JPH08322988A - パチンコ機 - Google Patents

パチンコ機

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Publication number
JPH08322988A
JPH08322988A JP13518995A JP13518995A JPH08322988A JP H08322988 A JPH08322988 A JP H08322988A JP 13518995 A JP13518995 A JP 13518995A JP 13518995 A JP13518995 A JP 13518995A JP H08322988 A JPH08322988 A JP H08322988A
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JP
Japan
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game
pachinko machine
guide member
ball
return rubber
Prior art date
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Application number
JP13518995A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Takeuchi
正博 竹内
Yoshio Wakana
芳生 若菜
Makoto Tayui
誠 田結
Hidekatsu Takeuchi
英勝 竹内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takeya Co Ltd
Original Assignee
Takeya Co Ltd
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 長期間の使用にも耐え得るパチンコ機を提供
する。 【構成】 所定の遊技条件が成立すると、遊技領域6の
右側中央に設けられた第3種始動口14へ遊技球が入賞
する度に特別電動役物12の開閉板24が開いて大入賞
口26が形成される、といった特別状態になるパチンコ
機において、遊技領域6の右側最上部に設けられた返し
ゴムGに対向する位置には、遊技釘Kに代えて、合成樹
脂からなる誘導部材44が取り付けられている。このパ
チンコ機においては、遊技者が、返しゴムGを狙って遊
技球を発射する所謂「右打ち」を行うと、返しゴムGに
よって跳ね返された遊技球Tは、誘導部材44の壁部4
8に当たって勢いが緩和され、その後、遊技領域6の下
方へ落下していく。この結果、このパチンコ機によれ
ば、遊技者が「右打ち」を行った場合でも、遊技釘Kが
折れてしまうことを防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はパチンコ機に関し、その
中でも特に右打ち用のパチンコ機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、通常時には、遊技領域の中央
最上部に打たれた釘(天釘)の付近を狙ってパチンコ球
(遊技球)を発射し、所定の遊技条件が成立して大当り
状態になると、発射ハンドルを右一杯に回して、遊技領
域の右側上部に設けられた返しゴムを狙って遊技球を発
射する、といった所謂「右打ち」を行うパチンコ機が知
られている。
【0003】即ち、この種のパチンコ機においては、開
き状態に変化して入賞確率を大きくさせる大入賞口や、
その大入賞口を開かせることとなる遊技球の入賞に係る
入賞口(第3種始動口)が、遊技領域の右側に配置され
ており、しかも、遊技領域に植設される複数の遊技釘
は、上記返しゴムによって跳ね返された遊技球が、第3
種始動口や大入賞口へ誘導されるように配置されている
ため、遊技者は、当該パチンコ機が大当り状態になる
と、所謂「右打ち」を行って、第3種始動口及び大入賞
