JP3031655U - カレー皿 - Google Patents

カレー皿

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JP3031655U
JP3031655U JP1996004614U JP461496U JP3031655U JP 3031655 U JP3031655 U JP 3031655U JP 1996004614 U JP1996004614 U JP 1996004614U JP 461496 U JP461496 U JP 461496U JP 3031655 U JP3031655 U JP 3031655U
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curry
shallow
dish
recess
plate
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JP1996004614U
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Inventor
義夫 三宅
Original Assignee
有限会社加古家
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 凹凸形状の皿では、特異な形態であることか
ら積み重ねて収容できないこと、また積み重ねたとして
も不安定であること、等の課題がある。また立上縁を備
えた構成では、皿の洗浄の際には、その角隅に汚れが残
り易いので、この洗浄に手間及び時間を要する等の実用
面での課題がある。 【解決手段】 本考案は、手先の不器用な幼児等にも容
易に掬い得ること、テーブル等への設置、又は食事中に
おいて安定性の向上を図ること、又は収容する際に場所
をとらず安全に設置できること、等を意図する。その手
段は、糸切り・凹掬い表面を有するカレー皿であつて、
このカレー皿にスプーンが挿入できかつこのスプーンと
略々同じ大きさの浅底式凹部を設け、かつこの浅底式凹
部の裏面に糸切りが設けられる構成であり、前記カレー
皿を数枚積み重ねした時に前記糸切りが前記浅底式凹部
に挿入される構成である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の属する技術分野】
本考案はカレー皿(カレーライス用の皿)に関し、このカレー皿に盛り付けら れたご飯類等の飲食物を容易に掬い取りできるカレー皿に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般家庭でよく用いられている皿を大別すると、和皿又は洋皿である。この和 皿とは、一般に中央部から周縁部までが一様な彎曲(カーブ)をもって形成され ているものを云う。また洋皿とは、底部の全体が平面状に形成されるとともにそ の周縁部にごく小さな彎曲面とその彎曲面に連続して平面が形成されるものを云 う。一方、皿の材質としては陶磁器製のものが最も一般的であるが、その他用途 にあわせて、プラスチック製、ガラス製、漆器製、金属製、木製等、種々のもの が提供されている。
【0003】 このような現状にあって、カレー皿は前述の中で、大きめの和皿又は洋皿が簡 易的に使用されている。またカレー専門店において、ほぼ同様な使い方が行われ ている。
【0004】 そして、このような大きめの和皿又は洋皿では、皿上にご飯、粒状物等の飲食 物類(以下、飲食物とする。)を盛り付けた場合、当該皿上に盛られた飲食物の 量が少なくなると、スプーンで容易に掬い取ることができない。即ち、なかなか カレーを最後まで、残らずかつ美麗に食することが困難であることが指摘されて いる。この場合、各自がそれぞれに工夫して、皿自体を持ち上げたり、傾けたり 、或いはスプーンを持ち替えたり、等して飲食物の掬い取り所作をするが、やは り最後まで美味しく食することは困難である。殊に、障害者、幼児、老人等の手 先が不器用又は自由が利かない人達等にとっては、前述した所作が容易にできな いため、最後までご飯を美味しく食することが極めて困難となる。
【0005】 以上のようなことから、その改良が望まれていた。このような見地から、先行 技術文献を挙げると、次のような考案が挙げられる。(1)実開昭62ー200 972号に開示する皿本体の周縁部に油切り孔を凹設した‘皿’、(2)実開平 4ー93669号に開示する食物収容部を設けた皿部体に受座部を突条により囲 繞した‘飲食用皿’、(3)実開平1ー104269号に開示する帯状の周壁に すくい片を挿入する切欠部を設けた‘帯状の周壁を有する食品載置用の食品皿’ 、等がある。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
