JPH08331520A - Edtvデコーダ装置 - Google Patents

Edtvデコーダ装置

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Publication number
JPH08331520A
JPH08331520A JP7156933A JP15693395A JPH08331520A JP H08331520 A JPH08331520 A JP H08331520A JP 7156933 A JP7156933 A JP 7156933A JP 15693395 A JP15693395 A JP 15693395A JP H08331520 A JPH08331520 A JP H08331520A
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JP
Japan
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signal
circuit
edtv
scanning line
aspect ratio
Prior art date
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JP7156933A
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English (en)
Inventor
Tatsuyoshi Takaguchi
達至 高口
Sadafumi Kaneda
禎史 金田
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Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
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Publication of JPH08331520A publication Critical patent/JPH08331520A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 EDTVデコード信号をアスペクト比16:
9のモニタで視聴した際にも、アスペクト比4:3のモ
ニタで視聴した際にも違和感のない良好な画像を表示す
ることができるEDTVデコーダ装置を提供する。 【構成】 妨害低減対策復元・VT/VH分離回路3は
VT信号,VH信号を分離する。順次走査化・VT合成
回路4は主画部の輝度信号とVT信号とを合成する。走
査線変換・VH合成回路5は主画部の輝度信号とVH信
号とを合成し走査線変換する。色復調回路6は主画部の
色信号を復調してI,Q信号とする。走査線変換回路7
はI,Q信号を走査線変換する。水平圧縮回路11は走
査線変換・VH合成回路5及び走査線変換回路7の出力
を左右端部ほど圧縮することにより、アスペクト比1
6:9のデコード信号をアスペクト比4:3に変換して
出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、現行NTSCカラーテ
レビジョン伝送方式と両立性を保ちながら、ワイドアス
ペクト画像の上下に補強信号が伝送される無画部を設け
てレターボックス形式で伝送される第2世代EDTV
(以下、EDTV2と称する)のテレビジョン信号をデ
コードするEDTVデコーダ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現行テレビジョン放送であるNTSCカ
ラーテレビジョン伝送方式はアスペクト比が4:3であ
るが、次世代カラーテレビジョン伝送方式として、アス
ペクト比が16:9のワイドアスペクト方式が検討され
ている。そして、現行テレビジョン受像機との両立性を
保ちながら、ワイドアスペクト画像信号を伝送するため
に、アスペクト比4:3の画面の中央部の走査線360
本に、アスペクト比16:9のワイドアスペクト画像
(主画部)を割り当て、上下残りの走査線約120本を
マスキング領域(無画部)として補強信号を多重するレ
ターボックス方式のEDTV2が検討され、実用化を迎
えようとしている。
【0003】なお、上記の信号源となるアスペクト比1
6:9のワイドアスペクト画像信号は有効走査線480