口に遊技球を集めるようにするのである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような右打ち用のパチンコ機では、返しゴムによって勢
い良く跳ね返された遊技球を、返しゴムに対向する位置
に並べて配置された所定数の遊技釘で受けて、遊技領域
の下方へ落下させるようにしていた。
【0005】よって、上記従来のパチンコ機では、返し
ゴムによって跳ね返された遊技球を受ける遊技釘が、長
期間の使用によって折れてしまうという問題があった。
そして、折れた遊技釘の一部が、遊技領域に配置された
入賞口や電動役物に入ってしまい、大きな故障を招いて
しまう可能性もある。
【0006】本発明は、このような問題に鑑みなされた
ものであり、長期間の使用にも耐え得るパチンコ機を提
供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
になされた請求項1に記載の本発明は、遊技盤面に形成
された遊技領域の右側上部に、該遊技領域内に発射され
た遊技球を跳ね返すための返しゴムが設けられると共
に、前記遊技領域内に植設される複数の遊技釘は、前記
返しゴムによって跳ね返された遊技球が特定の入賞装置
へ誘導されるように配置されたパチンコ機において、前
記遊技領域にて前記返しゴムに対向する位置には、前記
返しゴムによって跳ね返された遊技球を所定方向へ誘導
するための板状の誘導部材が、前記遊技釘に代えて設け
られていること、を特徴とするパチンコ機を要旨として
いる。
【0008】また、請求項2に記載の本発明は、請求項
1に記載のパチンコ機において、前記誘導部材は、前記
遊技盤面に立設されて、前記返しゴムによって跳ね返さ
れた遊技球を所定方向へ誘導するための壁部と、該壁部
の上部から前記遊技領域の側壁へ向けて直角に伸び、前
記壁部及び前記側壁と共にトンネル状の玉通路を成す屋
根部とからなり、前記遊技領域内に発射された遊技球
が、前記玉通路内で前記返しゴムに衝突するように構成
されたこと、を特徴とするパチンコ機を要旨としてい
る。
【0009】そして、請求項3に記載の本発明は、請求
項1又は請求項2に記載のパチンコ機において、前記誘
導部材は、合成樹脂により形成されていることを特徴と
している。
【0010】
【作用及び発明の効果】上記のように構成された請求項
1に記載のパチンコ機においては、遊技領域にて返しゴ
ムに対向する位置には、返しゴムによって跳ね返された
遊技球を所定方向へ誘導するための板状の誘導部材が、
遊技釘に代えて設けられている。
【0011】そして、返しゴムによって跳ね返された遊
技球は、板状の誘導部材によって所定方向へ誘導され、
その後、遊技領域内に植設された複数の遊技釘によっ
て、遊技領域に設けられた特定の入賞装置へと誘導され
る。従って、このパチンコ機によれば、遊技者が、遊技
領域の右側上部に設けられた返しゴムを狙って遊技球を
発射するという「右打ち」を行った場合でも、遊技釘が
折れてしまうことがなく、延いては、折れた遊技釘の一
部が入賞口や電動役物に入って故障を招いてしまうとい
った不具合を防止することができる。
【0012】次に、請求項2に記載のパチンコ機では、
請求項1に記載のパチンコ機において、誘導部材が、遊
技盤面に立設された壁部と、その壁部の上部から遊技領
域の側壁へ向けて直角に伸び、壁部及び遊技領域の側壁
と共にトンネル状の玉通路を成す屋根部と、から形成さ
れており、遊技領域内に発射された遊技球は、上記玉通
路内で返しゴムに衝突するように構成されている。
【0013】よって、このパチンコ機においては、遊技
者が「右打ち」すると、発射された遊技球は、誘導部材
と遊技領域の側壁とからなるトンネル状の玉通路内に飛
び込み、その玉通路内で、返しゴムにより跳ね返され
る。そして、その跳ね返された遊技球は、誘導部材の壁
部によって所定方向へ誘導されるのであるが、このと
き、誘導部材の屋根部によって、遊技球が遊技領域を覆
うガラス板に当たることが防止される。
【0014】従って、請求項2に記載のパチンコ機によ
れば、遊技釘が折れてしまうことを防止できる上に、返
