JP2000016929A - 生地臭改善剤 - Google Patents

生地臭改善剤

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JP2000016929A
JP2000016929A JP10186196A JP18619698A JP2000016929A JP 2000016929 A JP2000016929 A JP 2000016929A JP 10186196 A JP10186196 A JP 10186196A JP 18619698 A JP18619698 A JP 18619698A JP 2000016929 A JP2000016929 A JP 2000016929A
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fragrance
dough
alcohol
surfactant
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JP10186196A
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English (en)
Inventor
Keiji Tsuchikura
圭二 土藏
Michiko Endo
路子 遠藤
Fumio Shibue
文夫 渋江
Ryoichi Hirayama
良一 平山
Motoki Nakajima
基貴 中島
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Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 化合物(1)及び化合物(2) 【化1】 〔式中、R1 〜R3 、R5 〜R7 はH、ハロゲン、OH
又はアルキル、アルコキシ等を;R4 、R8 はC1-20
アルキレン、アルケニレン又はアルキニレン基を;mは
0〜4〕を含有する、界面活性剤含有組成物の生地臭改
善剤、並びに界面活性剤及び香料を含有する組成物の香
質改善剤。 【効果】 界面活性剤含有の生地の匂いが十分に改善さ
れ、香料を賦香した組成物に関しても、使用する香料の
匂いを妨げることなく、製品の香りの質を向上させるこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は界面活性剤を含有す
る組成物の生地臭改善剤及び界面活性剤及び香料を含有
する組成物の香質改善剤に関する。
【0002】
【従来の技術】シャンプー、リンス等の毛髪化粧料やボ
ディソープ等の全身洗浄料は、洗浄料の中でも特に、人
間自身が使用するものであり、頭皮、毛髪、全身肌な
ど、使用時に匂いを気にする場面が多く、使用時及び使
用後にも特に心地良い香りが要求される。従って、シャ
ンプー、リンス、ボディソープ、洗顔剤などに使用され
る香料は特に注意が払われ、香料を賦香する前の生地臭
に対しても、より異臭がなく、使用する香料の匂いを妨
げることなく、むしろ向上させることが望まれてきた。
【0003】しかしながら、これら洗浄剤等の化粧料に
使用される界面活性剤は、香料を賦香する前の生地臭に
大きく影響を与え、特に界面活性剤に含まれる未反応生
成物及び副生成物、例えば、高級アルコール、多価アル
コール類、アルデヒド類、アミン類、脂肪酸類などの匂
いは、生地臭の匂いを大きく低下させる原因となってい
た。その為、その生地臭のマスキング、マッチング等の
目的で、使用する香料をより多く賦香したり、使用する
香料に、より香り立ちが要求されていた。しかし、これ
は本来使用する香料のもつパフォーマンスの低下、つま
り、使用時及び使用後に提供される香りの心地良さを損
ねる原因になっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、界面
活性剤を含有する組成物の生地臭を改善する剤及び界面
活性剤と香料を含有する組成物の香質を改善する剤を提
供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、種々の界
面活性剤含有組成物の生地臭とこれに香料を加えた場合
