JPH05103728A

JPH05103728A - 自動洗米機

Info

Publication number: JPH05103728A
Application number: JP26777691A
Authority: JP
Inventors: Masaru Hirozawa; 優広沢; Fumio Maruyama; 文雄丸山
Original assignee: Hoshizaki Electric Co Ltd
Current assignee: Hoshizaki Electric Co Ltd
Priority date: 1991-10-16
Filing date: 1991-10-16
Publication date: 1993-04-27

Abstract

(57)【要約】【目的】自動洗米機において、洗米水の排水、水加減、
炊飯器への米及び水の供給等を簡単な構成により行う。【構成】ハウジング１０内にて回転軸回りに揺動可能に
支持された略半円筒状の洗米槽３０内に、洗米槽３０の
上部の米投入装置２０から米を投入し給水装置４２から
水を流入させる。洗米槽３０内に回転軸回りに回転可能
に組み付けられた撹拌棒４１をモータ４４により回転駆
動させて洗米を行う。洗米槽３０をモータ４３により回
転軸回りに所定方向に揺動させて所定角度傾けて洗米槽
の下方の後側に設けられた排水用タンク４５内に排水を
行うと共に洗米槽３０の揺動角度を選択することにより
水加減を行う。洗米槽３０をモータ４３により前記と逆
方向に揺動させて所定角度傾け、洗米槽３０の下方の前
側に設けられた流下用シュート４６内に洗米された米お
よび炊飯水を流下させ、シュート４６を介して炊飯器５
０に供給する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、洗米槽内に投入された
米の洗米、洗米により汚れた水の排水、水加減、および
洗米された米と炊飯水の炊飯器への供給等を自動的に行
う自動洗米機に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、この種の自動洗米機は、例えば特
開昭６２ー１３７０２０号公報に示されたように、上部
が円筒形で下部が円錐形の洗米槽を備えており、洗米に
より汚れた水を洗米槽下部に設けられた排水管の弁を開
閉することにより機外へ排出している。また、この自動
洗米機においては、洗米槽の側部に同洗米槽に連通する
とともにフロートを収容した側管を設け、同フロートの
位置に応じて洗米槽内の水位を制御することにより水加
減を行うようにしている。さらに、この自動洗米機にお
いては、洗米槽底部に設けられた流出口の弁を開閉する
ことにより炊飯器への米と炊飯水の供給を行っている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
の自動洗米機の場合、洗米水の排水、水加減、炊飯器へ
の米及び水の供給の各行程において弁，側管，フロート
及びその制御装置等を必要とし機構が複雑になるため、
部品点数が多くなると共に機械の組立に時間を要するた
めに洗米機のコストも高くなる。また、洗米機の機構が
複雑なため、汚水に触れる箇所が多くなり洗米機が汚れ
易くなるため、洗米機の清掃や保守の労力が多大にな
る。本発明は、上記した問題を解決しようとするもの
で、洗米水の排水、水加減、炊飯器への米及び水の供給
等を簡易に行うことが可能な簡単な構成の自動洗米機を
提供することを目的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、上記請求項１に係る発明の構成上の特徴は、自動洗
米機において、略半円筒状に構成されてハウジング内に
て中心軸回りに揺動可能に支持され第１駆動装置により
揺動される洗米槽と、前記洗米槽内に前記中心軸回りに
回転可能に組み付けられ第２駆動装置により回転駆動さ
れる撹拌棒と、前記洗米槽の上部にて前記ハウジングに
組み付けられ米を同洗米槽に投入する米投入装置と、前
記洗米槽の上部にてハウジングに組み付けられ水を同洗
米槽に流入させる給水装置と、前記洗米槽の下方であっ
て同洗米槽の前記中心軸を境に一方の側にてハウジング
内に組み込まれた排水装置と、前記洗米槽の下方であっ
て同洗米槽の前記中心軸を境に他方の側にてハウジング
内に組み込まれて同ハウジング底部に置かれた炊飯器に
洗米された米および炊飯水を流下させる流下装置とを備
えたことにある。

