JP3382448B2 - 光偏向装置 - Google Patents

光偏向装置

Info

Publication number
JP3382448B2
JP3382448B2 JP2998796A JP2998796A JP3382448B2 JP 3382448 B2 JP3382448 B2 JP 3382448B2 JP 2998796 A JP2998796 A JP 2998796A JP 2998796 A JP2998796 A JP 2998796A JP 3382448 B2 JP3382448 B2 JP 3382448B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotary
polygon mirror
rotating
rotary sleeve
sleeve
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2998796A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH09203877A (ja
Inventor
慎 古森
幹夫 中杉
卓 蕗田
一身 佐藤
みち代 宮本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2998796A priority Critical patent/JP3382448B2/ja
Publication of JPH09203877A publication Critical patent/JPH09203877A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3382448B2 publication Critical patent/JP3382448B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Laser Beam Printer (AREA)
  • Mechanical Optical Scanning Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザビームプリ
ンタやレーザファクシミリ等の画像形成装置に用いられ
る光偏向装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は、レーザビームプリンタやレーザ
ファクシミリ等の画像形成装置に用いられる一般的な光
偏向装置を説明するもので、これは、光源ユニット50
から発生された光ビームL0 をシリンドリカルレンズ5
1によって回転多面鏡101の反射面に線状に集光さ
せ、回転多面鏡101の回転によって偏向走査し、結像
レンズ系52を経て図示しない回転ドラム上の感光体に
結像させる。結像レンズ系52は球面レンズ52a、ト
ーリックレンズ52b等によって構成され、前記感光体
に結像する点像の歪を補正する機能を有する。また、偏
向走査された光ビームの一部分は反射ミラー53によっ
て光ファイバ54の受光端に導入され、走査開始信号に
変換されて光源ユニット50に送信される。
【0003】回転多面鏡101の駆動部は、図3に示す
ように、固定軸102に嵌合する回転スリーブ103に
フランジ部材103aを一体化してこれにロータマグネ
ット104を固着し、回転多面鏡101を押えバネ10
5によってフランジ部材103aに押圧してこれと一体
的に結合させるとともに、固定軸102を固定したモー
タハウジング106にモータ基板107を支持させたも
ので、モータ基板107上に立設されたステータコイル
108を励磁することで、ロータマグネット104と回
転多面鏡101を一体的に回転させる。
【0004】回転スリーブ103はその回転によって固
定軸102との間に空気膜を形成し、固定軸102に非
接触で回転するラジアル空気軸受を構成する。回転スリ
ーブ103の下端には第1の永久磁石109aが固着さ
れ、永久磁石109aはモータハウジング106と一体
である第2の永久磁石109bに対向しており、両永久
磁石109a,109bの間に作用する磁気反撥力によ
って、回転スリーブ103の下端をモータハウジング1
06に対して非接触で支持するスラスト軸受を構成す
る。
【0005】回転多面鏡101をフランジ部材103a
に押圧する押えバネ105は、回転スリーブ103の側
面に組み付けられた皿形のバネであり、その内周縁が回
転スリーブ103の環状溝に係止され、外周縁が回転多
面鏡101の上面に押圧される。
【0006】また、回転スリーブ103の開口端はふた
部材103bによって閉塞され、固定軸102の上端に
空気だまり110が形成される。回転スリーブ103の
