JP3737991B2 - 洗米方法及び洗米装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、主として業務用炊飯機に具備される洗米方法及び洗米装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の洗米装置として、例えば、特公昭56−9381号公報に開示されたものがある。この洗米装置では、漏斗状洗米槽に、縦軸回りで回転する回転軸に放射状配置で複数本の攪拌棒を固着し、該攪拌棒の回転によって洗米槽内の計量米を洗米するように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来の攪拌棒の回転による洗浄では、米の洗浄効果は十分高いとは言えない。
かかる不都合を解消する手段として、洗浄槽の下部に給水口を設け、該給水口に給水管を接続して、給水管から供給される水を給水口から吐出して該吐出水によって洗浄槽内の米を洗浄するようにし、給水管を水道水出口に接続することが考えられるが、単に給水管を水道水出口に接続するのみでは水圧が十分でなく、給水口からの吐出水の流速も比較的遅く、洗浄効果を高め難い。
【0004】
本発明は、このような種々の問題点を解決できるようにした洗米方法及び洗米装置を提供することを目的とする。
本発明は、洗米槽内の米を洗浄するのに水と共にエアーを供給して、洗浄効果を高めることができるようにした洗米方法及び洗米装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明における課題解決のための具体的手段は、次の通りである。
本発明の洗米方法は、洗米槽2内に米と洗浄水とを供給して洗浄する際に、洗米槽2の下部からエアを供給することを特徴とする。
また、給水管12から供給される洗浄水を洗米槽2の給水口61から吐出して洗米槽2内の米を洗浄する洗米方法において、給水管12から供給される洗浄水を洗米槽2の下部の給水口61と給水管12との間に設けた水エア混合室62に供給し、この水エア混合室62内の洗浄水にエア供給管66から供給されるエアを混入し、該エア混入水を洗米槽2の下部から洗米槽2内に吐出することを特徴とする。
【0006】
更に、米洗浄中に洗浄水を撹拌することを特徴とする。
本発明の洗米装置は、米と洗浄水とを供給して洗浄する洗米槽2の下部に、洗米槽2内にエアを供給するエア供給管66を接続していることを特徴とする。
また、給水管12から供給される洗浄水を洗米槽2の給水口61から吐出して洗米槽2内の米を洗浄する洗米装置において、洗米槽2の下部に設けた給水口61と給水管12との間に水エア混合室62を設け、洗米槽2に圧縮エアを送気するエア供給管66を前記水エア混合室62に接続していることを特徴とする。
【0007】
更に、前記水エア混合室62と給水管12との連通孔69の径は、給水管12及び水エア混合室62の径よりも小径に構成されていることを特徴とする。
【0008】
【作用】
洗浄槽内に計量米を投入し、給水管から供給される洗浄水を給水口(吐水口)から吐出し、かかる吐出水によって洗浄槽内の米を攪拌洗浄する。この際、給水口の径が給水管の径よりも小径とされていることに起因して、給水口からの吐出水の流速は、給水管内の水圧を可及的高めることなく給水管内の流速よりも高められ、給水管における接続部等の構造の簡素化を図りつつも洗浄効果が高められる。
【0009】
また、給水口の手前でエアポンプによってエアを混入するため、かかる部分においてエアによって加圧され、給水口の手前で水圧が高くなることに起因しても、吐出水の流速が増大する。また、混入されたエアは水エア混合室(エア供給室)内で攪拌されることによって小粒状となされ、給水口からの吐出水に計量米に対するクッション作用が効果的に付与され、計量米に与える衝撃が低減され、計量米の品質劣化を防止する。
さらに、エアフィルタによってエア中の不純物を取り除くことで、洗浄水内に不純物が混入することを阻止し、衛生上優れたものとなる。
【0010】
【実施例】
以下、本発明の実施例を、図面に基づいて説明する。
図1〜図6に示す本発明の一実施例に係る洗米装置1は、下部を漏斗状に形成した円筒形の洗米槽2と、該洗米槽2の内部において計量米の洗浄を行う洗米手段8と、洗米槽2の内部に水加減水を供給する給水手段43を備えている。
