JP2011092312A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】長期の使用に伴って遊技球の勢いに起因して生ずる遊技くぎの破損を防止することが可能な遊技機を提供する。
【解決手段】上側ブロック30は、傾斜壁61、湾曲壁62、上面壁63およびテーパー部72を備えている。下側ブロック20は、受け壁51、湾曲壁52および下面壁53を備えている。右打ちされて勢いよく発射された遊技球10は、通過路Tに進入し、受け壁51、湾曲壁62、湾曲壁52、上面壁63および下面壁53の順で跳ね返った後に、テーパー部72で跳ね返って、通過路Tから出て行く。通過路Tの跳ね返り区間T2では、このような下側ブロック20と上側ブロック30との間での遊技球の跳ね返りを複数回繰り返すことにより、遊技球10の勢いが弱められる。
【選択図】図6

Description

本発明は、遊技球の入賞によって大当たりの抽選を行うパチンコ遊技機等の遊技機に関するものである。
従来、始動口に遊技球が入賞することによって大当たりの抽選を行い、大当たりに当選したときに大入賞口の開閉を連続的に繰り返す大当たり遊技状態になり、より多くの賞球が得られる機会を与える遊技機としてのパチンコ遊技機が知られている。
遊技球による遊技を行って所定の条件を満たす場合に、ハンドルを大きく回転させて遊技領域の右側に遊技球を集めることで、より多くの賞球が得られるようにする技術が従来から提案されている(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1には、ディスプレイまたは音声発生装置からなる遊技者への報知手段を設けると共に、弾性部材に当る打球を検知する打球センサを設け、大当たりの権利発生時から打球センサが打球を検知するまでの間、報知手段を作動させて打球を強打ち(「右打ち」の変更)すべきことが報知されるように構成したパチンコ遊技機が開示されている。
特開平9−285631号公報
ここで、例えば右打ちを行う頻度が高いパチンコ遊技機では、右打ちされた勢いのある遊技球が遊技盤の遊技くぎや盤面に繰り返し打ちあたることになる。したがって、とりわけ遊技盤の右側に配置されている遊技くぎや右側の盤面などは、左側のものに比べて長期の使用に伴って損傷する可能性が高い。
本発明は、長期の使用に伴って遊技球の勢いに起因して生ずる遊技くぎの破損を防止することが可能な遊技機を提供することを目的とする。
本発明が適用される遊技機は、遊技球による遊技を行うための遊技領域111a,111bを盤面Bに有する遊技盤110と、当該遊技盤110の当該遊技領域111a,111bを遊技球による遊技を行う遊技者から隔てるための透明板158と、を備える遊技機100であって、前記遊技盤110の前記盤面Bに固定される長手形状の第1の固定部20と、前記第1の固定部20と離間すると共に当該第1の固定部20と向かい合う状態で前記遊技盤110の前記盤面Bに固定される長手形状の第2の固定部30と、前記第1の固定部20と前記第2の固定部30とにより形成され、当該第1の固定部20と当該第2の固定部30との間で遊技球を複数回跳ね返らせることにより当該遊技球の勢いを弱める跳ね返り通路T2と、を備え、前記第1の固定部20および/または前記第2の固定部30は、前記盤面Bと略平行な方向により規定される厚さ寸法Eを部分的に小さくすることで形成される遊技球を跳ね返らせる面53を有することを特徴とするものである。
ここで、前記第1の固定部20および/または前記第2の固定部30は、前記厚さ寸法Eを小さくした部分により形成され、相手の固定部20,30と係合する係合部54を有することを特徴とすることができる。また、前記係合部54は、遊技球と接触しないように形成されていることを特徴とすることができる。さらに、前記遊技領域111bを画定するレール部材112bと、前記盤面Bと前記第1の固定部20と前記レール部材112bとにより前記跳ね返り通路T2の上流側に接続して形成され、遊技球の入口部T11と出口部T13との間に位置する中間部T12の幅よりも当該入口部T11の幅が広がって当該跳ね返り通路T2に遊技球を導入する導入路T1と、をさらに備えることを特徴とすることができる。さらにまた、前記跳ね返り通路T2の前記出口部T13は、前記遊技盤110の中央の方向に向いて形成されていることを特徴とすることができる。またさらに、前記第1の固定部20と前記第2の固定部30の各々は、前記跳ね返り通路T2が部分的に広がる凹面形状の面52,62を有し、前記第1の固定部20の前記面52と前記第2の固定部30の前記面62は、互いに対向して配置され、前記遊技盤110の上下方向に異なる位置であることを特徴とすることができる。さらには、前記第1の固定部20と前記第2の固定部30は、前記遊技盤110の右側に位置することを特徴とすることができる。
なお、本欄における上記符号は、本発明の説明に際して例示的に付したものであり、この符号により本発明が減縮されるものではない。
本発明によれば、長期の使用に伴って遊技球の勢いに起因して生ずる遊技くぎの破損を防止することが可能になる。
本実施の形態に係るパチンコ遊技機の概略正面図である。 本実施の形態に係るパチンコ遊技機を説明する図であり、(a)は、遊技盤の右下に配設された表示器の一例を示す拡大図であり、(b)は、パチンコ遊技機の部分平面図である。 制御ユニットの内部構成を示すブロック図である。 遊技制御部の機能構成を示すブロック図である。 遊技盤の遊技領域に位置する前飾り板付近を部分的に拡大して示す図である。 上側ブロックおよび下側ブロックを説明する図である。 図6の線VII−VIIによる拡大断面図である。 図6の線VIII−VIIIによる拡大断面図である。 落下する遊技球と盤面との位置関係を説明する拡大図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
〔遊技機の基本構成〕
図1は、本実施の形態に係るパチンコ遊技機100の概略正面図である。
同図に示す遊技機の一例としてのパチンコ遊技機100は、遊技者の指示操作により打ち出された遊技球が入賞すると賞球を払い出すように構成されたものである。このパチンコ遊技機100は、遊技球が打ち出される遊技盤110と、遊技盤110を囲む枠部材150と、を備えている。遊技盤110は、枠部材150に着脱自在に取り付けられている。
遊技盤110は、前面に、遊技球により遊技を行うための遊技領域111a,111bを備えている。ここにいう遊技領域111aは、遊技領域の左右方向における左側の領域であり、遊技領域111bは右側の領域である。
また、遊技盤110は、前面に、下方から発射された遊技球が上昇して遊技領域111aの上部位置へ向かう通り道を形成するレール部材112aと、遊技領域111の左右方向における右側に位置するレール部材112bと、遊技球をレール部材112bと共に右側の遊技領域111bに案内する案内部材113と、を備えている。
本実施の形態では、遊技者により視認され易い位置に、演出のための各種の画像を表示する画像表示部114が配設されている。この画像表示部114は、遊技者によるゲームの進行に伴い、例えば、図柄抽選結果(図柄変動結果)を遊技者に装飾図柄により報知したり、キャラクタの登場やアイテムの出現による予告演出を表示したりする。なお、画像表示部114としては、例えば液晶表示装置、EL表示装置、LEDドット表示装置または7セグ表示装置等による構成例が考えられる。
また、本実施の形態では、遊技盤110の前面に、各種の演出に用いられる可動役物115および盤ランプ116を備えている。可動役物115は、遊技盤110に対して可動に構成され、可動による各種の演出を行い、また、盤ランプ116は、発光することで光による各種の演出を行う。
遊技領域111a,111bには、遊技球が落下する方向に変化を与えるための同図では図示しない遊技くぎおよび風車等が配設されている。また、遊技領域111a,111bには、入賞や抽選に関する種々の役物が所定の位置に配設されている。また、遊技領域111a,111bに打ち出された遊技球のうち入賞口に入賞しなかったものを排出する排出口117が配設されている。なお、ここにいう役物とは、入賞を容易にするための特別の装置をいう。また、ここにいう風車とは、遊技球の落下の方向に変化を与えるための装置で、羽根車状のものをいう。
本実施の形態では、入賞や抽選に関する種々の役物として、遊技球が入ると入賞して特別図柄抽選(大当たり抽選)が始動する第1始動口121と、第1始動口121の下方に位置し、遊技球が入ると入賞して特別図柄抽選が始動する第2始動口122と、遊技球が通過すると普通図柄抽選(開閉抽選)が始動するゲート124と、が遊技盤110に配設されている。ここにいう第1始動口121および第2始動口122とは、予め定められた1の特別図柄表示器の何れかを作動させることとなる遊技球の入賞に係る入賞口をいう。
