JP2013086025A - 洗米装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】洗米装置の被駆動部材を駆動する電動アクチュエータ及び該電動アクチュエータを制御する制御装置CUを収容したケース5,173を備え、このケース5,173の下方側に洗米タンク4を設けると共に該洗米タンク4内に給水するための給水管路40を前記ケース5,173内に配管し、前記洗米タンク4内とケース5,173内とを仕切る隔壁16b,173aに取付台42を取り付け、この取付台42の下側に洗米タンク4内に水を散水するための散水部材41を取り付け、前記取付台42の上面に、横向きで且つ斜め上方に向けて形成された管路接続部42eを設け、この管路接続部42eに、斜め上方を向くように横向き配置されていて前記給水管路40の一部を構成する給水管47Aを接続する。
【選択図】図13
Description
この洗米装置は、米を洗米して下端側の排米口から排出する洗米タンクを備えている。この洗米タンク内には、米を攪拌する攪拌部材が上下軸回りに回転自在に設けられている。
洗米タンクの下部には排水ジャケットが設けられ、この排水ジャケットの下端側には米を排出する排米口と、該排米口を塞ぐ排米弁とが設けられている。排米弁は洗米タンク内に設けられた弁棒の下端側に取り付けられ、この弁棒を昇降することにより排米弁が上下動して排米口が開閉される。
洗米機の上部にはケースが設けられ、このケースの下面に前記洗米タンクが取付固定されている。
この攪拌モータ、昇降モータ、排水モータ及び制御装置は前記ケース内に配置されている。
前記取付台の上面側には、上方に向けて延出されていて上端開口が上を向く管路接続部が設けられ、この管路接続部に、上下方向に配置されていて前記給水管路の最下流側管路を構成する給水管が接続されている。
ケース内に配管される給水管路がケース内の高い位置に配設されていると、給水管路から水が漏れた場合に、該漏れた水が制御装置やモータ類に付着する惧れがあるので、給水管路をケース内の低い位置に配管することが要求される。
請求項1に係る発明では、米を洗米して排出する洗米タンクを備えた洗米装置であって、
当該洗米装置の被駆動部材を駆動する電動アクチュエータ及び該電動アクチュエータを制御する制御装置を収容したケースを備え、このケースの下方側に洗米タンクを設けると共に該洗米タンク内に給水するための給水管路を前記ケース内に配管し、前記洗米タンク内とケース内とを仕切る隔壁に取付台を取り付け、この取付台の下側に洗米タンク内に水を散水するための散水部材を取り付け、前記取付台の上面に、横向きで且つ斜め上方に向けて形成された管路接続部を設け、この管路接続部に、斜め上方を向くように横向き配置されていて前記給水管路の一部を構成する給水管を接続したことを特徴とする。
請求項3に係る発明では、前記ケース内に配管される給水管路を前記制御装置の上端より下方側に配置したことを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、散水部材を取り付ける取付台の上面側に管路接続部を横向きで且つ斜め上方に向けて形成し、この管路接続部に給水管路の一部を構成する給水管を横向き配置して接続したので、該給水管を隔壁に沿うように近接させて配置することができ、これによって、給水管路全体をケース内の低い位置に配管することができる。また、前記管路接続部に接続される給水管路の最下流側の給水管を斜め下方に傾斜状とすることにより、給水管路をケース内の低い位置に横向きに配管したものであっても、給水管路を遮断・開通する給水開閉弁を遮断状態とした際に、該給水開閉弁の下流側に水が残るのを防止することができる。
請求項3に係る発明によれば、ケース内に配管される給水管路を駆動機構の制御装置の上端より下方側に配置したので、給水管路から水が漏れた際に、制御装置に水がかかるのを防止することができる。
図1及び図2において、符号1は、米の計量、洗米をマイコン制御によって自動で行う自動洗米機である。
この自動洗米機1は、上下の貯米庫2,3と、上側の貯米庫2の下方に設けられた洗米タンク4とを有する。
下側の貯米庫3の貯米ケース6の背面には支持フレーム9が該貯米ケース6から上方突出状に設けられ、この支持フレーム9の上部に上側の貯米庫2が取付固定されている。