本,順次走査(以下、480p)であり、アスペクト比
4:3の画面の中央部に割り当てられた主画部の画像信
号は有効走査線360本,飛越走査(以下、360i)
である。原画像であるワイドアスペクト画像信号を主画
部の画像信号に変換する際に失われる成分は、各種補強
信号として併せて伝送される。有効走査線480本から
360本に変換する際に失われる垂直方向の高域成分を
補強する信号は垂直補強信号(VH信号)、また、順次
走査から飛越走査に変換する際に失われる成分を補強す
る信号は時間垂直補強信号(VT信号)と呼ばれ、これ
らは共に主画部上下に設けられた無画部を用いて伝送さ
れる。また、水平方向の解像度を補強する水平補強信号
(HH信号)も主画部内の3次元ホールを用いて伝送さ
れる。
【0004】なお、VT信号は常に多重され、VH信号
は静止画部のみに多重する。画像が静止している場合、
そのスペクトルはVT信号,VH信号共に時間(フレー
ム)周波数0Hz上にのみ存在するので、2つの成分の
内、どちらかを時間方向に周波数シフトすればお互いを
多重できる。EDTV2ではVH信号をフレーム毎に反
転し、15Hzで変調する。従って、静止画部では、V
T信号が時間周波数0Hz上に分布し、VH信号は時間
周波数15Hz上に分布して伝送される。動画部では、
VT信号のみが伝送される。これらのVT信号,VH信
号を帯域制限して水平方向に並べ替え、上下無画部に多
重する。
【0005】さらに、EDTV2ではこの他に、上下無
画部におけるVT信号,VH信号が現行テレビジョン放
送の視聴者に与える画質上の妨害を考慮して、適応ゲイ
ン制御を行ったり、適応的セットアップ低下を行った
り、色副搬送波(fsc)で変調したりする妨害低減対
策がとられている。この内、fscで変調した場合、f
scは時間周波数が15Hzであることから変調前の0
Hzと15Hzが逆転する。即ち、VT信号,VH信号
が上下無画部に多重されている状態では、静止状態のV
T信号が15Hz、同じくVH信号が0Hz上に分布し
ていることになる。
【0006】図5は従来のEDTVデコーダ装置の一例
を示すブロック図である。図5において、入来したED
TV信号はA/D変換器1及び制御信号発生回路10に
入力される。A/D変換器1より出力されたデジタル信
号は主画部のタイミングではY/C分離回路2に入力さ
れて主画部の輝度(Y)信号と色(C)信号とが分離さ
れる。この時、Y/C分離回路2によってHH信号も併
せて分離され、Y信号に合成される。A/D変換器1よ
り出力されたデジタル信号は無画部のタイミングでは妨
害低減対策復元・VT/VH分離回路3に入力される。
妨害低減対策復元・VT/VH分離回路3は入力された
無画部の信号をfsc復調して妨害低減対策の復元を行
い、さらに、VT信号及びVH信号を分離すると共に主
画部と同じ画素位置となるように水平伸長して並べ換え
て出力する。
【0007】Y/C分離回路2より出力されたY信号は
順次走査化・VT合成回路4に入力される。Y/C分離
回路2より出力されたC信号は色復調回路6に入力され
る。順次走査化・VT合成回路4は主画部のY信号を順
次走査化(いわゆるip変換)すると共に、妨害低減対
策復元・VT/VH分離回路3より入力されたVT信号
を合成する。なお、順次走査化・VT合成回路4はSS
KFと呼ばれるフィルタ処理により、送信側での飛び越
し走査化に起因する折り返し妨害をVT信号を用いて除
去する。順次走査化・VT合成回路4の出力は走査線変
換・VH合成回路5に入力され、走査線が360本から
480本に変換(いわゆる3:4変換)されると共に、
妨害低減対策復元・VT/VH分離回路3より入力され
たVH信号が合成される。VH信号は、走査線変換・V
H合成回路5における主画部の垂直伸張の際に、垂直フ
ィルタリングと復調処理により、送信側での走査線変換
で失われた垂直高域信号の補強に用いられる。
【0008】一方、色復調回路6はC信号を色差信号
I,Qに復調する。このI,Q信号は走査線変換回路7
に入力され、走査線が360本から480本に変換され
る。走査線変換・VH合成回路5からのY信号と走査線
変換回路7からのI,Q信号はマトリクス回路8に入力
され、3原色信号R,G,Bが生成される。この3原色
信号はD/A変換器9に入力されてアナログ信号とさ
れ、アスペクト比16:9のモニタ(図示せず)に表示
される。制御信号発生回路10は信号処理に必要な各種
