JPH0833606A - カバー方式内視鏡 - Google Patents

カバー方式内視鏡

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Publication number
JPH0833606A
JPH0833606A JP6172715A JP17271594A JPH0833606A JP H0833606 A JPH0833606 A JP H0833606A JP 6172715 A JP6172715 A JP 6172715A JP 17271594 A JP17271594 A JP 17271594A JP H0833606 A JPH0833606 A JP H0833606A
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JP
Japan
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cover
knob
endoscope
section
raising
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Withdrawn
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JP6172715A
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English (en)
Inventor
Ryoji Masubuchi
良司 増渕
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 内視鏡検査を行った後も、湾曲操作部材を有
するカバー用内視鏡を清潔に維持できる構造の簡単なカ
バー方式内視鏡を提供すること。 【構成】 操作部13は操作部カバー部19で覆われ、
この操作部13に設けられた湾曲操作部材となるアング
ルノブ47は開口部45で露出し、このアングルノブ4
7のUDノブ49、RLノブ50はそれぞれUDノブカ
バー53、RLノブカバー54で着脱自在で覆われる。
UDノブカバー53、RLノブカバー54にはそれぞれ
環状の凸部が形成され、装着状態では操作部カバー部1
9、UDノブカバー53にそれぞれ弾性的に接触し、隙
間の発生を防止して、シール機能を有するシール部5
5、56を構成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は内視鏡操作部に設けられ
た湾曲操作用アングルノブをアングルノブカバーで覆う
カバー方式内視鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、内視鏡は医療分野及び工業用分野
等において広く用いられるようになった。特に、医療分
野に使用される内視鏡は、患者等に使用した場合には、
感染症等を確実に防ぐために消毒とか滅菌処理が施され
る。しかしながら、完全に消毒とか滅菌処理を施こすた
めには時間がかかるため、実際に内視鏡検査に使用でき
る時間が少なくなり、使用効率が低下するとか、滅菌処
理などの作業が面倒であるなどの問題がある。
【0003】このため、内視鏡自体を内視鏡カバーで覆
った状態で使用することにより、使用後においても内視
鏡自体は不潔にならないようにした内視鏡カバー方式の
内視鏡が提案されている。
【0004】内視鏡カバーと、カバー用内視鏡からなる
カバー方式の内視鏡では、患者の体腔内に触れる挿入部
カバー部や、挿入部カバー部に付着した粘液等に触れた
手で触れる操作部カバー等汚染される部分は全て、1症
例毎の使い捨てである。
【0005】従来例として例えば特開平2−19128
号公報がある。この従来例の構成は、カバー用内視鏡の
操作部を覆うカバーで、そのカバーにはアングル軸を通
すための穴が開口しており、そこから突出するアングル
軸にアングルノブを装着し、操作するものが開示されて
おり、その作用は、着脱可能なアングルノブは単体で滅
菌を行い、操作部カバーも滅菌済であるので術者が直接
触れる部分は滅菌済みである。
【0006】又、上下、左右のアングルノブに対して各
々別体のカバーを装着するという手段もあり、その従来
例のアングルノブカバーを図21に示す。操作部143
には、UP−DOWNアングルノブ144(以下、UD
ノブ)とRight−Leftアングルノブ145(以
下、RLノブ)が設けられ、それぞれ別個にUP−DO
WNアングルノブカバー146(以下、UPノブカバ
ー)とRight−Leftアングルノブカバー147
(以下、RLノブカバー)が装着されているが、位置決
めは、アングルノブカバー146,147の開口部の環
状ゴム部材148により、アングルノブカバー146,
147をアングル軸150に締め付けて行っているもの
である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】特開平2−19128
号公報の問題点はアングルノブがリユースなので、使用
済みのアングルノブをユーザが滅菌処理しなければなら
ないので面倒である。又、操作部カバーにアングル軸を
通すための開口がある為、開口部と軸との隙間から汚物
が入ってくる可能性がある。
【0008】また、図21の従来例もアングルノブカバ
ー146,147の間から汚物が入ってくる可能性があ
る。
【0009】本発明は上述した点に鑑みてなされたもの
で、内視鏡検査を行った後も、湾曲操作部材を有するカ
バー用内視鏡を清潔に維持できる構造の簡単なカバー方
式内視鏡を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段および作用】湾曲自在の湾
曲部が設けられた挿入部と、前記挿入部の後端側に形成
され、前記湾曲部の湾曲操作を行う湾曲操作部材が設け
られた操作部とを有する内視鏡と、前記内視鏡を覆うカ
バーとから構成されるカバー方式内視鏡において、前記
カバーは前記操作部を覆う操作部カバーと、該操作部カ
バーの開口から露出する湾曲操作部材を包む1つ以上の
湾曲操作カバーとを有し、前記湾曲操作カバーの少なく
とも一部が、湾曲操作部材に対して着脱可能であると共
に、前記湾曲操作カバーにおける前記湾曲操作部材の周
囲を囲むように凸部が設けられ、前記凸部はカバー装着
状態において前記操作部カバー又は他の湾曲操作カバー
と弾性的に接触するシール手段を形成したことにより、
湾曲操作カバーの外側から湾曲操作部材を操作した場合
にも、凸部と操作部カバー又は他の湾曲操作カバーとは
弾性的に接触したシール手段により接触部分に隙間がで
きるのを防止し、従って隙間による汚物等の侵入を防止
でき、内視鏡検査後にも湾曲操作部材を有するカバー用
内視鏡側を清潔に維持できるようにしている。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1ないし図5は本発明の第1実施例に係り、図
