JPH10192136A - 洗米装置 - Google Patents

洗米装置

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JPH10192136A
JPH10192136A JP683897A JP683897A JPH10192136A JP H10192136 A JPH10192136 A JP H10192136A JP 683897 A JP683897 A JP 683897A JP 683897 A JP683897 A JP 683897A JP H10192136 A JPH10192136 A JP H10192136A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 洗米性能の向上を企図した洗米装置を提供す
る。 【解決手段】 米を投入する洗米槽4と、この洗米槽4
内に給水するための給水部46A,46B,46Cと、
洗米槽4内の米を攪拌すべく縦軸廻りに回転される攪拌
部材19とを備えた洗米装置において、前記攪拌部材1
9の回転方向Aに水流が生じるように、給水部46A,
46B,46Cから水を噴出させるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、洗米槽内
に供給された米を洗い、水加減をして排出する動作をマ
イコン制御により自動的に行う自動洗米機に採用される
洗米装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、米を投入する洗米槽と、洗米槽内
に給水する給水ノズルと、米を攪拌すべく縦軸廻りに回
転する攪拌部材とを備え、洗米槽に米を投入すると共
に、給水して米を攪拌することによって洗米し、その
後、水加減をし、洗米槽下端の排米弁を下降させて排米
孔を開口させることによって、洗米槽下方に配置した炊
飯器の内釜に水加減がされた米を落下供給するという一
連の動作をマイコン制御によって自動的に行うようにし
た自動洗米機がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来のものにあっ
ては、給水ノズルは洗米槽の上部に位置し、その給水ノ
ズルから噴出する水は下方に指向されていることから、
攪拌部材による攪拌作用を妨げて洗米性能を低下させる
ものである。また、洗米時又は洗浄時において、洗米槽
の内面に付着した米やぬか等を洗い流せないという問題
もある。
【0004】そこで本発明は、攪拌性能を向上させるこ
とによって洗米性能を向上させることを主目的とすると
共に、洗米槽内面に付着する米,ぬか等を除去すること
も目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明が前記目的を達成
するために講じた技術的手段は、請求項1では、米を投
入する洗米槽4と、この洗米槽4内に給水するための給
水部46A,46B,46Cと、洗米槽4内の米を攪拌
すべく縦軸廻りに回転される攪拌部材19とを備えた洗
米装置において、前記攪拌部材19の回転方向Aに水流
が生じるように、給水部46A,46B,46Cから水
を噴出させるようにしたことを特徴とする。
【0006】請求項2では、洗米槽4の内面上部に、給
水部46A,46B,46Cから噴出する水を接当させ
るようにしたことを特徴とする。請求項3では、給水部
46A,46B,46Cを複数設けると共に、洗米後、
水加減をして洗米槽4から排出させるように構成し、水
加減時に、少なくとも1つの給水部46Cからの水の噴
出を停止させるようにしたことを特徴とする。
【0007】請求項4では、洗米槽4の上部に洗米槽4
内の水をオーバーフローさせるためのオーバーフロー口
37を設け、複数の給水部46A,46B,46Cの
内、このオーバーフロー口37に対応する給水部46C
を停止させるようにしたことを特徴とする。請求項5で
は、洗米槽4の上方に該洗米槽4内に米を供給するため
の米投入部14を設け、この米投入部14の下方側に給
水部46Bから噴出される水が米投入部14内に侵入す
るのを防止する防水部材57を設けたことを特徴とす