しゴムによって勢い良く跳ね返された遊技球がガラス板
に当たって大きな音が生じたりガラス板が割れてしま
う、といった不具合を防止することができる。
【0015】ところで、上記誘導部材は、金属によって
形成してもよいが、請求項3に記載のように、合成樹脂
によって形成すれば、遊技球が当該誘導部材に当たった
際に発生する音を低減することができる上に、遊技球に
傷を付けてしまうことも防止できる。
【0016】
【実施例】以下、本発明が適用された実施例のパチンコ
機について、図面を用いて説明する。まず、図1は第1
実施例のパチンコ機に用いられた遊技盤2の表面、即ち
遊技盤面を表す構成図である。尚、図1においては、パ
チンコ球(遊技球)を誘導するための遊技釘は省略され
ている。
【0017】図1に示すように、本実施例のパチンコ機
において、その遊技盤面には、ガイドレール4によって
囲まれた略円形の遊技領域6が形成されている。そし
て、遊技領域6の右側上部に位置するガイドレール4の
切れ目には、ガイドレール4に沿って遊技領域6内に発
射された遊技球を跳ね返すための返しゴムGが設けられ
ている。
【0018】また、遊技領域6の中央上部には、複数の
図柄を表示する表示装置8が配設されており、遊技領域
6の中央下部には、遊技球を受け入れ易い開き状態に変
化可能な普通電動役物10が配設されている。また更
に、遊技領域6の右側下部にも、遊技球を受け入れ易い
開き状態に変化可能な特別電動役物12が配設されてお
り、遊技領域6の右側中央には、特別電動役物12を開
き状態に変化させるための第3種始動口14が配設され
ている。
【0019】ここで、表示装置8は、表示装置8と普通
電動役物10との間(即ち遊技領域6の中央)に設けら
れた図柄作動ゲート16に遊技球が入賞すると、種々の
絵柄や数字からなる複数(本実施例では3つ)の図柄を
夫々所定時間だけ変更して表示し、所定時間が経過する
度に各図柄を1つずつ停止して表示するものである。
【0020】そして、普通電動役物10は、その中央部
に、ソレノイドによって開閉される開閉板18を備えて
おり、表示装置8に停止して表示された図柄の組み合せ
が特定の組み合せになると、開閉板18が所定時間(本
実施例では約6秒間)だけ開かれて特定入賞口20が形
成されるようになっている。また、特定入賞口20はそ
の内部が3つに仕切られており、その中央部は、当該パ
チンコ機を後述するように遊技者にとって有利な特別状
態にさせるための特定領域20aとなっている。
【0021】一方、第3種始動口14は、ステッピング
モータによって所定時間(本実施例では12秒間)に一
回転の割合で常に回転される回転部材22を備えてお
り、その回転部材22の開口部22aが真上に来たとき
にだけ、遊技球を受け入れるように構成されている。つ
まり、第3種始動口14は、12秒毎に遊技球を入賞さ
せることができるようになっている。
【0022】そして、特別電動役物12も、その中央部
に、ソレノイドによって開閉される開閉板24を備えて
おり、遊技球が普通電動役物10の特定領域20aに入
って当該パチンコ機が特別状態になると、第3種始動口
14へ遊技球が入賞する度に、開閉板24が開かれて、
大入賞口26が形成されるようになっている。
【0023】尚、開閉板24は、第3種始動口14に遊
技球が入賞してから、所定時間(本実施例では約10秒
間)以内か、或いは大入賞口26に遊技球が10個入賞
したと検出されるまでの間だけ開かれるようになってお
り、開閉板24が閉じた後に第3種始動口14へ遊技球
が入賞すると、再び開閉板24が開くようになってい
る。但し、開閉板24が開閉される最大回数は16回に
設定されている。
【0024】つまり、本実施例のパチンコ機では、遊技
領域6の中央に設けられた図柄作動ゲート16に遊技球
が入賞すると、表示装置8に表示される図柄が変動し、
その図柄の組み合せが特定の組み合せになると、遊技領
域6の中央下部に設けられた普通電動役物10の開閉板
18が所定時間だけ開いて特定入賞口20が形成され
る。そして、その間に、遊技球が特定入賞口20内の特
定領域20aに入ると、その後は、第3種始動口14へ