前述した(1)、(2)の考案は改良皿として種々の有益性を備える。即ち、 これらの考案は、二つの用途を兼ね備えた特徴がある。しかし、油切り孔は深底 式であるので、例えば、スプーンの挿入が簡便でないこと、及び飲食物の掬い取 りが困難であること、等の課題がある。したがって、カレー皿として使用するに は不向きである。また油切り孔より鍔部が下方に位置する構成である。したがっ て、油切り孔に収容した飲食物が、皿外に溢れる虞があり、カレー皿として使用 するには不向きという課題がある。
【0007】 また(3)の考案は改良皿として種々の有益性を備える。即ち、この考案は、 立上縁を有することから、確実に掬えること、又は何人も掬い動作が確実に行え ること、等の特徴を有する。しかし、特異な形態から皿を積み重ねて収容できな いこと、また積み重ねたとしても不安定であること、等の課題がある。また立上 縁という構成から、例えば、皿の洗浄の際には、その角隅に汚れが残り易いので 、この洗浄に手間及び時間を要する等の実用面での課題がある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案は、このような課題を解決するために考案されたものである。
【0009】 即ち、手先の不器用な幼児等にも容易に掬い取ることができること、又はテー ブル等に置いたときの安定性、また食事中の安定性、等安定性の向上を図ること 、又は収容する際に場所をとらず安全に設置できること、等を意図して以下のよ うな構成を採用した。
【0010】 即ち、本考案は糸切りを備えたカレーの盛り付けができる凹掬い表面を有する カレー皿であって、このカレー皿にスプーンが挿入できる浅底式凹部を設けると ともに、この浅底式凹部の裏面に前記糸切りが設けられる構成であり、前記カレ ー皿を数枚積み重ねたときに前記糸切りが前記浅底式凹部に挿入されることを特 徴とする構成である。
【0011】
【考案の実施の形態】
本考案に係るカレー皿は、次のようにして使用する。即ち、カレー皿上に盛ら れた飲食物の掬い取りが上手に行かなくなった状況の場合、例えば、カレー皿上 に飲食物が少なくなり、上手に掬いとりができないときは、浅底式凹部にスプー ンで飲食物を充填した後、当該浅底式凹部にスプーンを挿入して掬い上げる。こ の所作により、スプーン内への飲食物の掬い取り(収容)を簡易かつ確実に行え る。したがって、例えば、スプーンの持ち替え等の所作を行わなく、しかも何人 でも簡易かつ美麗にカレーを食し得る特徴がある。
【0012】 また食事中において、カレー皿上の飲食物をスプーンで掬う際、又は他の動作 等により、当該カレー皿に余分な力が加わった場合にでも、浅底式凹部の裏面に 設けた糸切りが確実にテーブル等の面に押し付けられる。したがって、カレー皿 の傾き、傾倒、滑り等の思わぬ失態を未然に防止できる特徴がある。
【0013】 更に、食後にカレー皿を洗浄し積み重ね(重畳)する時にも、糸切りが浅底式 凹部に挿入されることにより重ね合わせ寸法が小さくてよく、省スペース化に役 立つこと、及び積み重ねたときの安定性の向上に役立つこと、等の特徴を有する 。
【0014】
【実施例】 以下、本考案の実施例について説明する。
【0015】 図中、1はカレー皿で、このカレー皿1は、盛り付けができる凹掬い表面2( “凹掬い表面2”とする。)と、裏面3に糸切り4を有する。そして、このカレ ー皿1にはスプーンAが挿入できる浅底式凹部5(ほぼスプーンAと同じ大きさ にする。一例である。)を設ける。またこの浅底式凹部5の裏面に前記糸切り4 が設けられる構成である。したがって、前記カレー皿1を数枚重畳した時に前記 糸切り4が前記浅底式凹部5に挿入される。
【0016】 尚、この浅底式凹部5の形状は、例えば、図1に示すように上記の浅底式凹部 5を花弁状に設けたカレー皿1が望ましい。他には、図5に示すカレー皿1は、 花弁状に設けられる浅底式凹部5を大中小の寸法とした実施例である。これによ り、飲食者が適宜寸法のスプーンAを利用しても対応できる。また図6に示すカ レー皿1は、浅底式凹部5をカレー皿1の傾斜縁6に設けた実施例である。この 例では、浅底式凹部5を把手用の係止浅底式凹部として利用できる。更にこのカ レー皿1における浅底式凹部5の構成には、上記各例の他に、例えば、浅底式凹 部5を繞設する構成、或いは浅底式凹部5を間欠式に設ける構成、浅底式凹部5 の窪みを大小とする構成、等が考えられるが、これらは同じ目的を達成する。