の匂いの変化について検討したところ、界面活性剤含有
組成物に特定の芳香族アルコール類と芳香族オキシアル
コール類との両者を配合すれば、前記生地臭が改善さ
れ、これに香料を加えた場合には、使用する香料の匂い
が妨げられず、得られた組成物の使用時及び使用後に心
地良い香りを実現できることを見出し、本発明を完成し
た。
【0006】すなわち、本発明は、(A)次の式(1)
【0007】
【化3】
【0008】〔式中、R1 、R2 及びR3 は水素原子、
ハロゲン原子、ヒドロキシ基又は炭素数1〜10のアル
キル、アルケニルもしくはアルコキシ基を示し、R4
炭素数1〜20の直鎖又は分岐鎖のアルキレン、アルケ
ニレン又はアルキニレン基を示す〕で表される化合物、
及び
【0009】(B)次の式(2)
【0010】
【化4】
【0011】〔式中、R5 、R6 及びR7 は水素原子、
ハロゲン原子、ヒドロキシ基又は炭素数1〜4のアルキ
ル、アルケニルもしくはアルコキシ基を示し、R8 は炭
素数1〜20の直鎖又は分岐鎖のアルキレン、アルケニ
レン又はアルキニレン基を示し、mは0〜4の整数を示
す〕で表される化合物を含有する界面活性剤含有組成物
の生地臭改善剤を提供するものである。
【0012】また、本発明は、前記(A)式(1)で表
される化合物及び(B)式(2)で表される化合物を含
有する、界面活性剤及び香料を含有する組成物の香質改
善剤を提供するものである。
【0013】
【発明の実施の形態】上記式(1)及び(2)中、
1 、R2 、R3 、R5 、R6 及びR7 で示されるハロ
ゲン原子としては、塩素原子又は臭素原子が好ましい。
また、R1 、R2及びR3 で示される炭素数1〜10の
アルキル、アルケニル又はアルコキシ基としては、炭素
数1〜6のアルキル基又はアルコキシ基がより好まし
く、メチル基又はメトキシ基が特に好ましい。R5 、R
6 及びR7 で示される炭素数1〜4のアルキル、アルケ
ニル又はアルコキシ基としては、メチル基又はメトキシ
基が好ましい。R4 及びR8 で示される炭素数1〜20
の直鎖又は分岐鎖のアルキレン、アルケニレン又はアル
キニレン基としては、炭素数1〜20の直鎖又は分岐鎖
のアルキレン又は炭素数2〜20の直鎖又は分岐鎖のア
ルケニレン基が好ましい。
【0014】式(1)の化合物の具体例としては、ベン
ジルアルコール、p−メチルベンジルアルコール、β−
フェニルエチルアルコール、γ−フェニルプロピルアル
コール、シンナミックアルコール、α−アミルシンナミ
ックアルコール、アニスアルコール(p−メトキシベン
ジルアルコール)、δ−フェニルブチルアルコール、ε
−フェニルペンチルアルコール、ジメチルベンジルカル
ビノール、ジメチルフェニルカルビノール、β−フェニ
ルジメチルカルビノール、β−フェニルジエチルカルビ
ノール、β−フェニルエチルメチルエチルカルビノール
等が挙げられる。また式(2)の化合物の具体例として
は、フェノキシメチルアルコール、フェノキシエチルア
ルコール、2−ベンジルオキシエタノール、フェノキシ
プロピルアルコール、フェノキシブチルアルコール、フ
ェノキシペンチルアルコール、β−フェノキシジメチル
カルビノール、β−フェノキシジエチルカルビノール、
β−フェノキシエチルメチルエチルカルビノール等が挙
げられる。
【0015】本発明の生地臭改善剤は、式(1)の化合
物の1種以上と式(2)の化合物の1種以上とが配合さ
れるものであり、これらそれぞれ単独の配合では十分な
生地臭改善作用を得ることができない。
【0016】生地臭改善剤への上記化合物(1)及び化
合物(2)の配合量は、生地となる界面活性剤、前記未
反応生成物、副生成物等の量や匂いの閾値によって異な
るが、合計で通常50重量%(以下、単に%で示す)以
上、特に70%以上が好ましい。また、化合物(1)と
化合物(2)の配合比は、重量比で1:99〜99:1
が、特に1:9〜9:1が好ましい。
【0017】本発明の生地臭改善剤には、上記化合物
(1)及び化合物(2)に加えてこれと相溶又はこれを
溶解できる溶剤を配合することができる。これらの溶剤
としては、特に限定されるものではないが、例えば、エ
タノール、プロパノール、ブタノールなどの低級アルコ
ール類、及びプロピレングリコール、ジプロピレングリ
