JPH08338961A - 光偏向装置 - Google Patents

光偏向装置

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JPH08338961A
JPH08338961A JP17037395A JP17037395A JPH08338961A JP H08338961 A JPH08338961 A JP H08338961A JP 17037395 A JP17037395 A JP 17037395A JP 17037395 A JP17037395 A JP 17037395A JP H08338961 A JPH08338961 A JP H08338961A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shaft
polygon mirror
rotary polygon
mirror
rotary
Prior art date
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Pending
Application number
JP17037395A
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English (en)
Inventor
Kazuo Uzuki
和男 夘月
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 回転多面鏡が軸に偏心して組み付けられるの
を防ぐ。 【構成】 回転多面鏡8は軸1を貫通させる中心穴8a
を有し、モータM1 のロータ5と一体であるフランジ部
材4に押えバネ9によって押圧されてロータ5と一体化
される。回転多面鏡8の中心穴8aは軸方向にテーパー
状に拡大しており、上端は軸1の外径Aと同じかこれよ
り小さい内径B1 を有し、軸1の外表面に密着して回転
多面鏡8の偏心を防ぐ小径部を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レーザビームプリンタ
やレーザファクシミリ等の画像形成装置に使用される光
偏向装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】レーザプリンタやレーザファクシミリ等
の画像形成装置に使用される光偏向装置の1例を図5に
基づいて説明する。半導体レーザユニットSから発生す
る光束L0 は、シリンドリカルレンズCによって線状に
集光され、回転多面鏡108に照射される。回転多面鏡
108の回転によって偏向走査された光束の大部分は結
像レンズFを経て反射鏡Mに照射され、これによって反
射されて図示しない回転ドラム上の感光体に到達する。
感光体に到達した光束は、回転多面鏡108の回転によ
る主走査、および回転ドラムの回転による副走査によっ
て感光体に静電潜像を形成する。また、回転多面鏡10
8の回転によって偏向走査された光束の一部分は検出ミ
ラーBによって走査開始信号発生器Dへ導入される。
【0003】回転多面鏡108を回転させる駆動装置
は、図4に示すように、ハウジング101に保持された
一対の軸受102a,102bと、これらに回転自在に
支承された軸103を有し、軸103はこれと一体であ
るフランジ部材104を介してヨーク105aおよび駆
動用マグネット105bからなるロータ105に一体的
に結合されており、ロータ105はハウジング101に
固定されたモータ基板106上の駆動用コイルからなる
ステータ107とともにモータM0 を形成する。回転多
面鏡108はバネ109によってフランジ部材104に
押圧され、これによって軸103およびロータ105と
一体的に結合され、前記モータM0 の駆動によって回転
する。
【0004】最近では、偏向走査装置の高速化および高
精度化に伴って、回転多面鏡108をより高速度で回転
させることが必要になっているが、回転速度の増加とと
もに、軸103、回転多面鏡108およびロータ105
を含む回転体の質量の不均一による動的不均衡が増大し
て大きな振動が発生する。これを防ぐために、ロータ1
05や回転多面鏡108の溝に合成樹脂等でできた重り
110a,110bを接着する。
【0005】なお、回転多面鏡108の中心穴108a
の内径は、軸103の外径より0.05mm程度大であ
り、ロータ105に対する回転多面鏡108の組み付け
は、回転多面鏡の中心穴108aに軸103を遊嵌さ
せ、フランジ部材104の上面に形成された基準面10
4aに回転多面鏡108の下面を当接して押えバネ10
9を装着することによって行われる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の技術によれば、前述のように、回転多面鏡の中心穴が
軸に対して遊嵌されており、押えバネによって回転多面
鏡をフランジ部材の基準面に押圧するだけで回転多面鏡
とロータを一体的に結合するものであるため、回転多面
鏡と軸の相対位置は前述の寸法差の範囲内でわずかでは
あるが偏心した状態で固定される傾向がある。そこで、
回転多面鏡の組み付け後にモータを駆動して、回転多面
鏡の軸に対する偏心や回転多面鏡およびロータの質量の
不均一等に起因する動的不均衝を実測し、これらを解消
するための重りを取り付けることでバランス調整を行な
い、回転多面鏡を高速回転させたときの振れ回り振動等
を防ぐように工夫されている。
【0007】ところが、上記のようなバランス調整を行
なっても、回転多面鏡と軸の材質が異なる場合には、組
み立て後の温度変化によって回転多面鏡と軸の相対位置
が変化して、初期のバランス調整時と異なる動的不均衝
