JPH08317868A - 洗米装置 - Google Patents

洗米装置

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JPH08317868A
JPH08317868A JP12850695A JP12850695A JPH08317868A JP H08317868 A JPH08317868 A JP H08317868A JP 12850695 A JP12850695 A JP 12850695A JP 12850695 A JP12850695 A JP 12850695A JP H08317868 A JPH08317868 A JP H08317868A
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rice
washing
rice washing
water
blow
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JP12850695A
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Yoshihisa Matsumoto
好央 松本
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Original Assignee
Kubota Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 洗米時に米の糠分等の浮遊物を確実且つ短時
間にオーバーフロー口より流出させることができ、これ
により、洗米効率を向上させる洗米装置を提供する。 【構成】 洗米槽2内に縦設される吹上げ筒9の下方か
ら洗米水を噴射し、吹上げ筒の上部に備えた反射板39
に洗米水及び米が衝突する。この際に、洗米槽内の洗米
水の上面及び上面に浮かぶ浮遊物Xを吹上げ筒9廻りに
循環させるように洗米水及び米を反射させる羽根部39
を反射板38の下面に備えて、オーバーフロー口56よ
り余剰水とともに浮遊物Xを流出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、洗米装置に係り、レス
トラン、寿司屋、ホテル等のように、大量炊飯に呼応し
て米を繰り返し洗米するのに利用されるものである。
【0002】
【従来の技術】従来の洗米装置には、特開平4─277
034号公報記載のもののように、洗米槽内に縦設した
吹上げ筒と、該吹上げ筒の下方に配置して該吹上げ筒内
に洗米水及び米を上方に循環させるべく洗米水を噴射す
る洗米水供給手段とを有する洗米手段を備え、吹上げ筒
内部を通過し上方へ噴射する米及び洗米水が衝突する反
射板を前記吹上げ筒の上方に備えたものがある(従来例
1)。
【0003】また、特公昭56─9381号公報記載の
もののように、攪拌棒により洗米槽内部の米をかき混ぜ
ることにより洗米する攪拌装置よりなる洗米手段を備
え、洗米槽の外側部にオーバーフロー口を設けて余剰水
を洗米槽外部へ流出させるようにしたものがある(従来
例2)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例1において
は、洗米手段によって洗米した後に、洗米槽の底部より
汚れた(米の糠分等が混ざった)洗米水を外部に流し出
すため、洗浄した米の糠分が再び米に付着することがあ
り、十分な洗米が行えず、また、従来例2におけるオー
バーフロー口を設けて、洗米中の余剰水とともに、洗米
水の上面に浮かんだ米の糠分等を流出させるようにした
としても、余剰水は、洗米水供給手段より供給する洗米
水量分だけ流出するため流出量が少なく米の糠分を流出
させるのには時間がかかり、また、洗米手段により米及
び洗米水を吹上げ筒内外で上下方向に循環させているた
め、オーバーフロー口へ米の糠分等が導かれずに洗米水
及び米とともに上下に循環して洗米槽内部の洗米水が浄
化されにくいと言え、これにより、洗米時間が長く、ま
た、十分な洗米を行うことができない恐れがあり、洗米
効率が悪くなる原因となっていた。
【0005】従来例2については、オーバーフロー口を
設けているため、攪拌装置による洗米中に余剰水ととも
に米の糠分等を流出させることが可能であるが、攪拌装
