JP2009066273A - パチンコ機 - Google Patents

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Yoshihisa Kishi
佳久 岸
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Abstract

【課題】
遊技領域右側を狙って遊技球を発射する右打ちの場合であっても、天釘周辺直下の入賞口などへの入賞確率を高めることにより、パチンコ機の興趣をより一層高めること。
【解決手段】
遊技領域13中央最上部に天釘11を備えるとともに天釘11の直下に入賞口17を備えるパチンコ機3において、遊技領域13右側上部に、発射された遊技球を反発する反発部42と、反発部42による遊技球の反発方向に設けられるとともに反発された遊技球を天釘11方向に誘導するガイド50とが備えられた折り返し部40を設けた。また、反発部42を反発弾性が約65%以上のゴムとした。
【選択図】 図2

Description

本発明はパチンコ機に関する。
従来のパチンコ機では、遊技領域の右側上部にはクッションゴムが取り付けられている。操作ハンドルを調節して弾発力を最大限にして遊技球を発射すると、ガイドレールに沿って遊技領域に射出された遊技球は、このクッションゴムに衝突し、その勢いを弱められて、そのまま遊技領域右側の下方に落下するように設けられている(例えば、特許文献1参照。)。よって、遊技者は、通常、直接天釘に向けて天釘周辺の入賞口などへの入賞を狙うように遊技球を発射することとなり、いわゆる「権利物」と呼ばれる第3種パチンコ機において、遊技領域右側に配設された大入賞口の開放時などに、この大入賞口を狙って右打ちをする場合以外には、クッションゴム周辺を狙って遊技球を発射することは少ない。
特開2007−89991公報(図1)
しかしながら、前述のようなパチンコ機では、遊技領域右側に配設された入賞口などを狙っていわゆる「右打ち」をする場合に、クッションゴムに衝突した遊技球は勢いを弱められて遊技領域右側下方にそのまま落下してしまうので、いわゆる「天釘」と呼ばれる遊技領域中央上部に打設された釘周辺直下の入賞口への入賞を同時に望むことは困難である。したがって、従来のパチンコ機では、遊技球の弾発力を強くして発射し遊技領域右側に向けて発射された遊技球による入賞を狙うような遊技態様を十分には楽しむことができなかった。
本発明は上記した従来のパチンコ機の問題点を解消するものであり、遊技領域右側を狙って遊技球を発射する右打ちの場合であっても、天釘周辺直下の入賞口などへの入賞確率を高めることにより、パチンコ機の興趣をより一層高めることにある。
以上の課題を解決するために、本発明の採った手段を以下に説明する。本発明のパチンコ機は、遊技領域中央最上部に天釘を備えるとともに該天釘の直下に入賞口を備えるパチンコ機であって、該遊技領域右側上部に、発射された遊技球を反発する反発部と、反発部による遊技球の反発方向に設けられるとともに反発された遊技球を天釘方向に誘導する誘導部とが備えられた折り返し部が設けられたことを特徴とするパチンコ機(請求項1)である。
このような折り返し部を設けることにより、右打ちをした際にも、遊技球を天釘方向に向かって誘導することができる。ここで「右打ち」とは天釘よりも右側の部位を狙って遊技球を発射することを言う。このようなパチンコ機では、右打ちを行う場合に天釘周辺の入賞口への入賞が期待できる。本発明において「天釘」とは、前述のように遊技領域中央最上部に打設された複数の釘を言う。また、「入賞口」は一般入賞口、特別入賞口、始動口などの全てを含むものとする。「遊技領域」とは、発射された遊技球が通過可能な遊技盤前面の領域を言う。「反発部」は発射された遊技球が衝突した際に遊技球を跳ね返す部位である。例えば、高弾性ゴムや硬質樹脂など一定以上の反発係数を有する材質であると、跳ね返された遊技球が天釘に至るまでの勢いを容易に得ることができ好ましい。
また特に、反発部を反発弾性が約65%以上のゴムとすると、反発性・耐久性ともに十分であり好適である(請求項2)。
