JP3308086B2 - 電気自動車用空気入りラジアルタイヤ - Google Patents

電気自動車用空気入りラジアルタイヤ

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JP3308086B2
JP3308086B2 JP35069293A JP35069293A JP3308086B2 JP 3308086 B2 JP3308086 B2 JP 3308086B2 JP 35069293 A JP35069293 A JP 35069293A JP 35069293 A JP35069293 A JP 35069293A JP 3308086 B2 JP3308086 B2 JP 3308086B2
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    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/80Technologies aiming to reduce greenhouse gasses emissions common to all road transportation technologies
    • Y02T10/86Optimisation of rolling resistance, e.g. weight reduction 

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  • Tires In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特に電気三輪自動車の
後輪タイヤとして好適に採用でき、操縦安定性を向上し
つつ転がり抵抗を減じ、燃費を低減しうる電気自動車用
空気入りラジアルタイヤに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、環境保護の見地から、電気自動車
の進歩が著しく、このような電気自動車に用いるタイヤ
としては、1回の充電での走行距離を高めるため、転が
り抵抗を小さくし燃費の節減を図ることが要請されてい
る。
【0003】特に電気三輪自動車の後輪タイヤは、負担
荷重も大きく、転がり抵抗を減じ操縦安定性を向上する
ことに加え、耐摩耗性を高めることが望まれる。
【0004】他方、空気入りタイヤにおいてはタイヤ内
圧を高めることにより、接地面積を減じかつ接地時にお
けるトレッド部の変形量を少なくすることにより、走行
時の転がり抵抗を減じることが知られている。又転がり
抵抗の低減には、圧縮剛性の高いトレッドパターンを構
成する必要があること、即ちトレッド溝が少ないトレッ
ドパターンが有利であることも判明している。
【0005】従来、このような高内圧で使用されるタイ
ヤtは、図3に示すように、トレッド面aを、タイヤ赤
道面点を通りかつカーカスの曲率半径r2よりも大きい
曲率半径r1の単一の円弧によって形成している。ま
た、そのトレッド幅dをタイヤの総幅wの0.8〜1.
2倍の広幅に形成していた。
【0006】又従来のタイヤtのトレッド面aには、図
4に示すように、比較的広幅の縦溝g1…と横溝g2…
とによってトレッドパターンが設けられていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしこのように、ト
レッド部を広幅にかつトレッド面aを単一の曲率半径r
1からなる円弧によって形成した場合には、トレッド面
aにおける接地圧力の分布のバラツキが大となるため、
走行中に接地領域においてすべりが生じることにより操
縦安定性が低下し転がり抵抗を増大させるという問題点
がある。又溝容積の増大によって転がり抵抗が増すこと
