JPH08323216A - 洗米方法及び洗米装置 - Google Patents

洗米方法及び洗米装置

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JPH08323216A
JPH08323216A JP13207495A JP13207495A JPH08323216A JP H08323216 A JPH08323216 A JP H08323216A JP 13207495 A JP13207495 A JP 13207495A JP 13207495 A JP13207495 A JP 13207495A JP H08323216 A JPH08323216 A JP H08323216A
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JP
Japan
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water
rice
supply pipe
rice washing
air
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Application number
JP13207495A
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English (en)
Inventor
Keiichi Mihira
恵一 三平
Yoshihisa Matsumoto
好央 松本
Masami Kawasaki
雅美 川崎
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 給水管内の水圧を可及的高めることなく吐水
口からの吐出水の流速を高めて、給水管における接続部
等の構造の簡素化を図りつつも洗浄効果を高める。 【構成】 給水管12から供給される洗浄水を洗米槽2
の吐水口61から吐出して該吐出水により洗米槽2内の
米を攪拌して洗浄するものにおいて、吐水口61の手前
側に設けたエア供給室62内で洗浄水にエアを混入し、
該エア混入水を給水管12よりも小径に構成された吐水
口61から洗米槽2内に吐出することで該吐出水の流速
を高めるとともに、この流速の高められたエア混入水に
よって米を攪拌洗浄する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主として業務用炊飯機
に具備される洗米装置に関する。
【0002】
【従来の技術】洗米時の攪拌効果を高める従来の洗米装
置として、例えば、特公昭56−9381号公報に開示
されたものがある。この洗米装置では、漏斗状洗米槽
に、縦軸回りで回転する回転軸に放射状配置で複数本の
攪拌棒を固着し、該攪拌棒の回転によって洗米槽内の計
量米を洗米するように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の洗
米装置では、洗米槽内に付着した水アカの清掃をすると
き、攪拌棒が邪魔になり、このため攪拌棒を取り外すと
その作業が面倒であった。また、洗米後に洗米槽内の汚
水を排水したときに攪拌棒に残米が付着することがあ
り、炊き上がり品質に多少のバラツキが起こることがあ
った。さらに、攪拌棒が米粒に衝当して、米粒に衝撃を
与えて砕米となる惧れがあった。
【0004】かかる不都合を解消する手段として、洗浄
槽の下部に吐水口を設け、該吐水口に給水管を接続し
て、給水管から供給される水を吐水口から吐出して該吐
出水によって洗浄槽内の米を攪拌洗浄するようにし、給
水管を水道水出口に接続することが考えられるが、単に
給水管を水道水出口に接続するのみでは水圧が十分でな
く、吐水口からの吐出水の流速も比較的遅く、洗浄効果
が低くなる。また、給水管の途中にポンプを設けて水道
水を強制的に吸引すれば吐出水の流速を高くできるが、
他の水道水を利用した装置に供給される水圧が損なわ
れ、他の機器との併用使用ができないとともに、給水管
内の圧力が増大するため給水管の接続部等の構造が複雑
化する。
【0005】そこで、本発明は、水道水を利用して洗米
槽内の計量米を洗浄し得る洗米装置において、給水管内
の水圧を可及的高めることなく吐水口からの吐出水の流
速を高めるようにして、給水管における接続部等の構造