制御信号を生成する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したEDTV
デコーダ装置によれば、図6(a)に示すようなレター
ボックスのEDTV信号(エンコード信号)を図6
(b)に示すようなアスペクト比16:9のデコード信
号とすることができる。このアスペクト比16:9のデ
コード信号をアスペクト比16:9の表示部を有するモ
ニタに供給すれば、アスペクト比16:9のワイドアス
ペクト画像を視聴することができるが、アスペクト比
4:3の表示部を有するモニタに供給すると、図6
(c)に示すように水平方向に圧縮された歪んだ画像と
なる。
【0010】勿論、EDTV2のデコード信号はアスペ
クト比16:9のモニタに供給することを主たる目的と
したものであるが、従来のアスペクト比4:3のモニタ
に供給することも十分に考えられるので、EDTV2の
デコード信号をアスペクト比4:3のモニタに供給した
際にも良好な画像で表示されることが望ましい。また、
走査線変換・VH合成回路5及び走査線変換回路7によ
る垂直伸長を行わなかったり、あるいはデコード画像の
一部を切り出してアスペクト比4:3のモニタで歪みの
ない画像を得る方法もあるが、いずれも画像情報のかな
りの部分を捨てることになる上、アスペクト比16:9
のモニタに表示する場合に対応できなくなる。
【0011】本発明はこのような問題点に鑑みなされた
ものであり、EDTVデコード信号をアスペクト比1
6:9のモニタで視聴した際にも、アスペクト比4:3
のモニタで視聴した際にも違和感のない良好な画像を表
示することができるEDTVデコーダ装置を提供するこ
とを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した従来
の技術の課題を解決するため、NTSCカラーテレビジ
ョン伝送方式と両立性を有し、ワイドアスペクト画像を
主画部とすると共にその上下に無画部を設けてレターボ
ックス形式とされ、かつ前記主画部もしくは前記無画部
の少なくとも一方に補強信号が併せて伝送されるEDT
V信号を受信するEDTVデコーダ装置において、入力
されたEDTV信号の主画部信号を輝度信号と色信号と
に分離するY/C分離回路と、前記補強信号を抽出して
復調する復調回路と、この復調回路により復調された補
強信号と前記輝度信号とを合成する合成回路と、前記輝
度信号を走査線変換すると共に垂直方向に伸張する第1
の走査線変換回路と、前記Y/C分離回路から出力され
た色信号もしくはそれを色復調した信号を走査線変換す
ると共に垂直方向に伸張する第2の走査線変換回路と、
前記第1及び第2の走査線変換回路より出力されたED
TVデコード信号の画素を間引く水平圧縮回路とを設け
て構成したことを特徴とするEDTVデコーダ装置を提
供するものである。
【0013】
【実施例】以下、本発明のEDTVデコーダ装置につい
て、添付図面を参照して説明する。図1は本発明のED
TVデコーダ装置の一実施例を示すブロック図、図2は
図1中の水平圧縮回路11の具体的構成を示すブロック
図、図3は本発明のEDTVデコーダ装置によるデコー
ド画像を示す図、図4は本発明のEDTVデコーダ装置
で用いるリファレンス波形の一例を示す図である。な
お、図1において、図5と同一部分には同一符号が付し
てある。
【0014】図1において、入来したEDTV信号はA
/D変換器1及び制御信号発生回路10に入力される。
A/D変換器1より出力されたデジタル信号は主画部の
タイミングではY/C分離回路2に入力されて主画部の
Y信号とC信号とが分離される。この時、Y/C分離回
路2によってHH信号も併せて分離され、Y信号に合成
される。A/D変換器1より出力されたデジタル信号は
無画部のタイミングでは妨害低減対策復元・VT/VH
分離回路3に入力される。妨害低減対策復元・VT/V
H分離回路3は入力された無画部の信号をfsc復調し
て妨害低減対策の復元を行い、さらに、VT信号及びV
H信号を分離すると共に主画部と同じ画素位置となるよ
うに水平伸長して並べ換えて出力する。
【0015】Y/C分離回路2より出力されたY信号は
順次走査化・VT合成回路4に入力される。Y/C分離
回路2より出力されたC信号は色復調回路6に入力され
る。順次走査化・VT合成回路4は主画部のY信号を順
次走査化(いわゆるip変換)すると共に、妨害低減対
