JP2000206439A - ポリゴンスキャナ - Google Patents

ポリゴンスキャナ

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JP2000206439A JP745799A JP745799A JP2000206439A JP 2000206439 A JP2000206439 A JP 2000206439A JP 745799 A JP745799 A JP 745799A JP 745799 A JP745799 A JP 745799A JP 2000206439 A JP2000206439 A JP 2000206439A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ビームの偏向機能を高精度に維持するように
する。 【解決手段】 動圧空気軸受10により支持されるセラ
ミック製の回転スリーブ7に焼き嵌め又は圧入される金
属製外周部材21に軸方向に突出する筒状突部25を形
成し、金属製外周部材21と熱膨張率が略一致するポリ
ゴンミラー22に、その反射面22aよりも半径方向内
側において軸方向に突出するボス状突部28を形成し、
このボス状突部28の外周面を筒状突部25の内周面に
固定的に嵌合する構成とすることにより、温度上昇時
に、熱膨張率が異なる回転スリーブ7と金属製外周部材
21との嵌合部に歪みが発生しても、ポリゴンミラー2
2の反射面22aに作用する歪みの影響を無視できる程
度に小さくし、ビームの偏向機能を高精度に維持するよ
うにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光源から照射され
たビーム光をポリゴンミラーの反射面により偏向走査す
るポリゴンスキャナに関する。
【0002】
【従来の技術】まず、従来例について説明する。図4は
動圧空気軸受型のポリゴンスキャナの内部構造を示す縦
断側面図である。図中、1はハウジングである。このハ
ウジング1にはプリント基板2と、このプリント基板2
の上部空間を覆うカバー3とが取り付けられている。こ
のカバー3の一部には、ビームを通す窓3aが形成され
ている。また、ハウジング1の中央部に形成された環状
壁4にはセラミック製の固定軸5が固定的に嵌合されて
いる。
【0003】6は回転体である。この回転体6は、回転
スリーブ7に金属製外周部材8とポリゴンミラー9とを
焼き嵌め又は圧入等の方法により固定的に嵌合すること
により形成されている。ポリゴンミラー9の外周には複
数の反射面9aが形成されている。固定軸5の外周面に
は回転スリーブ7の内周面との間で動圧空気軸受10を
構成するヘリングボーン状の動圧発生溝10aが形成さ
れている。このような回転体6には高速回転時にも振動
が発生しないように上下にバランス修正をするための溝
(図示せず)が形成されている。
【0004】そして、金属製外周部材8により保持され
たロータ磁石11と、ハウジング1に設けられたステー
タ12とによりアウターロータ型のモータ13が構成さ
れている。このモータ13は、プリント基板2に設けた
ホール素子14から出力される信号を位置信号として認
識し、ステータ巻線15の励磁切り替え制御をすること
により回転体6を回転駆動するものである。
【0005】円筒形状に形成された固定軸5の上部内周
面にはスペーサ部材16により支えられた永久磁石組立
体17が設けられ、ポリゴンミラー9の中心には磁性体
18が設けられ、これらの永久磁石組立体17と磁性体
18とにより磁気軸受19が形成されている。磁性体1
8の下端には微細孔19aが形成され、周囲には空気溜
り19bが形成されている。
【0006】このようなポリゴンスキャナでは、モータ
13により回転体6を回転させ、窓3aから入射された
ビームをポリゴンミラー9の反射面9aにより偏向す
る。この場合、動圧空気軸受10は、固定軸5と回転ス
リーブ7との間に数μmの隙間をもち、回転スリーブ7
は固定軸5に対して非接触状態で回転するが、回転が安
定するまでの過程で固定軸5に接触するため、摩耗粉が
生じないように固定軸5と回転スリーブ7とをセラミッ
