸トリシクロデセニル、酢酸フルフ
リル、酢酸テトラヒドロフルフリル、酢酸3−ペンチル
テトラヒドロピラニル、酢酸5−メチル−3−ブチルテ
トラヒドロピラニル、アセト酢酸エチル、シクロペンチ
リデン酢酸メチル、シクロヘキシル酢酸アリル、プロピ
オン酸エチル、プロピオン酸プロピル、プロピオン酸ア
リル、プロピオン酸ブチル、プロピオン酸アミル、プロ
ピオン酸ヘキシル、プロピオン酸cis−3−ヘキセニ
ル、プロピオン酸trans−2−ヘキセニル、プロピ
オン酸デセニル、プロピオン酸トリシクロデセニル、酪
酸メチル、酪酸エチル、酪酸プロピル、酪酸アリル、酪
酸ブチル、酪酸アミル、酪酸ヘキシル、酪酸ヘプチル、
酪酸cis−3−ヘキセニル、酪酸trans−2−ヘ
キセニル、酪酸オクチル、酪酸テトラヒドロフルフリ
ル、2−エチル酪酸アリル、3−ヒドロキシ酪酸エチ
ル、吉草酸メチル、吉草酸エチル、吉草酸ブチル、吉草
酸cis−3−ヘキセニル、吉草フルフリル酸、ヘキサ
ン酸メチル、ヘキサン酸エチル、ヘキサン酸プロピル、
ヘキサン酸アリル、ヘキサン酸ブチル、ヘキサン酸アミ
ル、ヘキサン酸ヘキシル、ヘキサン酸cis−3−ヘキ
セニル、ヘキサン酸trans−2−ヘキセニル、ヘキ
サン酸ヘプチル、オクタン酸メチル、オクタン酸エチ
ル、オクタン酸アミル、オクタン酸ブチル、オクタン酸
プロピル、オクタン酸アリル、オクタン酸ヘキシル、オ
クタン酸ヘプチル、オクタン酸オクチル、2,4−デカ
ジエン酸エチル、2−デセン酸エチル、ミリスチン酸エ
チル、パルミチン酸エチル、オレイン酸メチル、クロト
ン酸エチル、クロトン酸シクロヘキシル、レブリン酸エ
チル、レブリン酸ブチル、乳酸メチル、乳酸エチル、乳
酸ブチル、乳酸cis−3−ヘキセニル、ブチリル乳酸
ブチル、ピルビン酸エチル、フル酸メチル、フル酸エチ
ル、フランアクリル酸プロピル、ヘプチンカルボン酸メ
チル、コハク酸ジエチル、アジピン酸ジエチル、cis
−3−ヘキセナ−ルジエチルアセタ−ル、ベンジルアル
コ−ル、アニスアルコ−ル、β−フェニルエチルアルコ
−ル、α−フェニルエチルアルコ−ル、メチルβ−フェ
ニルエチルアルコ−ル、2−メトキシフェニルエチルア
ルコ−ル、α−プロピルフェニルエチルアルコ−ル、3
−フェニルプロピルアルコ−ル、シンナミックアルコ−
ル、バニリルアルコ−ル、フルフリルアルコ−ル、アニ
ソ−ル、p−クレジルメチルエ−テル、p−エチルフェ
ノ−ル、チャビコ−ル、エストラゴ−ル、アネト−ル、
グアヤコ−ル、クレオゾ−ル、ベラトロ−ル、ハイドロ
キノンジメチルエ−テル、レゾルシンジメチルエ−テ
ル、2,6−ジメトキシフェノ−ル、4−エチルグアヤ
コ−ル、イソオイゲノ−ル、ジヒドロオイゲノ−ル、バ
ニトロ−プ、メチルオイゲノ−ル、メチルイソオイゲノ
−ル、エチルイソオイゲノ−ル、ベンジルオイゲノ−
ル、ベンジルイソオイゲノ−ル、ショウガオ−ル、ジン
ゲロ−ル、オイゲノ−ル、ベンズアルデヒド、p−トリ
ルアルデヒド、フェニルアルデヒド、p−メチルフェニ
ルアセトアルデヒド、フェニルプロピオンアルデヒド、
シンナミックアルデヒド、サリチルアルデヒド、アニス
アルデヒド、O−メトキシベンズアルデヒド、O−メト
キシシンナミックアルデヒド、バニリン、エチルバニリ
ン、メチルバニリン、ヘリオトロピン、フェノオキシア
セトアルデヒド、p−メチルフェノオキシアセトアルデ
ヒド、マグノラン、ベンズアルデヒドジメチルアセタ−
ル、ベンズアルデヒドジエチルアセタ−ル、ベンズアル
デヒドプロピレングリコ−ルアセタ−ル、フェニルアセ
トアルデヒドジメチルアセタ−ル、フェニルアセトアル
デヒドエチレングリコ−ルアセタ−ル、フェニルアセト
アルデヒドプロピレングリコ−ルアセタ−ル、ヘリオト
ロピンジメチルアセタ−ル、ヘリオトロピンジエチルア
セタ−ル、ヘリオトロピンプロピレングリコ−ルアセタ
−ル、アセトフェノン、プロピオフェノン、p−メチル
アセトフェノン、p−メトキシアセトフェノン、ベンジ
リデンアセトン、ラズベリ−ケトン、アニスケトン、ア
ニシルアセトン、アニシリデンアセトン、ジンゲロン、
ヘリオトロピルアセトン、α−メチルアニサルアセト
ン、ホルミルエチルテトラメチルテトラリン、ビタライ
ド、ガラクソリド、トナリド、安息香酸、フェニル酢
酸、ケイ皮酸、3−フェニルプロピオン酸、バニリン
酸、ギ酸ベンジル、ギ酸シンナミル、ギ酸フェニルエチ
ル、ギ酸アニシル、ギ酸オイゲニル、酢酸ベンジル、酢
酸p−クレジル、酢酸フェニルエチル、酢酸スチラリ
ル、酢酸p−メチルベンジル、酢酸アニシル、酢酸ピペ
ロニル、アセチルバニリン、酢酸2,4−ジメチルベン
ジル、酢酸シンナミル、フェニルプロピル、アセチルオ
イゲノ−ル、アセチルイソオイゲノ−ル、フェニルグリ
コ−ルジアセテ−ト、プロピオン酸ベンジル、プロピオ
ン酸スチラリル、プロピオン酸アニシル、プロピオン酸
フェニルエチル、プロピオン酸シンナミル、プロピオン
酸フェニルプロピル、プロピオン酸フェノキシエチル、
