JP2011045803A - 洗米装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 洗米装置は、炊飯釜等と組合せて、洗米から炊飯にわたる一定時間の炊飯処理工程内における一部の洗米処理工程として組込まれることが多く、短時間内の効率的処理を要求される。撹拌棒の回転による撹拌洗米作用を効率的に行わせるものである。
【解決手段】 円錘形状、乃至円筒形状の洗米槽1内部に垂下して撹拌回転して洗米する撹拌棒2の周面に、撹拌翼3を形成したことを特徴とする洗米装置の構成とする。洗米槽1内に所定量の米を供給して注水し、撹拌棒2を回転駆動して洗米作用を行わせる。この撹拌棒2の周面に広く形成される撹拌翼3の一体回転によって、洗米、洗水を掻き交ぜて、混合、撹拌作用を効果的に行わせる。
【選択図】 図1
【解決手段】 円錘形状、乃至円筒形状の洗米槽1内部に垂下して撹拌回転して洗米する撹拌棒2の周面に、撹拌翼3を形成したことを特徴とする洗米装置の構成とする。洗米槽1内に所定量の米を供給して注水し、撹拌棒2を回転駆動して洗米作用を行わせる。この撹拌棒2の周面に広く形成される撹拌翼3の一体回転によって、洗米、洗水を掻き交ぜて、混合、撹拌作用を効果的に行わせる。
【選択図】 図1
Description
この発明は、洗米槽内部で撹拌棒を回転して洗米する洗米装置に関する。
洗米槽内に垂下させて回転する撹拌棒は、単なる丸棒材、乃至針金材から構成される。(例えば、特許文献1参照)。
洗米装置は、炊飯釜等と組合せて、洗米から炊飯にわたる一定時間の炊飯処理工程内における一部の洗米処理工程として組込まれることが多く、短時間内の効率的処理を要求される。撹拌棒の回転による撹拌洗米作用を効率的に行わせるものである。
請求項1に記載の発明は、円錘形状、乃至円筒形状の洗米槽1内部に垂下して撹拌回転して洗米する撹拌棒2の周面に、撹拌翼3を形成したことを特徴とする洗米装置の構成とする。洗米槽1内に所定量の米を供給して注水し、撹拌棒2を回転駆動して洗米作用を行わせる。この撹拌棒2の周面に広く形成される撹拌翼3の一体回転によって、洗米、洗水を掻き交ぜて、混合、撹拌作用を効果的に行わせる。
請求項2に記載の発明は、前記撹拌翼3は、撹拌棒2の回転軌跡面に対して内側と外側とに交互に突出させて配置することを特徴とするもので、前記撹拌棒2の回転による撹拌翼3は、この撹拌棒2の回転軌跡面に対して、内側と外側とに交互に突出した形態で回転するため、掻き交ぜ作用域を広く維持して、洗米の撹拌作用を高く維持し、洗米槽1の容量を小形化し、簡潔化できる。
請求項3に記載の発明は、前記撹拌翼3を合成樹脂材で成形して撹拌棒2と一体構成とすることを特徴とするもので、前記撹拌棒2の撹拌翼3を合成樹脂材で成形するため、この撹拌翼3の弾性作用によって洗米を摩擦損傷し難く、洗米表面を滑らかに仕上げる。
請求項1に記載の発明は、洗米作用を撹拌棒2と一体回転の広い羽根面積を有した撹拌翼3によって行うものであるから、洗米の撹拌、乃至掻き交ぜ作用を効果的に行わせることができ、洗米時間を短縮し、効率的な洗米作用を行うことができる。
請求項2に記載の発明は、前記のような撹拌翼3の回転面積を広くして、掻き交ぜ作用、及び作用域を広く維持するため、回転外径が小さくても、洗米の撹拌作用を高く維持して、洗米槽1の容量を小形化することができ、又、簡潔化することができる。
請求項3に記載の発明は、前記のような撹拌翼3を合成樹脂材で成形して、撹拌棒2と一体回転するため、洗米作用中における洗米の損傷を少くすることができ、洗米表面を滑らかに洗米することができる。
図面に基づいて、洗米槽1は、上下方向の撹拌軸4の周りに回転する撹拌棒2を有して、炊飯器5上方部の支持フレーム6に設けて、上側のホッパー7から計量供給される米を受けて洗米作用を行う。この洗米槽1の底部には、投下弁8が設けられて、この投下弁8を開くことによって洗米槽1内の洗米を、炊飯台9上の飲飯釜5へ供給して炊飯を行う形態としている。
前記炊飯台9上には、ガス台10の上側に内釜36を載置して加熱炊飯できる炊飯釜5を設けて炊飯することができる。この炊飯釜5上は開閉される釜蓋11を有する。炊飯台9の背部に支持フレーム6を立設して、上側部に炊飯用の白米を収容して供給するホッパー7と、このホッパー7から繰出計量される白米を受けて洗米する洗米槽1と、炊飯操作のための操作盤12等を配置する。
