JPH03132402A - 空気入りラジアルタイヤ - Google Patents

空気入りラジアルタイヤ

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JPH03132402A
JPH03132402A JP1272460A JP27246089A JPH03132402A JP H03132402 A JPH03132402 A JP H03132402A JP 1272460 A JP1272460 A JP 1272460A JP 27246089 A JP27246089 A JP 27246089A JP H03132402 A JPH03132402 A JP H03132402A
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outer edge
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Kenji Saito
斎藤 賢二
Akira Kajigawa
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、トレッド輪郭形状を特定することにより操縦
安定性能を向上した空気入りラジアルタイヤに関する。
〔従来の技術〕
近年、車両の高速化、高性能化等に伴い、タイヤにおい
ても高い操縦安定性能、特に高速走行時の直進安定性及
び旋回時の路面グリップ性、ブレークアウェイのコント
ロール性等の向上がドライ路面、ウェット路面双方に対
して強く望まれており、従来トレッド輪郭形状の観点か
らダブルクラウンラジアスの通用が又パターン形状の観
点からパターン剛性の適正化あるいは排水性の向上を計
ったトレッド“パターンの適用が夫々なされている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら従来のものにあっては直進時あるいは旋回
初期におけるハンドル応答性及び路面グリップ性を高め
るとはいえ、ブレークアウェイのコントロール性をとも
に向上するに至っておらず特に高速旋回走行の際の操縦
安定性を低下していた。
なおブレークアウェイとは、旋回走行時スリップ角度に
起因して接地面に発生するコーナリングフォースが、遠
心力に比して不十分となりタイヤ全体が横すべりを起こ
し旋回軌跡から逸脱する現象であり、これは第9図に示
すようにスリップ角αが小さい範囲において該スリップ
角αと略比例して増加するコーナリングフォースCFが
、スリップ角αが大きい範囲においてはその増加率を漸
減させることによるためと考えられる。
従って本発明者らは従来操縦安定性の観点からは考慮さ
れていないスリップ角0度での接地外縁外側のトレッド
ショルダ部分の輪郭形状に着目し、旋回走行の際この部
分を接地させ、接地面形状の適正化と接地巾の拡大を計
ることにより前記コーナリングフォースCFの増加率の
低下を抑制させることを見出し得た。
すなわち本発明は、トレッド輪郭形状を特定することを
基本として、高速旋回時に発生しやすいブレークアウェ
イのコントロール性を改良し、高速走行時の操縦安定性
を向上しうる空気入りラジアルタイヤの提供を目的とし
ている。
〔課題を解決するための手段〕
前記目的を達成するために第1の発明は、トレッド部か
らサイドウオール部をへてビード部のビードコアの廻り
を折返されるラジアル構造のカーカスと、該カーカスの
タイヤ半径方向外側かつトレッド部内方に配される少な
くとも1以上のベルトプライからなるベルト層とを具え
る一方、前記トレッド部外面のトレッド面は、タイヤ赤
道面に中心を有し曲率半径R1しかもタイヤ赤道点を通
る内円弧と、タイヤ赤道面に中心を有し曲率半径R2し
かもタイヤ巾SWの0.2〜0.25倍をタイヤ赤道面
から隔てる位置で前記内円弧に交わる中間円弧と、正規
荷重を付加したときの接地面のタイヤ軸方向外側の接地
外縁点及び少なくとも2枚のベルトプライが重複して存
在する領域の外縁であるベルト層外縁の中間高さ位置を
通るタイヤ軸方向線がトレッド面に交わるベルト中間点
を通る曲率半径R3の外円弧とを含みしかも前記曲率半
径R1、R2の比R1/R2を2.6以上かつ4.6以
下、前記曲率半径R2、R3の比R2/R3を4以上か
つ12以下とした基準曲面を有するとともに、前記ベル