3−ヒドロキシ−3−フェニルプロピオン酸エチル、酪
酸ベンジル、酪酸シンナミル、酪酸フェニルエチル、吉
草酸ベンジル、吉草酸フェニルエチル、ヘキサン酸ベン
ジル、オクタン酸ベンジル、オクタン酸p−クレジル、
ノナン酸フェニルエチル、ドデカン酸ベンジル、安息香
酸メチル、安息香酸エチル、安息香酸プロピル、安息香
酸アリル、安息香酸ヘキシル、安息香酸cis−3−ヘ
キセニル、安息香酸ベンジル、安息香酸フェニルエチ
ル、安息香酸シンナミル、アニス酸メチル、アニス酸エ
チル、オ−メトキシ安息香酸メチル、o−メトキシ安息
香酸エチル、フェニル酢酸メチル、フェニル酢酸エチ
ル、フェニル酢酸イソプロピル、フェニル酢酸ブチル、
フェニル酢酸ヘキシル、フェニル酢酸cis−3−ヘキ
セニル、フェニル酢酸ベンジル、フェニル酢酸フェニル
エチル、フェニル酢酸p−クレジル、フェニル酢酸オイ
ゲニル、フェニル酢酸イソオイゲニル、ケイ皮酸メチ
ル、ケイ皮酸エチル、ケイ皮酸プロピル、ケイ皮酸アリ
ル、ケイ皮酸リナリル、ケイ皮酸ベンジル、ケイ皮酸シ
ンナミル、ケイ皮酸フェニルエチル、サリチル酸メチ
ル、サリチル酸エチル、サリチル酸ブチル、サリチル酸
アミル、サリチル酸ヘキシル、サリチル酸cis−3−
ヘキセニル、サリチル酸シクロヘキシル、サリチル酸フ
ェニル、サリチル酸ベンジル、サリチル酸フェニルエチ
ル、サリチル酸p−クレジル、フェノキシ酢酸アリル、
フェニルプロピオン酸エチル、メチルアトラレ−ト、フ
ェニルグリシド酸メチル、フェニルグリシド酸エチル、
3−メチル−3−フェニルグリシド酸エチル、p−メチ
ル−β−フェニルグリシド酸エチル、アントラニル酸メ
チル、アントラニル酸エチル、アントラニル酸ブチル、
アントラニル酸cis−3−ヘキセニル、アントラニル
酸フェニルエチル、アントラニル酸シンナミル、N−メ
チルアントラニル酸メチル、インド−ル、スカト−ル等
があり不純物を含有しても差し支えないし、天然物由来
の香料でも差し支えない。これらの香料化合物は、単独
で又は2種以上混合して配合することができる。
【0024】これらの香料化合物のうち、より「気分を
落ち着かせる」効果の点から、好ましくは、cis−3
−ヘキセノール、transー2ーヘキセノール、ci
s−3−ヘキセナール、trans−2ーヘキセナー
ル、酢酸cis−3−ヘキセニル、酢酸transー2
ーヘキセニル、βーフェニルエチルアルコール、アネト
ール、バニリン、ヘリオトロピン、ガラクソリド、ヘリ
オトロピンジメチルアセタール等が望ましい。
【0025】これらのe)成分の香料化合物の配合量
は、香料組成物全量に対して、0.01〜99重量%、
好ましくは、0.02〜50重量%である。配合量が
0.01重量%未満であると、本発明の更なる効果を発
揮することができず、また、99重量%を超えると、香
りのバランスをくずして、嗜好性の面から嫌われるなど
して、香りとしての効果を発揮できないなどの点で好ま
しくない。
【0026】本発明の上記又はの香料組成物では、
上記α−ピネン、上記a)成分〜e)成分以外に以下に
示す香料を本発明の効果を損なわない範囲内で含有して
も何等差し支えない。なお、以下に示す香料の呼称は、
「合成香料 化学と商品知識;印藤元一著」による。そ
の他に配合できる香料としては、例えば、コヒノ−ル、
プレノ−ル、4−メチル−3−デセン−5−オ−ル、
3、7−ジメチル−7−メトキシ−2−オクタノ−ル、
メチルトリメチルシクロペンテニルブテノ−ル、サンダ
ロ−ル、p−イソプロピルシクロヘキサノ−ル、o−t
ert−ブチルシクロヘキサノ−ル、メチルサンデフロ
−ル、テトラヒドロミルセノ−ル、フィト−ル、イソフ
ィト−ル、ジメチルフェニルエチルカルビノ−ル、3−
メチル−1−フェニル−3−ペンタノ−ル、アミルシン
ナミックアルコ−ル、3−メチル−5−フェニルペンタ
ノ−ル、フロロ−ル、p−サイメン、4−イソプロピル
−1−メチル−2−プロペニルベンゼン、ジフェニルメ
タン、tert−ブチルハイドロキノンジメチルエ−テ
ル、2−メチルデカナ−ル、2−メチルウンデカナ−
ル、2,6−ジメチル−5−ヘプテナ−ル、2,5,6
−トリメチル−4−ヘプテナ−ル、トリメチルウンデセ
ナ−ル、5,9−ジメチル−4,8−デカジエナ−ル、
トリメチルデカジエナ−ル、2,6,10−トリメチル
−5,9−ウンデカジエナ−ル、マイラックアルデヒ
ド、リラ−ル、ベルンアルデヒド、クミンアルデヒド、
p−イソプロピルフェニルアセトアルデヒド、2−メチ
ル−3(4−メチルフェニル)−プロパナ−ル、p−t
ert−ブチルヒドロシンナミックアルデヒド、シクラ
メンアルデヒド、p−エチルメチルジヒドロシンナミッ
クアルデヒド、スザラ−ル、リリア−ル、α−アミルシ
ンナミックアルデヒド、α−ヘキシルシンナミックアル
デヒド、メチルヘプテノン、ジメチルオクテノン、メチ
レンテトラメチルヘプタノン、3−ヒドロキシメチル−
