JPH06225264A - テレビジョン信号受信装置 - Google Patents

テレビジョン信号受信装置

Info

Publication number
JPH06225264A
JPH06225264A JP5009818A JP981893A JPH06225264A JP H06225264 A JPH06225264 A JP H06225264A JP 5009818 A JP5009818 A JP 5009818A JP 981893 A JP981893 A JP 981893A JP H06225264 A JPH06225264 A JP H06225264A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
main
reinforcement
ghost
television
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5009818A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiyuki Kurita
俊之 栗田
Tsutomu Noda
勉 野田
Shigeru Hirahata
茂 平畠
Takatoshi Shirosugi
孝敏 城杉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP5009818A priority Critical patent/JPH06225264A/ja
Publication of JPH06225264A publication Critical patent/JPH06225264A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Television Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 メインパネル信号に補強信号を多重したレタ
ーボックス方式のワイドテレビ信号を受信しワイド画像
を再生するテレビ受信装置において、受信信号に対する
ゴースト除去が不十分でゴーストの消え残りが大きい場
合に従来発生していた画質劣化を解決する。 【構成】 ゴースト除去回路102においてゴースト残
留量を検出する。このゴースト残留量120が大きけれ
ば、ワイド画像を合成するのに用いる補強信号とメイン
パネル信号の合成割合において、前者の割合が少なくな
るようにその合成割合を逆走査線変換回路112におい
て変化させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、現行標準方式のテレビ
ジョン信号と両立性のあるワイドテレビジョン信号を受
信するテレビジョン信号受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】第1世代EDTV(クリアビジョン放
送)に引き続き、第2世代のEDTVの規格化が進んで
いる。第2世代EDTVでは、ワイド化、高画質化、高
音質化を目指しており、規格化に向けての様々な提案が
なされている。
【0003】このなかのワイド化を実現する一手法とし
て、レターボックス方式がある。このレターボックス方
式は、現行標準方式のテレビジョン信号受信装置(4:
3のアスペクト比)によりワイド放送(16:9のアス
ペクト比を持つワイド画像の放送)を受信した場合に、
ワイド画像をアスペクト比(4:3)の画面に押し込ん
で映出する方式である。この方式は、画面上下に画のな
い領域(上下パネル)はあるが、送られてきたすべての
画像を映出することが可能である。レターボックス方式
を用いたワイド画像の見え方を図2に示す。
【0004】図2において(イ)は、レターボックス方
式では、伝送前の原画像は16:9のアスペクト比を持
つワイド画像であることを示している。走査線数480
本のこのワイド画像を、伝送に際し、垂直方向に3/4
に圧縮して走査線数を360本とし、これを図2の
(ロ)に示す如く、現行標準方式のテレビ受信機でアス
ペクト比(4:3)の画面として映出し、この際、映出
された画面(メインパネル)の上下に画のない領域(上
下パネル)が走査線数にして120本分形成される。
【0005】ワイド画像の受信装置で受信する場合は、
図2の(ハ)に見られる如く、走査線数360本の、垂
直方向に3/4に圧縮されていた画像を、垂直方向に4
/3倍に拡大し再び走査線数480本のワイド画像(再
生画像)として映出するわけである。
【0006】以上説明したように、このレターボックス
方式では、画像を垂直圧縮して送ることにより、垂直解
像度が3/4に劣化する。この劣化を改善することと、
クリアビジョン受信装置で問題になっていた動画像の解
像度低下を改善するために、「垂直−時間」補強信号
(垂直解像度補強も兼ねる)を多重放送する方式提案が
なされている。この提案の詳しい内容は、「レターボッ
クス方式ワイドEDTVにおける垂直時間補強信号の垂
直帯域と画質に関する考察」(石倉他:テレビジョン学
会技術報告1992年1月24日、ITEJ Tech
nical Report Vol.16,No.7,
pp.33〜38,BCS’92−6)に記載されてい
る。
【0007】図3は、かかる「垂直−時間」補強信号を
テレビ主信号に多重して放送する方式提案の内容を示す
説明図である。ここで簡単に図3の説明を行う。先ず、
送信側の処理について説明する。
【0008】順次走査カメラにより得られた480本/
1:1の順次走査信号を、垂直圧縮により、360本/
1:1の順次走査信号に変換する。この順次走査信号か
らメインパネル信号(主信号)として、2:1に間引い
た飛び越し走査信号を作成する。これとともに、「垂直
−時間」補強信号を作成する。間引かれた信号を、その
まま補強信号として送ることは、現行標準方式のテレビ
ジョン受信装置に与える妨害が大きい。
【0009】そこで、この妨害を小さくするために、間
引かれた信号とメインパネル信号との演算結果を送るこ
とが考えられている。例えば、「レターボックス方式ワ
イドEDTVにおける垂直時間補強信号に関する一考
察」(鈴木他、1992年テレビジョン学会年次大会講
演予稿集13−2,pp.243〜244)にこのこと
が記されている。
【0010】放送局では、この補強信号を、上下パネル
に多重してワイド放送を送出する。これに対し、受信側
では、メインパネル信号(主信号)と、上下パネル部に