る。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図2及び図3は、炊飯する米の量
に応じて洗米し、その後、米の量に応じた水加減をして
排出する動作をマイコン制御により自動的に行う自動洗
米機1の概略構成図を示す。
【0009】この自動洗米機1は、フレーム2と、該フ
レーム2の上部に取付固定されたケース3と、該ケース
3の下面に取付固定された洗米槽4と、該洗米槽4の下
方に配置されてフレーム2の下部に取付固定された載置
台5とによって主構成されており、洗米槽4と載置台5
との間には、載置台5上に炊飯器の内釜6,その他の容
器又は炊飯器が載置可能な空間が設けらている。
【0010】フレーム2は、左右方向に所定間隔をおい
て対向配置された左右一対の支柱7の上下及び中途部
を、上下連結部材8,9及び中間連結部材10で相互に
連結して構成されている。ケース3は、図4乃至図6に
示すように、板材によって形成されていて、上壁部3A
と前後壁部3B,3Cと左右側壁部3Dと底壁部3Eと
から四角箱形に形成されていて、底壁部3Eの後部が前
記フレーム2の左右支柱7の上端部に取付固定されてい
る。ケース3の前上部には米投入口11が形成され、底
壁部3Eの前部には洗米槽4に連通して該洗米槽4に米
を供給する米供給口12が形成され、ケース3内前部に
は米投入口11から米供給口12へと米を案内する米投
入シュート13が配置されて固定され、これらによっ
て、洗米槽4に米を供給するための米投入部14がケー
ス3に収納状として構成されていて、ケース3前部に組
み込まれている。
【0011】米投入口11は、ケース上壁部3Aの前部
に形成された矩形状の開口11Aと、ケース前壁部3B
の上部に、前記開口11Aの前縁から下方に延設状とさ
れて形成された切欠部11Bとから形成されており、こ
の米投入口11は蓋体15によって閉塞されている。こ
の蓋体15の後縁側はケース上壁部3Aに左右一対のヒ
ンジ16によって左右軸廻りに回動自在に取り付けられ
ていて、米投入口11が開閉自在とされている。
【0012】米投入シュート13は、板材によって形成
されてケース上壁部3A及び底壁部3E等に固定され、
前後壁部13A,13B及び左右側壁部13Cとから上
下開口状に形成されると共に、下方に向かうに従って先
窄まり状に形成されている。この米投入シュート13の
上端開口は前記米投入口11に対応した大きさに形成さ
れ、下端開口は米供給口12に対応した大きさに形成さ
れている。
【0013】前記米投入口11に切欠部11Bを設ける
ことによって米投入部11の前縁がケース3上面よりも
下方に位置(左右側縁及び後縁よりも下方に位置)する
こととなり、図7に示すように、米を透明の樹脂製袋に
袋詰めしたパック米を投入する際において、該パック米
を持ち上げる高さが低くなり、米が投入し易くなるとい
う効果を奏する。
【0014】また、パック米を投入する際には、袋の開
封した側を米投入口11の前側の縁に載せるようにする
が、このとき、米投入口11の前縁よりも左右側縁及び
後縁が高いことから、米投入シュート13の左右側壁部
13C及び後壁部13Bの上部がガイドとなって、米の
こぼれが防止されるという効果を奏すると共に、米投入
シュート13の左右側壁部13Cによって袋の左右方向
の移動が規制され、左右方向に落ちることがないという
効果を奏する。
【0015】また、ケース3前面は鉛直面に形成され、
洗米槽4前端と前後方向略同位置にあり、洗米槽4から
大きく突出していないことから内釜6をセット又は取り
出す際に頭等があたることがない(従来のものにあって
は、ホッパが洗米槽から大きく突出している)。前記ケ
ース上壁部3Aの下面の蓋体取付部分には蓋体15が開
いているか否かを検出するセンサ17が取り付けられて
いる。
【0016】洗米槽4は、上部が円筒状で下部が漏斗状
に形成されて上下に開口状とされており、ケース底壁部
3Eにボルト等によって取付固定されていて、洗米槽4
の上端開口がケース底壁部3Eによって閉塞状とされて
いる。この洗米槽4内には、槽内の米を攪拌するための
攪拌棒等からなる攪拌部材19が設けられており、この