2−ノナノン、o−tert−ブチルシクロヘキサノ
ン、2−sec−ブチルシクロヘキサノン、クリプト
ン、p−tert−ペンチルシクロヘキサノン、ネロ
ン、4−シクロヘキシル−4−メチル−2−ペンタノ
ン、ピペリトン、ジオスフェノ−ル、酢酸p−イソプロ
ピルシクロヘキサニル、酢酸tert−アミルシクロヘ
キシル、酢酸ジヒドロテルピニル、酢酸p−tert−
ブチルシクロヘキシル、酢酸o−tert−ブチルシク
ロヘキシル、酢酸クミニル、酢酸ジメチルフェニルエチ
ルカルビニル、酢酸フェニルエチルメチルエチルカルビ
ニル、ベチコ−ルアセテ−ト、酢酸α−アミルシンナミ
ックアルデヒド、酪酸ジメチルベンジルカルビニル、イ
ソ酪酸cis−3−ヘキセニル、イソ酪酸1,3−ジメ
チル−3−ブテニル、サリチル酸イソアミル、オ−ラン
チオ−ル、ドデカンニトリル、2−トリデセンニトリ
ル、ゲラニルニトリル、シトロネリルニトリル、クミニ
トリル、3−エチルピリジン、2−アセチルピリジン、
2−イソブチルピリジン、3−イソブチルピリジン、2
−n−ペンチルピリジン、5−エチル−2−メチルピリ
ジン、ニコチン三メチル、キノリン、テトラヒドロ−p
−メチルキノリン、6−イソプロピルキノリン、イソブ
チルキノリン、2−メチルピラジン、2,5−ジメチル
ピラジン、2,6−ジメチルピラジン、テトラメチルピ
ラジン、2−メチル−5−ビニルピラジン、インド−ル
−ヒドロキヂヂトロネラ−ルシッフ塩基、5−メチル−
3−ヘプタノンオキシム、ブッコオキシム、N−メチル
−N−フェニル−2−メチルブチルアミド、等があり不
純物を含有しても差し支えないし、天然物由来の香料で
も差し支えない。これらの香料は、単独で又は2種以上
混合して配合することができる。
【0027】このように構成される本発明の香料組成物
は、上述の如く、α−ピネンと、上記a)群の15種
から選択される少なくとも1種の香料とを含有する香料
組成物、若しくは、α−ピネンと、上記a)群の15
種から選択される少なくとも1種の香料と、上記b)〜
e)から選択される少なくとも1種の香料とを含有する
香料組成物からなるものであり、これらの成分の香料配
合比は上記配合量の範囲内で下記の範囲が好ましい。な
お、以下の香料配合比は配合順である。上記のα−ピ
ネンと、上記a)群の15種から選択される少なくとも
1種の香料とを含有する香料組成物では、1/100〜
1/1、好ましくは、1/90〜1/1である。上記
のα−ピネンと、上記a)群の15種から選択される少
なくとも1種の香料と、上記b)〜e)から選択される
少なくとも1種の香料とを含有する香料組成物では、1
/500/500〜2/1/1 、好ましくは、1/4
50/450〜1.5/1/1である。これらの範囲と
なる香料配合比とすることにより、より「やすらぎ感」
を与える香気を有し、かつ、更に使用感に優れた香料組
成物を提供することができる。
【0028】本発明の香料組成物の対象製品としては、
例えば、香水、オウドトワレ、コロン、制汗剤、デオド
ラント剤、シャンプ−、リンス、ヘアコンデショナ−、
ヘアトリ−トメント、ヘアグル−ミング、石鹸、ボディ
ソ−プ、基礎化粧品等の人体用製品、衣料用洗剤、衣料
用柔軟剤、衣料用漂白剤、等の衣料用製品、台所用食器
洗浄剤、住居用洗浄剤、トイレ用洗浄剤、住居用漂白
剤、芳香剤、床磨き剤、等の住居用製品、歯磨、洗口
剤、口中消臭剤、口中清涼剤等の口中製品、貼付剤等の
雑貨製品が挙げられる。好ましくは、香水、オウドトワ
レ、コロン、入浴剤などの人体への香りを主体とした製
品や芳香剤のような環境に良い香りを漂わせる製品など
である。その理由は、本発明の香料組成物が香りそのも
のを訴求する製品を対象とするものであることから、こ
れらの製品は香料濃度が高いので、効果を発揮し易いこ
とによる。
【0029】また、本発明の香料組成物を配合した製品
の包装材料としては、材質が、ガラス、金属、顔料及び
又は色素を含有又は含有しない樹脂、紙、及び前記材質
の複合素材よりなる容器が好適に使用できる。容器材質
の具体的な例としては、ガラス製容器やアルミ缶、ブリ
キ缶、防錆用内面コ−ト処理アルミ缶又はブリキ缶等の
金属製容器や、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエ
チレンナフタレ−ト、ポリエチレンテレフタレ−ト、ポ
リアクリロニトリル、ポリビニルクロライド、ポリビニ
リデンクロライド、ナイロン、エチレン−ビニルアルコ
−ル共重合体、ポリメチルメタアクリレ−ト等の樹脂類
の1種及び/又は2種以上混合してもよいし、単層及び
/又は多層にし、アルミニウム層等が入ってもよいし、
含金属顔料及びフタロシアニン系顔料及び/又は色素を
含有させるなど不透明化してもよい樹脂容器、紙及び/
又は紙と上記樹脂やアルミニウム等の金属との複合素材
で成り立っている容器等が挙げられる。
【0030】更に、目的の「やすらぎ感」を与える香料