コール、ジメチルフタレート、ジエチルフタレートなど
が挙げられる。これらの溶剤のうち、相溶又は溶解とい
う点では、エタノール、プロパノール、ブタノールなど
の低級アルコール類が好ましいが、生地臭改善剤とし
て、溶剤自身の匂いがより無臭に近い方が好ましいとい
う観点から、ジエチルフタレートが特に好ましい。ま
た、その配合量としては、生地臭改善剤中、50%以下
が好ましく、30%以下が特に好ましい。
【0018】本発明の生地臭改善剤の生地としては、界
面活性剤を含有する組成物であれば特に制限されない
が、界面活性剤及びその界面活性剤製造時の未反応生成
物や副生成物(例えば高級アルコール、多価アルコール
類、アルデヒド類、アミン類、脂肪酸類等)を含有する
組成物が挙げられる。この組成物には、界面活性剤のみ
を含有する組成物はもちろんのこと、化粧料を製造する
前の生地(香料は含まない)も含まれる。これらの界面
活性剤を含有する組成物への前記化合物(1)及び化合
物(2)の配合量は、合計で0.01〜30%、特に
0.1〜5%が好ましい。
【0019】上記の界面活性剤の具体的な例としては、
以下のものが挙げられる。まずアニオン界面活性剤とし
ては、例えば、(1)グリコール酸N−アルキル(又は
アルケニル)アミド硫酸エステル塩、(2)アルキルベ
ンゼンスルホン酸塩、(3)アルキル(又はアルケニ
ル)エーテル硫酸塩、(4)アルキル(又はアルケニ
ル)硫酸塩、(5)オレフィンスルホン酸塩、(6)ア
ルカンスルホン酸塩、(7)飽和又は不飽和の脂肪酸
塩、(8)アルキル(又はアルケニル)エーテルカルボ
ン酸塩、(9)α−スルホン酸塩又はエステル、(1
0)N−アシルアミノ酸型界面活性剤、(11)リン酸
モノ又はジエステル型界面活性剤、(12)スルホコハ
ク酸エステル等挙げられる。
【0020】上記アニオン界面活性剤の生地、すなわち
前記組成物への配合量は、泡立ちや香り立ちなどの点
で、0.1〜30%が好ましい。
【0021】ノニオン界面活性剤としては、例えば、
(13)ポリオキシエチレンアルキル(又はアルケニ
ル)エーテル、(14)ポリオキシアルキルフェニルエ
ーテル、(15)ポリオキシプロピレンアルキル(又は
アルケニル)エーテル、(16)ポリオキシアルキレン
アルキル(又はアルケニル)エーテル、(18)高級脂
肪酸アルカノールアミド又はそのアルキレンオキシド付
加物、(19)ショ糖脂肪酸エステル、(20)グリセ
リン脂肪酸モノエステル等が挙げられる。これらのう
ち、ポリオキシエチレン(1〜30)ラウリルエーテ
ル、グリセリン脂肪酸モノエステルが、増粘作用を示さ
ず好ましい。
【0022】上記ノニオン界面活性剤の生地、すなわち
前記組成物への配合量は、泡立ちや香り立ちなどの点
で、0.1〜30%が好ましい。
【0023】カチオン界面活性剤としては、第四級アン
モニウム塩、特にモノ長鎖型又はジ長鎖型第四級アンモ
ニウムが好ましい。ここでモノ長鎖又はジ長鎖として
は、アルキル基、アルケニル基、ヒドロキシアルキル
基、アルキルカルボニルアミノアルキル基、アルケニル
カルボニルアミノアルキル基、アルキルアミノカルボニ
ルアルキル基、アルケニルアミノカルボニルアルキル
基、アルコキシアルキル基、アルケニルオキシアルキル
基、脂肪族アシルオキシアルキル基、アルコキシカルボ
ニルアルキル基、アルケニルオキシカルボニルアルキル
基等が挙げられる。ここで、アルキル部分やアルケニル
部分は、長鎖でも分岐鎖でもよい。より具体的には、特
開昭62−141176号、同63−50574号、同
63−260991号、同63−260992号、同6
3−295765号、特開平7−90773号、同7−
309723号、同7−309724号、同7−309
724号公報等に記載されている毛髪化粧料や柔軟剤に
用いられる第四級アンモニウム塩が挙げられる。好まし
い例としては、モノ長鎖(直鎖又は分岐鎖)アルキルト
リメチルアンモニウム塩、ジ長鎖(直鎖又は分岐鎖)ア
ルキルジメチルアンモニウム塩、モノ長鎖(直鎖又は分
岐鎖)アルキルジメチルベンジルアンモニウム塩、ジ長
鎖(直鎖又は分岐鎖)アルキルメチルベンジルアンモニ
ウム塩、ジ長鎖(直鎖又は分岐鎖)アルキルメチルヒド
ロキシエチルアンモニウム塩等が挙げられる。