第2始動口122は、チューリップの花の形をした一対の羽根が電動ソレノイドにより開閉すると共に点灯する普通電動役物としての電動チューリップ123を備えている。電動チューリップ123は、羽根が閉じていると、遊技球は第2始動口122へ入り難い一方で、羽根が開くと第2始動口122の入口が拡大して遊技球が第2始動口122へ入り易くなるように構成されている。そして、電動チューリップ123は、普通図柄抽選に当選すると、点灯ないし点滅しながら羽根が規定時間(例えば6秒間)および規定回数(例えば3回)だけ開く。
なお、左側の遊技領域111aを落下する遊技球が画像表示部114の左側の位置から第1始動口121への近道である不図示のワープ路を設けることも考えられる。その場合には、不図示のワープ路を通った遊技球が第1始動口121に導かれたり導かれなかったりする振り分けを行うための不図示のステージを設ける。
なお、パチンコ遊技機100は、所定の条件下で、特別図柄抽選時に大当たりが抽選される確率である大当たり確率が変動する場合(低確状態(例えば300分の1)から高確状態(例えば30分の1)への変動)がある。また、パチンコ遊技機100は、所定の条件下で、特別図柄抽選時の特別図柄変動時間が短縮されたり、普通図柄抽選時の当選する確率が高まったり、普通図柄抽選時の普通図柄変動時間が短縮されたり、電動チューリップ123の羽根の開時間が延長されたり、電動チューリップ123の羽根が開く回数が増えたりする(電チューサポート)場合がある。
また、本実施の形態では、入賞や抽選に関する種々の役物として、第2始動口122の下方に位置し、特別図柄抽選の結果に応じて開放する特別電動役物としての大入賞口125と、遊技球が入賞しても抽選が始動しない普通入賞口126と、が遊技盤110に配設されている。この大入賞口125は、通常は閉状態であるが、特別図柄抽選の結果により所定条件(例えば30秒経過または遊技球10個の入賞)を満たすまで突出傾斜して開状態が維持されるラウンドを所定回数(例えば15回または2回)だけ繰り返す。
なお、本実施の形態では、第1始動口121および第2始動口122が配設されているが、いずれか一方のみを配設する構成例や他の始動口を配設する構成例も考えられる。また、本実施の形態では、大入賞口125が1つ配設されているが、大入賞口125を複数配設する構成例も考えられる。
本実施の形態では、遊技盤110の右下の位置に、抽選結果や保留数に関する表示を行う表示器130が配設されている。この表示器130の詳細は後述する。
賞球の払い出しについて説明する。第1始動口121、第2始動口122、大入賞口125および普通入賞口126に遊技球が入賞すると、遊技球が入賞した場所に応じて、1つの遊技球当たり規定個数の賞球が払い出される。その一例を示すと、第1始動口121に遊技球が入賞すると3個の賞球、第2始動口122に遊技球が入賞すると4個の賞球、大入賞口125に遊技球が入賞すると13個の賞球、普通入賞口126に遊技球が入賞すると10個の賞球がそれぞれ払い出される。なお、ゲート124を遊技球が通過したことを検出しても、それに連動した賞球の払い出しは無い。
なお、遊技盤110の後面には、図示しない各種の基板等が取り付けられる。この各種の基板等について付言すると、遊技盤110の後面には、メイン基板およびサブ基板が配設されている。すなわち、遊技盤110の後面には、メイン基板として、内部抽選および当選の判定等を行う後述の遊技制御部200が構成された遊技制御基板が配設されている。この遊技制御基板は、開封することにより痕跡が残るように透明部材で構成されたメイン基板ケースに密封されている。
また、サブ基板として、演出を統括的に制御する後述の演出制御部300が構成された演出制御基板、画像および音による演出を制御する後述の画像/音響制御部310が構成された画像制御基板、および、各種のランプおよび可動役物115による演出を制御する後述のランプ制御部320が構成されたランプ制御基板等が配設されている。また、遊技盤110の後面には、供給された24VのAC電源をDC電源に変換して各種の基板等に出力するスイッチング電源(不図示)が配設されている。
付言すると、払出球の払い出し制御を行う後述の払出制御部400が構成された払出制御基板と、払出制御基板により制御され、外部から補給された補給球を一時的に溜めておき、賞球の払い出しや貸し球の払い出しを行う払い出しユニット(不図示)と、が枠部材150に配設されている。
枠部材150は、遊技者がハンドル151に触れてレバー152を時計方向に回転させる操作を行うとその操作角度に応じた打球力にて遊技球を所定の時間間隔(例えば1分間に100個)で電動発射する発射装置(不図示)を備えている。また、枠部材150は、遊技者のレバー152による操作と連動したタイミングで発射装置に遊技球を1つずつ順に供給する供給装置(不図示)と、供給装置が発射装置に供給する遊技球を一時的に溜めておく皿153(図2参照)と、を備えている。この皿153には、例えば払い出しユニットによる払出球が払い出される。
なお、本実施の形態では、皿153を上下皿一体で構成しているが、上皿と下皿とを分離する構成例も考えられる。また、発射装置のハンドル151を所定条件下で発光させる構成例も考えられる。
また、枠部材150は、発射装置のハンドル151に遊技者が触れている状態であっても遊技球の発射を一時的に停止させるための停止ボタン154と、皿153に溜まっている遊技球を箱(不図示)に落下させて取り出すための取り出しボタン155と、を備えている。
また、枠部材150は、パチンコ遊技機100の遊技状態や状況を告知したり各種の演出を行ったりするスピーカ156および枠ランプ157を備えている。スピーカ156は、楽曲や音声、効果音による各種の演出を行い、また、枠ランプ157は、点灯点滅によるパターンや発光色の違い等で光による各種の演出を行う。なお、枠ランプ157については、光の照射方向を変更する演出を行うことを可能にする構成例が考えられる。
また、枠部材150は、遊技盤110を遊技者と隔てるための透明板158を備えている。
図2は、本実施の形態に係るパチンコ遊技機100を説明する図であり、(a)は、遊技盤110の右下に配設された表示器130の一例を示す拡大図であり、(b)は、パチンコ遊技機100の部分平面図である。
パチンコ遊技機100の表示器130は、図2の(a)に示すように、第1始動口121の入賞に対応して作動する第1特別図柄表示器221と、第2始動口122の入賞に対応して作動する第2特別図柄表示器222と、ゲート124の通過に対応して作動する普通図柄表示器223と、を備えている。第1特別図柄表示器221は、第1始動口121の入賞による特別図柄を変動表示しその抽選結果を表示する。第2特別図柄表示器222は、第2始動口122の入賞による特別図柄を変動表示しその抽選結果を表示する。普通図柄表示器223は、遊技球がゲート124を通過することにより普通図柄を変動表示しその抽選結果を表示する。なお、本実施の形態では、第1特別図柄表示器221および第2特別図柄表示器222は、7セグ表示装置で構成され、また、普通図柄表示器223は、LED表示装置で構成されている。
また、表示器130は、第1特別図柄表示器221での保留に対応して作動する第1特別図柄保留表示器218と、第2特別図柄表示器222での保留に対応して作動する第2特別図柄保留表示器219と、普通図柄表示器223での保留に対応して作動する普通図柄保留表示器220と、を備えている。この保留について説明する。変動表示動作中(入賞1回分の変動表示が行なわれている間)にさらに他の遊技球による入賞があると、その入賞した遊技球に対する図柄の変動表示動作は、先に入賞した遊技球に対する変動表示動作が終了するまで、規定個数(例えば4個)を限度に保留される。このような保留がなされていることおよびその保留の数(未抽選数)が、第1特別図柄保留表示器218、第2特別図柄保留表示器219および普通図柄保留表示器220に表示される。なお、本実施の形態では、第1特別図柄保留表示器218、第2特別図柄保留表示器219および普通図柄保留表示器220の各々は、一列に配設したLED表示装置で構成され、その点灯態様によって保留数が表示される。
パチンコ遊技機100の枠部材150は、遊技者が演出に対する入力を行うための入力装置を備えている。図2の(b)に示すように、本実施の形態では、入力装置の一例として、演出ボタン161と、演出ボタン161に隣接し、略十字に配列された複数のキーからなる演出キー162と、が枠部材150に配設されている。演出キー162は、その中央に1つの中央キーを配置し、また、中央キーの周囲に略同一形状の4つの周囲キーを配置して構成されている。遊技者は、4つの周囲キーを操作することにより、画像表示部114に表示されている複数の画像のいずれかを指示することが可能であり、また、中央キーを操作することにより、指示した画像を選択することが可能である。また、入力装置の形態としては、図示した演出ボタン161および演出キー162の他、レバーやダイヤル等、演出の内容等に応じて様々な入力形態を採用することができる。
〔制御ユニットの構成〕
次に、パチンコ遊技機100での動作制御や信号処理を行う制御ユニットについて説明する。