ト層外縁間の距離であるベルト巾を前記接地外縁点間の
距離である接地巾より大とし、しかも前記タイヤ巾SW
に対するタイヤ断面高さHの比である偏平率H/SWを
0.55以下としている。
又第2の発明は、曲率半径の比R1/R2を1゜6以上
かつ2.6未満とするとともに偏平率H/SWを0.5
5より大かつ0.70より小としている。
又第3の発明は曲率半径の比R1/R2を1.2以上か
つ1.6未満とするとともに偏平率H/SWを0.70
以上としている。
〔作用〕
タイヤ偏平率に応じて半径比R1/R2、R2/R3を
夫々規制した内円弧と中間円弧と外円弧とを含む基準曲
面に、トレッド面を近似させて形成する。この基準曲面
は操縦安定性を向上しうる理想曲面であって、スリップ
角0度における接地外縁点外方に所定の曲率半径R3を
有する外円弧を具えるため、スリップ角が大となる旋回
走行において該外円弧を路面に接地させることができ、
接地面形状の適正化と接地巾の拡大を計りコーナリング
フォースを増加しうる。又このことによりブレークアう
エイのコントロール性を高め高速旋回時の操縦安定性を
向上する。
なおコーナリングフォースCFは、第10図に示すよう
に進行方向aに対してスリップ角αで傾いて転動するタ
イヤT接地面の粘着領域b1が路面と粘着して進行方向
に沿って移動することによりタイヤ巾方向に弾性変形し
、この変形に起因して発生する弾性復帰力すなわち横力
Fの進行方向と直角な方向成分力として示される。従っ
てコーナリングフォースCFを効果的に高めるためには
、旋回時の接地面形状の適正化が必要であり、そのため
に、内円弧、中間円弧の半径比R1/R2をタイヤ偏平
率に応じて規制し、スリップ角0度における正規荷重状
態の接地面形状dを第11図に示すように接地前後縁e
1、e2をタイヤ軸と略平行にした横長路矩形状として
いる。この接地面形状dは接地圧分布が均一であること
を示し、接地性能にすぐれるとともに、スリップ角を付
与した際のコーナリングフォースが高く、従って直進時
あるいは旋回初期におけるハンドル応答性及び路面グリ
ップ性をも向上しろる。そしてこの基準曲面にトレッド
面を近似させることにより直進、旋回双方における高速
操縦安定性を向上できる。
又内円弧と中間円弧とが交差し相対的に接地圧が低くな
る部分に円周方向にのびる主溝を設けた場合には、コー
ナリングフォースの低下を抑制しつつ排水性を高めるこ
とができ、さらに副溝の溝巾及び本数を規制することに
よりドライ路面、ウェット路面双方における前記安定性
を両立して発揮することが可能となる。
〔実施例〕
以下本発明の一実施例を図面に基づき説明する。
第1図は標準リム8に装着されかつ標準内圧が充填され
た標準内圧状態における第1の発明の空気入りラジアル
タイヤ1を示す。
図において空気入りラジアルタイヤ1は、ビードコア2
が通るビード部3と、該ビード部3に連0 なりかつタイヤ半径方向外方にのびるサイドウオール部
4と、その外端間を継ぐトレッド部5とを具える偏平率
が0.55以下の偏平タイヤであって、前記ビード部3
.3間には、トレッド部5、サイドウオール部4を通る
本体部7A両端が前記ビードコア2の廻りを内側から外
側に折返されるカーカス7が架は渡されるとともに、該
カーカス7の外側かつトレッド部5内方にはベルト層9
が巻装される。
なお偏平率はタイヤ最大巾であるタイヤ巾SWに対する
タイヤ断面高さHの対する比H/ S Wで示される。
カーカス7は、例えばナイロン、ポリエステル、芳香族
ポリアミド等の有機繊維コードをタイヤ赤道CO対して
75〜90°の角度で配列した本例では2枚のカーカス
プライ7a、7bから形成され、内側のカーカスプライ
7aの折返し端7alは外側のカーカスプライ7bの折
返し端7blを覆って標準内圧状態でのタイヤ最大巾位
置近傍で終端する。又カー力スフの本体部7Aと折返し
部7Bとの間には、前記ビードコア2からタイヤ半径方
向に先細状にのびる例えばJISA硬度が65°〜90
°の硬質ゴムからなるビードエーペックス10が設けら
れ、前記カーカス7のハイターンアップ構造と協働して
タイヤ横剛性を高めている。
なおビード部3には、例えばビードエーペックス10を
ビードコア2とともに補強するビードフィラ及びリムず
れ防止用のチエ−ファー等周知ないし公知の補強構造が
配される。
