JPH0865640A - ワイドテレビジョン信号処理装置 - Google Patents

ワイドテレビジョン信号処理装置

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Publication number
JPH0865640A
JPH0865640A JP6215232A JP21523294A JPH0865640A JP H0865640 A JPH0865640 A JP H0865640A JP 6215232 A JP6215232 A JP 6215232A JP 21523294 A JP21523294 A JP 21523294A JP H0865640 A JPH0865640 A JP H0865640A
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JP
Japan
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signal
vertical
television signal
motion
output
Prior art date
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Pending
Application number
JP6215232A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoichi Hirose
洋一 広瀬
Tadahiro Yoshida
忠弘 吉田
Seiji Nakai
誠治 中井
Koji Sedo
幸児 瀬藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 現行のテレビジョン放送との互換性を保ち高
画質のワイドテレビジョン信号の伝送可能で回路規模の
削減可能なレターボックス方式の送信側信号処理装置。 【構成】 ワイドテレビジョン信号の周波数帯域を画像
の動きに適応させながら現行規格のテレビジョン信号の
周波数帯域に合わせて制限するプリフィルタ101と、ワ
イドテレビジョン信号の輝度信号から画像の動き検出手
段104と、ワイドテレビジョン信号から輝度高域補強信
号を生成する補強信号生成手段130と、動き検出信号と
輝度高域補強信号とを乗算して輝度高域補強信号のゲイ
ンを調整する乗算手段131とを設ける。動き検出信号の
生成と、該信号を使った輝度高域補強信号のゲイン調整
とが走査線数変換手段の処理の前後のどちらか一方で完
結するので、動き検出手段で求めた動き検出信号は、直
接、乗算手段に入力可能であるから各画素における画像
の動きを正しく反映させたゲイン制御可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、現行のテレビジョン放
送との両立性を保ちながら、現行のテレビジョンに比べ
てアスペクト比が大きい画像を伝送するワイドテレビジ
ョン信号送信装置の信号処理装置(エンコーダ)に関
し、特に、回路規模の削減を図りながら高画質が得られ
るように構成したものである。
【0002】
【従来の技術】昭和35年に開始された我が国のカラー
テレビジョン放送は、走査線数525本、2:1飛越し
走査、輝度信号水平帯域幅4.2MHz、アスペクト比
4:3の諸仕様(例えば、文献:放送技術双書カラーテ
レビジョン日本放送協会編、日本放送出版協会、196
1年を参照)を有する米国と同じNTSC方式が導入さ
れ、以来30年以上が経過している。
【0003】その間、テレビジョン受像機の性能向上が
進む中で、高精細な画面を求めて各種の新しいテレビジ
ョン方式が提案されている。現行放送との両立性を保ち
ながら画質の改善を目指すEDTV(Exteded
Definition Television)もその
一つであり、受像機の改良とともに送信側の送信信号を
変更することによって高画質の実現を図っている。
【0004】最近のテレビジョン番組は、単なるスタジ
オ番組や中継番組などから、シネマサイズの映画の放送
など、より高画質で臨場感を伴う映像の番組にサービス
の主力が移りつつある。このような背景の下で、EDT
Vの第二弾として、現行放送との両立性を保ちながら画
面のワイド化を図るワイドテレビジョン信号方式の提案
がいくつか行なわれている。その一つは、レターボック
ス方式として知られているものであり、図11に示すよ
うに、有効走査線数をフレーム当たり480本から36
0本(フィールド当たり240本から180本)に圧縮
し、画面の上下に黒の部分(以下、無画部と称する)を
残すことによって横長の画面を実現している。
【0005】こうすることによって、アスペクト比は1
6:9になるが、有効走査線数の圧縮により垂直解像度
が落ちるので、画像の静止部分については垂直補強信号
(以下、VH信号という)を別途伝送し、静止画の垂直
解像度を高めることが行なわれる。さらに信号源が1:
1の順次走査を通じて信号を出力している場合には、現
行方式の2:1飛び越し走査への変換に当たって、いわ
ゆる動画補強信号(以下、VT信号という)が生成さ
れ、受信側に伝送される。また、水平の解像度を上げる
ために、現行の水平解像度4.2MHzを拡大するとと
もに、4.2MHzを超える帯域の信号を水平補強信号
(以下、HH信号という)として伝送することが行なわ
れる。
【0006】図11はレターボックス変換が施されたワ
イドテレビジョン信号の画像の概観を示したものであ
り、上下無画部には走査線がフィールド当たり各30
本、中央の主画面部はアスペクト比が16:9でフィー
ルド当たり180本の走査線が存在する。