置によって洗米槽内の米及び洗米水をかき混ぜて洗米す
るため、糠分等も一緒にかき混ぜられてオーバーフロー
口よりこの糠分等を流出させるのは困難であり、従っ
て、十分な洗米が行い難く、洗米の長時間化、洗米効率
の悪化の原因となる。
【0006】そこで、本発明は上述の問題点を解決すべ
く、洗米中に洗米水の上面に浮かんだ米の糠分等の浮遊
物を確実且つ短時間にオーバーフロー口より流出させる
ことができ、これにより、洗米効率を向上させる洗米装
置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、洗米槽2内に
縦設される吹上げ筒9と、該吹上げ筒9の下方に配置し
て該吹上げ筒9内に洗米水を噴射する洗米水供給手段1
0とを有する洗米手段8を備え、該吹上げ筒9内部を通
過し上方へ噴射する米及び洗米水を下方へ反射させる反
射板38を前記吹上げ筒9の上方に備え、洗米槽2外側
部に余剰水を流出させるオーバーフロー口56を備えた
洗米装置において、上述の目的を達成するために以下の
技術的手段を講じている。
【0008】すなわち、前記吹上げ筒9の上方へと噴射
する洗米水及び米を、前記洗米槽2内部に溜まった洗米
水の上面に浮かぶ浮遊物Xが前記吹上げ筒9廻りに循環
するように反射させる羽根部39を前記反射板38の下
面に備えることを特徴としている。前記羽根部39は前
記反射板38の略中央より放射線状に広がって複数枚備
えることを特徴としており、前記羽根部39を左右方向
に弯曲して形成することを特徴としている。
【0009】また、前記浮遊物Xの循環方向の先方側に
おける前記オーバーフロー口56の側縁に導入板67を
備えることを特徴としている。
【0010】
【作用】洗米槽2内部に米を供給したのち、吹上げ筒9
内部に洗米水供給手段により洗米水を噴射する。この際
に、吹上げ筒9の内部に洗米水とともに米が上方へと循
環され、吹上げ筒9より上方へ噴射する。この噴射した
洗米水及び米は、吹上げ筒9の上方に備えた反射板38
により反射されるが、反射板38の下面に備えた羽根部
39により、前記洗米槽2内部に溜まった洗米水の上面
に浮かぶ浮遊物Xが前記吹上げ筒9廻りに循環するよう
に洗米水及び米を反射させる。従って、吹上げ筒9廻り
に循環した浮遊物Xは洗米槽2の内周面側へと導かれ、
外側部に備えたオーバーフロー口56より洗米槽2外へ
と確実且つ短時間に流出して洗米効率を向上させる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。図1〜10は本発明の第1実施例を示しており、図
2及び図5に示すように、洗米装置1は、洗米槽2と、
該洗米槽2内部において洗米を行う洗米手段8と、前記
洗米槽2内部に水加減水を供給する給水手段43等より
なり、前記洗米装置1の下方には、洗米された米を炊く
炊飯装置(図示略)の内釜3を配置し、該内釜3の下方
に貯米庫4を配置して該貯米庫4の下部に備えた計量装
置5により計量した計量米を一旦受箱6に留保した後、
洗米槽2へと計量米を流入可能となっている。
【0012】前記洗米槽2は、下部を漏斗状に形成した
円筒形であり、該洗米槽2の底部の開口が排米口14と
なり、この排米口14を開閉自在とする排米弁15を備
え、上部の開口には上蓋7を設けて洗米槽2内部を密閉
可能としている。この上蓋7上には、前記受箱6に留保
した計量米を洗米槽2へと流入するために受箱6の内部
と洗米槽2の内部とを連通して接続する給米管40を備
えており、同じく上蓋7上に備えた吸引ブロア41によ
り洗米槽2内部を負圧にすることにより受箱6から洗米
槽2へと給米するようにしている。
【0013】また、洗米槽2の下部には円筒形の胴部2
aを備えており、該胴部2aの側部には排水パイプ37
を備え、胴部2a内部には、米粒よりも小さなものを流
通可能な濾筒13を備えている。そして、図6、7に示
すように、胴部2aの下端には基台21が張出状に設け
られ、該基台21の下面には、下方に突出状に設けた複
数の受けローラ26により支持された前記排米弁15が
縦支軸18廻りに水平方向に揺動自在に備えられ、該基
台21の上面には、モータ22が備えられている。そし
て、該モータ22に連結した縦方向の駆動軸23より水
平方向に検出アーム24が突出し、該検出アーム24よ
り下方には揺動軸25が突出し、該揺動軸25と係合す