クにより形成することが知られている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記構成のポリゴンス
キャナにおいて、ポリゴンミラー9や金属製外周部材8
は軽量化を図るとともに剛性を保つためにアルミ合金を
用いることが多い。この場合、回転スリーブ7の材料で
あるセラミック(アルミナの場合)の熱膨張率は0.7
×10-5/℃であり、ポリゴンミラー9や金属製外周部
材8の材料であるアルミ合金の熱膨張率は2.3×10
-5/℃であり、両者の熱膨張率の差が大きい。これによ
り、回転スリーブ7を高速回転(約30000rpm)
させると温度が約100℃にも達するが、回転スリーブ
7にポリゴンミラー9や金属製外周部材8を焼き嵌め又
は圧入により嵌合する場合、高温時の状態を考慮し、焼
き嵌め代或いは圧入代を10数μm程度に定めることが
必要である。この結果、回転スリーブ7の内径の精度が
数μmほど悪化してしまう。これにより、図4に示すよ
うに、ポリゴンミラー9は反射面9aの裏側の近傍で温
度上昇時の歪みの影響を受けるので、ビームの偏向機能
が低下する問題がある。
【0008】この場合、回転スリーブ7の内面を仕上げ
加工しても、或いは、特開平7−190047号公報に
記載されているように、回転精度を高めるために回転ス
リーブ7の内面をつづみ状に加工しても、回転スリーブ
7の外周に熱膨張率の異なるポリゴンミラー9を焼き嵌
め又は圧入した構成では、温度上昇により両者の嵌合部
に熱応力による歪みが生じ、その歪みによりポリゴンミ
ラー9の反射面9aの面精度が狂ってしまう。反射面9
aの面精度は100nmのレベルが要求されるため、僅
かな歪みでも問題となる。
【0009】このようなことから、回転スリーブにポリ
ゴンミラーを接着により固定する方法が提案されてい
る。この場合には回転スリーブの内径が変化する影響を
少なくすることができる。しかし、回転スリーブとポリ
ゴンミラーとの熱膨張率に差がある場合には、温度上昇
時に接着層に多大なせん断力が発生し、接着部の固着力
が低下する。その結果、回転体としてのバランスが変化
することになり、ポリゴンスキャナの振動が増大する。
【0010】特開平6−110007号公報には、回転
軸(回転スリーブに相当)に台座(金属製外周部材に相
当)を圧入又は焼き嵌めし、回転軸にポリゴンミラーを
嵌合して台座に当接させ、回転軸とポリゴンミラーとの
間に形成される5ないし50μmの隙間に、樹脂材料及
び溶剤を含む液体を注入し、この液体を乾燥し溶剤を蒸
発させ、残る微粒状物により回転軸とポリゴンミラーと
の隙間を埋める内容が記載されているが、この場合も高
温時には回転軸とポリゴンミラーとの嵌合部分に熱応力
による歪みが発生し、回転バランスが狂うおそれがあ
る。
【0011】本発明はこのような点に鑑みなされたもの
で、動圧空気軸受により回転可能に支持される回転スリ
ーブにポリゴンミラーを装着する型式のポリゴンスキャ
ナにおいて、高速回転による温度上昇時においても、ポ
リゴンミラーの反射面に熱応力による歪みの影響を与え
ることなく高精度の偏向機能を得ることができるポリゴ
ンスキャナを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
動圧空気軸受により回転可能に支持されてモータにより
回転駆動されるセラミック製の回転スリーブと、軸方向
に突出する筒状突部を有して前記回転スリーブの外周に
焼き嵌め又は圧入された環状の金属製外周部材と、熱膨
張率が前記金属製外周部材の熱膨張率と略一致する材料
により形成され、外周部に配列された反射面よりも半径
方向内側において軸方向に突出されたボス状突部を有
し、前記ボス状突部の外周面が前記金属製外周部材の前
記筒状突部の内周面に固定的に嵌合されたポリゴンミラ
ーとを備える。
【0013】したがって、温度上昇時に回転スリーブと
金属製外周部材との嵌合部に歪みが発生した場合、その
歪みは半径方向に大きく作用しても金属製外周部材の軸
方向に突出する筒状突部に与える影響は少ない。この歪
みの影響の少ない筒状突部の内周面にポリゴンミラーの
軸方向から突出するボス状突部の外周面が固定的に嵌合
される。さらに、金属製外周部材とポリゴンミラーとは