図3は、制御ユニットの内部構成を示すブロック図である。同図に示すように、制御ユニットは、メイン制御手段として、内部抽選および当選の判定等といった払い出す賞球数に関する各種制御を行う遊技制御部200を備えている。また、サブ制御手段として、演出を統括的に制御する演出制御部300と、画像および音響を用いた演出を制御する画像/音響制御部310と、各種のランプおよび可動役物115を用いた演出を制御するランプ制御部320と、払出球の払い出し制御を行う払出制御部400と、を備えている。前述したように、遊技制御部200、演出制御部300、画像/音響制御部310、ランプ制御部320、および払出制御部400各々は、遊技盤110の後面に配設されたメイン基板としての遊技制御基板、さらにはサブ基板としての演出制御基板、画像制御基板、ランプ制御基板、および払出制御基板において個別に構成されている。
〔遊技制御部の構成・機能〕
遊技制御部200は、内部抽選および当選の判定等といった払い出し賞球数に関連する各種制御を行う際の演算処理を行うCPU201と、CPU201にて実行されるプログラムや各種データ等が記憶されたROM202と、CPU201の作業用メモリ等として用いられるRAM203と、を備えている。
遊技制御部200は、第1始動口121または第2始動口122に遊技球が入賞すると特別図柄抽選を行い、特別図柄抽選での当選か否かの判定結果を演出制御部300に送る。また、特別図柄抽選時の当選確率の変動設定(例えば300分の1から30分の1への変動設定)、特別図柄抽選時の特別図柄変動時間の短縮設定、および普通図柄抽選時の普通図柄変動時間の短縮設定を行い、設定内容を演出制御部300に送る。
さらに、遊技制御部200は、電動チューリップ123の羽根の開時間の延長、および電動チューリップ123の羽根が開く回数の設定、さらには羽根が開く際の開閉動作間隔の設定を制御する。また、遊技球が連続的に第1始動口121または第2始動口122へ入賞したときの未抽選分の限度個数(例えば4個)までの保留や、遊技球が連続的にゲート124を通過したときの未抽選分の限度個数(例えば4個)までの保留を設定する。
また、遊技制御部200は、特別図柄抽選の結果に応じて、大入賞口125が所定条件(例えば30秒経過または遊技球10個の入賞)を満たすまで突出傾斜して開状態を維持するラウンドを所定回数(例えば15回または2回)だけ繰り返すように制御する。さらには、大入賞口125が開く際の開閉動作間隔を制御する。
さらに、遊技制御部200は、第1始動口121、第2始動口122、大入賞口125および普通入賞口126に遊技球が入賞すると、遊技球が入賞した場所に応じて1つの遊技球当たり所定数の賞球を払い出すように、払出制御部400に対する指示を行う。例えば、第1始動口121に遊技球が入賞すると3個の賞球、第2始動口122に遊技球が入賞すると4個の賞球、大入賞口125に遊技球が入賞すると13個の賞球、普通入賞口126に遊技球が入賞すると10個の賞球をそれぞれ払い出すように、払出制御部400に指示命令(コマンド)を送る。なお、ゲート124を遊技球が通過したことを検出しても、それに連動した賞球の払い出しは払出制御部400に指示しない。
払出制御部400が遊技制御部200の指示に従って賞球の払い出しを行った場合には、遊技制御部200は、払い出した賞球の個数に関する情報を払出制御部400から取得する。それにより、払い出した賞球の個数を管理する。
遊技制御部200には、図3に示すように、第1始動口121への遊技球の入賞を検出する第1始動口検出部(第1始動口スイッチ(SW))211と、第2始動口122への遊技球の入賞を検出する第2始動口検出部(第2始動口スイッチ(SW))212と、電動チューリップ123を開閉する電動チューリップ開閉部213と、ゲート124への遊技球の通過を検出するゲート検出部(ゲートスイッチ(SW))214と、が接続されている。
さらに、遊技制御部200には、大入賞口125への遊技球の入賞を検出する大入賞口検出部(大入賞口スイッチ(SW))215と、大入賞口125を閉状態と突出傾斜した開状態とに設定する大入賞口開閉部216と、普通入賞口126への遊技球の入賞を検出する普通入賞口検出部(普通入賞口スイッチ(SW))217と、が接続されている。
また、遊技制御部200には、第1始動口121への遊技球の入賞により始動した特別図柄抽選(大当たり抽選)の未抽選分の保留個数を限度個数内(例えば4個)で表示する第1特別図柄保留表示器218と、第2始動口122への遊技球の入賞により始動した特別図柄抽選の未抽選分の保留個数を限度個数内で表示する第2特別図柄保留表示器219と、ゲート124への遊技球の通過により始動した普通図柄抽選(開閉抽選)が始動する未抽選分の保留個数を限度個数内で表示する普通図柄保留表示器220と、が接続されている。
さらに、遊技制御部200には、第1始動口121への遊技球の入賞により始動した特別図柄抽選の結果を表示する第1特別図柄表示器221と、第2始動口122への遊技球の入賞により始動した特別図柄抽選の結果を表示する第2特別図柄表示器222、普通図柄抽選の結果を表示する普通図柄表示器223と、が接続されている。
そして、第1始動口スイッチ211、第2始動口スイッチ212、ゲートスイッチ214、大入賞口スイッチ215および普通入賞口スイッチ217にて検出された検出信号が、遊技制御部200に送られる。また、遊技制御部200からの制御信号が、電動チューリップ開閉部213、大入賞口開閉部216、第1特別図柄保留表示器218、第2特別図柄保留表示器219、普通図柄保留表示器220、第1特別図柄表示器221、第2特別図柄表示器222および普通図柄表示器223に送られる。それにより、遊技制御部200は、上記した払い出し賞球数に関連する各種制御を行う。
さらに、遊技制御部200には、ホールに設置されたホストコンピュータ(不図示)に対して各種の情報を送信する盤用外部情報端子基板250が接続されている。そして、遊技制御部200は、払出制御部400から取得した払い出した賞球数に関する情報や遊技制御部200の状態等を示す情報を、盤用外部情報端子基板250を介してホストコンピュータに送信する。
〔演出制御部の構成・機能〕
次に、演出制御部300は、演出を制御する際の演算処理を行うCPU301と、CPU301にて実行されるプログラムや各種データ等が記憶されたROM302と、CPU301の作業用メモリ等として用いられるRAM303と、日時を計測するリアルタイムクロック(RTC)304と、を備えている。
演出制御部300は、例えば遊技制御部200から送られる特別図柄抽選での当選か否かの判定結果に基づいて、演出内容を設定する。その際に、演出ボタン161または演出キー162を用いたユーザからの操作入力を受けて、操作入力に応じた演出内容を設定する場合もある。
また、演出制御部300は、遊技が所定期間中断された場合には、演出の一つとして客待ち用の画面表示の設定を指示する。
さらには、遊技制御部200が特別図柄抽選時の当選確率を変動させた場合、特別図柄抽選時の特別図柄変動時間を短縮させた場合、および普通図柄抽選時の普通図柄変動時間を短縮させた場合には、演出制御部300は設定された内容に対応させて演出内容を設定する。
また、演出制御部300は、設定した演出内容の実行を指示するコマンドを画像/音響制御部310およびランプ制御部320に送る。
〔画像/音響制御部の構成・機能〕
画像/音響制御部310は、演出内容を表現する画像および音響を制御する際の演算処理を行うCPU311と、CPU311にて実行されるプログラムや各種データ等が記憶されたROM312と、CPU311の作業用メモリ等として用いられるRAM313と、を備えている。
そして、画像/音響制御部310は、演出制御部300から送られたコマンドに基づいて、画像表示部114に表示する画像およびスピーカ156から出力する音響を制御する。
具体的には、画像/音響制御部310のROM312には、画像表示部114において遊技中に表示する図柄画像や背景画像、遊技者に抽選結果を報知するための装飾図柄、遊技者に予告演出を表示するためのキャラクタやアイテム等といった画像データが記憶されている。さらには、画像データと同期させて、または画像データとは独立にスピーカ156から出力させる楽曲や音声、さらにはジングル等の効果音等といった各種音響データが記憶されている。CPU311は、ROM312に記憶された画像データや音響データの中から、演出制御部300から送られたコマンドに対応したものを選択して読み出す。さらには、読み出した画像データを用いて背景画像表示、図柄画像表示、図柄画像変動、およびキャラクタ/アイテム表示等のための画像処理と、読み出した音響データを用いた音声処理とを行う。
そして、画像/音響制御部310は、画像処理された画像データにより画像表示部114での画面表示を制御する。また、音声処理された音響データによりスピーカ156から出力される音響を制御する。
〔ランプ制御部の構成・機能〕
ランプ制御部320は、盤ランプ116や枠ランプ157の発光、および可動役物115の動作を制御する際の演算処理を行うCPU321と、CPU321にて実行されるプログラムや各種データ等が記憶されたROM322と、CPU321の作業用メモリ等として用いられるRAM323と、を備えている。