る係合凹部19aを有する係合アーム19が、縦支軸1
8に挿通する排米弁15の筒軸15aに備えられて、モ
ータ22の正逆回転により検出アーム24及び揺動軸2
5が揺動し、この揺動軸25と係合する係合アーム19
を介して排米弁15を左右に揺動駆動可能となってい
る。
【0014】排米弁15は、平面略扇形に形成してお
り、左右方向略中央にはノズル部11、一側部には米落
下口16を夫々備えており、基台21の下面には、モー
タ22の作動を制御する3個の検出スイッチ27を備え
ている。そして、検出アーム24の自由端が検出スイッ
チ27のストライカとなり、排米弁15の位置、即ち、
米落下口16、ノズル部11、及び両者16、11が外
れた位置の3位置をそれぞれ排米口14の下方に位置づ
けるべくモータ22の作動制御可能となっている。
【0015】なお、基台21の排米口14周囲における
排米弁15との当接面には、Oリング等のシール装置2
0を設けており、洗米槽2内部の水等が基台21と排米
弁15との隙間より漏れることがないようにしている。
図2及び図6に示すように、前記排水パイプ37には排
水箱36が接続されていて、該排水箱36の内部には、
コイルバネで示す付勢手段35によって閉弁方向に付勢
されている排水弁33がホルダー34により摺動自在に
備えられており、この排水箱36と洗米槽2外側部に設
けたオーバーフロー口56とはフロート弁手段53を中
途に有するオーバーフロー管52によって連通されてい
るとともに、排水箱36には機外への排水ホース57が
接続されている。
【0016】前記フロート弁手段53は、弁箱55の弁
座55aをオン、オフするピン球等によるフロート弁5
4を備えてなり、吸引ブロア41を起動して洗米槽2内
を負圧にするとフロート弁54が弁座55aを閉じ、負
圧解除するとフロート弁54は自重で降下して弁座55
aを開くようになっている。前記排米弁15と、排水弁
33とは、連動手段29によって連動されるようになっ
ており、該連動手段29は、排水箱36の支点軸32に
揺動自在に支持されていて、一端が排水弁33のフック
33aに係合されたアーム31と、排米弁15のフック
15bと前記アーム31の他端とを枢結しているロッド
30とからなっている。この連動手段29により、排米
口14の下方に米落下口16又はノズル部11を位置づ
けた際に、付勢手段35により排水弁33が閉弁され、
米落下口16及びノズル部11が排米口14より外れた
際には、排水弁33を開弁するように構成されている。
【0017】前記洗米手段8は、図2に示すように、洗
米槽2内部に支持アーム9aを介して縦設された吹上げ
筒9と、該吹上げ筒9の下方に配置した洗米水供給手段
10とからなっており、該洗米水供給手段10は、前記
排米弁15に備えた前記ノズル部11と、該ノズル部1
1と接続した洗米水供給管12よりなっている。この洗
米水供給管12は中途部にジャバラ管12aを備えてお
り、排米弁15の揺動に伴ってノズル部11が移動する
のに洗米水供給管12が対応できるようになっている。
【0018】前記給水手段43は、洗米槽2に水加減水
(炊飯用の水)を給水しつつ洗米槽2内壁を洗浄可能と
するもので、洗米槽2の上蓋7に設けられた給水部45
と、該給水部45に接続された給水管44よりなり、該
給水管44と、前記洗米水供給管12とは、流量センサ
58を介して元管42に接続されており、該元管42は
水道源又は貯水源に接続されて給水管44及び洗米水供
給管12に夫々給水するようになっている。なお、給水
管44及び洗米水供給管12の中途部には、それぞれ電
磁自動弁よりなる開閉弁59、60を備え、この開閉弁
59、60の開弁により元管42からの供給水がそれぞ
れ給水管44、洗米水供給管12を介して給水部45、
ノズル部11へと流入するようになっている。
【0019】前記給水部45は、図8及び図9に示すよ
うに、上蓋7に固定の固定管46と、該固定管46に内
嵌されて遊転自在となる可動管47と、該可動管47の
側部に設けて噴射ノズル49を先端に有する複数の給水
支管48とからなっている。可動管47の内部には分岐
路47aを形成して給水支管48のそれぞれに水を分岐
し、該給水支管48は略L字状に形成され、複数のそれ
ぞれが洗米槽2内部の上下方向における異なる高さに向