攪拌部材19は、ケース底壁部3Eを貫通すると共に該
底壁部3Eに取付固定された支持筒20にベアリングを
介して縦軸(上下方向の軸心)廻りに回転自在に支持さ
れた筒状の回転軸21に取付固定されている。
【0017】この回転軸21の上部はケース3内に突出
状とされると共に、該上部にベベルギヤ22が固定さ
れ、このベベルギヤ22はケース3内の米投入シュート
13後方に配置されたモータ23の出力軸に固定された
ベベルギヤ24に咬合されており、モータ23によって
攪拌部材19が、図1の矢示A方向に回転駆動されるよ
うに構成されている。
【0018】図4に示すように、洗米槽4の下端部には
下端開口からの水を排水するための排水ジャケット25
が設けられ、この排水ジャケット25は上下開口状とさ
れており、洗米槽4の下端側に下方から係合して、該洗
米槽4の下端側外周面に固定されたフランジ26に取付
固定されている。前記フランジ26の後部には、板材か
らなると共に洗米槽4の後方に配置された支持部材27
の前部が取付固定され、この支持部材27の中途部は下
方に向けて折曲され、さらに後部は後方に向けて折曲さ
れている。また、この支持部材27の後部はフレーム2
の中間連結部材10に取付固定されており、該支持部材
27によって洗米槽4の下部が支持されている。
【0019】排水ジャケット25の下端開口は排米口2
8とされ、この排米口28は円錐状の排米弁29で閉塞
され、排米弁29は前記回転軸21を挿通する弁棒30
の下端部に取付けられている。排水ジャケット25内に
は、洗米槽4の下端開口と排米口28との間の空間を取
り囲むように截頭円錐筒状に形成された分離板31が設
けられ、この分離板31は水は通すが米は通さない小孔
が多数形成されており、米の研ぎ汁を小さな不純物と共
に排水できるようになっている。
【0020】排水ジャケット25の後部には排水パイプ
32が接続され、この排水パイプ32は洗米槽4から後
方に配設されて、洗米槽4後方の、支持部材27の後部
上方に配置された排水ボックス33に接続され、ここか
ら排水ホース34を介して下水等に洗米槽4からの米の
研ぎ汁が排水される。この排水ボックス33の下方に支
持部材27が位置されていることから、内釜6等が下方
から排水ボックス33に接当するのが、この支持部材2
7によって防止される。また、洗米槽4の下部と、フレ
ーム2の中間連結部材10と排水ボックス33とを結合
することによって、フレーム2等の強度アップが図られ
ている。
【0021】排水ボックス33の上面側には縦排水パイ
プ35が接続され、この縦排水パイプ35は洗米槽4の
上部後面側に取付固定されたオーバーフロー箱36の下
面側の接続部に接続されている。このオーバーフロー箱
36は洗米槽4に対向する側が開口状とされ、この開口
の範囲内において、洗米槽4上部後面側にオーバーフロ
ー口37が形成されていて、洗米槽4内の水が上部から
オーバーフロー口37,オーバーフロー箱36、縦排水
パイプ35及び排水ボックス33を介して排水できるよ
うになっている。
【0022】なお、排水ボックス33内には排水パイプ
32の排水口を開閉自在に閉塞する開閉弁38が設けら
れている。このように、排水ボックス33が洗米槽4の
後方に在り、それに対応して排水パイプ32と縦排水パ
イプ35も洗米槽の後方に在ることから、これらが左右
方向側方に在るものに比べ、内釜6を載置台5上に左右
方向からセットするとき又は左右方向に取り出すとき
に、これらが邪魔になるということがないという効果を
奏する。
【0023】また、排水ボックス33の側方には、検出
器39が設けられており、この検出器39の接触子39
aは洗米槽4と載置台5との間の内釜載置空間に延出さ
れており、内釜6が載置台5に載置されて前記接触子3
9aが内釜6に接触することによって、内釜5がセット
されていることが検出されるようになっている。図4及
び図5に示すように、弁棒30の上部はケース3内下部
の、米投入シュート13後方に設けられた昇降手段40
によって昇降自在に支持されており、弁棒30を昇降す
ることによって、排米口28が開閉される。
【0024】昇降手段50は、ケース底壁部3Eに固定
