JPH06296266A - ワイドテレビジョン信号多重伝送装置 - Google Patents

ワイドテレビジョン信号多重伝送装置

Info

Publication number
JPH06296266A
JPH06296266A JP5083066A JP8306693A JPH06296266A JP H06296266 A JPH06296266 A JP H06296266A JP 5083066 A JP5083066 A JP 5083066A JP 8306693 A JP8306693 A JP 8306693A JP H06296266 A JPH06296266 A JP H06296266A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
vertical
lines
wide television
television signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5083066A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshio Yasumoto
吉雄 安本
Kenichiro Hayashi
健一郎 林
Teiji Kageyama
定司 影山
Koji Handa
宏治 半田
Hideyo Uehata
秀世 上畠
Takaya Hayashi
貴也 林
Yasuyo Ogata
康世 小方
Akira Kisoda
晃 木曽田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP5083066A priority Critical patent/JPH06296266A/ja
Publication of JPH06296266A publication Critical patent/JPH06296266A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Television Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 高画質なワイドテレビジョン信号を、 従来
のテレビジョン信号との両立性を保ちつつ伝送する。 【構成】 水平走査線数525本(有効走査線数480
本)でアスペクト比16:9の順次走査の信号源100
は輝度信号Y及び色差信号I、Qを出力する。プリフィ
ルタ101は輝度信号の垂直時間周波数の斜め成分を制
限するフィルタである。フィルタ201の出力信号は4
−3変換器203にて走査線が360本に変換される。
主信号は順次−飛越変換器208にて180本の走査線
に変換される。垂直補強信号VHと動画補強信号LDは
加算器220で加算され、さらに走査線は180本に変
換される。水平LPF222で水平帯域を1.4MHz
に制限し、圧縮器223で時間軸を1/3に圧縮する。
切替器210では、レターボックスの180本の期間に
はエンコーダ209からの主信号が、そして上下の無画
部には圧縮器223の補強信号が選択される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、現行のテレビジョン放
送で使用されている伝送帯域内で、現行のテレビジョン
放送との両立性を保ちながら、現行のテレビジョンに比
べて高画質でアスペクト比が大きい画像を伝送できるワ
イドテレビジョン信号の多重伝送装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】現行のカラーテレビジョン放送は、日本
や米国ではNTSC方式として走査線数525本、
2:1飛び越し走査、 輝度信号水平帯域幅4.2MH
z、 アスペクト比4:3という諸仕様 (例えば、文
献:放送技術双書 「カラーテレビジョン」 日本放送協
会編、 日本放送出版協会、 1961年を参照) を有
しているが、昭和35年に開始されて以来、30年以上
が経過している。その間、高精細な画面に対する要求と
テレビジョン受信機の性能向上に伴い、各種の新しいテ
レビジョン方式が提案されている。また、サービスされ
る番組の内容自体も単なるスタジオ番組や中継番組など
から、シネマサイズの映画の放送など、より高画質で臨
場感を伴う映像を有する番組へと変化してきている。
【0003】このような背景のもとで現行放送との両立
性及び、画面のワイド化を図ったワイドテレビジョン信
号放送方式が提案されている。そのひとつは、図3に示
したいわゆるレターボックス方式として知られているも
ので、有効走査線数を現行のフレーム当たり約480本
から360本に圧縮し上下に黒の部分(以下、上下の無
画部と称する)を残す。こうすることによって、アスペ
クト比は16:9になるが、垂直の解像度が落ちるので
これを防止するため垂直補強信号を別途伝送する。さら