図6に示すように、洗米装置1の下方には、洗米された米が水加減水とともに投入される内釜3が配置され、この内釜3の下方には貯米庫4が配置されており、貯米庫4の下部に備えた計量装置5により計量した計量米を一旦受箱6に留保した後、洗米槽2へと計量米を投入可能となっており、これらによって自動炊飯装置が構成されている。
【0011】
図1に示すように、前記洗米槽2の底部開口は排米口14となされ、この排米口14は排米弁15によって開閉自在となされている。洗米槽2の上部開口には上蓋7を設けて洗米槽2内部を密閉可能としている。この上蓋7上には、前記受箱6に留保した計量米を洗米槽2へと流入するために受箱6の内部と洗米槽2の内部とを連通して接続する給米管40を備えており、同じく上蓋7上に備えた吸引ブロア41により洗米槽2内部を負圧にすることで受箱6から洗米槽2内部に計量米を吸引するようにしている。
【0012】
また、洗米槽2の下部には円筒形の胴部2aを備えており、該胴部2aの側部には排水パイプ37を備え、胴部2a内部には、米粒が通過できずかつ洗浄時に発生する小さな不純物は通過し得る濾筒13を備えている。そして、胴部2aの下端には基台21が張出状に設けられ、該基台21の下面には、下方に突出状に設けた複数の受けローラ26により支持された前記排米弁15が図3、4にも示すように縦支軸18廻りに水平方向に揺動自在に備えられ、該基台21の上面には、モータ22が備えられている。そして、該モータ22に連結した縦方向の駆動軸23より水平方向に検出アーム24が突出し、該検出アーム24より下方には揺動軸25が突出し、該揺動軸25と係合する係合凹部19aを有する係合アーム19が、縦支軸18を挿通している排米弁15の筒軸15aに備えられて、モータ22の正逆回転により検出アーム24及び揺動軸25が揺動し、この揺動軸25と係合する係合アーム19を介して排米弁15を左右に揺動駆動可能となっている。
【0013】
排米弁15は、図3に示すように平面視略扇形に構成されており、左右方向略中央には洗浄水の給水口(吐水口)61、一側部には米落下口16、他側部には排米口14を閉塞し得る閉塞部17を夫々備えており、基台21の下面には、モータ22の作動を制御する3個の検出スイッチ27を備えている。そして、検出アーム24の自由端が検出スイッチ27のストライカとなり、排米弁15の位置、即ち、米落下口16、給水口(吐水口)61、及び両者16、61が外れて閉塞部17により排米口14を閉塞する位置の3位置をそれぞれ排米口14の下方に位置付けるべくモータ22の作動制御可能となっている。
【0014】
なお、基台21の排米口14周囲における排米弁15との当接面には、Oリング等のシール装置20を設けており、洗米槽2内部の水等が基台21と排米弁15との隙間より洩れることがないようにしている。
前記排水パイプ37には排水箱36が接続されていて、該排水箱36の内部には、コイルバネで示す付勢手段35によって閉弁方向に付勢されている排水弁33がホルダー34により摺動自在に備えられており、この排水箱36と洗米槽2上側部に設けたオーバーフロー口56とはフロート弁手段53を中途に有するオーバーフロー管52によって連通されているとともに、排水箱36には機外への排水ホース57が接続されている。
【0015】
前記フロート弁手段53は、弁箱55の弁座55aを開閉するピン球等によるフロート弁54を備えてなり、吸引ブロア41を作動して洗米槽2内を負圧にするとフロート弁54が弁座55aを閉じ、負圧解除するとフロート弁54は自重で降下して弁座55aを開くようになっている。
前記排米弁15と、排水弁33とは、連動手段29によって連動されるようになっており、該連動手段29は、排水箱36の支点軸32に揺動自在に支持されていて、一端が排水弁33のフック33aに係合されたアーム31と、排米弁15のフック15bと前記アーム31の他端とを枢結しているロッド30とからなっている。この連動手段29により、排米口14の下方に米落下口16又は給水口61を位置づけた際に、付勢手段35により排水弁33が閉弁され、米落下口16及び給水口61が排米口14から外れて閉塞部17によって排米口14を閉塞する際には、アーム31によって付勢手段35に抗して排水弁33を移動させることで排水弁33を開弁するように構成されている。
【0016】
