JP3091489U - 玉杓子保持具 - Google Patents

玉杓子保持具

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scoop
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本考案は、家庭台所用品の玉杓子を一時使用の
際に手軽に保持できて容易に取り上げる事ができる技術
を提供する。また、邪魔にならず使用後も簡単に片付け
る事ができる保持具構造の省力化を図る。さらに製造コ
ストの削減を図る。 【解決手段】既存の茶碗等食器を利用して、食器内に玉
杓子の掬い部を載置すれば玉杓子ホルダー全体を新規に
製造する必要がなく画期的な省力化が図れてコストも割
安となる。その為、食器縁部に載置バランスを図る補助
的な玉杓子保持具を取り付ける。この玉杓子保持具には
玉杓子係止部を設けると共に錘としての機能を持たせ
る。その結果、玉杓子の保持バランスが良好となり円滑
に使用できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は一般家庭用玉杓子の保持装置に関して、茶碗等の食器を利用して、食器 内に玉杓子を安定して保持させる為の玉杓子保持具に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般家庭における玉杓子は普段、台所の引出しや調理器具ラック等に収納されて いるが、調理中又は食事中に随時使用される場合、その一時置き場所を探す等の 不便を伴う事がある。この為、玉杓子を鍋の中へ差し入れたままの状態であった り、在り合わせの小皿や椀等に玉杓子の掬い部をあてがい保持容器として代用し たりしている。しかし、玉杓子を鍋中に入れたままでは、鍋と鍋蓋に隙間が生じ て料理の熱が逃げやすく蓋が不安定になる等の不具合がある。また小皿や椀等の 保持容器としての代用も玉杓子を立てて保持する事ができない為、汁がこぼれ易 く玉杓子を横たえた状態では置き場所が狭く複数回の取り上げに使い勝手が円滑 ではない等の欠点がある。 玉杓子ホルダー製品の従来例として、(イ)玉杓子掬い部にフックを取り付けた 実開平5−21846、(ロ)収納皿部と立て掛け部で構成した特開平5−17 6850、等が知られている。しかし、(イ)は玉杓子と鍋が接合する為、着脱 の際に鍋を引き倒したりする恐れがあり、不意の接触で玉杓子が落下する可能性 もある。(ロ)は、玉杓子の柄部を立て掛ける為の装置が必要であり、玉杓子を 取り上げる際には、かえってこの装置が邪魔となる。その他、玉杓子の受け容器 を必要とする従来技術では玉杓子ホルダーとしての全体構造で実施しなければな らないのでコスト高となる。また、意匠公報222157について、正面図の概 略を本書の図6で示しているが、この意匠の正面図の平面部18には複数の窪み 部が形成されていることから、本考案の利用目的とは異なり、構造も明らかに異 なっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】 玉杓子杓ホルダーは、前記のように広範に渡って様々な開発が試みられているが 実用化された市販品は少ない。この原因は家庭内台所において玉杓子の収納自体 には問題がないことから、前記一時使用の際の取り扱いにおける最も大きな課題 は、玉杓子ホルダー製品そのものの置き場所が狭いことや邪魔になる問題点が存 在している。この為本考案では、これまでの不便を根本的に解消する為、玉杓子 ホルダーの構造的省力化を図って、使用後も簡単に片付ける事ができるよう製品 の小型化を課題としている。また、使用中の安全面を考慮すると共にその用途か ら狭窄部分をなくして衛生的に使用できる設計とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
玉杓子保持具の横断面が略正方形または、略長方形または、略円形を有すると共 に茶碗などの食器縁部に勘合するように溝部を設け、溝部が設けられた一方側壁 片に玉杓子などを係止する係止部を設ける。また、溝部が設けられた一方側壁片 の底面に食器縁部の形状に沿って略フラット面の係止部を設ける。
【0005】
【考案の実施の形態】
図1の(A)及び(B)で示すように玉杓子保持具1の底面には、長辺側の両側に 食器縁渕8及び食器縁部9( 図2 )の形状に沿った溝部2を貫通させている。 そして、溝部2の溝幅は、一般的茶碗縁部の厚みに略合致させているが、双方の 角度に差異が生じた場合でも、余裕を持って勘合できるよう若干大きな寸法とし て余裕を持たせている。また、溝部2は、溝の深部より開口部に向けて幾分広め に開放している。この溝部2を設けることにより玉杓子保持具1には外周側壁片 4ともう一方側の内周側壁片3が形成されることになるが、内周側壁片3は外周 側壁片4より壁片厚を大として食器縁渕8、及び食器縁部9に密着するよう玉杓 子保持具1の適度な重量を確保する。そして、内周側壁片3の底面5は略フラッ ト状の底面とする。この底面5に玉杓子先端10(図2)を掛ける係止部として の機能を持たせる。
【0006】 図2は、玉杓子保持具1の溝部2を食器縁渕8より挿入して食器縁部9に勘合さ せた玉杓子保持の待機状態を表している。この時、玉杓子保持具1の勘合位置は 食器縁渕8のいずれの位置から挿入しても構わない。勘合後は玉杓子保持具1の 本体重量で食器が不安定となる事は無い。また、通常の使用では人の手によって 取り外す以外、簡単に離脱しない溝部2の深さが均一に形成されている。