の支持部材41に横軸42を介して上下揺動自在に支持
された昇降アーム43の先端側を弁棒30に係合させ、
モータ44によって駆動されるカム45によって昇降ア
ーム43の基部側を昇降させることによって弁棒30を
昇降させるように構成されている。前述したように、ケ
ース3の後部には、攪拌部材19を回転駆動させるため
の、モータ23、ベベルギヤ22,24や、排米弁29
を昇降駆動するための昇降手段50等の駆動部Kが収納
され、ケース3内の米投入部14後方が駆動部K収納空
間とされている。
【0025】図1、図4及び図6等に示すように、ケー
ス底壁部3Eの下面には、水を拡散状(シャワー状)に
噴出させる第1〜3のノズル(給水部)46A,46
B,46Cが取り付けられ、これらノズル46A,46
B,46Cは洗米槽4の円周方向等分配置されていて、
該洗米槽4の円周方向において、第1のノズル46Aは
オーバーフロー口37の攪拌部材回転方向A前方側に配
置され、第2のノズル46Bは米供給口12の攪拌部材
回転方向A後方近傍に配置され、第3のノズル46Cは
米供給口12とオーバーフロー口37との間の米供給口
12寄りに配置されている。
【0026】そして、これら第1〜3のノズル46A,
46B,46Cは、攪拌部材回転方向A後方から前方に
向けて水が噴出されるように、ノズルの噴出口が洗米槽
4の円周方向に沿う方向に指向されている。ケース3内
には、ホース等を介して水道に接続された給水管47
が、洗米槽4の背面左側からケース3内に挿入されてい
る。この給水管47の上流側には、手動の止水弁48が
設けられ、給水管47の下流側には、給水管47内を流
れる水の流量を検出する流量計49を介して水路を2方
向に分岐する第1分岐管50が接続され、この第1分岐
管50には洗米槽4への水の供給を制御する第1,2の
電磁弁51,52が接続されている。
【0027】第1の電磁弁51には、水路を2方向に分
岐する第2分岐管53が接続され、この第2分岐管53
に供給管54,55を介して第1,2のノズル46A,
46Bが接続され、第2の電磁弁52は供給管56を介
して第3のノズル46Cに接続されている。前記ノズル
の配置構成にあっては、第2のノズル46Bが米供給口
12の攪拌部材回転方向A後方近傍にあり、しかも、噴
出口が洗米槽4の円周方向に沿う方向に指向されている
ことから、第2のノズル46Bから噴出される水が米供
給口12を通って米供給シュート13内に侵入して、該
シュート13内面を濡らし、シュート13内面に米,ぬ
か等が付着し易くなる惧れがあるが、米供給口12の攪
拌部材回転方向A後方側には、第2のノズル46Bから
噴出される水が米供給口12を通って米投入シュート1
3(米投入部14)内に侵入するのを防止する防水部材
57が設けられている。この防水部材57は板材をく字
形に折曲して形成され、ケース底壁部3E下面に取付固
定されている。
【0028】なお、防水部材60を設けず、第2のノズ
ル46Bの水噴出方向を変えることで対処すると、洗米
槽4内面に充分に水がかからないということになる。ケ
ース3の前面には、操作パネル58が設けられ、ケース
左側壁部3D内面には、制御装置59が設けられてい
る。操作パネル58は、右側に、図8に示すように、液
晶表示画面61と、主操作部62と、工程表示部63と
が設けられ、左側に、設定操作部64が設けられてい
る。
【0029】液晶表示画面61には、上部に米投入表示
部65が設けられ、中央部にモード表示部66が設けら
れ、左側に残米処理表示部66が設けられ、下部の上側
に確認表示部57が、下側には給水表示部58が設けら
れている。主操作部62は、洗米機1の運転を開始させ
るスタートスイッチ69と、モードを選択する上下一対
のモードスイッチ70と、残米処理スイッチ71とから
なる。
【0030】工程表示部63には、米を洗っている最中
であることを知らせる洗米工程表示部72と、水加減か
ら下方の内釜6に排出する排米までの工程であることを
知らせる水加減/排米工程表示部73と、排米を終了し
たことを知らせる洗米完了表示部74とからなり、各表
示部にはランプが設けられていて、該ランプが点灯する