そして、ランプ制御部320は、演出制御部300から送られたコマンドに基づいて、盤ランプ116や枠ランプ157の点灯/点滅や発光色等を制御する。また、可動役物115の動作を制御する。
具体的には、ランプ制御部320のROM322には、演出制御部300にて設定される演出内容に応じた盤ランプ116や枠ランプ157での点灯/点滅パターンデータおよび発光色パターンデータ(発光パターンデータ)が記憶されている。CPU321は、ROM322に記憶された発光パターンデータの中から、演出制御部300から送られたコマンドに対応したものを選択して読み出す。そして、ランプ制御部320は、読み出した発光パターンデータにより盤ランプ116や枠ランプ157での発光を制御する。
また、ランプ制御部320のROM322には、演出制御部300にて設定される演出内容に応じた可動役物115の動作パターンデータが記憶されている。CPU321は、可動役物115に対しては、読み出した動作パターンデータによりその動作を制御する。
〔払出制御部の構成・機能〕
払出制御部400は、払出球の払い出しを制御する際の演算処理を行うCPU401と、CPU401にて実行されるプログラムや各種データ等が記憶されたROM402と、CPU401の作業用メモリ等として用いられるRAM403と、を備えている。
そして、払出制御部400は、遊技制御部200から送られたコマンドに基づいて、払出球の払い出しを制御する。
具体的には、払出制御部400は、遊技制御部200から、遊技球が入賞した場所(第1始動口121等)に応じた所定数の賞球を払い出すコマンドを取得する。そして、コマンドに指定された数だけの賞球を払い出すように払出駆動部411を制御する。ここでの払出駆動部411は、遊技球の貯留部から遊技球を送り出す駆動モータで構成される。
また、払出制御部400には、払出駆動部411により遊技球の貯留部から実際に払い出された賞球の数を検出する払出球検出部412と、貯留部(不図示)での遊技球の貯留の有無を検出する球有り検出部413と、遊技者が遊技する際に使用する遊技球や払い出された賞球が保持される皿153(図1又は図2参照)が満タン状態に有るか否かを検出する満タン検出部414と、が接続されている。そして、払出制御部400は、払出球検出部412、球有り検出部413および満タン検出部414にて検出された検出信号を受け取り、これらの検出信号に応じた所定の処理を行う。
さらに、払出制御部400には、ホールに設置されたホストコンピュータに対して各種の情報を送信する枠用外部情報端子基板450が接続されている。そして、払出制御部400は、例えば払出駆動部411に対して払い出すように指示した賞球数に関する情報や払出球検出部412にて検出された実際に払い出された賞球数に関する情報等を枠用外部情報端子基板450を介してホストコンピュータに送信する。また、遊技制御部200に対しても、同様の情報を送信する。
〔遊技制御部の機能構成〕
続いて、遊技制御部200の機能構成を説明する。
図4は、遊技制御部200の機能構成を示すブロック図である。同図に示すように、遊技制御部200は、各種抽選処理を実行する機能部として、特別図柄抽選部231と、普通図柄抽選部232と、特別図柄変動制御部233と、特別図柄抽選結果判定部234と、普通図柄制御部237と、を備えている。
また、遊技制御部200は、特別図柄変動に伴う処理を実行する機能部として、変動パターン選択部235と、遊技進行制御部236と、を備えている。
さらに、遊技制御部200は、各種役物の動作制御や賞球等に関するデータ処理を実行する機能部として、大入賞口動作制御部238と、電動チューリップ動作制御部239と、賞球処理部240と、出力制御部241と、乱数制御部242と、を備えている。
特別図柄抽選部231は、第1始動口121や第2始動口122に遊技球が入賞した場合に、特別図柄の抽選を行う。
普通図柄抽選部232は、ゲート124を遊技球が通過した場合に、普通図柄抽選を行う。
特別図柄変動制御部233は、特別図柄の抽選が行われた場合に、その抽選結果に応じて特別図柄の変動を制御する。
特別図柄抽選結果判定部234は、特別図柄の抽選が行われた場合に、その抽選結果が「大当たりか否か」、「大当たりに当選した場合の大当たりの種類」、「大当たりに当選していない場合での小当たりかはずれか」を判定する。
ここで、「大当たり」の種類には、大当たり遊技の時間が長く多量の遊技球の払い出しが期待できる「長当たり」と、大当たり遊技の時間が短い「短当たり」とがある。例えば、「長当たり」では、大入賞口125の開状態が所定条件(例えば30秒経過または遊技球10個の入賞)を満たすまで維持されるラウンドが例えば15回繰り返される。また、「短当たり」では、大入賞口125でのラウンドが例えば2回繰り返される。
さらに、「長当たり」には、大当たり遊技の終了後に確率変動(確変)遊技状態および時間短縮(時短)遊技状態の両方を発生させる「15ラウンド確変当たり」とも呼ばれる大当たり(後段の「特定図柄A」での大当たり)と、大当たり遊技の終了後に時短遊技状態のみを発生させ確変遊技状態は発生させない「通常大当たり」とも呼ばれる大当たり(後段の「通常図柄」での大当たり)とがある。また、「短当たり」は、大当たり遊技の終了後に確変遊技状態を発生させ時短遊技状態を発生させない所謂「2ラウンド確変当たり」と呼ばれる大当たり(後段の「特定図柄B」での大当たり)である。
また、大当たりに当選していない場合の「小当たり」は、例えば大入賞口125の開閉が2回行われる小当たり遊技が行われ、終了した後においても小当たり当選時の遊技状態を継続する当たり(後段の「小当たり図柄」での当たり)である。すなわち、小当たり当選時の遊技状態が確変遊技状態である場合には、小当たり遊技の終了後においても確変遊技状態が継続され、遊技状態は移行しない。同様に、小当たりの当選時の遊技状態が確率変動も時間短縮もしていない通常の遊技状態(通常遊技状態)である場合には、小当たり遊技の終了後においても通常遊技状態が継続され、遊技状態は移行しない。
また、「はずれ」では、「大当たり」でも「小当たり」でもなく、遊技者に有利となる上記の遊技状態の何れも設定されない(後段の「はずれ図柄」の設定)。
なお、特別図柄抽選結果判定部234での判定では、第2始動口122への入賞に基づく特別図柄の抽選結果が15ラウンド確変当たりとなる確率が、第1始動口121への入賞に基づく特別図柄の抽選結果が15ラウンド確変当たりとなる確率と比べて高くなるように判定される。
変動パターン選択部235は、特別図柄の抽選結果が「大当たり」であった場合に、第1特別図柄表示器221や第2特別図柄表示器222にて表示する特別図柄の変動パターンを選択する。また、「リーチ演出を行うか否か」を判定する。ここでの「リーチ演出」とは、遊技者に大当たりを期待させるための画像表示部114等にて行われる演出である。
遊技進行制御部236は、各遊技状態において遊技の進行を制御する。
普通図柄制御部237は、普通図柄の抽選が行われた場合に、普通図柄の抽選結果が「当選かはずれであるか」を判定する。そして、「当選」と判定された場合には、電動チューリップ123を規定時間(例えば6秒間)および規定回数(例えば3回)だけ開放し、第2始動口122への遊技球の入賞確率が高まる状態を発生させる。また、「はずれ」と判定された場合には、電動チューリップ123のこのような開放状態は発生されない。なお、普通図柄の抽選結果が当選となる確率は9/10に設定されている。
また、普通図柄制御部237は、現在のパチンコ遊技機100の動作状態が確変遊技状態または時短遊技状態のいずれにも該当しない場合には、普通図柄変動の変動時間を長時間、例えば29秒に設定する。これに対し、パチンコ遊技機100の現在の動作状態が確変遊技状態または時短遊技状態のいずれかに該当する場合には、普通図柄変動の変動時間を短時間、例えば3秒に設定する。
大入賞口動作制御部238は、大入賞口125の開放動作を制御する。
電動チューリップ動作制御部239は、電動チューリップ123の開放動作を制御する。
賞球処理部240は、入賞や抽選に関する種々の役物への入賞個数の管理および入賞に応じた賞球の払い出しを制御する。
出力制御部241は、遊技制御部200から演出制御部300および払出制御部400へ制御用コマンドの出力を制御する。
乱数制御部242は、メイン制御手段やサブ制御手段による処理で用いられる各種の乱数値の更新を制御する。
〔遊技盤110の盤面構成〕
次に、図1に戻って、パチンコ遊技機100が備える遊技盤110の盤面構成について説明する。
図1に示す遊技盤110には、画像表示部114の周囲を華やかにするための中央装飾部118(同図でその一部を図示)が配置されている。この中央装飾部118は、前面に意匠的な装飾が施された平板状の部材である。中央装飾部118は、画像表示部114の右下付近にて中央装飾部118から下方に延びる前飾り板119を有する。この前飾り板119は、透光性のある透明または半透明な合成樹脂により形成されている。前飾り板119は、中央装飾部118と一体に形成されている。