遊技球が入賞する度に最大16回まで特別電動役物12
の開閉板24が開く、といった遊技者にとって非常に有
利な特別状態になる。
【0025】尚、本実施例のパチンコ機では、このよう
な特別状態の最中に、図柄作動ゲート16に遊技球が入
賞して、表示装置8の表示図柄が特定の組み合せにな
り、更に、普通電動役物10の特定領域20aに遊技球
が入ると、第3種始動口14へ入賞しても特別電動役物
12が作動しなくなる状態、即ち通常状態に戻ってしま
うようになっている。
【0026】従って、このパチンコ機で遊技を行う遊技
者は、通常時には、遊技領域6の中央最上部に打たれた
天釘(図示せず)の付近を狙って遊技球を発射し、図柄
作動ゲート16に遊技球を集めるようにするが、普通電
動役物10の特定領域20aに遊技球が入って上記特別
状態になると、その後は、第3種始動口14及び特別電
動役物12の大入賞口26に遊技球を集めるために、発
射ハンドル(図示せず)を右一杯に回して、遊技領域6
の右側上部に設けられた返しゴムGを狙って遊技球を発
射する、所謂「右打ち」を行うこととなる。
【0027】尚、図1において、28,30,32,3
4,36は普通入賞口、38a,38bは表示装置8の
左右上方に設けられたランプ風車、40a,40bは表
示装置8の左右下方に設けられた風車であり、42a,
42bは遊技領域6の左右隅に設けられた電飾ランプで
ある。
【0028】そして、上記のように本実施例のパチンコ
機は「右打ち」を行うように構成されているため、遊技
領域6に植設された遊技釘は、返しゴムGによって跳ね
返された遊技球が、第3種始動口14及び特別電動役物
12(大入賞口26)へ誘導されるように配置されてい
るのであるが、本実施例のパチンコ機では、図1におけ
る一点鎖線部分Qの拡大図である図2に示すように、遊
技領域6にて返しゴムGに対向する位置には、遊技釘に
代えて、合成樹脂からなる誘導部材44が取り付けられ
ている。尚、図2においては、「○」で示す部材が遊技
釘であり、その一部にのみ符号として「K」を付してい
る。
【0029】そこで次に、誘導部材44について図2及
び図3を用いて説明する。尚、図3は、誘導部材44の
形状を表す図であり、(A)はその正面図、(B)はそ
の右側面図、(C)はその背面図、(D)は(A)にお
けるX1−X1断面図である。
【0030】図3に示すように、誘導部材44は、遊技
盤面に固定される基部46と、その基部46から垂直に
伸びた板状の壁部48とからなり、壁部48は、その峰
の形状が略「く」の字状に形成されている。また、基部
46の適宜位置には、当該誘導部材44を遊技盤面にネ
ジ止めするための、3つのネジ穴50a,50b,50
cが設けられている。
【0031】そして、誘導部材44は、図2に示すよう
に、遊技盤面に基部46を当接させた状態で、ネジ穴5
0a,50b,50cからネジ(図示せず)を夫々螺入
することによって取り付けられている。このような本第
1実施例のパチンコ機においては、遊技者が「右打ち」
を行うと、図2における一点鎖線の矢印で示すように、
発射された遊技球Tは、ガイドレール4に沿って遊技領
域6内へ飛来し、返しゴムGに衝突する。そして、その
遊技球Tは、返しゴムGによって跳ね返された後、誘導
部材44の壁部48に当たって、そのまま遊技領域6の
下方へ落下していくか、或いは、壁部48と返しゴムG
との間で行ったり来たりした後、遊技領域6の下方へ落
下していく。
【0032】そして、このようにして勢いが緩和された
遊技球Tは、遊技領域6に植設された遊技釘Kによっ
て、適宜方向を変えられながら、そのほとんどが、図2
において点線の矢印で例示するように第3種始動口14
へ誘導されるか、或いは図2にて二点鎖線の矢印で例示
するように特別電動役物12の大入賞口26へ誘導され
ていく。
【0033】以上のように、第1実施例のパチンコ機で
は、遊技領域6にて返しゴムGに対向する位置に、返し
ゴムGによって跳ね返された遊技球Tを遊技領域6の下
方へ誘導するための誘導部材44が、遊技釘Kに代えて
設けられている。よって、遊技者が、「右打ち」を行っ