組成物を配合した製品の容器としては、香料の保護とい
う面では、若干アルカリ性を帯びるという点を除外する
と、ガラスが最良である。但し、商品によっては、輸送
時に破損したり、消費者が、使用の時に落としたり、ぶ
つけたりすると破損して怪我をすることがあるので、そ
のような時には、樹脂や金属容器が好ましい。ガラスを
使用する場合には、ガラス表面を樹脂でコーティングす
るとか、金属容器に入れて破損を保護することができ
る。
【0031】上記透明なガラスや透明な樹脂容器での問
題点は、光の透過により、香料が光反応を起こして変質
してしまい、香りが本来の機能を発揮できなくなること
である。従って、光の透過を防止する必要がある。光に
よる香料の変質を防止する方法には、光を透過しにくく
するとか、光反応に影響の大きい紫外線などを透過させ
ない方法がある。無色透明ガラスでは、金属等で、透明
樹脂では含金属顔料、フタロシアニン系顔料、色素等で
着色や不透明化したり、また、紫外線吸収剤をガラスや
樹脂に練り混んだりする方法がある。また、紙、木、不
透明樹脂、金属、ラミネートされた材等の箱に入れた
り、ガラスや樹脂の表面を直接不透明樹脂、紙、布、皮
などで覆う等の処置を行う。ガラスに似た感触として
は、内面まで釉薬をかけた陶器が好ましいが、破損の問
題は、同じであることから、ガラス同様の処置が必要で
ある。
【0032】また、金属容器は、光も透過しないし、破
損の問題も無いが、香料の安定性という面では、製造し
てから消費者の手に渡り使い切るまでの期間に水分によ
って、製品の中身に金属が溶出して、溶出した金属イオ
ンが触媒となり、香料の変質(異臭の発生や中身の変
色、沈殿、等)を大きく加速するという問題がある。従
って、このような場合には、金属容器の内面を中身と直
接接触させないために樹脂などで内面コーティングを行
う等の処理が必要である。同様に、金属溶出の恐れがあ
るのは、含金属顔料やフタロシアニン系顔料を樹脂に練
りこんで不透明化した樹脂系容器で、このような香料の
変質防止には、不透明化樹脂の内面に含金属顔料やフタ
ロシアニン系顔料を含有しない透明な樹脂等を張り付け
る等のラミネート化した容器を使用する必要がある。ラ
ミネート化には、樹脂同志のみではなく、アルミニウム
などの金属層をラミネート化したものもあるが、これ
は、光の完全透過防止と香料透過防止である。樹脂だけ
だと、樹脂に練り込んである軟化のための可塑剤が、香
料によって中身に溶出したり、可塑剤を通して香料が容
器の外に放出されてしまうという問題があり、金属層は
この問題を解決したものである。但し、香料の透過によ
って、金属層に樹脂を透過した香料が遮られ、香料濃度
が高まり、層間に使用した接着剤が香料に溶解され、接
着能を喪失して、ラミネートの層間剥離が起きるので香
料にあった容器材質の選定が重要である。このようなこ
とから、「やすらぎ感」のある香料はテルペン系炭化水
素が多いので、ガラスが最適であるが、樹脂では、内容
物の接触面材質が、テルペン系炭化水素に耐性のあるポ
リプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ナイロン
等が好ましい。
【0033】本発明の香料組成物に用いられる包装体
は、上述の如く、材質が、ガラス、金属、顔料及び/又
は色素を含有又は含有しない樹脂、紙、及び前記材質の
複合素材より形成されるものであり、ボトル、チュ−
ブ、フィルム、フィルムの貼り合わせによるパウチ、
袋、箱、等、任意の形態を取り得るものである。
【0034】このように構成される本発明の香料組成物
では、上記のα−ピネンと、上記a)成分の15種の
大環状ムスクから選択される少なくとも1種の組み合わ
せからなる香料組成物を着香した製品を容器に充填した
ものは、使用した際の香りが「やすらぎ感」を与えると
いう優れた効果を有し、かつ、使用感に優れたものとな
り、更に、上記のα−ピネンと、上記a)成分の15
種の大環状ムスクから選択される少なくとも1種更に、
下記b)〜e)から選択される少なくとも1種の香料と
を含有する香料組成物では、更に「やすらぎ感」を与え
るという優れた効果を有し、かつ、更に使用感に優れた
ものとなる。本発明の上記又はの香料組成物におい
て、α−ピネン及び上記a)成分の大環状ムスク香料の
役割は、「うわ立ちの香りをマイルドにする」効果や
「香りの持続性」という点で優れたものである。なお、
上記又はの組み合わせでない香料組成物では、本発
明の効果を達成できないものである(この点に関しては
後述する試験例など詳述する)。
【0035】
【実施例】次に、本発明の実施例及び比較例を試験例で
示し、本発明の効果等をより具体的に説明する。なお、
各試験例に先だってやすらぎ感度の試験法は下記により
行った。
【0036】〔試験法・やすらぎ感度〕香気のやすらぎ
感の程度については、下記方法により試験を行った。す
なわち、内容物を所定の容器に入れ、室温で30日放置