固定軸102に対する軸方向の位置が変化すると、空気
だまり110内の空気が加圧または減圧され、回転スリ
ーブ103を元の位置に戻そうとする力が働く。これに
よって回転スリーブ103の軸方向の変位を防ぎ、回転
多面鏡101を安定して回転させることができる。
【0007】なお、固定軸102と回転スリーブ103
は双方とも耐摩耗性にすぐれたセラミックによって作ら
れており、両者の嵌合部は高い面精度に仕上げられる。
他方、フランジ部材103aはアルミニウム合金や黄銅
等の比較的安価な材料によって製作され、焼きばめ等に
よって回転スリーブ103に結合される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の技術によれば、前述のように、回転多面鏡をフランジ
部材に押圧する押えバネが回転スリーブの外面に組み付
けられており、このために、回転スリーブを回転多面鏡
の上方へ大きく突出させなければならず、従って、回転
スリーブが極めて長尺であり、これを支持する固定軸も
長くなる。その結果、回転多面鏡の駆動部全体が嵩高と
なり、光偏向装置の小型化を妨げる。
【0009】また、空気軸受を構成する固定軸や回転ス
リーブが材料コストの高いセラミックであり、しかも両
者の嵌合部は高度の加工精度を必要とするため、固定軸
や回転スリーブが長尺であればこれらの製作費が高騰
し、光偏向装置の部品コストの上昇を招くおそれが
る。
【0010】本発明は、上記従来の技術の有する未解決
の課題に鑑みてなされたものであり、回転多面鏡の駆動
部が嵩高になるのを防ぎ、装置の小型化や低価格化等を
大きく促進できる光偏向装置を提供することを目的とす
るものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の光偏向装置は、光ビームを反射する回転多
面鏡と、固定軸と、前記固定軸に回転自在に嵌合された
回転スリーブと、前記回転スリーブと一体的に設けられ
前記回転多面鏡を支持する回転部材と、前記回転部材を
回転させる駆動手段と、前記回転多面鏡を前記回転部材
押圧する弾性部材を有する光偏向装置において、前
記回転スリーブの開口端を閉塞するふた部材が前記回転
部材と一体であることを特徴とする。
【0012】前記回転部材が、前記回転多面鏡を支持す
るフランジ部と、前記弾性部材が組み付けられた軸部と
を有するとよい。
【0013】
【0014】
【作用】駆動手段の駆動によって回転多面鏡と回転部材
と回転スリーブが一体となって回転する。回転多面鏡を
回転部材に結合するための弾性部材回転部材の軸部に
組み付けるとともに、回転スリーブの開口端を閉塞する
ふた部材を回転部材と一体に設ける。これによって、
転スリーブの長さを大幅に短縮できる。
【0015】回転スリーブはセラミック等で作られてい
るために材料コストが高く、しかも回転スリーブの内面
は高精度の仕上げ加工を必要とするため加工コストも高
い。従って、回転スリーブの長さを短縮することは回転
スリーブの部品単品コストの低減に大きく役立つ。
【0016】また、回転スリーブの長さを短縮すれば固
定軸の必要長さも短くてすみ、これによって、固定軸の
部品単品コストも低減できるうえに回転多面鏡の駆動部
全体の寸法を大幅に縮小できる。その結果、光偏向装置
の小型化に大きく貢献できる。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
いて説明する。
【0018】図1は一実施例による光偏向装置の主要部
を示すもので、これは、反射面1aを備えた回転多面鏡
1を有し、その駆動部は、固定軸2に回転スリーブ3を
嵌合し、これと一体的に設けられた回転部材であるフラ
ンジ部材4にロータマグネット5を固着し、回転多面鏡
1を弾性部材である押えバネ6によってフランジ部材4
に押圧するとともに、固定軸2を固定したモータハウジ
ング7にモータ基板7aを支持させ、これに、ロータマ
グネット5とともに駆動手段を構成するステータコイル
8を立設したもので、ステータコイル8を励磁すること
で、ロータマグネット5と回転多面鏡1を一体的に回転
させる。
【0019】回転スリーブ3はその回転によって固定軸
2との間に空気膜を形成し、固定軸2に非接触で回転す
る空気軸受を構成する。回転スリーブ3の下端には第1
の永久磁石9aが固着され、第1の永久磁石9aの下面
が、モータハウジング7に固定された第2の永久磁石9
bの上面に対向している。両永久磁石9a,9bは両者
の対向面の極性が同極であり、その磁気反撥力によっ
て、回転スリーブ3の下端をモータハウジング7から浮
上させる。
【0020】回転スリーブ3の上方の開口端はフランジ
部材4と一体であるふた部材4aによって閉塞され、固
定軸2の上端とふた部材4aの間に空気だまり10が形
成される。回転スリーブ3の固定軸2に対する軸方向の