【0007】HH信号は主画面内の共役孔(いわゆるF
ukinukiHole、例えば、文献:TV画像の多
次元信号処理、日刊工業新聞社、昭和63年を参照)に
多重化されて伝送され、また、VT信号とVH信号と
は、上下無画部に時間−垂直多重化されて伝送される。
【0008】このようにワイドテレビ信号からレターボ
ックス方式の信号に変換する信号処理方法は、例えば、
テレビジョン学会技術報告(放送方式)BCS93−4
2「LD(垂直−時間補強)/VH(垂直補強)信号多
重レターボックス式EDTVの試作」に示されている。
【0009】図9には、この変換を行なう従来の信号処
理装置の構成を示している。
【0010】この装置は、1:1の順次走査によって水
平走査線が525本(有効走査線数480本)、アスペ
クト比が16:9のワイドテレビ信号を出力するワイド
テレビ信号源900と、ワイドテレビ信号の色信号の時間
周波数帯域を制限する時間ローパスフィルタ(LPF)
902と、色信号の垂直周波数帯域を制限するとともに有
効走査線数を480本から360本に変換する4−3変
換垂直LPF(垂直周波数帯域を制限する素子と有効走
査線数を3/4に変換する素子とを一体化したもの)90
8と、色信号を順次走査から飛び越し走査に変換するP
−I変換器916と、輝度信号を用いて画像の動きを画素
ごとに検出する動き検出器903と、動き検出信号の垂直
周波数帯域を制限するとともに有効走査線数を360本
に変換する4−3変換垂直LPF907と、動き検出信号
の飛び越し走査への変換を行なうP−I変換器915と、
輝度信号の時間周波数帯域を制限する時間LPF901
と、輝度信号の垂直周波数帯域をVH信号を取り出すた
めの360TVL以上に制限するとともに有効走査線数
を360本に変換する4−3変換垂直HPF904と、V
H信号の飛び越し走査への変換を行なうP−I変換器91
1と、画像の静止部分におけるVH信号成分を取り出す
ためにVH信号成分に動き検出信号を乗算する乗算器91
7と、輝度信号からHH信号を得るための走査線を取り
出すために垂直周波数帯域を制限するとともに有効走査
線数を360本に変換する4−3変換垂直LPF906
と、4−3変換垂直LPF906の出力信号に対する飛び
越し走査を行なうP−I変換器914と、輝度信号の垂直
周波数を360TVL以下に制限するとともに有効走査
線数を360本に変換する4−3変換垂直LPF905
と、垂直周波数の制限された輝度信号からメイン信号を
形成するSSKF垂直LPF910と、メイン信号の飛び
越し走査への変換を行なうP−I変換器913と、現行規
格のテレビジョン信号の周波数帯域に合わせてワイドテ
レビジョン信号の周波数成分を画像の動きに適応させな
がら制限するプリフィルタ(なお、プリフィルタの具体
的構成は後述する図1のプリフィルタと同じである)91
8と、HH信号をメイン信号の共役孔に多重する水平高
域成分多重部920と、4−3変換垂直LPF905から出力
された輝度信号からVT信号を生成するSSKF垂直H
PF909と、VT信号の飛び越し走査への変換を行なう
P−I変換器912と、VH信号とVT信号とをレターボ
ックスの上下無画部に多重しメイン信号を主画面部に多
重する上下配置処理部921と、この上下配置処理部921か
ら出力された輝度信号とP−I変換器914から出力され
た色信号とを合成する合成部922とを備えている。
【0011】この装置では、ワイドテレビ信号源900か
ら出力された色信号が時間LPF(ローパスフィルタ=
低域通過フィルタ)902に入力し、時間LPF902が色信
号の時間周波数帯域を制限する。次いで4−3変換器垂
直LPF908が色信号の垂直周波数成分を180TVL
以下に制限するとともに有効走査線数を480本から3
60本に変換し、さらに、P−I変換器916が順次走査
から飛び越し走査に変換し、変換後の色信号を合成部92
2に入力する。
【0012】一方、ワイドテレビ信号源900から出力さ
れた輝度信号は、動き検出器903と時間LPF901と4−
3変換器垂直LPF905とに入力する。動き検出器903は
画像の動きを画素毎に検出し、検出結果を動き検出信号
として出力する。この動き検出信号は4−3変換器垂直
LPF907で走査線数480本分を360本分に変換さ
れ、さらにP−I変換器915で飛び越し走査信号分の動
き検出信号に変換される。
【0013】時間LPF901は、輝度信号の時間周波数
成分を低域成分のみに制限し、制限した輝度信号を4−
3変換垂直HPF904と4−3変換垂直LPF906とに入
力する。
【0014】4−3変換垂直HPF904は、垂直HPF
により、輝度信号から垂直周波数成分が360TVL以
上のいわゆるVH信号成分だけを抜き出し、同時にVH
信号成分を垂直周波数の低域にVシフトする。また、4
−3変換により、有効走査線数を480本から360本
に変換する。この4−3変換垂直HPF904から出力さ
れたVH信号は、P−I変換器911で順次走査から飛び
越し走査に変換され、次いで乗算器917において、ゲイ
ン調整のために、P−I変換器915から出力された動き
検出信号と乗算され、上下配置処理部921に入力する。
なお、乗算器917でのゲイン調整は、動き検出信号をk
(0≦k≦1)とした時、VH信号に1−kを乗算する
ことにより行なわれる。従って、画像の静止部分(k=
0)ではVH信号がそのまま乗算器917から出力され、
動画部分(k=1)では乗算器917の出力はOFFとな
る。
【0015】4−3変換垂直LPF906は、垂直LPF
により、時間LPF901から出力された輝度信号の垂直
周波数成分を180TVL以下に制限し、4−3変換に