策復元・VT/VH分離回路3より入力されたVT信号
を合成する。なお、順次走査化・VT合成回路4はSS
KFと呼ばれるフィルタ処理により、送信側での飛び越
し走査化に起因する折り返し妨害をVT信号を用いて除
去する。順次走査化・VT合成回路4の出力は走査線変
換・VH合成回路5に入力され、走査線が360本から
480本に変換(いわゆる3:4変換)されると共に、
妨害低減対策復元・VT/VH分離回路3より入力され
たVH信号が合成される。VH信号は、走査線変換・V
H合成回路5における主画部の垂直伸張の際に、垂直フ
ィルタリングと復調処理により、送信側での走査線変換
で失われた垂直高域信号の補強に用いられる。
【0016】一方、色復調回路6はC信号を色差信号
I,Qに復調する。このI,Q信号は走査線変換回路7
に入力され、走査線が360本から480本に変換され
る。また、走査線変換・VH合成回路5及び走査線変換
回路7の出力を間引けば、出力信号を飛越走査とするこ
ともできる。なお、本実施例ではC信号を色差信号I,
Qに色復調して走査線変換を行っているが、出力信号を
飛越走査とすれば、C信号のまま走査線変換を行う構成
とすることもできる。
【0017】走査線変換・VH合成回路5より出力され
たY信号及び走査線変換回路7より出力されたI,Q信
号は本発明により新たに加えられた水平圧縮回路11に
入力される。水平圧縮回路11は後に詳述するように、
必要に応じデコード信号をアスペクト比4:3のモニタ
で表示した時にも違和感のないように画像の変換を行
う。なお、走査線変換・VH合成回路5より出力された
Y信号には後述するようにリファレンス信号付加回路1
2によってリファレンス信号が付加される。
【0018】水平圧縮回路11より出力されたY信号及
びI,Q信号はマトリクス回路8に入力され、3原色信
号R,G,Bが生成される。この3原色信号はD/A変
換器9に入力されてアナログ信号とされ、アスペクト比
16:9もしくは4:3のモニタ(図示せず)に表示さ
れる。制御信号発生回路10は信号処理に必要な各種制
御信号を生成する。
【0019】ここで、水平圧縮回路11の具体的構成及
び動作について説明する。水平圧縮回路11は、図2に
示すように、フリップフロップ111,乗算器112及
び113,加算器114,ラインメモリ115,コント
ロール信号発生回路116より構成される。なお、水平
圧縮回路11はY信号及びI,Q信号の3つの信号を処
理するので、実際には図2に示すような構成を3系統備
えて構成される。
【0020】入力されたY信号もしくはI,Q信号はフ
リップフロップ111及び乗算器112に入力される。
実際には、フリップフロップ111は信号のビット数分
必要であり、8ビット処理であればフリップフロップ1
11を並列に8つ設ける。フリップフロップ111の出
力は乗算器113に入力される。乗算器112,113
はそれぞれ所定のタップ係数を乗じて加算器114に入
力する。加算器114は乗算器112,113の出力を
合成し、ラインメモリ115に入力する。コントロール
信号発生回路116はフリップフロップ111にクロッ
クイネーブル信号(図2中ではclkENAと記載、以
下、イネーブル信号と言う)を供給し、乗算器112,
113にタップ係数を供給する。また、コントロール信
号発生回路116はラインメモリ115にライトリセッ
ト信号(WR),ライトイネーブル信号(WE),リー
ドリセット信号(RR),リードイネーブル信号(R
E)を供給する。
【0021】フリップフロップ111は後述する間引き
率に応じてコントロール信号発生回路116より入力さ
れるイネーブル信号によって、入力信号のホールド/ラ
ッチを切り換える。乗算器112,113はコントロー
ル信号発生回路116より予め定められた間引き率に応
じて画素毎に与えられるタップ係数を乗じる。フリップ
フロップ111〜加算器114は、コントロール信号発
生回路116によって特性を画素毎に制御することがで
きるデジタルフィルタを構成している。なお、この例で
は2タップのデジタルフィルタとしているが、さらに細
かく特性を制御したい場合は、フリップフロップと乗算
器を追加してタップ数を増やせばよい。また、このデジ
タルフィルタは、間引きによる折り返し妨害を低減させ
るために、後述する間引き率が大きいほど高域を多く除
去する特性に設定するのが望ましい。