下側の貯米庫3の貯米ケース6内にはブロワ10が設けられ、このブロワ10は吸引パイプ等によって上側の貯米庫2のホッパ7に接続され、上側の貯米庫2のホッパ7と下側の貯米庫3のホッパ8とは米搬送パイプ等によって接続されている。
上側の貯米庫2のホッパ7下方には、該ホッパ7内の米を計量して洗米タンク4内に落下供給する米計量器11が設けられている。
洗米タンク4と下側の貯米庫3の間には、図4に示すように、炊飯器の内釜等の受け容器を配置可能な配置空間Sが設けられ、下側の貯米庫3の上面が受け容器を載置する載置面Bとされている(したがって、本実施形態の場合は、下側の貯米庫3の貯米ケース6が受け容器を載置する載置台とされている)。
洗米タンク4の下方の受け容器の配置空間S(容器配置部C)の後部側には、受け容器の後方移動を規制する規制バー12と、受け容器を検知する検知部材13とが設けられている。
洗米タンク4は、前記支持フレーム9に支持されており、上側の貯米庫2の貯米ケース5の下壁5a(図7参照)に取付固定されたタンク取付部16と、このタンク取付部16の下端側に着脱自在に取り付けられたタンク本体17と、このタンク本体17の下端側に着脱自在に取り付けられた排水ジャケット18とを有する。
る。
タンク本体17は上部が円筒状で下部が下方に行くに従って先窄まりとなる漏斗状に形成され、上下開口状とされている。排水ジャケット18は円筒状の本体を有し、上下開口状に形成され、下端側に排米口22を有する。
洗米タンク4内には攪拌部材19と弁棒20とが設けられている。
前記攪拌部材19は、上側の貯米庫2の貯米ケース5内に設けられた攪拌モータ21によって上下方向の軸心回りに回転駆動可能とされている。
弁棒20は上側の貯米庫2の貯米ケース5内に設けられた昇降モータ24によって昇降可能とされている。排米弁23はその上面が排米口22の周縁に下側から接当することにより排米口22を塞ぎ、該排米弁23を下方移動させることにより排米口22が開かれる。
なお、排水ボックス26は排水ジャケット18の真横に配置されていなくてもよく、排水ボックス26が排水ジャケット18に対して前側又は後側に位置ずれしていてもよい(排水ボックス26が排水ジャケット18の前斜め側方または後斜め側方に配置されていてもよい)。また、排水ボックス26は排水ジャケット18の後方側に配置されていてもよい。
また、排水ボックス26は縦配水管29を介して洗米タンク4のタンク取付部16に設けられたオーバーフロー部30に接続されている。
排水ボックス26内には、排水パイプ27の出口側を開閉する排水弁31を備えた排水弁装置32が設けられている。この排水弁装置32は、上側の貯米庫2の貯米ケース5内に設けられた排水モータ33によって駆動可能とされている。
この分離板34は水は通すが米は通さない小孔が多数形成されており、排水ジャケット18から排水ボックス26へと米のとぎ汁(洗米水)が小さな不純物と共に流れるようになっている。
前記構成の自動洗米機1にあっては、排米弁23を閉じた状態で洗米タンク4に米が供給され、この供給された米は、排水弁31を開いた状態で洗米タンク4に給水しながら攪拌部材19を回転駆動させることや、排水弁31を閉じた状態で給水しながら攪拌部材19を回転駆動させると共に洗米タンク4内の洗米水をオーバーフロー部30からオーバーフローさせること等によって洗米される。
上側の貯米庫2のホッパ7は、図4に示すように、該貯米庫2の貯米ケース5の下壁5a等に立設されたホッパ支持台36上に取り付けられている。
洗米タンク4のタンク取付部16の上端には本体16a上端から径方向外方に延出するフランジ壁16cが設けられ、該フランジ壁16cが上側の貯米ケース5の下壁5a上に重ね合わされて取り付けられている。
計量モータ25は米計量器11の背面側に設けられ、攪拌モータ21は洗米タンク4の隔壁16b上の中心部の左側の後側に配置されて該隔壁16bに取り付けられ、昇降モータ24及び排水モータ33は洗米タンク4の隔壁16bの左側に配置されてタンク取付部16のフランジ壁16cに取り付けられている。
また、洗米タンク4の隔壁16bには、その中心側に位置する軸受け部37と、該軸受け部37の右側に位置する米通過口38とが設けられている。軸受け部37には攪拌部材19が回転自在に支持され、米通過口38は米計量器11から落下排出される米を洗米タンク4内へと通過させる。