けられている。そして、給水管44から水が給水部45
へと流入し、該給水部45の給水支管48先端の噴射ノ
ズル49より洗米槽2の内壁へむけて水が吹きつけられ
る。図9の矢示Cで示すように内壁に吹きつけられた水
の水圧により、固定管46に遊転自在となる可動管47
は遊転し、従って、矢示Dで示すように、給水部45は
水を内壁に吹きつけつつ縦軸心廻りに遊転し、内壁全周
に均等に吹きつけ可能である。
【0020】前記噴射ノズル49は、図10に示すよう
に、給水支管48の先端に雌ネジ49aが螺合すること
により取り付けられ、噴射ノズル49内部の後端側に
は、正面視略X字状の旋回子49bが着脱自在に嵌挿さ
れ、先端側が先細り状となって、該噴射ノズル49を介
して噴射された水Wは円形状に均等に広がって噴射する
ようになっている。
【0021】給水部45の下部、すなわち可動管47の
下部には、ノズル部50を形成しており、このノズル部
50は、洗米手段8の吹上げ筒9の上方に配置されて該
吹上げ筒9内に水を吹きつけるようになっている。ま
た、前記給水部45の下部には、可動管47の下部周縁
に固定された反射板38を備えており、該反射板38
は、吹上げ筒9の上方を覆う傘状に形成され、吹上げ筒
9の上部開口より吹き上げた洗米水及び米等が衝突して
下方へと反射させて落とすようにしている。
【0022】なお、前記反射板38は、その形状を平板
状とすることができるが、本実施例のように傘状に形成
するのが好ましい。図3及び図4に示すように、前記反
射板38の下面には、反射板38の略中央より放射線状
に広がった複数枚の羽根部39を備え、該羽根部39
は、側面視略三角形の平板状に形成して、複数が同一周
方向に傾斜して備えられている。
【0023】この羽根部39は、吹上げ筒9より上方へ
噴射した洗米水及び米をその傾斜角度に応じて反射方向
を変えるようにしており、図1の矢示Aで示す方向へと
反射させるようにしている。なお、羽根部39の形状
は、三角形状に限られず、半円形、矩形等に形成するこ
とができ、また、枚数は本実施例のように複数枚とせず
に1枚のみとしてもよい。
【0024】上記構成において、洗米動作を説明する
と、貯米庫4の計量部5により計量された計量米は受箱
6に留保され、該計量米は、吸引ブロア41の起動によ
って給米管40を通って洗米槽2へと供給される。この
とき、排米口14は排米弁15によって閉じられている
とともに、フロート弁54は吸引ブロア41による負圧
により弁座55aを閉じている。
【0025】次に、排米口14の下方に洗米水供給手段
10のノズル部11を位置づけるべくモータ22の作動
により排米弁15を揺動させ、洗米工程に移行する。こ
のとき、排水パイプ37は排水弁33により閉じられ、
洗米水供給管12の中途部に備えた開閉弁60が開弁さ
れてノズル部11を介して洗米水が洗米槽2内に供給さ
れる。
【0026】なお、ノズル部11には、これにより噴出
される水によってエアーを導入するエアー導入部65が
設けられ、このエアー導入部65には、上端が洗米槽2
の最高水位よりもやや上方に位置する細管66が接続さ
れている。これにより、水にエアーを混合した気泡水が
ノズル部11より噴射されるようになっている。ノズル
部11より噴射された洗米水は、図2の矢示aで示す如
く吹上げ筒9の内部を米とともに上方へと循環し、矢示
bの如く吹上げ筒9の外部へと筒上部開口より吹き出さ
れ、この洗米水と米の循環により米の糠分が洗浄され
る。このとき、吹上げ筒9の上部開口より吹き出た洗米
水及び米は、給水部45に備えた反射板38に衝突して
下方へと反射され、給水部45に米や糠分が付着するの
を防止するとともに、すばやく洗米水及び米を下方へ落
とすことにより循環効率、ひいては洗米効率を向上して
いる。
【0027】また、反射板38の下面に備えた羽根部3
9に洗米水及び米が衝突すると、この洗米水及び米は羽
根部39の傾斜によって図1の矢示A及び図2の矢示b
に示す方向に反射し、反射した洗米水及び米が洗米槽2
に溜まった洗米水に飛び込むと、洗米槽2の内部に溜ま
った洗米水の上面及び上面に浮かんだ米の糠分等の浮遊
物Xに動きが生じ、図1に示す矢示Bの方向へと吹上げ
筒9廻りに循環する。そして、浮遊物Xは洗米槽2の内
周面側へと向かって導かれて洗米槽2のオーバーフロー
口56より流出されるようになる。従って、米の糠分が
