JPH08336594A - 鼻腔用投薬器 - Google Patents

鼻腔用投薬器

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Publication number
JPH08336594A
JPH08336594A JP17144795A JP17144795A JPH08336594A JP H08336594 A JPH08336594 A JP H08336594A JP 17144795 A JP17144795 A JP 17144795A JP 17144795 A JP17144795 A JP 17144795A JP H08336594 A JPH08336594 A JP H08336594A
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JP
Japan
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capsule
movable member
chemical spraying
hole
chemical
Prior art date
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Application number
JP17144795A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisatomo Oki
久朝 大木
Shigemi Nakamura
茂巳 中村
Kazunori Ishizeki
一則 石関
Akira Yanagawa
明 柳川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
DOT KK
Hitachi Unisia Automotive Ltd
Original Assignee
DOT KK
Unisia Jecs Corp
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Publication date
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Publication of JPH08336594A publication Critical patent/JPH08336594A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 カプセルの穴あけ作業や薬品の投与作業を容
易にすると共に、カプセル内の薬品を患者に効果的に投
与する。 【構成】 固定部材3に可動部材7を軸方向に可動に設
け、固定部材3には可動部材7の縮小状態でカプセル収
容穴9に突出する第1の穴あけピン27を設け、位置合
せ機構24を介して可動部材7に位置合せされ、回転に
より引上げ機構28を介して可動部材7を引上げる薬品
噴霧部16を取付け、薬品噴霧部16には第2の穴あけ
ピン34を設けている。従って、カプセル収容穴9内に
カプセルを挿入し、可動部材7に薬品噴霧部16を取付
けることにより第1の穴あけピン27でカプセルに空気
流入穴を形成でき、第2の穴あけピン34で空気流出穴
を形成できる。しかも、薬品噴霧部16を回転させて引
上げ機構28で可動部材7を引上げると、第1の穴あけ
ピン27が引抜かれ空気流入穴が大きく開口する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カプセル内に充填した
粉体状の薬品を鼻腔内に投与するのに用いて好適な鼻腔
用投薬器に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、鼻アレルギー、喘息等の患者に
粉体状の薬品を鼻腔を介して投与して治療する方法が採
用されている。また、この治療法では専用の噴霧器を用
いてカプセル内に充填した粉体状の薬品を鼻腔内へ投与
するようになっている。
【0003】さらに、この治療法に用いられる噴霧器と
して特開昭59−34267号公報(以下、従来技術と
いう)に示すものが知られている。
【0004】この従来技術における噴霧器では、円筒部
材の空気流入側にポンプ部を設け、該円筒部材の空気流
出側にはカプセルが挿入される凹形状部を形成すると共
に、該円筒部材の先端側には薬品噴霧口となる開口部を
形成した先端部を着脱可能に設け、該円筒部材に先端部
を嵌合することによって内部にカプセル収容部を形成し
ている。さらに、前記円筒部材と先端部にかけて着脱可
能に嵌合するキャップを有し、該キャップ内には軸方向
に延びる針を設け、前記円筒部材に先端部を嵌合させた
状態でキャップを装着することにより、該キャップ内の
針でカプセル収容部内に収容されたカプセルの穴あけを
行う構成となっている。