又ベルト層9は本例ではカーカス7外側に隣接する内側
のベルトプライ9aとその外側のベルトプライ9bとか
らなる二層構造をなし、カーカス7のクラウン輪郭と略
平行にかつタイヤ接地巾TWをこえるベルト巾BWを有
して配されることによりトレッド部5をそのほぼ全巾を
タガ効果を有して補強している。ここでタイヤ接地巾T
Wとは、標準リム8に装着されかつ標準内圧を充填した
タイヤに正規荷重を負荷した標準負荷状態におけるトレ
ッド接地面TSのタイヤ軸方向外縁上の点で1 2 ある接地外縁点E、E間の直線長さであり、又ベルト巾
BWは、少なくとも2枚のベルトプライが重複して存在
する領域の外縁であるベルト層外縁り、U間の前記標準
内圧状態における直線長さである。
そして該ベルト巾BWは、タイヤ巾SWの0.7倍以上
かつ0,85倍以下であることが好ましい。
これは0.7倍未満の場合カーカスケースへの拘束力、
特に偏平化に伴いビード部3からタイヤ軸方向外側にせ
り出すカーカス7のオーバーハング部への拘束力に欠け
、高速回転に伴う遠心力、タイヤ内圧等に起因してショ
ルダ部がタイヤ半径方向に外径成長しこの部分での接地
圧を不均一に高める。
又0.85倍をこえるとタイヤ剛性が過度に高まり乗心
地性を低下する。従ってベルト巾BWはより好ましくは
タイヤ巾SWの0.75倍以上かつ0゜85倍以下であ
る。
なお前記ベルトプライ9a、9bは夫々タイヤ周方向に
対して10’〜30°の角度で傾斜するベルトコードに
より形成され、該ベルトコードとしては初期引張弾性率
が2500 kg/cm”程度もしくはそれ以上の高モ
ジユラスコード、例えば芳香族ポリアミド繊維、カーボ
ン繊維等の有機繊維コード及び金属繊維、グラスファイ
バー等の無機繊維コードなどが使用される。なお本例で
はスチールコードが用いられるが、要求に応じて各ベル
トプライ9a、9bに夫々異種の材質コードを用いても
よく、又ベルト層9の端部にはカーカス7との間に軟質
なブレーカクツション13を介在させ応力の緩和が計ら
れる。
又ベルト層9外側には、本例ではナイロンコード等高強
度かつ低質量の有機繊維コードからなる補強バンド15
が設けられ遠心力等によるベルト層9のリフティングを
抑制する。なお補強バンド15は前記ベルトプライ9b
の外端部を被覆し該外端部からのセパレーションを予防
する第1のバンドプライ15aとベルト層9全巾をバン
ドプライ15aとともに覆い面内剛性を均一に高める第
2のハンドブライ15bとからなる。
3 4 そして本例では、前記トレッド部5外面のトレッド面S
に、該トレッド面Sをタイヤ赤道COを含むクラウン部
S1と、その外側のショルダ部S2とに区分する円周方
向の一対の主溝16を有するトレッド溝17が配される
とともに、前記トレッド面Sは、基準曲面Pに沿って形
成される。
該基準曲面Pは、第4図に示すように、タイヤ赤道面に
中心を有しかつタイヤ赤道点Aを通る曲率半径R1の内
円弧P1と、タイヤ赤道面に中心を有しかつ前記タイヤ
巾SWの0.2〜0.25倍をタイヤ赤道面から隔てる
位置Hで前記内円弧P1に交わる曲率半径R2の中間円
弧P2と、その外側の外円弧P3との3つの円弧面を有
し、該外円弧3は、前記接地外縁点Eからトレッド面S
に立てた法線n上に中心を有するとともに、前記ベルト
層外縁Uかつベルト厚さ中心を通ってタイヤ軸と平行に
のびるタイヤ軸方向線りがトレッド面Sと交わるベルト
中間点Fと、前記接地外縁点Eとを通る曲率半径R3の
円弧であって、前記中間円弧P2とはその延長線P2a
で連なる。なお本願においては前記ベルト中間点F、F
間のタイヤ外面をトレッド面Sという。
又基準曲面Pには、前記曲率半径R1、R2、R3との
間に、半径比R1/R2を2.6以上かつ4.6以下し
かも半径比R2/R3を4以上かつ12以下とした関係
を有する。
この基準曲面Pは接地面形状の観点から操縦安定性を向
上すべく本発明者が研究を重ねた結果得られた理想曲面
であって、このものは、スベリ角0度の正規荷重状態に
おける接地面形状d1、d2を第5図(a)〜(b)に
示すように、内円弧P1と中間円弧P2との半径比R1
/R2を2.7〜4.6に規制しているためその接地前
後縁e1、e2をタイヤ軸とほぼ平行とした略横長矩形
状の接地面TSとすることができる。このことにより均
一な接地圧分布と高いコーナリングフォースが得られ直