多重してある補強信号を分離して取り出す。この補強信
号とメインパネル信号から、送信側の演算に対する逆演
算を行うことにより、垂直方向に間引かれた信号を得
る。そして、これらのメインパネル信号と間引かれた信
号とから、360本/1:1の順次走査信号を再生し、
さらに、これを4/3倍に垂直伸張して原信号を得る。
【0011】以上が従来知られているワイド放送の送受
信部の技術であるが、このような技術を記載してある文
献として、例えば特開平3−46475号公報を挙げる
ことができる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上記手法によるワイド
放送をワイドテレビジョン受信装置で受信した時、ゴー
スト妨害がない場合には問題ないが、受信した信号にゴ
ースト成分が含まれる場合には、デコード処理により、
妨害が拡大され、視聴者に取って見苦しい映像になって
いた。
【0013】まず、受信信号にゴースト成分が含まれる
場合の妨害内容について説明する。ここで図2の(イ)
に示すワイド画像を、図2の(ロ)に示す形で、放送局
から送信したとする。ゴースト妨害がある場合には、例
えば図4の(ロ)に示す映像信号を現行の標準方式のテ
レビ受信機では受信することになる。図上では水平同期
信号のゴースト成分を例示的に示してある。
【0014】この映像信号をワイドテレビジョン受信装
置で受信した時には、このゴースト成分の数が増え、図
4の(ハ)に示す画像が出力(表示)される。ここでそ
の原因について説明する。
【0015】上述した論文「レターボックス方式ワイド
EDTVにおける垂直時間補強信号の垂直帯域と画質に
関する考察」のFig.7に示されるように、「垂直−
時間」補強信号は、水平方向に時間圧縮された状態で送
られる。この信号を受信装置で元に戻すためには、水平
方向の時間伸張が必要であるが、この時間伸張により、
補強信号と共にゴースト成分も拡大される。
【0016】拡大された「垂直−時間」補強信号は、拡
大されたゴースト成分を含めて、メインパネル部分の信
号に加算されるから、受信装置出力には、ワイド画像の
他に、直接のゴースト成分と、拡大されたゴースト成分
とが付加された、図4の(ハ)に示す映像が出力(表
示)されることになるわけである。この画像は、現行の
テレビジョン受信装置で受信される映像(図4の
(ロ))よりも、画質が悪いものであり、許容すること
はできない。本発明の第1の目的は、この問題を解決す
ることにある。
【0017】また、上記手法によるワイド放送をワイド
テレビジョン受信装置で受信した時、S/N(信号対雑
音比)が高い場合には問題ないが、S/Nが低い場合に
は、デコード処理によりノイズ成分が拡大され、視聴者
に取って見苦しい映像になる。本発明の第2の目的は、
この問題を解決することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的達成のた
め、本発明では、レターボックス式ワイド放送テレビジ
ョン信号を受信し、受信したテレビジョン信号からそこ
に含まれるゴースト成分を除去するゴースト除去手段
と、ゴースト成分除去後の該テレビジョン信号からメイ
ンパネル信号を主信号として抽出する主信号抽出手段
と、ゴースト成分除去後の該テレビジョン信号から補強
信号を抽出する補強信号抽出手段と、前記主信号抽出手
段により抽出された主信号と前記補強信号抽出手段によ
り抽出された補強信号とを合成して、ワイド画像信号を
生成する生成手段と、を少なくとも備えたテレビジョン
信号受信装置において、
【0019】前記ゴースト除去手段におけるゴースト成
分除去後のテレビジョン信号におけるゴースト成分の残
留量を検出する残留量検出手段と、検出された残留量に
応じて前記生成手段における主信号と補強信号の合成割
合を可変させる可変手段と、を備えた。
【0020】更に上記第2の目的達成のため、本発明で
は、レターボックス式ワイド放送テレビジョン信号を受
信し、受信したテレビジョン信号からメインパネル信号
を主信号として抽出する主信号抽出手段と、受信したテ
レビジョン信号から補強信号を抽出する補強信号抽出手
段と、前記主信号抽出手段により抽出された主信号と前
記補強信号抽出手段により抽出された補強信号とを合成
して、ワイド画像信号を生成する生成手段と、を少なく
とも備えたテレビジョン信号受信装置において、
【0021】受信したテレビジョン信号におけるS/N
を検出するS/N検出手段と、S/N検出結果に応じて
前記生成手段における主信号と補強信号の合成割合を可
変させる可変手段と、を備えた。
【0022】
【作用】第1の目的達成のための手段において、前記ゴ
ースト除去手段は、入力信号(受信したテレビジョン信
号)からゴースト成分を除去する。前記残留量検出手段
は、ゴースト除去手段によりゴースト成分を除去された
テレビジョン信号におけるゴースト成分の残留量を検出
する。
【0023】ところで、前記主信号抽出手段は、ゴース
ト除去手段によりゴースト成分を除去されたテレビジョ
ン信号から、ワイドテレビジョン信号のメインパネル部
分の信号を抽出する。また、前記補強信号抽出手段は、
ワイドテレビジョン信号の上下パネル部に多重されてい
る、「垂直−時間」補強信号を抽出する。前記合成手段
は、前記残留量検出手段出力の制御を受けて、主信号抽
出手段出力(メインパネル信号)と、補強信号抽出手段
出力(補強信号)とから、ワイドテレビジョン信号を合
成する。
【0024】このようにすると、ゴースト成分の残留量
が少ない場合には、主信号抽出手段出力(メインパネル
信号)と、補強信号抽出手段出力(補強信号)とを、正
規の割合で合成するので良好なワイド画像が得られる。
一方、ゴースト成分の残留量が多い場合には、主信号抽
出手段出力に対し、補強信号抽出手段出力を、少なくし
て合成するのでゴースト成分の影響の少ない良好なワイ
ド画像が得られる。
【0025】第2の目的達成のための手段において、前
記S/N検出手段は、入力信号(受信したレターボック
ス式テレビジョン信号)におけるS/Nを検出する。ま
た主信号抽出手段は、受信した信号から、ワイド画像の
メインパネル部分の信号を抽出する。また、補強信号抽
出手段は、ワイド画像の上下パネル部に多重されてい
る、「垂直−時間」補強信号を抽出する。合成手段は、
前記S/N検出手段出力(S/N検出結果)の制御を受
けて、主信号抽出手段出力(メインパネル信号)と、補