【0005】このように構成される従来技術では、まず
投薬の準備としてカプセルの穴あけ時には、粉体状の薬
品が充填されたカプセルを円筒部材の凹形状部に挿入し
た後に該円筒部材に先端部を嵌合してカプセルをカプセ
ル収容部に収容し、先端部の開口部内に針が挿通するよ
うにして該先端部からキャップを装着することによっ
て、該キャップ内に設けた針によってカプセルの軸方向
両側に穴をあける。
【0006】次に、薬品の投与時には、円筒部材からキ
ャップを外し、先端部を患者の片方の鼻腔に挿入し、ポ
ンプ部を押圧することにより、ポンプ部からの空気が空
気導入通路を介してカプセル内に流通し、該カプセル内
の薬品を開口部から患者の鼻腔内に噴霧し、鼻腔への挿
入を交互に交換してポンプ部の押圧動作を繰返すことに
より、患者への薬品の投与を行うようになっている。
【0007】また、鼻腔への投薬は左,右の鼻腔に対し
て交互に行うため、ポンプ部の1回の押圧動作でカプセ
ル内の薬品が全部投与されないようにカプセル収容部と
カプセルとの間に隙間を設けており、ポンプ部の押圧動
作を片方の鼻腔で約4回程度行うことにより薬品を規定
量投与するようになっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術による噴霧器では、左,右の鼻腔に片方ずつ投薬
を行っているため、左,右の鼻腔に均等に薬品を供給す
るには何度もポンプ部の押圧と鼻腔への円筒部材の挿入
を繰返さなければならず、投薬時の取扱いが面倒なもの
になってしまうという問題がある。
【0009】また、投薬準備として行うカプセルの穴あ
け時には、円筒部材から先端部を取外してカプセルを収
容し、この状態で円筒部材と先端部にキャップを挿着し
て穴あけを行う。そして、投薬時には、再びキャップを
取外した後、ポンプ部を押圧して鼻腔への噴霧を行うよ
うになっているために、キャップの取付け、取外しを行
わなくてはならず、準備動作が煩わしいという問題があ
る。
【0010】また、従来技術による噴霧器は、ポンプ部
の他に円筒部材、先端部および穴あけ用ピンが軸方向に
設けられたキャップからなるもので、部品点数が多くな
ると共に、キャップを紛失する虞れがあるという問題が
ある。
【0011】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、簡単な操作でカプセルの穴あけや薬品の
投与を行えるようにした鼻腔用投薬器を提供することを
目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、請求項1の発明による鼻腔用投薬器は、固定部
材と該固定部材に対して軸方向に移動可能かつ回転可能
に設けられ内部でカプセルを保持する可動部材とからな
るカプセル保持手段と、該カプセル保持手段の固定部材
に設けられたポンプ手段と、前記カプセル保持手段に設
けられ、該ポンプ手段から供給される空気によってカプ
セル内の薬品を患者の鼻腔内に向け噴霧する薬品噴霧手
段と、前記カプセル保持手段の可動部材に対して該薬品
噴霧手段が軸方向に縮小変位するのを許すように該可動
部材と薬品噴霧手段とを位置合せする位置合せ手段と、
前記カプセル保持手段の固定部材側に設けられ、該位置
合せ手段による可動部材と薬品噴霧手段との位置合せ時
に該可動部材内のカプセルに空気流入穴をあける第1の
穴あけ手段と、前記位置合せ手段によって前記カプセル
保持手段の可動部材と位置合せした状態で前記薬品噴霧
手段を回転させることにより可動部材を軸方向に伸長す
るように引上げる引上げ手段と、前記薬品噴霧手段に軸
方向に移動可能に設けられ、カプセルに空気流出穴をあ
ける第2の穴あけ手段とから構成してなる。
【0013】請求項2の発明は、前記位置合せ手段を、
前記薬品噴霧手段と前記カプセル保持手段の可動部材と
のいずれか一方に設けられたピンと、他方に設けられた
位置合せ溝とから構成したことにある。
【0014】請求項3の発明は、前記引上げ手段を前記
カプセル保持部の固定部材と薬品噴霧手段とにそれぞれ
設けられたカム面から構成したことにある。
【0015】請求項4の発明は、前記カプセル保持手段
の固定部材と可動部材との間に該可動部材の回転量を規
制する回転量規制手段を設け、該回転量規制手段によっ
て可動部材を薬品噴霧手段が位置合せされる位置合せ位
置と、引上げ手段によって引上げられた状態となる薬品
噴霧位置とに位置決めする構成としたことにある。
【0016】さらに、請求項5の発明は、前記引上げ手
段には、前記カプセル保持手段の可動部材を引上げた状
態で固定部材と薬品噴霧手段とを連結するように固定す
る固定手段を設けたことにある。
【0017】
【作用】請求項1の発明の構成により、カプセルに穴あ
けを行うには、カプセル保持手段の可動部材内にカプセ
ルを保持させ、この状態で薬品噴霧手段をカプセル保持
手段に向け縮小変位させると、該薬品噴霧手段は位置合