ことによってどの工程であるかを表示するようになって
いる。
【0031】前記モード表示部66には、モード番号
と、洗米量と、水加減と、洗い方が表示される。モード
は複数(例えば3つ)あり、各モードには、設定操作部
64のキースイッチによって、洗米量、水加減、洗い方
の各運転条件が設定入力されており、モードの切り換え
(モードを選択すること)によって、パート・アルバイ
トの者でも容易に運転条件の設定が行えるようになって
いる。
【0032】これは、米の種類、ご飯の使用方法(寿
司、白飯、丼、炒め物等)、使う時間(洗米後すぐ、洗
米後翌日の朝等)によって、洗米量に対する水加減、洗
い方の条件を設定しなければならないが、よく知ってい
るものでなければ設定条件を入力できないことから、前
述のように複数のモードを設けておいて、モードの切換
えによって、運転条件の設定が行えるようにしたのであ
る。
【0033】なお、洗米量とは、米の重量を示す。ま
た、水加減の表示は0の場合が、炊飯器メーカが標準の
米に対して規定している水量であり、マイナス表示であ
れば該規定量から所定量減らし、プラス表示であれば規
定量から所定量増やすという意味であり、段階的に設定
できるようになっている。また、各モードの運転条件は
設定操作部64のキースイッチによって変更自在であ
る。
【0034】載置台5上に内釜6がセットされていない
場合には、図10に示すように、確認表示部57の左側
に内釜セット確認が表示され、内釜6がセットされてい
ると表示されない。また、残米処理スイッチ71を押す
と、図11に示すように、残米処理表示部66に残米処
理中が表示されると共に米投入表示部65に米投入禁止
が表示され、一定時間、ノズル46A,46B,46C
から洗米槽4内に給水され、洗米槽4内面に付着した米
を落とすことができる。このとき、又はスタートスイッ
チ62を押したとき等において、ノズル46A,46
B,46Cからの所定時間内での給水量が所定量あるか
否かが流量計49によってチェックされ、所定時間内で
の水量が所定量ない場合又は所定量よりも多い場合に、
図10に示すように、確認表示部57の右側に給水確認
が表示され、所定時間内での水量が所定量である場合に
は、表示されない。
【0035】なお、給水確認が表示された場合には、給
水管47の止水弁48の開閉量を変えて流量を調節す
る。また、設定操作部64には、給水スイッチが設けら
れており、該スイッチを押すと、図12に示すように、
給水表示部58に給水中が表示されると共に米投入表示
部65に米投入禁止が表示され、一定時間、洗米槽4内
に給水され、1日の作業が終了した時点で洗米槽4の洗
浄が行えるようになっている。
【0036】この給水スイッチを押したとき、給水表示
部58には水の流量が表示される。したがって、この給
水スイッチを利用することによって、給水確認が表示さ
れた場合に、流量がいくら少ないか(又は多いか)を知
ることができる。前記構成の自動洗米機1において、所
定量の米を洗米する場合、先ず、蓋体15を開けてスタ
ートスイッチ69を押し、給水しながら米を米投入口1
2から投入する(スタートスイッチ69を押す前に米を
投入しても、勿論よい)。
【0037】スタートスイッチ69を押す前は、図8に
示すように、米投入表示部65に米投入可が表示され、
スタートスイッチ69を押すと、図9に示すように、米
投入表示部65に米投入禁止が表示される。なお、図9
はモード2を選択した場合を示している。そして、スタ
ートスイッチ69を押した後は、選択したモードの設定
条件で、前記制御装置59により自動運転される。
【0038】すなわち、運転がスタートされると、先
ず、第1〜3のノズル46A,46B,46Cから洗米
槽4内に給水しながら攪拌部材19により米を攪拌する
ことによって、洗米槽4内に供給された米が洗われ、同
時に濁水等が排水ジャケット25から排水される。この
とき、第1〜3のノズル46A,46B,46Cから水
が攪拌部材回転方向A前方に向けて噴出されるので、該
噴出される水によって攪拌部材回転方向Aに水流が生
じ、これによって、攪拌作用を助け、洗米性能が向上さ
れる。
【0039】この洗い動作を所定時間行った後、給水を
