JPH112244A - 軸受装置及びそれを用いた偏向走査装置 - Google Patents

軸受装置及びそれを用いた偏向走査装置

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JPH112244A
JPH112244A JP9155068A JP15506897A JPH112244A JP H112244 A JPH112244 A JP H112244A JP 9155068 A JP9155068 A JP 9155068A JP 15506897 A JP15506897 A JP 15506897A JP H112244 A JPH112244 A JP H112244A
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JP
Japan
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permanent magnet
sleeve
attached
shaft
rotor
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Withdrawn
Application number
JP9155068A
Other languages
English (en)
Inventor
Taku Fukita
卓 蕗田
Mikio Nakasugi
幹夫 中杉
Yasuo Suzuki
康夫 鈴木
Hideyuki Miyamoto
英幸 宮本
Kazumi Sato
一身 佐藤
Akihiro Fukutomi
章宏 福冨
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ロータ部(回転スリーブ)の振動を防止でき
る軸受装置及びそれを用いた偏向走査装置を提供するこ
とにある。 【解決手段】 軸の周囲にスリーブを相対的に回転自在
に嵌合し、前記軸又は前記スリーブの一方をステータ部
とし他方をロータ部とし、前記ロータ部に第1の永久磁
石を取り付け、前記第1の永久磁石と対向する位置に第
2の永久磁石を取り付け、前記第1の永久磁石と前記第
2の永久磁石の磁気の反発力により、前記ロータ部を前
記ステータ部に対して浮上させる軸受装置及びそれを用
いた偏向走査装置において、前記ロータ部の上端部に前
記第1の永久磁石が取り付け、前記ステータ部の上端部
に前記第2の永久磁石が取り付け、かつ、前記第1の永
久磁石と前記第2の永久磁石は、軸方向に垂直な円周方
向に対向して設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、軸に対しスリーブ
を嵌合して相対的に回転可能に支持する軸受装置及びそ
れを用いた偏向走査装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の偏向走査装置を高精度化
するためには、高速,高精度に回転可能な軸受装置が必
要とされ、このような軸受装置には非接触で回転する動
圧流体軸受が使用されている。
【0003】図4は動圧流体軸受による軸受装置を使用
した偏向走査装置の断面図である。駆動モータのハウジ
ング21にセラミック材からなる固定軸22が固定さ
れ、固定軸22にセラミック材からなる回転スリーブ2
4が回転自在に嵌合されている。また、回転スリーブ2
4の外周にアルミニウム,黄銅からなるフランジ25が
焼嵌め等により固定され、このフランジ25の外周に駆
動マグネット26が接着等により固定されている。更
に、ハウジング21上に固定された基板27上に、ステ
ータ28が駆動マグネット26に対向するように配置さ
れることにより、駆動モータが構成されている。
【0004】一方、固定軸22の上端に第2の永久磁石
30が取り付けられており、この第2の永久磁石30に
異種の磁極が上下方向(固定軸の軸方向)に対向するよ
うに、第1の永久磁石29が回転スリーブ24に固定さ
れている。
【0005】このことにより、回転スリーブ24は磁気
の反発力により浮上され、固定軸22と第1の永久磁石
29の間には空気溜り31が生ずることになる。また、
空気溜り31と外部とを連通する貫通孔23aが第1の
永久磁石29に設けられ、この貫通孔23aにプラグ3
2が着脱自在に取り付けられている。更に、回転スリー
ブ24に固定された板ばね33により回転多面鏡34が
フランジ25上に固定されている。
【0006】このような構成により、固定軸22と回転
スリーブ24を嵌合する際にプラグ32を取り外した状
態で嵌合すると、回転スリーブ24内の空気が貫通孔2
3aから流失して容易に嵌合できる。また、回転スリー
ブ24が回転する際には、回転スリーブ24は回転スリ
ーブ24と固定軸22の間の空気膜によりラジアル方向
に支持され、永久磁石29,30の反発力によりスラス
ト方向に支持される。この際に、プラグ32により封止
された空気溜り31内の空気は回転スリーブ24の上下
動を減衰するように作用し、回転スリーブ24を安定し
た浮上位置に保持する。
【0007】
【発明が解決しようとしている課題】このように、この
従来例においては、スラスト浮上用の2つの永久磁石を
固定軸の軸方向に対向するように設けている。
【0008】このような構成では、装置への振動等の外
乱に対して、回転スリーブ24が上下方向(軸方向)に
非常に不安定に振動してしまう。空気溜り31によりそ
の上下への振動はある程度緩和されるものの、それだけ
では不十分である。
【0009】このような回転スリーブの振動はそれに取
り付けられている回転多面鏡の上下動となり、良好な偏
向走査の妨げとなる。
【0010】本発明の目的は、上述した問題点を解決
