JPH083274Y2 - 緑茶パック - Google Patents
緑茶パックInfo
- Publication number
- JPH083274Y2 JPH083274Y2 JP7811890U JP7811890U JPH083274Y2 JP H083274 Y2 JPH083274 Y2 JP H083274Y2 JP 7811890 U JP7811890 U JP 7811890U JP 7811890 U JP7811890 U JP 7811890U JP H083274 Y2 JPH083274 Y2 JP H083274Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- green tea
- tea
- pack
- tannin
- coral sand
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Coloring Foods And Improving Nutritive Qualities (AREA)
- Tea And Coffee (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、コップや容器に入れた後にお湯を注ぐこと
によりお茶を抽出するための緑茶パックの改良に関する
ものである。
によりお茶を抽出するための緑茶パックの改良に関する
ものである。
従来技術 お茶に含まれる成分として、一般的に知られているも
のとしてタンニン、カフェイン、アミノ酸等があり、タ
ンニン及びカフェインはお茶に渋味を与えるものとして
知られ、またアミノ酸はお茶に甘さやまろやかさを与え
る成分として知られている。
のとしてタンニン、カフェイン、アミノ酸等があり、タ
ンニン及びカフェインはお茶に渋味を与えるものとして
知られ、またアミノ酸はお茶に甘さやまろやかさを与え
る成分として知られている。
そして緑茶の標準的な入れ方をした場合の浸出液中の
成分濃度は、以下の表−1の通りとなる。
成分濃度は、以下の表−1の通りとなる。
上級茶は、タンニンの両もさることながらアミノ酸の
量が多いことから、甘味と渋味とがほどよく調和してお
いしいお茶となっている。
量が多いことから、甘味と渋味とがほどよく調和してお
いしいお茶となっている。
考案が解決しようとする課題 しかしながら、中級茶以下(煎茶並以下)の場合はア
ミノ酸が激減するために、タンニンの存在により苦渋味
が強く出て味覚を低下させている。
ミノ酸が激減するために、タンニンの存在により苦渋味
が強く出て味覚を低下させている。
またタンニンの抽出量は、注ぐお湯の温度と抽出時間
との間に密接な関係があり、お湯の温度が高ければ高い
程、また抽出時間が長ければ長い程タンニンが大量に抽
出されるが、上述した中級以下のお茶の場合は、飲む人
が比較的温度に無頓着に高温度のお湯をかけることか
ら、比較的渋くなりがちである。
との間に密接な関係があり、お湯の温度が高ければ高い
程、また抽出時間が長ければ長い程タンニンが大量に抽
出されるが、上述した中級以下のお茶の場合は、飲む人
が比較的温度に無頓着に高温度のお湯をかけることか
ら、比較的渋くなりがちである。
特に、ミネラル水ではなく水道水を沸かしたお湯を注
いでお茶を入れた場合には、タンニンの持つ渋味と水道
水中に微量に含まれる殺菌剤等の影響から、お茶がまず
くなるという不都合がある。
いでお茶を入れた場合には、タンニンの持つ渋味と水道
水中に微量に含まれる殺菌剤等の影響から、お茶がまず
くなるという不都合がある。
そこで本考案は、かかる従来技術の欠点に鑑み中級以
下のお茶にお湯を注いで抽出しても、渋味が強くなくお
いしく飲むことのできる緑茶パックを提供することを目
的とする。
下のお茶にお湯を注いで抽出しても、渋味が強くなくお
いしく飲むことのできる緑茶パックを提供することを目
的とする。
問題点を解決するための手段 すなわち本考案は、浄水剤として最近注目を浴びてい
るコーラルサンドを活性化したものの孔が数μ〜数mμ
であり、これが渋味成分となるタンニンを包接するに充
分な大きさであることに見出し、緑茶と共にコーラルサ
ンドを共存させて不織布等のパックに詰めたものによ
り、本目的を達成する。
るコーラルサンドを活性化したものの孔が数μ〜数mμ
であり、これが渋味成分となるタンニンを包接するに充
分な大きさであることに見出し、緑茶と共にコーラルサ
ンドを共存させて不織布等のパックに詰めたものによ
り、本目的を達成する。
作用 緑茶パックを容器に入れ、その中にお湯を注ぐと、茶
末からお茶の成分(タンニン,アミノ酸,カフェイン
等)が抽出される。
末からお茶の成分(タンニン,アミノ酸,カフェイン
等)が抽出される。
この時、お茶末と共に入れられたコーラルサンドが、
分子量の大きいタンニンやカフェイン等を有る程度包接
することになり、抽出液中に含まれるタンニン及びカフ
ェインの量が減少する。
分子量の大きいタンニンやカフェイン等を有る程度包接
することになり、抽出液中に含まれるタンニン及びカフ
ェインの量が減少する。
さらにコーラルサンドは、主に炭酸カルシウム等のミ
ネラル成分よりなるために抽出液中に若干のカルシウム
イオンやマグネシウムイオンが溶出するためにミネラル
分を含んだおいしいお茶となる。
ネラル成分よりなるために抽出液中に若干のカルシウム
イオンやマグネシウムイオンが溶出するためにミネラル
分を含んだおいしいお茶となる。
実施例 以下に本考案を具体的な実施例に従って詳細に説明す
る。
る。
実施例−1 コーラルサンドを清水で洗浄脱塩した後、特殊流動法
加熱乾燥機にて300〜400℃の雰囲気中で加熱賦活し浄化
したものを、24〜80メッシュ程度に細かく粉砕する。
加熱乾燥機にて300〜400℃の雰囲気中で加熱賦活し浄化
したものを、24〜80メッシュ程度に細かく粉砕する。
このコーラル粉1を緑茶末2に対し1:3の割合にて混