1は第1実施例を備えたカバー方式の内視鏡装置の全体
構成を示し、図2は内視鏡カバーの全体構成を斜視図で
示し、図3は内視鏡カバーをカバー用内視鏡に装着した
状態を斜視図で示し、図4は内視鏡カバーの先端部の構
成を斜視図で示し、図5は操作部のアングルノブ付近の
構造を示すもので、図5(a)はアングルノブカバーを
取り付ける前の状態で示し、図5(b)は取り付けた状
態で示す。
【0012】図1に示すように内視鏡カバー方式の内視
鏡装置1は、第1実施例の内視鏡カバー方式の内視鏡
(以下、カバー方式内視鏡と記す)2を有しており、こ
のカバー方式内視鏡2は、送気送水管路,吸引管路,処
置具チャンネル等のチャンネルが設けられたチャンネル
付内視鏡カバー(以下、内視鏡カバーと記す)3と、こ
の内視鏡カバー3に装着される内視鏡カバー用内視鏡
(以下、カバー用内視鏡と記す)4との組み合わせから
なっている。
【0013】内視鏡検査を行う際には、清潔な内視鏡カ
バー3によってカバー用内視鏡4の挿入部等は覆われ、
検査後には内視鏡カバー3は廃棄され、一方、カバー用
内視鏡4は、新しい清潔な内視鏡カバー3によって覆わ
れ、繰り返し使用されることが特徴となる。これによ
り、検査後における内視鏡の洗浄,消毒を不要とするも
のである。
【0014】また、前記内視鏡装置1は、前記カバー方
式内視鏡2と、このカバー方式内視鏡2が接続される各
種周辺機器等を内設したカート5と、前記カバー方式内
視鏡2を保持するカバー保持具6とを有している。
【0015】前記カート5には、例えば光源装置7,ビ
デオプロセッサ8,流体制御装置9,内視鏡カバー3に
カバー用内視鏡4を装着する際に使用する内視鏡カバー
拡張器(以下、拡張器と略記する)10等が収納されて
いる。また、前記カート5の上面部には、ビデオプロセ
ッサ8からの映像信号を受けて内視鏡画像を表示するモ
ニタ11が載置されている。
【0016】カバー用内視鏡4は、細長の内視鏡挿入部
12の手元側基端部に太径の把持部を兼ねた操作部13
が連設され、操作部13の側部からユニバーサルコード
14が延出しており、このユニバーサルコード14の端
部にコネクタ15が設けられている。
【0017】光源装置7は、前記コネクタ15を介して
カバー用内視鏡4と着脱自在に接続され、カバー用内視
鏡4に照明光を供給するようになっている。また、ビデ
オプロセッサ8は、前記コネクタ15の側部から延出す
る信号ケーブル16を介してカバー用内視鏡4と着脱自
在に接続され、カバー用内視鏡4に内蔵された撮像手段
の駆動、及び撮像手段から出力される信号に対する信号
処理を行い、標準的な映像信号に変換してモニタ11へ
出力するようになっている。 前記拡張器10は、拡張
チューブ17が接続され、この拡張チューブ17を介し
て内視鏡カバー3内に空気を送り込んで拡張するための
ものであり、この拡張により内視鏡カバー3は、カバー
用内視鏡4の装着あるいは抜去が容易にできるようにな
っている。このカバー用内視鏡4に内視鏡カバー3を装
着あるいは取り外す際にはカバー保持具6を用い、例え
ばカバー保持具6によって内視鏡カバー3の基端側を保
持してカバー用内視鏡4を挿入あるいは抜去するように
なっている。
【0018】内視鏡カバー3は、軟性の挿入部カバー部
18と、薄肉で軟らかい例えば塩化ビニルなどの高分子
材料で構成された操作部カバー部19及びユニバーサル
コードカバー部20とを備えて構成されており、カバー
用内視鏡4の内視鏡挿入部12,操作部13,ユニバー
サルコード14をそれぞれ覆うようになっている。
【0019】流体制御装置9は、送気制御弁21,送水
制御弁22,吸引制御弁23が設けられ、送気,送水,
吸引をこれらの電磁弁で制御するようになっている。送
気制御弁21,送水制御弁22,吸引制御弁23は、そ
れぞれに挿入部カバー部18から延出している送気管路
24,送水管路25,吸引管路26が接続されている。
【0020】また、吸引制御弁23には吸引チューブ2
7が接続され、その端部には図示しない吸引器が接続さ
れ、内視鏡先端部より不用な体液等の吸引を行うように
なっている。送水制御弁22には送水チューブ28が接
続されており、その先端部には送水タンク29が接続さ
れている。さらに、流体制御装置9からは2本の送気チ
ューブ30が延出しており、送気制御弁21と送水タン
ク29とに接続されている。
【0021】図2に内視鏡カバー3の挿入部カバー部1
8の全体構成を示す。挿入部カバー部18は、先端側か
らカバー先端構成部31,カバー外皮32,内視鏡の操
作部13を接続固定するための内視鏡操作部固定用口体
部(以下、口体部と記す)33が気密的に接続されてい
る。カバー先端構成部31には、観察用開口部34と、
チャンネル開口部35とが設けられている。観察用開口
部34には透明のカバーガラスが配設され、カバー内部
に挿入される内視鏡の観察窓及び照明窓が対向し、被検
部位に向けての照明光の照射及び被検部位の観察が行え
るようになっている。また、口体部33には、内部に設
けられた処置具チャンネルに連通した処置具挿入口36
が設けられている。
【0022】内視鏡カバー3をカバー用内視鏡4に装着
した状態を図3に示す。挿入部カバー部18にカバー用
内視鏡4の挿入部12を挿入し、内視鏡の操作部13に
操作部カバー部19を被せ、ユニバーサルコード14に
ユニバーサルコードカバー部20を被せた後、固定用テ
ープ38を各カバー部の繋ぎ目に巻き付けて固定するこ
とによって、カバー用内視鏡4の各部を内視鏡カバー3
(挿入部カバー部18,操作部カバー部19,ユニバー
サルコードカバー部20)によって気密的に覆い、外部
環境から隔離するようになっている。
【0023】内視鏡カバーの先端構成部31の構成を図
4に示す。先端構成部31は、硬性の樹脂等で構成さ
れ、挿入部カバー部18内に設けられる内視鏡挿入チャ
ンネルに連通し内視鏡先端部が嵌合する内視鏡先端部挿
入孔41と、処置具チャンネルに連通するチャンネル先
端部42とが設けられ、処置具チャンネルの先端部はチ
ャンネル開口部35より外部へ開口するようになってい
る。内視鏡先端部挿入孔41の側方の観察用開口部34
には、カバーガラス43が設けられ、光を透過すると共
に内部の内視鏡先端部を外部環境から隔離するようにな
っている。
【0024】図5はこの実施例における湾曲操作部周辺
の構成を示し、UD,RL各々のノブカバーを装着した
アングルノブに対し、カバーの装着シール面からの汚物
の浸入を防ぐ構造にしている。
【0025】操作部13は、その全体が袋状の操作部カ
バー部19で覆われている。この操作部カバー部19は
開口部45を有し、この開口部45の端部にはゴム又は
ひも等による環状の締め付け部材46が設けてある。こ
の開口部45から、湾曲操作を行う湾曲操作手段(或い
は湾曲操作部材)としてのアングルノブ47が露出して
いる。
【0026】このアングルノブ47は、操作部13から