の簡素化を図りつつも洗浄効果を高めることを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、次の技術的手段を講じた。すなわち、
本発明は、給水管から供給される水を洗米槽の吐水口か
ら吐出して該吐出水により洗米槽内の米を攪拌して洗浄
する洗米方法において、吐水口の手前側に設けたエア供
給室内で洗浄水にエアを混入し、該エア混入水を給水管
よりも小径に構成された吐水口から洗米槽内に吐出する
ことで該吐出水の流速を高めるとともに、この流速の高
められたエア混入水によって米を攪拌洗浄することを特
徴としている。
【0007】また、本発明の洗米装置は、洗米槽と、該
洗米槽の吐水口に接続された給水管とを備え、洗米槽内
の米を攪拌して洗浄すべく給水管から供給される水が吐
水口から吐出されるようになっており、前記吐水口が、
該吐水口からの吐出水の流速を高めるべく給水管よりも
小径に構成されていることを特徴としている。かかる洗
米装置において、砕米の発生の一層の低減とさらなる吐
出水の流速の向上のために、給水管と吐水口との間にエ
ア供給室を設け、該エア供給室に圧縮空気を送気するエ
アポンプを備え、エア供給室と給水管との連通孔の径
を、給水管及びエア供給室の径よりも小径に構成するこ
とができる。
【0008】さらに、エアポンプによってエアを洗浄水
内に混入することに起因する洗米槽内部への不純物の混
入防止のために、エアポンプの吸気部にエアフィルタを
設けることができる。
【0009】
【作用】洗浄槽内に計量米を投入し、給水管から供給さ
れる洗浄水を吐水口から吐出し、かかる吐出水によって
洗浄槽内の米を攪拌洗浄する。この際、吐出口の径が給
水管の径よりも小径とされていることに起因して、吐水
口からの吐出水の流速は、給水管内の水圧を可及的高め
ることなく給水管内の流速よりも高められ、給水管にお
ける接続部等の構造の簡素化を図りつつも洗浄効果が高
められる。
【0010】また、吐水口の手前でエアポンプによって
エアを混入するため、かかる部分においてエアによって
加圧され、吐水口の手前で水圧が高くなることに起因し
ても、吐出水の流速が増大する。また、混入されたエア
はエア供給室内で攪拌されることによって小粒状となさ
れ、吐水口からの吐出水に計量米に対するクッション作
用が効果的に付与され、計量米に与える衝撃が低減さ
れ、計量米の品質劣化を防止する。
【0011】さらに、エアフィルタによって空気中の不
純物を取り除くことで、洗浄水内に不純物が混入するこ
とを阻止し、衛生上優れたものとなる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を、図面に基づいて説
明する。図1〜図6に示す本発明の一実施例に係る洗米
装置1は、下部を漏斗状に形成した円筒形の洗米槽2
と、該洗米槽2の内部において計量米の洗浄を行う洗米
手段8と、洗米槽2の内部に水加減水を供給する給水手
段43を備えている。
【0013】図6に示すように、洗米装置1の下方に
は、洗米された米が水加減水とともに投入される内釜3
が配置され、この内釜3の下方には貯米庫4が配置され
ており、貯米庫4の下部に備えた計量装置5により計量
した計量米を一旦受箱6に留保した後、洗米槽2へと計
量米を投入可能となっており、これらによって自動炊飯
装置が構成されている。
【0014】図1に示すように、前記洗米槽2の底部開
口は排米口14となされ、この排米口14は排米弁15
によって開閉自在となされている。洗米槽2の上部開口
には上蓋7を設けて洗米槽2内部を密閉可能としてい
る。この上蓋7上には、前記受箱6に留保した計量米を
洗米槽2へと流入するために受箱6の内部と洗米槽2の
内部とを連通して接続する給米管40を備えており、同
じく上蓋7上に備えた吸引ブロア41により洗米槽2内
部を負圧にすることで受箱6から洗米槽2内部に計量米
を吸引するようにしている。
【0015】また、洗米槽2の下部には円筒形の胴部2
aを備えており、該胴部2aの側部には排水パイプ37
を備え、胴部2a内部には、米粒が通過できずかつ洗浄
時に発生する小さな不純物は通過し得る濾筒13を備え
ている。そして、胴部2aの下端には基台21が張出状
に設けられ、該基台21の下面には、下方に突出状に設
けた複数の受けローラ26により支持された前記排米弁
15が図3、4にも示すように縦支軸18廻りに水平方
向に揺動自在に備えられ、該基台21の上面には、モー