合し、不織布,紙からなる袋3に4g程度詰め、これにひ
も4をホッチキス等の係止具5により付けてひも付き緑
茶パック3を得る。
合し、不織布,紙からなる袋3に4g程度詰め、これにひ
も4をホッチキス等の係止具5により付けてひも付き緑
茶パック3を得る。
得られた緑茶パックを容器に入れ、沸騰したお湯を10
0cc程入れ、2分程度浸して抽出したものを取り出す。
0cc程入れ、2分程度浸して抽出したものを取り出す。
取り出した後の抽出液に含まれるタンニン,カフェイ
ン及びミネラル成分の配合量を検査したところその結果
は、表−2の通りとなった。
ン及びミネラル成分の配合量を検査したところその結果
は、表−2の通りとなった。
尚、比較例として、緑茶末を1.5g含む緑茶パックを作
成し、コーラルサンド入りのものと同一の方法にてお茶
成分を抽出した。
成し、コーラルサンド入りのものと同一の方法にてお茶
成分を抽出した。
実施例−2 コーラルサンドを清水で洗浄脱塩した後、特殊流動型
加熱乾燥機にて300〜400℃の雰囲気中で加熱賦活し浄化
したものを、24〜80メッシュ程度に細かく粉砕する。
加熱乾燥機にて300〜400℃の雰囲気中で加熱賦活し浄化
したものを、24〜80メッシュ程度に細かく粉砕する。
このコーラル粉1を緑茶末2に対し3:1の割合にて混
合し、不織布,紙からなる袋に6g程度詰め、これにひも
を付けてひも付き緑茶パック3を得る。得られた緑茶パ
ックを容器に入れ、沸騰したお湯を100cc程入れ、2分
程度浸したものを取り出す。
合し、不織布,紙からなる袋に6g程度詰め、これにひも
を付けてひも付き緑茶パック3を得る。得られた緑茶パ
ックを容器に入れ、沸騰したお湯を100cc程入れ、2分
程度浸したものを取り出す。
取り出した後の抽出液に含まれるタンニン,カフェイ
ン及びミネラル成分の配合量を検査したところその結果
は、表−3の通りとなった。
ン及びミネラル成分の配合量を検査したところその結果
は、表−3の通りとなった。
尚、比較例として、緑茶末を1.5g含む緑茶パックを作
成し、コーラルサンド入りのものと同一の方法にてお茶
成分を抽出した。
成し、コーラルサンド入りのものと同一の方法にてお茶
成分を抽出した。
また得られた抽出溶液を長時間放置した後の色の変化
を見たところ、コーラルサンドを含む緑茶パックで抽出
したものの方が、濁りが少ないことが判明した。
を見たところ、コーラルサンドを含む緑茶パックで抽出
したものの方が、濁りが少ないことが判明した。
効果 以上述べたように本考案にかかる緑茶パックは、従来
の緑茶だけを混入したものに比較して、お湯を注いだ後
の抽出液に含まれるタンニン及びカフェインの量が少な
くて済み、渋味が少なく程好く調和のとれたお茶を提供
することができる。
の緑茶だけを混入したものに比較して、お湯を注いだ後
の抽出液に含まれるタンニン及びカフェインの量が少な
くて済み、渋味が少なく程好く調和のとれたお茶を提供
することができる。
またタンニン及びカフェインを若干でも取り除くこと
ができるので、従来のお茶パックで入れたお茶では直ぐ
に生じていたお茶の濁りを極力少なくすることができ
る。
ができるので、従来のお茶パックで入れたお茶では直ぐ
に生じていたお茶の濁りを極力少なくすることができ
る。
図は本考案の実施例にかかる緑茶パックの一部を破断し
た斜視図である。 1……コーラルサンド、2……緑茶末 3……袋、4……ひも 5……係止具
た斜視図である。 1……コーラルサンド、2……緑茶末 3……袋、4……ひも 5……係止具
Claims (2)
- 【請求項1】清水で洗浄脱塩し、高温雰囲気中で活性化
したものを24〜80メッシュ程度の粒度に細砕したコーラ
ルサンドを緑茶と共に不織布等の袋に内包させたことを
特徴とする緑茶パック。 - 【請求項2】コーラルサンドと緑茶の配合比率が、1:3
〜3:1である請求項1記載の緑茶パック。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7811890U JPH083274Y2 (ja) | 1990-07-23 | 1990-07-23 | 緑茶パック |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7811890U JPH083274Y2 (ja) | 1990-07-23 | 1990-07-23 | 緑茶パック |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0435793U JPH0435793U (ja) | 1992-03-25 |
JPH083274Y2 true JPH083274Y2 (ja) | 1996-01-31 |
Family
ID=31621107
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7811890U Expired - Lifetime JPH083274Y2 (ja) | 1990-07-23 | 1990-07-23 | 緑茶パック |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH083274Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4611476B2 (ja) * | 1999-12-02 | 2011-01-12 | マリーンバイオ株式会社 | フィルター |
-
1990
- 1990-07-23 JP JP7811890U patent/JPH083274Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0435793U (ja) | 1992-03-25 |
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