【０００５】また、上記請求項２に係る発明の構成上の
特徴は、前記洗米槽の前記排水装置側の円筒面端部を内
側に曲げて構成したことにある。

【０００６】上記請求項３に係る発明の構成上の特徴
は、前記洗米槽の前記排水装置側の円筒面端部近傍に複
数の小さな排水口を設けたことにある。

【０００７】

【発明の作用・効果】上記のように構成した請求項１に
係る発明においては、米投入装置により洗米槽内に米が
投下され、給水装置から洗米槽内に水が供給されると、
洗米槽内にて第２駆動装置により撹拌棒を中心軸の回り
に回転させることにより洗米作動が行われる。洗米によ
り汚れた水は、適宜第１駆動装置により洗米槽を排水装
置側が下になるように中心軸の回りに揺動させて所定角
度傾けることにより、洗米槽から排水装置内に排出され
る。また、第１駆動装置により洗米槽を排水装置側が下
になるように中心軸の回りに揺動させて前記所定角度よ
り小さな任意の角度に傾けることにより、炊飯の水加減
を適正に調節することができる。さらに、洗米終了後に
は第１駆動装置により洗米槽を流下装置側が下になるよ
うに中心軸の回りに揺動させて所定角度傾けることによ
り、洗米された米と炊飯水が流下装置内に流下し、流下
装置を通して炊飯器内に供給される。

【０００８】以上のように、請求項１に係る発明によれ
ば、第１駆動装置により略半円筒状に構成された洗米槽
を中心軸回りに揺動させて、予め選択された所定角度に
洗米槽を傾けることにより、排水，水加減および洗米さ
れた米と炊飯水の炊飯器への供給を容易に行うことがで
きる。そして、このように自動洗米機を簡単な構成とし
たことにより、部品点数を減らすことができるとともに
機械の組立も容易になるので、自動洗米機の価格を低減
させることができる。また、簡単な構成としたことによ
り洗米機が汚水により汚されることが少なくなるため、
自動洗米機の清掃あるいは保守等の労力が軽減される。

【０００９】また、上記のように構成した請求項２に係
る発明においては、第１駆動装置により洗米槽を排水装
置側が下になるように中心軸の回りに揺動させて所定角
度傾けて排水あるいは水加減を行うときに、内側に曲げ
られた円筒面端部が水と共に移動しようとする洗米中の
米をせき止めて洗米槽から排水装置への排出を止めるこ
とができる。これにより請求項２に係る発明によれば、
請求項１に係る発明の効果に加えて、米を無駄にするこ
となく、排水あるいは水加減を行うことができる。

【００１０】また、上記のように構成した請求項３に係
る発明においては、第１駆動装置により洗米槽を排水装
置側が下になるように中心軸の回りに揺動させるとき
に、洗米槽の排水装置側の円筒面端部近傍に設けられた
複数の小さな排水口を通して水が排水装置内に落下す
る。これにより前記請求項１に係る発明の効果に加え
て、洗米水の排出が極めて円滑に行われ、急激な排水に
伴う洗米中の米の洗米槽からの流出を確実に防止するこ
とができる。

【００１１】

【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を用いて説明
すると、図１は同実施例に係る自動洗米機を縦断側面図
により概略的に示している。

【００１２】この自動洗米機は、直方体形状のハウジン
グ１０を備えている。ハウジング１０内は、同ハウジン
グ１０の内側面に固定された上下一対の仕切り板１１，
１２により上室１０ａ，中間室１０ｂおよび下室１０ｃ
に区切られている。

【００１３】上室１０ａには、本願発明の米投入装置２
０を構成する米投下用ホッパ２１が収容されている。こ
の米投下用ホッパ２１は、互いに前後方向に所定距離隔
てて対向し内側に向けて下方に傾斜した一対の傾斜板２
１ａ，２１ｂを備えており、傾斜板２１ａはハウジング
１０の前面に取り付けられ傾斜板２１ｂはハウジング１
０の上面に取り付けられていて、両傾斜板２１ａ，２１
ｂの内端間に横方向に沿ってスリット状の米投入口２１
ｃを形成している。両傾斜板２１ａ，２１ｂの下端部に
は米投入口２１ｃに沿って移動可能にスライド装置２２
が取付けられている。このスライド装置２２には、上方
に向けホッパ２１内に突出した米袋を切断するための刃
物２２ａが固定されると共に、操作レバー２２ｂが内端
にて固定されている。操作レバー２２ｂの外端はハウジ
ング１０の前面から外部に突出し、同操作レバー２２ｂ
の操作によりスライド装置２２が横方向に移動可能とな
っている。また、米投入口２１ｃの下方には米投下用ホ
ッパ２１から落下する米を洗米槽３０に導く米誘導用シ
ュート２３が仕切り板１１に取り付けられている。な
お、米投入装置については上記形式のものに限らず、例
えば計量機構付きの貯蔵槽のようなものであってもよ
い。