強信号抽出手段出力(補強信号)とから、ワイドテレビ
ジョン信号を合成する。
【0026】このようにすると、S/Nが大きい場合に
は、主信号抽出手段出力(メインパネル信号)と、補強
信号抽出手段出力(補強信号)とを、正規の割合で合成
するので良好なワイド画像が得られる。一方、S/Nが
小さい場合には、主信号抽出手段出力に対し、補強信号
抽出手段出力を少なくして合成するので、ノイズ成分の
少ない良好なワイド画像が得られる。
【0027】
【実施例】図1は本発明の一実施例を示すブロック図で
ある。同図において、101は入力信号線路、102は
ゴースト除去回路、103は切り換え回路、104は動
き量検出回路、105は3次元輝度信号色信号分離回路
(3次元Y/C SEPA)、106は色復調回路(D
EMO)、107は3次元走査線補間回路、108,1
09はそれぞれ低域通過フィルタ(LPF)、である。
【0028】そのほか、110は時間伸張回路、111
は高域通過フィルタ(HPF)、112は逆走査線変換
回路、113は低域通過フィルタ(LPF)、114は
加算回路、115はI信号線路、116はQ信号線路、
117は輝度信号線路、118は誤差信号線路、119
は合成量制御回路、120は制御信号線路、121,1
22はそれぞれ走査線数変換回路、である。
【0029】ここで図1の回路動作について説明する。
まず、入力信号線路101に、ゴースト妨害を受けてい
ないワイド放送による映像信号が入力されたとする。こ
の場合には、図1の回路は通常のワイドテレビジョン信
号の再生動作を行う。
【0030】ゴースト妨害を受けているワイド放送によ
る映像信号が入力された場合には、ゴースト除去回路1
02は、入力信号線101上の映像信号に対し、ゴース
ト除去処理を行う。切り換え回路103は、ゴースト除
去回路102出力のうち、メインパネル受信期間中は、
図1上で上側に接続を切り換える。これにより、ゴース
ト除去回路102出力を、3次元輝度信号色信号分離回
路105に入力するとともに、動き量検出回路104へ
入力する。
【0031】そうすると、3次元輝度信号色信号分離回
路105は、動き量検出回路104からの動き情報に基
づいて、このゴースト除去回路102出力を、輝度信号
と色信号に分離する。分離された色信号については、こ
の後、色復調回路106により、色復調を行い、I信号
と,Q信号の2信号を得る。そして、これらのI信号、
Q信号と輝度信号に対し、3次元走査線補間回路107
は、動き量検出回路104からの動き情報に基づいて、
3次元の走査線補間を行う。この走査線補間により、3
60本の順次走査信号を得る。
【0032】さらに、走査線数変換回路121により、
走査線数を360本から480本に変換する。このう
ち、輝度信号については、高域通過フィルタ111によ
り、高域成分を取り出した後、加算回路114の一方の
入力側へ入力する。
【0033】一方、切り換え回路103は、ゴースト除
去回路102出力のうち、上下パネル受信期間中は、図
1上で下側に接続を切り換える。これにより、ゴースト
除去回路102出力を、時間伸張回路110に送る。上
下パネル期間には、「垂直−時間」補強信号が1/3に
時間圧縮されているので、時間伸張回路110を用い
て、3倍に時間伸張することにより、元の時間軸に変換
した補強信号が得られる。
【0034】そして、低域通過フィルタ109により、
低域成分を取り出した信号と、低域通過フィルタ108
により、メインパネル期間に送られている映像信号内の
輝度信号の低域成分を取り出した信号とを、逆走査線変
換回路112により変換し、送信側で間引かれた信号で
ある、360本の順次走査信号を得る。この逆走査線変
換回路112出力に対し、走査線数変換回路122を用
いて走査線数変換を行うことにより、360本の順次走
査信号から、480本の順次走査信号を得る。
【0035】走査線数変換回路122出力から、水平方
向の低域成分を低域通過フィルタ113により取り出
す。そして、高域通過フィルタ111出力である、メイ
ンパネルで得た輝度信号の高域成分と、上下パネルで得
た、低域通過フィルタ113出力とを、加算回路114
により加算することで、全帯域を持つワイド画像の輝度
信号を、輝度信号線路117上に得る。
【0036】このようにして得られた、I信号115、
Q信号116、輝度信号117は、さらにマトリクス回
路により、RGB信号に変換された後、増幅され、受像
管にワイド画像信号として出力される。以上が図1の回
路動作の説明である。
【0037】次に、図1における各部回路の動作につい
て詳しく説明する。まず、ゴースト除去回路102につ
いて説明を行う。図5は、ゴースト除去回路102の具
体的な構成の一例を示したブロック図であるが、該ゴー
スト除去回路102内の各部信号の波形も(a)〜
(e)として併せて示してある。
【0038】図5において、501は入力端子、502
はゴースト除去用のフィルタ、503は出力端子、50
4はゴースト除去用の基準信号(GCR信号)抽出回
路、505は8フィールドシーケンス処理回路、506
は1クロック差分回路、507は基準信号発生回路、5
08は減算回路、509は誤差信号線路、510はフィ
ルタ制御回路、511は減算回路、512は任意に素の
特性を可変することができるトランスバーサルフィルタ
である。
【0039】入力端子501には、ゴースト妨害を含ん
だ映像信号が入力される。ゴースト除去動作開始時に
は、トランスバーサルフィルタ512を出力が0になる
様に設定してあるので、減算回路511出力には入力端
子501の映像信号がそのまま出力される。この映像信
号に対し、ゴースト除去用の基準信号抽出回路504に
より、ゴースト除去用の基準信号(GCR信号)が挿入
されている期間を抽出する。
【0040】抽出した期間の信号に対し前ラインの影響
をなくすために、8フィールドシーケンス処理回路50
5を用いて、8フィールド単位の演算を行ないゴースト
基準信号とゴースト成分のみを得る。そして、8フィー
ルドシーケンス処理回路505出力に対し、1クロック
差分回路506により1クロック差分を取ることで、イ
ンパルスであるゴースト除去用の基準信号と、ゴースト
成分を得る。この1クロック差分回路506出力波形を
図5(a)に示す。
【0041】この信号から、基準信号発生回路507出
力を差し引くことにより、ゴースト成分だけを得ること
ができる。このゴースト成分に対し、フィルタ制御回路
510は、入力信号を基準にしたゴースト成分の遅延量