【0022】加算器114から出力された信号は、コン
トロール信号発生回路116からの制御信号に従って画
素が間引かれながらラインメモリ115に書き込まれ
る。画素の間引きはラインメモリ115に入力するライ
トイネーブル信号を制御することによって行われる。有
効画素の始めでライトリセット信号によってライトリセ
ットをかけ、間引きたい画素ではライトイネーブル信号
をディスエーブルとすることにより画素がラインメモリ
115に書き込まれず間引かれる。また、ラインメモリ
115からの読み出しは、ライトリセットからアドレス
の追い越しが起きないような適当な遅延を持たせた後
に、リードリセット信号によってリードリセットをか
け、書き込みよりも遅いクロック(この場合、3/4の
クロック)で読み出すことにより行われる。
【0023】この時、何画素毎に画素を間引くかという
画素の間引き率は、1水平走査期間において、中央部で
は画素を間引かず、有効画面の左右端部ほど間引きを大
きくするようにする。アスペクト比16:9からアスペ
クト比4:3への変換を考えると、間引いた画素の総数
が有効期間の1/4になっていればよい。図3(a)に
示すレターボックスのEDTV信号は水平圧縮回路11
の前段までの処理によって図3(b)に示すようにデコ
ードされる。水平圧縮回路11は上記のように中央部で
は画素を間引かず、有効画面の左右端部ほど間引き率を
大きくすることにより、図3(c)に示すような左右端
部ほど圧縮されたアスペクト比4:3の信号として出力
する。
【0024】図3(c)における左右端部は視覚的にあ
まり注目されず、また、モニタのオーバースキャンに隠
れる場合も多いので、歪みは目立ちにくい。従って、本
発明によれば、EDTVデコード信号をアスペクト比
4:3のモニタで視聴した際に違和感のない良好な画像
を表示することが可能となる。なお、EDTVデコード
信号をアスペクト比16:9のモニタで視聴する際に
は、水平圧縮回路11の動作をオフとすればよい。
【0025】ところで、本実施例では水平圧縮回路11
内にコントロール信号発生回路116を設けているが、
制御信号発生回路10内にコントロール信号発生回路1
16の機能を付加してもよい。
【0026】図3(c)に示すような水平圧縮回路11
により圧縮された信号をVTR等に録画し、アスペクト
比16:9のモニタで視聴する際には、アスペクト比1
6:9のモニタ(いわゆるワイドTV)に通常搭載され
ているアスペクト比4:3の映像の左右端部を徐々に伸
長してアスペクト比16:9に拡大するモードで視聴す
れば、水平圧縮回路11による左右端部圧縮と上記のモ
ードによる左右端部伸長とが相殺されて正規のアスペク
ト比16:9に戻されることになり、違和感のない映像
とすることができる。
【0027】さらに、水平圧縮した信号をアスペクト比
16:9のモニタに表示することも考慮して、左右端部
の圧縮の様子をデコード信号に残すためには、リファレ
ンス信号付加回路12によって発生するリファレンス信
号を水平圧縮処理を施す前に垂直ブランキング期間の適
当な1ラインに挿入すればよい。
【0028】図4はリファレンス信号としてランプ波形
を付加した場合の例について示している。図4(a)に
示すランプ波形は水平圧縮回路11を通過することによ
って図4(b)に示す波形となる。アスペクト比16:
9のモニタで図4(c)に示すように図4(a)に示す
元の波形と同一となるように復元する処理を施せば、図
3(c)に示す左右端部が圧縮されてアスペクト比4:
3の映像は正確にアスペクト比16:9の映像に戻され
ることになる。ランプ波形の場合、具体的には信号を微
分して得られる変化率を検出し、これを復元して一定に
する処理をデジタル回路による水平伸張処理か、モニタ
の水平偏向速度を下げる処理で行えばよい。デジタル回
路構成の場合、その構成は図2とは反対に、間引きした
画素を補間する処理を行えばよい。
【0029】また、EDTV2では、第22ラインと第
285ラインに識別制御信号が挿入されているので、リ
ファレンス信号付加回路12は第22ラインと第285
ラインの識別制御信号をリファレンス信号に置き換えて
しまう構成としてもよい。EDTV信号をデコードした
後は識別制御信号はもはや必要ないので、リファレンス
信号を挿入する場所として好適である。
【0030】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明のE