熟成後、その香りの「やすらぎ感度」を30名の一般パ
ネラ−で下記判定基準で評価した。なお、室温30日と
は、工場で生産されてから消費者の手に渡り使用開始ま
でに要する通常の経日日数である。また、以下の判定基
準のC以上、好ましくはB以上が本発明の効果を達成で
きるものである。 〔判定基準〕 A:やすらぎ感のある香り 25名以上 /30名 B:やすらぎ感のある香り 20〜24名/30名 C:やすらぎ感のある香り 10〜19名/30名 D:やすらぎ感のある香り 9名以下 /30名
【0037】〔試験例1(実施例1、2及び比較例
3)〕下記配合組成となるコロン組成物に、下記表1の
香料組成−1、2、3の各々を3重量%配合したものに
ついて、150ml容量のガラス容器に入れて蓋をした
後、室温で30日放置後、コロン組成物を肌に使用した
時の香りのやすらぎ感の程度を確認した。 (コロン組成物) (単位は重量%) エタノ−ル 75 ポリエチレングリコ−ル 1 ロ−ズウォ−タ− 2 香料(香料組成−1、2、3) 3 精製水 バランス
【0038】この時の香料は、下記表1の香料組成1、
2のα−ピネン及びa)成分及び/又はb)成分〜e)
成分含有香料(実施例1、2)と、下記表1の香料組成
3のα−ピネン及びa)成分を含有しない香料(比較例
1)である。下記表1に示すとおり、実施例1、2とな
る香料組成1、2を配合したコロン組成物は、比較例1
となる香料組成3を配合したコロン組成物に較べ、やす
らぎ感を与える効果に優れていることが判る。また、上
記ガラス容器に代え、ポリエチレン容器、ポリプロピレ
ン容器、ポリエチレンテレフタレ−ト容器、内面樹脂コ
ート材付きエアゾール缶を夫々使用した場合も上記と同
様な結果が得られた。
【0039】
【表1】
【0040】〔試験例2(実施例3、4及び比較例
2)〕下記配合組成のボディソ−プ組成物に、下記表2
の香料組成−4、5、6の各々を0.5重量%配合した
ものについて、300ml容量のポリエチレン容器に入
れてキャップをした後、室温で30日放置後、組成物の
香りのやすらぎ感の程度を確認した。 (ボディソ−プ組成物) (単位は重量%) ヤシ油脂肪酸カリ 10 ミリスチン酸カリ 15 プロピレングリコ−ル 8 ヤシ油脂肪酸ジエタノ−ルアミド 5 ソルビット 5 エデト酸四ナトリウム四水塩 適量 色素 適量 香料(香料組成−4、5、6) 0.5 精製水 バランス
【0041】この時の香料は、下記表2の香料組成4、
5のα−ピネン及びa)成分及び/又はb)成分〜e)
成分含有香料(実施例3、4)と、下記表2の香料組成
6のα−ピネン及びa)成分を含有しない香料(比較例
2)である。下記表2に示すとおり、実施例3、4とな
る香料組成4、5を配合したボディソ−プ組成物は、比
較例2となる香料組成6を配合したボディソ−プ組成物
に較べ、やすらぎ感を与える効果に優れていることが判
る。また、上記ポリエチレン容器に代え、ポリプロピレ
ン容器、ポリエチレンテレフタレ−ト容器、ナイロン/
ポリプロピレン/アルミニウム/ポリエチレン複合素材
容器を夫々使用した場合も上記と同様な結果が得られ
た。
【0042】
【表2】
【0043】〔試験例3(実施例5、6及び比較例
3)〕下記配合組成のシャンプ−組成物に、下記表3の
香料組成−7、8、9の各々を0.5重量%配合したも
のについて、300ml容量のポリエチレン容器に入れ
てキャップをした後、室温で30日放置後、シャンプ−
組成物を洗髪に使用した時の香りのやすらぎ感の程度を
確認した。 (シャンプ−組成物) (単位は重量%) ポリオキシエチレンアルキルエ−テル硫酸ナトリウム 5 ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 2 ラウリン酸アミドベタイン 4 ヤシ油脂肪酸ジエタノ−ルアミド 3 ヒドロキシセルロ−ス 0.2 シリコン 3 安息香酸ナトリウム 0.5 クエン酸 適量 色素 適量 香料(香料組成−7、8、9) 0.5 精製水 バランス
【0044】この時の香料は、下記表3の香料組成−
7、8のα−ピネン及びa)成分及び/又はb)成分〜
e)成分含有香料(実施例5、6)と、下記表3の香料
組成−9のα−ピネン及びa)成分を含有しない香料
(比較例3)である。下記表3に示すとおり、実施例
5、6となる香料組成7、8を配合したシャンプ−組成
物は、比較例3の香料組成9を配合したシャンプ−組成
物に較べ、やすらぎ感を与える効果に優れていることが
判る。また、上記ポリエチレン容器に代え、ポリプロピ
レン容器、ポリエチレンテレフタレ−ト容器、ポリエチ
レンテレフタレ−ト/アルミニウム/ポリエチレン複合
素材容器、ナイロン/アルミニウム/ポリエチレン複合
素材容器、ナイロン/ポリプロピレン/ポリエチレン複
合素材容器を夫々使用した場合も上記と同様な結果が得
られた。
【0045】
【表3】
【0046】〔試験例4、(実施例7、8及び比較例
