JPH083315Y2 - 食 器 - Google Patents

食 器

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JPH083315Y2
JPH083315Y2 JP1993004875U JP487593U JPH083315Y2 JP H083315 Y2 JPH083315 Y2 JP H083315Y2 JP 1993004875 U JP1993004875 U JP 1993004875U JP 487593 U JP487593 U JP 487593U JP H083315 Y2 JPH083315 Y2 JP H083315Y2
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JP
Japan
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food
tableware
spoon
concave
drink
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Application number
JP1993004875U
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English (en)
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JPH0657268U (ja
Inventor
一郎 中里
Original Assignee
有限会社平戸洸祥団右衛門窯
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、スプーンを使って例
えば、スープ、カレーライス、チャーハン等の飲食物を
食する場合に使用される食器に係り、特に、食器の底面
部に凹面状の溜部を設けることにより、飲食物の残りを
凹面状の溜部内に集めてスプーンを使って容易に掬うこ
とができ、食器に飲食物の一部が残余するのを極力防ぐ
ようにした食器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】今日、家庭における食生活の洋風化、更
には外食産業の発達に伴い、大小の皿を主体とし、スプ
ーンを使う洋食器で例えば、スープ、カレーライス、チ
ャーハン等の飲食物を食する機会が多くなってきた。そ
の際に使用される食器は、円形で浅く底面が平たい形状
である皿が一般的である。また、スプーンは先端部が楕
円状で柄が付いており、スープなどの液体や柔らかい固
形物を掬うことに用いられている。
【0003】ところで食事作法は料理の種類や使用され
る食器によって異なる。従来の日本の食事は、飯、魚、
野菜が多く、箸や茶碗を使用し食器を手にもって食べる
形式であった。一方、洋食器を使用して食事をする場合
は、皿は食卓の上に置き、スプーンやフォークなどで飲
食物を掬うので、皿を手に持ったまま食事をすることは
ない。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、皿は底
面部が平たく、スプーンの先端部曲面は皿の底面部より
曲がっているため、スプーンを使って例えば、スープ、
カレーライス、チャーハン等の飲食物を食する場合に、
飲食物の量が減ってくると掬いにくくなり、飲食物の一
部が残余することがあった。これは、食卓に出されたも
のは残さず食べるという食事作法からみて好ましいこと
ではない。
【0005】また、飲食物が残余すると、食器を洗う前
に残飯処理をしなければならず後片付けの煩雑さを招く
ことになる。特に外食産業においては、大量の飲食物を
取り扱うため残飯の量も膨大になり、残飯を衛生的に処
理するためには後片付けの煩雑さは免れられなかった。
【0006】この考案は、上記のような課題に鑑み、そ
の課題を解決すべく創案されたものであって、その目的
とするところは、スプーンを使って例えば、スープ、カ
レーライス、チャーハン等の飲食物を食する場合に食器
の底面部に凹面状の溜部を設けることにより、飲食物の
残りを凹面状の溜部内に集めてスプーンを使って容易に
掬うことができ、食器に飲食物の一部が残余するのを極
力防ぐようにした食器を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めにこの考案は、スプーンを使って飲食物を食する場合
に使用される食器において、比較的浅く平たい形状の皿
又は器の底面部に、スプーンの先端部縁面形状に対応す
る異なる凹面状の溜部を十宇状に設けると共に、十字状
の中央部で異なる各溜部を連通状態にした構成よりなる
ものである。
【0008】
【作用】以上のような構成を有するこの考案は、次のよ
うに作用する。すなわち、比較的浅く平たい形状の食器
の底面部に、スプーンの先端部縁面形状に対応する凹面
状の溜部を設ける。凹面状の溜部は食器底面部より面積
が小さく、食器底面部から凹面状の溜部底面部間の深さ
のある部分ということになるが、例えば、同一の量の飲
食物を入れた凹面状の溜部のある皿と凹面状の溜部のな
い皿を比べると、凹面状の溜部を設けた皿の飲食物の表
面積は凹面状の溜部のない皿よりも小さくなる。これは
凹面状の溜部のある皿のほうが、凹面状の溜部の分だけ
深さが深くなっているからである。
【0009】従って、飲食物の拡散は凹面状の溜部のあ
る皿のほうが少なく、スプーンを使って掬いやすい。ま