【0024】カチオン界面活性剤の生地、すなわち前記
組成物への配合量は、例えば、毛髪への滑らかさや香り
立ちなどの点で、0.1〜15%が好ましい。
【0025】さらに、両性界面活性剤の例としては、例
えば、イミダゾリン型、アミドアミノ酸塩、カルボベタ
イン型、アルキルベタイン型、アルキルアミドベタイン
型、アルキルスルホベタイン型等が挙げられる。
【0026】この組成物中、及びその界面活性剤中に含
まれる未反応生成物及び副生成物としてすべてを限定す
ることはできないが、例えば、高級アルコール類の例と
しては、ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、
セチルアルコール、ステアリルアルコール、オレイルア
ルコール等が挙げられ、多価アルコールの例としては、
グリセリン、ペンタエリスリット、ソルビット、ソルビ
タン、アルデヒド類の例としては、ラウリルアルデヒ
ド、ミリスチルアルデヒド、セチルアルデヒド、ステア
リルアルデヒド、オレイルアルデヒド等が挙げられ、ア
ミン類の例としては、ラウリルアミン、ジラウリルアミ
ン、ラウリルジメチルアミン、ステアリルアミン、ジス
テアリルアミン、ステアリルジメチルアミン等が挙げら
れ、脂肪酸類の例としては、酢酸、プロピオン酸、酪
酸、カプリル酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン
酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ヒドロキシステアリ
ン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸等が挙げら
れる。
【0027】界面活性剤含有組成物において生地臭が改
善されているで、これに香料を配合した組成物において
は、用いた香料の匂いを良好に発揮させ、香質を改善す
ることができる。そのような香料としては、通常シャン
プー、リンスなどの毛髪化粧料、ボディーソープなどの
全身洗浄剤、石鹸、洗顔剤、柔軟剤などの製品用香料と
して使用される香料であれば、特に限定されるものでは
ないが、ローズ、ジャスミン、ブーケといったフローラ
ル系の香料との組み合わせが特に好ましい。
【0028】また、本発明で生地臭や香質改善剤の対象
となる組成物には、生地臭に影響を与えない範囲で、シ
リコーン誘導体を配合することができ、感触の向上、残
香性の向上をはかることができる。かかるシリコーン誘
導体としては、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニ
ルシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、アミノ
変性シリコーン、ポリエーテル変性シリコーン、脂肪酸
変性シリコーン、フッ素型変性シリコーン、環状シリコ
ーン、アルキル変性シリコーン、アルコール変性シリコ
ーン、脂肪族変性シリコーン、エポキシ変性シリコーン
などが挙げられる。
【0029】シリコーン誘導体は、一種又は二種以上を
組み合わせて用いることができ、全組成中に0.1〜1
5%、特に0.5〜10%配合することが好ましい。
【0030】さらに、前記の対象となる組成物には、生
地臭に影響を与えない範囲で、カチオン性ポリマーを配
合することができ、すべり性及び香り立ちを向上するこ
とができる。かかるカチオン性ポリマーとしては、例え
ばカチオン化セルロース誘導体、カチオン性澱粉、カチ
オン化グアーガム誘導体、ジアリル四級アンモニウム塩
重合物、ジアリル四級アンモニウム塩/アクリルアミド
共重合物、四級化ポリビニルピロリドン誘導体等が挙げ
られる。
【0031】さらに、前記の対象となる組成物には、上
記成分のほか、毛髪化粧料、身体洗浄剤、洗顔洗浄剤等
に通常用いられる成分、例えば、保湿剤;粘度調整剤、
色素;紫外線吸収剤;酸化防止剤;抗菌剤;防腐剤、精
製水などを、発明の効果を損なわない範囲で適宜添加す
ることができる。
【0032】また、前記の対象となる組成物において
は、用途により必要に応じ、アルカリ性又は酸性薬剤を
用いてpHを3〜11に調整することができる。本発明に
よって香質が改善された組成物は、毛髪化粧料、ボディ