熱膨張率が略一致する材料により形成されているため両
者の嵌合部における歪みは少ない。さらに、ボス状突部
は軸方向に突出し外周面が金属製外周部材の筒状突部に
嵌合されるため、その嵌合部からポリゴンミラーの反射
面までの歪みの伝達径路を長くすることが可能となり、
したがって、温度上昇時に反射面に作用する歪みを無視
できる程度に小さくすることが可能となる。
【0014】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記ポリゴンミラーの前記反射面は、前記
回転スリーブの軸方向に対して定められた角度をもって
鏡面加工されている。
【0015】したがって、回転スリーブと金属製外周部
材とポリゴンミラーとの三者を組み立てる前に、それら
三者を高精度に加工する必要がない。
【0016】請求項3記載の発明は、請求項2記載の発
明において、前記反射面を鏡面加工する角度は、前記回
転スリーブの軸方向に対して0°に定められている。
【0017】したがって、ポリゴンミラーの回転に伴う
走査ビームを回転スリーブの軸と直角に定めて使用する
ことが可能となる。
【0018】請求項4記載の発明は、請求項2又は3記
載の発明において、前記金属製外周部材は、前記筒状突
部を有する第一のフランジ部材と、前記モータのロータ
磁石を保持する第二のフランジ部材とに分けて設けら
れ、これらの第一、第二のフランジ部材は熱膨張率が略
一致する材料により形成されて互いに固定的に嵌合され
ている。
【0019】したがって、ロータ磁石を保持する第二の
フランジ部材を第一のフランジ部材に嵌合固定する前の
状態で、反射面の鏡面加工を容易に行なうことが可能と
なる。
【0020】請求項5記載の発明は、請求項4記載の発
明において、前記ロータ磁石を保持する前記第二のフラ
ンジ部材の外径は、前記ポリゴンミラーの前記反射面の
内接円よりも大きな値に定められている。
【0021】したがって、アウターロータ型やアキシャ
ルギャップ型の比較的大径のモータを実装することがで
き、これにより、モータのトルクを高くし、起動時間を
短縮することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態を図1及び
第2図に基づいて説明する。図4において説明した部分
と同一部分は同一符号を用い説明も省略する。図1は動
圧空気軸受型のポリゴンスキャナの内部構造を示す縦断
側面図、図2は回転体の構成を分解して示す縦断側面図
である。
【0023】本実施の形態における回転体20は、回転
スリーブ7と、この回転スリーブ7に焼き嵌め又は圧入
された金属製外周部材21と、この金属製外周部材21
に固定的に嵌合されたポリゴンミラー22とにより形成
されている。この例では、金属製外周部材21は、ポリ
ゴンミラー22が固定的に嵌合された第一のフランジ部
材23と、ロータ磁石11を保持する第二のフランジ部
材24とを固定的に嵌合することにより構成されてい
る。ポリゴンミラー22の外周には複数の反射面22a
が形成されている。動圧空気軸受10により回転可能に
支持された回転スリーブ7はセラミックにより形成さ
れ、ポリゴンミラー22と第一、第二のフランジ部材2
3,24とはアルミ合金により形成されている。
【0024】図2に示すように、回転スリーブ7に焼き
嵌め又は圧入される第一のフランジ部材23は軸方向に
突出する筒状突部25を有し、第二のフランジ部材24
には内周面が第一のフランジ部材23の外周面に焼き嵌
め又は圧入される嵌合突部26が形成されている。そし
て、ポリゴンミラー22には、その下端面に環状溝27
を形成することにより、反射面22aよりも半径方向内
側において軸方向に突出されたボス状突部28が形成さ
れている。
【0025】したがって、第一のフランジ部材23の外
周面にロータ磁石11を保持する第二のフランジ部材2
4の嵌合突部26の内周面を焼き嵌め又は圧入すること
により金属製外周部材21が形成される。そして、回転
スリーブ7の外周面に金属製外周部材21を焼き嵌め又
は圧入し、金属製外周部材21の筒状突部25の内周面
にポリゴンミラー22のボス状突部28の外周面を焼き
嵌め又は圧入することにより、回転体20が組み立てら