せ手段によって可動部材に位置合せされ、このときに、
可動部材内のカプセルには第1の穴あけ手段により空気
流入穴が形成される。また、カプセルに空気流入穴をあ
けた後に薬品噴霧手段を回転させることにより、引上げ
手段によって可動部材を固定部材から伸長するように引
上げ、カプセルの空気流入穴から第1の穴あけ手段を引
抜き、さらに第2の穴あけ手段を軸方向に移動させてカ
プセルに空気流出穴をあける。
【0018】次に、穴あけの行われたカプセル内の薬品
を患者の鼻腔に噴霧するには、ポンプ手段から空気をカ
プセル保持手段に供給し、この空気を空気流入穴、カプ
セル、空気流出穴を介して薬品噴霧手段側に流通させる
ことにより、カプセル内の薬品をこの空気中に混入して
患者の鼻腔に供給できる。
【0019】請求項2の発明の構成により、カプセル保
持手段の可動部材に対して薬品噴霧手段を軸方向に縮小
変位させると、ピンが位置合せ溝に沿って係合し、可動
部材と薬品噴霧手段とが位置合せされる。
【0020】請求項3の発明の構成により、位置合せ手
段によってカプセル保持手段の可動部材と位置合せした
状態で薬品噴霧手段を回転させると、薬品噴霧手段と固
定部材とにそれぞれ設けられたカム面に沿って該薬品噴
霧手段が固定部材から離間するように移動され、該薬品
噴霧手段と位置合せ手段を介して位置合せされた可動部
材が軸方向に伸長するように引上げられる。
【0021】請求項4の発明の構成より、カプセル保持
手段の可動部材に薬品噴霧手段を位置合せするときには
該可動部材を薬品噴霧手段との位置合せ位置に回転量規
制手段によって位置決めでき、可動部材を引上げ手段で
引上げるときには該可動部材を引上げ手段による引上げ
位置に回転量規制手段によって位置決めできる。
【0022】請求項5の発明の構成により、引上げ手段
によってカプセル保持手段の可動部材を引上げた状態で
は、固定手段によって固定部材と薬品噴霧手段とが連結
固定されるから、薬品噴霧時の薬品噴霧手段の脱落やが
たつきを防止できる。
【0023】
【実施例】以下、本発明の実施例による鼻腔用投薬器を
図1ないし図9に基づいて説明する。
【0024】図中、1は本実施例による鼻腔用投薬器を
示し、該鼻腔用投薬器1は、後述するカプセルホルダ
2、ポンプ部11、薬品噴霧部16、位置合せ機構2
4、第1の穴あけピン27、引上げ機構28、第2の穴
あけピン34等から大略構成されている。
【0025】2はカプセル保持手段をなすカプセルホル
ダを示し、該カプセルホルダ2は、図2に示す如く、二
重筒状に形成された後述する固定部材3と、該固定部材
3の内周側に位置して該固定部材3に対して軸方向に移
動可能に設けられた可動部材7とからなる。
【0026】3はカプセルホルダ2の固定部材を示し、
該固定部材3は、段付筒状に形成された外筒部3Aと、
該外筒部3A内に設けられた内筒部3Bと、前記外筒部
3Aの下端側を閉塞する底部3Cと、前記内筒部3Bの
底部をなす薬品捕捉部3Dと、外筒部3Aの開口部側に
位置して形成されたフランジ部3Eとから形成され、該
フランジ部3Eの上面側には後述する第1のカム面29
等が形成されている。また、フランジ部3Eは、その内
周側で外筒部3Aの内周面を軸方向に移動する可動部材
7の抜止めを図ると共に、当該固定部材3を外周側から
覆うように設けられたポンプ部11を軸方向に位置決め
している。また、前記内筒部3Bは外筒部3Aの軸方向
中間で該外筒部3Aに連結され、該筒部3A,3B間に
は空気流入室4が画成されている。
【0027】さらに、前記外筒部3Aの底部3Cには前
記空気流入室4と連通する空気供給通路5が形成され、
内筒部3Bの底部となる薬品捕捉部3Dには、第1の穴
あけピン27が設けられている。また、内筒部3Bの側
面には内周側と前記空気流入室4とを連通する連通孔
6,6が穿設されている。
【0028】7は固定部材3の外筒部3A開口側に位置
して該外筒部3A内を軸方向に移動可能かつ回転可能に
設けれた可動部材を示し、該可動部材7は、筒部7A
と、前記外筒部3A内に軸方向に移動可能に保持される
大径な底部7Bと、該底部7B中央から内筒部3B内に
延びる小径筒部7Cとから段付の有底筒状に形成されて
いる。また、可動部材7の筒部7A内周側は一側カプセ
ル穴8となり、該一側カプセル穴8は後述する他側カプ
セル穴19と共にカプセル収容穴9を構成している。
【0029】10は空気流入室4内に設けられた供給弁
を示し、該供給弁10は固定部材3に形成された空気供
給通路5を開閉弁するもので、ポンプ部11から空気が
供給されたときには開弁し、ポンプ部11内に空気を吸
込むときには着座して空気供給通路5を閉塞するように
なっている。
【0030】11はゴム材料により有底円筒状に形成さ
れたポンプ手段としてのポンプ部を示し、該ポンプ部1
1は、肉厚な開口部11A、底部11Bおよび該各開口