【0017】 以上のような構成からなるカレー皿1を使用するには、食事中、カレー皿上の 飲食物が少なくなった場合、当該カレー皿1の浅底式凹部5にご飯等の飲食物を 充填した後、当該浅底式凹部5にスプーンAを挿入し、すくい上げることにより 、スプーン内への飲食物の充填を簡易かつ確実に行える。
【0018】 また、浅底式凹部5の裏面3に設けた糸切り4により、食事中にカレー皿1に 余分な力が加わった場合でも、糸切り4を介して力がテーブル、机等に確実に伝 わり安定し滑らない。さらに、図3に示すように、当該カレー皿1を積み重ねて 収容する場合、カレー皿1の浅底式凹部5に上側のカレー皿1の糸切り4が挿入 されることになり、安定性の向上、又は積み重ね寸法が小さくなる特徴を有する 。
【0019】
【考案の効果】
本考案では、カレー皿に浅底式凹部を設け、かつ凹掬い表面を有する構成であ るので、スプーンをこの浅底式凹部に挿入することによって、確実に飲食物を掬 える特徴がある。したがって、掬いミス及び困難性等の解消に役立つこと、並び にスプーンを持ち替えることなく、容易に掬うことができること、等の効果があ る。
【0020】 また浅底式凹部の対峙裏面に糸切りを設ける構成であるので、当該カレー皿に 余分な力が加わった場合にでも、浅底式凹部の裏面に設けた糸切りが確実にテー ブル面に押し付けられる特徴と、この特徴により、例えば、カレー皿の転倒、滑 り等の思わぬ失態を未然に防止できる特徴があり、テーブル等に置いたときの安 定性、また食事中の安定性、等安定性の向上に役立つ。また収容する際に場所を とらず安全に設置できる効果がある。
【0021】 更に、このカレー皿を使用することにより、カレーをこんもり、美味に盛れる こと、又は浅底式凹部が模様として活用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願考案を表す平面図である。
【図2】本願考案を表す断面図である。
【図3】本願考案の積み重ねを表す断面図である。
【図4】本願考案の他の例を示す斜視図である。
【図5】本願考案の更に他の例を示す平面図である。
【図6】本願考案のその他の例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 カレー皿 2 凹掬い表面 3 裏面 4 糸切り 5 浅底式凹部 6 傾斜縁 A スプーン

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 糸切りを備えたカレーの盛り付けができ
    る凹掬い表面を有するカレー皿であって、このカレー皿
    にスプーンが挿入できる浅底式凹部を設けるとともに、
    この浅底式凹部の裏面に前記糸切りが設けられる構成で
    あり、前記カレー皿を数枚積み重ねたときに前記糸切り
    が前記浅底式凹部に挿入されることを特徴とするカレー
    皿。
  2. 【請求項2】 糸切りを備えたカレーの盛り付けができ
    る凹掬い表面を有するカレー皿であって、このカレー皿
    にスプーンが挿入できる浅底式凹部を設け、かつこの浅
    底式凹部が前記カレー皿の傾斜縁に設けられていること
    を特徴とするカレー皿。
  3. 【請求項3】 上記の浅底式凹部を繞設する構成とした
    請求項1又は請求項2に記載のカレー皿。
  4. 【請求項4】 上記の浅底式凹部が花弁状に設けられる
    構成とした請求項1又は請求項2に記載のカレー皿。
  5. 【請求項5】 上記の浅底式凹部が大中小の寸法となっ
    ていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の
    カレー皿。
JP1996004614U 1996-05-27 1996-05-27 カレー皿 Expired - Lifetime JP3031655U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015178395A1 (ja) * 2014-05-20 2015-11-26 大成樹脂工業株式会社 食器
JP6261796B1 (ja) * 2017-06-27 2018-01-17 株式会社Design ZENBU 皿及び皿搬送コンベア

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