に信号源として1:1の順次走査を用いたものを使用す
る場合には、2:1飛び越し走査に変換する際に生成さ
れる、いわゆる動画補強信号を伝送することが考えられ
る。この垂直補強信号と動画補強信号は上下の無画部で
伝送することが考えられている。
【0004】また、水平の解像度を向上するために現行
の水平解像度4.2MHzを拡大し、それ以上の帯域を
水平補強信号として画面内に何らかの方法で多重して伝
送する手法も提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このようなワイドテレ
ビジョン信号の多重伝送装置において、上下の無画部は
フレーム当たり120本である。一方、垂直補強信号は
フィールド当たり120本、また動画補強信号はフィー
ルド当たり180本である。ゆえにこれをすべて独立に
無画部で伝送するには不足している。そこで両者の補強
信号の効果を極力減じることなく、何らかの多重手段を
考えることが必要となる。
【0006】本発明はかかる問題に鑑みてなされたもの
で、現行のテレビジョン放送との互換性を保ちながら、
動画補強信号と垂直補強信号の両方を3次元周波数多重
して無画部で伝送するワイドテレビジョン信号の多重伝
送装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に、本発明のワイドテレビジョン信号の伝送装置は、動
画補強信号としてフレーム当たり360本(フィールド
当たり180本)の走査線間差信号(LD信号)をあら
かじめ時間方向に帯域制限して上下の無画部で伝送す
る。この場合に生じるホールを利用して、時間方向に帯
域制限した垂直補強信号を同時に多重して上下の無画部
で伝送する。
【0008】
【作用】本発明は、上記した方法によって従来方式と互
換性のある走査線数525本、2:1飛び越し走査、輝
度信号水平帯域幅4.2MHzのフォーマットを維持し
つつ、高画質でワイドなテレビジョン信号を伝送するこ
とができる。新しいワイド受像機で受信した場合には、
テレビジョン信号と同時に動画補強信号と垂直補強信号
が伝送されているので、垂直解像度が元の480本で、
かつ順次走査にして表示した場合の動画の解像度特性が
良好な画像が得られるという特徴を有している。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例におけるワイドテレ
ビジョン信号の伝送装置について、図面を参照しながら
説明する。
【0010】図1は本発明のワイドテレビジョン信号の
多重伝送装置のエンコーダのブロック図を示す。また、
図2は図1のブロック図の各部に対応した信号のスペク
トラムを示す。
【0011】水平走査線数525本(有効走査線数48
0本)でアスペクト比が16:9の順次走査のワイドテ
レビジョン信号源100は輝度信号Y及び色差信号I、
Qを出力する。この信号源は順次走査のカメラを想定し
てもよいが、飛越走査のカメラや他の飛越走査の信号発
生装置であってもそれを順次走査に変換したものならば
それでもよい。プリフィルタ101は輝度信号の垂直時
間周波数の斜め成分を制限する特性を有するフィルタ
で、図2(a)に示すような特性を持つ。このフィルタ
の存在は本発明に大きな意味を持つ。
【0012】次に、垂直LPF(低域通過フィルタ)2
01は、有効走査線を480本から360本に変換する
のに先立ち、折り返し防止のため垂直周波数を制限する
ためのもので、垂直解像度を360TV本以下に制限す
る。図2(b)に代表的な垂直LPFの特性を示す。
【0013】この出力信号は4−3変換器203に入力
され、走査線が480本から360本に変換される、い
わゆるレターボックス処理が施される。この処理は4本
から3本の走査線を生成することで、容易に実現され
る。具体的には一旦3倍の走査線である1440本にし
た後、4本に1本を選択することで実現される。
【0014】このようなレターボックス処理を主画面に
施すと、垂直の解像度は480TV本から360TV本
に低下し、120TV本に相当する分は失われる。そこ
で通常は、この失われた成分を別に取り出して伝送する
ことが考えられる。すなわち垂直HPF202で輝度信
号の垂直の高域成分(360TV本から480TV本ま
での成分)を取り出す。図2(c)に代表的な垂直HP
Fの特性を示す。この垂直HPF202と垂直LPF2
01はお互いに相補的な特性を有している。
【0015】次に時間LPF204で、時間周波数を1
5HZ以下に制限する。垂直解像度は静止画像を伝送す
る場合により重要になり、動画像では目の視覚特性によ
って垂直の高解像度成分は目につきにくい。よってこの
時間周波数の制限は解像度を犠牲にすることなく伝送信
号帯域を制限することになる。
【0016】4−3変換器205で480本の走査線を
360本に変換され、この変換で360TV本から48
0TV本までの垂直の高域成分はDC(直流)成分から