この前飾り板119は、遊技領域111a,111bの一部を構成する遊技盤110の盤面Bから透明板158の方向に遊技球の外径Dよりも大きな距離だけ離間して配設されている。したがって、遊技領域111bを落下する遊技球は、盤面Bと前飾り板119との間を通過可能である。
さらに説明すると、第1始動口121および第2始動口122は、左右方向(横方向)に関して遊技領域111の略中心に配置されている。また、第1始動口121,第2始動口122は、第1始動口121の左右方向(横方向)の中心が画像表示部114の左右方向の中心とほぼ同じになるように配置されている。そして、上下方向(縦方向)に関しては、第1始動口121は、画像表示部114の下側に配置され、また、第2始動口122は、第1始動口121の下側に配置されている。
また、ゲート124および大入賞口125は、画像表示部114の下側に全て配置されている。より具体的に説明すると、ゲート124は、遊技領域111bにおける下部に配置され、また、大入賞口125は、ゲート124の下側に配置されている。付言すると、ゲート124は、大入賞口125の左右方向(横方向)の中心に位置する。
このように構成された遊技盤110においては、遊技領域111aを落下する遊技球は、第1始動口121および第2始動口122に向けて落下していき、また、案内部材113により遊技領域111bに案内される遊技球は、ゲート124および大入賞口125に向けて落下していく。なお、遊技くぎ41(図5参照)の存在によって、遊技領域111bを落下する遊技球は、電動チューリップ123が開くタイミングで第2始動口122に入球し得る。また、遊技領域111bを落下する遊技球が第1始動口121に入球するのが困難なように、遊技くぎ41(図5参照)が配列されている。
さらに説明すると、ゲート124および大入賞口125に向けて落下していく遊技領域111bの遊技球は、ゲート124を通過したり通過しなかったりすると共に、大入賞口125が開いていれば主に大入賞口125に入賞し、大入賞口125が開いていなければ排出口117から排出される。
それゆえ、特別図柄抽選の結果が大当たりの場合など大入賞口125が開状態となるときには、遊技者は、より多くの払出球を獲得すべく、遊技領域111bに集中的に遊技球を供給しようとする。すなわち、遊技者は、レバー152の回転角度を小さくして遊技球を画像表示部114の左側を通して遊技領域111aにおける画像表示部114の下側に供給するいわゆる左打ちの状態から、レバー152の回転角度を大きくして案内部材113を介して遊技領域111bの下部に遊技球を供給するいわゆる右打ちを行う。
このような右打ちによって、遊技者は、より確率高く遊技球を大入賞口125へ入賞させることが可能となり、持ち球の減少を抑制しつつより多くの払出球の獲得が可能となる。
また、確変遊技状態および時短遊技状態においても、遊技者が右打ちを行って遊技球を遊技領域111bに集めることにより、ゲート124に数多くの遊技球を通過させることができる。そして、かかる確変遊技状態および時短遊技状態においては、上述したように、普通図柄変動の変動時間が短時間に設定され、その抽選結果も高確率で当選となるように設定されているので、電動チューリップ123の羽根が頻繁に開き、第2始動口122へ入り易くなる。
他方、遊技領域111bを落下する遊技球は、第1始動口121には入賞し難くなっている。それゆえ、確変遊技状態および時短遊技状態において、遊技者が右打ちを行うことにより、第1始動口121よりも第2始動口122へ優先的に入賞させることが可能となる。その結果、上述したように、第2始動口122への入賞に基づく特別図柄の抽選結果が15ラウンド確変当たりとなる確率が、第1始動口121への入賞に基づく特別図柄の抽選結果が15ラウンド確変当たりとなる確率と比べて高くなるように設定されているので、遊技者は、より多くの15ラウンド確変当たりとなる機会を得ることが可能となる。
〔前飾り板119付近の構成〕
図5は、遊技盤110の遊技領域111bに位置する前飾り板119付近を部分的に拡大して示す図である。なお、説明の便宜上、遊技球の符号として「10」の数字および「10」の末尾に任意の英文字を付した英数字を用いる場合がある。また、同図の破線は、落下する遊技球10の軌跡例を示している。
図5に示すように、遊技領域111bには、互いに離間して配置される下側ブロック20および上側ブロック30が取り付けられている。すなわち、下側ブロック20および上側ブロック30は、遊技盤110の右側に位置している。
下側ブロック20および上側ブロック30は、いずれも長手形状であり、後述するように、落下する遊技球10の動きを規制するための複数の面(受け壁51、湾曲壁52、下面壁53、傾斜壁61、湾曲壁62、上面壁63、テーパー部72(図6参照))を有する。ここにいう複数の面とは、遊技球10を跳ね返す複数の面をいう。
下側ブロック20および上側ブロック30は、遊技盤110の盤面Bに固定されており、可動部分を有していない。なお、ここにいう複数の面を、一部または全部が可動部分となるように構成することも考えられる。
下側ブロック20は、レール部材112bに接するように配置され、また、上側ブロック30は、レール部材112bと離間すると共にレール部材112bに対向するように配置されている。下側ブロック20および上側ブロック30は、例えばポリカーボネート (Polycarbonate) 等の合成樹脂製である。
上側ブロック30は、中央装飾部118ないし前飾り板119と一体に形成されている。下側ブロック20は、上側ブロック30と別体である。なお、パチンコ遊技機100の製造時には、下側ブロック20および上側ブロック30は、相対的な位置関係が予め定められる状態となるように位置調整されて遊技盤110に固着される。この固着方法としては、例えば、遊技盤110の裏面から不図示の複数のねじを用いてねじ締結することが考えられる。
さらに説明すると、これら下側ブロック20、上側ブロック30、レール部材112bおよび遊技盤110の盤面Bによって、案内部材113により遊技領域111bに案内されてきた遊技球10が通る通り道Tが形成されている。この通り道Tは、通り道Tの上流側に位置して遊技球10の落下方向と略同じ方向に直線状に延びて幅Wを有する導入区間(直線区間)T1と、通り道Tの下流側に位置して左方向(遊技盤110の中央方向)に曲がる跳ね返り区間(曲がり区間)T2と、を含むいわゆるJ形状である。
そして、導入区間T1は、上側ブロック30、レール部材112bおよび遊技盤110の盤面Bによって構成されている。跳ね返り区間T2は、下側ブロック20、上側ブロック30および遊技盤110の盤面Bによって構成されている。
導入区間T1と跳ね返り区間T2とが互いに連続して形成されることで、通り道Tが構成されている。本実施の形態では、下側ブロック20および上側ブロック30が左右方向Hの右寄りに配置されると共にレール部材112bに近接して位置していることから、跳ね返り区間T2は左右方向Hの左方向に曲がって中央を向くように形成されている。したがって、下側ブロック20および上側ブロック30の配置位置によっては、跳ね返り区間T2を左右方向Hの右方向に曲がって中央を向くように形成することも考えられる。
導入区間T1は、入口領域T11(図6参照)、中間領域T12(同図参照)および出口領域T13(同図参照)を含んで構成されている。入口領域T11の幅は、中間領域T12の幅よりも広がっている。
さらに説明すると、後述する上側ブロック30の上流端部31の位置は、通り道Tの入口および導入区間T1の入口領域T11に相当し、また、後述する下側ブロック20の上流端部21の位置は、導入区間T1の出口領域T13に相当すると共に跳ね返り区間T2への入口にも相当する。付言すると、通り道Tを入り口(上流側)から出口(下流側)の方向に通り道Tに沿って進んでいく場合に、左側にレール部材112bおよび下側ブロック20が位置し、右側に上側ブロック30が位置すると言うことができる。
上側ブロック30の上流端部31、中間部32および下流端部33について説明する。
上流端部31は、下側ブロック20の上流端部21よりも上方に位置する。中間部32には、上下方向Vに延びる部分(図6に示す傾斜壁61)の下側に左右方向Hに延びる部分(同図に示す上面壁63)が形成され、その両者の間に両者をつなぐように凹形状の部分(同図に示す湾曲壁62)が形成されている。
下流端部33は、前飾り板119の一部を構成する。
さらに説明すると、上流端部31および中間部32は、盤面Bに立設する壁であり、盤面Bと略平行な方向(図5の紙面と平行な方向)に遊技球10を跳ね返す部分である。また、上側ブロック30の下流端部33は、遊技球10が通過できる寸法で盤面Bと離間している部分である。詳細は後述するが、この下流端部33は、遊技球10を盤面Bにぶつけるための形状に形成されたテーパー部72(図6参照)を有する。
下側ブロック20の上流端部21、中間部22および下流端部23について説明する。