れる。他の構成は図4で示した構成と同様である。
【0026】このような構成において、モータ13を駆
動することで回転体20を回転させるが、高速回転によ
り回転体20の温度が上昇する。この場合、セラミック
製の回転スリーブ7とアルミ合金製の第一のフランジ部
材23との嵌合部に温度上昇に伴う歪みが発生するが、
その歪みは半径方向に大きく作用しても軸方向に突出す
る筒状突部25に与える影響は少ない。この歪みの影響
の少ない筒状突部25の内周面にポリゴンミラー22の
軸方向から突出するボス状突部28の外周面が固定的に
嵌合され、さらに、ポリゴンミラー22と第一のフラン
ジ部材23とは熱膨張率が略一致する材料(アルミ合
金)により形成されているため両者の嵌合部における歪
みは少ない。さらに、ボス状突部28の外周面と筒状突
部25の内周面との嵌合部から反射面22aまでの歪み
の伝達径路を長くすることができる。したがって、温度
上昇時に反射面22aに作用する歪みを無視できる程度
に小さくすることができる。
【0027】この場合、ポリゴンミラー22の環状溝2
7の外側の壁面は反射面22aに近いので、その環状溝
27の外側の壁面に筒状突部25の外周面が当接しない
ように、環状溝27の幅を広くすることが望ましい。
【0028】また、ポリゴンミラー22の反射面22a
を、回転スリーブ7の軸方向に対して定められた角度を
もって鏡面加工することにより、回転スリーブ7と金属
製外周部材21とポリゴンミラー22との三者を組み立
てる前に、それら三者を高精度に加工する必要がない。
本実施の形態では、回転スリーブ7の軸方向に対して反
射面22aを鏡面加工する角度は0°に定められてい
る。したがって、ポリゴンミラー22の回転に伴う走査
ビームを回転スリーブ7の軸と直角に定めて使用するこ
とができる。もちろん、回転スリーブ7の軸方向に対し
て反射面22aを鏡面加工する角度を任意に定めてもよ
い。
【0029】さらに、本実施の形態においては、金属製
外周部材21は、筒状突部25を有する第一のフランジ
部材23と、モータ13のロータ磁石11を保持する第
二のフランジ部材24とに分けて設けられ、これらの第
一、第二のフランジ部材23,24は熱膨張率が略一致
する材料により形成されているので、両者の嵌合部に熱
応力による歪みが発生することはない。また、ロータ磁
石11を保持する第二のフランジ部材24を第一のフラ
ンジ部材23に嵌合固定する前に、ポリゴンミラー22
の反射面22aの鏡面加工を行なっても温度上昇時の回
転バランスの変化を防止することができる。もちろん、
第一、第二のフランジ部材23,24を一体に形成して
部品点数を少なくするようにしてもよい。
【0030】さらに、ロータ磁石11を保持する第二の
フランジ部材24の半径を、ポリゴンミラー22の反射
面22aの半径よりも大きな値に定めることにより、ア
ウターロータ型やアキシャルギャップ型の比較的大径の
モータ13を実装することができる。これにより、モー
タ13のトルクを高くし、起動時間を短縮することがで
きる。
【0031】なお、本実施の形態(図2参照)では、ポ
リゴンミラー22の下面に環状溝を27を形成し、その
環状溝27の内側をボス状突部28としたが、図3に示
すように、ポリゴンミラー22の下面を下方に突出させ
てボス状突部29を形成してもよい。
【0032】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、動圧空気
軸受により支持されるセラミック製の回転スリーブに焼
き嵌め又は圧入される金属製外周部材に軸方向に突出す
る筒状突部を形成し、金属製外周部材と熱膨張率が略一
致するポリゴンミラーに、その反射面よりも半径方向内
側において軸方向に突出するボス状突部を形成し、この
ボス状突部の外周面を筒状突部の内周面に固定的に嵌合
する構成とすることにより、温度上昇時に、熱膨張率が
異なる回転スリーブと金属製外周部材との嵌合部に歪み
が発生しても、ポリゴンミラーの反射面に作用する歪み
を無視できる程度に小さくすることができる。これによ
り、ビームの偏向機能を高精度に維持することができ
る。
【0033】請求項2記載の発明によれば、ポリゴンミ
ラーの反射面は、回転スリーブの軸方向に対して定めら