【００１４】中間室１０ｂには、米誘導用シュート２３
の下方にて洗米槽３０が備えられている。洗米槽３０
は、図１〜図３に示すように、略半円筒形状の半円筒面
部３１および同半円筒面部の両側縁に一体的に取り付け
られた一対の側板３２，３３を備えている。半円筒面部
３１は前端部３１ａの方が後端部３１ｂにくらべて高さ
が低く形成されており、前端部３１ａには外側に向けて
水平にフランジ部３１ａ₁ が設けられており、後端部３
１ｂには内側に向けて水平にフランジ部３１ｂ₁が設け
られている。半円筒面部３１の後部の側板３３の近傍位
置に、図２に示すように、円筒面を貫通して形成された
複数の小孔（米粒より径が小さい）からなる排水口３４
が形成されており、排水口３４の周囲には長方形の板を
コ字状に組み合わせた案内板３５が一体的に取り付けら
れている。

【００１５】両側板３２，３３の半円の中心位置Ｏに
は、図２および図３に示すように、貫通口がそれぞれ設
けられており、同両貫通口には回転軸３６が回転可能に
貫通している。この回転軸３６は、ハウジング１０の上
下方向中間部分の左右両側壁にてブラケットに取り付け
られた軸受け（図示しない）に回転可能に支持され、こ
れにより洗米槽３０はハウジング１０内に揺動可能に支
持される。両側板３２，３３の外側面には、回転軸３６
を回転可能に貫通させたボス部３２ａ，３３ａが一体的
に取り付けられ、ボス部３２ａの右端にはスプロケット
３２ａ₁ が形成されている。スプロケット３２ａ₁ は、
中間室１０ｂ内の後部右側位置にて仕切り板１１に固定
された洗米槽用モータ４３の回転軸に取り付けられたス
プロケット４３ａとチェーン４３ｂにより連結されてお
り、洗米槽３０はモータ４３の回転により回転軸３６を
中心に揺動するようになっている。

【００１６】洗米槽３０内には、撹拌棒４１が収容され
ている。撹拌棒４１は、４本の細いステンレス製の棒を
コ字状に曲げ径方向寸法が洗米槽３０の円筒部分の径よ
り小さくまた長さ方向の寸法が洗米槽３０の横方向の寸
法より短く形成されてなり、洗米槽３０の横方向の寸法
よりやや短く回転軸３６よりやや径の大きな中空のパイ
プ４１ａの表面に垂直に４本が互いに直交するように取
り付けられている。そして、撹拌棒４１はパイプ４１ａ
を回転軸３６に嵌挿して所定位置に固定することにより
回転軸３６に取り付けられている。これら４本の撹拌棒
４１の径方向の長さは各々若干異なっており、洗米槽３
０内の高さの異なる部分の米を効果的に撹拌することが
できるようになっている。なお、撹拌棒の数は４本に限
るものではなく、適宜その数を増減することができる。
回転軸３６の外周上には、洗米槽３０のボス部３２ａの
近接外側位置にてボス部３７ａが固定されており、同ボ
ス部３７ａにはスプロケット３７ａ₁が設けられてい
る。スプロケット３７ａ₁は、中間室１０ｂ内の後部右
側の洗米槽用モータ４３の下方位置にてハウジング１０
の後側壁に固定された撹拌棒用モータ４４の回転軸に取
り付けられたスプロケット４４ａとチェーン４４ｂによ
って連結されており、撹拌棒４１はモータ４４の回転に
より回転軸３６と一体になって回転するようになってい
る。

【００１７】また、この中間室１０ａには、洗米槽３０
の上部にて本願発明の給水装置としての散水管４２が設
けられ、洗米槽３０の下部には排水用タンク４５と流下
用シュート４６が設けられている。

【００１８】散水管４２は、円筒状に構成されるととも
にその下端部に複数の噴射口を有してなり、ハウジング
１０の外部の給水源から供給管４２ａを介して供給され
た洗米水を複数の噴射口を通して洗米槽３０内に散水す
るようになっている。供給管４２ａには給水弁（図示し
ない）が介装されており、同給水弁が開閉成して散水管
４２への給水を制御する。

【００１９】排水用タンク４５は、図１に示すように、
洗米槽３０の後部の円筒面に近接して配設され、タンク
外壁面に取り付けられた支持金具（図示しない）にてハ
ウジング１０内の両側壁に固定されている。この排水用
タンク４５は、箱体状に形成されるとともに前記洗米槽
３０の円筒面との対向部分が円弧状に切り欠かれ、その
底面には下方に突出して排水筒４５ａ設けられている。
排水筒４５ａは外部へ連通する排水管（図示しない）に
接続され、同排水管を通して排水用タンク４５に排出さ
れた汚れた洗米水をハウジング１０の外部に排出する。