上流端部21は、レール部材112bに連続するように位置している。上流端部21は、上側ブロック30の上流端部31よりも通り道Tの下流側に位置する。
中間部22は、湾曲する形状に形成される。下流端部23は、上側ブロック30の下流端部33の一部と当接するように位置している。
このように、レール部材112bにより遊技領域111bに案内された遊技球10は、レール部材112bに沿って導入区間T1を落下し、跳ね返り区間T2では下側ブロック20および上側ブロック30と複数回カタカタとぶつかりながら、通り道T内を進行する。遊技球10は、通り道Tを通過した後には、複数の遊技くぎ41の存在によって不規則な方向に落下していく。
さらに説明すると、遊技球10は、通り道T内を進行する際に、跳ね返り区間T2にて下側ブロック20および上側ブロック30との跳ね返りを繰り返してジグザグに移動することで(図5の破線を参照)、遊技球10の勢いが弱められて減速していく。より詳細に説明すると、遊技者により右打ちが実行されると、遊技球10は勢いよく右側の遊技領域111bへと発射される。したがって、遊技球10が発射された勢いのままに遊技くぎ41にぶつける盤面構成を採用すると、遊技球10が遊技くぎ41にぶつかるときに遊技くぎ41に過度の荷重がかかってしまい、長期の使用に伴って遊技くぎ41が破損するおそれがある。また、遊技球10が発射された勢いのままに盤面Bに遊技球10をぶつける構成を採用すると、長期の使用に伴って盤面Bが破損するおそれがある。
本実施の形態では、このような遊技球10の勢いに起因する不都合に対処するため、右側の遊技領域111bにおける複数の遊技くぎ41の上流側に、遊技球10の勢いを弱めて減速させるための下側ブロック20および上側ブロック30を配置する構成を採用している。
〔遊技球10の勢いを弱めるための構造〕
次に、右打ちされた遊技球10の勢いを遊技くぎ41の手前で弱めるための構造について主に図6を用いて説明する。
図6は、上側ブロック30および下側ブロック20を説明する図である。なお、図6では、説明の便宜上、上側ブロック30を図5の中央装飾部118から抜き出した状態で示しており、そのために上側ブロック30の一部を一点鎖線で図示している。
まず、上側ブロック30の構造を説明した後に、下側ブロック20の構造を説明することとする。
〔上側ブロック30の構造〕
図6に示すように、上側ブロック30は、中間部32に位置し、上下方向Vに延びると共に導入区間T1の幅W(図5参照)が下流側に行くに従って次第に狭くなるように傾斜する傾斜壁61を備えている。また、上側ブロック30は、傾斜壁61の下流側に隣接して位置する湾曲壁62と、湾曲壁62の下流側に隣接して位置する上面壁63と、を備えている。
傾斜壁61、湾曲壁62および上面壁63はいずれも、互いに異なる形状である。また、傾斜壁61、湾曲壁62および上面壁63は、また、通り道Tの跳ね返り区間T2の上流側から下流側へと連続して形成されている。
湾曲壁62は、下側ブロック20の上流端部21および中間部22に対向するように位置する。湾曲壁62は、所定の曲率半径rをもつ下向きの円弧形状(凹面形状)で構成されている。湾曲壁62は、跳ね返り区間T2での下側ブロック20と上側ブロック30との離間距離が部分的に大きくなるように湾曲して形成されている部分である。言い換えると、湾曲壁62は、跳ね返り区間T2の領域が部分的に広がるように略中央がへこんでいる凹面形状に形成されている。湾曲壁62は、幅W(図5参照)が下流側に行くに従って次第に狭くなるように傾斜する傾斜壁61の下流側にて接続されているので、通り道Tの中央寄りに位置している。
上面壁63は、遊技盤110の左右方向Hに延びて跳ね返り区間T2の上面となる部分である。
また、上側ブロック30は、下流端部33に位置し、遊技盤110の盤面Bと略平行に配置されると共に盤面Bと離間して跳ね返り区間T2を覆うように薄板状に形成されている板状部71を備えている。この板状部71は、跳ね返り区間T2での盤面Bと透明板158との間の空間が狭くなるように配設されている。この板状部71は、遊技盤110の盤面Bと所定の距離N(図8参照)だけ離間している。ここにいう所定の距離Nは、遊技球10の外径Dよりも大きい値である(N>D)。例えば、遊技球10の外径Dが11mmのときには、距離Nとしては12mmの値を採用することができる。
また、この板状部71は、所定の板厚t(図8参照)を有する。ここにいう所定の板厚tとしては、例えば2mmの値を採用することが考えられる。
また、上側ブロック30は、板状部71の上流端に形成されているテーパー部72を備えている。テーパー部72は、跳ね返り区間T2の下流側に行くに従って盤面Bとの隙間を徐々に狭めていくように形成されており、遊技球10を盤面Bに接近する方向に跳ね返らせるものである。
テーパー部72は、板状部71の上流側の縁部に形成されている。テーパー部72は、通り道Tの跳ね返り区間T2を横断する方向に延びている。すなわち、跳ね返り区間T2内の遊技球10は、テーパー部72にぶつかって板状部71と盤面Bとの間を通って跳ね返り区間T2から出て行くか、またはテーパー部72にぶつからないときでも、板状部71ないしテーパー部72をくぐるようにして跳ね返り区間T2から出て行く。
テーパー部72は、遊技盤110の盤面Bに対して一定の角度θ(図8参照)をもって形成されている。ここにいう一定の角度θとして、例えば45度の値を採用することが考えられる。テーパー部72は、遊技盤110の盤面Bに臨むように形成されている。
また、上側ブロック30は、図8に示すように、板状部71の盤面B側に位置するバウンド抑制面73を備えている。このバウンド抑制面73は、遊技球10gが板状部71と盤面Bとの間を通る際に、遊技球10gが盤面Bとバウンドする動きを抑制する。
具体的な数値を用いて説明すると、例えば、遊技球10gの外径Dが11mmで、盤面Bとバウンド抑制面73との距離Nが12mmのときには、遊技球10gは、約1mmの範囲で盤面Bとのバウンドが許容されるのみであり、したがって、遊技球10gのバウンドが強制的に抑制される。このため、通り道Tの跳ね返り区間T2から出てきた遊技球10gの挙動が安定するので、パチンコ遊技機100の設計時の調整を行い易い等の効果を期待できる。
〔下側ブロック20の構造〕
次に、下側ブロック20についてより詳細に説明する。
下側ブロック20は、上流端部21にて湾曲壁62に対向するように位置する受け壁51と、中間部22にて上側ブロック30の湾曲壁62および上面壁63に対向するように位置する湾曲壁52と、を備えている。また、下側ブロック20は、湾曲壁52の下流側に隣接する下面壁53を備えている。
受け壁51、湾曲壁52および下面壁53はいずれも、互いに異なる形状である。また、受け壁51、湾曲壁52および下面壁53は、通り道Tの跳ね返り区間T2の上流側から下流側へと連続して形成されている。付言すると、下側ブロック20の受け壁51、湾曲壁52および下面壁53は、上側ブロック30の傾斜壁61、湾曲壁62および上面壁63のいずれとも、互いに異なる形状である。
受け壁51は、跳ね返り区間T2での下側ブロック20と上側ブロック30との間の空間が狭くなるように突出し、上下方向に延びるレール部材112bに対して所定の角度αで交差するように傾斜する上向きの斜面で構成されている。受け壁51は、レール部材112bにより遊技領域111bに案内されてきた遊技球10を受けて、遊技球10が落下してきた方向とは異なる方向に跳ね返す。より具体的には、受け壁51は、上側ブロック30の湾曲壁62に跳ね返す。
湾曲壁52は、跳ね返り区間T2での下側ブロック20と上側ブロック30との離間距離が部分的に大きくなるように湾曲する。言い換えると、湾曲壁52は、跳ね返り区間T2の領域が部分的に広がるように凹面形状に形成されている。湾曲壁52は、上向きに形成されており、跳ね返り区間T2の下面の一部をなす。また、湾曲壁52は、上側ブロック30の湾曲壁62と上下方向Vに関して異なる位置であり、具体的には、湾曲壁62の下側に位置している。
下面壁53は、上側ブロック30の上面壁63およびテーパー部72に対向するように位置し、遊技盤110の上下方向に延びて跳ね返り区間T2の下面となる部分である。
また、下側ブロック20は、下流端部23に位置し、上側ブロック30に突き当てられて上側ブロック30との位置関係を決めるための突き当て部54を備えている。この突き当て部54は、盤面Bと略平行な方向により規定される厚さ寸法Eが下側ブロック20の他の部分よりも小さい。そして、このように厚さ寸法Eを部分的に小さくすることで下面壁53が形成される。すなわち、突き当て部54の存在により、下面壁53が形成されている。このため、より多くの跳ね返り面を跳ね返り区間T2に設けることが可能になる。
下側ブロック20の突き当て部54は、厚さ寸法Eを小さくした部分であり、そして、上側ブロック30のテーパー部72と係合する。また、突き当て部54は、遊技盤110の盤面Bと離間して板状に形成されている。
突き当て部54の長さCは、遊技球10の外径D(図5参照)よりも短い(C<D)。このため、遊技球10は、突き当て部54に接触しない。したがって、遊技球10が突き当て部54に止まってしまう球詰まりの発生を防止することが可能である。