突出する回動自在のアングル軸48に、上下湾曲操作部
材として例えばノブで形成したUDノブ49と、左右湾
曲操作部材として例えばノブで形成したRLノブ50と
が少し離れて同心的に取り付けられ、さらにRLノブ5
0の(操作部13から離間する)外側にエンゲージノブ
51が重ねるように取り付けてある。
【0027】アングル軸48は操作部13内の図示しな
い湾曲駆動機構としてのUD用及びRL用スプロケット
(或いはプーリ)の回転軸にそれぞれ接続され、各スプ
ロケット(或いはプーリ)には湾曲操作用のワイヤの後
端側が取り付けられ、このワイヤの先端は、挿入部の先
端側に形成され、湾曲自在の湾曲部の最先端駒或いは先
端構成部に固定されている。
【0028】そして、UDノブ49を回転することによ
り、UD用スプロケット(或いはプーリ)を回転して、
このUD用スプロケット(或いはプーリ)に取り付けら
れた対となる一方のワイヤを牽引、他方を弛緩して、牽
引されたワイヤ側(つまりU側或いはD側)に湾曲部を
湾曲できる。RLノブ50を回転した場合にも、同様に
(R側或いはL側)に湾曲部を湾曲できる。
【0029】UDノブ49にはUDノブカバー53がそ
の周囲を覆うように着脱自在で取り付けられ、又、RL
ノブ50にはRLノブカバー54がその周囲を覆うよう
に着脱自在で取り付けられるようになっている。UDノ
ブカバー53はその操作部13側の面に、弾性的に変形
しやすい部材(弾性変形部材と記す)で形成されたほぼ
環状の凸部から成るシール機能の役割を持つようにした
シール部55が設けてある。
【0030】(シール部55を構成する)この凸部は、
常温でゴム状弾性を有するエラストマゴム、さらに詳し
くはアクリロ=トリル・ブタジエンゴム等の外力に対し
て弾性的に変形しやすい弾性変形部材で、UDノブ49
の周囲を覆うようにほぼ環状(或いは円錐状)に形成
し、シール機能の役割を持つ。
【0031】図5(b)に示すようにUDノブ49にU
Dノブカバー53を取り付けた状態ではUDノブ49を
囲むように操作部13側に突出する凸部の先端は、開口
部45の周囲の位置(外側位置)で操作部13の側面に
押しつけられる状態となり、従って操作部13を覆う操
作部カバー部19と弾性的に接触し、(この弾性的な接
触により)隙間の発生を防止し、隙間を介して外部から
汚物などが開口部45側に進入するのを防止するシール
機能を果たすシール手段を構成するようにしている。
【0032】従って、UDノブ49にUDノブカバー5
3を取り付けた状態では、シール部55を形成する凸部
の先端が少なくとも操作部13の側面(アングルノブ4
7が突出する面)に届くように設定され、この実施例で
は凸部の先端と(操作部13を覆う)操作部カバー部1
9を介して操作部13の側面とに押圧力が作用すること
により、凸部は弾性的に変形し、その際凸部は操作部カ
バー部19とほぼ密着状態になり、UDノブ49を回転
或いは回動するためにUDノブカバー53も回転或いは
回動されても、常時弾性的な接触状態を維持し、シール
機能を保持する。
【0033】RLノブカバー54も、UDノブカバー5
3と同様に弾性変形部材による環状の凸部から成るシー
ル部56が形成されている。つまり、この凸部の先端側
はUDノブカバー53における外側の面(RLノブカバ
ー54に対向する側の面)と弾性的に接触し、この弾性
的な接触面により外部から汚物などが進入するのを防止
するシール機能を有するようにしている。
【0034】さらにシール部56とは反対側の面(外側
の面)に変形自在の袋状部57を有し、RLノブカバー
50及びエンゲージノブ51を覆うようにしている。こ
れらシール部55、56及び袋状部57の変形自在の部
材はノブカバーの本体部分とは別部材で、材質はシリコ
ーンやラテックス等のゴム系樹脂又はテフロン(ポリテ
トラフルオロエチレン)やポリ塩化ビニル等の合成樹
脂、又は発水性の紙等、薄肉状で変形可能な材料が適し
ている。
【0035】次にこの実施例の作用を説明する。図5
(a)に示すように操作部13を操作部カバー部19で
覆うように装着し、この開口部45から突出するアング
ルノブ47に対し、その上方からUDノブ49に対して
UDノブカバー53をはめることにより、図5(b)に
示すようにUDノブ49にUDノブカバー53を装着す
ることができる。この環状のシール部55が操作部カバ
ー部19を介して操作部13に押しつけられ、この押し
つけられることによる弾性的な接触状態によってアング
ルノブ47と操作部13の隙間の発生を解消している。
【0036】さらに、RLノブ50に対してRLノブカ
バー54を装着することで、環状のシール部56がUD
ノブカバー53に押しつけられ、弾性的な接触状態によ
って隙間の発生をなくしている。又、袋状部57はエン
ゲージノブ51を覆っている。
【0037】従って、図5(b)に示すような装着状態
で、カバー方式内視鏡を使用して内視鏡検査を行った場
合において、例えばRLノブ50を回転するためにRL
ノブカバー54の外側からRLノブ50を回転操作した
場合、このRLノブ50に装着されたRLノブカバー5
4も回転し、そのシール部56を形成する環状の凸部の
先端側も回転移動するが、常時UDノブカバー53に弾
性的に接触する状態を維持し、隙間が発生しないので、
外部から隙間を介してアングルノブ47側に汚物などが
進入することを防止できる。
【0038】また、UDノブ49を回転するためにUD
ノブカバー53の外側から回転した場合にも、そのシー
ル部55を形成する環状の凸部の先端側は常時操作部1
3に押しつけられ、これらの間の操作部カバー部19と
弾性的に接触する状態を維持し、外部からアングルノブ
47側に汚物などが進入することを防止できる。
【0039】従ってこの実施例によれば、アングルノブ
47に環状のシール部を有するアングルカバーを取り付
けたことで、UDノブ49と操作部13の間、UDノブ
49とRLノブ50の間に隙間が発生するのを防止して
汚物等が浸入しないようにできるので、操作部13が汚
れず、症例間で消毒等を行う手間が省けると共に、その
消毒に要する時間も内視鏡検査に使用できることにな
る。
【0040】つまり、この実施例によれば、内視鏡検査
後にもアングルノブ47を有するカバー用内視鏡4を汚
染されないように清潔に維持できるので、カバー用内視
鏡4に新しい内視鏡カバー3を装着することにより、次
の症例に使用でき、使用効率の低下も防止できる。
【0041】次に本発明の第2実施例を図6を参照して
説明する。図6は第2実施例における湾曲操作部付近の
構造を示す。この実施例は安価なノブカバーを提供する
ことも目的としている。
【0042】第1実施例ではUDノブカバー53及びR
Lノブカバー54はそれぞれ別体のシール部55、56
を設けた構成であったが、この実施例ではそれぞれ同一
の材料で一体成形でUDノブカバー60及びRLノブカ
バー61を形成している。つまり、UDノブカバー60