進時あるいは旋回初期のハンドル応答性及びグリップ性
を向上しうる。
なお半径比R1/R2が2.6未満の場合第5図(C)
に示すようにクラウン部S1の接地長がショル5 6 ダ部の32の接地長に比して長くかつ接地前後縁e1、
e2が曲線となる異形な略蝶形の接地面形状d3となり
接地性の不均一さが発生する。又半径比R1/R2が4
.6をこえる場合第5図(d) 〜(e)に示すように
クラウン部S1の接地長が大巾に長い異形な略菱形の接
地面形状d4、d5となり接地性の不均一さを招くとと
もにコーナリングフォースを低下させる。(なお第5図
(a)〜(e)にはタイヤ偏平率が0.50かつ半径比
R1/R2が夫々3゜1.4.0.1.7.5.2.8
.5の場合が示されている。) 又基準曲面Pは中間円弧P2と外円弧P3との半径比R
2/R3を4〜12に規制しているため、旋回時、接地
外縁点E外側の外円弧P3を新たに接地させることがで
き第6図に示すように、従来の旋回時の接地面形状d6
に比して接地巾の減少と接地長さの増加とを抑制しコー
ナリングフォースを大巾に高めうることができる。
なお第7図(a)〜(b)に半径比R2/R3と接地巾
の減少量及びブレークアウェイのコントロール性との関
係を示すごとく、半径比R2/R3が12以下の範囲、
特に10以下の範囲において、接地巾の減少を大巾に抑
制できコーナリングフォースを高めうることによりブレ
ークアウェイのコントロール性を向上している。しかし
ながら半径比R2/R3が4未満の場合、ワンダリング
性能が低下し、従って前記半径比R2/R3は4以上か
つ12以下の範囲、より好ましくは6以上かつ10以下
である。なお第7図(a)〜(d)にはスリップ角が5
度の時の測定値が示されており破線は従来レベルを示し
ている。
そしてこの基準曲面Pが有する特性を効果的に発揮させ
るためには、第3図に示すように少なくともタイヤ赤道
COを中心としてタイヤ巾SWの30%の長さの範囲Q
1、タイヤ赤道COからタイヤ接地巾TWの37.5%
以上かつ45%以下を隔てる範囲Q2、及び前記接地外
縁点Eとベルト層中間点Fとの間の範囲Q3において前
記トレッド面Sは基準曲面Pを具えることが必要である
なお本例では、範囲Q1と範囲Q2との間及び範7 8 囲Q2と範囲Q3との間をほぼ滑らかな曲面により連な
らしている。このことにより前記基準曲面Pとほぼ等し
い高い操縦安定性能を具えたトレッド面Sが得られる。
なお前記範囲Q1、Q2、Q3以外の領域を、さらに基
準曲面Pに沿わせる他、トレッド面全面を基準曲面Pに
沿わせて形成してもよい。
又前記トレッド溝17は、第2図に示すように前記一対
の主溝16.16を有するとともに、該主溝16で区分
される前記ショルダ部S2には主溝16に交わることに
よりショルダ部S2を複数のブロックに区画する横溝1
9−が円周方向に隔設され、又本例では之前記クラウン
部S1及びショルダ部S2に前記主溝16と略平行な副
溝20A、20Bが形成される。
前記主溝16、副溝2OA、20Bは本例では直線溝で
あって、主溝16は前記内円弧P1と中間円弧P2とが
交わり相対的に接地圧が小となる交点H近傍に溝中心を
有しかつその主溝巾16Wはタイヤ巾SWの0.06倍
以上の広巾に形成される。このことによりコーナリング
フォースの低下を減じつつ排水効果を高めうる。
なお交点H近傍とは前記主溝巾16Wの1/2以下の長
さ、すなわち主溝16の開口が前記交点Hを通る範囲で
ある。
又副溝20A、20Bは接地外縁点E、E間に配され、
その副溝中20Wは夫々前記主溝巾は16Wの0.1倍
以上かつ0.3倍以下に形成される。
なお0.1倍未満の場合、排水性が不十分となり又0、
3倍をこえると巾方向のパターン剛性を減じ、ハンドル
応答性、ブレークアウェイのコントロール性を低下する
なお副溝形成数は3本以上かつ4本以下であることが好
ましい。これは第8図に示すドライ路面、ウェット路面
双方における実車走行のテスト結果によって明らかなよ
うに、3〜4本の範囲においてドライ、ウェット双方で
の操縦安定性能をバランスよく発揮しうる。
又偏平率H/SWを0.55より大かつ0.7より小と
した第2の発明のタイヤ、及び偏平率H/S9 0 Wを0.7以上とした第3の発明のタイヤにおいては、
前記内円弧の曲率半径R1と中円弧の曲率半径R2との
比R1/R2を夫々1.6以上かつ2.6未満及び1.