また、この反発部に、発射装置によって発射された遊技球が直接衝突する下側反発面と、下側反発面に衝突して反発された遊技球が衝突して反発されるとともに下側反発面に対して70度から130度の範囲内の角度にて形成された上側反発面とを備えることとしても良い(請求項3)。
単一の反発面によって進入方向と反対方向にそのまま遊技球を跳ね返そうとすると、遊技球の勢いを一定以上に保つことが困難となるが、このように二つの反発面を設けることにより、折り返し部左側から進入する遊技球の勢いを著しく弱めることなく、再度天釘が設けられた折り返し部左側に向けて遊技球を跳ね返すことができる。よって、天釘に向かって遊技球を的確に誘導することができる。ガイドレールの頂点部分と天釘とはその位置は、ガイドレールから数センチ程度下方に天釘が配置するという関係にあるため、遊技球の落下速度も考慮すると、反発部においては、ガイドレールから進入してくる遊技球をその同じ位置のあたりに跳ね返すことが望まれる。よって、反発部の反発係数や発射装置による遊技球の発射速度などの諸条件により左右されるが、上側反発面と下側反発面との角度が、70度よりも小さいか130度よりも大きいと、ガイドレールの方向に遊技球を反発することが困難となる。したがって、上側反発面と下側反発面との角度は、70度から130度の範囲内に形成することが望ましい。
反発部によって跳ね返された遊技球は「誘導部」によって天釘方向に誘導される。誘導部は、反発部によって反発された遊技球の方向を変える・調整するなどして天釘方向に誘導できる形状・材質であれば足り、特に限定はされないが、例えば、ガイドレールに沿って折り返し部左側から飛んでくる遊技球を、再度天釘が打設されている折り返し部左側方向に的確に誘導するために、反発部によって反発された遊技球の進行方向を天釘方向に変更可能な円弧面によって構成されたガイドとすることができる(請求項4)。
このような誘導部では、反発部によって反発された遊技球は、円弧面に沿って誘導されて天釘に向かう。円弧面を設ける十分なスペースが確保できる場合には、このような誘導部を設けることが可能である。また、反発された遊技球が円弧面に沿って大きな動きをするので、遊技をより一層視覚的にも楽しむことができる。
また、誘導部を、反発部によって反発された遊技球を天釘方向に反射弾発する排出誘導反発部(請求項5)などとすることができる。
本発明のような誘導反発部を設けることにより、前述のような円弧面を備えたガイドを設ける十分なスペースが設けられなかったり、反発部の材質や形状の制約から反発部によって反発される遊技球の勢いが所定以上得られずそのままでは天釘付近まで届かない場合であっても、反発された遊技球を再度上向き方向などに反射弾発して天釘付近まで届かせることができる。
また、折り返し部に、発射装置によって発射された遊技球を反発部方向に反射弾発する導入誘導反発部を設けることとしても良い(請求項6)。
本発明のような導入誘導反発部を設けることにより、ガイドレールに沿って発射されてきた遊技球が直接は反発部に届きがたいような場合、例えば、遊技球の勢いが十分でなかったり、遊技球の飛来方向が反発部から若干逸れているような場合であっても、遊技球を上向き方向などに反射弾発して反発部まで届かせることができる。
また、このような折り返し部を、遊技盤とは別体に設けることにより(請求項7)、遊技盤を交換して機種の入れ替えをしても、折り返し部を引き続き利用することができるので、新たに折り返し部も入れ替える必要はなく、パチンコ機の交換費用を減少させることができるとともに、パチンコ機部品の再利用効率を高めることも可能となる。
本発明のパチンコ機は、いわゆる「右打ち」をする場合であっても、発射した遊技球を天釘に向けて誘導することができ、天釘周辺の入賞口への入賞を期待できるので、右打ちをする際のパチンコ機の興趣をより一層高めることができる。
次に、本発明のパチンコ機の実施の形態を図を参考にして詳細に説明する。図1に示すように、本発明に係るパチンコ機3はいわゆる「第3種パチンコ機」(権利物)と呼ばれ、特別図柄表示装置14を備え、図柄が特定の態様に揃った場合には、遊技領域13右側上方寄りの特定入賞口22に遊技球が入賞する毎に、特定入賞口22下方の可変大入賞口装置18の開閉扉20が開成されて所定個数までの遊技球の入賞が可能となる、いわゆる「大当たり」と呼ばれる特別遊技状態を生起するパチンコ機である。