ーソープ、石鹸、洗顔剤、衣料洗剤、柔軟剤等の界面活
性剤を含有するものであって賦香されるものであればい
ずれにも適用することができるが、特にヘアシャンプ
ー、ヘアリンス、ヘアコンディショナー、ヘアトリート
メント、ボディーソープ、石鹸、洗顔剤等の毛髪又は皮
膚化粧料として好適に用いられる。
【0033】
【実施例】以下の実施例において用いた調合香料の組成
を表1〜7に示す。
【0034】
【表1】 調合香料A ゲラニオール 450(重量部) シトロネロール 338 ネロール 80 エチルバニリン 2 パールライド 60 テンタローム 60 1000
【0035】
【表2】 調合香料B ベンジルアセテート 528(重量部) ヘキシルシンナミックアルデヒド 236.5 インドール 46.5 リナロール 122.5 ジメチルアンスルアニレート 26.5 γ−ウンデカラクトン 3.5 p−クレゾール 5.5 イランイラン 3.5 オイゲノール 11.5 ベンゾイン 5.5 マルトール 4.5 cis−3−ヘキサノール 2 リナリルアセテート 2 ベンジルイソブチレート 1 cis−ジャスモン 1 1000
【0036】
【表3】 調合香料C リモネン 273.5(重量部) ジヒドロジャスモン酸メチル 360 ヘリオナール 35 カローン 0.5 α−ダマスコン 1 リナロール 120 アンバーコア 100 パールライド 120 1000
【0037】
【表4】 調合香料D ジヒドロジャスモン酸メチル 375(重量部) ヘリオナール 45 カローン 1 アンバーコア 105 リナロール 300 セダーアルコール 24 パールライド 150 1000
【0038】
【表5】 調合香料E リモネン 257(重量部) cis−3−ヘキシルサリシレート 10 cis−3−ヘキサノール 0.5 リグストラール 1 ジヒドロジャスモン酸メチル 300 ヘリオナール 40 カローン 0.5 アンバーコア 100 α−ダマスコン 1 リナロール 100 テンタローム 40 β−ヨノン 25 γ−ウンデカラクトン 15 パールライド 120 1000
【0039】
【表6】 調合香料F ベルガモッツトオイル 110(重量部) リリアール 140 リラール 130 ゲラニオール 90 ベンジルアセテート 120 メチルヨノン 80 ヘリオトロピン 20 バニリン 10 ベンジルサリシレート 300 1000
【0040】
【表7】 調合香料G ベルガモッツトオイル 100(重量部) リリアール 150 リラール 130 ゲラニオール 90 ベンジルアセテート 120 メチルヨノン 80 アンバーコア 100 ヘリオトロピン 20 エチルバニリン 10 ベンジルサリシレート 200 1000
【0041】
【表8】 調合香料H ベルガモッツトオイル 100(重量部) リリアール 140 リラール 120 ゲラニオール 90 ベンジルアセテート 120 メチルヨノン 80 アンバーコア 150 ヘリオトロピン 20 エチルバニリン 10 ベンジルサリシレート 150 1000
【0042】実施例1〜9 表9記載の生地臭改善剤、並びに表10記載の化粧料組
成物を常法に従って調製し、本発明の効果について、下
記の評価方法に基づいて総合的に評価し、その結果を表
11に示した。
【0043】(1)評価方法 室温25℃、湿度65HRの環境に保たれた室内におい
て、専門パネラー10人(男女各5人)で、下記のガラ
ス瓶嗅ぎ口、三角フラスコ水溶液嗅ぎ口、かもじ残香の
各場面における香りのスニフ評価を行った。 a.評価場面 a−1)ガラス瓶嗅ぎ口 100mlガラス瓶広口規格瓶PS No.11に生地臭
改善剤含有の化粧料組成物を、75ml±5ml充填し、そ
の嗅ぎ口について評価した。 a−2)三角フラスコ水溶液嗅ぎ口 上記調製の生地臭改善剤含有の化粧料組成物を10gと
り、300mlの擦り付き三角フラスコに入れ、40℃の
イオン交換水で100mlとし、その嗅ぎ口について評価
した。 a−3)かもじ残香 上記調製の生地臭改善剤含有の化粧料組成物を、かもじ
(長さ20cm、約20g)に約5g塗布して洗髪し、濯
いだ後、水分を十分タオルで拭き取った。この環境下に
おいて、処理直後、ドライヤー乾燥後について評価し
た。