120TV本までの成分に変換される。4−3変換器2
05の出力信号の垂直時間周波数スペクトラムを図2
(d)に示す。これを見ると時間周波数が15HZまで
しか存在しないが、これは時間LPF204で帯域制限
をしたためである。このようにして輝度信号の垂直補強
信号VHが生成される。垂直補強信号VHは輝度信号だ
けに対して求められ、通常、色差信号に対しては求めら
れない。
【0017】次に、360本に変換された4−3変換器
203の出力信号は垂直LPF207、垂直HPF20
6に入力される。これらのフィルタの代表的な特性は図
2(e)及び(f)に示す。これらのフィルタはいわゆ
るSSKF(シンメトリカル・ショート・カーネル・フ
ィルタ)であってもよい。
【0018】はじめに、主画面を構成する信号経路につ
いて説明する。垂直LPF207は主として現行の受信
機で主画面を見た場合のフリッカの低減を目的とする。
垂直LPF201で既にフリッカが低減されていればこ
れを省略してもよい。順次−飛越変換器208は順次走
査信号を飛越走査信号に変換するためのもので、360
本の走査線から180本の走査線を間引いて抜き出す。
このようにして順次−飛越変換器208の出力はフィー
ルド当たり主画面部は180本となり、上下の各30本
の無画部は何も信号が存在しないものとなり、NTSC
信号との互換性を有する信号となる。順次−飛越変換器
208の出力はNTSCエンコーダ209に入力され、
輝度信号Yと色差信号IとQが合成されNTSC信号と
なる。
【0019】次に、動画補強信号の生成について信号経
路を順に説明する。動画補強信号は順次−飛越変換器2
08で変換されたときに失われる成分を抽出したもの
で、特に動画の伝送時に効果を発揮する。動画補強信号
はフレーム間差信号(FD信号)と走査線間差信号(L
D信号)の2種類が考えられるが、本発明ではLD信号
に限定している。また動画補強信号は輝度信号だけに対
して求められる。
【0020】動画補強信号(LD信号)は垂直HPF2
06で、垂直の高域成分として抽出される。LD信号は
もともとフレーム内においてライン差分を求めることで
あり、垂直HPFで垂直の高域成分を求めることと等価
である。この垂直HPF206は180TV本から36
0TV本までを通過させるフィルタ特性を有している。
垂直HPF206の出力における垂直時間周波数スペク
トラムを図2(g)に示す。これを見るとわかるよう
に、本来30HZまである時間周波数は15HZまでに
制限されている。これはプリフィルタ101で前もって
帯域制限をしているからである。
【0021】LD信号の抽出は上記説明したように垂直
方向の処理だけで実現できる。すなわちフィールド内で
処理が完結することになる。本発明では時間方向の帯域
制限の必要があるが、前もってプリフィルタ101でそ
れを実現しているので、LD信号生成回路で時間方向の
処理をする必要がない。これは本発明の重要な特徴であ
る。
【0022】次に4−3変換器205の出力信号(VH
信号)と垂直HPF206の出力信号(LD信号)を加
算器220で加算する。どちらの信号もフレーム当たり
360本の水平走査線を有するので、そのまま加算する
ことができる。また垂直時間周波数領域では図2の
(d)と(g)に示したように、互いに重ならないので
あとで分離可能である。加算器220の出力信号のスペ
クトラムは図2(h)に示すようになる。
【0023】加算器220の出力信号は順次飛越変換器
221に入力される。これはフレーム当たり360本で
入力された信号を第1フィールドと第2フィールドに分
割する処理を施すことである。垂直時間周波数領域では
サブサンプリングをすることに相当し、そのスペクトラ
ムは図2(i)に示したようになる。ここでも時間周波
数を15HZに制限していることにより、スペクトラム
の重なりは生じない。
【0024】順次飛越変換器221から出力され、フィ
ールド当たり180本になった補強信号(VH信号とL
D信号との加算信号)はフィールドあたり60本の上下
の無画部で伝送する必要がある。そこで、水平LPF2
22で水平帯域をDCから1.4MHzまでに制限し、
時間軸圧縮器223で時間軸を1/3に圧縮する。この
ようにして1水平走査線に3本の割合で信号を多重する
ことができ、180本の補強信号はうまく上下の無画部
で多重伝送される。
【0025】切替器210では、レターボックスの18
0本の期間にはNTSCエンコーダ209からのNTS
Cエンコードされた主信号が、そして上下の無画部には
時間軸圧縮器223の出力信号が選択される。切替器2
10の出力は通常のNTSC信号と同様に伝送される。
【0026】以下に、本発明の他の実施例について説明
する。図5は本発明の他の実施例に係るワイドテレビジ
ョン信号の多重伝送装置のエンコーダのブロック図を示
す。図1との相違点は、動き検出器224が設けられて
いる点である。垂直補強信号は静止画像の場合に特に有