なお、本実施の形態では、下側ブロック20が突き当て部54を備える構成を採用するが、上側ブロック30が備える構成も考えられる。
ここで、下側ブロック20は第1の固定部の一例であり、上側ブロック30は第2の固定部の一例である。また、下側ブロック20および上側ブロック30は、2つの固定部の一例である。
導入区間T1は導入路の一例であり、跳ね返り区間T2は跳ね返り通路の一例である。また、跳ね返り区間T2は通路の一例である。導入区間T1の入口領域T11は、遊技球の入口部の一例であり、中間領域T12は入口部と出口部との間に位置する中間部の一例であり、出口領域T13は遊技球の出口部の一例である。
下側ブロック20の受け壁51、湾曲壁52および下面壁53、並びに上側ブロック30の傾斜壁61、湾曲壁62および上面壁63は、第1の跳ね返り面の一例である。また、下側ブロック20の受け壁51、湾曲壁52および下面壁53は、第1の固定部の面の一例であり、上側ブロック30の傾斜壁61、湾曲壁62および上面壁63は、第2の固定部の面の一例である。
また、下側ブロック20の湾曲壁52および上側ブロック30の湾曲壁62は、遊技球を跳ね返す面の一例である。また、下側ブロック20の湾曲壁52および上側ブロック30の湾曲壁62は、凹面形状の面の一例である。
また、下側ブロック20の下面壁53は、遊技球を跳ね返らせる面の一例である。
下側ブロック20の突き当て部54は、係合部の一例である。また、下側ブロック20の突き当て部54は、厚さ寸法を小さくした部分の一例である。
テーパー部72は斜面部の一例である。また、テーパー部72は、第2の跳ね返り面の一例である。
バウンド抑制面73(図8参照)は、盤面Bの側に位置する板状部71の面の一例である。また、バウンド抑制面73は、板状部71の盤面B側の面の一例である。
前飾り板119は、前飾り部の一例である。
〔遊技球10の勢いを弱める作用〕
右打ちされた遊技球10の勢いを弱めて減速させる作用について、主に図6に破線で示す遊技球10の軌跡例に沿って、図1、図7および図8を参照しつつ説明する。図7は、図6の線VII−VIIによる拡大断面図であり、図8は、図6の線VIII−VIIIによる拡大断面図である。図7および図8は、パチンコ遊技機100の盤面Bでの縦断面図である。
右打ちされて勢いよく発射された遊技球10は、図1に示すように、案内部材113により右側の遊技領域111bに案内され、レール部材112bに沿って落下する。そして、図6に示すように、遊技球10は、通り道Tの入り口に到達した後に、レール部材112bに沿って導入区間T1を落下していき、跳ね返り区間T2に位置する受け壁51にぶつかることで「第1の衝突(1回目の衝突)」が生じる(図7の遊技球10aを参照)。
図6に示すように、下側ブロック20の受け壁51は、上側ブロック30の湾曲壁62に対向するように傾斜しているので、図7に示すように、遊技球10aを上側ブロック30の湾曲壁62の方向に跳ね返す。すなわち、下側ブロック20の受け壁51にぶつかった遊技球10aが跳ね返ると、図6に示すように、斜め上向きに進み(図6に破線で図示する矢印を参照)、跳ね返り区間T2を横断して上側ブロック30の湾曲壁62に近づいていく。
受け壁51に跳ね返された遊技球10aは、上側ブロック30の湾曲壁62の方向に進み、湾曲壁62にぶつかることで「第2の衝突(2回目の衝突)」が生じる(図7に破線で示す遊技球10bを参照)。なお、湾曲壁62は、跳ね返り区間T2の中央寄りに位置するので、受け壁51に跳ね返された遊技球10aは、より確実に湾曲壁62にぶつかることができる。
上側ブロック30の湾曲壁62にぶつかった遊技球10bが跳ね返ると、下向きに進み(図6に破線で図示する矢印を参照)、再び跳ね返り区間T2を横断して(図6に破線で示す遊技球10cを参照)下側ブロック20の湾曲壁52に近づいていく。付言すると、上側ブロック30の湾曲壁62は、湾曲壁52に対向する下向きの凹面状に形成されている。すなわち、上側ブロック30の湾曲壁62は、下側ブロック20の湾曲壁52に跳ね返し易い形状に形成されている。このため、湾曲壁62は、遊技球10bを下側ブロック20の湾曲壁52の方向により確実に跳ね返す。
図6に示すように、湾曲壁62に跳ね返された遊技球10cは、下側ブロック20の湾曲壁52にぶつかり、これにより「第3の衝突(3回目の衝突)」が生じる。下側ブロック20の湾曲壁52は、遊技球10cを上側ブロック30の上面壁63の方向に跳ね返す。遊技球10cは、湾曲壁52で跳ね返されると、今度は、上向きに進み(図6に破線で図示する矢印を参照)、跳ね返り区間T2を横断し、上側ブロック30の上面壁63に近づいていく。
そして、湾曲壁52に跳ね返された遊技球10cは、上側ブロック30の上面壁63にぶつかり、これにより「第4の衝突(4回目の衝突)」が生じる。上側ブロック30の上面壁63は、遊技球10cを下側ブロック20の下面壁53の方向に跳ね返す。遊技球10cは、上面壁63で跳ね返されると、下向きに進み(図6に破線で図示する矢印を参照)、跳ね返り区間T2を横断して(図6に破線で示す遊技球10dを参照)下側ブロック20の下面壁53に近づいていく。
さらに、上面壁63に跳ね返された遊技球10dは、下側ブロック20の下面壁53にぶつかり、これにより「第5の衝突(5回目の衝突)」が生じる。下側ブロック20の下面壁53は、遊技球10dを上側ブロック30のテーパー部72の方向に跳ね返す(図6に破線で図示する矢印を参照)。遊技球10dは、下面壁53で跳ね返されると、上側ブロック30のテーパー部72に近づいていく(図8の遊技球10eを参照)。
このようにして、遊技球10は、跳ね返り区間T2にて下側ブロック20および上側ブロック30の衝突・跳ね返りを、本実施の形態では5回繰り返し、上側ブロック30のテーパー部72に向かう。
言い換えると、遊技球10は、跳ね返り区間T2にて下側ブロック20に跳ね返された後に上側ブロック30に跳ね返されるという2つのブロック20,30の間での跳ね返りの動きを、複数回(本実施の形態では3回)繰り返す。具体的には、1回目の跳ね返りの動きは「第1の衝突」および「第2の衝突」によるものであり、2回目の跳ね返りの動きは「第3の衝突」および「第4の衝突」によるものであり、3回目の跳ね返りの動きは「第5の衝突」および後述の「第6の衝突」によるものである。そして、このような衝突・跳ね返りが行われるたびに遊技球10の勢いは徐々に弱められ、次第に減速していく。したがって、右打ちされた遊技球10は、遊技くぎ41(図5参照)の手前の位置でその勢いを弱められ、長期の使用に伴って右打ちの遊技球10に起因する遊技くぎ41(図5参照)の破損を防止することが可能になる。
さらに説明すると、図6に破線で図示する矢印で明らかなように、下側ブロック20と上側ブロック30とが互いに離間して対向配置された構成において、下側ブロック20および上側ブロック30は、到来する遊技球10を、到来する方向とは逆の方向に跳ね返すのではなく、到来する方向とは逆の方向以外の方向に跳ね返す。
言い換えると、上側ブロック30は、下側ブロック20に跳ね返された遊技球10を再び下側ブロック20にぶつかるように跳ね返し、また、下側ブロック20は、上側ブロック30に跳ね返された遊技球10を再び下側ブロック20にぶつかるように跳ね返す。
また、別の表現をすると、下側ブロック20および上側ブロック30のいずれか一方は、跳ね返り区間T2を落下する遊技球を、他方にて一つ前に衝突した部分よりも下流側(下方)に位置する部分に向けて跳ね返す。すなわち、下側ブロック20および上側ブロック30のうちいずれか一方の部材(例えば上側ブロック30)が有する壁(例えば湾曲壁62)により跳ね返される遊技球が他方の部材(例えば下側ブロック20)にぶつかる位置(例えば湾曲壁52)は、その壁(例えば湾曲壁62)に遊技球を跳ね返した他方の部材(例えば下側ブロック20)の部分(例えば受け壁51)よりも跳ね返り区間T2における下流側である。
より具体的に説明すると、上側ブロック30の湾曲壁62では、下側ブロック20の受け壁51に衝突し(図7の遊技球10aを参照)跳ね返された遊技球を、受け壁51よりも下方に位置する下側ブロック20の湾曲壁52に跳ね返す(図6の遊技球10cを参照)。また、下側ブロック20の湾曲壁52は、上側ブロック30の湾曲壁62に衝突し(図7の遊技球10bを参照)跳ね返された遊技球10cを、湾曲壁62よりも下方に位置する上側ブロック30の上面壁63に跳ね返す。また、上側ブロック30の上面壁63では、下側ブロック20の湾曲壁52に衝突して跳ね返された遊技球を、湾曲壁52よりも下方に位置する下側ブロック20の下面壁53に跳ね返す(図6の遊技球10dを参照)。
〔盤面Bに沿う方向Pの遊技球10の規制〕
ここで、遊技球10の勢いを弱める作用のうち、盤面Bに沿う方向Pの遊技球10の規制について説明する。