位置が変化すると、空気だまり10内の空気が加圧また
は減圧され、回転スリーブ3を元の位置に戻そうとする
力が働き、回転多面鏡1の軸方向の変位を防ぐ。
【0021】フランジ部材4はアルミニウム、黄銅等の
金属材料で作られており、焼きばめ等の公知の方法で回
転スリーブ3に固定され、ロータマグネット5は接着等
の方法でフランジ部材4に結合される。また、固定軸2
の下端は焼きばめや接着等の公知の方法でモータハウジ
ング7に固定される。
【0022】空気軸受を構成する固定軸2と回転スリー
ブ3の材質は双方とも耐摩耗性にすぐれたセラミックで
あり、回転多面鏡1の回転開始時あるいは低速回転時に
軸受のかじり等のトラブルを回避できる。
【0023】押えバネ6は、その中央を直接またはCリ
ング等を介して、フランジ部材4の軸部4bに設けられ
た溝に係止され、押えバネ6の外縁部分が回転多面鏡1
の上面に押圧される。
【0024】フランジ部材4のフランジ部4cは、回転
多面鏡1の下面をその回転軸に垂直に支持するための基
準面4dを有し、該基準面4dは高い平面度に仕上げ加
工されている。また、ふた部材4aの中央にはガス抜き
用の穴が設けられており、これは、固定軸2に回転スリ
ーブ3を嵌合させたのちにプラグ11によって閉塞され
る。
【0025】本実施例によれば、前述のように、回転ス
リーブ3の軸方向の位置は第1、第2の永久磁石9a,
9bや空気だまり10によって安定して固定されるた
め、固定軸2と回転スリーブ3の接触面の軸方向の長さ
が比較的短くても、回転多面鏡1の回転が不安定になる
おそれがない。また、押えバネ6はフランジ部材4の軸
部4bに固定されているため、回転スリーブ3を回転多
面鏡1の上方へ突出させる必要はない。
【0026】従って、固定軸2や回転スリーブ3の軸方
向の長さを従来例に比べて大幅に縮小し、回転多面鏡1
の駆動部全体を小型化することができる。これによっ
て、光偏向装置の小型化を促進できる。
【0027】さらに、固定軸2と回転スリーブ3の嵌合
部の接触面は空気軸受を構成するものであるから高い加
工精度を必要とするが、固定軸2と回転スリーブ3の軸
方向の長さを短縮することでこれらの加工コストを低減
し、光偏向装置の低価格化に大きく貢献できる。また、
回転スリーブ3等がセラミックで作られているため、回
転スリーブ等の長さを短縮すれば高価なセラミックの使
用量を低減することができる。これによって、部品の材
料コストを大幅に削減して光偏向装置の低価格化をより
一層促進できる。
【0028】図2は参考例を示すもので、これは、フラ
ンジ部材4にふた部材4aを一体的に設ける替わりに、
フランジ部材14とふた部材14aを個別に製作し、フ
ランジ部材14を回転スリーブ3に一体化したのちにふ
た部材14aをフランジ部材14に圧入等の方法で固着
するものである。回転スリーブ3にフランジ部材14を
焼きばめ等の方法で一体化する工程において回転スリー
ブ3に歪が発生した場合には、回転スリーブ3の内面を
再度仕上げ加工する必要がある。ふた部材14aをフラ
ンジ部材14に固着する前にこの仕上げ加工を行なえ
ば、作業が簡単であるという利点を有する。
【0029】
【発明の効果】本発明は上述のとおり構成されているの
で、次に記載するような効果を奏する。
【0030】回転多面鏡の駆動部の寸法を縮小し、駆動
部の小型化と部品コストの低減に大きく役立つ。これに
よって小型かつ高性能でしかも低価格である光偏向装置
を実現できる。
【0031】このような光偏向装置を用いることで、画
像形成装置の小型化と高性能化と低価格化に大きく貢献
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例による光偏向装置の主要部を示す模式
部分断面図である。
【図2】参考例の主要部を示す模式部分断面図である。
【図3】従来例の主要部を示す模式部分断面図である。
【図4】光偏向装置の全体を説明する説明図である。
【符号の説明】
1 回転多面鏡 2 固定軸 3 回転スリーブ 4,14 フランジ部材 4a,14a ふた部材 5 ロータマグネット 6 押えバネ 8 ステータコイル 9a,9b, 永久磁石 10 空気だまり
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 一身 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 宮本 みち代 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (56)参考文献 特開 平8−5945(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 26/10