効であることは既に説明したが、本実施例では、動き検
出器224にて、動きか静止かを画素毎またはブロック
毎に検出し、静止時のみ垂直補強信号を多重するように
加算器220を制御したものである。なお、動き検出器
224は公知のものでかまわない。動き検出器224は
NTSCエンコーダの出力信号を入力し、動きと判断し
た場合には、加算器220に加わる入力信号の一方の4
−3変換器205からの信号を遮断することによって、
垂直補強信号の多重をしないことにする。したがって、
この場合には加算器220にはLD信号が通過されて出
力されることになる。
【0027】時間方向のフィルタは、一般的に急峻な遮
断特性を実現することは困難である。それはフレームメ
モリが高価なことにより、時間軸方向に多くのタップを
有することが非現実的なことによる。本発明では、図2
(a)の特性を実現するフィルタで時間周波数15Hz
でのカットオフ特性の厳密な実現は難しい。同様に図2
(d)に示す垂直補強信号の時間周波数15Hzでのカ
ットオフ特性も厳密には困難である。それゆえ、図2
(i)に示す伝送時のスペクトラムで15Hz付近で垂
直補強信号とLD信号のクロストークが問題となる場合
がある。この場合には、静止時のみ垂直補強信号を多重
する手法が有効となる。なぜなら、静止時には垂直補強
信号は時間成分を持たないので、垂直軸の近辺にのみ存
在するため、フィルタ特性の不完全さによるクロストー
クは生じにくいからである。
【0028】図4は本発明のワイドテレビジョン信号の
伝送装置の受信側のデコーダのブロック図である。以
下、図に従って順に説明する。
【0029】まず、送信側でエンコードされたワイドテ
レビジョン信号を受信し、チューナー及び映像検波回路
で復調されたベースバンド信号が補強信号分離器301
に入力される。この分離器では無画部で伝送された動画
補強信号LDと垂直補強信号VHを、主画面から分離す
る。
【0030】出力された主画面を含む信号はNTSCデ
コーダ307に入力され、輝度信号Y、色差信号I及び
Qに分離される。一方、LD信号とVH信号は時間軸伸
長器302へ入力され、時間軸が3倍に伸長される。さ
らに時間軸伸長された信号は水平LPF303により水
平帯域が1.4MHzに制限される。
【0031】次にVH信号を復元することを考える。図
2(i)に示したようにVH信号は垂直解像度がDCか
ら120本、時間解像度がDCから15Hzまでに帯域
制限されている。無画部で伝送される信号は走査線数が
360本の飛越走査で伝送されているので、まず0挿入
補間器3123で走査線毎に0を挿入することによって
順次走査に変換する。その後垂直LPF304で垂直帯
域をDCから120TV本に、そしてフィールド加算器
305で時間解像度をDCから15Hzに制限する。さ
らに360本の走査線を480本に変換するため、3−
4変換器306に入力される。この3−4変換器306
はよく知られているが、入力される360本の走査線
を、その走査線間に0を3つずつ挿入することにより一
旦4倍の1440本に増やし、HPFを通したあと3本
に1本を選択するという処理で実現される。このような
処理で480本の走査線となったVH信号は、その信号
帯域が360TV本から480TV本までに変換され
る。
【0032】一方、動画補強信号(LD信号)は飛越−
順次変換器312で主信号と共に順次信号に変換され
る。この飛越−順次変換器312では180本の主画面
の信号と180本のLD信号より、360本の元の順次
走査の信号を再生する。NTSCデコーダで輝度信号と
色差信号I、Qに分離された主信号は0挿入補間器31
21で180本の走査線の1つおきに0が挿入されて3
60本となる。一方既に説明したように、補強信号も0
挿入補間器3123で180本の走査線の1つおきに0
が挿入される。0挿入補間3121、3123は、一方
が0を挿入しているとき他方はしていないように動作す
る。次に、0を挿入された主信号と補強信号は、それぞ
れ垂直LPF3122と垂直HPF3124で垂直方向
の帯域を制限される。フィルタ3124では垂直補強信
号VHの一部を除去する働きをしている。最後に、加算
器3125で両信号が加算されて360本の順次走査信
号となる。なお、色差信号については動画補強信号が伝
送されないので、主信号だけで順次走査信号に変換され
る。これは従来のクリアビジョン受信機と同様である。
【0033】このようにして再生された元の360本の
順次走査の信号は3−4変換器313で3−4変換によ
り、480本で順次走査のワイドテレビジョン信号が再
生される。一方、垂直補強信号VHはすでに480本と
なっており、加算器314により加算されて、元の48
0本で垂直解像度も480TV本を有する順次走査信号
となり表示される。
【0034】図6は本発明の別の実施例に係るワイドテ
レビジョン信号の多重伝送装置のエンコーダのブロック