にもなる一方、トレッドゴム量が増大しタイヤ重量を重
くする。
【0008】発明者らはタイヤの軸方向断面におけるト
レッド幅を従来のものより狭くするとともに、トレッド
面の曲率半径をカーカスのそれとほぼ同じにすることに
よってトレッド部の動きを抑制し、操縦安定性を向上し
つつ転がり抵抗及びタイヤ重量を減じうることを見出し
本発明を完成させたのである。
【0009】本発明は、操縦安定性を向上しつつ転がり
抵抗を減じかつタイヤの重量の軽減を可能とすることに
よって、燃費を節減しうる電気自動車用空気入りラジア
ルタイヤの提供を目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、トレッド部か
らサイドウォール部を通りビード部のビードコアの廻り
をタイヤ軸方向内側から外側に折返す有機繊維コードを
用いた2枚のカーカスプライからなるラジアル配列のカ
ーカスと、トレッド部の内部かつカーカスの半径方向外
側に配されかつタイヤ赤道に対して16°〜20°の角
度で傾く有機繊維コードからなるベルトコードを有する
1枚のカットプライからなるベルト層と、このベルト層
の半径方向外側に配されかつ有機繊維コードからなるバ
ンドコードをタイヤ赤道に対してほぼ平行に配列したバ
ンド層とを具える電気自動車用空気入りラジアルタイヤ
であって、正規リムに装着しかつ規定の最大内圧を充填
した正規状態において、規定の最大荷重を付加したとき
にタイヤが接地するトレッド面の外縁間のタイヤ軸方向
の長さであるトレッド幅TWは、タイヤの総幅AWの
0.3〜0.6倍であり、タイヤ軸を含む子午断面にお
いて、トレッド面の曲率半径RTをカーカスのトレッド
部での曲率半径RCの0.95〜1.05倍としてい
る。
【0011】なお前記トレッド面に、タイヤ軸方向に対
して0°〜30°の角度θで傾くサイピングを周方向に
隔設するとともに、このサイピングのタイヤ赤道におけ
る深さDA、前記外縁における深さDBを、夫々前記バ
ンド層の半径方向外面からトレッド面までのタイヤ赤
道、外縁におけるトレッド厚さTC、TSの0.3〜
0.5倍とすることが望ましい。
【0012】
【作用】トレッド面の接地するトレッド幅TWをタイヤ
の総幅AWの0.3〜0.6倍とすることにより、トレ
ッド幅TWを狭くすることができ、高内圧の加重によっ
てトレッド面における接地圧力の分布を均一化しうるた
め、走行中に接地領域においてすべりが生じることな
く、操縦安定性、及びグリップ性能を向上しうるととも
に、転がり抵抗を減じうる。
【0013】なお比TW/AWを0.3よりも小さくす
ると、接地領域の面積が過小となり、接地圧が増大する
結果、耐摩耗性に劣り、トレッド面の外縁における肩落
ち摩耗により耐久性が低下する。逆に0.6よりも大き
いと、図3に示す従来のタイヤtに近づき、接地領域に
すべりが生じ転がり抵抗が増大する。
【0014】又トレッド面の曲率半径RT(正規リムに
装着しかつ規定の最大内圧を充填したとき)をカーカス
のトレッド部での曲率半径RCの0.95〜1.05倍
としているため、ショルダー部の断面厚さを薄くできタ
イヤ重量を軽減しうるとともに、接地領域を矩形状に形
成でき、タイヤ赤道とトレッド面の外縁とにおける周速
度のズレを僅少化しうる結果、転がり抵抗を一層減じう
る。
【0015】なお前記曲率半径RTが曲率半径RCの
0.95倍未満では、タイヤが接地する面がバットレス
面に及びやすく、タイヤ軸方向の接地幅が大となるた
め、接地領域における中央部と縁部とにおいて周長さの
差が大きくなる結果、走行時にすべりが生じ転がり抵抗
を増大する。
【0016】逆に1.05倍よりも大きくすると、ショ
ルダー部でのゴム厚さが大きくなり、タイヤ重量の軽減
を達成できない。