【００２０】流下用シュート４６は、図１に示すよう
に、洗米槽３０前部の円筒面に近接して配設され、シュ
ート外壁面に取り付けられた支持金具（図示しない）に
てハウジング１０の内壁面に固定されている。この流下
用シュート４６は、左右の幅が洗米槽３０の左右方向寸
法よりやや大きい中空の受け部４６ａと、その下端に一
体的に配設されホッパ部４６ｂと、ホッパ部４６ｂ下端
に一体的に取り付けられた投下筒４６ｃとを備えてお
り、受け部４６ａの円筒面との対向部分が円筒状に切り
欠かれている。また、投下筒４６ｃは仕切り板１２を貫
通して下室１０ｃに設けられた自動炊飯器５０上に開口
している。

【００２１】下室１０ｃには、台５１が設けられてお
り、台５１は底板１３上に前後方向に摺動可能に載置さ
れている。自動炊飯器５０は、底面に設けられた脚５０
ａにより台５１上に載置されており、台５１を前方に引
き出すことによりハウジング１０の外部に取り出される
ようになっている。この自動炊飯器５０は、流下用シュ
ート４６の投下筒４６ｃから供給された米と炊飯水を内
部に収容し、下室１０ｃ内にてあるいはハウジング１０
外の別の場所にて炊飯を行う。なお、炊飯は後述する電
気制御装置Ｓの制御下にて行うようにしてもよい。

【００２２】電気制御装置Ｓは、上室１０ａの仕切り板
１１上に載置されており、マイクロコンピュータ等によ
り構成されている。この電気制御装置Ｓは、図４のフロ
ーチャートに対応したプログラムを実行し、洗米槽用モ
ータ４３、撹拌棒用モータ４４の駆動および散水管４２
の給水弁の開閉等を制御する。

【００２３】つぎに、上記のように構成した自動洗米機
の動作について説明する。使用に際し、作業者が電源ス
イッチ（図示しない）を投入すると共に米投下用ホッパ
２１に未開封の米袋を載置し、操作レバー２２ｂを左右
方向に動かすと、刃物２２ａによって米袋が切断され内
部の米が自身の重量と米投下用ホッパ２１の傾斜板２１
ａ，２１ｂの作用により投入口２１ｃより下方へ円滑に
落下し、米誘導用シュート２３を通して洗米槽３０内に
落下する。

【００２４】前記電源スイッチの投入により電気制御装
置Ｓの制御下にて洗米作動が開始される。まず、給水弁
が所定時間開放されて、散水管４２を介して洗米槽３０
内に洗米水を散水させる（ステップ６１）。洗米槽３０
内に所定量の米と水が収容された状態にて、撹拌棒４１
が数１０秒間回転して洗米を行う（ステップ６２）。洗
米終了後に、洗米槽３０は、図５(a) に示すように、α
方向に角度Ｘ₁ 揺動して全排水位置に移動する（ステッ
プ６３）。しかして、洗米槽３０の揺動中に汚れた洗米
水は、洗米槽３０の円筒面に設けられた排水口３４を通
して円滑に排水用タンク４５内に排出されるので、洗米
槽の急激な揺動により洗米中の米が洗米水と共に洗米槽
３０の外部へ流出することが防止される。このとき、排
水口３４の周囲に設けられた案内板３５は、洗米水が円
筒面を伝って下方に流下することを防止し排水用タンク
４５内に適正に導く。また、洗米槽３０の揺動中に、洗
米槽３０の円筒面の後部上端部に内側に向けて設けられ
たフランジ部３１ｂ₁ が洗米中の米をせき止めて、米の
洗米槽３０の後部上端部から外部への流出を防止する。