図を示す。図4との相違点は、動き検出器310を設け
た点である。垂直補強信号は静止画像の場合に特に有効
であることは既に説明したが、本実施例では、動き検出
器310にて動きか静止かを画素毎またはブロック毎に
検出し、静止時のみ垂直補強信号を主信号に多重するよ
うに加算器314を制御したものである。なお、動き検
出器310は公知のものでかまわない。動き検出器31
0はNTSCエンコーダ307の出力信号を入力し、動
きと判断した場合には加算器314に加わる入力信号の
一方の3−4変換器306からの信号を遮断することに
よって、垂直補強信号の多重をしないようにする。した
がって、この場合には、加算器314には主信号が通過
されて出力されることになる。
【0035】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、現行の
テレビジョン放送方式と互換性を保ちつつ画面をワイド
にする、いわゆるレターボックス方式のワイドEDTV
方式において、本発明では、必要とされる動画補強信号
と垂直補強信号の両方を、レターボックス方式の画面の
上下の無画部を用いて伝送し、受信側ではこれを再生し
て元の順次走査のワイドテレビジョン信号を復元するこ
とができ、レターボックス処理で低下した垂直の解像度
を元の状態に戻すと同時に、動画像の再生時でも動画補
強信号の効果によってフリッカが少ないなど、優れた画
像を伝送することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係るワイドテレビジョ
ン信号伝送装置の送信側のエンコーダのブロック図
【図2】本発明の実施例にかかわるワイドテレビジョン
信号伝送装置のエンコーダの各部の周波数スペクトラム
を示す図
【図3】レターボックス方式の概念を説明するためのテ
レビジョンの画枠図
【図4】本発明の第1の実施例に係るワイドテレビジョ
ン信号伝送装置の受信側のデコーダのブロック図
【図5】本発明の第2の実施例に係るワイドテレビジョ
ン信号伝送装置の送信側のエンコーダのブロック図
【図6】本発明の第2の実施例に係るワイドテレビジョ
ン信号伝送装置の受信側のデコーダのブロック図
【符号の説明】
100 ワイドテレビ信号源 101 プリフィルタ 208、221 順次−飛越変換器 201、207、304、3122 垂直LPF 202、206、3124 垂直HPF 312 飛越−順次変換器 224、310 動き検出器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 半田 宏治 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 上畠 秀世 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 林 貴也 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 小方 康世 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 木曽田 晃 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アスペクト比が16:9のワイドテレビジ
    ョン信号をアスペクト比が4:3の現行テレビジョン信
    号規格と互換性を有しつつ伝送するため、送信側におい
    て、画面の縦方向中央部の約3/4にワイドテレビジョ
    ン信号の情報たる主信号を挿入し、画面の上下の各々約
    1/8の部分に、ワイドテレビジョン信号を順次走査か
    ら飛越走査に変換する時に失われる情報のうち走査線間
    差信号からなる動画補強信号と、有効走査線を480本
    から360本に変換する時に失われる垂直補強信号の両
    方を3次元周波数多重して伝送することを特徴とするワ
    イドテレビジョン信号多重伝送装置。
  2. 【請求項2】走査線間差信号は常に画面の上下の無画部
    に多重し、垂直解像度補強信号は静止画像の場合にのみ
    多重することを特徴とする請求項1記載のワイドテレビ
    ジョン信号多重伝送装置。
  3. 【請求項3】アスペクト比が16:9のワイドテレビジ
    ョン信号に、時間周波数が15Hz以上でかつ垂直周波
    数が180TV本以上を遮断する特性のフィルタ処理を
    施した上で多重伝送することを特徴とする請求項1記載
    のワイドテレビジョン信号多重伝送装置。
  4. 【請求項4】垂直解像度補強信号は、360TV本から
    480TV本までの成分を含む垂直周波数のうち、36
    0本の走査線を使用し、この360本を主信号が配置さ
    れる部分の上下の無画部に多重することを特徴とする請
    求項1記載のワイドテレビジョン信号多重伝送装置。
  5. 【請求項5】現行のアスペクト比が4:3のテレビジョ