より、有効走査線を480本から360本に変換する。
この4−3変換垂直LPF906の出力はP−I変換器914
で順次走査から飛び越し走査に変換され、水平高域成分
多重部920にHH信号成分として入力される。
【0016】4−3変換垂直LPF905は、垂直LPF
により、輝度信号の垂直周波数成分を360TVL以下
に制限し、4−3変換により、有効走査線数を360本
に変換する。この4−3変換垂直LPF905の出力は、
SSKF垂直HPF909(H1(Z))とSSKF垂直
LPF910(H0(Z))とに入力し、SSKF垂直H
PS909は、入力した輝度信号からVT信号を生成し、
また、SSKF垂直LPF910は、主画面部に多重する
メインの信号を生成する。
【0017】このSSKFフィルタは、受信側のフィル
タHPF(G1(Z))、LPF(G0(Z))と公知
のSSKF(Symmetric Short Ker
nel Filter)の関係を満たしており、受信側
において、伝送されてきたVT信号にHPF(G1
(Z))を掛け、メイン信号にLPF(G0(Z))を
掛けて双方を加える信号処理を行なうことによって、4
−3変換垂直LPF905の出力信号(順次走査信号)を
完全に再現することができる。
【0018】SSKF垂直HPF909から出力されたV
T信号は、P−I変換器912で順次走査から飛び越し走
査に変換される。また、SSKF垂直LPF910から出
力されたメイン信号はP−I変換器913で順次走査から
飛び越し走査に変換され、プリフィルタ918において、
共役孔に多重されるHH信号とのクロストーク除去ため
のプリコーミングが行なわれる。プリフィルタ918の出
力は、水平高域成分多重部920に入力し、ここでP−I
変換器914の出力から作られるHH信号と多重化され
る。
【0019】この水平高域成分多重部920は、図10に
示すように、水平周波数帯域を4.2MHz以下に制限
する水平LPF1001と、水平周波数帯域の4.2MHz
以上の成分を抜き出す水平HPF1002と、水平HPF10
02の出力を水平LPF1001の出力の共役孔に多重化する
共役孔多重部1003とを備えている。
【0020】プリフィルタ918でプリフィルタ処理され
たメイン信号は、この水平高域成分多重部920の水平L
PF1001により水平周波数帯域が4.2MHz以下に制
限される。また、P−I変換器914の出力信号は、水平
HPF1002で水平周波数帯域4.2MHz以上の成分が
抜き出され、HH信号成分が生成される。生成されたH
H信号は、共役孔多重部1003において、水平LPF1001
の出力のメイン信号の共役孔に多重される。
【0021】この多重化されたメイン信号は、上下配置
処理部921に入力する。上下配置処理部921では、乗算器
917から出力されたVH信号と、P−I変換器912から出
力されたVT信号とをレターボックスの上下無画部に配
置し、水平高域成分多重部920から出力されたメイン信
号を主画面部に配置する。最後に合成部922では、上下
配置処理部921から出力された輝度信号のメイン信号と
P−I変換器916から出力された色信号とを合成し出力
する。
【0022】なお、時間フィルタ902は、色信号と、主
画面内の共役孔に多重されるHH信号とのクロストーク
除去を目的として挿入されており、また、時間フィルタ
901は、VH信号とVT信号とのクロストーク除去を目
的に挿入されている。
【0023】また、VT、VH信号を配置する上下無画
部は、主画面部の1/3の走査線数であるため、ここに
多重する信号の量は限られてしまう。そのため、VT、
VH信号については、上下配置処理部921において、そ
の水平低域周波数成分のみを1/3に水平圧縮して時分
割多重伝送することが行なわれる。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のワイド
テレビジョン信号処理装置では、VH信号のON/OF
F若しくはゲインを制御するための動き検出信号をワイ
ドテレビ信号源から出力された直後の輝度信号、即ち有
効走査線数480本、垂直周波数帯域が0〜480TV
Lの信号から生成している。一方、このON/OFF若
しくはゲイン制御のために動き検出信号が乗算されるV
H信号は、4−3変換とP−I変換とが行なわれた後の
信号である。そのため、画素単位にVH信号のゲイン制
御を行なおうとすると、ワイドテレビ信号源から出力さ
れた直後の輝度信号から生成した動き検出信号に対して
4−3変換とP−I変換とを行なわなければならなくな
り、そのための回路が必要となってくる。また、動き検
出信号の走査線数を変換することにより動き検出信号の
垂直方向の相関が薄れ、VH信号のゲイン制御において
不都合が発生する惧れがある。
【0025】本発明は、こうした従来の問題点を解決す
るものであり、現行のテレビジョン放送との互換性を保
ちながら高画質のワイドテレビジョン信号を伝送するこ
とができ、また、回路規模を削減することができるレタ
ーボックス方式の送信側信号処理装置を提供することを
目的としている。
【0026】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明では、テ
レビジョン信号の現行規格におけるアスペクト比4:3
より大きいアスペクト比を有するワイドテレビジョン信
号を現行規格のテレビジョン信号との互換性を備えた信
号に変換するワイドテレビジョン信号処理装置におい
て、現行規格のテレビジョン信号の周波数帯域に合わせ
て、ワイドテレビジョン信号の周波数成分を画像の動き
に適応させて制限するプリフィルタと、ワイドテレビジ
ョン信号の輝度信号から画像の動きを検出して動き検出
