JPH08318170A - 洗米装置 - Google Patents

洗米装置

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JPH08318170A
JPH08318170A JP12395795A JP12395795A JPH08318170A JP H08318170 A JPH08318170 A JP H08318170A JP 12395795 A JP12395795 A JP 12395795A JP 12395795 A JP12395795 A JP 12395795A JP H08318170 A JPH08318170 A JP H08318170A
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JP
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rice
water
water supply
rice washing
washing tank
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JP12395795A
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English (en)
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Keiichi Mihira
恵一 三平
Yoshihisa Matsumoto
好央 松本
Masami Kawasaki
雅美 川崎
Saneaki Nakajima
実章 中島
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 洗米槽内の洗浄を確実に行い、米や糠分が洗
米槽内に残留するのを防止する洗米装置を提供する。 【構成】 洗米槽2の内壁を洗浄可能な給水手段は給水
部45を備え、該給水部45は、複数の給水支管48を
備えて洗米槽2の内壁に水を吹きつける。この給水部4
5は、内壁に吹きつける水の水圧により縦軸心廻りに遊
転自在に備えて、洗米槽2の内壁全周に水を吹きつけ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、洗米装置に係り、レス
トラン、寿司屋、ホテル等のように、大量炊飯に呼応し
て計量米を繰り返し洗米するのに利用されるものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の洗米装置には、特公昭56─93
81号公報記載のもののように、洗米手段を備えた洗米
槽内部に、水加減水を供給しつつ洗米槽内部を洗浄可能
な給水手段を備え、該給水手段は、洗米槽の上部に備え
られたシャワー等の散水装置よりなり、洗米槽の内壁に
付着した米や糠分等を流下し、繰り返し洗米を行うよう
にしたものがある。
【0003】また、洗米手段としては、特開平4─27
7034号公報記載のもののように、洗米槽内に縦設し
た吹上げ筒と、該吹上げ筒の下方に配置して該吹上げ筒
内に洗米水及び米を上方に循環させるべく洗米水を供給
する洗米水供給手段とを備えるものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述の洗米装置におい
て、シャワー等の散水装置によって、供給水を拡散して
洗米槽内壁に吹きつけるため強力な水圧を得ることがで
きず、また、洗米槽の内壁全周を十分に洗浄するのが困
難であった。そして、洗米槽内壁の上下方向においても
均等に洗浄できず、米や糠分が内壁に残留して適切な水
加減や十分な洗米の妨げとなる恐れがあった。
【0005】また、吹上げ筒と、洗米水供給手段とを有
する洗米手段を備えた洗米装置においては、吹上げ筒内
に付着した米や糠分を洗浄する手段がないため、これも
同様に適切な水加減や十分な洗米の妨げとなる恐れがあ
った。そして、洗米時に、吹上げ筒から上方に吹き出し
た米や糠分が給水手段自体に付着すると、これを洗浄す
る手段がなく、残留米が残る原因となる。