[パチンコ機全体の構成]
パチンコ機3の機枠1は、パチンコ機3の本体2を遊技ホールの設置場所(いわゆる「島設備」)に固定するためのものであり縦長長方形状の木製の枠部材から構成されている。機枠1の前面には、機枠1に対してヒンジ機構によって開閉自在に取付固定された前面枠4が設けられている。
また前面枠4のさらに前面側上部には、ガラス扉枠5が開閉自在に取付固定されている。ガラス扉枠5の背面側には遊技盤6が配設されており、ガラス扉枠5の内側に取り付けられたガラス板を透過して遊技盤6を視認することができる。また、前面枠4の前面側下部には、球受け皿8などが備え付けられた前面扉7が開閉自在に取付固定されている。
また、前述した前面扉7には、遊技球を発射装置に供給するための球受け皿8の他に、球受け皿8の余剰球を貯留するための余剰球受け皿9や、発射装置を駆動して遊技球を遊技領域に向けて発射するための操作ハンドル10が取り付けられている。
遊技盤6の前面には、遊技盤6の周辺付近に全体がほぼ円形状に配設されたガイドレール12が取り付けられており、このガイドレール12に囲まれた区画が遊技領域13とされている。遊技領域13のほぼ中央には、前述したように、3つの数字又は記号などの図柄が変動表示される表示部15を有する特別図柄表示装置14が配設されている。また、特別図柄表示装置14の下方には、遊技球が通過することによって表示部15の複数の図柄を変動させる始動口16が設けられている。
遊技領域13の右側上方寄りには、円柱形状の回転体24が取り付けられている。回転体24は特定の方向に所定の速度にて常時回転されている。回転体24の外側面には、遊技球を一個だけ保留可能な保留孔26が設けられている。回転体24の外側面の周囲には外側面に沿って隔壁28が形成されており、この隔壁28の上部と下部には、遊技球が通過可能な大きさの通過孔30、31がそれぞれ設けられている。そして、下部の通過孔31の下方には、前述した特定入賞口22が設けられている。さらに特定入賞口22の下方には前述した可変大入賞口装置18が設けられている。
このようなパチンコ機3においては、始動口16に入賞すると特別図柄表示装置14の表示部15が図柄変動を開始し、図柄が全て揃うなど所定の表示態様となった場合にはいわゆる「特別遊技状態」となる。この状態において、通過孔31直下の特定入賞口22に入賞すると、可変大入賞口装置18の開閉扉20が、所定時間又は所定個数の入賞のいずれかに至るまで、開放され続ける。特定入賞口22に遊技球を入賞させるためには、回転体24の保留孔26に遊技球を保留させ、回転体24が半回転して通過孔31から遊技球が落下するようにして特定入賞口22を狙うことが要求されるため、遊技者は、特別遊技状態となった後には「右打ち」をして回転体24の保留孔26を狙うとともに、開閉扉20が開放された際の可変大入賞口装置18への入賞を同時に狙うこととなる。なお、本発明はこのような第三種パチンコだけではなく、他の第1種、第2種パチンコ機に適用することも可能である。
そして、遊技領域13中央最上部には「天釘」と呼ばれる釘が打設されている。この天釘11の直下には、一般入賞口17が配設されている。この一般入賞口17に入賞させるためには、天釘11周辺に遊技球が落下される必要があり、このため一般的なパチンコ機では天釘11を狙って遊技球を発射する必要が生ずる。
[折り返し部の構成1]
次いで、図2及び図3を参照して、遊技領域13右側上方に設けられる折り返し部40について説明する。折り返し部40は、遊技盤6とは別途に形成されて前面枠4内側に取り付けられるベース41の一部として、ベース41と一体的に設けられている。しかしながら、ベース41とは別体の部品として設けることとしても良い。折り返し部40は正面視の全体形状が、右下がりの傾斜面によって下部が切り欠かれ、上部の左側が緩やかな湾曲面に上部の左側が急な湾曲面にそれぞれ形成されて、三日月状に形成されている。
折り返し部40の下部は遊技盤6上に向けて開放されており、ガイドレール12は遊技領域13上部中央付近までにとどめられている。折り返し部40は、従来のパチンコ機のガイドレールの上部中央からやや右側の部位を切り欠くようにして、従来のパチンコ機の遊技領域の外側に配置することになる。
