JPH0834093B2 - イオン注入方法 - Google Patents
イオン注入方法Info
- Publication number
- JPH0834093B2 JPH0834093B2 JP61122794A JP12279486A JPH0834093B2 JP H0834093 B2 JPH0834093 B2 JP H0834093B2 JP 61122794 A JP61122794 A JP 61122794A JP 12279486 A JP12279486 A JP 12279486A JP H0834093 B2 JPH0834093 B2 JP H0834093B2
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- JP
- Japan
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- ion
- ion beam
- implanted
- semiconductor wafer
- substrate
- Prior art date
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Description
【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、半導体ウエハ等の被イオン注入基板に所望
のイオンを注入するイオン注入方法にかかわり、特に表
面に凹凸を形成された被イオン注入基板にイオンを注入
するイオン注入方法に関する。
のイオンを注入するイオン注入方法にかかわり、特に表
面に凹凸を形成された被イオン注入基板にイオンを注入
するイオン注入方法に関する。
(従来の技術) 一般に半導体ウエハ等の被イオン注入基板に所望のイ
オンを注入する場合は、従来次のような方法で行われて
いる。
オンを注入する場合は、従来次のような方法で行われて
いる。
すなわち、第3図に示すように、イオンビーム発生装
置1から射出されたイオンビーム2は、それぞれ対向す
る2枚の偏向板からなる垂直偏向板3水平偏向板4およ
びこれらの偏向板間に一定の周波数の電圧を印加する電
源装置5、6から構成される走査装置によって偏向さ
れ、走査されてプラテン7上に保持され停止した半導体
ウエハ8等の被イオン注入基板に注入される。
置1から射出されたイオンビーム2は、それぞれ対向す
る2枚の偏向板からなる垂直偏向板3水平偏向板4およ
びこれらの偏向板間に一定の周波数の電圧を印加する電
源装置5、6から構成される走査装置によって偏向さ
れ、走査されてプラテン7上に保持され停止した半導体
ウエハ8等の被イオン注入基板に注入される。
また、イオン注入時における半導体ウエハ8内部の軸
チャンネリングを避けるため、イオンビーム2が半導体
ウエハ8表面に対して一定の角度をもって入射するよ
う、例えば半導体ウエハ8を垂直方向から7゜程度の傾
斜をもって保持し、イオンの注入を行う場合が多い。
チャンネリングを避けるため、イオンビーム2が半導体
ウエハ8表面に対して一定の角度をもって入射するよ
う、例えば半導体ウエハ8を垂直方向から7゜程度の傾
斜をもって保持し、イオンの注入を行う場合が多い。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら上述の従来のイオン注入方法では、例え
ば第4図に示すように、半導体ウエハ8表面に凹部9、
凸部10等が形成されている場合は、この半導体ウエハ8
をイオンビーム2に対して傾斜させて配置しても、これ
らの凹部9、凸部10の側壁部の一面例えば側壁部9a、10
aのみにイオンビーム2が照射され、側壁部9a、に対向
する側壁部9bおよび側壁部10aと反対側の側壁部10b等に
はイオンを注入することができないという問題があっ
た。
ば第4図に示すように、半導体ウエハ8表面に凹部9、
凸部10等が形成されている場合は、この半導体ウエハ8
をイオンビーム2に対して傾斜させて配置しても、これ
らの凹部9、凸部10の側壁部の一面例えば側壁部9a、10
aのみにイオンビーム2が照射され、側壁部9a、に対向
する側壁部9bおよび側壁部10aと反対側の側壁部10b等に
はイオンを注入することができないという問題があっ
た。
本発明はかかる従来の事情に対処してなされたもの
で、表面に凹凸が形成された被イオン注入板において
も、これらの凹部および凸部の側壁部にも均一にイオン
を注入することのできるイオン注入方法を提供しようと
するものである。
で、表面に凹凸が形成された被イオン注入板において
も、これらの凹部および凸部の側壁部にも均一にイオン
を注入することのできるイオン注入方法を提供しようと
するものである。
[発明の構成] (問題点を解決するための手段) すなわち、本発明方法は、所望のイオンビームで表面
に段差を有する被イオン注入基板を走査し、前記段差の
側壁にイオンを注入するイオン注入方法において、 前記被イオン注入基板を、該被イオン注入基板の表面
が前記イオンビームに対して垂直方向から30゜ないし60
゜傾斜するよう配置するとともに、前記被イオン注入基
板をイオンビームの走査領域のほぼ中央付近を通り前記
被イオン注入基板の表面に対してほぼ垂直な回転軸の回
りに回転させながら前記イオンビームで前記被イオン注
入基板を走査して、前記段差の側壁にイオンを注入す
る。
に段差を有する被イオン注入基板を走査し、前記段差の
側壁にイオンを注入するイオン注入方法において、 前記被イオン注入基板を、該被イオン注入基板の表面