タ22が備えられている。そして、該モータ22に連結
した縦方向の駆動軸23より水平方向に検出アーム24
が突出し、該検出アーム24より下方には揺動軸25が
突出し、該揺動軸25と係合する係合凹部19aを有す
る係合アーム19が、縦支軸18を挿通している排米弁
15の筒軸15aに備えられて、モータ22の正逆回転
により検出アーム24及び揺動軸25が揺動し、この揺
動軸25と係合する係合アーム19を介して排米弁15
を左右に揺動駆動可能となっている。
【0016】排米弁15は、図3に示すように平面視略
扇形に構成されており、左右方向略中央には洗浄水の吐
水口61、一側部には米落下口16、他側部には排米口
14を閉塞し得る閉塞部17を夫々備えており、基台2
1の下面には、モータ22の作動を制御する3個の検出
スイッチ27を備えている。そして、検出アーム24の
自由端が検出スイッチ27のストライカとなり、排米弁
15の位置、即ち、米落下口16、吐水口61、及び両
者16、61が外れて閉塞部17により排米口14を閉
塞する位置の3位置をそれぞれ排米口14の下方に位置
付けるべくモータ22の作動制御可能となっている。
【0017】なお、基台21の排米口14周囲における
排米弁15との当接面には、Oリング等のシール装置2
0を設けており、洗米槽2内部の水等が基台21と排米
弁15との隙間より洩れることがないようにしている。
前記排水パイプ37には排水箱36が接続されていて、
該排水箱36の内部には、コイルバネで示す付勢手段3
5によって閉弁方向に付勢されている排水弁33がホル
ダー34により摺動自在に備えられており、この排水箱
36と洗米槽2上側部に設けたオーバーフロー口56と
はフロート弁手段53を中途に有するオーバーフロー管
52によって連通されているとともに、排水箱36には
機外への排水ホース57が接続されている。
【0018】前記フロート弁手段53は、弁箱55の弁
座55aを開閉するピン球等によるフロート弁54を備
えてなり、吸引ブロア41を作動して洗米槽2内を負圧
にするとフロート弁54が弁座55aを閉じ、負圧解除
するとフロート弁54は自重で降下して弁座55aを開
くようになっている。前記排米弁15と、排水弁33と
は、連動手段29によって連動されるようになってお
り、該連動手段29は、排水箱36の支点軸32に揺動
自在に支持されていて、一端が排水弁33のフック33
aに係合されたアーム31と、排米弁15のフック15
bと前記アーム31の他端とを枢結しているロッド30
とからなっている。この連動手段29により、排米口1
4の下方に米落下口16又は吐水口61を位置づけた際
に、付勢手段35により排水弁33が閉弁され、米落下
口16及び吐水口61が排米口14から外れて閉塞部1
7によって排米口14を閉塞する際には、アーム31に
よって付勢手段35に抗して排水弁33を移動させるこ
とで排水弁33を開弁するように構成されている。
【0019】前記洗米手段8は、洗米槽2内部に支持ア
ーム9aを介して鉛直に立設された吹上げ筒9と、該吹
上げ筒9の下方に配置した洗米水供給手段10とからな
っている。洗米水供給手段10は、前記排米弁15の吐
水口61下部に取付けられたノズル部11と、該ノズル
部11を介して吐水口61に接続した給水管12よりな
っている。この給水管12は中途に伸縮自在なジャバラ
管12aを備えており、排米弁15の揺動に伴う吐水口
61の移動に給水管12が伸縮して追従し得るようにな
っている。
【0020】ノズル部11は、図2に示すように、円筒
状のノズル本体65を備え、該ノズル本体65の上端が
排米弁15の下面に水密状に固定され、ノズル本体65
の下端が給水管12端部に水密状に嵌合固定されてい
る。また、ノズル本体65内部には、上側の小径部63
aと下側の大径部63bとを備えた円筒状の絞り筒63
が内嵌されており、この大径部63b外面とノズル本体
65内面との間にOリング等からなるパッキン64が設
けられている。絞り筒63と排米弁15との間には所望
の空間が設けられて、該空間がエア供給室62となされ
ている。このエア供給室62にはエア供給管66の一端
部が接続されており、エア供給管66の他端部には上蓋
7上に装着されたエアポンプ67が接続されており、該
エアポンプ67によってエア供給室62内に圧縮空気を
強制的に送気し、該室62内で洗浄水に圧縮エアを混入
するようになっている。このエアポンプ67の吸気部6