前記洗米手段8は、洗米槽2内部に支持アーム9aを介して鉛直に立設された吹上げ筒9と、該吹上げ筒9の下方に配置した洗米水供給手段10とからなっている。洗米水供給手段10は、前記排米弁15の給水口61下部に取付けられたノズル部11と、該ノズル部11を介して給水口61に接続した給水管12よりなっている。この給水管12は中途に伸縮自在なジャバラ管12aを備えており、排米弁15の揺動に伴う給水口61の移動に給水管12が伸縮して追従し得るようになっている。
【0017】
ノズル部11は、図2に示すように、円筒状のノズル本体65を備え、該ノズル本体65の上端が排米弁15の下面に水密状に固定され、ノズル本体65の下端が給水管12端部に水密状に嵌合固定されている。また、ノズル本体65内部には、上側の小径部63aと下側の大径部63bとを備えた円筒状の絞り筒63が内嵌されており、この大径部63b外面とノズル本体65内面との間にOリング等からなるパッキン64が設けられている。絞り筒63と排米弁15との間には所望の空間が設けられて、該空間が水エア混合室(エア供給室)62となされている。この水エア混合室62にはエア供給管66の一端部が接続されており、エア供給管66の他端部には上蓋7上に装着されたエアポンプ67が接続されており、該エアポンプ67によって水エア混合室62内に圧縮エアを強制的に送気し、該室62内で洗浄水に圧縮エアを混入するようになっている。このエアポンプ67の吸気部68にはエアフィルタを設けることが好ましく、該エアフィルタによってエア中に浮遊する不純物が洗浄水内に混入されることが防止される。
【0018】
さらに、給水口61の径d1は給水管12の径dよりも小径となされており、また、水エア混合室62と給水管12との連通孔69の径d2は、給水管12の径d及び水エア混合室62の径d4よりも小径となされている。なお、ノズル本体65下部における絞り筒63の大径部63bの内径d3は、給水管12の径dと略同径、若しくは若干大径となされている。
従って、給水管12からノズル本体65内に流入された水は、まず絞り筒63によって流速が高められて水エア混合室62内に吐出され、水エア混合室62内に攪拌水流を生起せしめる攪拌水流発生手段が構成されており、かかる攪拌水流は、エアポンプ67によってエア供給供給室62内に送気された圧縮エアを粉砕して微細な粒状とし、洗浄水に米に対するクッション作用が与えられる。さらに、圧縮エアが混入されることで水エア混合室62内の圧力はさらに高められ、給水口61から勢いよく洗浄水が吐出される。このようにして流速の高められた給水口61からの吐出水は、吹上げ筒9内部で上昇水流を生起させ、洗浄槽2内で米を攪拌洗浄するようになっている。
【0019】
前記給水手段43は、洗米槽2に水加減水を給水しつつ洗米槽2内壁を洗浄可能とするもので、洗米槽2の上蓋7に設けられた噴水部45と、該噴水部45に接続された水加減水供給管44よりなり、該供給管44と、前記給水管12とは、流量センサ58を介して元管42に接続されており、該元管42は水道出口に接続されて供給管44及び給水管12に夫々給水するようになっている。なお、供給管44及び給水管12の中途部には、それぞれ電磁自動弁よりなる開閉弁59,60を備え、この開閉弁59,60の開弁により元管42からの供給水がそれぞれ供給管44、給水管12を介して噴水部45、ノズル部11へと流入するようになっている。
【0020】
前記噴水部45は、上蓋7に固定の固定管46と、該固定管46に内嵌されて遊転自在となる可動管47と、該可動管47の側部に設けて噴射ノズル49を先端に有する複数の給水支管48とからなっている。可動管47の内部には分岐路47aを形成して給水支管48のそれぞれに水を分岐し、該給水支管48は略L字状に形成され、複数のそれぞれが洗米槽2内部の上下方向における異なる高さに向けられている。そして、給水管44から水が噴水部45へと流入し、該噴水部45の給水支管48先端の噴射ノズル49より洗米槽2の内壁へ向けて水が噴出される。図5の矢示Aで示すように内壁に噴出された水の水圧により、固定管46に遊転自在となる可動管47が一方向に回転され、従って、矢示Bで示すように、噴水部45は水を内壁に吹きつけつつ縦軸心廻りに回転し、内壁全周に均等に水加減水を吹きつけ可能である。
【0021】