前記入水外部管路39は、上側の貯米ケース5の下壁5a下面の右側後端側に取付固定されるフランジ43aを有する止水栓43と、この止水栓43の下端側に接続されていて開閉用の手動ハンドル44aを有する開閉弁44とを有する。前記開閉弁44の下端(上流側)に水道の蛇口等がホース等を介して接続される。
上流側管路45は、前記入水外部管路39の上端から上方に延出された後、前方に向けて延出されており、給水管路40を流れる水の流量(洗米タンク4に供給される水の供給量)を計る流量計45Aと、給水管路40を遮断して洗米タンク4への給水を止める電磁弁からなる給水開閉弁45Bとが設けられている。
この分岐管路46は、具体的には、前後を向く接続口と上方を向く接続口とを有するティー継手46Aと、このティー継手46Aの前後の接続口に接続された前後の直管パイプ46Bと、前後の直管パイプ46Bにそれぞれ接続されたエルボ継手46Cの一部とから構成されている。この分岐管路46のティー継手46Aの上方を向く接続口に給水開閉弁45Bが接続されている。
該下流側管路47は、具体的には、分岐管路46の前後に設けられた前記エルボ継手46Cの一部と、斜め上方を向くように横向き配置(本実施形態では右方に行くに従って上方に移行する傾斜状に配置)されて前記各エルボ継手46Cにそれぞれ接続された直管パイプからなる給水管47Aとから構成されている。
この取付台42は、図10〜図13に示すように、平面視円形状の取付壁42aと、給水管路40から洗米タンク4内へと水を導き入れる水導入部42bと、上下方向の軸心を有していて取付壁42aの下面から下方に延出する筒壁42cと、この筒壁42cの中心側に設けられていて取付壁42aの下面から下方に延出するネジ挿通筒42dとを樹脂で一体形成してなる。
取付台42の取付壁42aは、その外周側の下面が取付座16eにパッキンを介して上方から重ね合わされていると共に、該取付壁42a及びパッキンを上方から貫通して取付座16eに形成されたネジ孔にねじ込まれる取付ネジ48によって取付固定されている。
管路接続部42eには、給水管路40の下流側管路47の一部(最下流側部材)を構成する給水管47Aが接続されている。本実施形態では、給水管47Aは管路接続部42eに嵌入されることによって接続されている。また、管路嵌合部の内部奥部には、給水管47Aの端部が接当する規制壁42gが設けられている。エルボ部42fの他端開口側及び管路接続部42eの底部は取付壁42aと一体形成されている。
なお、ネジ挿通筒42dの下端側は上部側よりも小径に形成されている。
散水部材41は、図10〜図13に示すように、多数の散水孔41aを有する板材を下方に凸となる半球状で且つ上端開口状に形成された本体部41bを有する。この本体部41bの上端には、該本体部41bの上端開口の径方向外方に延出されていて前記シール部材49の下面に下方から接当するフランジ41cを有する。このフランジ41cには前記切欠係合部42hに嵌合する係止片41dが一対設けられている。この係止片41dが切欠係合部42hに嵌合することにより散水部材41の上下軸回りの回り止めが図られている。
本実施形態では、前記ネジ挿通孔42mに上方から取付ネジ50を挿通すると共に該取付ネジ50を散水部材41のネジ孔41eにねじ込むことにより、散水部材41が取付台42に上方から取り付けられている。
前記構成の給水装置35にあっては、取付台42の上面側に横向きで且つ斜め上方に向けて形成された管路接続部42eを設け、この管路接続部42eに、斜め上方を向くように横向き配置されていて給水管路40の一部を構成する給水管47Aを接続するようにしたので、給水管路40を全体的に低く設置することができる。
また、給水管路40の上流側管路45が計量モータ25、攪拌モータ21と略同じような高さ位置に配置され、分岐管路46が昇降モータ24、排水モータ33と略同じような高さ位置に配置している。
図14〜図19は他の実施形態の自動洗米機1を示している。
この自動洗米機1にあっては、左右一対の支柱171と、左右各支柱171の下端から前方に延出された左右一対の支持脚172と、左右支持脚172を連結する連結部材173とから支持フレーム9が構成されている。