8にはエアフィルタを設けることが好ましく、該エアフ
ィルタによって空気中に浮遊する不純物が洗浄水内に混
入されることが防止される。
【0021】さらに、吐水口61の径d1 は給水管12
の径dよりも小径となされており、また、エア供給室6
2と給水管12との連通孔69の径d2 は、給水管12
の径d及びエア供給室62の径d4 よりも小径となされ
ている。なお、ノズル本体65下部における絞り筒63
の大径部63bの内径d3 は、給水管12の径dと略同
径、若しくは若干大径となされている。
【0022】従って、給水管12からノズル本体65内
に流入された水は、まず絞り筒63によって流速が高め
られてエア供給室62内に吐出され、エア供給室62内
に攪拌水流を生起せしめる攪拌水流発生手段が構成され
ており、かかる攪拌水流は、エアポンプ67によってエ
ア供給供給室62内に送気された圧縮空気を粉砕して微
細な粒状とし、洗浄水に米に対するクッション作用が与
えられる。さらに、圧縮空気が混入されることでエア供
給室62内の圧力はさらに高められ、吐水口61から勢
いよく洗浄水が吐出される。このようにして流速の高め
られた吐水口61からの吐出水は、吹上げ筒9内部で上
昇水流を生起させ、洗浄槽2内で米を攪拌洗浄するよう
になっている。
【0023】前記給水手段43は、洗米槽2に水加減水
を給水しつつ洗米槽2内壁を洗浄可能とするもので、洗
米槽2の上蓋7に設けられた噴水部45と、該噴水部4
5に接続された水加減水供給管44よりなり、該供給管
44と、前記給水管12とは、流量センサ58を介して
元管42に接続されており、該元管42は水道出口に接
続されて供給管44及び給水管12に夫々給水するよう
になっている。なお、供給管44及び給水管12の中途
部には、それぞれ電磁自動弁よりなる開閉弁59,60
を備え、この開閉弁59,60の開弁により元管42か
らの供給水がそれぞれ供給管44、給水管12を介して
噴水部45、ノズル部11へと流入するようになってい
る。
【0024】前記噴水部45は、上蓋7に固定の固定管
46と、該固定管46に内嵌されて遊転自在となる可動
管47と、該可動管47の側部に設けて噴射ノズル49
を先端に有する複数の給水支管48とからなっている。
可動管47の内部には分岐路47aを形成して給水支管
48のそれぞれに水を分岐し、該給水支管48は略L字
状に形成され、複数のそれぞれが洗米槽2内部の上下方
向における異なる高さに向けられている。そして、給水
管44から水が噴水部45へと流入し、該噴水部45の
給水支管48先端の噴射ノズル49より洗米槽2の内壁
へ向けて水が噴出される。図5の矢示Aで示すように内
壁に噴出された水の水圧により、固定管46に遊転自在
となる可動管47が一方向に回転され、従って、矢示B
で示すように、噴水部45は水を内壁に吹きつけつつ縦
軸心廻りに回転し、内壁全周に均等に水加減水を吹きつ
け可能である。
【0025】噴水部45の下部、即ち可動管47の下部
にはノズル部が形成され、このノズル部は、洗米手段8
の吹上げ筒9の上方に配置されて該吹上げ筒9内に図1
の矢示cで示すように水を吹き付けるようになってい
る。また、前記噴水部45の下部には、可動管47の下
部周縁に固定された反射板51を備えており、該反射板
51は、吹上げ筒9の上方を覆う傘状に形成され、吹上
げ筒9の上部開口より吹き上げた洗米水及び米等が衝当
して下方へと反射させて落とすようにしている。
【0026】上記洗米装置1による洗米動作を説明する
と、貯米庫4の計量部5により計量された計量米は受箱
6に留保される。そして、排米口14を排米弁15の閉
塞部17によって閉塞するとともに、開閉弁59,60
を閉じた状態で、吸引ブロア41を起動して洗米槽2内
部が若干負圧になると、該負圧によってフロート弁54
が弁座55aを閉じることで、給米管40が洗米槽2内
部を外部と連通する唯一の連通路となる。従って、吸引
ブロア41の継続作動によって洗米槽2内の負圧が増大
すると、強力な吸引力が給米管40に作用するため、受
箱6内の計量米が給米管40を通って洗米槽2へと供給
される。
【0027】次に、排米口14の下方に洗米水供給手段
10の吐水口61を位置付けるべくモータ22の作動に
より排米弁15を揺動させ、洗米工程に移行する。この
とき、排水パイプ37は排水弁33により閉じられ、給
水管12の中途部に備えた開閉弁60を開弁されてノズ