確実且つ短時間に洗米槽2外へと流出されて洗米効率を
向上させている。
【0028】なお、オーバーフロー口56より流出した
米の糠分等の浮遊物Xは、フロート弁手段53を介して
排水箱36に流入し、排水ホース57から機外へ流出す
る。また、洗米槽2内の水量はオーバーフロー弁Fによ
って制限するのが望ましい。また、吹上げ筒9を支持し
ている支持アーム9aは平板状に形成して縦向き配置し
ており、洗米水及び米の洗米槽2内部の循環を妨げるこ
とがなく、この支持アーム9a上に米が積載するのを少
なくしている。
【0029】以上の洗米工程を行った後、洗米水供給管
12の開閉弁60を閉弁することにより洗米水供給手段
10の給水を止め、排米弁15をノズル部11及び米落
下口16が排米口14より外れた位置に位置づけること
により、排水パイプ37は排水弁33により開弁され、
給水手段43より洗米槽2に一旦水を給水しつつ汚水を
排水パイプ37より一挙に流し、その後給水手段43の
給水を停止してざる上げ工程に移行する。
【0030】ざる上げ工程を行った後、排米口14を排
米弁15により開弁する(排米口14の下方に米落下口
16を位置づける)と、米落下口16を介して内釜3へ
と米が投入される。なお、このとき排水パイプ37は閉
弁されている。そして、この米の落下投入の際に、給水
管44の中途部に備えた開閉弁59を開弁し、給水手段
43により水加減水を流入する。この水加減水は、給水
手段43の給水部45より、洗米槽2の内壁及び吹上げ
筒9内部へと向けて吹きつけられ、洗米槽2の内壁を洗
浄、即ち内壁に付着した米を流下して水加減水とともに
内釜3へ投入されるが、給水部45は吹きつけた水の水
圧により縦軸心廻り遊転し、これにより、洗米槽2の内
壁全周に吹きつけることが可能となる。したがって、洗
米槽2に付着した米を確実に洗い流して残留米が残らな
いようにしている。
【0031】そして、給水部45は、複数(本実施例に
おいては3股状)の給水支管48を有して洗米槽2の上
下方向において吹きつけ高さを異なるものとしているた
め、洗米槽2内壁の上、中、下部へと吹きつけることに
より、洗米槽2の全体において均等された強力な水圧に
より、付着した米を流下することができる。そして、吹
上げ筒9の上方に配置したノズル部50を給水部45に
備えて吹上げ筒9内部に付着した米を確実に流下するこ
とができるようになっている。
【0032】なお、給水部45の下部に備えた反射板3
8は、このとき給水部45とともに遊転するが、これに
より反射板38に付着した米を遠心力によって撥ね飛ば
すように働き、反射板38に残留米が残らないようにし
ている。以上により洗米工程が終了し、内釜3を別途備
えた炊飯装置へ移送して炊飯工程を行い、洗米装置1に
おいては次の洗米工程へ移行してこれが繰り返し行われ
る。
【0033】給水手段43は、洗米工程における水加減
水の給水時に使用するに限られず、洗米工程以外の洗米
槽2の洗浄時、即ち、洗米槽2の内部に付着した糠分や
異物を洗浄するのに使用することもできる。図11は本
発明の第2実施例を示しており、羽根部39の形状を左
右方向に弯曲させているものである。本実施例による
と、吹上げ筒より噴射した洗米水及び米が反射板38の
中央より放射線状に広がって飛び散るのを防止でき、効
率よく浮遊物の循環をすることができる。
【0034】図12は本発明の第3実施例を示してお
り、浮遊物Xの循環方向の先方側のオーバーフロー口5
6の側縁に、該循環方向と反対側に傾斜した導入板67
を備えているものである。本実施例によると、循環して
洗米槽2の内周面側に導かれた米の糠分等の浮遊物Xを
導入板67によって強制的にオーバーフロー口56から
流出させるため、これにより確実に洗米槽2外に浮遊物
Xを流出させることが可能である。
【0035】本発明は、上記実施例に限られず、例え
ば、貯米庫下部に備えた受箱から洗米槽への給米方法
を、吸引ブロアを設けずに、受箱に送風装置を設けて風
力にて洗米槽へと給米するようにしたものでも良い。ま
た、上記実施例においては、反射板を給水部の下部に備
えて給水時には給水部とともに遊転するようになってい
るが、給水部を固定のものとし、したがって反射板も固
定のものとすることができる。また、吹上げ筒9の上方
に給水部を備えているため給水部の下部に反射板を備え