が発生する。すなわち、回転多面鏡の中心穴に対して軸
が偏心した状態で組み付けられているため、例えば、回
転多面鏡の線膨張係数が軸の線膨張係数より大きい場合
は、環境温度の低下によって回転多面鏡の中心穴の内径
が軸の外径より大きく縮小し、このために軸を回転多面
鏡の中心軸に向かって移動させる力が発生する。その結
果、回転多面鏡に対する軸の偏心量が減少し、初期の調
整バランス時とは異なる動的不均衝が発生し、このため
に回転多面鏡が振動する。
【0008】この傾向は、回転多面鏡と軸との線膨張係
数の差が大きい程顕著であり、例えば、セラミックの軸
とアルミ製の回転多面鏡の組み合わせ、あるいはステン
レスの軸とプラスチック製の回転多面鏡の組み合わせ等
においては著しい動的不均衡を発生し、光偏向装置の高
速化の大きな障害となる。
【0009】本発明は上記従来の技術の有する未解決の
課題に鑑みてなされたものであり、回転多面鏡が軸に対
して偏心した状態で組み付けられるのを防ぎ、温度変化
等のために回転多面鏡が振動するおそれのない高性能な
光偏向装置を提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の光偏向装置は、回転部材と一体である軸
と、該軸を遊嵌させる中心穴を有する回転多面鏡と、該
回転多面鏡を前記回転部材に押圧する弾性押圧手段を有
し、前記回転多面鏡の前記中心穴が、前記軸と同径また
はそれより小径である小径部を有することを特徴とす
る。
【0011】中心穴の小径部を除く残りの部分が、前記
小径部から遠ざかるにつれて拡大するテーパー状である
とよい。
【0012】中心穴の小径部とこれを除く残りの部分の
間に段差が設けられているとよい。
【0013】回転多面鏡を所定の温度に加熱した状態で
その中心穴に軸を貫通させたものであるとよい。
【0014】
【作用】回転多面鏡が軸に対して偏心して組み付けられ
た場合は、温度変化等のために回転多面鏡の偏心状態が
変化して動的不均衡を発生し、回転多面鏡が振動して光
偏向装置の光学特性を劣化させるおそれがある。そこ
で、回転多面鏡の中心穴の一部に小径部を設け、これを
軸の表面に密着させることで、軸に対する回転多面鏡の
偏心を防ぐ。特に、回転多面鏡と軸の材質が線膨張係数
の大きく異なるものである場合は、回転多面鏡が軸に対
して偏心していると温度変化によって著しい動的不均衡
を発生するおそれがあるが、回転多面鏡の偏心を防ぐこ
とでこのようなトラブルを回避し、回転多面鏡ゃ軸の材
料に対する制約を軽減できる。
【0015】
【実施例】本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
【0016】図1は一実施例による光偏向装置E1 の主
要部を示すもので、(a)はその部分模式断面図、
(b)は、回転多面鏡と軸とロータの中心部分を拡大し
て示す拡大部分断面図である。
【0017】図1の(a)に示すように、光偏向装置E
1 はハウジング1に保持された一対の軸受2a,2bに
回転自在に支承された軸3を有し、軸3は回転部材であ
るフランジ部材4を介してロータ5に一体的に結合され
ており、ロータ5はハウジング1に固定されたモータ基
板6のステータ7とともにモータM1 を構成する。回転
多面鏡8は軸3を貫通させる中心穴8aを有し、軸3の
上端に装着された弾性押圧手段である押えバネ9によっ
てフランジ部材4の基準面4aに押圧され、これによっ
てロータ5と一体的に結合される。ステータ7に電流が
供給されるとモータM1 が駆動され、ロータ5とともに
回転多面鏡8が回転する。
【0018】回転多面鏡8の中心穴8aは、回転多面鏡
8の上面から下面に向かって径方向に拡大するテーパー
状の貫通孔であり、図1の(b)に拡大して示すよう
に、中心穴8aの上端は軸3の外径Aと同じかこれより
もわずかに小さい内径B1 を有する小径部であり、中心
穴8aの下端は軸3の外径Aより大であり、これを遊嵌
させるに充分な内径B2 を有する大径部である。すなわ
ち、軸3の外径Aと、回転多面鏡8の中心穴8aの上端
の内径B1 と下端の内径B2 の間には以下の関係が成立
する。
【0019】A≧B1 ・・・(1) A<B2 ・・・(2) 回転多面鏡8をロータ5に組み付けるには、まず、回転
多面鏡8の中心穴8aに軸3を嵌挿し、回転多面鏡8の
下面をフランジ部材4の基準面4aに当接したうえで軸
3の小径部3aに押えバネ9の内縁部分を装着し、その
外縁部分を回転多面鏡8の上面に係合させてこれをフラ
ンジ部材4に押圧する。
【0020】回転多面鏡8の中心穴8aに軸3を嵌挿す
る工程で、中心穴8aの上端の内径B1 が軸3の外径A
と同じであれば、中心穴8aの上端が軸3の外表面に密
着し、また、中心穴8aの上端の内径B1 が軸3の外径
Aより小であれば、中心穴8aの上端を塑性変形させて
軸3が圧入された状態となる。いずれにしても中心穴8
aの一部分が軸3の外周面に同心状態で接触し、従来例
のように回転多面鏡8が軸3に偏心した状態で組み付け
られるおそれはない。
【0021】このようにして回転多面鏡8をロータ5に
組み付けたうえで、モータM1 を駆動し、ロータ5や回
転多面鏡8を含む回転体の動的不均衝を実測し、これを
解消するための合成樹脂製の重り10a,10bを回転
多面鏡8やロータ5の環状溝に取り付ける。
【0022】軸3の小径部3aより上方に位置する頭部
3bは、回転多面鏡8の中心穴8aの上端の内径B1
り小さい外径を有することは言うまでもない。
【0023】本実施例によれば、回転多面鏡の中心穴の
一部分のみを軸の外径と同径かあるいはこれより小径に
するものであるため、回転多面鏡を軸に対して偏心させ