前記洗米槽1は、上端の径を大きく、下端の径を小さく円錐形状形態で、上側に白米を供給する供給口13、注水ノズル14、及び垂直状に軸受される撹拌軸4等を設ける。垂直状に軸受軸4の下側には撹拌棒3の中心部にあって投下弁8を支持する支持軸15を設け、支持軸15が上下方向移動することで投下弁8の開閉を操作する構成である。
この洗米槽1の底部には、前記投下弁8を内装する排出室16を設けて、この排出室16の上側には前記洗米槽1の底口17を連通し、下側には投下弁8の上下動で開閉される投下口18を形成し、この排出室16の背側には、排出ボックス19をボックスパイプ20で連通する。この排出水ボックス19には排出ホース等を連結する排水口21、この排水ボックス19内を点検できる点検窓22等を設け、更には、前記排水ボックス19上には、洗米槽1上端のオーバフロー口23との間を連通するオーバフローパイプ24を設ける。
前記注水ノズル14や、排出室16に連通する下部注水ノズル25等の給水パイプ26、27が、給水弁28を有する水道口29に連結される。30、31はエアパイプで、排出室16や、洗米槽1の上端部等に連通させて、エア抜きや、エア供給を行わせるものである。
このような洗米槽1による洗米作用を行うときは、投下口18の投下弁8を上動させて閉鎖状態とし、ホッパー7から所定量の米を供給口13から洗米槽1内へ供給する。又、各注水ノズル14、15から給水して、撹拌棒2の回転により撹拌して洗米する。このとき、排出室16へ注水ノズル25から送込まれる洗米水や、上部の注水ノズル14から散水される洗米水かオーバフロー口23から越流されると、オーバフローパイプ24を経て排出ボックス19から排水される。又、洗浄水を排水するときは、排水ボックス19の排水を排水弁32を開くことによって、洗米槽1内の洗米水を排水口21から排水することができる。又、洗米後の洗米を下方の炊飯釜5内へ落下排出するときは、釜蓋11を開いて投下弁8を下動することによって、閉鎖されていた排出室16底部の投下口18が開かれて、洗米槽1の洗米、又は、洗米と一定量の炊飯水が、この投下口18から炊飯釜5の内釜36内に供給されて、続く炊飯作用を受ける状態となる。
ここにおいて、前記洗米装置は、円錘形状、乃至円筒形状の洗米槽1内部に洗米槽1の形状に沿って斜め傾斜に垂下して構成する撹拌棒2の周面に、撹拌翼3を形成している。洗米槽1内に所定量の米を供給して注水し、撹拌棒2を回転駆動して洗米作用を行わせる。この撹拌棒2の周面に広く形成される撹拌翼3の一体回転によって、洗米、洗水を掻き交ぜて、混合、撹拌作用による洗米を効果的に行わせる。
又、前記撹拌翼3は、撹拌棒2の回転軌跡面に対して内側と外側とに交互に突出させて配置することを特徴とするもので、前記撹拌棒2の回転による撹拌翼3は、この撹拌棒2の回転軌跡面に対して、内側と外側とに交互に突出した形態で回転するため、掻き交ぜ作用域を広く維持して、洗米の撹拌作用を高く維持し、洗米槽1の容量を小形化し、簡潔化できる。
又、前記撹拌翼3を合成樹脂材で成形して金属製の撹拌棒2と一体構成とすることを特徴とするもので、前記撹拌棒2の撹拌翼3を合成樹脂材で成形するため、この撹拌翼3の弾性作用によって、洗米を摩擦損傷し難く、洗米表面を滑らかに仕上げる。
前記撹拌棒2は、丸棒形態の線材を折曲げて、撹拌軸4部から横放射方向へ延びる上辺部33と、この上辺部33の外側端から洗米槽1の内面に沿うように下方へ延びる側辺部34とに形成して、各側辺部34を中央部の撹拌軸4を回転中心とする円錐形面に沿って回転させる構成としている。各側辺部34の下端は自由端に形成して、洗米の流下、乃至排出抵抗を小さくするように構成している。
前記各側辺部34に構成する撹拌翼3は、合成樹脂材によってこの撹拌棒2周面と一体的に成形する。撹拌効果を高く維持するために、側辺部34の全長にわたって長く形成し、各側辺部34を取付基部として、翼縁部35をこの撹拌棒2の回転方向Aに対して後方、乃至外向き翼35a、又は内向き翼35bに交互に突出する。しかも、この各撹拌翼3の翼面を適宜湾曲させて、各撹拌翼3の回転による掻き回し域B+Cを広くすることにより、洗米撹拌効果を高めるものである。このとき、各撹拌翼3によって回転、乃至摩擦抵抗を受けるが、撹拌翼3が合成樹脂材から形成されるため、緩衝作用、摩擦力、緩和作用等によって、洗米表面、及び洗米の損傷、破損等を少くすることができ、高質洗米を行うことができる。
前記炊飯装置において、水加減、排水を行う排水ボックス19の点検窓22を、炊飯釜5の内釜36の内周円Dよりも内側に設けるように炊飯釜5を載置できる炊飯台9の構成とすることで、清掃時に汚れた水や、糠等が全て内釜36内に入るので、炊飯台9上面や、この炊飯台9設置するフロア等を汚さないで、衛生的な炊飯を行わせることができる。