DTVデコーダ装置は、入力されたEDTV信号の主画
部信号を輝度信号と色信号とに分離するY/C分離回路
と、補強信号を抽出して復調する復調回路と、この復調
回路により復調された補強信号と輝度信号とを合成する
合成回路と、輝度信号を走査線変換すると共に垂直方向
に伸張する第1の走査線変換回路と、Y/C分離回路か
ら出力された色信号もしくはそれを色復調した信号を走
査線変換すると共に垂直方向に伸張する第2の走査線変
換回路と、第1及び第2の走査線変換回路より出力され
たEDTVデコード信号の画素を間引く水平圧縮回路と
を設けて構成したので、EDTVデコード信号をアスペ
クト比16:9のモニタで視聴した際にも、アスペクト
比4:3のモニタで視聴した際にも違和感のない良好な
画像を表示することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】図1中の水平圧縮回路11の具体的構成を示す
ブロック図である。
【図3】本発明によるデコード画像を示す図である。
【図4】本発明で用いるリファレンス波形の一例を示す
図である。
【図5】従来例を示すブロック図である。
【図6】従来例によるデコード画像を示す図である。
【符号の説明】
1 A/D変換器 2 Y/C分離回路 3 妨害低減対策復元・VT/VH分離回路(復調回
路) 4 順次走査化・VT合成回路(合成回路) 5 走査線変換・VH合成回路(合成回路,第1の走査
線変換回路) 6 色復調回路 7 走査線変換回路(第2の走査線変換回路) 8 マトリクス回路 9 D/A変換器 10 制御信号発生回路 11 水平圧縮回路 12 リファレンス信号付加回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】NTSCカラーテレビジョン伝送方式と両
    立性を有し、ワイドアスペクト画像を主画部とすると共
    にその上下に無画部を設けてレターボックス形式とさ
    れ、かつ前記主画部もしくは前記無画部の少なくとも一
    方に補強信号が併せて伝送されるEDTV信号を受信す
    るEDTVデコーダ装置において、 入力されたEDTV信号の主画部信号を輝度信号と色信
    号とに分離するY/C分離回路と、 前記補強信号を抽出して復調する復調回路と、 この復調回路により復調された補強信号と前記輝度信号
    とを合成する合成回路と、 前記輝度信号を走査線変換すると共に垂直方向に伸張す
    る第1の走査線変換回路と、 前記Y/C分離回路から出力された色信号もしくはそれ
    を色復調した信号を走査線変換すると共に垂直方向に伸
    張する第2の走査線変換回路と、 前記第1及び第2の走査線変換回路より出力されたED
    TVデコード信号の画素を間引く水平圧縮回路とを設け
    て構成したことを特徴とするEDTVデコーダ装置。
  2. 【請求項2】前記水平圧縮回路は、前記EDTVデコー
    ド信号の画素を左右端部ほど間引き率を大きくして間引
    くことを特徴とする請求項1記載のEDTVデコーダ装
    置。
  3. 【請求項3】前記水平圧縮回路に入力する前記EDTV
    デコード信号の垂直ブランキング期間にリファレンス信
    号を挿入する手段を有することを特徴とする請求項1記
    載のEDTVデコーダ装置。
JP7156933A 1995-05-30 1995-05-30 Edtvデコーダ装置 Pending JPH08331520A (ja)

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JP (1) JPH08331520A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10206788A (ja) * 1997-01-22 1998-08-07 Honda Motor Co Ltd 車両用ヘッドマウントディスプレイ装置
JP2006030914A (ja) * 2004-07-21 2006-02-02 Toshiba Corp 情報処理装置および表示制御方法
JP2006060562A (ja) * 2004-08-20 2006-03-02 Sony Corp 表示装置

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