部11A、底部11B間の押圧部11Cからなり、前記
開口部11Aは固定部材3の外筒部3Aに気密に装着さ
れている。また、ポンプ部11内にはカプセルホルダ2
の大部分が収容されており、これによって当該鼻腔用投
薬器1の軸方向寸法が小型化されている。
【0031】12はポンプ部11の底部11Bに設けら
れた吸込弁を示し、該吸込弁12は、中央部に位置して
ポンプ部11内と連通した吸込通路12Aと、該吸込通
路12Aを開,閉弁する弁体12Bとから構成され、該
弁体12Bはポンプ部11から空気が供給されるときに
は閉弁し、外部からポンプ部11内に空気を吸込むとき
には開弁するようになっている。
【0032】13は固定部材3と可動部材7との間に設
けられた回転量規制手段としての回転量規制機構を示
し、該回転量規制機構13は、図3に示すように、可動
部材7の底部7Bに形成された半円弧溝14と、該半円
弧溝14内に進入するように固定部材3の外筒部3Aに
突設された位置決めピン15とから構成され、該位置決
めピン15は、可動部材7が固定部材3に対して軸方向
に移動しても常時係合できるようにその長さ寸法が設定
されている。そして、回転量規制機構13は、可動部材
7を薬品噴霧部16が位置合せ可能な位置合せ位置(図
4に示す状態)と、可動部材7と共に薬品噴霧部16が
回転されて各カム面29,30の頂上部29C,30C
が対応した噴霧状態位置(図8に示す状態)との2位置
で可動部材7の回転を規制して位置決めするものであ
る。
【0033】一方、16はカプセルホルダ2に設けられ
た薬品噴霧手段としての薬品噴霧部を示し、該薬品噴霧
部16は、カプセルホルダ2側となる一側が小径部16
Aとなり、他側が大径部16Bとなっている。また、大
径部16Bには、患者の左,右の鼻腔に挿入される一対
の鼻腔挿入部17,17が突出形成されている。
【0034】また、前記薬品噴霧部16の小径部16A
には一側に開口して可動部材7が嵌合される嵌合穴18
が形成され、該嵌合穴18の奥所には一側カプセル穴8
と共にカプセル収容穴9を形成する他側カプセル穴19
が形成されている。さらに、大径部16Bには、前記他
側カプセル穴19に連通しつつ分岐する略U字状に延び
る左,右の薬品通路20,20が形成され、該各薬品通
路20の先端側は鼻腔挿入部17内に位置して独立した
噴霧口21,21となっている。
【0035】一方、薬品噴霧部16の大径部16B内に
は、各薬品通路20の間に位置して第2の穴あけピン3
4等を収容するピン収容穴22が軸方向に伸長して形成
され、該ピン収容穴22が各薬品通路20と連通する部
分にはシールゴム23が設けられている。
【0036】24は薬品噴霧部16の小径部16Aと可
動部材7との間に設けられた位置合せ手段となる位置合
せ機構を示し(図4参照)、該位置合せ機構24は、可
動部材7の筒部7Aに径方向外向きに突出して設けられ
た一対の係合ピン25と、該係合ピン25に対応するよ
うに前記小径部16Aに設けられた一対の位置合せ溝2
6(それぞれ片方のみ図示)とから構成されている。ま
た、前記位置合せ溝26は、図5に示すように薬品噴霧
部16を可動部材7に向けて矢示A方向に移動させたと
きに前記係合ピン25を進入させ、該薬品噴霧部16が
軸方向に縮小変位するのを許すように軸方向に伸長した
縦溝26Aと、図7に示すように薬品噴霧部16を矢示
B方向に回転させたときに前記係合ピン25が進入する
ように該縦溝26Aの他端から周方向に伸長した横溝2
6BとからL字状に形成され、該横溝26Bに係合ピン
25を係合させることにより薬品噴霧部16と可動部材
7とが一体的に位置合せされる。
【0037】27は第1の穴あけ手段としての第1の穴
あけピンを示し、該第1の穴あけピン27は、基端側が
固定部材3の薬品捕捉部3Dに嵌合固着され、先端側が
可動部材7の小径筒部7C内を一側カプセル穴8に向け
て軸方向に伸長し、その先端が鋭利な針先27Aとなっ
ている。
【0038】ここで、第1の穴あけピン27の針先27
Aは、可動部材7がポンプ部11側に位置する縮小状態
で一側カプセル穴8内に突出しているから、図6に示す
ように、薬品噴霧部16を固定部材3側に取付け、他側
カプセル穴19でカプセルKを矢示A方向に押圧して一
側カプセル穴8内に押込むことにより、針先27Aで該
カプセルKに空気流入穴H1 を穿孔することができる。
一方、可動部材7が固定部材3から突出した伸長状態で
は、針先27Aが小径筒部7C内に収容されるから、図
8に示すように、針先27Aを空気流入穴H1 から抜取
り、該空気流入穴H1 を大きく開口させることができ
る。
【0039】28は固定部材3と薬品噴霧部16との間
に設けられた引上げ手段としての引上げ機構を示し、該
引上げ機構28は、固定部材3のフランジ部3E上面側
に設けられた第1のカム面29と、薬品噴霧部16の小
径部16A下面に形成された第2のカム面30とから構