また、この自動洗米機1の洗米タンク4は本体とタンク取付部とが一体形成されており、洗米タンク4は上端開口状とされている。
洗米タンク4は、その上端開口の前部がケース173の下壁173aから前方にはみ出すように、該洗米タンク4上端側の後部がケース173の下壁173aに取付固定されている。
取付台42及び散水部材41の構造は前記実施形態と同様である。
蓋体176の後部には左右方向の支軸部177が設けられ、該支軸部177がケース173の下壁173aに取付固定した支持ブラケット178に左右軸回りに回動自在に支持されていて、蓋体176を支軸部177回りに上下に回動させることにより、米投入口175が開閉されるよう構成されている。
ケース173内の前部の左右方向中央側に攪拌モータ21が配置され、この攪拌モータ21の後方にDC電源PSが配置され、このDC電源PSの後側に制御装置CUが隣接配置されている。また、ケース173内の左側前部に昇降モータ24が配置され、ケース173内の左側後部に排水モータ33が配置されている。
分岐管路46は左右方向に配置され、下流側管路47は、分岐管路46の左右両側から前方に延出するように配置されている。
上流側管路45及び分岐管路46は制御装置CUの下部と略同じ高さ位置に設けられている。上流側管路45は、攪拌モータ21より下方に配置されていると共に昇降モータ24と略同じ高さ位置に設けられている。
この図14〜図19に示す実施形態の自動洗米機1にあっては、ケース173内の前部右側に蓋体176が開いていることを検出する蓋開検出センサ180が設けられている。
この蓋開検出センサ180は、接触センサから構成され、センサ本体181の前部に接触子182が設けられていると共に接触子182に押圧されるプランジャ183が前方に向けて突出している。前記プランジャ183はバネによって前方に付勢されている。
前記嵌合凹部190は、蓋体176を米投入口175の上方から退避する位置に上方揺動させるとローラ186に嵌合する。嵌合凹部190がローラ186に嵌合すると、蓋体176の下方揺動が規制され、蓋体176を開いた位置に保持される。
本発明は、前述した自動洗米機1の他、米の計量、洗米、炊飯をマイコン制御によって自動で行う自動炊飯機の洗米装置に採用される。
5 ケース(貯米ケース)
16b 隔壁
40 給水管路
41 散水部材
41a ネジ孔
42 取付台
42e 管路接続部
47A 給水管
50 取付ネジ
173 ケース
173a 隔壁
CU 制御装置
Claims (3)
- 米を洗米して排出する洗米タンク(4)を備えた洗米装置であって、
当該洗米装置の被駆動部材を駆動する電動アクチュエータ及び該電動アクチュエータを制御する制御装置(CU)を収容したケース(5,173)を備え、このケース(5,173)の下方側に洗米タンク(4)を設けると共に該洗米タンク(4)内に給水するための給水管路(40)を前記ケース(5,173)内に配管し、前記洗米タンク(4)内とケース(5,173)内とを仕切る隔壁(16b,173a)に取付台(42)を取り付け、この取付台(42)の下側に洗米タンク(4)内に水を散水するための散水部材(41)を取り付け、前記取付台(42)の上面に、横向きで且つ斜め上方に向けて形成された管路接続部(42e)を設け、この管路接続部(42e)に、斜め上方を向くように横向き配置されていて前記給水管路(40)の一部を構成する給水管(47A)を接続したことを特徴とする洗米装置。 - 前記取付台(42)は前記隔壁(16b,173a)に上方から取り付けられ、前記散水部材(41)には取付台(42)を上方側から貫通する取付ネジ(50)がネジ込まれるネジ孔(41e)が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の洗米装置。
- 前記ケース(5,173)内に配管される給水管路(40)を前記制御装置(CU)の上端より下方側に配置したことを特徴とする請求項1又は2に記載の洗米装置。
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- 2011-10-18 JP JP2011228881A patent/JP5792584B2/ja active Active
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