が前記イオンビームに対して垂直方向から30゜ないし60
゜傾斜するよう配置するとともに、前記被イオン注入基
板をイオンビームの走査領域のほぼ中央付近を通り前記
被イオン注入基板の表面に対してほぼ垂直な回転軸の回
りに回転させながら前記イオンビームで前記被イオン注
入基板を走査して、前記段差の側壁にイオンを注入す
る。
(作用) 本発明のイオン注入方法によれば、被イオン注入基板
の表面に形成された凹部および凸部の側壁部にも均一に
イオンビームを照射することができ、均一にイオンを注
入することができる。
の表面に形成された凹部および凸部の側壁部にも均一に
イオンビームを照射することができ、均一にイオンを注
入することができる。
(実施例) 以下本発明方法の詳細を図面を用いて一実施例につい
て説明する。
て説明する。
第1図は、本発明の一実施例方法に用いるイオン注入
装置を示すもので、イオンビーム発生装置11から射出さ
れた例えばB+、B++、P+、P++、As+、As++等のイオンビ
ーム12はそれぞれ対向する2枚の偏向板からなる垂直偏
向板13、水平偏向板14およびこれらの偏向板の間に一定
の周波数またはウォブリング波形を含む一定周波数の電
圧を印加する電源装置15、16から構成される走査装置に
よって偏向され、走査されてプラテン17に保持され表面
に凹凸を形成された半導体ウエハ18に注入される。
装置を示すもので、イオンビーム発生装置11から射出さ
れた例えばB+、B++、P+、P++、As+、As++等のイオンビ
ーム12はそれぞれ対向する2枚の偏向板からなる垂直偏
向板13、水平偏向板14およびこれらの偏向板の間に一定
の周波数またはウォブリング波形を含む一定周波数の電
圧を印加する電源装置15、16から構成される走査装置に
よって偏向され、走査されてプラテン17に保持され表面
に凹凸を形成された半導体ウエハ18に注入される。
また、プラテン17は半導体ウエハ18をイオンビーム12
に対して所望の角度で固定することができるように構成
されており、さらにプラテン17は回転装置17aに接続さ
れ、半導体ウエハ18のほぼ中心付近を通り表面に対して
垂直な回転軸の回りに回転可能に構成されている。
に対して所望の角度で固定することができるように構成
されており、さらにプラテン17は回転装置17aに接続さ
れ、半導体ウエハ18のほぼ中心付近を通り表面に対して
垂直な回転軸の回りに回転可能に構成されている。
上記構成の装置を用いてこの実施例方法では、例えば
イオンビーム発生装置11から160KeV程度のエネルギーを
有するAs+等のイオンビーム12を射出させ、電源装置15
から例えば117.19Hz程度の電圧を垂直偏向板13間に印加
し、電源装置16から例えば1019Hzの電圧を水平偏向板14
間に印加して走査する。そして、半導体ウエハ18を例え
ば45゜等、30゜ないし60゜程度の範囲で垂直方向から傾
斜させて配置し、回転装置17aにより半導体ウエハ18を
1秒間に1/2回転程度の速度で回転しながらイオンの注
入を行う。なお、回転速度は、さらに高速化してもよい
し、変化させてもよい。
イオンビーム発生装置11から160KeV程度のエネルギーを
有するAs+等のイオンビーム12を射出させ、電源装置15
から例えば117.19Hz程度の電圧を垂直偏向板13間に印加
し、電源装置16から例えば1019Hzの電圧を水平偏向板14
間に印加して走査する。そして、半導体ウエハ18を例え
ば45゜等、30゜ないし60゜程度の範囲で垂直方向から傾
斜させて配置し、回転装置17aにより半導体ウエハ18を
1秒間に1/2回転程度の速度で回転しながらイオンの注
入を行う。なお、回転速度は、さらに高速化してもよい
し、変化させてもよい。
上記説明のこの実施例のイオン注入方法では、第2図
に示すように半導体ウエハ18表面に凹部19、凸部20が形
成されている場合でも、半導体ウエハ18が回転されるこ
とにより例えば始めに凹部19の側壁部19a、凸部20の側
壁部20aにイオンが注入され(イ)、半導体ウエハ18が1
/2回転された後には、それぞれ側壁部19aに対向する側
壁部19b、側壁部20aの反対側の側壁部20bにイオンビー
ム12が照射されイオンが注入される(ロ)。
に示すように半導体ウエハ18表面に凹部19、凸部20が形
成されている場合でも、半導体ウエハ18が回転されるこ
とにより例えば始めに凹部19の側壁部19a、凸部20の側
壁部20aにイオンが注入され(イ)、半導体ウエハ18が1
/2回転された後には、それぞれ側壁部19aに対向する側
壁部19b、側壁部20aの反対側の側壁部20bにイオンビー
ム12が照射されイオンが注入される(ロ)。
従って、各側壁部に均一にイオンビーム12が照射され
均一にイオンを注入することができる。
均一にイオンを注入することができる。
なお、上記実施例では、半導体ウエハ18を傾けて配置
した場合について説明したが、半導体ウエハ18は、垂直
方向に設定し、中性ビームと分離するイオンビーム12の
偏向電圧を制御して、半導体ウエハ18表面に対してイオ
ンビーム12を斜めに入射させるようにしてもよい。この
場合、半導体ウエハ18回転のための回転装置17aを設置
しやすい。
した場合について説明したが、半導体ウエハ18は、垂直
方向に設定し、中性ビームと分離するイオンビーム12の
偏向電圧を制御して、半導体ウエハ18表面に対してイオ
ンビーム12を斜めに入射させるようにしてもよい。この
場合、半導体ウエハ18回転のための回転装置17aを設置
しやすい。
[発明の効果] 上述のように本発明のイオン注入方法では、被イオン