【0006】そこで、本発明は、洗米槽内の洗浄を確実
に行い、また給水手段に米が付着するのを防止すること
により、米や糠分が洗米槽内に残留するのを防止する洗
米装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、洗米槽2と、
該洗米槽2内部において洗米する洗米手段8と、前記洗
米槽2の内壁を洗浄可能な給水手段43を備えた洗米装
置において、上述の目的を達成するために以下の技術的
手段を講じている。すなわち、前記給水手段43は、洗
米槽2内壁に水を吹きつける給水部45を備え、該給水
部45は、吹きつける水の水圧により縦軸心廻りに遊転
自在に備えることを特徴としている。
【0008】前記給水部45は、前記洗米槽2内壁の上
下方向における吹きつけ高さが異なる複数の給水支管4
8を備えることを特徴としている。また、前記洗米手段
8は、前記洗米槽2内に縦設される吹上げ筒9と、該吹
上げ筒9の下方に配置して該吹上げ筒9内に洗米水を供
給する洗米水供給手段10とからなり、前記給水部45
は、前記吹上げ筒9の上方に配置して該吹上げ筒9内に
水を吹きつけるノズル部50を備えることを特徴とし、
前記吹上げ筒9の上方に配置して、該吹上げ筒9を通過
して上方へ噴射する米及び洗米水を下方へと反射させる
反射板51を前記給水部45の下部に備えることを特徴
としている。
【0009】
【作用】洗米槽2内部において洗米手段8により洗米を
行ったのち、米を洗米槽2内部より払い出しつつ給水手
段43により水加減水を給水する。この際に給水手段4
3は洗米槽2の内壁に水を吹きつけることにより該内壁
を洗浄、即ち内壁に付着した米を流下させ、給水手段4
3の給水部45が吹きつける水の水圧によって遊転し、
内壁の全周に亘って洗浄できる。
【0010】給水部45は、洗米槽2の上下方向におい
て吹きつけ高さの異なる複数の給水支管48を備えるこ
とにより、この上下方向に均等で強力な水圧の水を吹き
つけることが可能で洗米槽2の洗浄効果を大とできる。
洗米手段8は、洗米槽2の内部で縦設した吹上げ筒9
と、該吹上げ筒9の下方に配置した洗米水供給手段10
よりなり、該洗米水供給手段10より吹上げ筒9内部に
洗米水を噴射し、洗米水とともに米を吹上げ筒9内部に
上方へと循環させることにより洗米を行い、この後米を
払い出しつつ給水手段43により水加減水を給水させ、
吹上げ筒9の上方に配置した給水部45のノズル部50
により吹上げ筒9内部に付着した米を流下して確実に洗
浄を行う。また、洗米時に、吹上げ筒9内部を上方へと
循環する洗米水及び米は筒上部の開口より吹き出て該吹
上げ筒9の上方に配置した反射板51に衝突して下方に
反射させる。これにより給水手段43に米が付着するの
を防ぎ、洗米槽2内に残留米が残るのを防止する。
【0011】なお、給水手段43は、前記の洗米工程に
おける水加減水の給水時に使用するだけでなく、洗米工
程以外の洗米槽2の洗浄時、即ち、洗米槽2の内壁に付
着した糠分や異物を洗浄するのに使用でき、洗米槽2の
内壁の内壁に付着物をなくして、次の洗米や水加減を十
分且つ適切に行うことができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。図1〜7は本発明の第1実施例を示しており、図
3、4に示すように、洗米装置1は、洗米槽2と、該洗
米槽2内部において洗米を行う洗米手段8と、前記洗米
槽2内部に水加減水を供給する給水手段43等よりな
り、前記洗米装置1の下方には、洗米された米を炊く炊
飯装置3を配置し、該炊飯装置3の下方に貯米庫4を配
置して該貯米庫4の下部に備えた計量装置5により計量
した計量米を一旦受箱6に留保した後、洗米槽2へと計
量米を流入可能となっており、これらによって自動炊飯
装置を構成している。
【0013】前記洗米槽2は、下部を漏斗状に形成した
円筒形であり、該洗米槽2の底部の開口が排米口14と
なり、この排米口14を開閉自在とする排米弁15を備
え、上部の開口には上蓋7を設けて洗米槽2内部を密閉
可能としている。この上蓋7上には、前記受箱6に留保
した計量米を洗米槽2へと流入するために受箱6の内部
と洗米槽2の内部とを連通して接続する給米管40を備