成され、該カム面29,30は、平面部29A,30
A、斜面部29B,30Bおよび頂上部29C,30C
からなっている。
【0040】そして、引上げ機構28は、図5ないし図
7に示すように、第1のカム面29の平面部29Aに第
2のカム面30の頂上部30Cを対応させた状態では、
薬品噴霧部16を軸方向に縮小した状態に保持する。一
方、図8に示すように、薬品噴霧部16を矢示B方向に
回転させて第1のカム面29の頂上部29Cに第2のカ
ム面30の頂上部30Cを対応させることにより、薬品
噴霧部16を軸方向に伸長した状態にできるから、該薬
品噴霧部16に位置合せ機構24を介して位置合せされ
た可動部材7を固定部材3から引上げることができる。
【0041】また、31は固定手段としての固定機構を
示し、該固定機構31は、第1のカム面29の頂上部2
9C外周側に設けられた係合凹溝32と、第2のカム面
30の頂上部30C外周側に設けられた係合凸部33と
から構成されている。そして、固定機構31は、第1の
カム面29の頂上部29Cと第2のカム面30の頂上部
30Cを対応させた状態で係合凹溝32と係合凸部33
を係合させて固定部材3に薬品噴霧部16を連結するこ
とにより、薬品を噴霧するときに該薬品噴霧部16がが
たついたり、脱落するのを防止するものである。
【0042】34は第1の穴あけピン27と対向するよ
うに薬品噴霧部16のピン収容穴22内に設けられた第
2の穴あけ手段としての第2の穴あけピンを示し、該第
2の穴あけピン34は基端側が前記ピン収容穴22内を
軸方向に摺動する摺動ブロック35に固着され、シール
ゴム23を貫通した先端が針先34Aとなっている。ま
た、前記摺動ブロック35には薬品噴霧部16外部に設
けられた操作板36が一体的に連結されている。そし
て、操作板36を図1の矢示A方向に移動し、摺動ブロ
ック35および穴あけピン34をピン収容穴22に沿っ
て矢示A方向に移動させることにより、針先34Aをシ
ールゴム23から突出させてカプセルKに空気流出穴H
2 をあけるようになっている。
【0043】本実施例による鼻腔用投薬器1は上述した
如く構成されるもので、次に、その使用動作について説
明する。
【0044】まず、図4に示すように、可動部材7の一
側カプセル穴8内にカプセルKを挿入し、嵌合穴18を
可動部材7に向けて薬品噴霧部16を矢示A方向に移動
することにより、図5に示すように該可動部材7に嵌合
穴18を嵌合させる。この際、位置合せ機構24の係合
ピン25に位置合せ溝26の縦溝26Aを合せると共
に、第1のカム面29の平面部29Aに第2のカム面3
0の頂上部30Cを対応させる。なお、可動部材7は回
転量規制機構13によって位置合せ位置に配置されてい
るから、係合ピン25の位置を合せるために可動部材7
を周方向に調整することなく容易に薬品噴霧部16の嵌
合穴18を可動部材7に嵌合することができる。
【0045】また、薬品噴霧部16の嵌合穴18を可動
部材7に嵌合するときには、図6に示すように、可動部
材7が固定部材3内に縮小した状態となっているから、
第1の穴あけピン27の針先27Aが一側カプセル穴8
内に突出している。これにより、一側カプセル穴8内の
カプセルKは他側カプセル穴19によって矢示A方向に
押圧されて一側カプセル穴8内に押込まれるから、該カ
プセルKの軸方向一端側に第1の穴あけピン27によっ
て空気流入穴H1 を形成することができる。
【0046】次に、薬品噴霧部16を矢示B方向に回転
させると、まず、図7に示すように、可動部材7に設け
られた位置合せ機構24の係合ピン25が位置合せ溝2
6の横溝26Bに係合した後、第1のカム面29の斜面
部29Bに第2のカム面30の斜面部30Bが当接しつ
つ、図8に示す如く、第1のカム面29の頂上部29C
と第2のカム面30の頂上部30Cとが当接した状態と
なり、薬品噴霧部16が軸方向に伸長した薬品噴霧状態
となる。これにより、該薬品噴霧部16と位置合せ機構
24を介して位置合せ状態にある可動部材7は固定部材
3から伸長するように引上げられる。この結果、カプセ
ルKに空気流入穴H1 を形成した第1の穴あけピン27
を該空気流入穴H1 から抜取ることができ、該空気流入
穴H1 を大きく開口できる。
【0047】なお、カプセルKから第1の穴あけピン2
7を抜取るときには、カプセルK内の薬品が空気流入穴
H1 からポンプ部11側に若干落下するが、本実施例で
は固定部材3に薬品捕捉部3Dを形成しているから落下
してきた薬品を該薬品捕捉部3Dによって捕捉すること
ができる。
【0048】また、この薬品噴霧状態では第1のカム面
29に設けた固定機構31の係合凹溝32に第2のカム
面30に設けた係合凸部33が係合しているから、薬品
噴霧部16が固定機構31を介して固定部材3側に連結
固定され、薬品噴霧時のがたつきや脱落を防止できる。
