JPH08337176A - 車両用操舵装置 - Google Patents

車両用操舵装置

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JPH08337176A
JPH08337176A JP7146557A JP14655795A JPH08337176A JP H08337176 A JPH08337176 A JP H08337176A JP 7146557 A JP7146557 A JP 7146557A JP 14655795 A JP14655795 A JP 14655795A JP H08337176 A JPH08337176 A JP H08337176A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
steering
pump
vehicle
oil passage
hydraulic
Prior art date
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Pending
Application number
JP7146557A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazunori Kagawa
和則 香川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
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Publication of JPH08337176A publication Critical patent/JPH08337176A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 車両の走行状態等に応じてステアリング操作
角と操舵輪の切れ角との比を変える。 【構成】 車両用操舵装置10ではステアリング12の
軸12Aに操作側ポンプ14が連結されている。左右の
操舵輪に連結されたリレーロッド32には、油圧シリン
ダ34が設けられており、油圧シリンダ34と操作側ポ
ンプ14とは、油路36によって連結されている。油路
36のシャッターバルブ40と油圧シリンダ34との間
には、分岐油路42が連結されており、この分岐油路4
2には制御用ポンプ44が連結されている。この制御用
ポンプ44にはリニアアクチュエータ46が接続されて
おり、リニアアクチュエータ46の駆動によって、制御
用ポンプ44のポンプ室48の容量が変化するようにな
っている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車両用操舵装置に係り、
特に、ステアリング操作を油圧回路で出力軸に伝達する
車両用操舵装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車等の車両においてはステア
リング操作を油圧回路で出力軸に伝達する車両用操舵装
置が使用されており、その一例が、特開昭63−149
261号公報に示されている。
【0003】図3に示される如く、この車両用操舵装置
は、ステアリング70の操作によってコントロールバル
ブ72を作動させて液体回路を切換え、オイルポンプ7
4から吐出されたオイルをシリンダ76の左右いずれか
の室に供給して操向車輪の方向変換を行う装置に、シリ
ンダ76の左右両室にそれぞれ連通する2つの通路7
8、80に切換接続されるコントロールバルブ72の流
路を常時外部に連通する連通路82を形成し、この連通
路82を介してコントロールバルブ72の流路内にオイ
ルを供給しまたは排出するようになっている。
【0004】従って、ステアリング70の操作量とシリ
ンダ76の作動量が一致しない場合には、連通路82及
びコントロールバルブ72の流路を介してシリンダ76
の室内にオイルを供給してシリンダ作動量を増大させ、
または、シリンダ76の室内に供給されているオイルを
排出させて、ステアリング70の操作量とシリンダ76
の作動量とを一致させるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この車
両用操舵装置では、ステアリング70の操作量に対する
シリンダ76の作動量、即ち、操舵輪に連結された出力
軸84の移動量との関係は常に一定となっており、車両
の走行状態等に応じてステアリング70の操作量と操舵
輪の切れ角との比を変えることはできない。
【0006】従って、この車両用操舵装置では、車両が
高速走行状態にある場合には、走行安定性を確保するた
めにステアリング70の小さな舵角操作が必要になると
ともに、車庫入れ等の低速走行状態にある場合には、ス
テアリング70の大きな舵角操作が必要になる。
【0007】本発明は上記事実を考慮し、車両の走行状
態等に応じてステアリング操作角と操舵輪の切れ角との
比を変えることができる車両用操舵装置を得ることが目
的である。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明の
車両用操舵装置は、ステアリング操作に応じて回転され
る入力軸と、該入力軸に連結された第1液圧ポンプと、
操舵輪に連結された出力軸と、該出力軸に設けられた油
圧シリンダと、該油圧シリンダと前記第1液圧ポンプと
を連結する油路と、該油路の途中に前記第1液圧ポンプ
と並列に配置された第2液圧ポンプと、を有することを
特徴としている。
【0009】
【作用】請求項1記載の本発明の車両用操舵装置では、
入力軸に連結された第1液圧ポンプがステアリング操作
に応じて駆動されて、作動油を油路を介して油圧シリン
ダに吐出して出力軸を移動し操舵輪の移動を行う。この
際、第1液圧ポンプと並列に配置した第2液圧ポンプ
を、車両の走行状態等に応じて駆動することで、油圧シ
リンダに供給される作動油の総量が変化し、ステアリン
グ操作角と出力軸の移動量との比が変わる。
【0010】
【実施例】本発明の車両用操舵装置の第1実施例を図1
に従って説明する。
【0011】図1に示される如く、本第1実施例の車両
用操舵装置10では、ステアリング12の軸12Aに、
第1液圧ポンプとしての直線型の操作側ポンプ14がボ
ール螺子機構により連結されており、ステアリング12
を操作すると、操作側ポンプ14のポンプ室16の容量
が変化するようになっている。また、ステアリング12
の軸12Aには、操舵角センサ18と操舵トルクセンサ
20が設けられている。これらの操舵角センサ18と操
舵トルクセンサ20は、制御装置22に接続されてお
り、各検出値を制御装置22へ出力するようになってい
る。
【0012】なお、制御装置22には、車速等の車両状
態情報、インストルメントパネル等に設けられた設定ス
イッチの状態情報及び操舵指令等が入力されるようにな
っている。
【0013】ステアリング12の軸12Aには、傘歯車
24、26を介してパワーアシスト用モータ30が接続
されている。このパワーアシスト用モータ30は、操舵
トルクセンサ20と制御装置22とで、パワーアシスト
機構を構成している。
【0014】図示を省略した左右の操舵輪に連結された
出力軸としてのリレーロッド32には、油圧シリンダ3
4が設けられており、油圧シリンダ34によりリレーロ
ッド32が出力変位方向(図1の矢印A方向)へ移動さ
れることによって、左右の操舵輪が操舵されるようにな
っている。なお、リレーロッド32には、変位センサ3
3が設けられている。この変位センサ33は、制御装置
22に接続されており、リレーロッド32の変位を制御
装置22に入力するようになっている。
【0015】油圧シリンダ34と操作側ポンプ14と
は、油路36によって連結されており、操作側ポンプ1
4は、作動油を油路36を介して油圧シリンダ34に吐
出するようになっている。油路36の中間部には、シャ
ッターバルブ40が設けられている。このシャッターバ
ルブ40は、制御装置22に接続されており、制御装置
22からの信号によって閉鎖されるようになっている。
【0016】油路36のシャッターバルブ40と油圧シ
リンダ34との間には、分岐油路42が連結されてお
り、この分岐油路42には、第2液圧ポンプとしての直
線型の制御用ポンプ44が連結されている。この制御用
ポンプ44にはリニアアクチュエータ46が接続されて
おり、リニアアクチュエータ46の駆動によって、制御
用ポンプ44のポンプ室48の容量が変化するようにな
っている。
【0017】また、分岐油路42には、シャッターバル
ブ50が設けられている。このシャッターバルブ50
は、制御装置22に接続されており、システム失陥時に
制御装置22からの信号によって閉鎖されるようになっ
ている。
【0018】次に本第1実施例の作用を説明する。本第
1実施例の車両用操舵装置10では、ステアリング12
の軸12Aに連結された操作側ポンプ14がステアリン
グ操作に応じて駆動されて、作動油を油路36を介して
油圧シリンダ34に吐出してリレーロッド32を図1の
矢印A方向へ移動し操舵輪の操舵を行う。この際、分岐
油路42によって、操作側ポンプ14と並列に配置した
制御用ポンプ44を、制御装置22によって車両の走行
状態等に応じて駆動することで、油圧シリンダ34に供
給される作動油の総量が変化し、ステアリング操作角と
操舵輪の切れ角との比が変わる。
【0019】例えば、車両が高速走行状態にある場合に
は、作動油の総量を減らすことによって、ステアリング
操作角に対する操舵輪の切れ角の比を小さくすること
で、走行安定性を確保し易くなる。一方、低速走行状態
にある場合には、作動油の総量を増すことによって、ス
テアリング操作角に対する操舵輪の切れ角の比を大きく
することで、少ないステアリング操作量で車庫入れ等が
容易に行うことができる。
【0020】また、本第1実施例の車両用操舵装置10
では、車両の走行状態等に応じてステアリング操作角と
操舵輪の切れ角との比を変えるシステムに不具合が生じ
た場合、シャッターバルブ50を閉塞し、制御用ポンプ
44を油路36から切り離すことで通常の操舵が可能に
なる。また、シャッターバルブ40を閉塞することで、
制御装置22、ステアリング12以外の操舵機構からの
操舵指令により操舵することが可能になる。
【0021】また、本第1実施例の車両用操舵装置10
では、パワーアシスト用モータ30が、操舵トルクセン
サ20と制御装置22とで、パワーアシスト機構を構成
しており、不自然な操舵反力を防ぐことができる。
【0022】次に、本発明の車両用操舵装置の第2実施
例を図2に従って説明する。なお、第1実施例と同一部
材については、同一符号を付してその説明を省略する。
【0023】図2に示される如く、本第2実施例の車両
用操舵装置52ではステアリング12の軸12Aに、パ
ワーアシスト用モータ30が接続されている。また、軸
12Aには、第1液圧ポンプとしての回転型の操作側ポ
ンプ54が連結されており、この操作側ポンプ54は、
2本の油路56、58によって、油圧シリンダ34の左
右の液室にそれぞれ連結されている。
【0024】一方の油路58の中間部には、シャッター
バルブ40が設けられている。油路58のシャッターバ
ルブ40と油圧シリンダ34との間には、油路56と油
路58とを結ぶ分岐油路60が連結されており、この分
岐油路60の中間部には、第2液圧ポンプとしての回転
型の制御用ポンプ62が連結されている。この制御用ポ
ンプ62にはモータ64が接続されており、モータ64
の回転によって、制御用ポンプ62が作動するようにな
っている。
【0025】また、分岐油路60の制御用ポンプ62
と、油路58との連結部66との間には、シャッターバ
ルブ50が設けられている。
【0026】次に、本第2実施例の作用を説明する。本
第2実施例の車両用操舵装置52では、ステアリング1
2の軸12Aに連結された操作側ポンプ54がステアリ
ング操作に応じて駆動されて、作動油を油路56、58
を介して油圧シリンダ34に吐出してリレーロッド32
を図2の矢印A方向へ移動し操舵輪の操舵を行う。この
際、分岐油路60によって、操作側ポンプ54と並列に
配置した制御用ポンプ62を、制御装置22によって車
両の走行状態等に応じて駆動することで、油圧シリンダ
34に供給される作動油の総量が変化し、ステアリング
操作角と操舵輪の切れ角との比が変わる。
【0027】例えば、車両が高速走行状態にある場合に
は、作動油の総量を減らすことによって、ステアリング
操作角に対する操舵輪の切れ角の比を小さくすること
で、走行安定性を確保し易くなる。一方、低速走行状態
にある場合には、作動油の総量を増すことによって、ス
テアリング操作角に対する操舵輪の切れ角の比を大きく
することで、少ないステアリング操作量で車庫入れ等が
容易に行うことができる。
【0028】また、本第2実施例の車両用操舵装置52
では、回転型の操作側ポンプ54及び回転型の制御用ポ
ンプ62を使用したため、第1実施例の車両用操舵装置
10に比べ、ポンプの軸方向の長さを短くでき、装置の
小型化が可能になる。
【0029】
【発明の効果】請求項1記載の本発明の車両用操舵装置
は、ステアリング操作に応じて回転される入力軸と、該
入力軸に連結された第1液圧ポンプと、操舵輪に連結さ
れた出力軸と、該出力軸に設けられた油圧シリンダと、
該油圧シリンダと第1液圧ポンプとを連結する油路と、
該油路の途中に第1液圧ポンプと並列に配置された第2
液圧ポンプと、を有する構成としたので、車両の走行状
態等に応じてステアリング操作角と操舵輪の切れ角との
比を変えることができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る車両用操舵装置を示
す概略構成図である。
【図2】本発明の第2実施例に係る車両用操舵装置を示
す概略構成図である。
【図3】従来例に係る車両用操舵装置を示す概略構成図
である。
【符号の説明】 10 車両用操舵装置 12 ステアリング 12A 軸(入力軸) 14 操作側ポンプ(第1液圧ポンプ) 32 リレーロッド(出力軸) 34 油圧シリンダ 36 油路 42 分岐油路 44 制御用ポンプ(第2液圧ポンプ) 52 車両用操舵装置 54 操作側ポンプ(第1液圧ポンプ) 56 油路 58 油路 60 分岐油路 62 制御用ポンプ(第2液圧ポンプ)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステアリング操作に応じて回転される入
    力軸と、該入力軸に連結された第1液圧ポンプと、操舵
    輪に連結された出力軸と、該出力軸に設けられた油圧シ
    リンダと、該油圧シリンダと前記第1液圧ポンプとを連
    結する油路と、該油路の途中に前記第1液圧ポンプと並
    列に配置された第2液圧ポンプと、を有することを特徴
    とする車両用操舵装置。
JP7146557A 1995-06-13 1995-06-13 車両用操舵装置 Pending JPH08337176A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001122140A (ja) * 1999-08-30 2001-05-08 Trw Fahrwerksysteme Gmbh & Co Kg 車のステアリング装置
JP2008302509A (ja) * 2007-06-05 2008-12-18 Kobe Steel Ltd 水中カット造粒方法および水中カット造粒装置
JP2010143240A (ja) * 2008-12-16 2010-07-01 Hitachi Automotive Systems Ltd 操舵制御装置
CN115092242A (zh) * 2022-05-26 2022-09-23 浙江夏厦精密制造股份有限公司 一种新型车用转向器

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