と、その大きさを求める。そしてこのゴースト成分の遅
延量と大きさを、トランスバーサルフィルタ512に設
定することにより、トランスバーサルフィルタ512出
力に、図5(b)で示すような、ゴースト成分と同じ遅
延量と大きさを持つ信号を、出力することができる。
【0042】このトランスバーサルフィルタ512出力
を減算回路511により、入力信号から減算すること
で、ゴースト除去を行うことが可能であり、波形として
は、図5(c)に示すものが得られる。この状態で先ほ
どと同様にして、ゴースト除去用の基準信号抽出回路5
04により、ゴースト除去用の基準信号が挿入されてい
る期間の信号を抽出する。
【0043】そして、8フィールドシーケンス処理回路
505により、8フィールドシーケンス処理を行った
後、1クロック差分回路506により、1クロック差分
処理を行う。そうすると、1クロック差分回路506出
力には図5(c)で示す波形が得られる。この波形に対
し、図5(d)に示す、基準信号発生回路507からの
基準信号波形を、減算回路508により差し引くこと
で、図5(e)に示す残留成分のみの誤差信号が、誤差
信号線路509に出力される。
【0044】次に、図1における合成量制御回路119
について具体的に説明する。図6の(a)は、合成量制
御回路119の具体的構成例を示すブロック図であり、
図6の(b)は、合成量制御回路119を構成する構成
要素としてのメモリ605におけるアドレスと出力デー
タの関係を示す特性図である。
【0045】図6の(a)において、601は入力信号
線路、602は絶対値回路、603はピーク値保持回
路、604は振幅制限回路、605はメモリ回路、60
6は出力線路である。
【0046】ここで入力信号線路601は、図5の誤差
信号線路509(図1の誤差信号線路118)に接続さ
れている。誤差信号は、正負の両方の値をとるから、絶
対値回路602により絶対値をとり、正の値にする。こ
の絶対値回路602出力の最も大きい値を、ピーク値保
持回路603により保持する。そして、振幅制限回路6
04により、振幅制限を行った後、メモリ回路604の
アドレス入力端子に入力する。
【0047】このメモリ回路605は、読み出し専用メ
モリであり、アドレスが入力されると、そのアドレス入
力に対するデータが出力される。このメモリ回路605
のデータ内容とアドレスの関係は、図6の(b)に示す
通りであり、アドレスが大きくなるにつれて、データの
大きさが小さくなる。
【0048】この合成量制御回路119を用いれば、誤
差信号の絶対値が小さい場合には、出力線路606上
に、1に近い値が出力され、誤差信号の絶対値が大きな
場合には、出力線路606上に、0に近い値が出力され
る。その外、中間の場合には、誤差信号の絶対値の大き
さに応じた、図6の(b)で示される値が出力される。
【0049】次に、図1における3次元輝度信号色信号
分離回路105について具体的に説明する。図7の
(a)は、3次元輝度信号色信号分離回路105の具体
的回路例を示すブロック図である。同図において、70
1は入力信号線路、702はラインメモリ、703はフ
レームメモリ、704は減算回路、705は減算回路、
706は帯域通過フィルタ、707は帯域通過フィル
タ、708は混合回路、709は係数回路、710は減
算回路、711は低域通過フィルタ、712は絶対値回
路、713は動き量検出回路、714は輝度信号線路、
705は色信号線路である。
【0050】図7の(b)は、3次元輝度信号色信号分
離回路105の動作原理を示す説明図である。図7の
(b)において、丸印は、走査線の断面を示し、縦軸に
画面垂直方向、横軸に画面時間方向をとってある。静止
画部分では、1フレーム前後の信号(1フレーム期間だ
け互いに離れた二つの信号)の加減算(フレームくし形
フィルタ)により、輝度信号と色信号とを分離し、動画
部分については、上下のラインの加減算(ラインくし形
フィルタ)で輝度信号と色信号とを分離することを、図
7の(b)は示している。
【0051】静止画の場合、1フレーム前後で色副搬送
波の位相がNTSC方式では反転しているため、輝度信
号は同位相、色信号は逆位相になる。このため、1フレ
ーム前後の信号の加減算(フレームくし形フィルタ)
で、完全な分離が可能となっているわけである。動画の
場合、位置がずれるため、フレーム間での相関がなくな
り、フレーム間処理による分離はできなくなる。この
時、ライン間での相関は比較的強いので、ライン間処理
に切り換えて分離を行う。
【0052】この原理に基づいて図7の(a)の回路動
作を説明する。入力信号線路701に複合映像信号を入
力する。ラインメモリ回路702と減算回路705は、
ラインくし形フィルタを構成しており、減算回路705
出力として、ライン間処理による色成分が得られる。こ
の色成分を帯域通過フィルタ706に通して混合回路7
08の片方の入力側に入力する。
【0053】一方、フレームメモリ703と減算回路7
04によりフレームくし形フィルタが構成され、減算回
路704出力として、フレーム間処理による色成分が得
られる。この色成分を帯域通過フィルタ707に通して
混合回路708のもう一方の入力側に入力する。そし
て、動き量検出回路713からの、画像の動き量に応
じ、混合回路708により、上記2系統の色成分を混合
する。
【0054】画像の動き量が小さい場合、即ち静止画寄
りの時には、帯域通過フィルタ707からの混合量を増
やすとともに、帯域通過フィルタ706からの混合量を
減らし、一方、画像の動き量が大きい場合、即ち動画寄
りの場合には、帯域通過フィルタ706からの混合量を
増やすとともに、帯域通過フィルタ707からの混合量
を減らす。
【0055】このようにして混合回路708により、動
き量に応じて色成分を混合した後、係数回路709によ
り1/2倍する。これにより3次元輝度信号色信号分離
回路105により分離された色信号が、色信号線路71
5に得られる。この得られた色信号を減算回路710に
より、入力信号から差し引くことにより、3次元輝度信
号色信号分離回路105により分離された輝度信号が、
輝度信号線路714に得られる。
【0056】ここで、静止画部分と動画部分とを切り換
えるための動き量検出について説明する。動き量を検出
する方法には、輝度信号の変化、色信号の変化、輝度信
号および色信号両方の変化など、色々の方法が考えられ
るが、図7の(a)では、一例として、輝度信号の動き
を検出する回路を示す。