ることなく組み付けることができるうえに、回転多面鏡
の中心穴に軸を貫通させる作業が著しく困難になるおそ
れはない。特に、回転多面鏡が比較的軟質のプラスチッ
ク製やアルミ製であれば、回転多面鏡の中心穴に軸を貫
通させる作業はより一層簡単である。また、回転多面鏡
の中心穴はその小径部のみにおいて軸を密着あるいは圧
入させるものであり、回転多面鏡の傾き方向に対する拘
束力は小さいので、押えバネによって押圧することで回
転多面鏡がフランジ部材の基準面に容易に倣い面倒れ精
度良く取り付けられる。その結果、温度変化等によって
振れ回り振動等を発生することなく従って高速化に極め
て好適であり、しかも組立作業が簡単で製造コストの低
い光偏向装置を実現できる。
【0024】本実施例においては、特に回転多面鏡の中
心穴の内径が回転多面鏡の上面に向かってテーパー状に
縮小しているため、回転多面鏡の中心穴に軸を貫通させ
る作業を極めて円滑に行なうことができる。
【0025】なお、回転多面鏡の中心穴に軸を貫通させ
たときに中心穴の小径部が塑性変形を起こして回転多面
鏡の上面にバリとなって突出するおそれがある。これを
防ぐには、図2に示すように、回転多面鏡28の中心穴
28aの上端から少し下がったところに軸23の外径よ
り内径の小さい小径部28bを設け、ここから回転多面
鏡28の上面と下面に向かって中心穴28aの内径がテ
ーパー状に拡大するように構成してもよい。
【0026】また、回転多面鏡の中心穴を小径部からテ
ーパー状に拡大する替わりに、図3に示すように、回転
多面鏡38の中心穴38aの小径部38bと残りの大径
部との間に段差を形成させたものでもよい。これは、テ
ーパー状の中心穴に比べて穴加工が簡単であるという利
点を有する。
【0027】また、軸がセラミック等の比較的もろい材
質であれば、回転多面鏡の中心穴に圧入するときに軸の
表面が傷つくおそれがある。このような場合には、回転
多面鏡を加熱、膨張させ、中心穴の小径部の内径B1
軸の外径Aよりわずかに大きくなった状態で軸を貫通さ
せるいわゆる温ばめを採用するとよい。
【0028】
【発明の効果】本発明は上述のとおり構成されているの
で、次に記載するような効果を奏する。
【0029】回転多面鏡の面倒れ精度を悪化させること
なく回転多面鏡が軸に対して偏心した状態で組み付けら
れるのを防ぎ、温度変化等のために動的不均衡を発生し
て回転多面鏡が振動し光学特性が劣化するのを回避でき
る。
【0030】これによって、光偏向装置の高速化と高性
能化を大きく促進できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例を示すもので(a)はその主要部を
示す部分模式断面図、(b)は回転多面鏡と軸のみの中
央部分を拡大して示す拡大部分断面図である。
【図2】第1の変形例を示す拡大部分断面図である。
【図3】第2の変形例を示す拡大部分断面図である。
【図4】従来例の主要部を示す部分模式断面図である。
【図5】偏向走査装置の全体を説明する斜視図である。
【符号の説明】
1 ハウジング 2a,2b 軸受 3,23,33 軸 5 ロータ 7 ステータ 8,28,38 回転多面鏡 8a,28a,38a 中心穴 28b,38b 小径部 9 押えバネ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転部材と一体である軸と、該軸を遊嵌
    させる中心穴を有する回転多面鏡と、該回転多面鏡を前
    記回転部材に押圧する弾性押圧手段を有し、前記回転多
    面鏡の前記中心穴が、前記軸と同径またはそれより小径
    である小径部を有することを特徴とする光偏向装置。
  2. 【請求項2】 中心穴の小径部を除く残りの部分が、前
    記小径部から遠ざかるにつれて拡大するテーパー状であ
    ることを特徴とする請求項1記載の光偏向装置。
  3. 【請求項3】 中心穴の小径部とこれを除く残りの部分
    の間に段差が設けられていることを特徴とする請求項1
    または2記載の光偏向装置。
  4. 【請求項4】 回転多面鏡を所定の温度に加熱した状態
    でその中心穴に軸を貫通させたものであることを特徴と
    する請求項1ないし3いずれか1項記載の光偏向装置。
JP17037395A 1995-06-13 1995-06-13 光偏向装置 Pending JPH08338961A (ja)

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JP17037395A JPH08338961A (ja) 1995-06-13 1995-06-13 光偏向装置

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JP17037395A JPH08338961A (ja) 1995-06-13 1995-06-13 光偏向装置

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JPH08338961A true JPH08338961A (ja) 1996-12-24

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ID=15903740

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JP17037395A Pending JPH08338961A (ja) 1995-06-13 1995-06-13 光偏向装置

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