2以上かつ1.6未満とし、このことによりスリップ角
0度における接地面形状を適正化し第5図(a)〜(b
)とほぼ等しい接地面を形成しうる。
なお第2.3の発明のタイヤにおいで夫々半径比R1/
R2が1.6より小及び1.2より小の場合第1の発明
のタイヤと同様接地面形状は第5図(C)のごとく蝶形
に移行し又半径比R1/R2が2.6以上及び1.6以
上の場合菱形に移行する。
これは偏平率H/SWが大なタイヤすなわちタイヤ断面
高さHが大なタイヤは接地時のトレッドたわみ量が大で
あり、従って曲率半径R2を曲率半径R1に近づけるす
なわち半径比R1/R2を減じることにより、接地前後
縁をタイヤ軸と略平行とした横長路矩形の接地面形状を
うることかできる。
〔具体例〕
第1図に示すタイヤ構造をなしかつ第1表の仕第1表 1 様に基づきタイヤサイズが225150R16である第
1の発明のタイヤを試作するとともに該タイヤの操縦安
定性能をドライ路面、ウェット路面双方において実車走
行テストによってフィーリング評価した。なお評価結果
を第1表に5点法で示しており評点が大な方が優れてい
る。
〔発明の効果〕
叙上の如く本発明の空気入りラジアルタイヤはトレッド
面を各半径比を規制した3つの円弧からなる基準曲面に
近催し、その輪郭形状を特定しているため直進時あるい
は旋回初期におけるハンドル応答性及び路面グリップ性
を高めつつブレークアウェイのコントロール性を向上で
き、高速走行の際の操縦安定性を大巾に高めうる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す断面図、第2図はトレ
ッド溝を示す部分平面図、第3図はトレッド面の輪郭形
状を示す線図、第4図は基準曲面を示す線図、第5図(
a)〜(e)は接地面形状を示す略図、第6図は旋回時
の接地面形状を示す略図、第7図(a)は半径比R2/
R3と接地巾との関係を示す線図、第7図Φ)は半径比
R2/R3とブレークアウェイのコントロール性との関
係を示す線図、第8図は副溝の形成数と操縦安定性能と
の関係を示す線図、第9図はスリップ角とコーナリング
フォースとの関係を示す線図、第10図はコーナリング
フォースを説明する線図、第11図は接地面形状の一例
を示す線図である。 ビードコア、  3−ビード部、 サイドウオール部、  5 トレッド部、カーカス、 
 9−ベルト層、 タイヤ赤道点、 タイヤ赤道、 E−接地外縁点、 ベルト中間点、 H−交点、 タイヤ軸方向線、 P−基準曲面、 内円弧、 P2−中間円弧、 外円弧、 S−トレッド面、 クラウン部、 S2− ショルダ部、 14− 符開平 3 1aZ4υZ(11) 第10図 第11 図 l

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 トレッド部からサイドウォール部をへてビード部の
    ビードコアの廻りを折返されるラジアル構造のカーカス
    と、該カーカスのタイヤ半径方向外側かつトレッド部内
    方に配される少なくとも1以上のベルトプライからなる
    ベルト層とを具える一方、前記トレッド部外面のトレッ
    ド面は、タイヤ赤道面に中心を有し曲率半径R1しかも
    タイヤ赤道点を通る内円弧と、タイヤ赤道面に中心を有
    し曲率半径R2しかもタイヤ巾SWの0.2〜0.25
    倍をタイヤ赤道面から隔てる位置で前記内円弧に交わる
    中間円弧と、正規荷重を付加したときの接地面のタイヤ
    軸方向外側の接地外縁点及び少なくとも2枚のベルトプ
    ライが重複して存在する領域の外端であるベルト層外縁