【0007】 次に、玉杓子を保持する待機状態で、玉杓子を食器7内に実際に載置する使用状 態を図3で説明する。玉杓子は玉杓子掬い部11を上側に向けて、玉杓子柄後部 13を食器7の外側に突き出して載置する。この時、玉杓子先端部10が内周側 壁片3の底面5の下側に掛かった状態で係止されている。併せて玉杓子柄部12 の裏面側が対食器縁渕8で接止する載置角度内での重量バランスに適応している 。従って玉杓子保持具1は、玉杓子柄後部13にかかる重力を支える事ができる 本体重量を持っている。そして、玉杓子の保持状態は食器内から玉杓子柄部12 及び玉杓子柄後部13が斜め上に突き出しているが、保持角度が次回以降の取り 上げに際し、人の手指の構造から持ち手作用が自然な上、玉杓子柄部12、玉杓 子柄後部13の周囲には支え具や係止の為の特別な部品が存在していないので邪 魔になるものが無く使用中の動作が円滑に行える。さらに、内周側壁片3は外周 側壁片4より、壁厚を大としているが両壁片には、一定の厚みを持った重量を確 保しているので内周側壁片3の底面5は、その側辺を食器縁部9に密着して、玉 杓子先端部10が此処に挟まれて載置に支障をきたすことはない。ところで、玉 杓子保持具1の重量はその素材とサイズにより調整できるが、実際に使用される 玉杓子の重量により、またその他使用される掬い具の種類に応じて、玉杓子保持 具1の本体重量にバリエーションを持たせた製品を用意し、使い分けることがで きる。
【0008】
【考案の効果】
以上の通り本考案によれば、わざわざ玉杓子の一時使用に当たって専用の玉杓子 保持具を用意する必要が無く、家庭内に既存の茶碗等食器を利用して、この食器 に玉杓子を保持する為の補助的な玉杓子保持具を取り付ければ良い。その結果、 玉杓子保持具としての全体構造を製造する必要がないので安価である。また使用 後は、各図で示すように玉杓子保持具本体が小型であることと食器に勘合させる 際、溝幅に余裕を持っている上、溝の深部より開口部に向けて幾分広めに開放し ているので装着し易く、簡単に取り外す事ができる。また衛生的に使用できる。
【0009】 次に本考案による玉杓子保持具を使用せずに、茶碗等食器に玉杓子を載置したケ ースを図4で説明する。この事例は、食器7内に載置した玉杓子が外側に突き出 した玉杓子柄後部13の重量でバランスを崩しているが食器内で玉杓子を係止し ていないので食器と玉杓子の摩擦抵抗が無く滑っている。また、滑る状態ではな い場合でも玉杓子柄後部の重みによって傾倒することになる。その結果、玉杓子 掬い部から汁が毀れる恐れがあり、玉杓子は食器と共に倒れて危険を伴う。本考 案による玉杓子保持具1を使用すれば前記重量バランスが適応して玉杓子が食器 7内に安定して載置され、全方向に滑らず及び倒れることもなく、複数回の使用 でも簡便に保持できる。
【0010】 その他の効果を図5で説明する。本考案では、玉杓子保持具1を食器7の縁渕8 より勘合させた待機状態( 図2)の場合は、玉杓子保持具1の本体重量によっ て食器が倒れる事が無いので、一般家庭で使用される金属製の玉杓子より軽量の スプーン類や杓文字等も応用して、保持することができる。特に杓文字を保持す る場合には、杓文字先端14が玉杓子保持具1の内周側壁片3の底面5に掛かり 同時に杓文字柄部16の裏面側が食器7の縁渕8に接止して保持する事ができる 上、杓文字を取り上げる際の動作も玉杓子の場合と同様に円滑に行える。また、 杓文字を保持する場合には、食器7内に食器内水位17程迄の水を入れることで 杓文字掬い部15の概ね全面に水が被って、杓文字表面に付着し易いご飯粒が硬 化しない効果がある。以上、本考案の実施例を挙げてその効果や作用を説明した が記載した内容に限定さるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本考案による玉杓子保持具の斜視図、
(B)は底面図。
【図2】既存の食器に、本考案による玉杓子保持具を取
り付けた玉杓子保持の待機状態を示す斜視図。
【図3】既存の食器に、本考案による玉杓子保持具を取
りつけて、玉杓子を載置した使用状態の斜視図。
【図4】本考案の玉杓子保持具を使用せずに、既存の食
器等を玉杓子保持具として使用した場合の状態を示す斜
視図。
【図5】本考案による杓文字を保持した使用状態の斜視
図。
【図6】従来例の意匠公報222157正面図。
【符号の説明】
1玉杓子保持具 2溝部 3内周側壁片 4外周側壁片 5内周側壁片底面 6外周側壁片底面 7食器 8食器縁渕 9食器縁部 10玉杓子先端部 11玉杓子掬い部 12玉杓子柄部 13玉杓子柄後部 14杓文字先端部 15杓文字掬い部 16杓文字柄部 17食器内水位 18意匠公報222157正面図の平面部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 玉杓子などを一時的に保持する保持具で
    あって、横断面が略正方形、また略長方形、または略円
    形を有すると共に茶碗などの食器縁部に勘合するように
    溝部を設け、前記溝部が設けられた一方側壁片に玉杓子
    などを係止する係止部を設けたことを特徴とする玉杓子
    保持具。
  2. 【請求項2】溝部が設けられた一方側壁片の底面に食器
    縁部の形状に沿って略フラット面の係止部を設けたこと
    を特徴とする請求項1の玉杓子保持具。
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