折り返し部40の右端下方には反発部42が配設されている。発射装置(図示省略)によって弾発されガイドレール12に沿って誘導されて遊技領域13内に射出された遊技球は、この反発部42方向に向かうように設けられている。反発部42は折り返し部40の本体に組み込まれて固定されている。反発部42は弾性率の高いゴム製であり、反発弾性が約65%以上のゴムが用いられている。なお、このような反発弾性の高いゴムを用いているが、天釘11の位置や反発部42の形状などに応じて、遊技球が天釘11方向に適切に向かうように他の反発性のゴムなど種々の材質に変更が可能である。
また、例えば逆に、遊技球が着弾する反発部42の部位が異なるなど遊技球が反発部42に着弾する際の条件が異なることによって、遊技球の反発角度や反発力などが大きく変化するように設定すると、遊技球が天釘11に向かうか否かがよりランダムになり、遊技におけるスリル感を味わうこともできる。
反発部42には、ガイドレール12方向に向かって開放され、その正面視形状が「逆L字」状に形成された反発面44が備えられている。反発面44の下側反発面45はベース41がパチンコ機3に取り付けられた際に、その水平面から、ガイドレール12に向かって約5度の下り傾斜面に形成されている。また、反発面44の上側反発面46は、ベース41がパチンコ機3に取り付けられた際に、その水平面から、ガイドレール12に向かって、約76度の左下り傾斜面に形成されている。よってまた、下側反発面45と上側反発面46との間は、約109度の角度に開いて形成されている。
上側反発面46の上端には、上側反発面46と連設されるとともに、円弧面に形成されたガイド50が設けられている。ガイド50には、上側反発面46と同様に上方に向かって立ち上がり上部においてガイドレール12側、すなわち左側に向けて急に湾曲する右側円弧面52と、この右側円弧面52の左端に連設されて、同様にガイドレール12側に向けて緩やかに湾曲する左側円弧面54とが備えられ、右側円弧面52の円弧は約15R、左側円弧面54の円弧は約60Rに形成されている。なお、適用するパチンコ機の形状や天釘の位置などに応じて、これらの右側円弧面52及び左側円弧面54の形状を変更しても良い。上側反発面46、右側円弧面52及び左側円弧面54は、それぞれ隣り合う面と面一に形成され、遊技球が円滑に誘導されるように設けられている。また、反発面44、右側円弧面52及び左側円弧面54の奥行きはガイドレール12の奥行きとほぼ同じく、18mmに設けられている。
このように構成されたパチンコ機3において右打ちをする際には、発射された遊技球の一部は反発部42に着弾する。なお、発射の際の状況・条件によって遊技球の発射速度や発射方向は微妙に異なるため、必ずしも全ての遊技球が反発部42に着弾するものではない。下側反発面45に着弾した遊技球は、上側反発面46方向に反発され、さらに上側反発面46に反発され、ついで右側円弧面52及び左側円弧面54に沿って遊技領域13左側方向に折り返される。左側円弧面54に沿った方向には、天釘11が打設されており、反発された遊技球の一部は、天釘11の右側寄りに向けて誘導されることになる。よって、このような遊技球が天釘11下方の一般入賞口17に入賞し易くなることを期待できる。なお、この際においても、反発部42に反発されガイド50に沿って誘導される遊技球は、反発や誘導の際の諸状況によって必ずしも同一の速度・方向に誘導されるわけではなく、全ての遊技球が天釘11の同一部位に向かって誘導されるわけではない。
また、このようにして折り返し部40によって天釘11方向に誘導された遊技球は、一般入賞口17に入賞しなかった場合であっても、その多くは遊技領域13右側に流下される。よって、例えば、「特別遊技状態」となり遊技領域13右側に配設された回転体24を狙って右打ちをする際に、反発部42を狙って遊技球を発射することにより、従来の右打ちと同様に一般入賞口17に入賞しなかった遊技球が回転体24に保留されるようにすることができるのに加えて、一般入賞口17への入賞も期待することができる。