【0044】b.評価基準 ◎:大変良好 ○:良好 △:どちらとも言えない ×:悪い
【0045】
【表9】
【0046】
【表10】
【0047】
【表11】
【0048】(2)結果 その結果、表11に示すように、毛髪化粧料組成物は、
生地臭改善剤を配合することによって、生地の匂いが十
分に改善され、香料を賦香したものに関しても、使用す
る香料の匂いを妨げることなく、製品の香りの質を向上
させることが判明した。
【0049】実施例10 ヘアリンス組成物 常法に従って、次に示す処方のヘアリンス組成物を調製
した。 (重量%) 塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 1.1 セタノール 3 パルミチン酸イソプロピル 0.5 ジメチルポリシロキサンエマルション 4 ヒドロキシエチルセルロース 0.1 生地臭改善剤2(表9) 3 調合香料B 0.5 精製水 バランス 100 このヘアリンス組成物は、生地の匂いが十分に改善さ
れ、使用する香料の匂いを妨げることなく、製品の香り
の質を向上させることが実現できた。
【0050】実施例11 全身洗浄料 常法に従って、次に示す処方の全身洗浄料を調製した。 (重量%) N−ラウリル−L−グルタミン酸トリエタノールアミン 6 N−ラウリルメチルタウリンナトリウム 3 ラウリル酸トリエタノールアミン 10 ミリスチン酸トリエタノールアミン 10 ラウリルイミダゾリニウムベタイン 5 ラウロイルジエタノールアミド 5 プロピレングリコール 7 生地臭改善剤3(表9) 3 調合香料C 1 防腐剤、キレート剤 適量 精製水 バランス 100 この全身洗浄料は、生地の匂いが十分に改善され、使用
する香料の匂いを妨げることなく、製品の香りの質を向
上させることが実現できた。
【0051】実施例12 固形洗浄剤 常法に従って、次に示す処方の固形洗浄剤を調製した。 (重量%) ラウリン酸モノグリセライド硫酸エステルナトリウム塩 80 ステアリン酸モノグリセライド 7 セチルアルコール 10 生地臭改善剤4(表9) 2 調合香料D 1 100 この固形洗浄剤は、生地の匂いが十分に改善され、使用
する香料の匂いを妨げることなく、製品の香りの質を向
上させることが実現できた。
【0052】実施例13 粉末洗浄剤 常法に従って、次に示す処方の粉末洗浄剤を調製した。 (重量%) ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム 23.5 ノニルフェノールポリオキシエチレン(10)付加物 2 パラトルエンスルホン酸ナトリウム 3 トリポリリン酸ナトリウム 24 ケイ酸ナトリウム 5 炭酸ナトリウム 14 カルボキシメチルセルロース 0.5 硫酸ナトリウム 24 生地臭改善剤5(表9) 3 調合香料E 1 100 この粉末洗浄剤は、生地の匂いが十分に改善され、使用
する香料の匂いを妨げることなく、製品の香りの質を向
上させることが実現できた。
【0053】実施例14 液体洗浄剤 常法に従って、次に示す処方の粉末洗浄剤を調製した。 (重量%) ラウリルアルコールポリオキシエチレン(12)付加物 10 ソフタノール 25 ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム 4 ラウリル脂肪酸 1 モノエタノールアミン 5 ラウリル酸アミドプロピルベタイン 2 プロピレングリコール 10 亜硫酸ナトリウム 0.1 エタノール 2 生地臭改善剤6(表9) 2 調合香料F 0.6 精製水 バランス 100 この液体洗浄剤は、生地の匂いが十分に改善され、使用
する香料の匂いを妨げることなく、製品の香りの質を向
上させることが実現できた。
【0054】実施例15 洗顔料 常法に従って、次に示す処方の洗顔料を調製した。 (重量%) ラウリン酸モノグリセライド硫酸エステルナトリウム塩 40 ヤシ油 15 セタノール 1 オレルアルコール 1 精製ラノリン 1 酸化防止剤、防腐剤 適量 水酸化ナトリウム 2 水酸化カリウム 6.5 生地臭改善剤7(表9) 3 調合香料G 0.3 精製水 バランス 100 この洗顔料は、生地の匂いが十分に改善され、使用する
香料の匂いを妨げることなく、製品の香りの質を向上さ
せることが実現できた。