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ビームを反射する回転多面鏡と、固定
    軸と、前記固定軸に回転自在に嵌合された回転スリーブ
    と、前記回転スリーブと一体的に設けられ前記回転多面
    鏡を支持する回転部材と、前記回転部材を回転させる駆
    動手段と、前記回転多面鏡を前記回転部材押圧する弾
    性部材を有する光偏向装置において、前記回転スリー
    ブの開口端を閉塞するふた部材が前記回転部材と一体で
    ることを特徴とする光偏向装置。
  2. 【請求項2】 前記回転部材が、前記回転多面鏡を支持
    するフランジ部と、前記弾性部材が組み付けられた軸部
    とを有することを特徴とする請求項1記載の光偏向装
    置。
JP2998796A 1996-01-24 1996-01-24 光偏向装置 Expired - Fee Related JP3382448B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2998796A JP3382448B2 (ja) 1996-01-24 1996-01-24 光偏向装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2998796A JP3382448B2 (ja) 1996-01-24 1996-01-24 光偏向装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09203877A JPH09203877A (ja) 1997-08-05
JP3382448B2 true JP3382448B2 (ja) 2003-03-04

Family

ID=12291318

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2998796A Expired - Fee Related JP3382448B2 (ja) 1996-01-24 1996-01-24 光偏向装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3382448B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6648062B2 (ja) 2017-03-31 2020-02-14 ミネベアミツミ株式会社 ポリゴンミラースキャナモーター

Also Published As

Publication number Publication date
JPH09203877A (ja) 1997-08-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3382448B2 (ja) 光偏向装置
JPH0990258A (ja) 光偏向装置
US5754326A (en) Optical deflector
JP3313941B2 (ja) 偏向走査装置
JPH09325292A (ja) 偏向走査装置
JPH08327932A (ja) 偏向走査装置
JP2001166246A (ja) 光偏向装置および書き込み光学装置
JP3410080B2 (ja) モータコアの位置決め方法およびポリゴンスキャナモータ
JPH09197329A (ja) 光偏向走査装置
JP3232715B2 (ja) ポリゴンミラースキャナモータ
JP3702676B2 (ja) 光偏向装置
JPH112776A (ja) 偏向走査装置
JP3308768B2 (ja) 光偏向装置およびその製造方法
JP2000206439A (ja) ポリゴンスキャナ
JP2002365580A (ja) 回転多面鏡、その加工装置および加工方法
JP3730036B2 (ja) 回転体
JP2000047130A (ja) 光偏向装置
JPH07159712A (ja) 光偏向走査装置
JPH09230272A (ja) 光偏向装置
JPH05264921A (ja) 偏向走査装置
JPH10221632A (ja) 光偏向走査装置
JPH112775A (ja) 軸受回転装置および偏向走査装置
JPH08338960A (ja) 走査光学装置
JPH11212018A (ja) 光偏向器
JPH11101237A (ja) 軸受装置および偏向走査装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081220

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081220

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091220

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees