JPH08337101A - 空気入りタイヤ - Google Patents

空気入りタイヤ

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JPH08337101A
JPH08337101A JP7146433A JP14643395A JPH08337101A JP H08337101 A JPH08337101 A JP H08337101A JP 7146433 A JP7146433 A JP 7146433A JP 14643395 A JP14643395 A JP 14643395A JP H08337101 A JPH08337101 A JP H08337101A
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point
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curvature
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紀一郎 各務
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正俊 田中
Masahiro Hanya
正裕 半谷
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60CVEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
    • B60C11/00Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts
    • B60C11/0083Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts characterised by the curvature of the tyre tread

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Tires In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】通過騒音を低減でき、かつハイドロプレーニン
グ性能を向上しうる空気入りタイヤを提供する。 【構成】カーカス6と、このカーカス6の半径方向外側
に配されるブレーカ7とを具え、ホイールリムJに装着
されかつ正規内圧を充填した正規状態でのタイヤ子午断
面において、タイヤ赤道面Cからタイヤ最大断面巾(S
W)の45%の距離SPを隔てるタイヤ外面上の点をP
とするとき、タイヤ外面2Aの曲率半径RCが、タイヤ
赤道点CPから点Pに至るまでの間で徐々に減少すると
ともに、タイヤ赤道面Cからタイヤ最大断面巾の半巾
(SW/2)の60%、75%、90%及び100%の
距離X60、X75、X90及びX100 を夫々隔てるタイヤ外
面上の各点P60、P75、P90及びP100 と、タイヤ赤道
点CPとの間の各半径方向距離をそれぞれY60、Y75、
Y90及びY100 とし、かつタイヤ断面高さをSHとする
とき、SHが所定の数値範囲にあることを満足する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、通過騒音を低減でき、
かつハイドロプレーニング性能を向上しうる空気入りタ
イヤに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、地球環境問題さらには安全問題な
どが重要な課題となっており、乗用車用の空気入りタイ
ヤに関連する事項としては、通過騒音を低減すること、
及び水膜上を走行する際の諸性能であるハイドロプレー
ニング性能を向上することの2点を挙げることができ
る。
【0003】一般に通過騒音は、走行時にタイヤが路面
と接地する接地形状と密接な関係があり、これを示して
いるのが図21のグラフである。このグラフは、縦軸に
通過騒音レベルdB(A)を、横軸にトレッドが路面に
接地する接地巾(mm)をとっており、このグラフから
明らかなように、通過騒音の騒音レベルを低減するため
には、接地巾を小さくするのが良い。
【0004】又車両のコーナリング時におけるハイドロ
プレーニング性能は、トレッドの接地形状のうち、前記
接地巾に対する接地長さの比(接地長/接地巾)と密接
な関係があり、この関係を示しているのが図22のグラ
フである。このグラフから明らかなように、ラテラルハ
イドロプレーニング性能(指数)は、接地長さが大きい
ほど、又接地巾が小さいほど優れていることが理解しう
る。
【0005】以上をまとめると、空気入りタイヤにおい
て、通過騒音を低減しかつハイドロプレーニング性能を
向上するためには、トレッドの接地巾を小さく、かつ接
地長さを大きくするのが良い。
【0006】従来、このようなタイヤは、タイヤ最大断
面巾SWと、タイヤ最大高さSHとの比(SH/SW)
の百分率である偏平率を、70%〜80%程度に高める
高偏平化をなすことにおいてのみ唯一具現化でき、前記
偏平率が例えば50%を下回るような乗用車用の超偏平
タイヤなどにおいては、実現不可能であると考えられて
いた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
如く高偏平化された空気入りタイヤは、タイヤ側壁部分
であるサイドウォール部の領域が比較的大寸をなすこと
により、タイヤの横剛性が低下するのは言うまでもな
く、とりわけ車両のコーナリング時の限界速度が低く、
操縦安定性に劣るという別の問題を生起する。
【0008】本発明者は、かかる問題点につき、従来の
ような高偏平化によるのとは全く異なる手法により、通
過騒音とハイドロプレーニング性能とを両立し、しかも
コーナリング限界を高めうることを実現すべく鋭意研究
を行った。
【0009】先ず、高偏平タイヤを含めた従来タイヤの
場合には、図23に示す如くコーナリング時、作用する
横力により、タイヤtの外側部分aは、路面に強く押し
つけられるものの、タイヤの内側部分bは、路面から浮
き上がりがちとなり、このような現象に基づいてタイヤ
の接地形状、つまりフットプリントの変化が著しく大き
いことが判明した。
【0010】図24(A)には、このような従来タイヤ
について、フットプリントを測定した結果を示し、スリ
ツプ角0゜の状態を実線で、又スリップ角4゜の状態を
破線でそれぞれ示している。
【0011】この図から明らかなように、従来タイヤで
は、直進時は横長の長方形状であったものが、スリップ
角が与えられることにより三角形状になるなど、全く異
なる形状変化をなしていることが確認しうる。一般に、
フットプリントが、このような三角形状となった後は、
タイヤは路面からの横力を支えきれなくなり、コーナリ
ング限界に達して路面グリップを失う。
【0012】加うるに、従来タイヤは、スリップ角が大
きくなるとタイヤ赤道cに対してフットプリントの分布
が左右で著しく異なる。これは、コーナリング時タイヤ
の接地領域において、摩擦力の分布がタイヤ赤道cに対
して一方の側に偏ることを意味しており、路面との間で
生じる摩擦力を有効に使用しているとは到底言いうるも
のではない。
【0013】又コーナリング時、車両の各タイヤには遠
心力により荷重変動が生じ、コーナリング外側のタイヤ
は作用荷重が増大する。ここで、本発明者は、高偏平タ
イヤについて、荷重の増大によるフットプリントの変化
を測定したところ、図24(B)に示す結果を得た。図
から明らかな如く、従来タイヤは、荷重が増大した場合
であっても接地巾は殆ど変化がなく、接地長さのみが増
大する非相似的な変形をなすことが判明した。
【0014】一般に、コーナリング時には、タイヤは横
方向のグリップ力を増すことが要求されるのであるか
ら、前記のようなフットプリントの形状変化では、コー
ナリングの限界を高めるという作用は殆ど期待しえな
い。
【0015】本発明者は、以上の研究結果より前記問題
点を解決するためには、タイヤは、第一に直進走行時に
は接地巾が小さいこと、第二にスリップ角が生じたとき
でもフットプリントの形状の変化が小さいこと、第三に
タイヤに作用する荷重が増大した場合、フットプリント
がほぼ相似的な拡大変化をなすこと、の3つの要件を満
たすことが必要であり、そのためにはトレッドの断面形
状、ひいてはタイヤ外面の形状を規定するのが良いとの
知見に達した。
【0016】そして、このようなタイヤ外面形状は、タ
イヤをホイールリムに装着しかつ正規内圧を充填した正
規状態におけるタイヤ子午断面において、タイヤ外面の
曲率半径RCをタイヤ赤道点CPからほぼタイヤ最大断
面巾位置に至るまで徐々に減少させることを基本とし、
かつタイヤ赤道面Cからタイヤ最大断面巾の半巾(SW
/2)の60%、75%、90%及び100%の距離を
隔てる各位置のタイヤ外面上の点を一定範囲内の位置に
規制することにより、具現化しうることを見い出し、本
発明を完成させたのである。
【0017】即ち、本発明は、通過騒音とハイドロプレ
ーニング性能とを両立でき、しかもコーナリング時の限
界を高めうる空気入りタイヤを提供することを目的とし
ている。
【0018】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、トレ
ッド部からサイドウォール部を通りビード部のビードコ
アの廻りを折り返して係止されるカーカスプライからな
るカーカスと、トレッド部においてカーカスの半径方向
外側に配されるブレーカとを具えた空気入りタイヤであ
って、ホイールリムに装着されかつ正規内圧を充填した
正規状態でのタイヤ子午断面において、タイヤ赤道面C
からタイヤ最大断面巾(SW)の45%の距離SPを隔
てるタイヤ外面上の点をPとするとき、タイヤ外面の曲
率半径RCが、タイヤ赤道点CPから前記点Pに至るま
での間で徐々に減少するとともに、前記タイヤ赤道面C
から前記タイヤ最大断面巾の半巾(SW/2)の60
%、75%、90%及び100%の距離X60、X75、X
90及びX100 を夫々隔てるタイヤ外面上の各点と、タイ
ヤ赤道点CPとの間の半径方向距離をそれぞれY60、Y
75、Y90及びY100 とし、かつタイヤ断面高さをSHと
するとき、 0.05< Y60 /SH ≦0.1 0.1< Y75 /SH ≦0.2 0.2< Y90 /SH ≦0.4 0.4< Y100 /SH ≦0.7 の関係を満足することを特徴としている。
【0019】又、タイヤ外面の曲率半径RCを、タイヤ
赤道から前記点Pに至るまでの間で徐々に減少させる手
段としては、請求項2の発明のように、タイヤ赤道面C
からタイヤ軸方向に距離xを隔てるの曲率半径RCが、
下記の式(1) RC=1/(C・eBx+A・x) …(1) (但し、eは、自然対数の底でありeBxは指数関数、
A、B、Cは定数である)で与えることができる。
【0020】さらに請求項3の発明のように、前記タイ
ヤ外面は、タイヤ赤道面Cから前記点Pまでの範囲を、
5以上の異なる曲率半径の円弧を連ねて形成し、かつ前
記各曲率半径をタイヤ赤道側からタイヤ軸方向外側へ向
かうにつれて小としても良い。
【0021】又請求項4の発明では、前記ブレーカは、
タイヤ軸方向の最大巾BWを、前記タイヤ最大断面巾
(SW)の0.85〜1.0倍とし、さらに請求項5の
発明では前記空気入りタイヤは、正規リムにリム組みし
かつ正規荷重の80%の状態でタイヤ外面が接地するタ
イヤ軸方向最外端間の軸方向距離である接地巾(CW)
を、タイヤ最大断面巾(SW)の50%〜65%とす
る。
【0022】
【作用】請求項1の発明によれば、ホイールリムに装着
されかつ正規内圧を充填した正規状態でのタイヤ子午断
面において、タイヤ赤道面Cからほぼタイヤ最大断面巾
位置に亘ってタイヤ外面の曲率半径RCが徐々に減少す
るとともに、タイヤ赤道点CPから前記タイヤ最大断面
巾の半巾(SW/2)の60%、75%、90%及び1
00%の距離X60、X75、X90及びX100 を夫々隔てる
各タイヤ外面上の点を、タイヤ赤道点CPから一定範囲
の半径方向距離を隔てるように規定したことにより、以
下の如く通過騒音とハイドロプレーニング性能とを両立
でき、しかもコーナリング時の限界を高めうる。
【0023】即ち、図18(A)には、スリップ角0゜
のときのフットプリントを実線で、又スリップ角4゜の
ときのフットプリントを破線でそれぞれ示している。こ
れらの図から明らかなように、フットプリントが、スリ
ップ角に拘わらず、タイヤ赤道cを長軸とする縦長の楕
円の形状をなす結果、接地巾が小さくかつ接地長さを大
にするため、通過騒音を小さくでき、かつハイドロプレ
ーニング性能を向上しうる。
【0024】加うるに、スリップ角が変化した場合であ
っても、前記縦長の楕円形状を殆どそのまま保持しうる
こと、つまりフットプリントの形状の変化がないことが
確認できる。このことは、コーナリング時に、タイヤ接
地領域において、路面との間の摩擦力を、タイヤ赤道c
に対して左右にほぼ均等な領域を広範囲に亘って分布さ
せることができ、コーナリング限界を高めうることを示
している。
【0025】又、同図(B)には、タイヤ1本当たりに
350kgfの荷重が作用したときのフットプリントを
実線で、同荷重550kgfが作用したときのフットプ
リントを破線で示している。この図から明らかなよう
に、本発明のタイヤは、フットプリントが荷重の増大に
より、接地巾及び接地長さがともに増大する相似的な拡
大変形をなすことが理解しうる。
【0026】一般に前記した従来の高偏平タイヤでは、
トレッドのショルダ部分からサイドウォール部にかけて
のタイヤ外面に急激に曲率半径が変化する箇所があり、
そのためスリップ角による接地形状の変化が著しく大き
く、かつ荷重増大時においても非相似的変形をなしてい
たと考えられる。
【0027】これに対し請求項1の発明に係るタイヤで
は、タイヤ外面の曲率半径がタイヤ赤道からほぼタイヤ
最大断面巾に至って徐々に減少しうる結果、スリップ角
の変化による形状変化が殆どなく、しかもトレッド部
に、荷重の増大時のみ接地しうる「潜在的接地領域」を
設けてフットプリントを相似的に変形させることによっ
て、コーナリング時の限界を高め、操縦安定性を著しく
高いレベルへと引き上げうるのである。
【0028】なおこのような作用効果は、タイヤの偏平
率に拘わらず発揮しうるが、特に偏平率が50%以下の
ような超偏平タイヤとしたときには、サイドウォール部
の高剛性化と相俟ってより一層発揮される。
【0029】又前記タイヤ外面の曲率半径RCは、例え
ば請求項2の発明の如く、指数関数を用いて連続的に減
少させることや、請求項3の発明のように、タイヤ外面
の一定領域を5以上の異なる曲率半径の円弧を組み合わ
せることによって区分し、かつ前記各曲率半径をタイヤ
赤道側からタイヤ軸方向外側へ向かうにつれて小とする
ことにより、単調的に減少させることなどを好ましく採
用しうる。なお異なる曲率半径の円弧を連ねる際には、
円弧接合部において互いの円弧における接線を一致させ
ることにより滑らに円弧を継ぐのがより好ましい。
【0030】又、前記のようなタイヤ外面の形状を保持
するためには、請求項4の発明の如く、前記タイヤ最大
断面巾(SW)の0.85〜1.0倍の広巾をなすブレ
ーカをカーカスの半径方向外側に配し、とりわけトレッ
ド部に剛性の高い「タガ効果」を付与するのが好まし
い。
【0031】又、前記空気入りタイヤは、正規リムにリ
ム組みしかつ正規荷重の80%の状態でタイヤ外面が接
地するタイヤ軸方向最外端間の軸方向距離である接地巾
(CW)が、タイヤ最大断面巾(SW)の50%〜65
%とすることにより、通過騒音、ハイドロプレーニング
性能をともに著しく向上でき、しかも前記潜在的接地領
域を大きく確保しうる点で好ましいものとなる。
【0032】なお前記タイヤ外面の潜在的接地領域は、
走行状況によっても異なるが、ほぼ前記タイヤ最大断面
巾位置の近傍まで確保することが可能となる。
【0033】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面に基づき説明す
る。図1は、右半分でタイヤ内部構造を、左半分でタイ
ヤの断面の輪郭をそれぞれ示す断面図であり、空気入り
タイヤは、リムサイズ16×7 1/2のホイールリムに装
着されるタイヤサイズ215/45の乗用車用タイヤと
したものを例示している。
【0034】空気入りタイヤは、トレッド部2からサイ
ドウォール部3をへてビード部4のビードコア5で内か
ら外側に巻き上げる折返し部6Aを有するカーカスプラ
イからなるカーカス6と、トレッド部2においてカーカ
ス6の半径方向外側に配されるブレーカ7とを具える。
【0035】又前記トレッド部2は、その外表面をなす
トレッドゴム9が、本例では、タイヤ最大断面巾位置M
に亘って延在しており、従ってトレッド部2の軸方向端
部であるトレッド端Nを前記タイヤ最大断面巾位置Mと
等しく設定したものを示している。これにより、トレッ
ド端N、N間のタイヤ軸方向距離であるトレッド巾TW
は、前記タイヤ最大断面巾SWと等しく設定される。
【0036】前記トレッドゴム9は、JISA硬度が5
0゜〜80°程度を好ましく採用しうる。又サイドウォ
ールゴム10は本例ではJISA硬度が35゜〜65°
程度を好ましく採用しうる。
【0037】なおトレッド部2は、タイヤ半径方向に沿
って測定するトレッドゴム9の厚さを、タイヤ赤道面C
から前記トレッド端Nに至る範囲でほぼ一定ないしは滑
らかに減少させることにより、前記カーカス6やブレー
カ7などが、後述するタイヤ外面の断面にほぼ平行とな
る。
【0038】又トレッド部2は、図2に示す如く、トレ
ッドゴム9が、タイヤ断面最大巾位置Mよりも軸方向内
側位置において終端するものでも良く、従ってこの場
合、トレッド部2のトレッド巾TWは、前記タイヤ最大
断面巾SWの約0.85〜0.9倍程度に設定される。
かかる実施例では図1のものに比してサイドウォールゴ
ム10が長寸をなし、サイドウォール部3での屈曲性を
高め、前記潜在的接地領域を円滑に接地させうる点で好
ましい。
【0039】次に図1に示す空気入りタイヤは、前記ビ
ードコア5の半径方向外面から半径方向外側にのびる硬
質ゴムからなるビードエーペックス11に加え、本例で
はチエーファ12が前記ビードコア5、ビードエーペッ
クス11の周囲面の廻りを覆って巻上げられることによ
り、前記カーカスにクッション性を与え、しかも硬質ゴ
ムからなるクリンチエーペックス13をビード部外表面
に沿って配することにより、適宜ビード部4を補強しう
る。
【0040】前記カーカス6は、1枚以上、本例では1
枚のカーカスプライからなる。又カーカス6は、ナイロ
ン、レーヨン、ポリエステルなどの比較的低弾性な有機
繊維コードを好ましく用いるとともに、本例ではポリエ
ステルコードをタイヤ赤道に対して65゜〜90゜程度
のラジアル方向に傾けて配列したものを例示している。
【0041】又前記ブレーカ7は、レーヨン、ナイロ
ン、ポリエステルなどの有機繊維コードの他、スチール
コードなどをタイヤ周方向に対し5゜〜50゜、好まし
くは10゜〜45゜、さらに好ましくは15゜〜30゜
程度で傾けて配列したブレーカプライを有し、本例では
アラミドコードを用いたブレーカプライ7A、7B、7
Cの3枚を前記コードが互いに交差する向きに重ね合わ
せることにより形成されたものを示している。
【0042】又前記ブレーカプライ7A…は、本例では
タイヤ半径方向内側に位置するほど広巾をなし、タイヤ
軸方向の最大巾BWは、前記タイヤ最大断面巾(SW)
の0.85〜1.0倍程度とするのが、タイヤ外面2
A、とりわけトレッド部2の全域に亘ってにタガ効果を
付与でき、かつ後述するタイヤ外面の形状を保持しうる
点で好ましい。
【0043】なおブレーカ7は、ブレーカプライ数を例
えば2枚に減じることを可とする。加うるに、図3に示
すようにブレーカ7は、2枚のブレーカプライ7A、7
Bと、このブレーカプライ7A、7Bの半径方向外側
に、複数本の有機繊維コードを平行に並べてトッピング
した帯状プライ又は1本の有機繊維コードをタイヤ周方
向に対して実質的に0゜の角度で螺旋に巻き回して形成
されたジョイントレス層8とからも構成しうる。
【0044】このとき、ジョイントレス層8のタイヤ軸
方向巾B3は、前記各ブレーカプライ7A、7Bのタイ
ヤ軸方向最大幅B1、B2よりも大としてブレーカの最
大巾BWとするのが良い。これにより、各ブレーカプラ
イ7A、7Bには、タイヤ周方向に対して極めて浅い角
度をなすジョイントレス層8によって強固なタガ効果が
付与され、タイヤ外面2Aの形状保形をより確実になし
うる。
【0045】又本例において採用した前記アラミドコー
ドは、1500d/3、コード1本あたりの強力が85
kgfの高強力コードを採用することにより、ブレーカ7
の各プライの層又はジョイントレス層7Cは、いずれも
コード切れを皆無としうる。
【0046】しかも前記アラミドコードは、JIS L
1017に規定する一定荷重時の伸びを約0.9%程度
とすることによりコードの伸びを製造工程を損なうこと
なくタイヤ外面形状を保持しうる範囲に規制でき、タイ
ヤ外面2Aの断面形状をタイヤの全寿命に亘って維持す
ることを可能とする。
【0047】なおブレーカ7に、このようなジョイント
レス層8を組み入れて構成した場合には、タイヤ高速回
転時のプライ剥離などが抑制され、高速耐久性能をも向
上でき、前記高速コーナリングの際のタイヤ耐久性を高
めうる点においても好ましい。
【0048】さらに、図1に示されるように、ブレーカ
7の外面は、ホイールリムJに装着されかつ正規内圧を
充填したとき、タイヤ子午線断面において、タイヤ赤道
面Cからタイヤ軸方向外方に離れるに従い、徐々に曲率
半径を減じるよう形成されることにより、後述のタイヤ
外面2Aの断面形状とほぼ平行になるものを例示してい
る。
【0049】次に、本発明では、タイヤをホイールリム
Jに装着しかつ正規内圧を充填した正規状態において、
タイヤ子午断面におけるタイヤの外表面であるタイヤ外
面2Aは以下のように定める。
【0050】先ず、前記正規状態において、タイヤ赤道
面Cからタイヤ最大断面巾(SW)の45%の距離SP
を隔てるタイヤ外面2A上の点をPとし、タイヤ赤道面
Cとタイヤ外面2Aとが交わる点をタイヤ赤道点CPと
するとき、タイヤ外面2Aの曲率半径RCは、前記タイ
ヤ赤道点CPから前記点Pに至るまでの間で徐々に減少
するように設定される。
【0051】又前記タイヤ赤道面Cからタイヤ最大断面
巾の半巾(SW/2)の60%、75%、90%及び1
00%の距離X60、X75、X90及びX100 を夫々隔てる
各タイヤ外面上の点をP60、P75、P90及びP100 とす
る。又、この各タイヤ外面上の点P60、P75、P90及び
P100 と、前記タイヤ赤道点CPとの間の半径方向の距
離をY60、Y75、Y90及びY100 とする。
【0052】さらに、前記正規状態においてビードベー
スBLから前記タイヤ赤道点CPまでの半径方向高さで
あるタイヤ断面高さをSHとするとき、前記半径方向距
離Y60、Y75、Y90及びY100 は、それぞれ以下の関係
を満足することを特徴としている。 0.05< Y60 /SH ≦0.1 0.1< Y75 /SH ≦0.2 0.2< Y90 /SH ≦0.4 0.4< Y100 /SH ≦0.7
【0053】ここで、RY60=Y60/SH RY75=Y75/SH RY90=Y90/SH RY100 =Y100 /SH として前記関係を満足する範囲RYiを図4に例示す
る。図から明らかなように、従来、偏平率が50%を下
回るような場合、トレッド面、ブレーカ、ベルトなどを
可能な限り平坦にした従来の乗用車用及びトラック用タ
イヤとは、本発明のタイヤ構造が全く異なることが理解
しうる。
【0054】又前記範囲RY60、RY75、RY90及びR
Y100 の上限値及び下限値を定めた理由は次の通りであ
る。先ず、前記各範囲Riが、各下限値よりも小である
ときには、トレッド部2を中心としてタイヤ外面2Aが
平坦化することにより、タイヤの接地巾が広くなり、通
過騒音を低減しえないことに加え、接地形状が蝶型状を
なすものが多く、接地圧の不均一化により十分なグリッ
プ力を得られず、トレッド摩耗の点においても劣るため
である。
【0055】逆に、前記各範囲RYiが、各上限値より
も大であるときには、トレッド部2を中心としてタイヤ
外面が著しく凸状をなすことにより、接地巾が極めて小
かつ接地長さが極めて大となり、ハイドロプレーニング
性能には優れるものの、グリップ性能、ワンダリング性
能において大きく劣るため採用できないからである。加
えて、このようなタイヤでは、トレッドのタイヤ赤道部
近傍で著しく接地圧が高くなるため、偏摩耗が生じるた
め好ましくないからである。
【0056】又空気入りタイヤは、予めタイヤサイズを
定めることにより、JATMA、ETRTOなどの規格
から、要求するタイヤ偏平率、タイヤ最大断面巾、タイ
ヤ最大高さなどを概ね定め得るため、前記RY60、RY
75、RY90及びRY100 の範囲を容易に算出できる。従
って、タイヤ外面2Aの曲率半径RCは、前記タイヤ赤
道点CPから前記点Pに至るまでの間で徐々に減少しつ
つ、前記各位置におけるRY60、RY75、RY90及びR
Y100 の範囲を満たすよう滑らかに描くことにより適宜
定めうる。
【0057】なお、このような空気入りタイヤは、正規
リムJにリム組みしかつ正規荷重の80%の状態でタイ
ヤ外面2Aが接地するタイヤ軸方向の最外端間の軸方向
距離である接地巾CW(図2に示す)が前記タイヤ最大
断面巾SWの50%〜65%をなすことが好ましい。
【0058】前記接地巾CWが、前記タイヤ最大断面巾
SWの50%未満であるときには、接地巾を小とする傾
向が大きく、轍でふらつきやすいなどワンダリング性能
を低下させ、かつ接地圧の不均一化を招来しやすく摩耗
性能を低下させがちとなる。
【0059】又、接地巾CWが、タイヤ最大断面巾SW
の65%を超えるときには、接地巾を大とする傾向が強
く、通過騒音とハイドロプレーニング性能とを両立させ
るのが困難になりがちとなるからである。
【0060】ところで、前記タイヤ子午断面において、
タイヤ最大断面巾位置Mからタイヤがリムフランジと接
するフランジ接触点BPまでの間は、本例では、前記タ
イヤ最大断面巾位置Mからさらに曲率半径を徐々減少さ
せて連ねて形成したものを例示するが、これ以外にも、
例えば、タイヤ最大断面巾位置M近傍での一定の曲率半
径を採用することや、又は滑らかな曲線で継ぐことなど
により適宜定めることができる。
【0061】このように、タイヤ子午断面におけるタイ
ヤ外面2Aの曲率半径を規制することにより、空気入り
タイヤは、タイヤ子午断面において、タイヤ赤道点CP
からほぼタイヤ最大断面巾位置Mに至って実質的に連続
して湾曲するタイヤ外面形状、ひいてはトレッド断面形
状を具えることとなる。
【0062】このようなタイヤ外面形状は、スリップ角
が生じた場合であってもフットプリントの形状の変化が
殆どなく、しかも荷重の増大時、フットプリントは、荷
重増大時のみ接地しうる「潜在的接地領域」により相似
的変形をなす結果、通過騒音とハイドロプレーニング性
能とを両立しつつコーナリング時の限界を高めうるのは
既述の通りである。
【0063】次に、前記タイヤ外面2Aを定めうる他の
実施例について以下に説明する。前記タイヤ外面2Aの
曲率半径RCは、タイヤ赤道面Cからタイヤ軸方向外側
に距離xを隔てる位置において、下記の式(1) RC=1/(C・eBx+A・x) …(1) で与えることができる。但し、eは、自然対数の底であ
りeBxは指数関数である。
【0064】又、前記の定数A、B、Cはそれぞれタイ
ヤサイズなどに応じ任意に定めうるものであって、定数
Aは、タイヤ赤道面Cから軸方向外側に向かうにつれて
曲率半径RCを小さくする度合いを定める。又定数B
は、タイヤ赤道側よりも、むしろタイヤ軸方向外側程、
曲率半径を小さくする作用を果たす。さらに前記定数C
は、タイヤ赤道点CPでの曲率半径を定める。
【0065】このような指数関数を基本とし、前記各A
〜Cの定数を適当なものに定めることにより、タイヤ子
午断面におけるタイヤ外面2Aの曲率半径RCは、前記
タイヤ赤道点CPから前記点Pに至るまでの間で滑らか
に減少するとともに、タイヤ外面2Aの前記各位置にお
ける規定範囲RY60、RY75、RY90及びRY100 を満
たすことができる。
【0066】このような前記式(1)を用い、偏平率が
45%のタイヤを具現化する場合、各タイヤサイズ毎に
前記各定数A〜Cの代表的な値及び各タイヤ諸寸法の例
を表1に示す。又、各タイヤの子午断面におけるタイヤ
外面輪郭(右半分)を実寸で図5〜図7にそれぞれ示す
【0067】
【表1】
【0068】これらの表及び図から明らかなように、偏
平率が45%のタイヤの場合、前記式(1)の定数A
は、概ね5×10-5〜13×10-5の範囲、又定数B
は、概ね2.3×10-2〜2.8×10-2の範囲、さら
に定数Cは、4.8×10-4〜12.8×10-4の範囲
を採用した場合であり、それぞれタイヤ最大断面巾SW
の増加とともに減少している。
【0069】同様に、前記式(1)を用い、偏平率が4
0%のタイヤを各タイヤサイズ毎に具現化したときの前
記各定数A〜Cの値及び各タイヤ諸寸法の例を表2に示
す。又、各タイヤの子午断面におけるタイヤ外面輪郭
(右半分)を実寸で図8〜図10にそれぞれ示す
【0070】
【表2】
【0071】偏平率が40%のタイヤの場合、前記式
(1)の定数Aは、概ね4.0×10 -5〜8.5×10
-5の範囲、又定数Bは、概ね2.3×10-2〜2.8×
10-2の範囲、さらに定数Cは、4.0×10-4〜8.
3×10-4の範囲を採用した場合であり、それぞれタイ
ヤ最大断面巾SWの増加とともに減少している。
【0072】さらに、偏平率が35%及び30%の場合
を表3に、同偏平率が50%の場合を表4にそれぞれ示
す。又、各タイヤの子午断面におけるタイヤ外面輪郭を
図11〜図16にそれぞれ対応させて示す。
【0073】
【表3】
【0074】
【表4】
【0075】このように前記式(1)を用いかつ、各タ
イヤサイズ毎に前記RYiの範囲を満たすよう各定数
A、B、Cを定めることにより、本例ではタイヤ赤道点
CPから前記タイヤ最大断面巾位置Mに至ってタイヤ外
面の曲率半径を徐々に減じうる。
【0076】なお、前記表中には、JATMA、ETR
TOなどの規格に記載されていないサイズがあるため、
タイヤ最大断面巾SW、タイヤ断面高さSHに、呼称値
を用いている。従って、例えば215/45サイズの場
合には、タイヤ最大断面巾SWは、215mm、タイヤ
断面高さSHは、215×0.45で96.8mmとし
ている。又前記JATMA、ETRTOなどの規格の設
計寸法は、呼称値と多少異なる場合があるが、現実にこ
れらのタイヤを設計するに際しては、各規格に適合する
よう前記式(1)を用い適宜修正することができる。
【0077】又各表には、リム形の呼び寸法は記載して
いない。これは、タイヤ最大断面巾SWと、偏平率とが
定まれば、リム径が異なっていても断面形状は変わらな
いためであり、従って、215/45サイズの場合に
は、215/45R15、R16、R17などにそれぞ
れ適用しうる。
【0078】以上のように、タイヤサイズないしは偏平
率に応じて前記式(1)の各定数A〜Cを適宜定めるこ
とにより、請求項1の要件を満足させる滑らかなしかも
連続したタイヤ外面2Aの輪郭を定めることができる点
で好ましい。
【0079】さらに前記タイヤ外面2Aを定めうる他の
実施例としては、タイヤ外面2Aのタイヤ赤道面Cから
前記点Pまでの範囲を、5以上、好ましくは7以上、よ
り好ましくは10以上の異なる曲率半径の円弧を連ねて
形成し、かつ前記各曲率半径をタイヤ赤道側からタイヤ
軸方向外側へ向かうにつれて小とすることが挙げられ
る。
【0080】図17には、このような方法により定めた
タイヤ子午断面におけるタイヤ外面2Aを示しており、
本例ではタイヤ赤道点CPから前記点Pまでの軸方向領
域を均等に区間n1〜n10の10に区分し(従って、
点P、P間では20に区分される)、かつこの各区分を
異なる曲率半径R1〜R10の円弧C1〜C10を連ね
て形成している。
【0081】ここで、タイヤ外面2Aの各区間niにお
ける曲率半径Riは、例えば前記式(1)を用いて算出
することができ、この場合R1>R2>R3>…>R1
0となるように各曲率半径を定めることができる。
【0082】ここでR1〜R10は、具体的には以下の
ように定めたものを例示している(単位mm)。 R1=887.46 R2=468.74 R3=309.38 R4=224.56 R5=171.36 R6=134.55 R7=107.40 R8=86.47 R9=69.87 R10=56.44
【0083】又本例では前記点Pとタイヤ最大断面巾位
置Mとの間を、曲率半径R10よりも小とする曲率半径
R11の円弧C11で継いだものを例示する。
【0084】さらに本例では異なる曲率半径の円弧を連
ねる際に、隣接する円弧の接合部JTにおいては、互い
の円弧における接線Tが一致するように連ねることによ
って、タイヤ外表面をより滑らかとした好ましい態様を
例示しているが、これに限定されるものではない。
【0085】ところで、本発明では、タイヤ子午線断面
におけるタイヤ外面2Aの曲率半径RCが、タイヤ赤道
点CPから前記点Pまでの間で徐々に減少する形状とし
ているため、図2から明らかなように、トレッド部2の
外表面もトレッド端Nへ向かうにつれて、タイヤ赤道点
CPと、任意のタイヤ外面上の点Uとの半径方向距離で
あるキャンバー量Lc(mm)が増大する。
【0086】一般に、平面へ球体のような曲面を押しつ
けたような場合、接触領域の端部には、接触領域の中心
に向かう前記平面に沿った横応力が生じ、この横応力は
曲面の度合いがきついほど大きくなる。従って、本願発
明の如く前記キャンバー量Lc(mm)が大であるトレッ
ド端Nの近傍が車両の直進時に路面に接地するとき、か
かる部分では、図25に示す如く接地面の中心であるタ
イヤ赤道側cに向かってトレッド接地面を収縮させるよ
うな大きな横応力τが発生する。又、この横応力τが、
路面との摩擦力を超えると当該接触部分が路面との間で
滑りを生じる。
【0087】又タイヤ外面2Aとりわけトレッド部2の
摩耗は、一般に横応力τによる仕事量、即ち、[横応
力]×[滑り量]、に比例するから、前記トレッド端部
近傍位置では、横応力τが大きく、偏摩耗が発生しやす
い。
【0088】そこで、本例では図19に示すように、前
記タイヤ外面2Aには、タイヤ赤道面Cとトレッド端N
との間に、タイヤ周方向に直線状でのびる例えば1mm以
下の溝巾をなす複数本のサイピング15を設けることに
より、トレッドパターンとして前記サイピング15に挟
まれるリブ16を有するパターンとしたものを例示して
いる。
【0089】このようなサイピング15は、溝巾が例え
ば1mm以下の小巾であることにより、車両のコーナリン
グ中には、トレッド部2に作用する著しく大きな横力に
よって溝壁面を互いに接触させることにより溝巾を閉
じ、相互に隣り合う各リブを一体化しうることとなり、
コーナリングに際してのトレッド剛性を低下させず、コ
ーナリング限界の向上に役立つのである。
【0090】他方、前記サイピング15は、車両直進時
に作用する程度の前記横応力に対しては、リブの溝壁を
閉じる適度な変形をもたらし、前記トレッド部2の外表
面と路面との間の横滑りを減じてトレッド部2の偏摩耗
などを抑制しうる点で好ましい。
【0091】なお、サイピング15溝深さは、好ましく
は4mm〜12mm、さらに好ましくは4mm〜10mm程度が
良く、直線状の他、ジグザグ、波模様など又はこれらの
組み合わせたものなどを適宜採用しうる。
【0092】加えて、タイヤ外面2Aは、極めて広巾の
水保持用溝などの各種のパターン溝を形成すること、ま
た要求されるパターン性能に応じて1又はそれ以上の極
めて広巾の溝を含んでいてもよい。又近年流行の広巾の
センター溝や、図20に示すごとく、タイヤ赤道面Cを
挟む左右の広巾主溝20と、この広巾主溝20の軸方向
外側に配された複数本の前記サイピング15と、前記広
巾主溝20からトレッド端Nに向けてタイヤ軸方向外側
斜めにのびる横溝21とを有するパターンとすることな
ど、本発明は種々の態様に変形でき、好ましくは自動車
用、さらに好ましくは乗用車用タイヤとして採用しう
る。なおトレッド部2に、上記のような各種の溝が形成
されるときには、タイヤ子午断面におけるタイヤ外面
は、溝壁とタイヤ表面とが交わる点間を滑らかに継ぐ仮
想の外面として特定しうる。
【0093】(具体例)タイヤサイズが215/45R
16、リムサイズが16×7JJであり、図1、表5及
び図20に示すトレッドパターンの本発明タイヤを試作
(実施例1〜6)して性能をテストするとともに、同一
タイヤサイズ、リムサイズ、トレッドパターンで本発明
の構成外のタイヤ(比較例1、2)及びトレッド部を中
心としたタイヤ外面が単一の円弧をなす従来構造のタイ
ヤ(従来例1、2)についても併せてテストを行った。
【0094】なお従来例1のタイヤは、タイヤサイズが
185/65R14(リムサイズ14×5 1/2JJ)、
従来例2のタイヤは、タイヤサイズが205/55R1
5(リムサイズ15×6 1/2JJ)であり、又すべての
タイヤの空気圧は2.0kgf/cm2 として2000c
cの前輪駆動車の四輪に装着し以下のテストを行った。
【0095】イ)通過騒音テスト JASO/C/606に規定する実車惰行試験に準拠し
て、直線状のテストコース(アスファルト路面)を通過
速度60km/hで50mの距離を惰行走行させるととも
に、コースの中間点において走行中心線から側方に7.
5m、かつ路面から1.2mの位置に設置した定置マイ
クロフォンにより通過騒音の最大レベルdB(A)を測
定した。
【0096】ロ)ラテラル・ハイドロプレーニングテス
ト 半径100mのアスファルト路面に、水深5mm、長さ2
0mの水たまりを設けたコース上を、速度を段階的に増
加させながら前記車両を進入させ、横加速度(横G)を
計測し、70〜90km/hの速度における平均横Gを算
出した。結果は従来例1を100とする指数で表示して
おり、ウエット性能、コーナリング限界を評価でき、数
値が大きい程良好である。
【0097】ハ)グリップテスト 半径50mの乾燥アスファルト路面を旋回させ、定常に
旋回しうる最大横Gを計測し、従来例1を100とする
指数で表示した。コーナリング限界を評価でき、数値が
大きい程良好である。
【0098】ニ)ワンダリングテスト 轍内を速度80km/hで走行し、車両のふらつき度合
いをドライバーの官能により10点法で評価した。数値
が大きいほど、ふらつきが小さくワンダリング性能に優
れていることを示す。
【0099】ホ)摩耗テスト 一般道及び高速道を法定速度で1万km走行し、駆動輪
である前輪のクラウン部及びショルダー部の摩耗量を測
定し、両者の比(クラウン部の摩耗量/ショルダ部の摩
耗量)を算出した。なお摩耗量の測定位置は、図20に
示すS1、S2点を測定した。テストの結果を表5に示
す。
【0100】
【表5】
【0101】テストの結果から明らかなように、本発明
のタイヤは、通過騒音とハイドロプレーニング性能とを
両立でき、しかもコーナリング限界が著しく高められて
いることが理解しうる。
【0102】
【発明の効果】このように本発明のタイヤは、トレッド
断面形状を前記の如く特定したことにより、通過騒音を
低減しかつハイドロプレーニング性能を向上しうるとと
もに、コーナリング時の限界速度を著しく高めうる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す断面図である。
【図2】本発明の他の実施例を示す断面図である。
【図3】本発明の他の実施例を示す断面図である。
【図4】タイヤ外面の各位置におけるRYiの範囲を示
す線図である。
【図5】本発明によるタイヤ外面を示す線図である。
【図6】本発明によるタイヤ外面を示す線図である。
【図7】本発明によるタイヤ外面を示す線図である。
【図8】本発明によるタイヤ外面を示す線図である。
【図9】本発明によるタイヤ外面を示す線図である。
【図10】本発明によるタイヤ外面を示す線図である。
【図11】本発明によるタイヤ外面を示す線図である。
【図12】本発明によるタイヤ外面を示す線図である。
【図13】本発明によるタイヤ外面を示す線図である。
【図14】本発明によるタイヤ外面を示す線図である。
【図15】本発明によるタイヤ外面を示す線図である。
【図16】本発明によるタイヤ外面を示す線図である。
【図17】本発明の他の実施例のタイヤ外面を示す線図
である。
【図18】(A)、(B)は、本発明のタイヤのフット
プリントを示す線図である。
【図19】本発明に採用しうるトレッドパターンの展開
図である。
【図20】本発明に採用しうるトレッドパターンの他の
展開図である。
【図21】タイヤの接地巾と騒音レベルとの関係を示す
グラフである。
【図22】(接地長/接地巾)とラテラルハイドロプレ
ーニング性能との関係を示すグラフである。
【図23】従来のタイヤのコーナリング中の姿勢を示す
断面図である。
【図24】(A)、(B)は、従来のタイヤのフットプ
リントを示す線図である。
【図25】横応力を説明するタイヤ接地領域を路面側か
ら見た線図である。
【符号の説明】
2 トレッド部 3 サイドウォール部 4 ビード部 5 ビードコア 6 カーカス 7 ブレーカ J ホイールリム 2A タイヤ外面 C タイヤ赤道面 CP タイヤ赤道点 N トレッド端 SW タイヤ最大断面巾 SH タイヤ断面高さ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トレッド部からサイドウォール部を通りビ
    ード部のビードコアの廻りを折り返して係止されるカー
    カスプライからなるカーカスと、トレッド部においてカ
    ーカスの半径方向外側に配されるブレーカとを具えた空
    気入りタイヤであって、 ホイールリムに装着されかつ正規内圧を充填した正規状
    態でのタイヤ子午断面において、 タイヤ赤道面Cからタイヤ最大断面巾(SW)の45%
    の距離SPを隔てるタイヤ外面上の点をPとするとき、 タイヤ外面の曲率半径RCが、タイヤ赤道点CPから前
    記点Pに至るまでの間で徐々に減少するとともに、 前記タイヤ赤道面Cから前記タイヤ最大断面巾の半巾
    (SW/2)の60%、75%、90%及び100%の
    距離X60、X75、X90及びX100 を夫々隔てるタイヤ外
    面上の各点と、タイヤ赤道点CPとの間の各半径方向距
    離をそれぞれY60、Y75、Y90及びY100 とし、かつタ
    イヤ断面高さをSHとするとき、 0.05< Y60 /SH ≦0.1 0.1< Y75 /SH ≦0.2 0.2< Y90 /SH ≦0.4 0.4< Y100 /SH ≦0.7 の関係を満足することを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. 【請求項2】前記タイヤ外面は、タイヤ赤道面Cからタ
    イヤ軸方向外側に距離xを隔てる位置の曲率半径RC
    が、下記の式(1) RC=1/(C・eBx+A・x) …(1) (但し、eは、自然対数の底でありeBxは指数関数、
    A、B、Cは定数である)で与えられてなる請求項1記
    載の空気入りタイヤ。
  3. 【請求項3】前記タイヤ外面は、タイヤ赤道面Cから前
    記点Pまでの範囲を、5以上の異なる曲率半径の円弧を
    連ねて形成し、かつ前記各曲率半径をタイヤ赤道側から
    タイヤ軸方向外側へ向かうにつれて小としてなる請求項
    1記載の空気入りタイヤ。
  4. 【請求項4】前記ブレーカは、タイヤ軸方向の最大巾B
    Wが、前記タイヤ最大断面巾(SW)の0.85〜1.
    0倍である請求項1記載の空気入りタイヤ。
  5. 【請求項5】前記空気入りタイヤは、正規リムにリム組
    みしかつ正規荷重の80%の状態でタイヤ外面が接地す
    るタイヤ軸方向最外端間の軸方向距離である接地巾(C
    W)が、タイヤ最大断面巾(SW)の50%〜65%で
    ある請求項1記載の空気入りタイヤ。
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