【0049】さらに、カプセルKに空気流出穴H2 を形
成するには、操作板36を矢示A方向に移動させること
により、第2の穴あけピン34をカプセルKに向けて移
動し、その針先34AでカプセルKに空気流出穴H2 を
形成する。なお、空気流出穴H2 を形成するタイミング
は可動部材7と薬品噴霧部16との位置合せ後であれば
いつでもよい。
【0050】また、空気流出穴H2 の穴あけ終了後は第
2の穴あけピン34等をピン収容穴22内に収容するこ
とにより、シールゴム23によってピン収容穴22と各
薬品通路20とが遮蔽されるから、投薬時に空気と一緒
に運ばれる薬品が該ピン収容穴22内に入り込むのを防
止できる。
【0051】次に、カプセルK内の薬品を噴霧するに
は、各鼻腔挿入部17を患者の両鼻腔に挿入し、図9に
二点鎖線で示すように、ポンプ部11の押圧部11Cを
押し潰すように押圧することにより、ポンプ部11から
空気流が発生し、この空気は空気供給通路5に作用して
供給弁10を内筒部3Bの薬品捕捉部3Dに押付けて開
弁し、空気流入室4,各連通孔6,可動部材7の小径筒
部7C内および空気流入穴H1 を介してカプセルKに流
入する。そして、カプセルKに流入した空気は薬品を攪
拌して薬品の混入した空気となるから、この薬品を含ん
だ空気を空気流出穴H2 ,左,右の薬品通路20および
噴霧口21,21から噴霧することにより、患者の左,
右の鼻腔に同時に薬品を投与することができる。
【0052】かくして、本実施例では、縮小状態にある
可動部材7の一側カプセル穴8内にカプセルKを挿入
し、この状態で嵌合穴18を可動部材7に嵌合させるよ
うに薬品噴霧部16を取付けることにより、前記一側カ
プセル穴8内に突出した第1の穴あけピン27でカプセ
ルKに空気流入穴H1 を形成できる上に、第2の穴あけ
ピン34を軸方向に移動させることにより、カプセルK
に空気流出穴H2 を形成でき、カプセルKに空気流入穴
H1 と空気流出穴H2 を容易に形成することができる。
この結果、薬品噴霧部16をカプセルホルダ2側に取付
ける動作と同時に空気流入穴H1 を形成でき、空気流出
穴H2 も第2の穴あけピン34で容易に形成することが
できるから、投薬動作までの準備動作を大幅に簡略化す
ることができ、当該鼻腔用投薬器1の取扱い性を向上す
ることができる。
【0053】しかも、可動部材7に薬品噴霧部16を取
付けるときには、位置合せ機構24を介して該可動部材
7と薬品噴霧部16を一体的に位置合せすると共に、第
1の穴あけピン27でカプセルKに空気流入穴H1 を形
成した後には、薬品噴霧部16に位置合せ機構24を介
して位置合せされた可動部材7を引上げ機構28よって
引上げて空気流入穴H1 から第1の穴あけピン27を引
抜くことができるから、該空気流入穴H1 を大きく開口
させることができ、ポンプ部11からの空気をカプセル
K内に効率よく流入させて空気中への薬品の混入を促進
し、薬品の噴霧効率を向上することができる。
【0054】また、位置合せ機構24を係合ピン25と
位置合せ溝26とから構成し、該位置合せ溝26を縦溝
26Aと横溝26Bとから形成し、可動部材7に薬品噴
霧部16を取付けるときに位置合せ溝26の縦溝26A
に係合ピン25を進入させて薬品噴霧部16が縮小変位
するのを許すと共に、薬品噴霧部16を矢示B方向に回
転させることにより、係合ピン25を横溝26Bに進入
させて薬品噴霧部16と可動部材7とを一体的に位置合
せできるから、簡単な操作で薬品噴霧部16と可動部材
7を位置合せすることができる。
【0055】また、引上げ機構28を固定部材3側に設
けた第1のカム面29と薬品噴霧部16側に設けた第2
のカム面30とから構成し、薬品噴霧部16の回転によ
りカム面29,30の形状に応じて各該薬品噴霧部16
を伸,縮変位させるようにしているから、薬品噴霧部1
6を例えば約180度回転させることにより薬品噴霧部
16を伸長変位させて可動部材7を引上げることがで
き、空気流入穴H1 からの第1の穴あけピン27の引抜
き動作を大幅に簡略化することができる。
【0056】さらに、薬品噴霧部16を回転させて薬品
噴霧が可能な状態にしたときには、薬品噴霧部16と固
定部材3を固定機構31によって連結固定することがで
きるから、薬品の噴霧時に薬品噴霧部16ががたついた
り脱落したりするのを確実に防止することができ、当該
鼻腔用投薬器1に対する信頼性を向上することができ
る。
【0057】また、回転量規制機構13によって可動部
材7を薬品噴霧部16が位置合せ可能な位置合せ位置
と、可動部材7と共に薬品噴霧部16が回転されて各カ
ム面29,30の頂上部29C,30Cが対応した噴霧
状態位置との2位置で可動部材7の回転を規制して位置
決めすることができるから、薬品噴霧部16を可動部材
7に取付けるときに、位置合せ機構24の係合ピン25
と位置合せ溝26との位置を合せるための可動部材7の