信号を出力する動き検出手段と、ワイドテレビジョン信
号から輝度高域補強信号を生成する補強信号生成手段
と、動き検出手段から直接入力した動き検出信号と輝度
高域補強信号とを乗算して輝度高域補強信号のゲインを
調整する乗算手段とを設けている。
【0027】また、乗算器及びプリフィルタから出力さ
れた信号の有効走査線数を減少させる走査線数変換手段
を設けるとともに、動き検出手段から出力された動き検
出信号をプリフィルタにも送り、ワイドテレビジョン信
号の周波数成分の制限に用いている。
【0028】また、有効走査線数を減少させる走査線数
変換手段を、動き検出手段及び乗算手段のそれぞれの前
に設け、各走査線数変換手段によって変換された後の信
号を動き検出手段及び乗算手段に入力するように構成し
ている。
【0029】また、動き検出手段に、乗算手段の前に設
けた走査線数変換手段及びプリフィルタの後に設けた走
査線数変換手段のそれぞれによって変換された各信号を
入力するように構成している。
【0030】さらに、有効走査線数を減少させる走査線
数変換手段を乗算手段及びプリフィルタの前にそれぞれ
設け、各走査線数変換手段によって変換された後の信号
を動き検出手段及び乗算手段に入力するとともに、走査
線数変換手段の各々によって変換された各信号を動き検
出手段に入力し、動き検出手段から出力された動き検出
信号をプリフィルタにも送って、ワイドテレビジョン信
号の周波数成分の制限に用いている。
【0031】
【作用】そのため、動き検出信号の生成と、その動き検
出信号を使った輝度高域補強信号のゲイン調整とは、双
方とも走査線数変換手段の処理(4−3変換処理)の前
または後のどちらか一方で完結する。従って、動き検出
手段で求めた動き検出信号は、何らの変換を施すことな
く、直接、乗算手段に入力することができ、その結果、
乗算手段では、各画素における画像の動きを正しく反映
させたゲイン制御を行なうことができる。
【0032】また、動き検出信号に対する変換手段を必
要としないため、回路規模が削減できる。
【0033】動き検出手段に、複数の走査線数変換手段
で変換された信号を入力することによって、元のワイド
テレビジョン信号、またはそれに近い周波数帯域の信号
を用いて画像の動き検出を行なうことができる。
【0034】また、動き検出手段への入力信号を、プリ
フィルタに入力される信号から得る場合には、この動き
検出手段で求めた動き検出信号をプリフィルタでの動画
/静止画の適応に用いることができる。
【0035】
【実施例】
(第1実施例)第1実施例の信号処理装置は、動き検出
信号の生成と、この動き検出信号によるVH信号のゲイ
ン制御とを、ともに4−3変換処理の前に行なってい
る。
【0036】この装置は、図1に示すように、1:1の
順次走査によって水平走査線が525本(有効走査線数
480本)、アスペクト比が16:9のワイドテレビ信
号を出力するワイドテレビ信号源100と、ワイドテレビ
信号の色信号の垂直周波数帯域を制限するとともに有効
走査線数を360本に変換する4−3変換垂直LPF11
6と、色信号の飛び越し走査への変換を行なうP−I変
換器117と、輝度信号を用いて画像の動きを検出する動
き検出器104と、輝度信号の水平周波数帯域を1.0M
Hz以下に制限する水平LPF102と、輝度信号から水
平LPF102の出力を減算する減算器103と、減算器103
の出力をNTSC方式で伝送可能な周波数帯域に制限す
る3次元フィルタ105と(この水平LPF102と減算器10
3と3次元フィルタ105とでプリフィルタ101を構成して
いる)、3次元フィルタ105から出力された輝度信号の
垂直周波数帯域を制限するとともに有効走査線数を36
0本に変換する4−3変換垂直LPF108と、水平LP
F102から出力された輝度信号の垂直周波数帯域を制限
するとともに有効走査線数を360本に変換する4−3
変換垂直LPF107と、4−3変換垂直LPF107の出力
からVT信号を形成するSSKF垂直HPF109と、V
T信号の飛び越し走査への変換を行なうP−I変換器11
3と、4−3変換垂直LPF107から出力された輝度信号
の垂直周波数帯域を制限するSSKF垂直LPF110
と、SSKF垂直LPF110の出力と4−3変換垂直L
PF108の出力とを加算してメイン信号を形成する加算
器111と、メイン信号の飛び越し走査への変換を行なう
P−I変換器114と、水平LPF102から出力された輝度
信号の垂直周波数帯域を360TVL以上に制限してV
H信号を生成する垂直HPF130と、VH信号成分に動
き検出信号を乗算してVH信号を画像の動きに応じてゲ
イン調整する乗算器131と、ゲイン調整されたVH信号
成分を垂直周波数の低域にVシフトするとともに有効走
査線数を360本に変換する4−3変換垂直LPF106
と、このVH信号の飛び越し走査への変換を行なうP−
I変換器112と、VH信号とVT信号とをレターボック
スの上下無画部に多重しメイン信号を主画面部に多重す
る上下配置処理部115と、上下配置処理部115から出力さ
れた輝度信号とP−I変換器117から出力された色信号
とを多重するNTSCエンコーダ118とを備えている。
【0037】この信号処理装置のワイドテレビ信号源10
0からは色信号と輝度信号とが出力され、色信号の入力
した4−3変換垂直LPF116では、色信号の垂直周波
数帯域を180TVL以下に制限するとともに、有効走
査線数を480本から360本に変換するいわゆるレタ
ーボックス処理が施される。この4−3変換処理は、4
本の走査線から3本の走査線を生成するもので、具体的
には一旦3倍の走査線1440本にした後4本に1本を
選択することで実現できる。