図7に示すように、下側ブロック20の受け壁51および上側ブロック30の湾曲壁62は、遊技盤110の盤面Bに対して特定の角度βをもって形成されている。ここにいう特定の所定の角度βとしては、本実施の形態では、約90度である。したがって、受け壁51および湾曲壁62は、盤面Bに略垂直方向に立設して形成されている。言い換えると、受け壁51および湾曲壁62は、互いに平行である。このため、下側ブロック20の受け壁51にぶつかった遊技球10aは、盤面Bとの距離La(La>0)をほぼ保ったまま盤面Bと接触することなく、上側ブロック30の湾曲壁62の方向に進む。また、上側ブロック30の湾曲壁62にぶつかった遊技球10bは、盤面Bとの距離Lb(Lb>0)をほぼ保ったまま盤面Bと接触することなく、下側ブロック20の湾曲壁52(図6参照)の方向に進む。
このように、受け壁51および湾曲壁62は、盤面Bに沿う方向Pの遊技球10a,10bの規制を行っており、盤面Bに対して交差(接離)する方向Qの遊技球10a,10bの規制を行わない。方向Pと方向Qとは互いに交差する方向である。
さらに説明すると、受け壁51および湾曲壁62のみならず、湾曲壁52、上面壁63および下面壁53も同様に、遊技盤110の盤面Bに対して略垂直方向に立設している。したがって、図8に示すように、上側ブロック30のテーパー部72に向かう遊技球10eは、盤面Bとの間では距離Le(Le>0)であり、盤面Bと接触していない。
図9は、落下する遊技球10a,10eと盤面Bとの位置関係を説明する拡大図である。同図の(a)は、ガラス面を伝ってきた遊技球10aの軌跡例を説明する図であり、(b)は、ベニア面を伝ってきた遊技球10aの軌跡例を説明する図である。なお、図9の(a)〜(b)は、図7および図8に対応する縦断面図である。
図9の(a)に示す遊技球10aは、盤面Bから透明板158の方向に距離Lx(Lx>0)だけ離れる位置(盤面Bよりも透明板158側に近い位置)にて跳ね返り区間T2に進入してきたものであり、いわゆるガラス面を伝ってきた遊技球である。このようにガラス面を伝ってきた遊技球10aは、盤面Bとの位置関係すなわち距離Lxをほぼ維持した状態で、上述した「第1の衝突」から「第5の衝突」をして跳ね返り区間T2を下流側に進み、上側ブロック30のテーパー部72(図8参照)に近づいていく(図9の(a)の遊技球10eを参照)。
また、図9の(b)に示す遊技球10aは、盤面Bから透明板158の方向に距離Ly(Ly<Lx)だけ離間する位置(透明板158よりも盤面B側に近い位置)にて跳ね返り区間T2に進入してきたものであり、いわゆるベニア面を伝ってきた遊技球である。このようにベニア面を伝ってきた遊技球10aは、盤面Bとの位置関係すなわち距離Lyをほぼ維持した状態で、下側ブロック20と上側ブロック30との間での複数回の跳ね返りを繰り返しながら跳ね返り区間T2を下流側に進み、上側ブロック30のテーパー部72(図8参照)に近づいていく(図9の(b)の遊技球10eを参照)。
〔盤面Bに対して交差する方向Qの遊技球10の規制〕
遊技球10の勢いを弱める作用のうち、盤面Bに対して交差する方向Qの遊技球10の規制について説明する。
図8に示すように、上述したとおり、上側ブロック30の板状部71は板厚tであり、また、上側ブロック30のテーパー部72は、盤面Bに対して一定の角度θをもって形成されている。言い換えると、このテーパー部72は、通り道Tの跳ね返り区間T2の下流に行くに従って盤面Bとの隙間を徐々に狭めるように形成されている。そのため、下側ブロック20の下面壁53(図6参照)に跳ね返された遊技球10eが盤面Bと距離Le(Le>N−D)だけ離れているときには、盤面Bに沿う方向Pに進む遊技球10eはテーパー部72にぶつかり、これにより「第6の衝突(6回目の衝突)」が生じる(図8の遊技球10fを参照)。
そして、テーパー部72にぶつかった遊技球10fは、盤面Bに対して交差する方向Q、具体的には盤面Bの方向に跳ね返される。これにより、ガラス面を伝ってきた遊技球10fは盤面Bに近づいていき、盤面Bにぶつかる。上述したように、右打ちされた遊技球10(図5参照)が複数回の衝突・跳ね返りを繰り返すことによってその勢いが次第に弱められ、遊技球10gの状態では、その速さもかなり低下する。
このように、本実施の形態では、遊技球10gが遊技盤110の盤面Bにぶつかるのを、遊技球10の勢いを弱めた後に行うように構成している。すなわち、落下する遊技球10を盤面Bと略平行に複数回跳ね返らせた後に盤面Bに近づける方向に移動させるように構成している。このため、遊技球10gが盤面Bにぶつかる際に盤面Bが受ける荷重が軽減され、右打ちの遊技球10gの勢いによって長期の使用に伴って盤面Bが破損することを防止することが可能になる。
さらに説明すると、上側ブロック30の板状部71の上流側の縁部にテーパー部72が形成されている。すなわち、遊技球10fが通る前飾り板119(図5または図6参照)の位置にテーパー部72が形成されている。このため、遊技球10fが板状部71と噛んでしまう球噛みの発生を防止することができる。
なお、上述したように、盤面Bにぶつかった遊技球10gは、盤面Bと板状部71との間を通り(図8の遊技球10gを参照)、遊技くぎ41(図5参照)の方向に向かっていく。
付言すると、本実施の形態では、右打ちされた遊技球の勢いを弱める場合について説明しているが、右打ちの場合に限定されるものではなく、右打ち以外の遊技球の勢いを弱める構成にも適用することが可能である。
このように、本実施の形態では、下側ブロック20と上側ブロック30により形成される跳ね返り区間T2を右側の遊技領域111bの遊技くぎ41の上流に配置し、右打ちされた遊技球10の勢いを跳ね返り区間T2で弱めた後に遊技くぎ41にぶつかるようにしているので、長期の使用に伴って遊技くぎ41が破損することを防止することが可能である。
10,10a〜10g…遊技球、20…下側ブロック、30…上側ブロック、41…遊技くぎ、51…受け壁、52,62…湾曲壁、53…下面壁、54…突き当て部、61…傾斜壁、63…上面壁、71…板状部、72…テーパー部、73…バウンド抑制面、100…パチンコ遊技機、110…遊技盤、111b…遊技領域、118…中央装飾部、119…前飾り板、112b…レール部材、158…透明板、B…盤面、D…外径、C…長さ、E…厚さ寸法、H…左右方向、La,Lb,Le,Lx,Ly,N…距離、P,Q…方向、T…通り道、T1…導入区間、T2…跳ね返り区間、t…板厚、V…上下方向、W…幅、α,β,θ…角度

Claims (7)

  1. 遊技球による遊技を行うための遊技領域を盤面に有する遊技盤と、当該遊技盤の当該遊技領域を遊技球による遊技を行う遊技者から隔てるための透明板と、を備える遊技機であって、
    前記遊技盤の前記盤面に固定される長手形状の第1の固定部と、
    前記第1の固定部と離間すると共に当該第1の固定部と向かい合う状態で前記遊技盤の前記盤面に固定される長手形状の第2の固定部と、
    前記第1の固定部と前記第2の固定部とにより形成され、当該第1の固定部と当該第2の固定部との間で遊技球を複数回跳ね返らせることにより当該遊技球の勢いを弱める跳ね返り通路と、
    を備え、
    前記第1の固定部および/または前記第2の固定部は、前記盤面と略平行な方向により規定される厚さ寸法を部分的に小さくすることで形成される遊技球を跳ね返らせる面を有することを特徴とする遊技機。
  2. 前記第1の固定部および/または前記第2の固定部は、前記厚さ寸法を小さくした部分により形成され、相手の固定部と係合する係合部を有することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記係合部は、遊技球と接触しないように形成されていることを特徴とする請求項2に記載の遊技機。
  4. 前記遊技領域を画定するレール部材と、
    前記盤面と前記第1の固定部と前記レール部材とにより前記跳ね返り通路の上流側に接続して形成され、遊技球の入口部と出口部との間に位置する中間部の幅よりも当該入口部の幅が広がって当該跳ね返り通路に遊技球を導入する導入路と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の遊技機。
  5. 前記跳ね返り通路の前記出口部は、前記遊技盤の中央の方向に向いて形成されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の遊技機。
  6. 前記第1の固定部と前記第2の固定部の各々は、前記跳ね返り通路が部分的に広がる凹面形状の面を有し、
    前記第1の固定部の前記面と前記第2の固定部の前記面は、互いに対向して配置され、前記遊技盤の上下方向に異なる位置であることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の遊技機。
  7. 前記第1の固定部と前記第2の固定部は、前記遊技盤の右側に位置することを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の遊技機。
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