【0017】さらにトレッド面に、タイヤ軸方向に対し
て0°〜30°の角度θで傾くサイピングを周方向に隔
設したときには、グリップ性能を確保しつつトレッド溝
の容積を減少でき、転がり抵抗を減じうるとともに、耐
摩耗性を向上しうる。
【0018】前記角度θを30°よりも大きくすると、
接地面におけるグリップ性能が劣りがちとなり、操縦安
定性の低下を招く。
【0019】又前記サイピングのタイヤ赤道における深
さDAをタイヤ赤道におけるバンド層からトレッド面ま
でのトレッド厚さTCの0.3〜0.5倍、サイピング
のトレッド面外縁における深さDBを該外縁におけるト
レッド厚さTSの0.3〜0.5倍とすることにより、
グリップ性能と耐摩耗性とを両立してバランスよく向上
しうる。
【0020】前記深さDA、DBがトレッド厚さTC、
TSの0.3倍よりも小さいと、グリップ力が不足し、
牽引力及び制動性能に劣る一方、0.5倍をこえると、
走行中のトレッド部の変形が大きくなり、ヒールアンド
トウ摩耗などの偏摩耗が生じやすい。
【0021】このように本発明は前記した構成が有機的
に結合することにより、操縦安定性及びグリップ性能を
向上しつつ転がり抵抗を減じかつタイヤ重量の軽減が可
能となり、燃費を節減しうるとともに、耐摩耗性を高め
ることができ、特に電気三輪自動車の後輪タイヤとして
好適に採用しうる。
【0022】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面に基づき説明す
る。図1、図2において本発明の電気自動車用空気入り
ラジアルタイヤ1は、トレッド部2と、その両端から半
径方向内方に向けてのびるサイドウォール部3、3と、
該サイドウォール部3、3の半径方向内側に設けられる
ビード部4、4とを有するとともに、前記トレッド部2
からサイドウォール部3を通りビード部4のビードコア
5の廻りを折返すカーカス6と、トレッド部2の内部か
つカーカス6の半径方向外側に配されるベルト層7と、
このベルト層7の半径方向外側に配されるバンド層9と
を具える。
【0023】カーカス6は、ビードコア5の廻りをタイ
ヤ軸方向内側から外側に向かって巻上げられる2枚のカ
ーカスプライ6A、6Bからなり、カーカスプライ6
A、6Bは、ナイロン、ポリエステル、芳香族ポリアミ
ド等の有機繊維からなるカーカスコードをタイヤ赤道C
に対して70〜90°の角度で傾けたラジアル配列又は
セミラジアル配列をなす。なお2枚のカーカスプライ6
A、6Bの各カーカスコードは互いに交差する向きに配
される。
【0024】又電気自動車用空気入りラジアルタイヤ1
は、正規リムに装着しかつ規定の最大内圧を充填した正
規状態において、規定の最大荷重を付加したときにトレ
ッド部2が平坦路面に接地するトレッド面2Aのタイヤ
軸方向外縁E、E間の長さであるトレッド幅TWを、J
IS D4202 自動車用タイヤの諸元の用語である
タイヤの総幅AWの0.3倍以上かつ0.6倍以下とし
ている。
【0025】又タイヤ最大幅位置Mよりも半径方向外側
のタイヤ軸を含む子午断面の輪郭は、トレッド面2Aを
なす第1の円弧K1と、曲率半径R2の円弧からなりバ
ットレス面10を形成する第2の円弧K2と、タイヤ外
方に中心を有する曲率半径R3の円弧からなりかつ第2
の円弧K2に滑らかに連なるとともに前記外縁Eにのび
る第3の円弧K3とによって形成される。
【0026】前記トレッド面2Aをなす第1の円弧K1
は、タイヤ軸を含む子午断面において、タイヤ赤道C上
に中心点を有するカーカス6の厚さ中間位置を通る円弧
のトレッド部2での曲率半径RCの0.95倍以上かつ
1.05倍以下の曲率半径RTを有する。
【0027】このようにトレッド面2A(第1の円弧K
1)の曲率半径RTをカーカス6の曲率半径RCの0.