【0038】4−3変換垂直LPF116の出力はP−I
変換器117に入力され、P−I変換器117では順次走査か
ら飛び越し走査への変換が行なわれる。
【0039】一方、ワイドテレビ信号源100から出力さ
れた輝度信号は、プリフィルタ101と動き検出器104とに
入力される。動き検出器104では入力輝度信号から画像
の動きを画素単位で検出し、検出結果を動き検出信号と
して出力する。
【0040】プリフィルタ101に入力した輝度信号は、
プリフィルタ101の水平LPF102と減算器103とに入力
する。水平LPF102は、この輝度信号の水平周波数帯
域を1.0MHz以下に制限し、また、減算器103は、
ワイドテレビ信号源100の出力から水平LPF102の出力
を減算する。従って、減算器103の出力はワイドテレビ
信号源100の出力の輝度信号を水平周波数帯域を1.0
MHz以上に制限したものとなる。
【0041】減算器103の出力は3次元フィルタ105に入
力され、3次元フィルタ105は、この入力の周波数帯域
をNTSC方式で伝送することができる帯域に制限す
る。
【0042】ここで、NTSC方式で伝送可能な周波数
帯域を図6に示す。3次元フィルタ105は、3次元フィ
ルタ処理を行なって、NTSCエンコーダ118から出力
される信号の周波数帯域が図6に示す周波数帯域となる
ように、予め制限する。
【0043】この3次元フィルタ105は、動き検出器104
から出力される動き検出信号により、画素毎に静止画用
処理と動画用処理とを適応的に切替える。この3次元フ
ィルタ105は、図5に例示するように、静止画処理部501
と、動画処理部502と、両部の処理結果を加算する加算
器507とを備え、静止画処理部501には、減算器103から
出力された輝度信号の時間周波数帯域を15Hz以下に
制限する時間的LPF503と、この時間的LPF503の出
力に動き検出信号(1−k)を乗算する乗算器505とを
具備し、また、動画処理部502には、減算器103から出力
された輝度信号の垂直周波数帯域を180TVL以下に
制限する垂直LPF504と、この垂直LPF504の出力に
動き検出信号(k)を乗算する乗算器506とを具備して
いる。
【0044】減算器103からこの3次元フィルタ105の静
止画処理部501に入力した輝度信号は、時間周波数帯域
が15Hz以下に制限され、動き検出信号の大きさに反
比例した係数、つまり動き検出信号がKの時、係数とし
て1−K(0≦K≦1)が乗算される。一方、動画処理
部502に入力した輝度信号は、垂直周波数帯域が180
TVL以下に制限され、動き検出信号に比例した係数K
が乗算される。静止画処理部501及び動画処理部502の出
力は加算器507で加算され、加算結果が3次元フィルタ1
05の出力として4−3変換垂直LPF108に送られる。
【0045】図7及び図8は、このプリフィルタ101の
出力信号の持つ周波数帯域を図示している。プリフィル
タ101の出力には、水平LPF102から出力される水平周
波数領域が1.0MHz以下の信号と、3次元フィルタ
105から出力される水平周波数領域が1.0MHz以上
の信号との2系統があるが、図7及び図8ではこの2系
統の信号を合わせて表現している。図7は、1MHz以
上の輝度信号に対して、3次元フィルタ105で動画のフ
ィルタ処理が行なわれた場合の周波数帯域であり、ま
た、図8は3次元フィルタ105で静止画のフィルタ処理
が行なわれた場合の周波数帯域である。
【0046】4−3変換垂直LPF107、108は、水平L
PF102または3次元フィルタ105の出力を入力し、垂直
周波数帯域を360TVL以下に制限するとともに有効
走査線数を480本から360本に変換する。
【0047】VT信号は、4−3変換垂直LPF107の
出力、即ち、水平周波数帯域が0〜1.0MHz、垂直
周波数帯域が0〜360TVLの信号が入力されるSS
KF垂直HPF109で生成され、P−I変換器113で飛び
越し走査に変換される。
【0048】メイン信号は、SSKF垂直LPF110か
ら出力された水平周波数成分1.0MHz以下の信号
と、4−3変換垂直LPF108から出力された水平周波
数成分1.0MHz以上の信号とを加算器111で加算し
て生成され、P−I変換器114で飛び越し走査に変換さ
れる。
【0049】次に、VH信号は、水平LPF102から出
力された水平周波数帯域1.0MHz以下の輝度信号の
垂直周波数帯域を垂直HPF130で360TVL以上に
制限することにより生成される。垂直LPF130で生成
されたVH信号は、従来例と同様に、ゲイン調整のため
に、乗算器131で動き検出器104から出力された動き検出
信号(1−k)と乗算され、その結果、VH信号は静止
画時にのみ多重されることになる。
【0050】ゲイン調整されたVH信号は、4−3変換
垂直HPF106により、垂直周波数の低域にVシフトさ
れ、同時に有効走査線数が480本から360本に変換
される。次いで4−3変換垂直HPF106の出力はP−
I変換器112で飛び越し走査に変換される。
【0051】上下配置処理部115では、P−I変換器112
から出力されたVH信号とP−I変換器113から出力さ
れたVT信号とをレターボックスの上下無画部に多重
し、P−I変換器114から出力されたメイン信号を主画
面部に多重する。上下配置処理部115の出力はNTSC
エンコーダ118で色信号と多重される。このNTSCエ
ンコーダは、従来例の合成部922と同じ働きをするもの
である。
【0052】図1には示していないが、この後、NTS
Cエンコーダ118の出力の主画面部から水平高域成分H
H信号を分離し、そのHH信号を主画面部の共役孔に多