    ン信号規格と互換性を有し、アスペクト比が16:9の
    ワイドテレビジョン信号を伝送するための信号を受信
    し、画面の縦方向の中央部の約3/4に挿入されたワイ
    ドテレビジョン信号を走査線変換する手段と、画面の上
    下の各々約1/8の部分に多重された、飛越走査から順
    次走査に変換する場合に使用する走査線間差信号と、有
    効走査線を360本から480本に変換する場合に付加
    する垂直解像度補強信号とを前記ワイドテレビジョン信
    号から分離する手段とを有することを特徴とするワイド
    テレビジョン信号多重伝送装置。
  6. 【請求項6】画面の上下の無画部に多重された走査線間
    差信号は、垂直高域通過フィルタを通過させることによ
    り垂直解像度補強信号と分離することを特徴とする請求
    項5記載のワイドテレビジョン信号多重伝送装置。
  7. 【請求項7】画面の上下の無画部に多重された垂直解像
    度補強信号は、垂直低域通過フィルタを通過させること
    により走査線間差信号と分離することを特徴とする請求
    項5記載のワイドテレビジョン信号多重伝送装置。
JP5083066A 1993-04-09 1993-04-09 ワイドテレビジョン信号多重伝送装置 Pending JPH06296266A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5083066A JPH06296266A (ja) 1993-04-09 1993-04-09 ワイドテレビジョン信号多重伝送装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5083066A JPH06296266A (ja) 1993-04-09 1993-04-09 ワイドテレビジョン信号多重伝送装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06296266A true JPH06296266A (ja) 1994-10-21

Family

ID=13791813

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5083066A Pending JPH06296266A (ja) 1993-04-09 1993-04-09 ワイドテレビジョン信号多重伝送装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06296266A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5103295A (en) Television signal processor for eliminating quality differences between portions of television images having different aspect ratios
JPH06296266A (ja) ワイドテレビジョン信号多重伝送装置
JP2612893B2 (ja) テレビジョン信号走査変換伝送方法
KR910007204B1 (ko) 텔레비젼신호 처리장치
JPH08331520A (ja) Edtvデコーダ装置
JP2621730B2 (ja) ワイド画面テレビ信号の送信装置及び受信装置
JPH06350977A (ja) ワイドテレビジョン信号の伝送装置
JPH06261294A (ja) ワイドテレビジョン信号伝送装置
JP2735305B2 (ja) 走査線補間方法及び走査線補間回路
JPH06315141A (ja) ワイドテレビジョン信号の伝送装置
JPH0691651B2 (ja) テレビジヨン信号復号装置
JPH06284386A (ja) ワイドテレビジョン信号の伝送装置
JPH01168190A (ja) テレビジョン信号復合装置
JPH0865640A (ja) ワイドテレビジョン信号処理装置
JPH0775068A (ja) ワイドテレビジョン信号の伝送装置
JPH01168185A (ja) テレビジョン信号復号装置
JPH07327211A (ja) ワイドテレビジョン信号処理装置
JPH0775069A (ja) ワイドテレビジョン信号の伝送装置
JPH07255041A (ja) テレビジョン信号処理方法及び装置
JPH06350975A (ja) テレビジョン信号の構成方法
JPH05153637A (ja) テレビジヨン信号伝送方式及びその再生装置
JPS62206991A (ja) テレビジヨン信号復号装置
JPH07327177A (ja) テレビジョン信号デコーダ
JPH0851603A (ja) テレビジョン受信機
JPH07203387A (ja) 高精細ワイドアスペクトテレビジョンデコーダ及びテレビジョン受像機