た場合でも、遊技釘Kが折れてしまうことがなく、延い
ては、折れた遊技釘Kの一部が第3種始動口14や特別
電動役物12(大入賞口26)に入って故障を招いてし
まうといった不具合を防止することができる。
【0034】即ち、図4に例示するように、返しゴムG
に対向する位置に、本実施例の誘導部材44に代えて、
その壁部48と同様の並びで遊技釘Kを複数植設した場
合には、返しゴムGによって勢い良く跳ね返された遊技
球Tが、何れかの遊技釘Kに当たることとなるため、そ
の遊技釘Kが、長期間の使用によって折れてしまう可能
性がある。これに対して、本実施例のパチンコ機によれ
ば、このような問題を防ぐことができるのである。
【0035】尚、誘導部材44は、金属によって形成し
てもよいが、本実施例のように合成樹脂によって形成す
ることにより、遊技球Tが誘導部材44の壁部48に当
たった際に発生する音を低減することができる上に、遊
技球Tに傷を付けてしまうことも防止できる。
【0036】次に、第2実施例のパチンコ機について説
明する。第2実施例のパチンコ機は、上述した第1実施
例のパチンコ機に対して、誘導部材44の形状が異なっ
ており、その他の構成は全く同様である。そこで以下、
第2実施例のパチンコ機に用いられた誘導部材54につ
いて、図5及び図6を用いて説明する。尚、図5は、誘
導部材54の形状を表す図であり、(A)はその正面
図、(B)はその背面図、(C)は(A)におけるX2
−X2断面図、(D)は(A)におけるX3−X3断面
図である。また、図6は、誘導部材54の取付状態を表
す図であり、図2に対応するものである。
【0037】図5及び図6に示すように、第2実施例の
誘導部材54は、遊技領域6における返しゴムGの周辺
部分を覆うように取り付けられるものであり、遊技盤面
に固定される基部56と、その基部56から垂直に伸び
た壁部58と、壁部58の上端から直角に伸び、壁部5
8及び遊技領域6の側壁としてのガイドレール4と共に
トンネル状の玉通路を成す屋根部60と、から形成され
ている。
【0038】そして、基部56の適宜位置には、当該誘
導部材54を遊技盤面にネジ止めするための、2つのネ
ジ穴62a,62bが設けられている。また、屋根部6
0の裏面において、返しゴムGよりも上側のガイドレー
ル4に当接する部分、及び、返しゴムGよりも下側のガ
イドレール4に当接する部分には、夫々、下方へ向けて
2本の突条64a,64bが平行に形成されており、そ
の突条64a,64bの間の部分が、ガイドレール4に
係合するための係合部66となっている。
【0039】そして、このように形成された誘導部材5
4は、図6に示すように、2つの係合部66をガイドレ
ール4に係合させつつ、基部56を遊技盤面に当接さ
せ、その状態で、ネジ穴62a,62bからネジ(図示
せず)を夫々螺入することによって取り付けられてい
る。
【0040】このような第2実施例のパチンコ機におい
ては、誘導部材54の壁部58及び屋根部60と、遊技
領域6の側壁としてのガイドレール4とによって、トン
ネル状の玉通路が形成され、その玉通路内に返しゴムG
が位置することとなる。よって、遊技者が「右打ち」を
行うと、図6における一点鎖線の矢印で示すように、発
射された遊技球Tは、上記玉通路内で返しゴムGに衝突
する。そして、その後は、第1実施例の場合とほぼ同様
に、返しゴムGによって跳ね返された遊技球Tが、誘導
部材54の壁部58に当たって、そのまま遊技領域6の
下方へ落下していくか、或いは、壁部58と返しゴムG
との間で行ったり来たりした後、遊技領域6の下方へ落
下していき、このようにして勢いが緩和された遊技球T
は、遊技領域6に植設された遊技釘Kによって、図6の
点線或いは二点鎖線の矢印で例示するように、第3種始
動口14或いは特別電動役物12の大入賞口26へと誘
導されていく。
【0041】従って、第2実施例のパチンコ機によって
も、第1実施例のパチンコ機の場合と同様に、遊技者
が、「右打ち」を行った場合でも、遊技釘Kが折れてし
まうことがなく、延いては、折れた遊技釘Kの一部が第