注入基板の表面に形成された凹部および凸部の側壁部に
も、均一にイオンビームを照射することができ、均一に
イオンを注入することができる。
注入基板の表面に形成された凹部および凸部の側壁部に
も、均一にイオンビームを照射することができ、均一に
イオンを注入することができる。
第1図は本発明方法の一実施例方法に用いるイオン注入
装置の構成を示す側面図、第2図は第1図の一部拡大断
面図、第3図は従来方法に用いるイオン注入装置の構成
を示す側面図、第4図は第3図の一部拡大断面図であ
る。 11……イオンビーム発生装置、12……イオンビーム、13
……垂直偏向板、14……水平偏向板、15、16……電源装
置、17……プラテン、17a……回転装置、18……半導体
ウエハ。
装置の構成を示す側面図、第2図は第1図の一部拡大断
面図、第3図は従来方法に用いるイオン注入装置の構成
を示す側面図、第4図は第3図の一部拡大断面図であ
る。 11……イオンビーム発生装置、12……イオンビーム、13
……垂直偏向板、14……水平偏向板、15、16……電源装
置、17……プラテン、17a……回転装置、18……半導体
ウエハ。
Claims (1)
- 【請求項1】所望のイオンビームで表面に段差を有する
被イオン注入基板を走査し、前記段差の側壁にイオンを
注入するイオン注入方法において、 前記被イオン注入基板を、該被イオン注入基板の表面が
前記イオンビームに対して垂直方向から30゜ないし60゜
傾斜するよう配置するとともに、前記被イオン注入基板
をイオンビームの走査領域のほぼ中央付近を通り前記被
イオン注入基板の表面に対してほぼ垂直な回転軸の回り
に回転させながら前記イオンビームで前記被イオン注入
基板を走査して、前記段差の側壁にイオンを注入するこ
とを特徴とするイオン注入方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61122794A JPH0834093B2 (ja) | 1986-05-28 | 1986-05-28 | イオン注入方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61122794A JPH0834093B2 (ja) | 1986-05-28 | 1986-05-28 | イオン注入方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62281248A JPS62281248A (ja) | 1987-12-07 |
JPH0834093B2 true JPH0834093B2 (ja) | 1996-03-29 |
Family
ID=14844789
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61122794A Expired - Lifetime JPH0834093B2 (ja) | 1986-05-28 | 1986-05-28 | イオン注入方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0834093B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62285355A (ja) * | 1986-06-03 | 1987-12-11 | Mitsubishi Electric Corp | イオン注入装置 |
US4929840A (en) * | 1989-02-28 | 1990-05-29 | Eaton Corporation | Wafer rotation control for an ion implanter |
US4943728A (en) * | 1989-02-28 | 1990-07-24 | Eaton Corporation | Beam pattern control system for an ion implanter |
US4975586A (en) * | 1989-02-28 | 1990-12-04 | Eaton Corporation | Ion implanter end station |
JP5100409B2 (ja) * | 2008-01-21 | 2012-12-19 | 株式会社アルバック | 磁性膜へのイオン注入方法およびイオン注入装置 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS53119671A (en) * | 1977-03-28 | 1978-10-19 | Toshiba Corp | Ion implanting method |
JPS55105324A (en) * | 1979-02-05 | 1980-08-12 | Semiconductor Res Found | Manufacturing method and apparatus of semiconductor device |
JPS62274621A (ja) * | 1986-05-22 | 1987-11-28 | Mitsubishi Electric Corp | イオン注入方法 |
-
1986
- 1986-05-28 JP JP61122794A patent/JPH0834093B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62281248A (ja) | 1987-12-07 |
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