調整を省略することができる上に、薬品噴霧部16の回
し過ぎを防止でき、第1のカム面29の頂上部29Cと
第2のカム面30の頂上部30Cとがずれて薬品噴霧部
16、可動部材7が縮小変位するのを確実に防止でき、
かつ固定機構31による固定状態を保持することができ
る。
【0058】一方、カプセルKに穴をあけるための道具
は、鼻腔用投薬器1自体に全て内蔵しているから、一切
取外すことなく投薬動作を行うことができ、従来技術の
ように、穴あけ具の着脱動作を省略できるばかりでな
く、穴あけ具が紛失する恐れは全くなく、さらに取扱い
が安全にできる。
【0059】また、本実施例による鼻腔用投薬器1は、
カプセルKの軸方向に形成する空気流入穴H1 と空気流
出穴H2 とはそれぞれ別の穴あけピン27,34によっ
て行うようにしたから、該各ピン27,34の長さを短
くすることができ、鼻腔用投薬器1の長さ寸法を短くす
ることができる。
【0060】また、本実施例では、ポンプ部11をカプ
セルホルダ2の固定部材3を外周側から覆うように取付
けたから、該ポンプ部11内に薬品噴霧部16以外の殆
どの部分を収容することができ、当該鼻腔用投薬器1の
軸方向寸法を大幅に短くでき、投薬器1をコンパクトに
して携帯性を向上することができる。
【0061】さらにまた、カプセルKの空気流入穴H1
から落下する薬品を内筒部3Bの薬品捕捉部3Dで捕捉
できる上に、該薬品捕捉部3Dに捕捉した薬品を、投薬
動作時にポンプ部11からの空気によって搬送し、カプ
セルK内の薬品と共に患者の左,右の鼻腔へ供給するこ
とができるから、鼻腔用投薬器1内に残る薬品の量を低
減でき、カプセルK内に充填された薬品の規定量を確実
に患者に投与することができると共に、当該鼻腔用投薬
器1の清掃頻度を減らすことができる。
【0062】なお、前記実施例では、薬品噴霧部16に
形成した薬品通路20を2つに分岐してその先端をそれ
ぞれ噴霧口21,21として、患者の左,右の鼻腔に同
時に投薬できるようにしたが、本発明はこれに限らず、
薬品通路を1つにして交互に左,右の鼻腔に鼻腔挿入部
を挿入して投薬するようにしてもよい。
【0063】
【発明の効果】以上詳述した如く、請求項1の発明によ
れば、カプセルの穴あけ動作では、カプセル保持手段の
可動部材内にカプセルを保持させ、この状態で薬品噴霧
手段をカプセル保持手段に向け縮小変位させることによ
り、該薬品噴霧手段を位置合せ手段によって可動部材に
位置合せでき、このときに、可動部材内のカプセルに第
1の穴あけ手段によって空気流入穴を形成できる。ま
た、カプセルに空気流入穴をあけた後に薬品噴霧手段を
回転させることにより、引上げ手段によって可動部材を
固定部材から伸長するように引上げ、カプセルの空気流
入穴から第1の穴あけ手段を引抜いて該空気流入穴を大
きく開口できる上に、第2の穴あけ手段を軸方向に移動
させることによってカプセルに空気流出穴をあけること
ができる。また、投薬動作では、ポンプ手段から空気を
カプセル保持手段に供給し、この空気を空気流入穴、カ
プセル、空気流出穴を介して薬品噴霧手段側に流通させ
ることによってカプセル内の薬品をこの空気中に混入し
て患者の鼻腔に供給することができる。従って、カプセ
ルの穴あけ作業を容易にできる上に、カプセル内の薬品
を容易かつ確実に患者の鼻腔内に投与することができ、
当該鼻腔用投薬器の取扱い性や信頼性を向上することが
できる。
【0064】請求項2の発明によれば、カプセル保持手
段の可動部材に対して薬品噴霧手段を軸方向に縮小変位
させて位置合せ手段のピンを位置合せ溝に沿って係合す
ることにより、可動部材と薬品噴霧手段とを位置合せす
ることができるから、引上げ手段による可動部材の引上
げを確実に行うことができる。
【0065】請求項3の発明によれば、位置合せ手段に
よってカプセル保持手段の可動部材と位置合せした状態
で薬品噴霧手段を回転させることにより、薬品噴霧手段
と固定部材とにそれぞれ設けられたカム面に沿って該薬
品噴霧手段を固定部材から離間させることができるか
ら、引上げ手段によって該薬品噴霧手段と位置合せ手段
を介して位置合せされた可動部材を軸方向に伸長するよ
うに引上げることができる。
【0066】請求項4の発明によれば、カプセル保持手
段の可動部材に薬品噴霧手段を位置合せするときには該
可動部材を薬品噴霧手段との位置合せ位置に回転量規制
手段によって位置決めでき、可動部材を引上げ手段で引
上げるときには該可動部材を引上げ手段による引上げ位
置に回転量規制手段によって位置決めすることができる
から、可動部材等の調整作業を省略することができ、取
扱い性をより一層向上できる。
【0067】請求項5の発明によれば、引上げ手段によ
ってカプセル保持手段の可動部材を引上げた状態で、固
定手段によって固定部材と薬品噴霧手段とを連結固定す
ることができるから、薬品噴霧時に薬品噴霧手段ががた