3種始動口14や特別電動役物12(大入賞口26)に
入ってしまうという不具合を防止することができる。
【0042】しかも、第2実施例のパチンコ機によれ
ば、誘導部材54の屋根部60によって、遊技球Tが遊
技領域6を覆うガラス板(図示せず)に当たることが防
止される。従って、第2実施例のパチンコ機によれば、
返しゴムGによって勢い良く跳ね返された遊技球Tが、
ガラス板に当たって大きな音が生じたり、ガラス板が割
れてしまうといった不具合をも防止することができる。
【0043】尚、上記第2実施例の誘導部材54におい
て、少なくとも屋根部60を透明に形成すれば、返しゴ
ムGの取付状態の異常を発見し易くなる上に、遊技者
が、当該誘導部材54とガイドレール4とによって形成
される玉通路内での遊技球Tの軌道を確認しながら、パ
チンコ遊技を行うことができるようになる。
【0044】また、上記第2実施例の誘導部材54は、
壁部58の上端から屋根部60が伸びるようにしたもの
であったが、壁部58の高さが遊技球Tの直径よりも十
分に大きい場合には、壁部58の上端よりも下方の位置
から屋根部60が伸びるようにしてもよい。つまり、こ
の場合には、図5(D)に示した断面形状が、略「L」
字状ではなく、略「T」字状となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施例のパチンコ機の遊技盤面を表す構
成図である。
【図2】 図1における一点鎖線部分の拡大図である
【図3】 第1実施例のパチンコ機に設けられた誘導部
材の形状を表す図である。
【図4】 第1実施例のパチンコ機の効果を説明する説
明図である。
【図5】 第2実施例のパチンコ機に設けられた誘導部
材の形状を表す図である。
【図6】 図5に示す誘導部材の取付状態を表す図であ
る。
【符号の説明】
2…遊技盤 4…ガイドレール 6…遊技領域
8…表示装置 10…普通電動役物 12…特別電動役物 14…
第3種始動口 16…図柄作動ゲート 18,24…開閉板 20
…特定入賞口 20a…特定領域 26…大入賞口 44,54…
誘導部材 46,56…基部 48,58…壁部 60…屋根
部 T…遊技球 64a,64b…突条 66…係合部 G…返しゴ
ム K…遊技釘

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技盤面に形成された遊技領域の右側上
    部に、該遊技領域内に発射された遊技球を跳ね返すため
    の返しゴムが設けられると共に、前記遊技領域内に植設
    される複数の遊技釘は、前記返しゴムによって跳ね返さ
    れた遊技球が特定の入賞装置へ誘導されるように配置さ
    れたパチンコ機において、 前記遊技領域にて前記返しゴムに対向する位置には、前
    記返しゴムによって跳ね返された遊技球を所定方向へ誘
    導するための板状の誘導部材が、前記遊技釘に代えて設
    けられていること、 を特徴とするパチンコ機。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のパチンコ機において、 前記誘導部材は、 前記遊技盤面に立設されて、前記返しゴムによって跳ね
    返された遊技球を所定方向へ誘導するための壁部と、 該壁部の上部から前記遊技領域の側壁へ向けて直角に伸
    び、前記壁部及び前記側壁と共にトンネル状の玉通路を
    成す屋根部とからなり、 前記遊技領域内に発射された遊技球が、前記玉通路内で
    前記返しゴムに衝突するように構成されたこと、 を特徴とするパチンコ機。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載のパチンコ
    機において、 前記誘導部材は、合成樹脂により形成されていること、 を特徴とするパチンコ機。
JP13518995A 1995-06-01 1995-06-01 パチンコ機 Pending JPH08322988A (ja)

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