【0057】テレビジョン信号のようにインターレース
走査を行っている信号では、フィールド間で走査してい
る画面位置が異なるため、この画面上での同一場所を選
ぶことはできない。これに対し、フレーム間では画面上
の同一場所を走査するので、基本的には、このフレーム
間での差信号の大きさで動き検出が可能となる。但し、
色信号があるとこの成分のため、動きの誤検出が生じ
る。
【0058】このため図7の(a)に示すように、1フ
レーム間差信号にたいして、色信号成分を除去するため
の低域通過フィルタ711をかける。低域通過フィルタ
711出力は正負両方の値をとるので、絶対値回路71
2により絶対値をとり、この値を動き量検出出力とし、
混合回路708の混合量を制御するのである。
【0059】次に図1における3次元走査線補間回路1
07について具体的に説明する。図8の(a)は、3次
元走査線補間回路107の具体的構成例を示すブロック
図である。図8の(a)において、801は入力信号線
路、802はラインメモリ回路(1H)、803は加算
回路、804は係数回路、805はフィールドメモリ回
路(262H)、806は混合回路、807は動き量検
出回路104からの動き量検出信号線路、808は倍速
変換回路、809は倍速出力信号線路、である。
【0060】3次元走査線補間回路107は、インター
レース走査の欠点を改善するために、インターレース走
査方式を採るテレビジョン信号を順次走査方式を採るテ
レビジョン信号に変換するための順次走査化を行うもの
である。インターレース走査は、周知のように、第1の
フィールドと第2のフィールドでは、それぞれ互いに相
手方の走査線と走査線の中間を走査している。
【0061】順次走査とは、この中間を走査する信号を
補間して走査線の数を倍にし、毎フィールド同じ位置を
走査するようにしたものである。この中間を走査する信
号の補間処理に、画像の動き量に適応させた処理がなさ
れる。即ち、補間の対象とする走査線位置の画素ごと
に、当該画素が画像としての静止画部分に当たるか、動
画部分当たるかを判別し、静止画部分に当たれば前のフ
ィールドの当該画素位置の信号をそのまま補間信号とし
(フィールド間補間)、動画部分に当たれば同じフィー
ルド内の、補間の対象とする走査線位置の上下のライン
(走査線)の該当する画素位置の信号の平均を補間信号
とする(ライン補間)ように、処理を変えるわけであ
る。
【0062】この処理の概略動作を図8の(b)に示し
た。即ち図8の(b)において、フィールド番号nにお
いて、×印が補間対象の画素位置であるとする。当該画
素位置が静止画部分に当たれば、前フィールド(フィー
ルド番号n−1)の当該画素位置の信号をそのまま持っ
てきて補間信号とし、当該画素位置が動画部分当たれ
ば、同じフィールド(フィールド番号n)内の、補間の
対象とする走査線位置(×印の位置)の上下のライン
(走査線)の該当する画素位置の信号の平均を補間信号
とするわけである。
【0063】以上を基本として、以下図8の(a)の回
路動作を説明する。ラインメモリ回路802と、加算回
路803および係数回路804は、補間対象の画素が動
画像の場合の補間情報(信号)を算出するものであり、
同一フィールド内の上下ラインの平均を算出する回路で
ある。この係数回路804出力を混合回路806の片方
の入力端子に入力する。
【0064】一方、補間対象の画素が静止画像の場合の
補間情報は、ラインメモリ回路802出力をフィールド
メモリ回路805に通すことにより得られ、混合回路8
06の他方の入力端子に入力する。そして、動き量制御
信号線路807上の動き量に応じて、混合回路806に
より、係数回路804とフィールドメモリ回路805と
の混合比率を変化させる。
【0065】このようにして得られた混合回路806出
力と、入力信号線路801出力上の入力信号とを、1水
平走査周波数の倍(31.5kHz)の周波数で順に読
み出すことにより、順次走査化された信号が倍速変換回
路808出力に得られる。
【0066】次に、図1の走査線数変換回路121、1
22について具体的に説明する。走査線変換回路12
1、122は、順次走査の360本の走査線を、順次走
査の480本の走査線に変換する変換回路である。36
0:480=3:4であるから、被変換走査線3本に対
し、4本の変換走査線が得られればよい。図9は、この
変換の方法を示した説明図である。
【0067】図9上で丸印は走査線、+印は加算回路を
示す。360本の走査線に対し直線補間を行うことによ
り、すなわち図9に示す係数値をそれぞれの走査線位置
の信号に乗算した後、加算回路により加算することによ
り、480本の走査線が得られる。
【0068】次に図1における逆走査線変換回路112
について、具体的に説明する。図10の(a)は、逆走
査線変換回路112の具体的構成例を示すブロック図で
ある。図10(a)において、1001は低域通過フィ
ルタ108出力信号路、1002は低域通過フィルタ1
09出力信号路、1003は加算回路、1004は係数
回路、1005は逆走査線変換回路出力信号線路、10
06は合成量制御入力線路である。
【0069】さきに説明したように、図1において、ゴ
ースト除去回路102によるゴースト除去の残留量に応
じた値が合成量制御回路119の出力となり、この出力
線路120が図10(a)の合成量制御入力線路100
6に接続される。ここで、ゴースト除去の残留量が小さ
い場合、つまりゴーストの消え残りが少ない場合には、
合成量制御入力線路1006上の合成量制御信号の値は
1に近いので、係数回路1004にはこの1に近い値が
設定される。
【0070】そうすると、低域通過フィルタ108出力
信号路1001、低域通過フィルタ109出力信号路1
002とが、ほとんど同じ割合で加算回路1003によ
り加算される。反対に、ゴースト除去の残留量が大きい
場合、つまりゴーストの消え残りが多い場合には、合成
量制御入力線路1006上の合成量制御信号の値は0に
近いので、係数回路1004にはこの0に近い値が設定
される。そうすると、加算回路1003では、低域通過
フィルタ108出力信号路1001からの信号に対し、
低域通過フィルタ109出力信号路1002からの信号
は、ほとんど加算されない。
【0071】図10の(b)は、別の逆走査線変換回路
112の具体的構成例を示すブロック図である。図10
の(b)において、1007は低域通過フィルタ108
出力信号路、1008は低域通過フィルタ109出力信