ついたり脱落するのを確実に防止することができ、当該
鼻腔用投薬器に対する信頼性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による鼻腔用投薬器を示す外観
図である。
【図2】本発明の実施例による鼻腔用投薬器を示す断面
図である。
【図3】図2中の矢示III −III 方向からみた断面図で
ある。
【図4】カプセルホルダと薬品噴霧部を分離して可動部
材内にカプセルを挿入した状態を拡大して示す外観図で
ある。
【図5】カプセルホルダに薬品噴霧部を組付けた状態を
示す図4と同様位置からみた外観図である。
【図6】第1の穴あけピンでカプセルに空気流入穴を形
成した状態を示す要部拡大断面図である。
【図7】薬品噴霧部を回転させて係合ピンを位置合せ溝
に係合させた状態を示す図4と同様位置からみた外観図
である。
【図8】引上げ機構によって薬品噴霧部と共に可動部材
を伸長するように引上げた状態を示す図6と同様位置か
らみた要部拡大断面図である。
【図9】ポンプ部を押圧してカプセル内の薬品を薬品通
路空噴霧している状態を示す図2と同様位置からみた鼻
腔用投薬器の断面図である。
【符号の説明】
1 鼻腔用投薬器 2 カプセルホルダ(カプセル保持手段) 3 固定部材 7 可動部材 9 カプセル収容穴 11 ポンプ部(ポンプ手段) 13 回転量規制機構(回転量規制手段) 16 薬品噴霧部(薬品噴霧手段) 24 位置合せ機構(位置合せ手段) 25 係合ピン 26 位置合せ溝 27 第1の穴あけピン(第1の穴あけ手段) 28 引上げ機構(引上げ手段) 29,30 カム面 31 固定機構(固定手段) 34 第2の穴あけピン(第2の穴あけ手段) K カプセル H1 空気流入穴 H2 空気流出穴
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石関 一則 神奈川県厚木市恩名1370番地 株式会社ユ ニシアジェックス内 (72)発明者 柳川 明 神奈川県横浜市都筑区富士見が丘5−3

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定部材と該固定部材に対して軸方向に
    移動可能かつ回転可能に設けられ内部でカプセルを保持
    する可動部材とからなるカプセル保持手段と、該カプセ
    ル保持手段の固定部材に設けられたポンプ手段と、前記
    カプセル保持手段に設けられ、該ポンプ手段から供給さ
    れる空気によってカプセル内の薬品を患者の鼻腔内に向
    け噴霧する薬品噴霧手段と、前記カプセル保持手段の可
    動部材に対して該薬品噴霧手段が軸方向に縮小変位する
    のを許すように該可動部材と薬品噴霧手段とを位置合せ
    する位置合せ手段と、前記カプセル保持手段の固定部材
    側に設けられ、該位置合せ手段による可動部材と薬品噴
    霧手段との位置合せ時に該可動部材内のカプセルに空気
    流入穴をあける第1の穴あけ手段と、前記位置合せ手段
    によって前記カプセル保持手段の可動部材と位置合せし
    た状態で前記薬品噴霧手段を回転させることにより可動
    部材を軸方向に伸長するように引上げる引上げ手段と、
    前記薬品噴霧手段に軸方向に移動可能に設けられ、カプ
    セルに空気流出穴をあける第2の穴あけ手段とから構成
    してなる鼻腔用投薬器。
  2. 【請求項2】 前記位置合せ手段を、前記薬品噴霧手段
    と前記カプセル保持手段の可動部材とのいずれか一方に
    設けられたピンと、他方に設けられた位置合せ溝とから
    構成してなる請求項1に記載の鼻腔用投薬器。
  3. 【請求項3】 前記引上げ手段を前記カプセル保持部の
    固定部材と薬品噴霧手段とにそれぞれ設けられたカム面
    から構成してなる請求項1または2に記載の鼻腔用投薬
    器。
  4. 【請求項4】 前記カプセル保持手段の固定部材と可動
    部材との間に該可動部材の回転量を規制する回転量規制
    手段を設け、該回転量規制手段によって可動部材を薬品
    噴霧手段が位置合せされる位置合せ位置と、引上げ手段
    によって引上げられた状態となる薬品噴霧位置とに位置
    決めする構成としてなる請求項1,2または3に記載の
    鼻腔用投薬器。
  5. 【請求項5】 前記引上げ手段には、前記カプセル保持
    手段の可動部材を引上げた状態で固定部材と薬品噴霧手
    段とを連結するように固定する固定手段を設けてなる請
    求項1,2,3または4に記載の鼻腔用投薬器。
JP17144795A 1995-06-14 1995-06-14 鼻腔用投薬器 Pending JPH08336594A (ja)

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