るようにしているが、吹上げ筒9の上方に給水部がない
場合等には、反射板を洗米槽の上蓋、又は側壁に支持し
て吹上げ筒9の上方に配置するようにしてもよい。
【0036】また、洗米時に、洗米水及び米の反射方向
と同一方向に反射板をモータ等により強制回転駆動する
ことにより洗米水及び米の反射の勢いが増し、洗米水の
循環をよくすることができる。そして、反射板の下面に
備えた羽根部の傾斜角度等は適宜設計変更可能である。
【0037】
【発明の効果】以上詳述したように本発明は、洗米手段
の吹上げ筒の上方に備えた反射板の下面に羽根部を備え
て洗米槽内の洗米水の上面に浮かぶ浮遊物を吹上げ筒廻
りに循環させるため、該浮遊物は洗米槽内周面側へと導
かれ、確実且つ短時間でオーバーフロー口より流出する
ことができ、したがって、十分な洗米を短時間で行い、
洗米効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す洗米槽内の平面図で
ある。
【図2】本発明の第1実施例を示す洗米装置の断面図で
ある。
【図3】本発明の第1実施例を示す反射板の底面図であ
る。
【図4】本発明の第1実施例を示し、反射板の側面断面
図である。
【図5】本発明の第1実施例を示す構成図である。
【図6】本発明の第1実施例を示し、排米弁の平面図で
ある。
【図7】本発明の第1実施例を示し、洗米槽下部の構成
を示す側面断面図である。
【図8】本発明の第1実施例を示し、(a)は給水部の
平面図、(b)は(a)におけるE−E断面図である。
【図9】本発明の第1実施例を示す給水時の作用図であ
る。
【図10】本発明の第1実施例を示し、(a)は噴射ノ
ズルの側面断面図、(b)は底面図である。
【図11】本発明の第2実施例を示す反射板の底面図で
ある。
【図12】本発明の第3実施例を示す洗米槽内の平面図
である。
【符号の説明】 1 洗米装置 2 洗米槽 8 洗米手段 9 吹上げ筒 10 洗米水供給手段 38 反射板 39 羽根部 56 オーバーフロー口 67 導入板 X 浮遊物

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗米槽(2)内に縦設される吹上げ筒
    (9)と、該吹上げ筒(9)の下方に配置して該吹上げ
    筒(9)内に洗米水を噴射する洗米水供給手段(10)
    とを有する洗米手段(8)を備え、該吹上げ筒(9)内
    部を通過し上方へ噴射する米及び洗米水を下方へ反射さ
    せる反射板(38)を前記吹上げ筒(9)の上方に備
    え、洗米槽(2)外側部に余剰水を流出させるオーバー
    フロー口(56)を備えた洗米装置において、 前記吹上げ筒(9)の上方へと噴射する洗米水及び米
    を、前記洗米槽(2)内部に溜まった洗米水の上面に浮
    かぶ浮遊物(X)が前記吹上げ筒(9)廻りに循環する
    ように反射させる羽根部(39)を前記反射板(38)
    の下面に備えることを特徴とする洗米装置。
  2. 【請求項2】 前記羽根部(39)は前記反射板(3
    8)の略中央より放射線状に広がって複数枚備えること
    を特徴とする請求項1に記載の洗米装置。
  3. 【請求項3】 前記羽根部(39)を左右方向に弯曲し
    て形成することを特徴とする請求項1又は2に記載の洗
    米装置。
  4. 【請求項4】 前記浮遊物(X)の循環方向の先方側に
    おける前記オーバーフロー口(56)の側縁に導入板
    (67)を備えることを特徴とする請求項1に記載の洗
    米装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20040020692A (ko) * 2002-08-31 2004-03-09 설재석 이동식 및 수도와 싱크대 고정부착용 수압을 이용한 쌀세척기

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KR20040020692A (ko) * 2002-08-31 2004-03-09 설재석 이동식 및 수도와 싱크대 고정부착용 수압을 이용한 쌀세척기

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