【0055】実施例16 柔軟剤 常法に従って、次に示す処方の柔軟剤を調製した。 (重量%) ステアリルトメチルアンモニウムクロリド 5 エチレングリコール 3 生地臭改善剤7(表9) 2 調合香料H 0.3 精製水 バランス 100 この柔軟剤は、生地の匂いが十分に改善され、使用する
香料の匂いを妨げることなく、製品の香りの質を向上さ
せることが実現できた。
【0056】
【発明の効果】本発明によれば、界面活性剤含有の生地
の匂いが十分に改善され、これに香料を賦香した組成物
に関しても、使用する香料の匂いを妨げることなく、製
品の香りの質を向上させることができる。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年7月29日(1998.7.2
9)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0053
【補正方法】変更
【補正内容】
【0053】実施例14 液体洗浄剤 常法に従って、次に示す処方の液体洗浄剤を調製した。 この液体洗浄剤は、生地の匂いが十分に改善され、使用
する香料の匂いを妨げることなく、製品の香りの質を向
上させることが実現できた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渋江 文夫 東京都墨田区文花2−1−3 花王株式会 社研究所内 (72)発明者 平山 良一 東京都墨田区文花2−1−3 花王株式会 社研究所内 (72)発明者 中島 基貴 東京都墨田区文花2−1−3 花王株式会 社研究所内 Fターム(参考) 4C083 AB032 AB282 AB312 AB352 AB372 AC072 AC102 AC122 AC151 AC152 AC172 AC182 AC212 AC242 AC352 AC372 AC422 AC472 AC542 AC642 AC662 AC692 AC712 AC782 AC792 AC811 AC842 AC852 AD152 AD272 AD282 AD512 AD532 CC23 CC38 CC39 DD17 DD21 DD23 DD31 EE06 EE50 4H003 AB03 AB09 AB23 AB46 AC13 AD04 BA01 BA12 DA01 DA02 EB04 EB06 ED02 ED28 FA07 FA26 FA27 FA28

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)次の式(1) 【化1】 〔式中、R1 、R2 及びR3 は水素原子、ハロゲン原
    子、ヒドロキシ基又は炭素数1〜10のアルキル、アル
    ケニルもしくはアルコキシ基を示し、R4 は炭素数1〜
    20の直鎖又は分岐鎖のアルキレン、アルケニレン又は
    アルキニレン基を示す〕で表される化合物、及び(B)
    次の式(2) 【化2】 〔式中、R5 、R6 及びR7 は水素原子、ハロゲン原
    子、ヒドロキシ基又は炭素数1〜4のアルキル、アルケ
    ニルもしくはアルコキシ基を示し、R8 は炭素数1〜2
    0の直鎖又は分岐鎖のアルキレン、アルケニレン又はア
    ルキニレン基を示し、mは0〜4の整数を示す〕で表さ
    れる化合物を含有する界面活性剤含有組成物の生地臭改
    善剤。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の(A)式(1)で表され
    る化合物及び(B)式(2)で表される化合物を含有す
    る、界面活性剤及び香料を含有する組成物の香質改善
    剤。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002284660A (ja) * 2001-03-23 2002-10-03 Haarmann & Reimer Kk 毛髪化粧料用香料組成物
US6776803B2 (en) 2001-02-15 2004-08-17 Kao Corporation Hair dye compositions

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