号路、1009は加算回路、1010は演算回路、10
11は係数回路、1012は逆走査線変換回路出力信号
線路、1013は合成量制御入力線路である。回路動作
については説明するまでもないであろう。
【0072】以上説明した如く、図1に示した本実施例
によれば、ゴーストの消え残りを検出し、補強信号の使
用量を可変することができるので、現行標準方式のテレ
ビジョン受信装置よりも、悪い画質となることのないワ
イド画像を得ることができるという効果がある。
【0073】図11は本発明の第2の実施例を示すブロ
ック図である。図11に示す実施例の構成は、図1に示
したそれとほとんど同じである。図11に示す実施例
と、図1に示した実施例との違いは、逆走査線変換回路
112の前に、スイッチ回路123を構成したことであ
る。
【0074】この場合、ゴースト除去の残留量が小さい
場合、つまりゴーストの消え残りが少ない場合には、制
御信号線路120上の合成量制御信号の値は1にし、ス
イッチ回路123を低域通過フィルタ109出力を選択
するようにスイッチを切り換える。そうすると、低域通
過フィルタ108出力と、低域通過フィルタ109出力
とが、同じ割合で逆走査線変換回路112により加算さ
れる。
【0075】反対に、ゴースト除去の残留量が大きい場
合、つまりゴーストの消え残りが多い場合には、制御信
号線路120上の合成量制御信号の値は0となり、スイ
ッチ回路123を0が入力となるように切り換える。そ
うすると、逆走査線変換回路112では、低域通過フィ
ルタ108出力に対し、低域通過フィルタ109出力か
らの信号は、加算されない。
【0076】この信号は、走査線数変換回路122、低
域通過フィルタ113を通過した後、加算回路114に
より、高域通過フィルタ111の出力信号と加算され
る。従って、ゴーストの消え残りの多い場合には、メイ
ンパネルだけの信号による輝度信号が輝度信号線路11
7上に出力される。
【0077】図11に示した如き本実施例によれば、ゴ
ーストの消え残りを検出し、補強信号の使用を停止する
ことができるので、現行標準方式のテレビジョン受信装
置よりも、悪い画質となることのないワイド画像を得る
ことができるという効果がある。
【0078】図12は、本発明の第3の実施例を示すブ
ロック図である。図12に示した実施例の構成は、図1
のそれとほとんど同じである。図12と、図1との違い
は、図12ではゴースト除去回路でなく、S/N(信号
対雑音比)検出回路1201を設けた点である。
【0079】回路動作も基本的な動作はほとんど図1の
それと同じである。異なることは、入力信号線路101
から、入力信号のS/Nを検出し、その値を合成量制御
回路119へ送ることにより、逆走査線変換回路112
を制御することである。そのために、S/N検出回路1
201は、入力信号の同期信号部分またはゴースト除去
用の基準信号部分を利用して、S/N比を検出する。
【0080】具体的に、垂直同期付近の映像信号からS
/N比を求めるには、まず受信した垂直同期信号から、
理想的な垂直同期信号を減算することにより、ノイズ成
分を得る。このノイズ成分に対し、マイクロプロセッサ
により、演算することでS/Nが求まる。同様にして、
ゴースト除去用の基準信号部分から求めてもよい。
【0081】このようにすることにより、S/Nが良い
場合には、合成量制御入力線路1006上の合成量制御
信号の値は1に近いので、係数回路1004にはこの1
に近い値が設定される。そうすると、低域通過フィルタ
108出力信号路1001、低域通過フィルタ109出
力信号路1002とが、ほとんど同じ割合で加算回路1
003により加算される。
【0082】反対に、S/Nが悪い場合には、合成量制
御入力線路1006上の合成量制御信号の値は0に近い
ので、係数回路1004にはこの0に近い値が設定され
る。そうすると、加算回路1003では、低域通過フィ
ルタ108出力信号路1001からの信号に対し、低域
通過フィルタ109出力信号路1002からの信号は、
ほとんど加算されない。
【0083】本実施例によれば、入力信号のS/N比を
検出し、補強信号の使用量を可変することができるの
で、現行標準方式のテレビジョン受信装置よりも、悪い
画質となることのないワイド画像を得ることができると
いう効果がある。
【0084】図13は本発明の第4の実施例を示すブロ
ック図である。図13に示す回路の構成は、図12のそ
れとほとんど同じである。図13と、図12との違い
は、図13では逆走査線変換回路112の前に、スイッ
チ回路123を構成したことである。
【0085】この場合、S/Nが良い場合には、制御信
号線路120上の合成量制御信号の値は1にし、スイッ
チ回路123を低域通過フィルタ109出力を選択する
ようにスイッチを切り換える。そうすると、低域通過フ
ィルタ108出力と、低域通過フィルタ109出力と
が、同じ割合で逆走査線変換回路112により加算され
る。
【0086】反対に、S/Nが悪い場合には、制御信号
線路120上の合成量制御信号の値は0となり、スイッ
チ回路123を0が入力となるように切り換える。そう
すると、逆走査線変換回路112では、低域通過フィル
タ108出力に対し、低域通過フィルタ109出力から
の信号は、加算されない。この信号は、走査線数変換回
路122、低域通過フィルタ113を通過した後、加算
回路114により、高域通過フィルタ111の信号と加
算される。従って、S/Nが悪い場合には、メインパネ
ルだけの信号による輝度信号が輝度信号線路117上に
出力される。
【0087】本実施例によれば、入力信号のS/Nを検
出し、補強信号の使用を停止することができるので、現
行のテレビジョン受信装置よりも、悪い画質となること
のないワイド画像を得ることができるという効果があ
る。
【0088】
【発明の効果】本発明によれば、レターボックス方式ワ
イド放送を受信するテレビジョン信号受信装置におい
て、ゴーストの消え残りを検出し、補強信号の使用量を
可変することができるので、現行標準方式のテレビジョ
ン受信装置よりも、悪い画質となることのないワイド画
像を得ることができるという利点がある。
【0089】また、本発明によれば、レターボックス方
式ワイド放送を受信するテレビジョン信号受信装置にお
いて、入力信号のS/Nを検出し、補強信号の使用量を
可変することができるので、現行標準方式のテレビジョ
ン受信装置よりも、悪い画質となることのないワイド画