には、同じ材料で凸部によるシール部55′が一体で形
成され、RLノブカバー61には、同じ材料で凸部によ
るシール部56′が一体で形成されている。また、RL
ノブカバー61には、同じ材料で袋状部57′が一体で
形成されている。
【0043】それぞれ一体で成形する材質は、例えばシ
リコーンやラテックス等のゴム系樹脂やテフロンやポリ
塩化ビニル等の合成樹脂が適している。この場合、シー
ル部55′、56′が弾性を有するような材質で形成さ
れる。その他は第1実施例と同様の構成である。
【0044】この第2実施例の作用は第1実施例とほぼ
同じである。この第2実施例の効果は各ノブカバー5
3、54を一体成形で加工できるので、安価にできる。
その他は第1実施例と同様の効果を有する。
【0045】次に本発明の第3実施例を図7を参照して
説明する。図7は第3実施例における湾曲操作部付近の
構造を示す。この実施例は操作部カバー部と、ノブカバ
ーとのシール性、位置決め性を向上することを目的とし
ている。
【0046】この実施例では操作部カバー部19におけ
るアングルノブ47が突出する開口部62に、UDノブ
カバー63のシール部64と対応する位置に溝を有する
リング状のシール受け65を設け、このシール受け65
は操作部カバー部19に位置決め接続されている。
【0047】さらに、RLノブカバー66のシール部6
7と対応するUDノブカバー63の外側の面には円環の
溝形状をしたシール受け68が設けられている。尚、シ
ール受け68の断面形状は単なるUの字型ではなくL字
形をしていても良い。
【0048】UDノブカバー63のシール部64は、例
えばUDノブカバー63と同じ材料で、弾性を有する材
質で一体的に形成されている。また、RLノブカバー6
6のシール部67も例えばRLノブカバー66と同じ材
料で、弾性を有する材質で一体的に形成されている。そ
の他は第1実施例と同様の構成である。
【0049】次に作用を説明する。UDノブ49、RL
ノブ50各々にUDノブカバー63、RLノブカバー6
6を装着することによりシール部64,67がシール受
け65,68の溝内面に押しつけられた状態で位置決め
される。
【0050】この第3実施例によれば、シール部64、
67はシール受け65,68にそれぞれはまり合った状
態で位置決めされるので、内視鏡検査中にアングルノブ
47を操作したり、操作部13を操作部カバー部19越
しに握ったりしても、シール部64、67はシール受け
65、68にはまり合って押圧された弾性的な接触状態
を(シール受け65、68がない場合よりも)維持でき
る。
【0051】従って、この接触状態では隙間が発生する
ことを、第1実施例よりも確実に防止でき、汚染等が操
作部カバー部19の内側へまわり込むことを、より積極
的に防止できる。その他は第1実施例と同様の効果を有
する。
【0052】次に本発明の第4実施例を図8を参照して
説明する。図8は第4実施例におけるアングルノブ付近
の構造を示す。この実施例は湾曲操作ノブの他に、処置
具を起上させる起上ノブとか、湾曲操作ノブのブレーキ
操作を行うブレーキノブなど、他の操作ノブを有するカ
バー方式内視鏡において、他の操作ノブを汚さない機構
を提供すると共に、操作部への汚物の付着を防止するこ
ともを目的としている。
【0053】この目的を実現するために、アングルノブ
47付近に設けられた例えば起上ノブ70に起上ノブ用
のノブカバー71を被せ、アングルノブ47は第1実施
例で示す構造と殆ど同じノブカバーで覆う構成にしてい
る。アングル軸48から延出された起上ノブ70にはそ
の基端付近までノブカバー71で覆われ、このノブカバ
ー71をシール部55が操作部13側に押しつけるよう
にして、弾性的に接触する構造にしている。
【0054】この実施例ではUDノブカバー53のシー
ル部55が、起上ノブ70の上から操作部カバー部19
を押さえるが、シール部55は弾性材料から成るので、
起上ノブ70の動きを妨げるものではなく、操作性は変
わらない。又、起上ノブ70の部分以外では、シール部
55が操作部カバー部19を操作部13に押さえつけて
いる。よって隙間ができるのを防止でき、操作部13が
汚れることを防止できる。また、ノブカバー71の開口
はシール部55で押さえつけられている部分より内側で
あるので、起上ノブ70も汚染されない。なお、この第
4実施例は起上ノブ70の代わりにブレーキノブ等にも
適用できる。
【0055】次に本発明の第5実施例を図9を参照して
説明する。図9は第5実施例における湾曲操作部付近の
構造を示す。この実施例は第4実施例と同様に、湾曲操
作ノブ付近に設けられた他の操作手段を汚さない機構を
提供すると共に、操作部本体への汚物の付着を防止する
ことも目的としている。
【0056】UDノブ49と、操作部本体74の間に、
処置具の起上操作を行う起上レバー本体72が設けてあ
る。この起上レバー本体72は円環状をしていて、その
起上レバー本体72には着脱自在のレバーカバー75が
取り付けられるようになっている。
【0057】このレバーカバー75には操作用の摘みが
形成され、さらに操作部本体74側の面には円環状の凸
部が設けてあり、シール部76を形成している。つま
り、この凸部は(操作部本体74を覆う)操作部カバー
部19を介して操作部本体74に押しつけられ、間に介
装される操作部カバー部19と弾性的に接触し、シール
する機能を有するようにしている。
【0058】UDノブ49に着脱自在で取り付けらえれ
るUDノブカバー73のシール部77はこの起上レバー
75の円環状部分に押し当てられ、シールする機能を有
する。RLノブ50を覆うRLノブカバー78における
UDノブカバー73側の面にも凸部を設けてシール部7
9が形成されている。
【0059】この実施例ではシール部76,77,79
はその相手方に対して確実に押さえ付けられるので、そ
の間に隙間が発生するのを防止でき、汚物の侵入を防止
できる。この実施例によれば、操作部本体74が汚れる
ことを防止できる。また、操作部カバー部19の開口部
45の周囲がシール部76で押しつけられているし、他
方の面もシール部77で押しつけられているので、起上
レバー本体72も汚染されない。
【0060】なお、レバーカバー75は使い捨てである
が、消毒液等に耐性を有する材質で形成し、取り外して
消毒等を行うようにして再使用できるタイプにしても良
い。なお、この第5実施例でも起上レバー機構の代わり
にブレーキ操作等を行う他の操作機構にも適用できる。
【0061】なお、上述の各実施例では例えば凸部が弾
性を有する部材で形成して、装着状態では相手側と弾性
的に接触するようにしてシール機能を有するシール手段
を構成しているが、これに限定されるものでない。
【0062】例えば図5において、シール部55の凸部
は殆ど弾性を有しない部材で構成し、装着状態でこの凸
部が接触する相手方となる操作部カバー部19の開口部
45周囲に円盤状の弾性部を設けるようにして装着時に
凸部と弾性部とが弾性的に接触する変形例のようにも良