【００２５】洗米槽３０が全排水位置にて数秒間保持さ
れた後、再び洗米槽３０は、図５(b)に示すように、β
方向に揺動して角度Ｘ₂位置に移動する（ステップ６
４）。洗米槽３０が角度Ｘ₂ 位置に移動して数秒経過し
た後、撹拌棒４１は回転を開始し洗米槽内に水の無い状
態で数１０秒間揉み洗いを行う（ステップ６５）。揉み
洗い作動後も、撹拌棒４１は回転を継続すると共に、給
水弁が開放され散水管４２からの洗米槽３０内への散水
が開始される。この状態において、散水管４２からの給
水が行われつつ撹拌棒４１による洗米が数分間行われる
が（ステップ６６）、汚れた洗米水は洗米槽が所定角度
Ｘ₂ 位置にあるため、排水口３４から円滑に排水用タン
ク４５に排出されるようになっている。この洗米作動の
終了後、洗米槽３０は再び全排水位置に移動し、数秒間
洗米により汚れた水を排水用タンク４５に排出する（ス
テップ６７）。

【００２６】つぎに、洗米槽３０はβ方向に揺動して所
定角度Ｘ₂ 位置に移動し、洗米槽３０内に供給される米
の量に応じた炊飯水量を規定するための水加減を行う
（ステップ６８）。水加減位置は供給される米の量に応
じて予め定められており、洗米槽３０の傾きの角度Ｘ₂
を調節することにより適正な水加減位置を選択すること
ができる。ここで、給水弁が開放され、散水管４２から
水加減位置にある洗米槽３０内への散水が開始され、数
１０秒間給水が行われる（ステップ６９）。このとき、
余剰の水は傾いた洗米槽３０の排水口３４から排水用タ
ンク４５内に排出される。

【００２７】水加減終了後に、洗米槽３０はβ方向に揺
動して、図５(c) に示すように、洗米槽３０の初期の水
平位置から角度Ｘ₃ 回転した位置に移動する（ステップ
７０）。洗米槽３０の角度Ｘ₃ 位置への移動中に、洗米
槽３０内の米および炊飯水は流下用シュート４６内に排
出され、同シュート４６を通して自動炊飯器５０内へ米
と炊飯水が供給されて洗米作動を終了する。その後、米
と炊飯水の収容された炊飯器５０において、炊飯作動が
行われる。

【００２８】上記したように本実施例においては、略半
円筒形状の洗米槽３０を電気制御装置Ｓの制御により中
心軸の回りに揺動させ所定角度に調節することのみによ
り、洗米，排水，水加減および炊飯器への米と水の供給
等の一連の洗米作動をきわめて簡単に行うことができ
る。また、このように自動洗米機を簡単な構成としたこ
とにより、部品点数を減らすことができるとともに洗米
機の組立も容易になるので、洗米機の価格を低減させる
ことができる。また、簡単な構成としたことにより、洗
米機内の洗米水による汚れが少なくなり、自動洗米機の
清掃あるいは保守等の労力が軽減される。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例に係る自動洗米機の縦断側面
図である。

【図２】同自動洗米機の要部である洗米槽の斜視図であ
る。

【図３】同洗米槽の平面図及び同平面図の３ー３線方向
の断面図である。

【図４】同自動洗米機の動作を示すフローチャートであ
る。

【図５】同洗米槽の作動を示す作動説明図である。

【符号の説明】

１０…ハウジング、２０…米投入装置、３０…洗米槽、
３１ｂ₁ …フランジ部、３４…排水口、３６…回転軸、
４１…撹拌棒、４２…散水管、４３…洗米槽用モータ、
４４…撹拌棒用モータ、４５…排水用タンク、４６…流
下用シュート、５０…炊飯器。

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】略半円筒状に構成されてハウジング内に
て中心軸回りに揺動可能に支持され第１駆動装置により
揺動される洗米槽と、前記洗米槽内に前記中心軸回りに
回転可能に組み付けられ第２駆動装置により回転駆動さ
れる撹拌棒と、前記洗米槽の上部にて前記ハウジングに
組み付けられ米を同洗米槽に投入する米投入装置と、前
記洗米槽の上部にてハウジングに組み付けられ水を同洗
米槽に流入させる給水装置と、前記洗米槽の下方であっ
て同洗米槽の前記中心軸を境に一方の側にてハウジング
内に組み込まれた排水装置と、前記洗米槽の下方であっ
て同洗米槽の前記中心軸を境に他方の側にてハウジング
内に組み込まれて同ハウジング底部に置かれた炊飯器に
洗米された米および炊飯水を流下させる流下装置とを備
えたことを特徴とする自動洗米機。
【請求項２】前記洗米槽の前記排水装置側の円筒面端部
を内側に曲げて構成したことを特徴とする前記請求項１
に記載の自動洗米機。
【請求項３】前記洗米槽の前記排水装置側の円筒面端部
近傍に複数の小さな排水口を設けた前記請求項１に記載
の自動洗米機。