JPH0657268U - 食 器 - Google Patents

食 器

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JPH0657268U
JPH0657268U JP487593U JP487593U JPH0657268U JP H0657268 U JPH0657268 U JP H0657268U JP 487593 U JP487593 U JP 487593U JP 487593 U JP487593 U JP 487593U JP H0657268 U JPH0657268 U JP H0657268U
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一郎 中里
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有限会社平戸洸祥団右衛門窯
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スプーンを使って例えば、スープ、カレーラ
イス、チャーハン等の飲食物を食する場合に食器の底面
部に凹面状の溜部を設けることにより、飲食物の残りを
凹面状の溜部内に集めてスプーンを使って容易に掬うこ
とができ、食器に飲食物の一部が残余するのを極力防ぐ
ようにする。 【構成】 スプーンを使って飲食物を食する場合に使用
される食器1において、比較的浅く平たい形状の皿又は
器の底面部1aに、スプーンの先端部縁面形状に対応す
る凹面状の溜部2を設けた構成よりなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、スプーンを使って例えば、スープ、カレーライス、チャーハン等 の飲食物を食する場合に使用される食器に係り、特に、食器の底面部に凹面状の 溜部を設けることにより、飲食物の残りを凹面状の溜部内に集めてスプーンを使 って容易に掬うことができ、食器に飲食物の一部が残余するのを極力防ぐように した食器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
今日、家庭における食生活の洋風化、更には外食産業の発達に伴い、大小の皿 を主体とし、スプーンを使う洋食器で例えば、スープ、カレーライス、チャーハ ン等の飲食物を食する機会が多くなってきた。その際に使用される食器は、円形 で浅く底面が平たい形状である皿が一般的である。また、スプーンは先端部が楕 円状で柄が付いており、スープなどの液体や柔らかい固形物を掬うことに用いら れている。
【0003】 ところで食事作法は料理の種類や使用される食器によって異なる。従来の日本 の食事は、飯、魚、野菜が多く、箸や茶碗を使用し食器を手にもって食べる形式 であった。一方、洋食器を使用して食事をする場合は、皿は食卓の上に置き、ス プーンやフォークなどで飲食物を掬うので、皿を手に持ったまま食事をすること はない。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、皿は底面部が平たく、スプーンの先端部曲面は皿の底面部より 曲がっているため、スプーンを使って例えば、スープ、カレーライス、チャーハ ン等の飲食物を食する場合に、飲食物の量が減ってくると掬いにくくなり、飲食 物の一部が残余することがあった。これは、食卓に出されたものは残さず食べる という食事作法からみて好ましいことではない。
【0005】 また、飲食物が残余すると、食器を洗う前に残飯処理をしなければならず後片 付けの煩雑さを招くことになる。特に外食産業においては、大量の飲食物を取り 扱うため残飯の量も膨大になり、残飯を衛生的に処理するためには後片付けの煩 雑さは免れられなかった。
【0006】 この考案は、上記のような課題に鑑み、その課題を解決すべく創案されたもの であって、その目的とするところは、スプーンを使って例えば、スープ、カレー ライス、チャーハン等の飲食物を食する場合に食器の底面部に凹面状の溜部を設 けることにより、飲食物の残りを凹面状の溜部内に集めてスプーンを使って容易 に掬うことができ、食器に飲食物の一部が残余するのを極力防ぐようにした食器 を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
以上の目的を達成するためにこの考案は、スプーンを使って飲食物を食する場 合に使用される食器において、比較的浅く平たい形状の皿又は器の底面部に、ス プーンの先端部縁面形状に対応する凹面状の溜部を設けた構成よりなるものであ る。 ここで、凹面状の溜部形状は大きさの異なるものが十字状に食器の底面部に形 成されていてもよい。
【0008】
【作用】
以上のような構成を有するこの考案は、次のように作用する。 すなわち、比較的浅く平たい形状の食器の底面部に、スプーンの先端部縁面形 状に対応する凹面状の溜部を設ける。凹面状の溜部は食器底面部より面積が小さ く、食器底面部から凹面状の溜部底面部間の深さのある部分ということになるが 、例えば、同一の量の飲食物を入れた凹面状の溜部のある皿と凹面状の溜部のな い皿を比べると、凹面状の溜部を設けた皿の飲食物の表面積は凹面状の溜部のな い皿よりも小さくなる。これは凹面状の溜部のある皿のほうが、凹面状の溜部の 分だけ深さが深くなっているからである。
【0009】 従って、飲食物の拡散は凹面状の溜部のある皿のほうが少なく、スプーンを使 って掬いやすい。また、凹面状の溜部底面はスプーン先端部縁面のカーブに対応 している楕円状なので、飲食物が極少なくなったときに、凹面状の溜部内に飲食 物を集め、スプーンを凹面状の溜部内で一方向に移動させ掬うことができるよう になっている。 つまり、飲食物の残りを凹面状の溜部内に集めてスプーンを使って容易に掬う ことができ、食器に飲食物の一部が残余するのを極力防ぐように作用する。
【0010】
【実施例】
以下、図面に記載の実施例に基づいてこの考案をより具体的に説明する。
【0011】
【第1実施例】 ここで、図1は食器の平面図である。図2は図1のA−A’断面図である。図 3は図1のB−B’断面図である。
【0012】 図において、食器1は円形の皿又は器からなり、縁から底面部に向かって緩や な曲線を描きながら狭まっている。食器1の底面部1aはほぼ平ら状で中央には 一方向に楕円状の凹面である溜部2が形成されている。また、図2で示すように 凹面状の溜部2の底面部のカーブはスプーン先端部縁面のカーブに対応するよう になっている。
