JPH08338960A - 走査光学装置 - Google Patents

走査光学装置

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Publication number
JPH08338960A
JPH08338960A JP17036395A JP17036395A JPH08338960A JP H08338960 A JPH08338960 A JP H08338960A JP 17036395 A JP17036395 A JP 17036395A JP 17036395 A JP17036395 A JP 17036395A JP H08338960 A JPH08338960 A JP H08338960A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sleeve
shaft
permanent magnet
scanning optical
fixed shaft
Prior art date
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Pending
Application number
JP17036395A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazumi Sato
一身 佐藤
Mikio Nakasugi
幹夫 中杉
Taku Fukita
卓 蕗田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP17036395A priority Critical patent/JPH08338960A/ja
Publication of JPH08338960A publication Critical patent/JPH08338960A/ja
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  • Mechanical Optical Scanning Systems (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 回転多面鏡の回転を安定させる。 【構成】 固定軸32の外周面に、例えば3本の軸方向
へ向けた細長い切削面51〜53を形成する。切削面5
1〜53と回転スリーブ33の隙間が他の部分よりも大
きくなり、回転スリーブ33が回転した際のラジアル方
向の動圧は、切削面51〜53のそれぞれの後縁部でピ
ークを示し、固定軸32から回転スリーブ33に向かう
動圧を安定させることができて、回転スリーブ33のラ
ジアル方向の剛性を向上させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レーザービームプリン
タやレーザービームファクシミリ等に用いられ、レーザ
ービームを偏向走査するための回転多面鏡を内蔵した走
査光学装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、この種の走査光学装置では回転多
面鏡を高速かつ高精度で回転させることが要求されてお
り、特にレーザービームを偏向走査するための偏向器に
は非接触で回転する軸受が用いられている。
【0003】例えば、図9は本出願人が先に特願平4−
120558号として出願した偏向走査装置の断面図で
あり、ハウジング1にはセラミック材料から成る固定軸
2が立設され、この固定軸2にはセラミック材料から成
る回転スリーブ3が回転自在に嵌合されている。回転ス
リーブ3の外周には金属材料から成る固定部材4が取り
付けられており、この固定部材4の上部には回転多面鏡
5が板ばね6により固定され、固定部材4の側面下部に
は駆動マグネット7が固定されている。ハウジング1に
はステータ8及び電気部品等を取り付けたモータ基板9
が固定され、ステータ8は駆動マグネット7と対向する
ように配置されている。
【0004】また、固定軸2の下部に第1の永久磁石1
0が配置され、かつ回転スリーブ3の下端には第2の永
久磁石11が第1の永久磁石10を反発するように配置
されている。これにより、第1の永久磁石10と第2の
永久磁石11が相互に反発し合い、スラスト方向の荷重
が支えられる。そして、回転スリーブ3が回転すること
により、固定軸2と回転スリーブ3との間に空気膜が形
成され、回転スリーブ3がラジアル方向に非接触で回転
駆動される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述した
従来例では、固定軸2又は回転スリーブ3が回転した際
には、それらの隙間に空気膜が形成されるだけであるた
め、隙間に発生する動圧が安定せず、固定軸2と回転ス
リーブ3が接触してかじりや摩耗が発生するという問題
点がある。
【0006】本発明の目的は、上述した問題点を解消し
て、固定軸と回転スリーブの間に発生する動圧を安定さ
せた走査光学装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めの本発明に係る走査光学装置は、相互に回転自在に嵌
合する軸及びスリーブを備え、前記軸又はスリーブに固
定した回転多面鏡を回転して光束を偏向走査する走査光
学装置において、前記軸の外周面には軸方向に向けた複
数の細長い動圧発生部を設けたことを特徴とする。
【0008】
【作用】上述の構成を有する走査光学装置では、軸の外
周面に軸方向に向けた複数の細長い切削面又は浅溝を設
けたので、スリーブと動圧発生部の隙間が他の部分より
も大きくなり、軸又はスリーブが回転して軸からスリー
ブに向かって発生する動圧は、スリーブの回転方向に対
する動圧発生部の後縁でそれぞれピークを示す。
【0009】
【実施例】本発明を図1〜図8に図示の実施例に基づい
て詳細に説明する。図1は第1の実施例の概略平面図で
あり、光学箱21の一部にはレーザーユニット22が取
り付けられており、このレーザーユニット22からのレ
ーザー光束の進行方向には、シリンドリカルレンズ23
及び偏向器24が光学箱21の内部に配置されている。
偏向器24により偏向されたレーザー光束の進行方向に
は、レンズ25、26が光学箱21の内部に配置され、
感光ドラム27が光学箱21の外部に配置されている。
【0010】偏向器24では、図2の断面図に示すよう
に光学箱21に固定されるハウジング31に固定軸32
が立設され、固定軸32には回転スリーブ33が回転自
在に嵌合されている。これらの固定軸32及び回転スリ
ーブ33はセラミック材料により形成されている。回転
スリーブ33の外周にはアルミニウム、黄銅等により形