なお、本実施の形態では、左側円弧面52下方の反発される遊技球の通り道に特に何も設けられてはいないが、図2に点線で示すような排出誘導反発片56を設けても良い。この排出誘導反発片56は、本発明に言う「排出誘導反発部」の一例である。このような排出誘導反発片56を設けることにより、勢いが弱く天釘11方向よりも下方に向かって反発された一部の遊技球を、排出誘導反発片56の上面によって反発して天釘11方向に誘導することができ、より多くの遊技球を天釘11に誘導することができる。
[折り返し部の構成2]
次いで、本発明の第2の実施の形態について図4及び図5を参照して説明する。なお、以下において、前述した第1の実施の形態と共通する構成については、第1の実施の形態と同一の符号を図に付して説明を省略する。本実施の形態は、発射装置によって発射されてガイドレール12に沿って誘導されてきた遊技球を反発部42に向かって誘導する導入誘導反発片60を設けたものである。導入誘導反発片60は、図4に示すように、折り返し部40の左寄りのガイドレール12終端部に近い位置に設けられている。また、その上面右寄りが若干上向きの湾曲面61に形成されて、導入誘導反発片60の上面に着弾した遊技球がこの湾曲面61によって若干上向きに誘導され、反発部42に向かいやすいように構成されている。そして、反発部42によって反発された遊技球は、右側円弧面52に沿って誘導されて左側方向に飛び、さらに排出誘導反発片62の上面によって反発されて天釘11方向に誘導される。なお、本実施の形態では、右側円弧面54は正面視において「くの字」状に形成されてやや深く屈曲された形状に設けられている。また、誘導反発片60の形状は前述のものに限られず、適用するパチンコ機の形状や天釘の位置などに応じて、種々の変更が可能であり、例えばより右寄りに反発部42が配置される場合には、湾曲面61の上向きの角度をより強める等としても良い。
[折り返し部の構成3]
次いで、本発明の第3の実施の形態について図6及び図7を参照して説明する。本実施の形態は、折り返し部40の左寄りの部位に導入誘導反発片66が設けられている。発射装置によって発射されてガイドレール12に沿って誘導されてきた遊技球の一部は、この導入誘導反発片66の上面に着弾し、やや上方に向きを変えて右側に飛ぶように設けられている。また、折り返し部40の右側上部には反発部68が設けられている。反発部68には、導入誘導反発片66に面して形成され、パチンコ機3正面視において垂直に形成された垂直面70と、この垂直面70下端から右下方に向けて傾斜された傾斜面72とが備えられている。また、折り返し部40の右寄りには排出誘導反発片74が設けられている。排出誘導反発片74は、垂直面70によって反発された遊技球を天釘11に向かって反発する位置・形状に設けられている。また、反発部68の下方には、排出誘導反発片74よりも右側に、風車76が回転自在に取り付けられている。
この折り返し部40では、導入誘導反発片66の上面に着弾して反発部68方向に向けて誘導された遊技球のうち、垂直面70に衝突した遊技球の多くは、図示されるように、排出誘導反発片74の上面に向かって反発される。そして排出誘導反発片74によって反発された遊技球の多くは、前述のように天釘11方向に誘導される。一方、垂直面70に衝突した遊技球の一部は、反発部68直下の風車76方向に落下される。風車76に向けて落下した遊技球は、排出誘導反発片74によって反発されることなく、風車76の排出口78から下方に向かって遊技領域13内に排出される。天釘11は排出口78の下方には位置していないので、排出口78から排出された遊技球が一般入賞口17に入賞する可能性は低くなる。
また、前述した反発部68のうち、垂直面70の正面側には、下部が右側寄りに湾曲する湾曲面80を左側面に備えた湾曲部82が形成されている。湾曲部82は、反発部68と一体に同様の材質にて形成されている。湾曲面80は、垂直面70よりも折り返し部40右寄りに配設されている。したがって、反発部68方向に誘導された遊技球のうち、垂直面70ではなく湾曲面80の下側付近の反発部68に衝突した遊技球は、前述のように、排出誘導反発片74方向にまで反発されることなく、排出誘導反発片74よりも右側の風車76方向に向かって誘導され、したがって、天釘11方向には誘導されない。よって、反発部68方向に誘導された遊技球であっても、その誘導された方向が折り返し部40の前後方向において僅かに異なっても、垂直面70に衝突するか湾曲面80の下側付近の反発部68に衝突するかによって、天釘11方向に誘導される確率が大きく異なることになり、遊技球の誘導方向の相違によるスリル感を味わうことができる。