ル部11を介して吐水口61から洗米水が洗米槽2内に
吐出される。
【0028】このとき、吐水口61の径d1 が給水管1
2の径dよりも小径となされているので、水道水圧が低
いことに起因して給水管12内の水圧が低く、給水管1
2内の流速が遅くとも、吐水口61から吐出される吐出
水の流速は高められ、攪拌洗浄効果が高められる。さら
に、エア供給室62内に圧縮空気を強制的に混入するこ
とによって、エア供給室62内の圧力はさらに高められ
るため、これによっても吐水口61から吐出される吐出
水の流速がさらに高められ、攪拌洗浄効果の一層の向上
を図り、計量米を短時間で攪拌水流によって洗浄でき
る。また、混入された圧縮空気はエア供給室62内で微
細な粒状に粉砕されて、洗浄水に米に対するクッション
作用が与えられるため、吐出水の流速を高めて洗浄効果
を上げているにもかかわらず、米に対する衝撃は緩和さ
れ、米の品質低下を防止することができる。さらに、給
水管12内部の水圧を上げることなく上記のように吐出
水の流速を高めることができるので、給水管12におけ
るジャバラ管12aの接続部分等のパッキンの構造を簡
素化でき、給水管12にポンプを設ける必要がないため
全体として構造の簡素化を図ることができ、水道水圧を
有効に利用して米の洗浄を行うことができる。
【0029】ノズル部11より吐出された洗米水は、図
1の矢示aで示す如く吹上げ筒9の内部を米とともに上
方へと循環し、矢示bの如く吹上げ筒9の外部へと筒上
部開口より吹き出され、この洗米水と米の循環により米
の糠分が洗浄される。このとき、吹上げ筒9の上部開口
より吹き出た洗米水及び米は、噴水部45に備えた反射
板51に衝当して下方へと反射され、噴水部45に米や
糠分が付着するのを防止するとともに、すばやく洗米水
及び米を下方へ落とすことにより循環効率、ひいては洗
米効率を向上している。
【0030】なお、洗浄剥離した糠分は泡状となって洗
米槽2のオーバーフロー口56よりフロート弁手段53
を介して排水箱36に流入し、排水ホース57から機外
へ流入する。洗米槽2内の水量はオーバーフロー弁Fに
よって制限するのが望ましい。また、吹上げ筒9を支持
している支持アーム9aは平板状に形成して縦向き配置
しており、洗米水及び米の洗米槽2内部の循環を妨げる
ことがなく、この支持アーム9a上に米が積載するのを
少なくしている。
【0031】以上の洗米工程を行った後、給水12の開
閉弁60を閉弁することにより洗米水供給手段10の給
水を止め、排米弁15を揺動させて閉塞部17により排
米口14を閉塞することにより、排水パイプ37は排水
弁33により開弁され、給水手段43より洗米槽2に一
旦水を給水して汚水は排水パイプ37より一挙に流れ、
その後給水手段43の給水を停止してざる上げ工程に移
行する。
【0032】ざる上げ工程を行った後、排米口14を排
米弁15により開弁する(排米口14の下方に米落下口
16を位置づける)と、米落下口16を介して内釜3へ
と米が投入される。なお、このとき排水パイプ37は閉
弁されている。そして、この米の落下投入の際に、水加
減水供給管44の中途部に備えた開閉弁59を開弁し、
給水手段43により水加減水を流入する。この水加減水
は、給水手段43の噴水部45より、洗米槽2の内壁及
び吹上げ筒9内部へと向けて吹きつけられ、洗米槽2の
内壁を洗浄、即ち内壁に付着した米を流下して水加減水
とともに内釜3へ投入されるが、噴水部45は吹きつけ
た水の水圧により縦軸心廻りに回転し、これにより、洗
米槽2の内壁全周に吹きつけることが可能となる。従っ
て、洗米槽2内壁に付着した米を確実に水加減水によっ
て洗い流して残溜米が残らないようにしている。
【0033】そして、噴水部45は、複数(本実施例で
は3股状)の給水支管48を有して洗米槽2の上下方向
において吹きつけ高さを異なるものとしているため、洗
米槽2内壁の上、中、下部へと吹きつけることにより、
洗米槽2の全体において均等された強力な水圧により、
付着した米を流下することができる。そして、吹上げ筒
9の上方に配置したノズル部50を噴水部45に備えて
吹上げ筒9内部に付着した米を確実に流下することがで
きるようになっている。
【0034】なお、噴水部45の下部に備えた反射板5
1は、このとき噴水部45とともに回転するが、これに
より反射板51に付着した米を遠心力によって撥ね飛ば
すように働き、反射板51に残留米が残らないようにし