【0013】 凹面状の溜部2が形成された食器1でスプーンを使って例えば、スープ、カレ ーライス、チャーハン等の飲食物を食する場合に、凹面状の溜部2は食器1の底 面部1aより深い部分なので、飲食物の量がだんだん減ってくると、液体の場合 は自然に底面部1a中央の凹面状の溜部2へ流れ込み、また、柔らかい固形物の 場合はスプーンで掻き集めることによって、底面部1a中央の凹面状の溜部2に 飲食物の残りを集めることができる。そして凹面状の溜部2内の飲食物をB’〜 B方向にスプーンを移動させることによって掬い取ることができる。
【0014】
【第2実施例】 図4は食器の平面図である。 食器11は円形の皿又は器からなり、縁から底面部に向かって緩やな曲線を描 きながら狭まっている。食器11の底面部11aはほぼ平ら状で中央には十字状 に楕円状の凹面である溜部12,13が形成されている。図4で示すように凹面 状の溜部12と13は上下方向の楕円の幅と左右方向の楕円の幅が違っており、 それぞれ大きさの異なるスプーンに対応するようになっている。
【0015】 スプーンを使って例えば、スープ、カレーライス、チャーハン等の飲食物を食 する場合において、常に凹面状の溜部形状が同じ大きさの食器とスプーンを揃え ておくことは困難である。そこで、凹面状の溜部12,13は、大きさの異なる スプーン先端部に対応させるために上下方向の楕円状の凹面である溜部12の幅 と左右方向の楕円状の凹面である溜部13の幅が異なるように形成する。これに より食器11はスプーン先端形状の大きさを限定せずに使用することができ、飲 食物の残りを凹面状の溜部12,13内に集めてスプーンを使って容易に掬うこ とができ、食器に飲食物の一部が残余するのを極力防ぐことができる。
【0016】 なお、この考案は上記実施例に限定されるものではなく、この考案の精神を逸 脱しない範囲で種々の改変をなし得ることは勿論である。例えば、上記実施例で は、凹面状の溜部の形状が楕円の場合で説明したがこれに限定されるものではな く、凹面部は食器の底面部の中央にリング状(円環状)に形成されてもよく、要 は食器の底面部にさらに一段低い溜部が形成されていればよい。
【0017】
【考案の効果】
以上の記載より明らかなように、この考案に係る食器によれば、スプーンを使 って飲食物を食する場合に使用される食器において、比較的浅く平たい形状の皿 又は器の底面部に、スプーンの先端部縁面形状に対応する凹面状の溜部を設けた ことにより、飲食物の残りを凹面状の溜部内に集めてスプーンを使って容易に掬 うことができ、食器に飲食物の一部が残余するのを極力防ぐことができる。これ によって残飯の量が減り、食器を洗う前の残飯処理が簡単になり、食事の後片付 けがスムーズになるという、極めて実用的有益なる効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の第1実施例を示す食器の平面図であ
る。
【図2】図1のA−A’断面図である。
【図3】図1のB−B’断面図である。
【図4】この考案の第2実施例を示す食器の平面図であ
る。
【符号の説明】
1 食器 1a 食器底面部 2 凹面状の溜部 11 食器 11a 食器底面部 12 凹面状の溜部 13 凹面状の溜部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スプーンを使って飲食物を食する場合に
    使用される食器において、比較的浅く平たい形状の皿又
    は器の底面部に、スプーンの先端部縁面形状に対応する
    凹面状の溜部を設けたことを特徴とする食器。
  2. 【請求項2】 凹面状の溜部形状は大きさの異なるもの
    が十字状に食器の底面部に形成されている請求項1記載
    の食器。
JP1993004875U 1993-01-23 1993-01-23 食 器 Expired - Lifetime JPH083315Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993004875U JPH083315Y2 (ja) 1993-01-23 1993-01-23 食 器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993004875U JPH083315Y2 (ja) 1993-01-23 1993-01-23 食 器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0657268U true JPH0657268U (ja) 1994-08-09
JPH083315Y2 JPH083315Y2 (ja) 1996-01-31

Family

ID=11595848

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1993004875U Expired - Lifetime JPH083315Y2 (ja) 1993-01-23 1993-01-23 食 器

Country Status (1)

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JP (1) JPH083315Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017006254A (ja) * 2015-06-18 2017-01-12 プラスワン株式会社 幼児または手の不自由な人の食事用プレート

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61157733A (ja) * 1984-12-28 1986-07-17 Toyota Motor Corp エンジンの燃料カツト制御方法

Patent Citations (1)

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JP2017006254A (ja) * 2015-06-18 2017-01-12 プラスワン株式会社 幼児または手の不自由な人の食事用プレート

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JPH083315Y2 (ja) 1996-01-31

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