4)〕下記配合組成のリンス組成物に、上記表3の香料
組成−7、8、9の各々を0.5重量%配合したものに
ついて、300ml容量のポリエチレン容器に入れてキ
ャップをした後、室温で30日放置後、リンス組成物を
洗髪後すすいで使用した時の香りのやすらぎ感の程度を
確認した。 (リンス組成物) (単位は重量%) 塩化アルキルトリメチルアンモニウム 1.5 ステリルアルコ−ル 3 シリコン 2 パルミチン酸セチル 1 ヤシ油脂肪酸ソルビタン 1 ヒドロキシエチルセルロ−ス 適量 グリシン 1 プロピレングリコ−ル 5 安息香酸 適量 リン酸 適量 色素 適量 香料(香料組成−7、8、9) 0.5 精製水 バランス
【0047】この時の香料は上記表3の香料組成−7、
8のα−ピネン及びa)成分及び/又はb)成分〜e)
成分含有香料(実施例7、8)と、上記表3の香料組成
−9のα−ピネン及びa)成分を含有しない香料(比較
例4)である。下記表4に示すとおり、実施例7、8と
なる香料組成7、8を配合したリンス組成物は、比較例
4の香料組成9を配合したリンス組成物に較べ、やすら
ぎ感を与える効果に優れていることが判る。また、上記
ポリエチレン容器に代え、ポリプロピレン容器、ポリエ
チレンテレフタレ−ト容器、ポリエチレンテレフタレ−
ト/アルミニウム/ナイロン/ポリエチレン複合素材容
器、ナイロン/アルミニウム/ポリエチレン複合素材容
器、ナイロン/ポリプロピレン/ポリエチレン複合素材
容器を夫々使用した場合も上記と同様な結果が得られ
た。
【0048】
【表4】
【0049】〔試験例5(実施例9、10及び比較例
5)〕下記配合組成の固形石鹸組成物に、下記表5の香
料組成−10、11、12の各々を1.5重量%配合し
たものについて、90gの固形石鹸を化粧石鹸包装紙用
上質紙に包んで固装箱に入れて、室温で30日放置後、
固形石鹸組成物を肌の洗浄後に使用した時の香りのやす
らぎ感の程度を確認した。 (固形石鹸組成物) (単位は重量%) 石鹸用素地 98 酸化チタン 0.2 香料(香料組成−10、11、12) 1.5 精製水 バランス
【0050】この時の香料は下記表5の香料組成−1
0、11のα−ピネン及びa)成分及び/又はb)成分
〜e)成分含有香料(実施例9、10)と、下記表5の
香料組成−12のα−ピネン及びa)成分を含有しない
香料(比較例5)である。下記表5に示すとおり、実施
例9、10なる香料組成10、11を配合した固形石鹸
組成物は、比較例5の香料組成12を配合した固形石鹸
組成物に較べ、やすらぎ感を与える効果に優れているこ
とが判る。また、上記固装箱に代え、ポリエチレン箱、
ポリプロピレン箱、ポリエチレンテレフタレ−ト箱、ナ
イロン箱、紙/ポリプロピレン複合素材箱を夫々使用し
た場合も上記と同様な結果が得られた。
【0051】
【表5】
【0052】〔試験例6、(実施例11、12及び比較
例6)〕下記配合組成の衣料用洗剤組成物に、下記表6
の香料組成−13、14、15の各々を0.3重量%配
合したものについて、600g入り容量のコ−トボ−ル
/ワックス/クラフト紙複合素材容器に入れて蓋をした
後、室温で30日放置後、衣料用洗剤組成物を洗濯に使
用した時の香りのやすらぎ感の程度を確認した。 (衣料用洗剤組成物) (単位は重量%) アニオン界面活性剤 25 ノニオン界面活性剤 5 石鹸 3 A型ゼオライト 18 珪酸ナトリウム 5 炭酸カリウム 12 炭酸ナトリウム バランス 過炭酸ソ−ダ 4 活性化剤 1 酵素 適量 蛍光剤 適量 色素 適量 香料(香料組成−13、14、15) 0.3
【0053】この時の香料は、下記表6の香料組成−1
3、14のα−ピネン及びa)成分及び/又はb)成分
〜e)成分含有香料(実施例11、12)と、下記表6
の香料組成−15のα−ピネン及びa)成分を含有しな
い香料(比較例6)である。下記表6に示すとおり、実
施例11、12なる香料組成13、14を配合した衣料
用洗剤組成物は、比較例6の香料組成15を配合した衣
料用洗剤組成物に較べ、やすらぎ感を与える効果に優れ
ていることが判る。また、上記コ−トボ−ル/ワックス
/クラフト紙複合素材容器に代え、厚紙容器、紙/ポリ
プロピレン複合素材容器、紙/ナイロン複合素材容器、
ポリエチレン容器、ポリプロピレン容器、ポリエチレン
テレフタレ−ト容器、ポリプロピレン/紙/ポリプロピ
レン複合素材容器を夫々使用した場合も上記と同様な結
果が得られた。
【0054】
【表6】
【0055】〔試験例7(実施例13、14及び比較例
7)〕下記配合組成の衣料用柔軟組成物に、下記表7の
香料組成−16、17、18の各々を0.5重量%配合
したものについて、800ml容量のポリエチレン容器
に入れて蓋をした後、室温で30日放置後、衣料用柔軟
剤組成物を洗濯後に使用し干した時の香りのやすらぎ感