えており、同じく上蓋7上に備えた吸引ブロア41によ
り洗米槽2内部を負圧にすることにより受箱6から洗米
槽2へと給米するようにしている。
【0014】また、洗米槽2の下部には円筒形の胴部2
aを備えており、該胴部2aの側部には排水パイプ37
を備え、胴部2a内部には、米粒よりも小さなものを流
通可能な濾筒13を備えている。そして、図6、7に示
すように、胴部2aの下端には基台21が張出状に設け
られ、該基台21の下面には、下方に突出状に設けた複
数の受けローラ26により支持された前記排米弁15が
縦支軸18廻りに水平方向に揺動自在に備えられ、該基
台21の上面には、モータ22が備えられている。そし
て、該モータ22に連結した縦方向の駆動軸23より水
平方向に検出アーム24が突出し、該検出アーム24よ
り下方には揺動軸25が突出し、該揺動軸25と係合す
る係合凹部19aを有する係合アーム19が、縦支軸1
8を挿通している排米弁15の筒軸15aに備えられ
て、モータ22の正逆回転により検出アーム24及び揺
動軸25が揺動し、この揺動軸25と係合する係合アー
ム19を介して排米弁15を左右に揺動駆動可能となっ
ている。
【0015】排米弁15は、平面略扇形に形成してお
り、左右方向略中央にはノズル部11、一側部には米落
下口16を夫々備えており、基台21の下面には、モー
タ22の作動を制御する3個の検出スイッチ27を備え
ている。そして、検出アーム24の自由端が検出スイッ
チ27のストライカとなり、排米弁15の位置、即ち、
米落下口16、ノズル部11、及び両者16、11が外
れた位置の3位置をそれぞれ排米口14の下方に位置づ
けるべくモータ22の作動制御可能となっている。
【0016】なお、基台21の排米口14周囲における
排米弁15との当接面には、Oリング等のシール装置2
0を設けており、洗米槽2内部の水等が基台21と排米
弁15との隙間より漏れることがないようにしている。
前記排水パイプ37には排水箱36が接続されていて、
該排水箱36の内部には、コイルバネで示す付勢手段3
5によって閉弁方向に付勢されている排水弁33がホル
ダー34により摺動自在に備えられており、この排水箱
36と洗米槽2上側部に設けたオーバーフロー口56と
はフロート弁手段53を中途に有するオーバーフロー管
52によって連通されているとともに、排水箱36には
機外への排水ホース57が接続されている。
【0017】前記フロート弁手段53は、弁箱55の弁
座55aをオン、オフするピン球等によるフロート弁5
4を備えてなり、吸引ブロア41を起動して洗米槽2内
を負圧にするとフロート弁54が弁座55aを閉じ、負
圧解除するとフロート弁54は自重で降下して弁座55
aを開くようになっている。前記排米弁15と、排水弁
33とは、連動手段29によって連動されるようになっ
ており、該連動手段29は、排水箱36の支点軸32に
揺動自在に支持されていて、一端が排水弁33のフック
33aに係合されたアーム31と、排米弁15のフック
15bと前記アーム31の他端とを枢結しているロッド
30とからなっている。この連動手段29により、排米
口14の下方に米落下口16又はノズル部11を位置づ
けた際に、付勢手段35により排水弁33が閉弁され、
米落下口16及びノズル部11が排米口14より外れた
際には、排水弁33を開弁するように構成されている。
【0018】前記洗米手段8は、図3に示すように、洗
米槽2内部に支持アーム9aを介して縦設された吹上げ
筒9と、該吹上げ筒9の下方に配置した洗米水供給手段
10とからなっており、該洗米水供給手段10は、前記
排米弁15に備えた前記ノズル部11と、該ノズル部1
1と接続した洗米水供給管12よりなっている。この洗
米水供給管12は中途部にジャバラ管12aを備えてお
り、排米弁15の揺動に伴ってノズル部11が移動する
のに洗米水供給管12が対応できるようになっている。
【0019】前記給水手段43は、洗米槽2に水加減水
を給水しつつ洗米槽2内壁を洗浄可能とするもので、洗
米槽2の上蓋7に設けられた給水部45と、該給水部4
5に接続された給水管44よりなり、該給水管44と、
前記洗米水供給管12とは、流量センサ58を介して元