95〜1.05倍とすることによってバットレス面10
を形成するゴム量を少なくでき、タイヤ重量を軽減しう
るとともに、接地領域の拡がりを安定化しうるため、転
がり抵抗を減じることが出来る。
【0028】又トレッド部2のトレッド面2A及びバッ
トレス面10を形成する表面のゴム層のゴム硬度はJI
SA硬度で55〜70°の範囲とするのが好ましい。
【0029】さらにバットレス面10の第2の円弧K2
の曲率半径R2は、前記カーカス6のトレッド部2での
前記曲率半径RCを有する円弧と略同一中心を有する円
弧の半径とするのがよい。
【0030】又前記ベルト層7は、1枚のベルトプライ
からなるとともに、ベルトプライとして、ナイロン、ポ
リエステル、芳香族ポリアミド等の有機繊維からなるベ
ルトコードをタイヤ赤道Cに対して16°以上かつ20
°以下の角度で傾けたカットプライ7Aが用いられる。
【0031】なお前記カットプライ7Aのタイヤ軸方向
外縁F、Fは、前記トレッド面2Aの外縁E、Eの半径
方向内方近傍に位置させるとともに、該外縁F、F間の
タイヤ軸方向のベルト幅BWは、前記トレッド幅TWの
1.1倍以上かつ1.3倍以下として、トレッド幅TW
よりも広くするのがトレッドゴムの動きを抑制し、転が
り抵抗を減じるために好ましい。しかしながら、ベルト
幅BWをトレッド幅TWの1.3倍よりも大きくする
と、トレッド部2の剛性が過度に大きくなり、乗心地性
能等を低下させる。
【0032】前記バンド層9は、ナイロン、ポリエステ
ル、芳香族ポリアミド等の有機繊維からなるバンドコー
ドをタイヤ赤道Cに対して0°〜5°の角度でほぼ平行
に配列したバンドプライ9A(カットバンド)を、周方
向に1〜2回巻回させることにより形成される。
【0033】なお1本以上の平行なバンドコードをゴム
被覆した帯状の長尺プライを前記ベルト層7の一方の外
縁F近傍を起点として、他方の外縁F近傍に至る間、タ
イヤ赤道Cと略平行に連続して螺旋巻きすることにより
バンドプライ9A(スパイラルバンド)を形成すること
もできる。
【0034】又バンド層9のタイヤ軸方向の外縁間の長
さであるバンド幅DWは、前記トレッド幅TWの0.8
倍以上かつ1.0倍以下とするのがよい。0.8倍未満
では、トレッド部2の剛性が不足しがちとなり、接地領
域の不均一性が増し、転がり抵抗を増大させる原因とな
る一方、1.0倍をこえるとトレッド部2の剛性を過度
に高める。
【0035】さらに前記トレッド面2Aには、図2に示
すように、タイヤ赤道Cを挟んで対称にタイヤ軸方向に
V字にのびるサイピング12が周方向に隔設される。サ
イピング12は、タイヤ軸方向に対して0°以上かつ3
0°以下の角度θで傾くとともに、タイヤ赤道C両側に
おいて周方向に並ぶ各サイピング12を互いに平行と
し、図4に示した従来のトレッドパターンに比して耐摩
耗性を向上しうる。
【0036】又前記サイピング12のタイヤ赤道Cにお
ける深さDAを、タイヤ赤道Cにおける前記バンド層9
の半径方向外面からトレッド面2Aまでの長さであるト
レッド厚さTCの0.3倍以上かつ0.5倍以下とする
とともに、サイピング12の前記外縁Eにおける深さD
Bを、該外縁Eにおけるトレッド厚さTSの0.3倍以
上かつ0.5倍以下としている。
【0037】なお前記トレッド厚さTSは、外縁Eにお
いてバンド層9若しくはバンド層9が外縁Eまで延在し
ないときベルト層7の半径方向外面とトレッド面2Aと
の間の距離である。又前記サイピング12の巾は1.0
mm程度に設定されるとともに、溝底は凹凸なく滑らかに
連なる。
【0038】又前記サイピング12は、トレッド面2A
の一方の外縁Eから他方の外縁Eまで一直線状に形成さ
れてもよい。(これを仮にストレートサイプという。V
字に折曲がるものをV字サイプという。)
【0039】
【具体例】タイヤサイズが130/70R8でありかつ
図1に示す構成で表1、表2に示す仕様にて実施例タイ
ヤ1〜5を試作するとともにその性能をテストした。な
お図3、図4に示す構成で表1、表2に示す仕様にて従
来例タイヤを、又本発明外の比較例タイヤ1〜5を夫々
試作、テストし、その性能を比較した。
【0040】
【表1】
【0041】