い。
【0063】同様に図5のシール部56を形成する凸部
を、例えば硬質の樹脂など弾性を有しない部材で形成
し、この凸部が接触するUDノブカバーの外側の部分に
弾性を有する弾性部を形成し、装着時に凸部とUDノブ
カバーの弾性部とが弾性的に接触する変形例のようにし
ても良い。これら変形例は図5以外の実施例にも適用で
きる。また、凸部側と該凸部が接触する相手方部材共
に、弾性を有する部材で形成しても良い。
【0064】なお、上述の各実施例及び変形例では湾曲
操作部材がUDノブ49及びRLノブ50を有するアグ
ルノブ47で構成されているが、UDノブ49あるいは
RLノブのみから構成される場合にも適用できる。ま
た、湾曲操作部材がレバーなどで構成されていても良
い。
【0065】次に本発明の第6実施例を図10を参照し
て説明する。図10は湾曲操作部付近をカバー用内視鏡
側を側面図で示す。この実施例は操作部カバー部が2体
以上に分かれているカバー方式内視鏡において、各々隙
間の発生を防止することにより汚染物の侵入を防ぐこと
を目的とする。
【0066】操作部カバー部80は、操作部本体84を
覆う操作部本体カバー81、UDノブ85を覆うUDノ
ブカバー82、RLノブ86を覆うRLノブカバー83
とで構成されている。各々のカバーは帯電処理が施され
た合成樹脂から成り、ノブカバー82,83はノブ8
5、86をそれぞれをくるむように覆っていてノブカバ
ー82,83の外面側で、操作部本体カバー81と接し
ている。さらに各々のカバーの重なり部分は10mm以
上の十分な幅を有している。
【0067】次に作用を説明する。各々のカバーが帯電
しているため、相互に吸着力が働き、つなぎ部は可動状
態で隙間なく密着している。この実施例によれば、カバ
ー相互の隙間の発生を防止でき、従って隙間からの汚染
物の侵入を防止でき、かつシールのための部材を必要と
しないので、原価を低減化できる効果がある。
【0068】次に本発明の第7実施例を図11を参照し
て説明する。図11は図10と同様に湾曲操作部付近を
示す。又、この実施例の目的は図10の第6実施例と同
じである。
【0069】図10の実施例ではUDノブ85とRLノ
ブ86とを別体のUDノブカバー82、RLノブカバー
83でそれぞれ覆うようにしていたが、この実施例では
UDノブ85とRLノブ86とを1つのノブカバー88
で一体的に覆っており、その端部はノブカバー88内面
側が操作部本体カバー81と接している。その他は第6
実施例と同じ構成である。又、この実施例の作用及び効
果の第6実施例とほぼ同じである。
【0070】さらに、第7実施例においては、図12に
示す変形例のようにカバー81及び88の素材に磁性粉
89を混入させることによっても相互が密着し、第7実
施例と同様の効果を得ることが可能である。なお、操作
部本体カバー81及びカバー88において、両カバー8
1、88が重なる部分付近のみに磁性粉89を混入させ
るようにしても良い。
【0071】図12は図10の第6実施例に適用するこ
ともでき、その場合にも第6実施例とほぼ同様の作用及
び効果を有する。
【0072】次に、内視鏡カバーと内視鏡の接続部に関
する構造を有する第8実施例について述べる。まず、こ
の実施例の従来例を説明する。内視鏡カバーと内視鏡の
接続部に関する構造の従来例として実開昭61−203
716号公報がある。この従来例ではファイバースコー
プ挿入部に着脱可能な保護用シースを設けたもので固定
方法としては、ねじ込み・Oリングによる嵌合・テーパ
部での嵌合などが開示されている。この従来例は挿入部
の折れ、破損を防ぐもので、内視鏡使用時には取り外し
て使用し、保管時等には装着して無理な力がかかるのを
防ぐものである。
【0073】また、他の従来例として実開平3−129
155号公報がある。この従来例は軟性で筒状のプラス
チックフィルムの一端に内部に挿通するカテーテルの固
定用シール部と、他端にカテーテルの貫通可能なカラー
部を設けた無菌のスリーブを開示している。そして、体
腔内へ挿脱する滅菌済のカテーテルが、体外にある場合
に、このスリーブの中へ留置することでカテーテルの汚
染を防ぐ。
【0074】カバー方式内視鏡では、挿入部カバーに対
しカバー用内視鏡を挿入していき、挿入部カバー先端を
内視鏡先端に固定しているが、挿入部カバーは材質的に
軸方向に伸びる為、手元側を所定の位置より引き上げる
ことで先端を固定し易くしている。
【0075】これに対し、実開昭61−203716号
の従来例はカバー方式内視鏡での開示ではないが、これ
をそのままカバー方式内視鏡のカバー口体部の固定方法
に応用した場合は、先端カバーの位置決めの為に挿入部
カバーを内視鏡の蛇管折れ止め付近でスライドして引き
上げようとする場合に自由度が少なく、やりにくいもの
である。
【0076】また、実開平3−129155号の従来例
もカバー方式内視鏡の提案ではないが、体腔内へ挿入す
るものの汚染を防ぐという意味では近い分野である。こ
の従来例は、内部のカテーテルをスリーブの一端へ固定
するものであるが、カバー方式内視鏡では前述のように
挿入部カバーを引き上げようとした場合に、上記従来例
のように固定するものではそれができない。
【0077】このように従来例では内視鏡カバー、特に
その挿入部カバー部をカバー用内視鏡に装着する際に、
挿入部カバー部のカバー外皮(挿入部カバー本体ともい
う)は薄肉のチューブである為にカバー用内視鏡(の挿
入部)を挿入する際に挿入部カバー本体が挿入軸方向へ
伸びてしまうことがしばしば発生する。
【0078】そのため、カバーの先端構成部材とカバー
用内視鏡の先端構成部材が近接しない状態となり、相互
の位置決めがやりにくかった。そこで、例えば口体部を
定位置に位置決めした後、挿入部カバー部をカバー用内
視鏡側に対して引っ張り上げ、各々の先端構成部材が近
接した正常な位置決め状態に設定する作業の必要性が出
てきた。
【0079】この実施例は上記設定を容易に行うことを
目的としている。つまり、挿入部カバー部をカバー用内
視鏡に装着する際に、挿入部カバー部が伸びてカバー側
及び内視鏡側の先端構成部材が接近しない状態になって
も、容易に位置決め状態(カバー先端部を内視鏡先端部
に接近した位置決め状態)に設定できるカバー方式内視
鏡の提供することを目的とする。換言すると、内視鏡カ
バー装着時に口体部における挿入部カバーの引き上げを
行い易いカバー方式内視鏡の提供することを目的とす
る。
【0080】図13に示すように挿入部カバー部91
は、薄肉で可撓牲を有するチューブで形成され、カバー
用内視鏡93の挿入部93bを覆う挿入部カバー本体9
7と、この挿入部カバー本体97の基端に設けられた口
体部92とを有し、図14に示すように挿入部カバー本
体97の先端にはカバー先端構成部(或いはカバー先端
部)97aが設けてある。
【0081】この口体部92は、カバー用内視鏡93の
操作部93aに着脱自在で固定される操作部固定部92