又、前記洗米制御において、洗米槽1内における浸漬時間が一定時間(例えば、60分)以上経過すると、自動的に浸漬中の散水を停止させるように裏モードで切替可能の制御構成としている。浸漬時間が長くなると、米が水を吸って膨張し、残米し易くなる。しかも、この浸漬中に散水を行うため、より米の膨張が生じ易い。しかしながら前記のように自動的に浸漬中の散水を停止することにより、浸漬時間が長くなっても、残米を軽減することができる。
次に、主として、図5、図6に基づいて、前記洗米槽1上面を覆うパネル46に散水用の注水ノズル14を設けて、洗米水を注水することが、この注水ノズル14を、注水を直下方向へ案内するニップル37と、このニップル37から噴出される注水を受けて小さな網目から下方の洗米槽1内へ弱い水圧で散水させるシャワープレート38と、これらニップル37の下端の噴水口39とシャワープレート38の間から、外周部にわたって噴水室40を形成のノズルメタル41と等によって構成し、この噴水室40の上部外周にオーバフロー口42を形成する。そして、給水パイプ26からの給水が少いときは、シャワープレート38から注水し、この給水量の多いときは、シャワープレート38から噴出されないで噴水室40をオーバフローする注水を、上側のオーバフロー口42から洗米槽1内へ越流させて、洗米作用を行わせる。43はこのノズルメタル41の上側部を覆うカバープレートで、オーバフロー口42から噴出される水を洗米槽1内部直下へ案内する。注水ノズル14における水量によって、水量の少いときはシャワー洗米とし、多い水量のときはシャワーに加えてオーバフロー水によって洗米、すすぎ作用を行わせることができ、洗米を手早く行わせ、迅速にすすぎを行わせるものである。
次に、主として図7に基づいて、前記注水ノズル14を垂下方向のノズル軸44の周りに旋回駆動することにより、弱い水圧のもとにおいても、洗米槽1内全域にわたり均一な散水を行わせるものである。各注水ノズル14は、ノズル軸44に対して略45度の傾斜角αを有して、このノズル軸44の周りに旋回される。このノズル軸44のスプロケット45は、ギヤドモータ47等によってベベルギヤ48、この撹拌軸4上のスプロケット49、及びチエン50等を介して伝動旋回される。各注水ノズル14の旋回によって、噴射方向を360度の広域に変えながら散水する。
次に、主として図8に基づいて、前記操作盤12のドライスイッチ51を押せば、洗米槽1下端部の投下弁8が降下して投下口18が開いて、ホッパー7の側部に設けられたファン52を回転して、洗米槽1内の水切後の洗米から水分を飛ばして乾燥させる。この状態から一定時間後にスタートスイッチ53を押せば投下弁8が自動復帰して通常の洗米運転を開始する。このように洗米槽1内の水分を飛ばすことによって、投下弁8を閉めた状態にしてもカビの発生を防止することができる。又、前記投下弁8が開いた状態でドライスイッチ51を再度押すことによって、この投下弁8が復帰閉鎖して、運転準備状態となる形態とすることも可能である。
次に、主として図9に基づいて、前記釜蓋11を自動的に開閉する形態を有しない構成において、内釜36に通常の水加減で、洗米Aを投下した後、投下弁8下げたままの状態で、洗米槽1内から炊飯量に応じた水Bを流下して内釜36の中に入れて、お粥炊飯可能に構成するものである。
1 洗米槽
2 撹拌棒
3 撹拌翼
4 撹拌軸
5 炊飯釜
2 撹拌棒
3 撹拌翼
4 撹拌軸
5 炊飯釜
Claims (3)
- 円錘形状、乃至円筒形状の洗米槽(1)内部に垂下して撹拌回転して洗米する撹拌棒(2)の周面に、撹拌翼(3)を形成したことを特徴とする洗米装置。
- 前記撹拌翼(3)は、撹拌棒(2)の回転軌跡面に対して内側と外側とに交互に突出させて配置することを特徴とする請求項1に記載の洗米装置。
- 前記撹拌翼(3)を合成樹脂材で成形して撹拌棒(2)と一体構成とすることを特徴とする請求項1、又は2に記載の洗米装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2009194397A JP2011045803A (ja) | 2009-08-25 | 2009-08-25 | 洗米装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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2009
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