管42に接続されており、該元管42は水道源又は貯水
源に接続されて給水管44及び洗米水供給管12に夫々
給水するようになっている。なお、給水管44及び洗米
水供給管12の中途部には、それぞれ電磁自動弁よりな
る開閉弁59、60を備え、この開閉弁59、60の開
弁により元管42からの供給水がそれぞれ給水管44、
洗米水供給管12を介して給水部45、ノズル部11へ
と流入するようになっている。
【0020】前記給水部45は、図2、3に示すよう
に、上蓋7に固定の固定管46と、該固定管46に内嵌
されて遊転自在となる可動管47と、該可動管47の側
部に設けて噴射ノズル49を先端に有する複数の給水支
管48とからなっている。可動管47の内部には分岐路
47aを形成して給水支管48のそれぞれに水を分岐
し、該給水支管48は略L字状に形成され、複数のそれ
ぞれが洗米槽2内部の上下方向における異なる高さに向
けられている。そして、給水管44から水が給水部45
へと流入し、該給水部45の給水支管48先端の噴射ノ
ズル49より洗米槽2の内壁へむけて水が吹きつけられ
る。図1の矢示Aで示すように内壁に吹きつけられた水
の水圧により、固定管46に遊転自在となる可動管47
は遊転し、従って、矢示Bで示すように、給水部45は
水を内壁に吹きつけつつ縦軸心廻りに遊転し、内壁全周
に均等に吹きつけ可能である。
【0021】前記噴射ノズル49は、図5に示すよう
に、給水支管48の先端に雌ネジ49aが螺合すること
により取り付けられ、噴射ノズル49内部の後端側に
は、正面視略X字状の旋回子49bが着脱自在に嵌挿さ
れ、先端側が先細り状となって、該噴射ノズル49を介
して噴射された水Wは円形状に均等に広がって噴射する
ようになっている。
【0022】給水部45の下部、すなわち可動管47の
下部には、ノズル部50を形成しており、このノズル部
50は、洗米手段8の吹上げ筒9の上方に配置されて該
吹上げ筒9内に図3の矢示cで示すように水を吹きつけ
るようになっている。また、前記給水部45の下部に
は、可動管47の下部周縁に固定された反射板51を備
えており、該反射板51は、吹上げ筒9の上方を覆う傘
状に形成され、吹上げ筒9の上部開口より吹き上げた洗
米水及び米等が衝突して下方へと反射させて落とすよう
にしている。
【0023】上記構成において、洗米動作を説明する
と、貯米庫4の計量部5により計量された計量米は受箱
6に留保され、該計量米は、吸引ブロア41の起動によ
って給米管40を通って洗米槽2へと供給される。この
とき、排米口14は排米弁15によって閉じられている
とともに、フロート弁54は吸引ブロア41による負圧
により弁座55aを閉じている。
【0024】次に、排米口14の下方に洗米水供給手段
10のノズル部11を位置づけるべくモータ22の作動
により排米弁15を揺動させ、洗米工程に移行する。こ
のとき、排水パイプ37は排水弁33により閉じられ、
洗米水供給管12の中途部に備えた開閉弁60が開弁さ
れてノズル部11を介して洗米水が洗米槽2内に供給さ
れる。
【0025】なお、ノズル部11には、これにより噴出
される水によってエアーを導入するエアー導入部65が
設けられ、このエアー導入部65には、上端が洗米槽2
の最高水位よりもやや上方に位置する細管66が接続さ
れている。これにより、水にエアーを混合した気泡水が
ノズル部11より噴射されるようになっている。ノズル
部11より噴射された洗米水は、図3の矢示aで示す如
く吹上げ筒9の内部を米とともに上方へと循環し、矢示
bの如く吹上げ筒9の外部へと筒上部開口より吹き出さ
れ、この洗米水と米の循環により米の糠分が洗浄され
る。このとき、吹上げ筒9の上部開口より吹き出た洗米
水及び米は、給水部45に備えた反射板51に衝突して
下方へと反射され、給水部45に米や糠分が付着するの
を防止するとともに、すばやく洗米水及び米を下方へ落
とすことにより循環効率、ひいては洗米効率を向上して
いる。
【0026】なお、洗浄した糠分は泡状となって洗米槽
2のオーバーフロー口56よりフロート弁手段53を介
して排水箱36に流入し、排水ホース57から機外へ流
出する。洗米槽2内の水量はオーバーフロー弁Fによっ