像を得ることができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示すブロック図であ
る。
【図2】ワイド放送の再生画像を示す説明図である。
【図3】ワイド放送の動作原理を示すブロック図であ
る。
【図4】従来のワイドテレビジョン受信装置でゴースト
妨害のある信号を受信した場合の画像の劣化を説明する
ための説明図である。
【図5】図1におけるゴースト除去回路の具体例を示す
ブロック図である。
【図6】図1における合成量制御回路の具体例を示すブ
ロック図である。
【図7】図1における3次元輝度信号色信号分離回路の
具体例を示すブロック図である
【図8】図1における3次元走査線補間回路の具体例を
示すブロック図である。
【図9】図1における走査線数変換回路の動作を説明す
るための説明図である。
【図10】図1における逆走査線変換回路の具体例を示
すブロック図である。
【図11】本発明の別の実施例を示すブロック図であ
る。
【図12】本発明の更に別の実施例を示すブロック図で
ある。
【図13】本発明のなお更に別の実施例を示すブロック
図である。
【符号の説明】
102…ゴースト除去回路、103…切り換え回路、1
04…動き量検出回路、105…3次元輝度信号色信号
分離回路、106…色復調回路、107…3次元走査線
補間回路、108,109…低域通過フィルタ回路、1
10…時間伸張回路、111…高域通過フィルタ、11
2…逆走査線変換回路、113…低域通過フィルタ回
路、114…加算回路、115…I信号線路、116…
Q信号線路、117…輝度信号線路、118…誤差信号
線路、119…合成量制御回路、120…制御信号線
路、121、122…走査線数変換回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 城杉 孝敏 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所映像メディア研究所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画面構成をメインパネルとその上下パネ
    ルから成るものとするとき、ワイド画像をその走査線信
    号の間引きを行うことにより垂直圧縮して前記メインパ
    ネル中に収める形で形成されたメインパネル信号に、間
    引かれた前記走査線信号に関連する補強信号を、前記上
    下パネル領域において、多重して伝送するレターボック
    ス式ワイド放送テレビジョン信号を受信し、 受信したテレビジョン信号から、前記メインパネル信号
    を主信号として抽出する主信号抽出手段と、受信したテ
    レビジョン信号から前記補強信号を抽出する補強信号抽
    出手段と、前記主信号抽出手段により抽出された主信号
    と前記補強信号抽出手段により抽出された補強信号とを
    合成して、ワイド画像信号を生成する生成手段と、を少
    なくとも備えたテレビジョン信号受信装置において、 前記生成手段における主信号と補強信号の合成割合を可
    変させる可変手段を備えたことを特徴とするテレビジョ
    ン信号受信装置。
  2. 【請求項2】 画面構成をメインパネルとその上下パネ
    ルから成るものとするとき、ワイド画像をその走査線信
    号の間引きを行うことにより垂直圧縮して前記メインパ
    ネル中に収める形で形成されたメインパネル信号に、間
    引かれた前記走査線信号に関連する補強信号を、前記上
    下パネル領域において、多重して伝送するレターボック
    ス式ワイド放送テレビジョン信号を受信し、 受信したテレビジョン信号からそこに含まれるゴースト
    成分を除去するゴースト除去手段と、ゴースト成分除去
    後の該テレビジョン信号から前記メインパネル信号を主
    信号として抽出する主信号抽出手段と、ゴースト成分除
    去後の該テレビジョン信号から前記補強信号を抽出する
    補強信号抽出手段と、前記主信号抽出手段により抽出さ
    れた主信号と前記補強信号抽出手段により抽出された補
    強信号とを合成して、ワイド画像信号を生成する生成手
    段と、を少なくとも備えたテレビジョン信号受信装置に
    おいて、 前記ゴースト除去手段におけるゴースト成分除去後のテ
    レビジョン信号におけるゴースト成分の残留量を検出す
    る残留量検出手段と、検出された残留量に応じて前記生
    成手段における主信号と補強信号の合成割合を可変させ
    る可変手段と、を備えたことを特徴とするテレビジョン
    信号受信装置。
  3. 【請求項3】 画面構成をメインパネルとその上下パネ
    ルから成るものとするとき、ワイド画像をその走査線信
    号の間引きを行うことにより垂直圧縮して前記メインパ
    ネル中に収める形で形成されたメインパネル信号に、間
    引かれた前記走査線信号に関連する補強信号を、前記上
    下パネル領域において、多重して伝送するレターボック
    ス式ワイド放送テレビジョン信号を受信し、 受信したテレビジョン信号からそこに含まれるゴースト
    成分を除去するゴースト除去手段と、ゴースト成分除去
    後の該テレビジョン信号から前記メインパネル信号を主
    信号として抽出する主信号抽出手段と、ゴースト成分除
    去後の該テレビジョン信号から前記補強信号を抽出する
    補強信号抽出手段と、前記主信号抽出手段により抽出さ
    れた主信号と前記補強信号抽出手段により抽出された補
    強信号とを合成して、ワイド画像信号を生成する生成手
    段と、を少なくとも備えたテレビジョン信号受信装置に
    おいて、 前記補強信号抽出手段における補強信号の抽出出力を零
    に設定することの可能な零設定手段と、前記ゴースト除
    去手段におけるゴースト成分除去後のテレビジョン信号
    におけるゴースト成分の残留量を検出する残留量検出手
    段と、検出された残留量に応じて前記零設定手段を起動
    することにより、前記生成手段における主信号と補強信
    号の合成割合において補強信号のそれを零とする起動手
    段と、を備えたことを特徴とするテレビジョン信号受信
    装置。
  4. 【請求項4】 画面構成をメインパネルとその上下パネ
    ルから成るものとするとき、ワイド画像をその走査線信
    号の間引きを行うことにより垂直圧縮して前記メインパ