噴水部45の下部、即ち可動管47の下部にはノズル部が形成され、このノズル部は、洗米手段8の吹上げ筒9の上方に配置されて該吹上げ筒9内に図1の矢示cで示すように水を吹き付けるようになっている。また、前記噴水部45の下部には、可動管47の下部周縁に固定された反射板51を備えており、該反射板51は、吹上げ筒9の上方を覆う傘状に形成され、吹上げ筒9の上部開口より吹き上げた洗米水及び米等が衝当して下方へと反射させて落とすようにしている。
上記洗米装置1による洗米動作を説明すると、貯米庫4の計量部5により計量された計量米は受箱6に留保される。そして、排米口14を排米弁15の閉塞部17によって閉塞するとともに、開閉弁59,60を閉じた状態で、吸引ブロア41を起動して洗米槽2内部が若干負圧になると、該負圧によってフロート弁54が弁座55aを閉じることで、給米管40が洗米槽2内部を外部と連通する唯一の連通路となる。従って、吸引ブロア41の継続作動によって洗米槽2内の負圧が増大すると、強力な吸引力が給米管40に作用するため、受箱6内の計量米が給米管40を通って洗米槽2へと供給される。
【0022】
次に、排米口14の下方に洗米水供給手段10の給水口61を位置付けるべくモータ22の作動により排米弁15を揺動させ、洗米工程に移行する。このとき、排水パイプ37は排水弁33により閉じられ、給水管12の中途部に備えた開閉弁60を開弁されてノズル部11を介して給水口61から洗米水が洗米槽2内に吐出される。
このとき、給水口61の径d1が給水管12の径dよりも小径となされているので、水道水圧が低いことに起因して給水管12内の水圧が低く、給水管12内の流速が遅くとも、給水口61から吐出される吐出水の流速は高められ、攪拌洗浄効果が高められる。さらに、水エア混合室62内に圧縮エアを強制的に混入することによって、水エア混合室62内の圧力はさらに高められるため、これによっても給水口61から吐出される吐出水の流速がさらに高められ、攪拌洗浄効果の一層の向上を図り、計量米を短時間で攪拌水流によって洗浄できる。また、混入された圧縮エアは水エア混合室62内で微細な粒状に粉砕されて、洗浄水に米に対するクッション作用が与えられるため、吐出水の流速を高めて洗浄効果を上げているにもかかわらず、米に対する衝撃は緩和され、米の品質低下を防止することができる。さらに、給水管12内部の水圧を上げることなく上記のように吐出水の流速を高めることができるので、給水管12におけるジャバラ管12aの接続部分等のパッキンの構造を簡素化でき、給水管12にポンプを設ける必要がないため全体として構造の簡素化を図ることができ、水道水圧を有効に利用して米の洗浄を行うことができる。
【0023】
ノズル部11より吐出された洗米水は、図1の矢示aで示す如く吹上げ筒9の内部を米とともに上方へと循環し、矢示bの如く吹上げ筒9の外部へと筒上部開口より吹き出され、この洗米水と米の循環により米の糠分が洗浄される。このとき、吹上げ筒9の上部開口より吹き出た洗米水及び米は、噴水部45に備えた反射板51に衝当して下方へと反射され、噴水部45に米や糠分が付着するのを防止するとともに、すばやく洗米水及び米を下方へ落とすことにより循環効率、ひいては洗米効率を向上している。
【0024】
なお、洗浄剥離した糠分は泡状となって洗米槽2のオーバーフロー口56よりフロート弁手段53を介して排水箱36に流入し、排水ホース57から機外へ流入する。洗米槽2内の水量はオーバーフロー弁Fによって制限するのが望ましい。
また、吹上げ筒9を支持している支持アーム9aは平板状に形成して縦向き配置しており、洗米水及び米の洗米槽2内部の循環を妨げることがなく、この支持アーム9a上に米が積載するのを少なくしている。
【0025】
以上の洗米工程を行った後、
給水管12の開閉弁60を閉弁することにより洗米水供給手段10の給水を止め、排米弁15を揺動させて閉塞部17により排米口14を閉塞することにより、排水パイプ37は排水弁33により開弁され、給水手段43より洗米槽2に一旦水を給水して汚水は排水パイプ37より一挙に流れ、その後給水手段43の給水を停止してざる上げ工程に移行する。
ざる上げ工程を行った後、排米口14を排米弁15により開弁する(排米口14の下方に米落下口16を位置づける)と、米落下口16を介して内釜3へと米が投入される。なお、このとき排水パイプ37は閉弁されている。
【0026】