aと、挿入部カバー本体97の基端(後端)が固定され
るカバー固定部92bと、両固定部92a,92bの間
に形成された蛇腹部96とから構成される。
【0082】操作部固定部92aには操作部93aに固
定される際の位置決め手段となる凸部94が内面に形成
されており、カバー用内視鏡93の操作部93a側に
も、この凸部94に対応する位置に凹部95が設けてあ
る。
【0083】この凸部94と凹部95は球状でも、外周
に連続した円環状でも良く、又、軸方向にずれて複数ヶ
所あっても良い。さらに、口体部92における両固定部
92a,92bの間に形成された蛇腹部96はそれ自体
が挿入軸方向(図13では左右方向)に変位可能で、伸
縮性に富む例えばエラストマゴムで形成される。この蛇
腹部96よりも先端側のカバー固定部92bには挿入部
カバー本体97が接着剤等で固定されている。
【0084】次に作用を説明する。挿入部カバー部91
にカバー用内視鏡93の挿入部93bを挿入していき、
口体部92の位置決め用の凸部94を操作部93aの凹
部95にはめ、図13に示す状態にする。
【0085】この状態では挿入部カバー部91はカバー
用内視鏡93を挿入することで挿入部カバー本体97自
体が軸方向に伸びて図14(a)に示すように長さがL
aとなり、この長さLaは正規の状態である図14
(b)の挿入部カバー本体97の長さLa′と比べて長
い。つまり、La′<Laとなる。
【0086】又、蛇腹部96も伸長した状態に近い状態
となり、従って図14(a)の状態での蛇腹部96の長
さLbは、図14(b)の状態での十分に折り畳んだ状
態での蛇腹部96の長さLb′より長くなっている。つ
まりLb>Lb′となっている。
【0087】図14(a)の状態では挿入部93bの先
端部93cはカバー先端部97aの内面と離間した状態
となり、図14(b)に示すように先端部93cがカバ
ー先端部97aの内面に殆ど嵌合する正常な位置決め状
態になっていない。
【0088】図14(a)の状態に対し、口体部92の
カバー固定部92b付近を把持して、挿入部カバー本体
97を操作部93a側に引っ張り上げることで、図14
(b)に示す正規の状態のように挿入部93bの先端部
93cとカバー先端部97aとの位置決めを簡単に行う
ことができる。
【0089】この実施例によれば、口体部92に設けた
蛇腹部96によって、挿入部カバー本体97の引き上げ
が容易となり、全体の装着時間も短縮できる。また、挿
入部93bを覆う挿入部カバー本体97の長さが、挿入
部93bの長さに丁度適合する長さからずれたもので
も、蛇腹部96でそのずれを吸収できる。従って、1種
類の挿入部カバー部91で長さの異なる挿入部93bを
有するカバー用内視鏡93に対応できる。
【0090】なお、第8実施例において、操作部93a
には例えば第1実施例のアングルノブが形成された構成
とし、また、図示しない操作部カバー部及びアングルノ
ブを覆うノブカバーも第1実施例のものを設けるように
しても良い。この場合にはさらに第1実施例の作用及び
効果を有する。このような構成を第9実施例以降の実施
例に適用しても良い。
【0091】次に本発明の第9実施例を図15を参照し
て説明する。図15は口体部付近の構造を示す。この実
施例はカバー用内視鏡93を挿入部カバー部91に装着
する際に、内視鏡93の挿入部93bが送気、送水、吸
引用の管路チューブ98により装着しにくくなることを
防止することを目的としている。
【0092】挿入部カバー部91の挿入部カバー本体9
7を例えば2つの開口ルーメン99a,99bを有する
マルチルーメンチューブにより構成し、ルーメン99a
には、送気、送水、吸引の管路チューブ98が挿通さ
れ、もう1つのルーメン99bにはカバー用内視鏡93
の挿入部93bが挿通される。
【0093】この内視鏡93が挿通されるルーメン99
bには口体部92の操作部固定部92a側からガイドパ
イプ101が伸びており、その端部はルーメン99bの
内面と重なり合う位置までその端部が前方に延びてい
る。
【0094】また、図14と同様に口体部92には蛇腹
部96が形成されている。なお、図14のように位置決
め用の凸部と凹部を形成しても良い。その他は図14と
同様の構成である。この実施例では挿入部カバー部91
において、送気、送水、吸引の管路チューブ98が挿通
されるルーメン99aと、挿入部93bが挿通されるル
ーメン99bが独立しており、挿入部93bを挿入部カ
バー部91に対しての出し入れが容易となる。
【0095】この実施例によればマルチルーメンチュー
ブを用いた場合において、挿入部93bの装着が容易と
なる。
【0096】次に本発明の第10実施例を図16を参照
して説明する。図16は口体部付近の構造を示す。この
実施例は操作部に対して口体部をスライドさせる場合
に、口体部内側の吸引管路が圧縮されてつぶれることを
防止することを目的としている。
【0097】この実施例では口体部108は、カバー用
内視鏡107の操作部112に固定される上側口体部1
09と、挿入部カバー本体114が固定される下側口体
部110の2つの部分に大きく分かれており、上側口体
部109は止めリング111により操作部112のネジ
部113に位置決め固定されている。
【0098】挿入部カバー本体114の後端部が連結さ
れた下側口体部110は、前後に配置した2つのシール
部材115、115でシール状態を保ちながら上側口体
部109に対して(ほぼ2つのシール部材115、11
5の間で)スライド可能なスライド部116で位置決め
(連結)されている。
【0099】さらに、このスライド部116には、例え
ば突起で形成されたストッパ117が設けられており、
外れないようにしている。口体部108内部の、例えば
吸引管路118は上側口体部109に接続固定される部
分と、下側口体部110に接続される部分に分かれてお
り、管路嵌合部119で相方を気密状態で嵌合させ、軸
方向にスライド可能にしている。図示しない他の送気、
送水用管路も同様に管路嵌合部でスライド自在の構造に
なっている。図16では吸引管路118であり、この吸
引管路118は処置具挿通のチャンネル106と連通し
ている。
【0100】このような構成にして挿入部カバー本体1
14をカバー用内視鏡107の操作部112側に引き上
げるために、下側口体部102を操作部112側へ引き
上げる操作を行うと、下側口体部110内側の管路嵌合
部119もスライドし、吸引管路118がつぶれること
を解消できる。
【0101】この実施例によれば、口体部108の上側
口体部109を位置決め後、下側口体部110をスライ
ドさせても、管路118のチューブが圧縮されてつぶれ
ることがなく、送気、送水、吸引の機能を損なうことが
ない。
【0102】次に本発明の第11実施例を図17を参照
して説明する。図17は、図16と同じように口体部付
近の構造を示す。また、この実施例は第10実施例と同
じ目的のものである。