の程度を確認した。 (衣料用柔軟剤濃縮タイプ組成物) (単位は重量%) カチオン界面活性剤 15 ポリオキシエチレンイソトリデシルアルコ−ル 1 エチレングリコ−ル 5 シリコン 適量 殺菌剤 適量 色素 適量 キレ−ト剤 適量 無機塩 適量 抗酸化剤 適量 香料(香料組成−16、17、18) 0.5 精製水 バランス
【0056】この時の香料は下記表7の香料組成−1
6、17のα−ピネン及びa)成分及び/又はb)成分
〜e)成分含有香料(実施例13、14)と、下記表7
の香料組成−18のα−ピネン及びa)成分を含有しな
い香料(比較例7)である。下記表7に示すとおり、実
施例13、14なる香料組成16、17を配合した衣料
用柔軟剤濃縮タイプ組成物は、比較例7の香料組成18
を配合した衣料用柔軟剤濃縮タイプ組成物に較べ、やす
らぎ感を与える効果に優れていることが判る。また、上
記ポリエチレン容器に代え、ポリプロピレン容器、ポリ
エチレンテレフタレ−ト容器、ナイロン容器、ナイロン
/ポリプロピレン/ポリエチレン複合素材容器、ポリエ
チレンテレフタレ−ト/ナイロン/ポリエチレン複合素
材容器を夫々使用した場合も上記と同様な結果が得られ
た。
【0057】
【表7】
【0058】〔試験例8(実施例15、16及び比較例
8)〕下記配合組成の食器用洗剤組成物に、下記表8の
香料組成−19、20、21の各々を0.2重量%配合
したものについて、800ml容量のポリエチレン容器
に入れて蓋をした後、室温で30日放置後、食器用洗剤
組成物を食器に使用した時の香りのやすらぎ感の程度を
確認した。 (食器用洗剤組成物) (単位は重量%) アルキルエチレン硫酸ナトリウム 8 α−オレフィン硫酸ナトリウム 3 アミンオキシド 3 ラウリン酸ジエタノ−ルアミド 5 エタノ−ル 3 パラトルエンスルホン酸60%水溶液 1.5 ポリエチレングリコ−ル 1 安息香酸ナトリウム 2 色素 適量 香料(香料組成−19、20、21) 0.2 精製水 バランス
【0059】この時の香料は、下記表8の香料組成−1
9、20のα−ピネン及びa)成分及び/又はb)成分
〜e)成分含有香料(実施例15、16)と、下記表8
の香料組成−21のα−ピネン及びa)成分を含有しな
い香料(比較例8)である。下記表8に示すとおり、実
施例15、16となる香料組成19、20を配合した食
器用洗剤組成物は、比較例8の香料組成21を配合した
食器用洗剤組成物に較べ、やすらぎ感を与える効果に優
れていることが判る。また、上記ポリエチレン容器に代
え、ポリプロピレン容器、ポリエチレンテレフタレ−ト
容器、ナイロン容器、ナイロン/ポリエチレン複合素材
容器、ナイロン/ポリプロピレン/ポリエチレン複合素
材容器、ポリエチレンテレフタレ−ト/ナイロン/ポリ
エチレン複合素材容器を夫々使用した場合も上記と同様
な結果が得られた。
【0060】
【表8】
【0061】〔試験例−9(実施例17、18及び比較
例9)〕下記配合組成の入浴剤組成物に、下記表9の香
料組成−22、23、24の各々を1重量%配合したも
のについて、500ml容量のポリプロピレン容器に入
れて蓋をし、室温で30日放置後、浴室で浴槽に40℃
のお湯200lを張ったところえ入浴剤を30g投入し
て手で良く攪拌してから、香りのやすらぎ感の程度を確
認した。 (入浴剤組成物) (単位は重量%) コメヌカ油 5 カミツレ抽出液 3 スメクタイト 2 ソルビット 10 流動パラフィン 10 界面活性剤 2 酸化チタン 5 安息香酸ナトリウム 1 クエン酸 1 エタノール 5 香料(香料組成−22、23、24) 1 精製水 バランス
【0062】この時の香料は、下記表9の香料組成−2
2、23のα−ピネン及びa)成分及び/又はb)成分
〜e)成分含有香料(実施例17、18)と、下記表9
の香料組成−24のα−ピネン及びa)成分を含有しな
い香料(比較例9)である。下記表9に示すとおり、実
施例17、18となる香料組成22、23を配合した入
浴剤組成物は、比較例9の香料組成24を配合した入浴
剤組成物に較べ、やすらぎ感を与える効果に優れている
ことが判る。また、上記ポリプロピレン容器に代え、ポ
リエチレン容器、ポリエチレンテレフタレ−ト容器、ナ
イロン容器、ポリエチレン/ナイロン/ポリプロピレン
複合素材容器、ポリプロピレン/ポリエチレン複合素材
容器を夫々使用した場合も上記と同様な結果が得られ
た。
【0063】
【表9】
【0064】〔試験例−10、実施例19、20及び比
較例10〕下記配合組成の芳香剤組成物1に、下記表9
の香料組成−25、26、27の各々を5重量%配合し
たもの150gを200mlのポリプロピレン容器に入
れて蓋をし、室温で30日放置後、6畳の部屋で20分
解放後、香りのやすらぎ感の程度を確認した。 (芳香剤組成物1) (単位は重量%) カラギーナン 3 界面活性剤 10 エチレングリコール 1 ジブチルヒドロキシトルエン 0.2 リンゴ酸 0.02 色素 微量 香料(香料組成−25、26、27) 5 精製水 バランス