なお、本発明は前述した実施の形態に限られるものではなく、本発明の趣旨の範囲内で種々の変更が可能である。例えば、反発部42の反発面44は、上側反発面45及び下側反発面46の二つの面から構成されているが、これに限られず、三つ以上の面から構成することも可能である。しかしながら、多数の反発面に衝突させながら遊技球の方向を折り返そうとすると、反発面に衝突する毎に遊技球の勢いが低下するので、遊技球の方向を折り返すとともにその勢いも低下させないようにするためには、前述した反発部42の反発面44のように、上側反発面45及び下側反発面46の二つの面から構成することが好ましい。
本発明のパチンコ機の正面図である。 折り返し部の正面図である。 折り返し部の斜視図である。 別の折り返し部の正面図である。 別の折り返し部の斜視図である。 さらに別の折り返し部の正面図である。 さらに別の折り返し部の斜視図である。
符号の説明
1;機枠、2;本体、3;パチンコ機、;4前面枠、5;ガラス扉枠、6;遊技盤、7;前面扉、8;球受け皿、9;余剰球受け皿、10;操作ハンドル、11;天釘、12;ガイドレール、13;遊技領域、14;特別図柄表示装置、15;表示部、16;始動口、17;一般入賞口、18;可変大入賞口装置、20;開閉扉、22;特定入賞口、24;回転体、26;保留孔、28;隔壁、30,31;通過孔、40;折り返し部、41;ベース、42;反発部、44;反発面、45;下側反発面、46;上側反発面、50;ガイド、52;右側円弧面、54;左側円弧面、56;排出誘導反発片、60;導入誘導反発片、61;湾曲面、62;排出誘導反発片、66;導入誘導反発片、68;反発部、70;垂直面、72;傾斜面、74;排出誘導反発片、76;風車、78;排出口、80;湾曲面、82;湾曲部。

Claims (7)

  1. 遊技領域中央最上部に天釘を備えるとともに該天釘の直下に入賞口を備えるパチンコ機であって、
    該遊技領域右側上部に、発射された遊技球を反発する反発部と、反発部による遊技球の反発方向に設けられるとともに反発された遊技球を天釘方向に誘導する誘導部とが備えられた折り返し部が設けられたことを特徴とするパチンコ機。
  2. 前記反発部が反発弾性が約65%以上のゴムを材質とすることを特徴とする請求項1に記載のパチンコ機。
  3. 前記反発部に、発射装置によって発射された遊技球が直接衝突する下側反発面と、下側反発面に衝突して反発された遊技球が衝突して反発されるとともに下側反発面に対して70度から130度の範囲内の角度にて形成された上側反発面とを備えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のパチンコ機。
  4. 前記誘導部が、前記反発部によって反発された遊技球の進行方向を天釘方向に変更可能な円弧面によって構成されたガイドであることを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれかに記載のパチンコ機。
  5. 前記誘導部が、前記反発部によって反発された遊技球を天釘方向に反射弾発する排出誘導反発部であることを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれかに記載のパチンコ機。
  6. 前記折り返し部に、発射装置によって発射された遊技球を反発部方向に反射弾発する導入誘導反発部を設けることを特徴とする請求項1から請求項5までのいずれかに記載のパチンコ機。
  7. 前記折り返し部が、遊技盤とは別体に形成されたことを特徴とする請求項1から請求項6までのいずれかに記載のパチンコ機。
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