【0103】図16に示す第10実施例と異なる点は、
口体部108内側の管路嵌合部119がその外周を蛇腹
状伸縮部材から成るカバー121により密封状態で覆わ
れている。
【0104】この構成によれば、分割された管路118
の管路嵌合部119がスライドする際に、カバー121
が蛇腹部の伸縮により、気密状態を維持している。この
実施例によれば、管路嵌合部119で気密を確保する必
要がなく、確実に管路118の気密状態を確保できる。
【0105】次に本発明の第12実施例を図18を参照
して説明する。図18は、図16と同じように口体部付
近の構造を示す。また、この実施例は第10実施例と同
じ目的のものである。
【0106】第10実施例と異なる点は、口体部内側の
管路嵌合部119の代わりにこの部分でに蛇腹部122
を形成して吸引管路118を連結している点である。
【0107】この構成によれば、口体部108の下側口
体部110がスライドする際に、管路118の蛇腹部1
09が伸縮する。
【0108】この実施例によれば管路の一部が伸縮する
ので、気密の確保が容易である。その他は第10実施例
と同様の効果を有する。
【0109】第10実施例ないし第12実施例は、第1
実施例と同様に側視型カバー方式内視鏡であり、この側
視型カバー方式内視鏡の先端にはディスポーザブルな構
成部品として処置具起上台が設けてあり、その処置具起
上機構に利用できる実施例を以下に説明する。
【0110】処置具起上機構を有する従来例として例え
ば実公昭56−6082号公報がある。この従来例は処
置具挿通チャンネルを内視鏡先端より突出させ、それを
先端にいくほど軟らかいものとし先端部に起上操作のワ
イヤを付けた構造にしている。そして、先端にいくほど
処置具挿通チャンネルは軟らかくなっているので起上ワ
イヤを操作することで、先端側から屈曲していくもので
ある。
【0111】また、特公平3−8212号公報に開示さ
れた従来例もある。この従来例は硬性内視鏡における処
置具のアングル機構で、金属フレックスのアングル部分
の先端に位置決めされたアームがあり、このアームはリ
ンク機構により手元側操作部材と連結されている。
【0112】そして、手元側操作部材を操作すること
で、前記アームが引張られ、それによりアングル部が屈
曲し、内部を通る処置具が曲げられるものである。この
実公昭56−6082号公報では、処置具挿通チャンネ
ルの先端にワイヤを接続しているが、具体的な接続方法
は示されておらず、現実性に欠けている。特公平3−8
212は金属フレックスによる処置具のアングル機構が
硬性内視鏡との組合せで示されているが、その屈曲力は
リンク機構によるアームの動きで伝達されるもので、軟
性内視鏡では適用不可能なものである。
【0113】以下の実施例の目的は簡単な構成、かつ安
価な処置具起上機構を提供することである。
【0114】図19を参照して本発明の第13実施例を
説明する。この実施例では処置具起上台をコイルを巻回
したほぼ管状形状の部材を用いて構成し、かつ起上操作
ワイヤをコイルチューブを構成する素材を用いて構成す
ることで目的とする簡単な構成、かつ安価な処置具起上
機構を実現する。
【0115】図19に示すカバー先端部130における
処置具チャンネル132に通じるチャンネル先端開口部
131には、ほぼ管状形状に近い形状のコイルスプリン
グで構成した処置具起上台133が配置されている。コ
イルを巻回したこのコイルスプリングはその一方の開口
端部が処置具チャンネル132の出口付近に接着剤等で
固定され、他方の開口端部となる先端開口部134側が
斜面に沿って前方に配置され、かつこの先端開口部13
4からコイルを巻いていたワイヤ135を巻かずに直線
状態とし、そのままワイヤ挿通ガイド136を通して図
示しない内視鏡操作部まで導き、処置具起上レバーに連
結し、起上ワイヤとした構成にしている。
【0116】この構成によれば、図示しない処置具起上
レバーを操作することで、ワイヤ135を引っ張り、柔
軟なコイルスプリングからなる処置具起上台133の先
端を起上させる動作を行うことができる。
【0117】この実施例によれば、処置具起上台133
を構成するコイルスプリングの素材となるワイヤ135
をそのまま(接続する作業等を不必要で)起上ワイヤと
して用いているので、処置具起上台133とワイヤ13
5を連結する作業を省略でき、簡単な構成で、かつ安価
な処置具起上機構を実現できる。
【0118】また、処置具起上台133とこの処置具起
上台133を起上させるワイヤ135が一体であり、接
着剤等で接続した場合の接続部よりも強度のバラツキを
少なくでき、必要とされる強度を確実に達成でき、接続
部でワイヤが外れてしまう等の故障の発生を少なくで
き、信頼性を向上できる。また、弾性に富むコイルスプ
リングで処置具起上台133を構成することにより、ワ
イヤ135を引っ張る操作をやめると、コイルスプリン
グの弾性力により速やかに処置具起上台133は起上状
態から起上しない状態に復帰し、起上(及び起上停止)
操作に対する応答性が良い。また、この実施例において
は、コイルスプリングの基端側をそのまま操作部側に延
長して処置具チャンネルとして用いても良い。このよう
にすると、処置具チャンネルと、処置具の起上操作を行
う起上機構とを簡単に形成できる。なお、この場合には
シールを行うチューブをコイルスプリングの内側などに
設けることが望ましい。
【0119】次に本発明の第14実施例を図20を参照
して説明する。この実施例の目的は第13実施例と同様
に簡単な構成、かつ安価な処置具起上機構を提供するこ
とである。この実施例では、図19におけるコイルスプ
リングでなく蛇腹状の金属チューブをカバー先端部13
0のチャンネル先端開口部131に設け、処置具起上台
137とし、金属チューブの先端開口部付近にワイヤの
一端を溶接して一体的に固定し、ワイヤ挿通ガイド13
6を通した他端側を図示しない処置具起上操作部材に接
続し、処置具起上用のワイヤ135とした。金属チュー
ブの基端(後端)は処置具チャンネル132の出口付近
に接着剤などで固定されている。
【0120】この構成によれば、蛇腹状の金属チューブ
を処置具起上台136として用いることにより、ワイヤ
135を介して第13実施例と同じように起上操作を行
うことができる。
【0121】この実施例によれば、処置具起上台137
とワイヤ135とを金属どうしで構成できるので、直接
溶接で一体的に接続固定を行うことができ、組立時間が
短縮でき、原価低減につながる。また、接着剤を用いた
場合よりも強度を大きくでき、接続部がワイヤ135が
外れる等の故障の発生を少なくできる。
【0122】なお、上述した実施例を部分的などで組み
合わせて異なる実施例を構成することも可能であり、そ
れらも本発明に属する。
【0123】[付記] (1)前記凸部は弾性を有する弾性凸部であり、該弾性
凸部は、常温でゴム状弾性を有するエラストマゴムで形
成される請求項1記載のカバー方式内視鏡。 (2)前記エラストマゴムは、アクリロ=トリル・ブタ