停止すると共に水を切り、米を攪拌部材19により攪拌
することにより研米動作が行われ、これら洗い動作と研
米動作とを数回行った後、排水ジャケット25からの排
水を停止し、洗米槽4内に給水して、濁水等をオーバー
フロー口37からオーバーフローさせ、洗米動作が終了
する。
【0040】洗米動作が終了すると、洗米槽4内の水が
排水ジャケット25から全部排水される。その後、排水
ジャケット25からの排水を停止して、水加減がなされ
るが、このとき、第2の電磁弁52によって第3のノズ
ル46Cからの給水を停止し、第1,2のノズル46
A,46のみで水加減をする。これによって、単位時間
あたりの給水量を少なくして水加減時の給水量の制御を
行い易くなり、水加減を正確に行えるという効果を奏す
る。
【0041】なお、第1又は第2のノズル46A,4
6、1つだけで水加減の給水を行ってもよい。また、第
3のノズル46Cからの給水を停止させるのは、第3の
ノズル46Cがオーバーフロー口37に対応しており、
オーバーフロー口37から水加減の水が流れ出ないよう
にするためである。また、各ノズル46A,46B,4
6Cから噴出する水は洗米槽4の内面にあたり、該洗米
槽4内面を旋回しながら流下するので、洗米時、水加減
時、残米処理時、洗浄時等において、洗米槽4内面に付
着する米、ぬか等を流すことができる。
【0042】水加減が終わると、排米弁29が下降して
排米口28が開き、該排米口28から米が内釜6に落下
供給される。その後、排米弁29が上昇し、排米口28
を閉じて洗米工程が完了し、米投入表示部65に米投入
可が表示される。なお、内釜5は炊飯器本体に移されて
炊飯が行われる。また、洗米動作を行った後、水加減す
るまでにざる上げ工程が入れられる場合もある。
【0043】前記自動洗米機1にあっては、運転中に誤
って米を投入するのを防止するために、スタートスイッ
チ69を押してから所定時間経過後に、センサ17によ
って蓋体15が開いているのを検出すると、警告が発せ
られるようになっていて、二重に米が投入されないよう
に、また蓋体15が開きっぱなしとならないように考慮
されている。
【0044】前記警告は、ランプの点灯・点滅、ブザ
ー、音声等による報知によって行われる。なお、洗米槽
4には洗米槽4内を視認可能な透明窓を有する蓋体によ
って開閉自在に閉塞される点検口が形成されており、こ
の蓋体の透明窓から洗米槽4内を覗くことによって、ス
タートスイッチ69を押す前の、米の投入確認が行える
ようになっている。
【0045】前記構成において、洗米槽4に水を供給す
るノズルは2つであっても、又は4つ以上設けてもよ
く、攪拌部材回転方向Aに水流を生じさせる目的だけで
あればノズルは1つでもよい。また、ノズルの噴出口は
図例では水平方向を向いているが、若干上向き又は下向
きであってもよい。また、本発明の洗米装置は、貯米
庫、計量器、洗米槽、攪拌部材、給水手段、炊飯器等と
を備えると共に、貯米庫から所定量の米を計量して洗米
槽に供給し、洗米し、水加減して炊飯器の内釜に排出
し、炊飯するという一連の動作をマイコン制御によって
自動的に行う自動炊飯機に採用してもよい。
【0046】
【発明の効果】本発明によれば、攪拌部材19の回転方
向Aに水流が生じるように、給水部46A,46B,4
6Cから水を噴出させるようにしたことによって、攪拌
作用が助成され、洗米性能が向上する。洗米槽4の内面
上部に、給水部46A,46B,46Cから噴出する水
を接当させるようにすることによって、洗米槽4内面に
米、ぬか等の付着がなくなる。
【0047】給水部46A,46B,46Cを複数設け
ると共に、洗米後、水加減をして洗米槽4から排出させ
るように構成し、水加減時に、少なくとも1つの給水部
46Cからの水の噴出を停止させるようにしたことによ
って、洗米時には、充分な流量を確保でき、水加減時に
は、単位時間あたりの給水量を少なくして、給水量の制
御をし易くでき、水加減が正確に行える。
【0048】洗米槽4の上部に洗米槽4内の水をオーバ
ーフローさせるためのオーバーフロー口37を設け、複
数の給水部46A,46B,46Cの内、このオーバー
フロー口37に対応する給水部46Cを停止させるよう