て制限するのが望ましい。また、吹上げ筒9を支持して
いる支持アーム9aは平板状に形成して縦向き配置して
おり、洗米水及び米の洗米槽2内部の循環を妨げること
がなく、この支持アーム9a上に米が積載するのを少な
くしている。
【0027】以上の洗米工程を行った後、洗米水供給管
12の開閉弁60を閉弁することにより洗米水供給手段
10の給水を止め、排米弁15をノズル部11及び米落
下口16が排米口14より外れた位置に位置づけること
により、排水パイプ37は排水弁33により開弁され、
給水手段43より洗米槽2に一旦水を給水して汚水は排
水パイプ37より一挙に流れ、その後給水手段43の給
水を停止してざる上げ工程に移行する。
【0028】ざる上げ工程を行った後、排米口14を排
米弁15により開弁する(排米口14の下方に米落下口
16を位置づける)と、米落下口16を介して炊飯装置
3へと米が投入される。なお、このとき排水パイプ37
は閉弁されている。そして、この米の落下投入の際に、
給水管44の中途部に備えた開閉弁59を開弁し、給水
手段43により水加減水を流入する。この水加減水は、
給水手段43の給水部45より、洗米槽2の内壁及び吹
上げ筒9内部へと向けて吹きつけられ、洗米槽2の内壁
を洗浄、即ち内壁に付着した米を流下して水加減水とと
もに炊飯装置3へ投入されるが、給水部45は吹きつけ
た水の水圧により縦軸心廻り遊転し、これにより、洗米
槽2の内壁全周に吹きつけることが可能となる。したが
って、洗米槽2に付着した米を確実に洗い流して残留米
が残らないようにしている。
【0029】そして、給水部45は、複数(本実施例に
おいては3股状)の給水支管48を有して洗米槽2の上
下方向において吹きつけ高さを異なるものとしているた
め、洗米槽2内壁の上、中、下部へと吹きつけることに
より、洗米槽2の全体において均等された強力な水圧に
より、付着した米を流下することができる。そして、吹
上げ筒9の上方に配置したノズル部50を給水部45に
備えて吹上げ筒9内部に付着した米を確実に流下するこ
とができるようになっている。
【0030】なお、給水部45の下部に備えた反射板5
1は、このとき給水部45とともに遊転するが、これに
より反射板51に付着した米を遠心力によって撥ね飛ば
すように働き、反射板51に残留米が残らないようにし
ている。以上により洗米工程が終了して炊飯工程へ移行
してこれが繰り返し行われる。給水手段43は、洗米工
程における水加減水の給水時に使用するに限られず、洗
米工程以外の洗米槽2の洗浄時、即ち、洗米槽2の内部
に付着した糠分や異物を洗浄するのに使用することもで
きる。
【0031】図8は、本発明の第2実施例を示してお
り、これは、給水手段を示したもので、遊転自在な給水
部45の給水支管48は4股状となり、給水管44は、
電磁自動弁よりなる第1開閉弁62を有する第1分岐管
44aと、電磁自動弁よりなる第2開閉弁63を有する
第2分岐管44bとに分岐されている。そして、本実施
例では、第1分岐管44aは4股状の給水支管48のう
ち2つに、第2分岐管44bは給水支管48の残りの2
つにそれぞれ接続されて給水するようにしている。
【0032】この第2実施例では、第1、第2開閉弁6
2、63をそれぞれ交互に開弁するようにすると、給水
支管48の全てから同時に水を吹きつける場合と比し
て、それぞれ2つづつの給水支管48から強い水圧の吹
きつけ水を得ることができ、洗米槽2内壁に付着した米
等を洗い流す効果を増大させることができる。図9は、
本発明の第3実施例を示しており、これは、給水手段の
給水部45を洗米槽2内に2か所設け、それぞれの給水
部45には、電磁自動弁よりなる第1開閉弁63を有す
る第1分岐管44aと、電磁自動弁よりなる第2開閉弁
63を有する第2分岐管44bとが接続され、第1、第
2開閉弁62、63を交互に開弁することにより第2実
施例のものと同様に、強い水圧で水を噴射できるように
して洗米槽2内部の洗浄効果を増大している。
【0033】本発明は、上記実施例に限られず、例え
ば、貯米庫下部に備えた受箱から洗米槽への給米方法
を、吸引ブロアを設けずに、受箱に送風装置を設けて風