ジエンゴムである付記1記載のカバー方式内視鏡。
【0124】(3)カバーと、該カバーで覆われる内視
鏡とからなるカバー方式内視鏡において、前記カバーは
前記内視鏡の挿入部を覆う挿入部カバー及び該挿入部カ
バーの基端に設けられた口体部とを有し、かつ前記口体
部が前記内視鏡の操作部に対して着脱自在に固定できる
操作部固定部と、前記挿入部カバーの基端が取り付けら
れるカバー固定部と、前記操作部固定部と前記カバー固
定部との中間に設けた伸縮部とを有しているカバー方式
内視鏡。挿入部カバーを挿入部を覆うように装着する作
業で、挿入部カバーが伸長して挿入部カバーの先端部か
ら挿入部の先端部が離間した状態になっても、操作部固
定部を操作部に固定した状態で、カバー固定部を操作部
側に引き上げる操作を行うことにより、容易に挿入部カ
バーの先端部に近接する位置に挿入部の先端部を設定で
きる。
【0125】(4)前記操作部固定部とカバー固定部と
伸縮部は一体成形されている付記3記載のカバー方式内
視鏡。 (5)少なくとも前記伸縮部はエラストマゴムより形成
されている付記3記載のカバー方式内視鏡。
【0126】(6)処置具が挿通されるチャンネルと、
該チャンネルの先端に前記処置具を起上する起上台を有
するカバーと、該カバーで覆われる内視鏡とからなるカ
バー方式内視鏡において、前記起上台は金属の管状部材
で構成され、かつ金属製で起上操作用のワイヤを前記管
状部材に一体的に固定したカバー方式内視鏡。手元側で
ワイヤを引っ張る操作を行うことにより、管状部材で構
成した起上台を起上できる。管状部材とワイヤとがとも
に金属製であるので一体的に固定する作業が容易であ
る。
【0127】(7)前記起上操作ワイヤを管状部材に一
体的に固定する手段は溶接による溶接手段である付記6
記載のカバー方式内視鏡。
【0128】(8)前記溶接手段は金属溶接である付記
7記載のカバー方式内視鏡。
【0129】(9)処置具が挿通される処置具チャンネ
ルを有するカバーと、該カバーで覆われる内視鏡とから
なるカバー方式内視鏡において、前記処置具チャンネル
をコイルワイヤで形成し、その端部において処置具挿通
チャンネルを形成していたワイヤを展開伸長し、起上操
作ワイヤとして用いたカバー方式内視鏡。処置具チャン
ネルをコイルワイヤで形成し、かつその端部でワイヤを
展開伸長し、起上操作ワイヤとして用いることにより、
処置具チャンネルと処置具の起上を行うことのできる処
置具起上機構を簡単な構成で実現できる。
【0130】
【発明の効果】上述したように本発明によれば、湾曲自
在の湾曲部が設けられた挿入部と、前記挿入部の後端側
に形成され、前記湾曲部の湾曲操作を行う湾曲操作部材
が設けられた操作部とを有する内視鏡と、前記内視鏡を
覆うカバーとから構成されるカバー方式内視鏡におい
て、前記カバーは前記操作部を覆う操作部カバーと、該
操作部カバーの開口から露出する湾曲操作部材を包む1
つ以上の湾曲操作カバーとを有し、前記湾曲操作カバー
の少なくとも一部が、湾曲操作部材に対して着脱可能で
あると共に、前記湾曲操作カバーにおける前記湾曲操作
部材の周囲を囲むように凸部が設けられ、前記凸部はカ
バー装着状態において前記操作部カバー又は他の湾曲操
作カバーと弾性的に接触するシール手段を形成している
ので、接触する部分に隙間ができるのを防止し、従って
隙間を介しての内視鏡の湾曲操作部材の汚染を防止で
き、内視鏡検査後にも内視鏡側を清潔に維持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を備えた内視鏡カバー方式
の内視鏡装置の全体構成を示す斜視図。
【図2】内視鏡カバーの全体構成を示す斜視図。
【図3】内視鏡カバーをカバー用内視鏡に装着した状態
を示す斜視図。
【図4】内視鏡カバーの先端部の構成を示す斜視図。
【図5】操作部のアングルノブ付近の構成を示す断面
図。
【図6】本発明の第2実施例におけるアングルノブ付近
の構成を示す断面図。
【図7】本発明の第3実施例におけるアングルノブ付近
の構成を示す断面図。
【図8】本発明の第4実施例におけるアングルノブ付近
の構成を示す断面図。
【図9】本発明の第5実施例におけるアングルノブ付近
の構成を示す断面図。
【図10】本発明の第6実施例におけるアングルノブ付
近の構成を示す側面図。
【図11】本発明の第7実施例におけるアングルノブ付
近の構成を示す側面図。
【図12】第7実施例の変形例におけるカバーの一部の
構成を示す図。
【図13】本発明の第8実施例における口体部付近の構
成を示す断面図。
【図14】第8実施例の作用説明図。
【図15】本発明の第9実施例における口体部付近の構
成を示す断面図。
【図16】本発明の第10実施例における口体部付近の
構成を示す断面図。
【図17】本発明の第11実施例における口体部付近の
構成を示す断面図。
【図18】本発明の第12実施例における口体部付近の
構成を示す断面図。
【図19】本発明の第13実施例におけるカバー先端側
の処置具起上機構を示す図。
【図20】本発明の第14実施例におけるカバー先端側
の処置具起上機構を示す図。
【図21】従来例におけるアングルノブ付近の構成を示
す図。
【符号の説明】
1…内視鏡カバー方式の内視鏡装置 2…カバー方式内視鏡 3…(チャンネル付)内視鏡カバー 4…カバー用内視鏡 13…操作部 18…挿入部カバー部 19…操作部カバー部 31…カバー先端構成部 32…カバー外皮 33…口体部 36…処置具挿入口 45…開口部 47…アングルノブ 48…アングル軸 49…UDノブ 50…RLノブ 53…UDノブカバー 54…RLノブカバー 55、56…シール部 57…袋状部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 湾曲自在の湾曲部が設けられた挿入部
    と、前記挿入部の後端側に形成され、前記湾曲部の湾曲
    操作を行う湾曲操作部材が設けられた操作部とを有する
    内視鏡と、前記内視鏡を覆うカバーとから構成されるカ
    バー方式内視鏡において、 前記カバーは前記操作部を覆う操作部カバーと、該操作
    部カバーの開口から露出する湾曲操作部材を包む1つ以
    上の湾曲操作カバーとを有し、前記湾曲操作カバーの少
    なくとも一部が、湾曲操作部材に対して着脱可能である
    と共に、前記湾曲操作カバーにおける前記湾曲操作部材
    の周囲を囲むように凸部が設けられ、前記凸部はカバー
    装着状態において前記操作部カバー又は他の湾曲操作カ
    バーと弾性的に接触するシール手段を形成したことを特
    徴とするカバー方式内視鏡。
JP6172715A 1994-07-25 1994-07-25 カバー方式内視鏡 Withdrawn JPH0833606A (ja)

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