重して本実施例の信号処理装置(エンコーダ)の出力と
なる。
【0053】このように、第1実施例の信号処理装置で
は、動き検出信号の生成と、動き検出信号によるVH信
号のON/OFFまたはゲイン制御とを、ともに4−3
変換処理を行なう前の段階で実施しているため、動き検
出器104で求めた動き検出信号を、直接、乗算器131に入
力することができる。従って、この乗算器での乗算で
は、VH信号と動き検出信号とを画素単位で正しく対応
させることができ、その結果、高画質を得ることが可能
になる。また、動き検出信号の帯域を制限するフィルタ
やP−I変換器などが不要になるので、回路規模を削減
することができる。
【0054】なお、実施例の装置では、図9の時間LP
F901、902に相当するフィルタを有していないが、これ
らが無くても、実際上問題になるクロスカラーが生じな
いため除いたものであって、これらの時間LPFを挿入
することは一向差し支えがない。
【0055】(第2実施例)第2実施例の信号処理装置
は、動き検出信号の生成と、この動き検出信号によるV
H信号のゲイン制御とを、ともに4−3変換処理の後に
行なっている。この装置は、図2に示すように、VH信
号の生成手段として、ワイドテレビ信号源200から出力
された輝度信号の垂直周波数帯域を360TVL以上に
制限してVH信号成分を抜き出すとともに有効走査線数
を360本に変換する4−3変換垂直HPF206と、4
−3変換垂直HPF206の出力の水平周波数帯域を1.
0MHz以下に制限する水平LPF231と、4−3変換
垂直HPF206、4−3変換垂直LPF207及び4−3変
換垂直LPF208の出力に基づいて画像の動きを検出す
る動き検出器230と、VH信号を動き検出信号によりゲ
イン制御する乗算器232と、VH信号の飛び越し走査へ
の変換を行なうP−I変換器212とを備えている。その
他の構成は第1実施例の装置(図1)と変わりがない。
【0056】この4−3変換垂直HPF206に使用され
る垂直フィルタは、入力輝度信号の垂直周波数成分36
0TVL以上を抜き出す機能を兼ね備えているので、結
果的に第1実施例で入力輝度信号の垂直周波数成分36
0TVL以上を抜き出すために挿入した垂直HPF130
が不要となる。
【0057】第2実施例の動作は、VH信号を生成する
動作を除いては第1実施例と同じである。そこで、VH
信号の生成についての説明のみを行なう。
【0058】ワイドテレビ信号源200から出力された輝
度信号は、最初に4−3変換垂直HPF206に入力され
る。4−3変換垂直HPF206では入力輝度信号から垂
直周波数成分360TVL以上の信号、いわゆるVH信
号を抜き出し、このVH信号を垂直低域にVシフトし、
同時に有効走査線数を360本に変換する。
【0059】次に、水平LPF231により、この信号の
水平周波数帯域を1.0MHz以下に制限する。
【0060】動き検出器230には4−3変換垂直HPF2
06、4−3変換垂直LPF207及び4−3変換垂直LP
F208の出力信号である有効走査線数360本の輝度信
号が入力される。4−3変換垂直HPF206の出力は全
ての水平周波数帯域を含む垂直周波数帯域が360〜4
80TVLの信号であり、4−3変換垂直LPF207の
出力は水平周波数帯域が1.0MHz以下で垂直周波数
帯域が0〜360TVLの信号であり、4−3変換垂直
LPF208の出力は水平周波数帯域が1.0MHz以上
で垂直周波数帯域が0〜360TVLの信号である。従
って、動き検出器230では、これら3つの輝度信号を入
力することにより、全水平周波数帯域を含む垂直周波数
帯域0〜480TVLの輝度信号、即ちワイドテレビ信
号源200の輝度信号と同じ周波数成分を持つ信号に基づ
いて画像の動きを検出することができる。
【0061】動き検出器230において、この輝度信号を
基に生成された動き検出信号は、乗算器232に送られ、
乗算器232では、水平LPF231から出力されたVH信号
のゲイン調整をこの動き検出信号によって行なう。この
動作は第1実施例の場合と同じである。乗算器232から
出力されたVH信号は、P−I変換器212で飛び越し走
査に変換された後、上下配置処理部215に入力する。
【0062】このように、第2実施例の信号処理装置で
は、動き検出信号の生成と、動き検出信号によるVH信
号のON/OFFまたはゲイン制御とを、ともに4−3
変換処理後に実施しているため、動き検出器230で求め
た動き検出信号を、直接、乗算器232に入力することが
できる。従って、この乗算器での乗算では、VH信号と
動き検出信号とを画素単位で正しく対応させることがで
き、その結果、高画質を得ることが可能になる。また、
動き検出信号を変換するためだけの4−3変換器やP−
I変換器を必要としないため、回路規模を小さくするこ
とができる。
【0063】(第3実施例)第3実施例の信号処理装置
では、図3に示すように、4−3変換垂直HPF306の
入力を、ワイドテレビ信号源300から直接得るのでは無
く、プリフィルタ301の水平LPF302の出力から得てい
る。そのため第2実施例の装置(図2)において必要と
していた水平LPF231を省略することができる。その
他の構成は第2実施例の装置と変わりがない。
【0064】この第3実施例の装置では、動き検出器33
0に、4−3変換垂直HPF306の出力信号である水平周
波数帯域が1.0MHz以下で垂直周波数帯域が360
〜480TVLの信号と、4−3変換垂直LPF307の
出力信号である水平周波数帯域が1.0MHz以下で垂
直周波数帯域が0〜360TVLの信号と、4−3変換
垂直LPF308の出力信号である水平周波数帯域が1.