成されたフランジ34が焼嵌め等により固定され、この
フランジ34の上面には上述した回転多面鏡35がばね
36により固定され、フランジ34の外周下部に駆動マ
グネット37が接着等により固定されている。そして、
ハウジング31に固定された基板38の上面には、ステ
ータ39が駆動マグネット37に対向するように配置さ
れている。
【0011】また、固定軸32の下部には第1の永久磁
石40が配置され、回転スリーブ33の下端には第1の
永久磁石40と同種の第2の永久磁石41が、第1の永
久磁石40を反発するように固定されている。同様に、
第2の永久磁石41の上方のハウジング31には、第3
の永久磁石42が第2の永久磁石41を第1の永久磁石
40の方へ押し付けるように配置されている。ここで、
第3の永久磁石42の内径は、回転スリーブ33及び第
2の永久磁石41の外径より大きくされ、回転スリーブ
33が固定軸32に容易に嵌合されるようになってい
る。
【0012】更に、回転スリーブ33の上端にはカバー
43が設けられており、このカバー43には通気孔44
が設けられている。この通気孔44は回転スリーブ33
を固定軸32に嵌合する際に、回転スリーブ33の内部
の空気を外部に流通させて、回転スリーブ33の嵌合を
容易にするためのものである。従って、通気孔44は回
転スリーブ33が固定軸32に嵌合された後に封止部材
45により封止され、固定軸32の上端面と回転スリー
ブ33の内部には空気溜り46が形成されることにな
る。
【0013】ここで、図3の平面図及び図4の側面図に
示すように、固定軸32の外周面には例えば3本の細長
い切削面51〜53が等間隔で軸方向に向けて設けら
れ、これらの切削面51〜53と回転スリーブ33の隙
間は他の部分よりも大きくされている。切削面51〜5
3の内の例えば切削面51では、図5の部分拡大平面図
に示すように、先ず固定軸32の外周面が切削されるこ
とにより切削面51aが形成され、この切削面51aの
両側縁が更に切削されることにより切削面51b、51
cが形成される。そして、切削面52、53も同様にし
て形成されている。
【0014】このような構成により、偏向器24の回転
スリーブ33は、第1の永久磁石40と第2の永久磁石
41の反発力そして空気溜り46により支持され、かつ
第1の永久磁石41と第3の永久磁石43の反発力によ
り安定した位置に保持されて、スラスト方向の荷重を支
持しながら回転する。レーザユニット22からのレーザ
ー光束は、シリンドリカルレンズ23により偏向器24
の回転多面鏡35に集光され、回転多面鏡35により偏
向走査される。偏向されたレーザー光束は、レンズ2
5、26により感光体27に集光されながら等速度で走
査される。
【0015】このとき、固定軸32の切削面51〜53
と回転スリーブ33の隙間が大きくされているため、図
6に示すように回転スリーブ33が方向Aに回転する場
合には、圧力分布Pで示すような固定軸32から回転ス
リーブ33に向かう動圧が、切削面51〜53のそれぞ
れの後縁部に安定して発生する。これらの動圧は切削面
51〜53の各後縁部でピークを示し、回転スリーブ3
3を固定軸32に接触することがないように支持する。
【0016】このように第1の実施例では、固定軸32
に切削面51〜53を設けることにより、安定した動圧
を発生させることができるため、回転スリーブ33のラ
ジアル方向の振動を防止することができ、固定軸32と
回転スリーブ33の接触を防止して、かじりや摩耗の発
生を防止することができ、それらの損傷を防止すること
ができる。
【0017】また、固定軸32及び回転スリーブ33を
セラミック材料から形成したので、たとえ固定軸32及
び回転スリーブ33の隙間に塵埃等が混入したり、回転
多面鏡35の不均衡によって回転スリーブ33が振動し
たりしても、固定軸32及び回転スリーブ33に発生す
るかじりや摩耗を少なくすることができる。
【0018】図7は第2の実施例の固定軸61の側面図
及び圧力分布の説明図であり、固定軸61には切削面7
1〜73(切削面73は図示せず)が部分的に設けられ
ている。これにより、この第2の実施例では第1の実施
例と同様な作用効果を得ることができる上に、固定軸6
1の軸方向には圧力分布P1、P2、・・・で示すような動
圧のピークを数個所に発生させることができるため、回
転スリーブ33のラジアル方向の振れを多点で支持する
ことができる。従って、例えば回転多面鏡35が不均衡
にある場合には、その回転モーメントに対する剛性を向
上させることができる。
【0019】図8は第3の実施例の固定軸81の側面図
及び圧力分布の説明図であり、固定軸81には切削面9
1〜93(切削面93は図示せず)が設けられると共
に、複数の環状溝94が任意の位置に形成されている。
この第3の実施例では第2の実施例と同様な作用効果を
得ることができる。
【0020】なお、上述した第1〜3の実施例でセラミ
ック材料に高強度窒化珪素Si34 を使用すれば、か
じりや摩耗を極めて少なくすることができる。また、固
定軸に3本の切削面を設けたが、例えば2本又は3本以
上とすることができる。更に、動圧発生部としての切削
面は浅溝状とすることもできるし、切削面の代りに研削
面であっても同様の効果が得られる。
【0021】また、実施例においては回転多面鏡35を
回転スリーブ33に固定したが、軸が回転するようにし
て、ここに回転多面鏡36を固定してもよい
【0022】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る走査光
学装置は、軸の外周面に軸方向に向けた複数の細長い動
圧発生部を設けたため、軸からスリーブに向かって発生
する動圧が、回転方向に対する動圧発生部の後縁でそれ
ぞれピークを示し、軸からスリーブに向かう動圧を安定
させることができる。従って、スリーブのラジアル方向
の剛性を向上させて回転多面鏡の回転を安定させること
ができ、軸とスリーブの接触を防止して軸やスリーブの
損傷を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例の平面図である。
【図2】偏向器の断面図である。
【図3】固定軸の平面図である。
【図4】固定軸の側面図である。
【図5】固定軸の部分拡大平面図である。
【図6】圧力分布の説明図である。
【図7】第2の実施例の固定軸の側面図及び圧力分布の
説明図である。
【図8】第3の実施例の固定軸の側面図及び圧力分布の
説明図である。
【図9】従来例の偏向器の断面図である。
【符号の説明】
32、61、81 固定軸 33 回転スリーブ 35 回転多面鏡 41、42、43 永久磁石 51〜53、71〜73、91〜93 切削面