    ネル中に収める形で形成されたメインパネル信号に、間
    引かれた前記走査線信号に関連する補強信号を、前記上
    下パネル領域において、多重して伝送するレターボック
    ス式ワイド放送テレビジョン信号を受信し、 受信したテレビジョン信号から前記メインパネル信号を
    主信号として抽出する主信号抽出手段と、受信したテレ
    ビジョン信号から前記補強信号を抽出する補強信号抽出
    手段と、前記主信号抽出手段により抽出された主信号と
    前記補強信号抽出手段により抽出された補強信号とを合
    成して、ワイド画像信号を生成する生成手段と、を少な
    くとも備えたテレビジョン信号受信装置において、 受信したテレビジョン信号におけるS/Nを検出するS
    /N検出手段と、S/N検出結果に応じて前記生成手段
    における主信号と補強信号の合成割合を可変させる可変
    手段と、を備えたことを特徴とするテレビジョン信号受
    信装置。
  5. 【請求項5】 画面構成をメインパネルとその上下パネ
    ルから成るものとするとき、ワイド画像をその走査線信
    号の間引きを行うことにより垂直圧縮して前記メインパ
    ネル中に収める形で形成されたメインパネル信号に、間
    引かれた前記走査線信号に関連する補強信号を、前記上
    下パネル領域において、多重して伝送するレターボック
    ス式ワイド放送テレビジョン信号を受信し、 受信したテレビジョン信号から前記メインパネル信号を
    主信号として抽出する主信号抽出手段と、受信したテレ
    ビジョン信号から前記補強信号を抽出する補強信号抽出
    手段と、前記主信号抽出手段により抽出された主信号と
    前記補強信号抽出手段により抽出された補強信号とを合
    成して、ワイド画像信号を生成する生成手段と、を少な
    くとも備えたテレビジョン信号受信装置において、 前記補強信号抽出手段における補強信号の抽出出力を零
    に設定することの可能な零設定手段と、受信したテレビ
    ジョン信号におけるS/Nを検出するS/N検出手段
    と、S/N検出結果に応じて前記零設定手段を起動する
    ことにより、前記生成手段における主信号と補強信号の
    合成割合において補強信号のそれを零とする起動手段
    と、を備えたことを特徴とするテレビジョン信号受信装
    置。
JP5009818A 1993-01-25 1993-01-25 テレビジョン信号受信装置 Pending JPH06225264A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5009818A JPH06225264A (ja) 1993-01-25 1993-01-25 テレビジョン信号受信装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5009818A JPH06225264A (ja) 1993-01-25 1993-01-25 テレビジョン信号受信装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06225264A true JPH06225264A (ja) 1994-08-12

Family

ID=11730735

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5009818A Pending JPH06225264A (ja) 1993-01-25 1993-01-25 テレビジョン信号受信装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06225264A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07154758A (ja) * 1993-11-26 1995-06-16 Matsushita Electric Ind Co Ltd テレビジョン信号処理装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07154758A (ja) * 1993-11-26 1995-06-16 Matsushita Electric Ind Co Ltd テレビジョン信号処理装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5157490A (en) Television signal scanning line converting apparatus
KR930002143B1 (ko) 텔레비젼신호 처리장치
JPH10191268A (ja) 映像信号処理装置および処理方法
JPH0479493A (ja) テレビジョン信号送信処理装置および受信処理装置
JPH06225264A (ja) テレビジョン信号受信装置
JP2820479B2 (ja) 高品位/標準テレビジョン共用受信装置
JPH0787418A (ja) Edtv垂直補強信号の復調方式
JP2848946B2 (ja) テレビジョン信号処理回路
JPH0479490A (ja) 多重化信号伝送装置及び多重化信号受信装置
JPH08331520A (ja) Edtvデコーダ装置
JP2950183B2 (ja) 映像信号受信回路
JP2947394B2 (ja) 高精細ワイドアスペクトテレビジョンデコーダ及びテレビジョン受像機
JPH06350975A (ja) テレビジョン信号の構成方法
JPH07203250A (ja) 垂直解像度補正装置及び輝度信号処理回路
JPH01253381A (ja) テレビジョン信号走査変換伝送方法
JPH05207519A (ja) テレビジョン信号の変換装置
JPH0583687A (ja) テレビジヨン信号の伝送方式
JPH07143258A (ja) テレビジョン信号処理装置
JPH04330882A (ja) 動き適応処理装置
JPH0522706A (ja) 画像信号送信処理及び受信処理装置
JPH06261294A (ja) ワイドテレビジョン信号伝送装置
JPH07203386A (ja) テレビジョン信号処理装置
JPH07255041A (ja) テレビジョン信号処理方法及び装置
JPH06141287A (ja) テレビジョン信号処理回路
JPH06217262A (ja) テレビジョン回路