れた角度をもって鏡面加工されているので、回転スリー
ブと金属製外周部材とポリゴンミラーとの三者を組み立
てる前に、それら三者を高精度に加工する必要がない。
【0034】請求項3記載の発明によれば、反射面を鏡
面加工する角度は、回転スリーブの軸方向に対して0°
に定められているので、ポリゴンミラーの反射面におけ
るビームの入射角及び反射角を回転スリーブの軸と直角
に定めて使用することができる。
【0035】請求項4記載の発明によれば、金属製外周
部材は、筒状突部を有する第一のフランジ部材と、モー
タのロータ磁石を保持する第二のフランジ部材とに分け
て設けられ、これらの第一、第二のフランジ部材は熱膨
張率が略一致する材料により形成されている互いに固定
的に嵌合されているので、ロータ磁石を保持する第二の
フランジ部材を第一のフランジ部材に嵌合固定する前の
状態で、温度上昇時の回転バランスの変化を防止するた
めの反射面の鏡面加工を容易に行なうことができる。
【0036】請求項5記載の発明によれば、ロータを保
持する第二のフランジ部材の外径は、ポリゴンミラーの
反射面の内接円よりも大きな値に定められているので、
アウターロータ型の比較的大径のモータを実装すること
ができ、これにより、モータのトルクを高くし、起動時
間を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態における動圧空気軸受の
ポリゴンスキャナの内部構造を示す縦断側面図である。
【図2】回転体の構成を分解して示す縦断側面図であ
る。
【図3】ポリゴンミラーに形成するボス状突部の変形例
を示す縦断側面図である。
【図4】従来の動圧空気軸受のポリゴンスキャナの内部
構造を示す縦断側面図である。
【符号の説明】
7 回転スリーブ 10 動圧空気軸受 11 ロータ磁石 13 モータ 21 金属製外周部材 23 第一のフランジ部材 24 第二のフランジ部材 25 筒状突部 28,29 環状突部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 動圧空気軸受により回転可能に支持され
    てモータにより回転駆動されるセラミック製の回転スリ
    ーブと、 軸方向に突出する筒状突部を有して前記回転スリーブの
    外周に焼き嵌め又は圧入された環状の金属製外周部材
    と、 熱膨張率が前記金属製外周部材の熱膨張率と略一致する
    材料により形成され、外周部に配列された反射面よりも
    半径方向内側において軸方向に突出されたボス状突部を
    有し、前記ボス状突部の外周面が前記金属製外周部材の
    前記筒状突部の内周面に固定的に嵌合されたポリゴンミ
    ラーと、を備えるポリゴンスキャナ。
  2. 【請求項2】 前記ポリゴンミラーの前記反射面は、前
    記回転スリーブの軸方向に対して定められた角度をもっ
    て鏡面加工されている請求項1記載のポリゴンスキャ
    ナ。
  3. 【請求項3】 前記反射面を鏡面加工する角度は、前記
    回転スリーブの軸方向に対して0°に定められている請
    求項2記載のポリゴンスキャナ。
  4. 【請求項4】 前記金属製外周部材は、前記筒状突部を
    有する第一のフランジ部材と、前記モータのロータ磁石
    を保持する第二のフランジ部材とに分けて設けられ、こ
    れらの第一、第二のフランジ部材は熱膨張率が略一致す
    る材料により形成されて互いに固定的に嵌合されている
    請求項2又は3記載のポリゴンスキャナ。
  5. 【請求項5】 前記ロータ磁石を保持する前記第二のフ
    ランジ部材の外径は、前記ポリゴンミラーの前記反射面
    の内接円よりも大きな値に定められている請求項4記載
    のポリゴンスキャナ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006113213A (ja) * 2004-10-13 2006-04-27 Ricoh Co Ltd 光偏向器、光走査装置および画像形成装置
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