【0065】この時の香料は、下記表10の香料組成−
25、26のα−ピネン及びa)成分及び/又はb)成
分〜e)成分含有香料(実施例19、20)と、下記表
10の香料組成−27のα−ピネン及びa)成分を含有
しない香料(比較例10)である。下記表10に示すと
おり、実施例19、20となる香料組成25、26を配
合した芳香剤組成物は、比較例10の香料組成27を配
合した芳香剤組成物に較べ、やすらぎ感を与える効果に
優れていることが判る。また、上記ポリプロピレン容器
に代え、ポリエチレン容器、ポリエチレンテレフタレ−
ト容器、ナイロン容器、ナイロン/ポリエチレン複合素
材容器、ナイロン/ポリプロピレン/ポリエチレン複合
素材容器を夫々使用した場合も上記と同様な結果が得ら
れた。
【0066】
【表10】
【0067】以上表1〜表10の結果から明らかなよう
に、本発明範囲となる実施例1〜20と、本発明の範囲
外となる比較例1〜10との対比により、α−ピネン及
びa)成分及び/又はb)成分〜e)成分含有香料組成
物を着香した製品を容器に充填した製品は、消費者の手
に渡り、使用する時に、優れたやすらぎ感を与えること
ができ、しかも、あらゆる使用場面においても人間本来
の生存要求から来る、やすらぎを与える香気を有するの
で使用感においても優れた香料組成物であることが判明
した。
【0068】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、使用した
際の香りがやすらぎ感を与えるという優れた効果を有
し、かつ、使用感に優れた香料組成物が提供される。請
求項2記載の発明によれば、使用した際の香りが更なる
やすらぎ感を与えるという優れた効果を有し、かつ、使
用感に更に優れた香料組成物が提供される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 7/46 311 A61K 7/46 311 345 345 355 355 7/50 7/50 Fターム(参考) 4C083 AA112 AA122 AB242 AB282 AC022 AC051 AC082 AC102 AC122 AC132 AC211 AC212 AC242 AC302 AC311 AC312 AC352 AC432 AC511 AC532 AC582 AC642 AC692 AC712 AC761 AC782 AC841 AC842 AD042 AD152 AD282 AD531 AD532 BB41 CC01 CC23 CC25 CC38 CC39 EE06 4H059 BA02 BA12 BA14 BA17 BA23 BA30 BA35 BA36 BB03 BB04 BB13 BB14 BB17 BB18 BB19 BB22 BB44 BB45 BB46 BB55 BC10 BC23 CA51 DA09 EA31 EA32

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 α−ピネンと、下記a)群の15種から
    選択される少なくとも1種の香料とを含有することを特
    徴とする香料組成物。 a)群 1. ムスコン(Muscone) 2. シベトン(Civetone) 3. シクロペンタデカノン(Cyclopentadecanone) 4. シクロヘキサデセノン(5-Cyclohexadecen-1-one) 5. シクロペンタデカノリド(Cyclopentadecanolide) 6. アンブレットリド(Ambrettolide) 7. シクロヘキサデカノリド(Cylohexadecanolide) 8. 10−オキサヘキサデカノリド(10-Oxahexadecanoli
    de) 9. 11−オキサヘキサデカノリド(11-Oxahexadecanoli
    de) 10. 12−オキサヘキサデカノリド(12-Oxahexadecanol
    ide) 11. エチレンブラシレ−ト(Ethylene brassylate) 12. エチレンドデカンジオエ−ト(Ethylenedodecanedio
    ate) 13. オキサヘキサデセン−2−オン(Oxahexadecen-2-on
    e) 14. 14−メチル−ヘキサデセノリド(14-Methyl-Hexad
    ecenolide) 15. 14−メチル−ヘキサデカノリド(14-Methyl-Hexad
    ecanolide)
  2. 【請求項2】 更に、下記b)〜e)から選択される少
    なくとも1種の香料を含有する請求項1記載の香料組成
    物。 b)天然香料 c)テルペン系香料 d)ラクトン系香料 e)上記b)〜d)の香料以外で下記式(I)で表され
    る化合物を除く香料化合物 【化1】
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