力にて洗米槽へと給米するようにしたものでも良い。ま
た、本発明の請求項1又は2に係る実施例としては、洗
米装置を、攪拌棒によりかきまぜて洗米する攪拌装置に
よるものとしてもよいが、これによると洗米時における
砕米が多くなる恐れがあり炊上米の品質低下となること
があるため、上記第1〜3実施例のように水の循環によ
る洗米装置を用いる方がよい。
【0034】
【発明の効果】以上詳述したように本発明は、給水手段
が、洗米槽の内部に吹きつける水の水圧によって縦軸心
廻りに遊転自在となる給水部を備えているため、洗米槽
内部全周にわたって洗浄可能となり、従って洗米槽内に
残留米や糠分が残るのを確実に防止することができる。
また、給水部は、洗米槽内壁の上下方向において吹きつ
け高さの異なる複数の給水支管を備えるため、内壁上下
に略均等に強力な水圧の吹きつけを行い、確実に残留米
及び糠分を流下することができる。
【0035】また、洗米手段の吹上げ筒内部の洗浄を給
水部によって可能とし、そして、反射板により給水手段
に米等が付着するのを防いで、洗米槽2内部に残留米等
が残るのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す洗米槽内部の平面図
である。
【図2】本発明の第1実施例を示し、(a)は給水部の
平面図、(b)は(a)におけるA−A矢示断面図であ
る。
【図3】本発明の第1実施例を示し、洗米装置の全体構
成図である。
【図4】本発明の第1実施例を示し、洗米装置を用いた
自動炊飯装置の構成図である。
【図5】本発明の第1実施例を示し、(a)は噴射ノズ
ルの側面断面図、(b)は噴射ノズルの平面図である。
【図6】本発明の第1実施例を示し、排米弁の平面図で
ある。
【図7】本発明の第1実施例を示し、洗米槽下部の構成
を示す側面断面図である。
【図8】本発明の第2実施例を示す洗米槽内部の平面図
である。
【図9】本発明の第3実施例を示す洗米槽内部の平面図
である。
【符号の説明】
1 洗米装置 2 洗米槽 8 洗米手段 9 吹上げ筒 10 洗米水供給手段 43 給水手段 48 給水支管 50 ノズル部 51 反射板
フロントページの続き (72)発明者 中島 実章 大阪府東大阪市水走2丁目2番27号 大和 精工株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗米槽(2)と、該洗米槽(2)内部に
    おいて洗米する洗米手段(8)と、前記洗米槽(2)の
    内壁を洗浄可能な給水手段(43)を備えた洗米装置に
    おいて、 前記給水手段(43)は、洗米槽(2)内壁に水を吹き
    つける給水部(45)を備え、該給水部(45)は、吹
    きつける水の水圧により縦軸心廻りに遊転自在に備える
    ことを特徴とする洗米装置。
  2. 【請求項2】 前記給水部(45)は、前記洗米槽
    (2)内壁の上下方向における吹きつけ高さが異なる複
    数の給水支管(48)を備えることを特徴とする請求項
    1に記載の洗米装置。
  3. 【請求項3】 前記洗米手段(8)は、前記洗米槽
    (2)内に縦設される吹上げ筒(9)と、該吹上げ筒
    (9)の下方に配置して該吹上げ筒(9)内に洗米水を
    供給する洗米水供給手段(10)とからなり、 前記給水部(45)は、前記吹上げ筒(9)の上方に配
    置して該吹上げ筒(9)内に水を吹きつけるノズル部
    (50)を備えることを特徴とする請求項1に記載の洗
    米装置。
  4. 【請求項4】 前記洗米手段(8)は、前記洗米槽
    (2)内に縦設される吹上げ筒(9)と、該吹上げ筒
    (9)の下方に配置して該吹上げ筒(9)内に洗米水を
    供給する洗米水供給手段(10)とからなり、 前記吹上げ筒(9)の上方に配置して、該吹上げ筒
    (9)を通過して上方へ噴射する米及び洗米水を下方へ
    と反射させる反射板(51)を前記給水部(45)の下
    部に備えることを特徴とする請求項1に記載の洗米装
    置。
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