ている。以上により洗米工程が終了して炊飯工程へ移行
してこれが繰り返して行われる。
【0035】なお、給水手段43は、水加減水の給水時
に使用するに限られず、洗米工程以外の洗米槽2の洗浄
時、即ち、洗米槽2の内部に付着した糠分や異物を洗浄
するのに使用することもできる。本発明は、上記実施例
に限定されるものではなく、適宜設計変更することがで
きる。例えば、上記実施例では給水管12を水道出口に
接続したが、水道以外の貯水源に接続することができ、
かかる場合でも貯水源の水圧を有効に利用して洗米効果
を高めることができる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
吐出口の径が給水管の径よりも小径とされていることに
よって、吐水口からの吐出水の流速を、給水管内の水圧
を可及的高めることなく給水管内の流速よりも高めるこ
とができ、給水管における接続部等の構造の簡素化を図
りつつも洗浄効果を高めることができ、さらに、水源の
圧力を有効利用して米を短時間で攪拌洗浄することがで
き、また、水流によって攪拌洗浄するものであるから米
に与える衝撃が少なく、砕米の発生を防止することがで
きる。
【0037】また、吐水口の手前のエア供給室内でエア
ポンプによって洗浄水にエアを混入することで、エア供
給室内の水圧を高めることができ、吐出水の流速を一層
高めることができて洗浄効果の一層の促進を図ることが
できつつも、洗浄水にエアによるクッション作用を与え
ることで、米に与える衝撃が緩和され、計量米の品質劣
化を防止することができ、さらに、洗浄水内に混入され
た圧縮空気を簡単な構造で微細な粒状に粉砕でき、クッ
ション作用の付与を効果的に行うことができる。
【0038】さらに、エアフィルタによって空気中の不
純物を取り除くことで、洗浄水内に不純物が混入するこ
とを阻止し、衛生的なものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例にかかる洗米装置の縦断面図で
ある。
【図2】同洗米装置の吐水口近傍を示す拡大断面図であ
る。
【図3】同洗米装置の排米弁装置の平面図である。
【図4】同洗米装置の洗米槽下部の構成を示す縦断面図
である。
【図5】同洗米装置の水加減水の給水手段を示す平面図
である。
【図6】同洗米装置の全体側面図である。
【符号の説明】
1 洗米装置 2 洗米槽 12 給水管 61 吐水口 62 エア供給室 67 エアポンプ 68 給気部 69 連通孔

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給水管(12)から供給される洗浄水を
    洗米槽(2)の吐水口(61)から吐出して該吐出水に
    より洗米槽(2)内の米を攪拌して洗浄する洗米方法に
    おいて、 吐水口(61)の手前側に設けたエア供給室(62)内
    で洗浄水にエアを混入し、該エア混入水を給水管(1
    2)よりも小径に構成された吐水口(61)から洗米槽
    (2)内に吐出することで該吐出水の流速を高めるとと
    もに、この流速の高められたエア混入水によって米を攪
    拌洗浄することを特徴とする洗米方法。
  2. 【請求項2】 洗米槽(2)と、該洗米槽(2)の吐水
    口(61)に接続された給水管(12)とを備え、洗米
    槽(2)内の米を攪拌して洗浄すべく給水管(12)か
    ら供給される洗浄水が吐水口(61)から吐出されるよ
    うになっており、前記吐水口(61)が、該吐水口(6
    1)からの吐出水の流速を高めるべく給水管(12)よ
    りも小径に構成されていることを特徴とする洗米装置。
  3. 【請求項3】 給水管(12)と吐水口(61)との間
    にエア供給室(62)が設けられ、該エア供給室(6
    2)に圧縮空気を送気するエアポンプ(67)を備えて
    おり、エア供給室(62)と給水管(12)との連通孔
    (69)の径は、給水管(12)及びエア供給室(6
    2)の径よりも小径に構成されていることを特徴とする
    請求項2に記載の洗米装置。
  4. 【請求項4】 エアポンプ(67)の吸気部(68)に
    はエアフィルタが設けられていることを特徴とする請求
    項3に記載の洗米装置。
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