    の中間高さ位置を通るタイヤ軸方向線がトレッド面に交
    わるベルト中間点を通る曲率半径R3の外円弧とを含み
    しかも前記曲率半径R1、R2の比R1/R2を2.6
    以上かつ4.6以下、前記曲率半径R2、R3の比R2
    /R3を4以上かつ12以下とした基準曲面を有すると
    ともに、前記ベルト層外縁間の距離であるベルト巾を前
    記接地外縁点間の距離である接地巾より大とし、しかも
    前記タイヤ巾SWに対するタイヤ断面高さHの比である
    偏平率H/SWを0.55以下とした空気入りラジアル
    タイヤ。 2 トレッド部からサイドウォール部をへてビード部の
    ビードコアの廻りを折返されるラジアル構造のカーカス
    と、該カーカスのタイヤ半径方向外側かつトレッド部内
    方に配される少なくとも1以上のベルトプライからなる
    ベルト層とを具える一方、前記トレッド部外面のトレッ
    ド面は、タイヤ赤道面に中心を有し曲率半径R1しかも
    タイヤ赤道点を通る内円弧と、タイヤ赤道面に中心を有
    し曲率半径R2しかもタイヤ巾SWの0.2〜0.25
    倍をタイヤ赤道面から隔てる位置で前記内円弧に交わる
    中間円弧と、正規荷重を付加したときの接地面のタイヤ
    軸方向外側の接地外縁点及び少なくとも2枚のベルトプ
    ライが重複して存在する領域の外縁であるベルト層外縁
    の中間高さ位置を通るタイヤ軸方向線がトレッド面に交
    わるベルト中間点を通る曲率半径R3の外円弧とを含み
    しかも前記曲率半径R1、R2の比R1/R2を1.6
    以上かつ2.6未満、前記曲率半径R2、R3の比R2
    /R3を4以上かつ12以下とした基準曲面を有すると
    ともに、前記ベルト層外縁間の距離であるベルト巾を前
    記接地外縁点間の距離である接地巾より大とし、しかも
    前記タイヤ巾SWに対するタイヤ断面高さHの比である
    偏平率H/SWを0.55より大かつ0.70より小と
    した空気入りラジアルタイヤ。 3 トレッド部からサイドウォール部をへてビード部の
    ビードコアの廻りを折返されるラジアル構造のカーカス
    と、該カーカスのタイヤ半径方向外側かつトレッド部内
    方に配される少なくとも1以上のベルトプライからなる
    ベルト層とを具える一方、前記トレッド部外面のトレッ
    ド面は、タイヤ赤道面に中心を有し曲率半径R1しかも
    タイヤ赤道点を通る内円弧と、タイヤ赤道面に中心を有
    し曲率半径R2しかもタイヤ巾SWの0.2〜0.25
    倍をタイヤ赤道面から隔てる位置で前記内円弧に交わる
    中間円弧と、正規荷重を付加したときの接地面のタイヤ
    軸方向外側の接地外縁点及び少なくとも2枚のベルトプ
    ライが重複して存在する領域の外縁であるベルト層外縁
    の中間高さ位置を通るタイヤ軸方向線がトレッド面に交
    わるベルト中間点を通る曲率半径R3の外円弧とを含み
    しかも前記曲率半径R1、R2の比R1/R2を1.2
    以上かつ1.6未満、前記曲率半径R2、R3の比R2
    /R3を4以上かつ12以下とした基準曲面を有すると
    ともに、前記ベルト層外縁間の距離であるベルト巾を前
    記接地外縁点間の距離である接地巾より大とし、しかも
    前記タイヤ巾SWに対するタイヤ断面高さHの比である
    偏平率H/SWを0.70以上とした空気入りラジアル
    タイヤ。
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