た、凹面状の溜部底面はスプーン先端部縁面のカーブに
対応している楕円状なので、飲食物が極少なくなったと
きに、凹面状の溜部内に飲食物を集め、スプーンを凹面
状の溜部内で一方向に移動させ掬うことができるように
なっている。つまり、飲食物の残りを凹面状の溜部内に
集めてスプーンを使って容易に掬うことができ、食器に
飲食物の一部が残余するのを極力防ぐように作用し、ま
た、スプーンの先端部縁面形状に対応する異なる凹面状
の溜部を十字状に設けると共に、十字状の中央部で異な
る各溜部を連通状態にしたので、異なる凹面状の溜部の
十字状の中央部で食器に残余した飲食物を掬い上げるこ
とができるように作用する。
【0010】
【実施例】以下、図面に記載の実施例に基づいてこの考
案をより具体的に説明する。
【0011】ここで、図1は食器の平面図である。図2
は図1のA−A’断面図である。図3は図1のB−B’
断面図である。
【0014】図において、食器11は円形の皿又は器か
らなり、縁から底面部に向かって緩やな曲線を描きなが
ら狭まっている。食器11の底面部11aはほぼ平ら状
で中央には十字状に楕円状の凹面である溜部12,13
が形成されている。図1で示すように凹面状の溜部12
と13は上下方向の楕円の幅と左右方向の楕円の幅が違
っており、それぞれ大きさの異なるスプーンに対応する
ようになっている。楕円状の凹面である溜部12,13
は十字状の中央部12a,13aで連通状態になってい
る。
【0015】スプーンを使って例えば、スープ、カレー
ライス、チャーハン等の飲食物を食する場合において、
常に凹面状の溜部形状が同じ大きさの食器とスプーンを
揃えておくことは困難である。そこで、凹面状の溜部1
2,13は、大きさの異なるスプーン先端部に対応させ
るために上下方向の楕円状の凹面である溜部12の幅と
左右方向の楕円状の凹面である溜部13の幅が異なるよ
うに形成する。これにより食器11はスプーン先端形状
の大きさを限定せずに使用することができ、飲食物の残
りを異なる凹面状の溜部12,13の十字状の連通する
中央部12a,13a内に集めてスプーンを使って容易
に掬うことができ、食器に飲食物の一部が残余するのを
極力防ぐことができる。
【0016】なお、この考案は上記実施例に限定される
ものではなく、この考案の精神を逸脱しない範囲で種々
の改変をなし得ることは勿論である。例えば、上記実施
例では、凹面状の溜部の形状が楕円の場合で説明したが
これに限定されるものではなく、凹面部は食器の底面部
の中央にリング状(円環状)に形成されてもよく、要は
食器の底面部にさらに一段低い溜部が形成されていれば
よい。
【0017】
【考案の効果】以上の記載より明らかなように、この考
案に係る食器によれば、スプーンを使って飲食物を食す
る場合に使用される食器において、比較的浅く平たい形
状の皿又は器の底面部に、スプーンの先端部縁面形状に
対応する異なる凹面状の溜部を十字状に設けると共に、
十字状の中央部で異なる各溜部を連通状態にしたことに
より、飲食物の残りを異なる凹面状の溜部の十字状の連
通する中央部内に集めてスプーンを使って容易に掬うこ
とができ、食器に飲食物の一部が残余するのを極力防ぐ
ことができる。これによって残飯の量が減り、食器を洗
う前の残飯処理が簡単になり、食事の後片付けがスムー
ズになるという、極めて実用的有益なる効果を奏するも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施例を示す食器の平面図である。
【図2】図1のA−A’断面図である。
【図3】図1のB−B’断面図である。
【符号の説明】
11 食器 11a 食器底面部 12 凹面状の溜部 12a 中央部 13 凹面状の溜部 13a 中央部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スプーンを使って飲食物を食する場合に
    使用される食器において、比較的浅く平たい形状の皿又
    は器の底面部に、スプーンの先端部縁面形状に対応する
    異なる凹面状の溜部を十字状に設けると共に、十字状の
    中央部で異なる各溜部を連通状態にしたことを特徴とす
    る食器。
JP1993004875U 1993-01-23 1993-01-23 食 器 Expired - Lifetime JPH083315Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1993004875U JPH083315Y2 (ja) 1993-01-23 1993-01-23 食 器

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JP1993004875U JPH083315Y2 (ja) 1993-01-23 1993-01-23 食 器

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JPH0657268U JPH0657268U (ja) 1994-08-09
JPH083315Y2 true JPH083315Y2 (ja) 1996-01-31

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ID=11595848

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