し、スラスト浮上用の永久磁石の配置を工夫することに
よって、ロータ部(回転スリーブ)の振動を防止できる
軸受装置及びそれを用いた偏向走査装置を提供すること
にある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明に係る軸受装置は、軸の周囲にスリーブを
相対的に回転自在に嵌合し、前記軸又は前記スリーブの
一方をステータ部とし他方をロータ部とし、前記ロータ
部に第1の永久磁石を取り付け、前記第1の永久磁石と
対向する位置に第2の永久磁石を取り付け、前記第1の
永久磁石と前記第2の永久磁石の磁気の反発力により、
前記ロータ部を前記ステータ部に対して浮上させる軸受
装置において、前記ロータ部の上端部に前記第1の永久
磁石が取り付けられ、前記ステータ部の上端部に前記第
2の永久磁石が取り付け、かつ、前記第1の永久磁石と
前記第2の永久磁石は、軸方向に垂直な円周方向に対向
して設けられていることを特徴とする。
【0012】また、本発明に係る偏向走査装置は、光源
と、前記光源からの光束を偏向走査する偏向器と、前記
偏向器を回転駆動する回転装置とを有する偏向走査装置
において、前記回転装置の軸受は、軸の周囲にスリーブ
を相対的に回転自在に嵌合し、前記軸又は前記スリーブ
の一方をステータ部とし他方をロータ部とし、前記ロー
タ部に第1の永久磁石を取り付け、前記第1の永久磁石
と対向する位置に第2の永久磁石を取り付け、前記第1
の永久磁石と前記第2の永久磁石の磁気の反発力によ
り、前記ロータ部を前記ステータ部に対して浮上させる
構成であり、前記ロータ部の上端部に前記第1の永久磁
石が取り付けられ、前記ステータ部の上端部に前記第2
の永久磁石が取り付け、かつ、前記第1の永久磁石と前
記第2の永久磁石は、軸方向に垂直な円周方向に対向し
て設けられていることを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明を図1から図3に図示の実
施例に基づいて詳細に説明する。
【0014】図1は動圧流体軸受による軸受装置を使用
した偏向走査装置の第1の実施例の断面図である。
【0015】図1において、駆動モータのハウジング2
1にセラミック材からなる固定軸22(ステータ部)が
固定され、固定軸22にセラミック材からなる回転スリ
ーブ24(ロータ部)が回転自在に嵌合されている。回
転スリーブ24の外周にアルミニウム,黄銅からなるフ
ランジ25が焼嵌め等により固定され、このフランジ2
5の外周に駆動マグネット26が接着等により固定され
ている。更に、ハウジング21上に固定された基板27
上に、ステータ28が駆動マグネット26に対向するよ
うに配置されることにより、駆動モータが構成されてい
る。
【0016】一方、回転スリーブ24の上端部に円環形
状の第1の永久磁石2が取り付けられており、この第1
の永久磁石2の内周面と軸方向と垂直な円周方向(軸の
半径方向)に対向する位置に、円筒形状の第2の永久磁
石1が固定軸22の上端部に取り付けられている。第1
の永久磁石2の内周面と第2の永久磁石1の外周面と
は、固定軸の軸方向に垂直な円周方向(軸の半径方向)
に向かい合った磁極が異種の磁極となるように構成され
ている。
【0017】このことにより、回転スリーブ24は磁気
の反発力により固定軸22に対して浮上させられる。更
に、回転スリーブ24に固定された板ばね33により回
転多面鏡34がフランジ25上に固定されている。
【0018】また、回転スリーブ24が回転する際に
は、回転スリーブ24は回転スリーブ24と固定軸22
の間の空気膜によりラジアル方向に支持され、第1の永
久磁石2,第2の永久磁石1の反発力によりスラスト方
向に支持される。
【0019】このように、ロータ部に取り付けられた第
1の永久磁石とステータ部に取り付けられた第2の永久
磁石を、軸方向に垂直な円周方向(軸の半径方向)に対
向して設けることで、スラスト浮上用の永久磁石の側面
で対向するように反発支持しているため、図4で示した
上下方向(軸方向)の反発支持に比べ、スラスト方向の
位置的な拘束力ははるかに強く、装置の振動等の外乱に
対してロータ部である回転スリーブの上下方向の振れは
非常に小さくなる。そのため、回転スリーブに取り付け
られている回転多面鏡の上下動も小さく抑えることがで
きる。
【0020】また、図4で示した上下方向(軸方向)の
反発支持の構成に比べ、高さ方向(軸方向)の大きさを
小さく抑えることができるため、装置を小型化すること
ができる。
【0021】図2は第2の実施例を示す。この第2実施
例においては、回転スリーブ24の上端部に取り付けら
れている円環形状の第1の永久磁石2の上端部にカバー
23を備えたものである。なお、図1と同一の符号は同
一の部材を示し、説明は省略する。
【0022】この第2の実施例では、第1の実施例の効
果に加え、固定軸22とカバー23の間には空気溜り3
1が生じ、この空気溜り31内の空気は回転スリーブ2
4の上下動を減衰するように作用するため、回転スリー
ブ24を第1の実施例よりも更に安定した浮上位置に保
持することが可能である。
【0023】図3は上述の実施例の軸受装置が使用され
た偏向走査装置の構成図であり、光学箱35にレーザー
ユニット36が取り付けられ、レーザーユニット36か
ら出射した光路L上には、回転多面鏡34とレンズ3
7,38が光学箱35の内部に配置され、記録媒体であ
る感光体39が光学箱35の外部に配置されている。
【0024】レーザーユニット36から出射したレ−ザ
光は、軸受装置により支持され回転している回転多面鏡
34によって偏向走査され、レンズ37,38を経て光
学箱35外の感光体39上にスポット光として投影され
主走査がなされる。
【0025】本実施例の軸受装置を使用することによ