にしたことによって、水加減時、オーバーフロー口37
からの水の排出を防止でき、水加減が正確に行える。洗
米槽4の上方に該洗米槽4内に米を供給するための米投
入部14を設け、この米投入部14の下方側に給水部4
6Bから噴出される水が米投入部14内に侵入するのを
防止する防水部材57を設けることによって、水が米投
入部14に侵入するのが防止され、水が米投入部14に
侵入することによる、該米投入部14への米、ぬか等の
付着を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】要部の平面一部断面図である。
【図2】洗米機の全体正面図である。
【図3】洗米機の全体側面図である。
【図4】洗米機上部構造を示す側面断面図である。
【図5】洗米機の平面図である。
【図6】洗米機の上部構造を示す正面断面図である。
【図7】米の投入を示す側面図である。
【図8】操作パネルの正面図である。
【図9】液晶画面の正面図である。
【図10】液晶画面の正面図である。
【図11】液晶画面の正面図である。
【図12】液晶画面の正面図である。
【符号の説明】
4 洗米槽 46A 第1のノズル(給水部) 46B 第2のノズル(給水部) 46C 第3のノズル(給水部) 19 攪拌部材 A 攪拌部材回転方向

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 米を投入する洗米槽(4)と、この洗米
    槽(4)内に給水するための給水部(46A),(46
    B),(46C)と、洗米槽(4)内の米を攪拌すべく
    縦軸廻りに回転される攪拌部材(19)とを備えた洗米
    装置において、 前記攪拌部材(19)の回転方向(A)に水流が生じる
    ように、給水部(46A),(46B),(46C)か
    ら水を噴出させるようにしたことを特徴とする洗米装
    置。
  2. 【請求項2】 洗米槽(4)の内面上部に、給水部(4
    6A),(46B),(46C)から噴出する水を接当
    させるようにしたことを特徴とする請求項1記載の洗米
    装置。
  3. 【請求項3】 給水部(46A),(46B),(46
    C)を複数設けると共に、洗米後、水加減をして洗米槽
    (4)から排出させるように構成し、水加減時に、少な
    くとも1つの給水部(46C)からの水の噴出を停止さ
    せるようにしたことを特徴とする請求項1又は2記載の
    洗米装置。
  4. 【請求項4】 洗米槽(4)の上部に洗米槽(4)内の
    水をオーバーフローさせるためのオーバーフロー口(3
    7)を設け、複数の給水部(46A),(46B),
    (46C)の内、このオーバーフロー口(37)に対応
    する給水部(46C)を停止させるようにしたことを特
    徴とする請求項3に記載の洗米装置。
  5. 【請求項5】 洗米槽(4)の上方に該洗米槽(4)内
    に米を供給するための米投入部(14)を設け、この米
    投入部(14)の下方側に給水部(46B)から噴出さ
    れる水が米投入部(14)内に侵入するのを防止する防
    水部材(57)を設けたことを特徴とする請求項1〜4
    のいずれかに記載の洗米装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007141471A (ja) * 2005-11-14 2007-06-07 Aigi Sangyo Kk 電磁誘導加熱調理装置及びこれを用いた電磁誘導加熱調理方法
CN108567348A (zh) * 2017-03-08 2018-09-25 佛山市顺德区美的电热电器制造有限公司 烹饪器具
CN113017394A (zh) * 2019-12-25 2021-06-25 松下知识产权经营株式会社 煮饭器及洗米处理
CN113017393A (zh) * 2019-12-25 2021-06-25 松下知识产权经营株式会社 煮饭器及洗米处理

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