0MHz以上で垂直周波数帯域が0〜360TVLの信
号とが入力し、動き検出器330は、これら3つの輝度信
号を用いて、VH信号のゲインを調整するための動き検
出信号を生成する。
【0065】従って、この動き検出器330では、水平周
波数1.0MHz以上で垂直周波数360TVL以上の
周波数成分の入力がないため、その周波数範囲の輝度信
号に対する動き検出ができないことになるが、この周波
数成分は受像器側で検出できないので受像器との整合性
を考えた時、第3実施例の構成でもVH信号のゲイン調
整には、それほど大きな影響を及ぼさないものと思われ
る。その他の信号処理の動作は、第1実施例及び第2実
施例と同様である。
【0066】(第4実施例)第4実施例の信号処理装置
は、プリフィルタ処理を、4−3変換後に行なってい
る。
【0067】この装置は、図4に示すように、プリフィ
ルタ401に入力する輝度信号の垂直周波数帯域を360
TVL以下に制限するとともに有効走査線数を360本
に変換する4−3変換垂直LPF407と、輝度信号の垂
直周波数帯域を360TVL以上に制限してVH信号成
分を抜き出すとともに有効走査線数を360本に変換す
る4−3変換垂直HPF406と、VH信号の水平周波数
帯域を1.0MHz以下に制限する水平LPF430とを
備えている。乗算器431には水平LPF430から出力され
たVH信号が入力し、また、動き検出器404には4−3
変換垂直HPF406及び4−3変換垂直LPF407から出
力された輝度信号が入力する。このように4−3変換器
を乗算器及びプリフィルタに前置させたことによって、
乗算器及びプリフィルタの後段には4−3変換器が不要
になる。その他の構成は第1実施例の装置(図1)と同
じである。
【0068】この装置では、4−3変換垂直HPF406
が、垂直HPFにより、入力輝度信号から垂直周波数成
分360TVL以上の信号、いわゆるVH信号を抜き出
し、このVH信号を垂直低域にVシフトし、また4−3
変換により、有効走査線数を360本に変換する。
【0069】また、4−3変換垂直LPF407が、垂直
LPFにより、入力輝度信号の垂直周波数成分を360
TVL以下に制限し、4−3変換により、有効走査線数
を480本から360本に変換する。
【0070】動き検出器404は、この4−3変換垂直H
PF406と4−3変換垂直LPF407との出力信号から画
像の動きを検出し、動き検出信号を出力する。この動き
検出に使われる輝度信号の持つ周波数帯域は、ワイドテ
レビ信号源の輝度信号の持つ周波数帯域と同じである。
【0071】4−3変換垂直HPF406から出力された
VH信号は、水平LPF430で水平周波数帯域が1.0
MHz以下に制限され、その後、乗算器431において動
き検出器404から出力された動き検出信号によりゲイン
調整される。4−3変換垂直LPF407の出力はプリフ
ィルタ401に入力し、第1実施例と同様の信号処理が行
なわれる。その他のブロックでの信号処理についても、
第1実施例の場合と同様である。
【0072】第4実施例の信号処理装置は、第1実施例
の装置と比べて、水平LPF430が1つ増えるものの、
4−3変換垂直LPFと垂直HPFとをそれぞれ1個ず
つ減らすことができる。
【0073】
【発明の効果】以上の実施例の説明から明らかなよう
に、本発明の信号処理装置は、現行のテレビ放送方式と
の互換性を保ちながら、画面をワイドにする、いわゆる
レターボックス方式のワイドEDTV方式において、画
像の動きを検出する処理と、その検出結果を用いてVH
信号を画素毎にON/OFFまたはゲイン制御する信号
処理とを、それぞれ4−3変換部の前または後のどちら
か一方で完結することができる。そのため、各画素にお
ける画像の動きを正しく反映させてその画素のVH信号
をON/OFFまたはゲイン制御することが可能とな
り、高画質を実現することができる。
【0074】また、回路規模を従来よりも削減すること
ができる。
【0075】また、動き検出器で求めた動き検出信号
を、VH信号のゲイン調整とプリフィルタにおける周波
数成分の適応的制限とに兼用することもでき、回路規模
の一層の削減が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例におけるワイドテレビジョ
ン信号伝送装置の構成を示すブロック図、
【図2】本発明の第2実施例におけるワイドテレビジョ
ン信号伝送装置の構成を示すブロック図、
【図3】本発明の第3実施例におけるワイドテレビジョ
ン信号伝送装置の構成を示すブロック図、
【図4】本発明の第4実施例におけるワイドテレビジョ
ン信号伝送装置の構成を示すブロック図、
【図5】第1実施例の装置における3次元フィルタの構
成を示すブロック図、
【図6】NTSC方式で伝送可能な周波数帯域を示す説
明図、
【図7】第1実施例の装置におけるプリフィルタの動画
処理時の周波数帯域を示す説明図、
【図8】第1実施例の装置におけるプリフィルタの静止
画処理時の周波数帯域を示す説明図、
【図9】従来のワイドテレビジョン信号伝送装置の構成
を示すブロック図、
【図10】従来のワイドテレビジョン信号伝送装置にお
ける水平高域成分多重部の構成を示すブロック図、
【図11】レターボックス変換が施されたワイドテレビ
ジョン信号の画像の外観を示す説明図である。
【符号の説明】
100、200、300、400、900 ワイドテレビジョン輝度信