り、装置の振動等の外乱による回転多面鏡の上下動を抑
え、安定に高速,高精度な偏向走査が可能な偏向走査装
置を提供することができる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る軸受
装置及びそれを用いた偏向走査装置は、スラスト浮上用
の永久磁石を、軸方向に垂直な円周方向に対向するよう
に、ロータ部とステータ部のそれぞれの上端部に設ける
ことで、ロータ部(回転スリーブ)の振動を防止でき、
高速,高精度な回転支持,偏向走査を可能とすることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の軸受装置の第1実施例の構成を示す図
である。
【図2】本発明の軸受装置の第2実施例の構成を示す図
である。
【図3】偏向走査装置の構成を示す図である。
【図4】従来の軸受装置の構成を示す図である。
【符号の説明】
1 永久磁石 2 永久磁石 22 固定軸 24 回転スリーブ 34 回転多面鏡
フロントページの続き (72)発明者 宮本 英幸 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 佐藤 一身 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 福冨 章宏 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸の周囲にスリーブを相対的に回転自在
    に嵌合し、前記軸又は前記スリーブの一方をステータ部
    とし他方をロータ部とし、前記ロータ部に第1の永久磁
    石を取り付け、前記第1の永久磁石と対向する位置に第
    2の永久磁石を取り付け、前記第1の永久磁石と前記第
    2の永久磁石の磁気の反発力により、前記ロータ部を前
    記ステータ部に対して浮上させる軸受装置において、 前記ロータ部の上端部に前記第1の永久磁石が取り付け
    られ、前記ステータ部の上端部に前記第2の永久磁石が
    取り付け、かつ、 前記第1の永久磁石と前記第2の永久磁石は、軸方向に
    垂直な円周方向に対向して設けられていることを特徴と
    する軸受装置。
  2. 【請求項2】 前記ロータ部は回転スリーブであり、前
    記ステータ部は固定軸である請求項1に記載の軸受装
    置。
  3. 【請求項3】 前記軸,前記スリーブがセラミック材で
    形成されている請求項1に記載の軸受装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の永久磁石の上端部にカバーを
    備えた請求項1に記載の軸受装置。
  5. 【請求項5】 光源と、前記光源からの光束を偏向走査
    する偏向器と、前記偏向器を回転駆動する回転装置とを
    有する偏向走査装置において、 前記回転装置の軸受は、軸の周囲にスリーブを相対的に
    回転自在に嵌合し、前記軸又は前記スリーブの一方をス
    テータ部とし他方をロータ部とし、前記ロータ部に第1
    の永久磁石を取り付け、前記第1の永久磁石と対向する
    位置に第2の永久磁石を取り付け、前記第1の永久磁石
    と前記第2の永久磁石の磁気の反発力により、前記ロー
    タ部を前記ステータ部に対して浮上させる構成であり、 前記ロータ部の上端部に前記第1の永久磁石が取り付け
    られ、前記ステータ部の上端部に前記第2の永久磁石が
    取り付け、かつ、 前記第1の永久磁石と前記第2の永久磁石は、軸方向に
    垂直な円周方向に対向して設けられていることを特徴と
    する偏向走査装置。
  6. 【請求項6】 前記ロータ部は回転スリーブであり、前
    記ステータ部は固定軸である請求項5に記載の偏向走査
    装置。
  7. 【請求項7】 前記軸,前記スリーブがセラミック材で
    形成されている請求項5に記載の偏向走査装置。
  8. 【請求項8】 前記第1の永久磁石の上端部にカバーを
    備えた請求項5に記載の偏向走査装置。
JP9155068A 1997-06-10 1997-06-12 軸受装置及びそれを用いた偏向走査装置 Withdrawn JPH112244A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9155068A JPH112244A (ja) 1997-06-12 1997-06-12 軸受装置及びそれを用いた偏向走査装置
US09/092,995 US6392771B1 (en) 1997-06-10 1998-06-08 Bearing device and deflecting-scanning apparatus using the same

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JP9155068A JPH112244A (ja) 1997-06-12 1997-06-12 軸受装置及びそれを用いた偏向走査装置

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JPH112244A true JPH112244A (ja) 1999-01-06

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ID=15597971

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Date Code Title Description
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20040907