【表2】
【0042】テストは下記要領で行った。 (1)転がり抵抗 転動抵抗試験機を用いて測定し、従来例を100とする
指数で示した。数値が大きいほど転がり抵抗が少なく良
好である。
【0043】(2)操縦安定性 電気三輪自動車の後輪に装着し、テストコースを周回さ
せるとともに、ドライバーのフィーリングにより判定す
るとともに、従来例を100とする指数で表示した。数
値が大きいほど良好であることを示す。
【0044】(3)耐摩耗性 試供タイヤを電気三輪自動車の後輪に装着し、規定され
る最大荷重を加えてテストコースを60km/Hの速度で
走行させた後、サイピング或いは溝の残深さを測定し、
従来例を100とする指数で表示した。なおテストに際
してタイヤの接地は乾燥状態で行った。
【0045】(4)グリップ性能 前記テスト車両をテストコースにおいて走行させるとと
もに、直進安定性、応答性、レーンチェンジの際の収斂
性及び接地性などを官能評価し、従来例を100とする
指数で表示した。数値が大きいほど良好であることを示
す。
【0046】タイヤ重量も併せて測定し、従来例を10
0とする指数で示した。数値が小さいほど軽量である。
テスト結果を表2に示す。
【0047】テストの結果、実施例のものは従来例、比
較例のものに比べて、転がり抵抗が小であり、かつタイ
ヤ重量を軽減するとともに操縦安定性、耐摩耗性、グリ
ップ性能を向上していることが確認できた。
【0048】
【発明の効果】叙上の如く本発明の電気自動車用空気入
りラジアルタイヤは、操縦安定性を向上しつつ転がり抵
抗を減じうるとともに、タイヤ重量を軽減でき、燃費を
節減しうる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すタイヤ子午断面図であ
る。
【図2】そのトレッドパターンの一例を示す平面図であ
る。
【図3】従来のタイヤを示す断面図である。
【図4】そのトレッドパターンを示す平面図である。
【符号の説明】
2 トレッド部 2A トレッド面 3 サイドウォール部 4 ビード部 5 ビードコア 6 カーカス 7 ベルト層 9 バンド層 12 サイピング
【表2】
【表2】

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トレッド部からサイドウォール部を通りビ
    ード部のビードコアの廻りをタイヤ軸方向内側から外側
    に折返す有機繊維コードを用いた2枚のカーカスプライ
    からなるラジアル配列のカーカスと、トレッド部の内部
    かつカーカスの半径方向外側に配されかつタイヤ赤道に
    対して16°〜20°の角度で傾く有機繊維コードから
    なるベルトコードを有する1枚のカットプライからなる
    ベルト層と、このベルト層の半径方向外側に配されかつ
    有機繊維コードからなるバンドコードをタイヤ赤道に対
    してほぼ平行に配列したバンド層とを具える電気自動車
    用空気入りラジアルタイヤであって、 正規リムに装着しかつ規定の最大内圧を充填した正規状
    態において、規定の最大荷重を付加したときにタイヤが
    接地するトレッド面の外縁間のタイヤ軸方向の長さであ
    るトレッド幅TWは、タイヤの総幅AWの0.3〜0.
    6倍であり、 タイヤ軸を含む子午断面において、トレッド面の曲率半
    径RTをカーカスのトレッド部での曲率半径RCの0.
    95〜1.05倍としたことを特徴とする電気自動車用
    空気入りラジアルタイヤ。
  2. 【請求項2】前記トレッド面に、タイヤ軸方向に対して
    0°〜30°の角度θで傾くサイピングを周方向に隔設
    するとともに、このサイピングのタイヤ赤道における深
    さDA、前記外縁における深さDBを、夫々前記バンド
    層の半径方向外面からトレッド面までのタイヤ赤道、外
    縁におけるトレッド厚さTC、TSの0.3〜0.5倍
    としたことを特徴とする請求項1記載の電気自動車用空
    気入りラジアルタイヤ。
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