号源 101、201、301、401、918 プリフィルタ 102、202、231、302、402、430、1001 水平LPF 103、203、303、403 減算器 104、204、230、304、330、404、903 動き検出器 105、205、305、405 3次元フィルタ 106、206、306、406、904 4−3変換器(垂直HP
F) 107、108、116、207、208、216、307、308、316、407、
416、905、906、907、908
4−3変換器(垂直LPF) 109、209、309、409、909 SSKF垂直HPF 110、210、310、410、910 SSKF垂直LPF 111、211、311、411、507、1003 加算器 112、113、114、117、212、213、214、217、312、313、
314、317、412、413、414、417、911、912、913、914、
915、916 P−I変換器 115、215、315、415、921 上下配置処理部 118、218、318、418 NTSCエンコーダ 130 垂直HPF 131、232、331、431、505、506、917 乗算器 501 静止画処理部 502 動画処理部 503、901、902 時間LPF 504 垂直LPF 920 水平高域成分多重部 922 合成部 1002 水平HPF
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 瀬藤 幸児 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テレビジョン信号の現行規格におけるア
    スペクト比4:3より大きいアスペクト比を有するワイ
    ドテレビジョン信号を、現行規格のテレビジョン信号と
    の互換性を備えた信号に変換するワイドテレビジョン信
    号処理装置において、 現行規格のテレビジョン信号の周波数帯域に合わせて、
    前記ワイドテレビジョン信号の周波数成分を画像の動き
    に適応させて制限するプリフィルタと、 前記ワイドテレビジョン信号の輝度信号から画像の動き
    を検出して動き検出信号を出力する動き検出手段と、 前記ワイドテレビジョン信号から輝度高域補強信号を生
    成する補強信号生成手段と、 前記動き検出手段から直接入力した動き検出信号と前記
    輝度高域補強信号とを乗算して前記輝度高域補強信号の
    ゲインを調整する乗算手段とを設けたことを特徴とする
    ワイドテレビジョン信号処理装置。
  2. 【請求項2】 前記乗算器及びプリフィルタから出力さ
    れた信号の有効走査線数を減少させる走査線数変換手段
    を設けるとともに、前記動き検出手段から出力された動
    き検出信号を前記プリフィルタにも送り、前記ワイドテ
    レビジョン信号の周波数成分の制限に用いることを特徴
    とする請求項1に記載のワイドテレビジョン信号処理装
    置。
  3. 【請求項3】 有効走査線数を減少させる走査線数変換
    手段を前記動き検出手段及び乗算手段のそれぞれの前に
    設け、各走査線数変換手段によって変換された後の信号
    を前記動き検出手段及び乗算手段に入力することを特徴
    とする請求項1に記載のワイドテレビジョン信号処理装
    置。
  4. 【請求項4】 前記動き検出手段に、前記乗算手段の前
    に設けた走査線数変換手段及び前記プリフィルタの後に
    設けた走査線数変換手段の各々によって変換された各信
    号を入力することを特徴とする請求項3に記載のワイド
    テレビジョン信号処理装置。
  5. 【請求項5】 有効走査線数を減少させる走査線数変換
    手段を前記乗算手段及びプリフィルタの前にそれぞれ設
    け、各走査線数変換手段によって変換された後の信号を
    前記プリフィルタ及び乗算手段に入力するとともに、前
    記走査線数変換手段の各々によって変換された各信号を
    前記動き検出手段に入力し、前記動き検出手段から出力
    された動き検出信号を前記プリフィルタにも送って、前
    記ワイドテレビジョン信号の周波数成分の制限に用いる
    ことを特徴とする請求項1に記載のワイドテレビジョン
    信号処理装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7804895B2 (en) 2004-05-27 2010-09-28 Samsung Electronics Co., Ltd. Apparatus and method for detecting letter box, and MPEG decoding device having the same

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7804895B2 (en) 2004-05-27 2010-09-28 Samsung Electronics Co., Ltd. Apparatus and method for detecting letter box, and MPEG decoding device having the same
US8204108B2 (en) 2004-05-27 2012-06-19 Samsung Electronics Co., Ltd. Apparatus and method for detecting letter box, and MPEG decoding device having the same

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