そして、この米の落下投入の際に、水加減水供給管44の中途部に備えた開閉弁59を開弁し、給水手段43により水加減水を流入する。この水加減水は、給水手段43の噴水部45より、洗米槽2の内壁及び吹上げ筒9内部へと向けて吹きつけられ、洗米槽2の内壁を洗浄、即ち内壁に付着した米を流下して水加減水とともに内釜3へ投入されるが、噴水部45は吹きつけた水の水圧により縦軸心廻りに回転し、これにより、洗米槽2の内壁全周に吹きつけることが可能となる。従って、洗米槽2内壁に付着した米を確実に水加減水によって洗い流して残溜米が残らないようにしている。
【0027】
そして、噴水部45は、複数(本実施例では3股状)の給水支管48を有して洗米槽2の上下方向において吹きつけ高さを異なるものとしているため、洗米槽2内壁の上、中、下部へと吹きつけることにより、洗米槽2の全体において均等された強力な水圧により、付着した米を流下することができる。
そして、吹上げ筒9の上方に配置したノズル部50を噴水部45に備えて吹上げ筒9内部に付着した米を確実に流下することができるようになっている。
なお、噴水部45の下部に備えた反射板51は、このとき噴水部45とともに回転するが、これにより反射板51に付着した米を遠心力によって撥ね飛ばすように働き、反射板51に残留米が残らないようにしている。
【0028】
以上により洗米工程が終了して炊飯工程へ移行してこれが繰り返して行われる。
なお、給水手段43は、水加減水の給水時に使用するに限られず、洗米工程以外の洗米槽2の洗浄時、即ち、洗米槽2の内部に付着した糠分や異物を洗浄するのに使用することもできる。
本発明は、上記実施例に限定されるものではなく、適宜設計変更することができる。例えば、上記実施例では給水管12を水道出口に接続したが、水道以外の貯水源に接続することができ、かかる場合でも貯水源の水圧を有効に利用して洗米効果を高めることができる。
【0029】
【発明の効果】
以上説明した本発明によれば、洗浄水にエアを混入するので、米の洗浄効果の一層の促進を図ることができ。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例にかかる洗米装置の縦断面図である。
【図2】同洗米装置の給水口近傍を示す拡大断面図である。
【図3】同洗米装置の排米弁装置の平面図である。
【図4】同洗米装置の洗米槽下部の構成を示す縦断面図である。
【図5】同洗米装置の水加減水の給水手段を示す平面図である。
【図6】同洗米装置の全体側面図である。
【符号の説明】
1 洗米装置
2 洗米槽
12 給水管
61 給水口(吐水口)
62 水エア混合室(エア供給室)
67 エアポンプ
68 給気部
69 連通孔

Claims (2)

  1. 上部を円筒状に形成しかつ下部を漏斗状に形成した洗米槽(2)は、上部側面にオーバフロー口(56)を有し、漏斗状下端に洗米後の米を排米する排米口(14)を有し、この排米口(14)を開閉する排米弁(15)を備えており、
    前記排米弁(15)で前記排米口(14)を閉塞し、この状態で洗米槽(2)を負圧にして米を該洗米槽(2)に供給し、
    前記排米弁(15)に設けた給水口(61)を前記排米口(14)の下方に位置させて該給水口(61)から該排米口(14)の上方へ洗浄水をエアと共に供給して洗米槽(2)内の米を洗浄し、
    前記排米弁(15)に設けた米落下口(16)を前記排米口(14)に対向させて洗浄した米を洗米槽(2)から落下させることを特徴とする洗米方法。
  2. 上部を円筒状に形成しかつ下部を漏斗状に形成した洗米槽(2)は、上部側面にオーバフロー口(56)を有し、漏斗状下端に洗米後の米を排米する排米口(14)を有し、この排米口(14)を開閉する排米弁(15)を備えており、
    前記排米弁(15)は、前記洗米槽(2)を負圧にすべく前記排米口(14)を閉塞するための閉塞部(17)と、排米口(14)から上方に向けて洗米槽(2)内の米を洗浄する洗浄水をエアと共に供給するための給水口(61)と、排米口(14)を開放して洗浄した米を洗米槽(2)内から落下させるための米落下口(16)とを備え、排米弁(15)が前記排米口(14)にこれら水口(61)、米落下口(16)及び閉塞部(17)のいずれかを対向させる3位置の間で位置変更可能に支持されていることを特徴とする洗米装置。
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