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相互に回転自在に嵌合する軸及びスリー
    ブを備え、前記軸又はスリーブに固定した回転多面鏡を
    回転して光束を偏向走査する走査光学装置において、前
    記軸の外周面には軸方向に向けた複数の細長い動圧発生
    部を設けたことを特徴とする走査光学装置。
  2. 【請求項2】 前記動圧発生部は切削面又は浅溝状とし
    た請求項1に記載の走査光学装置。
  3. 【請求項3】 前記軸の外周面に前記動圧発生部を横切
    るように環状溝を設けた請求項1に記載の走査光学装
    置。
  4. 【請求項4】 前記軸及びスリーブは高強度窒化珪素に
    より形成した請求項1に記載の走査光学装置。
  5. 【請求項5】 前記軸に第1の永久磁石を設けると共
    に、前記スリーブには前記第1の永久磁石を反発する第
    2の永久磁石を設け、更に前記軸を固定した基台には前
    記第2の永久磁石を前記第1の永久磁石に向けて反発す
    る第3の永久磁石を設けた請求項4に記載の走査光学装
    置。
JP17036395A 1995-06-13 1995-06-13 走査光学装置 Pending JPH08338960A (ja)

Priority Applications (1)

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JP17036395A JPH08338960A (ja) 1995-06-13 1995-06-13 走査光学装置

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JP17036395A JPH08338960A (ja) 1995-06-13 1995-06-13 走査光学装置

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JPH08338960A true JPH08338960A (ja) 1996-12-24

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ID=15903553

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JP17036395A Pending JPH08338960A (ja) 1995-06-13 1995-06-13 走査光学装置

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JP (1) JPH08338960A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11111387A (ja) * 1997-09-29 1999-04-23 Ryosei Electro Circuit Syst Ltd 可動コネクタ
WO2001018413A1 (fr) * 1999-09-03 2001-03-15 Sumitomo Electric Industries, Ltd. Palier a pression dynamique et moteur a broche comprenant le palier a pression dynamique

Cited By (5)

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US7033078B2 (en) 1999-09-03 2006-04-25 Sumitomo Electric Industries, Ltd. Hydrodynamic bearing assembly and spindle motor having the same
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