JPH0832158A - パルスレーザ発振装置 - Google Patents

パルスレーザ発振装置

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JPH0832158A
JPH0832158A JP16148694A JP16148694A JPH0832158A JP H0832158 A JPH0832158 A JP H0832158A JP 16148694 A JP16148694 A JP 16148694A JP 16148694 A JP16148694 A JP 16148694A JP H0832158 A JPH0832158 A JP H0832158A
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JP
Japan
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charging
reactor
capacitor
saturable reactor
series
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JP16148694A
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Inventor
Tadashi Hibino
正 日比野
Katsuya Okamura
勝也 岡村
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、主放電消滅後の主放電電極間の反転
再起電圧を少なくし、安定した放電を得て主放電電極の
長寿命化を図ることを最も主要な目的とする。 【構成】直流電源から、直列に接続された2組の充電コ
ンデンサを充電し、一方の充電コンデンサをスイッチに
より放電させ、他方の充電コンデンサと可飽和リアクト
ルとの接続点に直流充電電圧のほぼ2倍のパルス状の電
圧を発生させ、かつパルス状の電圧を可飽和リアクトル
によりパルス整形して、レーザガス中に配設された一対
の主放電電極および主放電電極と並列に接続された予備
電離紫外線発生用のコンデンサから構成される放電部に
印加するパルスレーザ発振装置において、充電コンデン
サへの充電電流を流すための充電リアクトルを放電部と
並列に接続すると共に、その一側端を放電部と可飽和リ
アクトルとの間に、他側端を一方の充電コンデンサの他
方の充電コンデンサとの接続側の他側と接続して成る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガスを媒介としたパル
ス発振方式のレーザ装置に係り、特に安定した放電が得
られるようにした長寿命のパルスレーザ発振装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、ガスを媒介としたパルス発振
方式のレーザ装置においては、一対の主放電電極をレー
ザガス中に配置し、各主放電電極間にパルス状の波形の
電圧を印加して、主放電空間内のレーザガスを励起する
方法が一般的である。特に、この時、主放電空間への電
圧印加以前に、主放電空間へ紫外線等を照射して主放電
空間を予備電離する方式が一般的である。
【0003】図9はこの種の従来のパルスレーザ発振装
置の構成例を示す電気回路図、図10は同パルスレーザ
発振装置における主放電電極間および充電コンデンサの
電圧波形の一例を示す図である。
【0004】図9において、直流電源3により、一方の
充電コンデンサ1aは、充電インピーダンス25、スイ
ッチ用リアクトル31、充電リアクトル20を介して充
電され、また、他方の充電コンデンサ1bは、充電イン
ピーダンス25、スイッチ用リアクトル31を介して充
電される。
【0005】次に、充電コンデンサ1a,1bが充電さ
れた後に、サイラトロン等のスイッチ30を閉じ、他方
の充電コンデンサ1bの電荷を、スイッチ30、および
スイッチ用リアクトル31を介して放電させる。そし
て、この他方の充電コンデンサ1bの放電中に、一方の
充電コンデンサ1aは若干量が放電するものの僅かであ
るので、充電コンデンサ1bの電圧が反転した時点で、
可飽和リアクトル2と充電コンデンサ1aとの接続点
(A点)に、直流電源3からの出力電圧のほぼ2倍の電
圧が発生する。
【0006】可飽和リアクトル2は、充電コンデンサ1
bの電圧が反転した時点、すなわち可飽和リアクトル2
と充電コンデンサ1aとの接続点(図示A点)に、直流
電源3からの出力電圧のほぼ2倍の電圧が発生する時点
で動作するように作られている。
【0007】すなわち、図10に示す可飽和リアクトル
動作点X1のタイミングで可飽和リアクトル2が動作
し、充電コンデンサ1a,1bから放電部11にパルス
状の電圧波形が印加される。
【0008】また、可飽和リアクトル2の飽和時(動作
時)のインダクタンス値は、スイッチ用リアクトル31
のインダクタンス値よりも小さくしているので、可飽和
リアクトル2の動作によりパルス幅を短くでき、放電部
11にパルス状の電圧波形が印加される。
【0009】このようにして、放電部11に電圧が印加
されると、ピーキングコンデンサ4が充電されると共
に、予備電離ギャップ7にスパーク放電が生じ、主放電
電極5の側面から主放電空間6に紫外線が照射される。
【0010】そして、この紫外線により主放電空間6が
予備電離され、主放電空間6にピーキングコンデンサ4
からパルス電圧が印加され、主放電空間6がグロー放電
状態となり、ピーキングコンデンサ4、および充電コン
デンサ1a,1bより主放電空間6に電流が流れ込み、
レーザガスが励起されて、レーザ光出力が得られる。
【0011】なお、ピーキングコンデンサ4から主放電
電極5への印加波形を急峻なものとするために、ピーキ
ングコンデンサ4の静電容量Cpとしては、電荷供給側
である充電コンデンサ1a,1bの直列合成静電容量C
1よりも小さくなっている。
【0012】すなわち、 Cp<C1 しかしながら、上述したような従来のパルスレーザ発振
装置においては、以下に述べるような問題がある。
【0013】図10に示す主放電維持時間9が経過して
しばらくした後、放電部11に逆方向の電圧が誘起す
る。この時の放電部11の電圧波形は、図10のB点に
示したようになる。
【0014】これは、以下に説明する現象によって起こ
るものである。すなわち、可飽和リアクトル2の未飽和
時のインダクタンス値を、充電リアクトル20のインダ
クタンス値に比べて無視できるほど小さくすることは、
一般には不可能であるので、スイッチ30の動作時、お
よびその後、充電コンデンサ1a,1bから放電部11
へと流入すべき電流の一部が、充電コンデンサ1a,1
b、および充電リアクトル20で形成されるループ内を
振動電流として循環する。そして、この電流の振動周期
は、ループのインダクタンス(充電リアクトル20のイ
ンダクタンスの値L)、および静電容量(充電コンデン
サ1a,1bの直列合成静電容量C1)で決まる。
【0015】このため、可飽和リアクトル2と充電コン
デンサ1aとの接続点(A点)の電圧波形は、図10の
A点に示したようになる。可飽和リアクトル動作点X1
の後A点の電圧は、ほぼ零となる前述の循環電流のため
に逆方向に誘起され、可飽和リアクトル動作点X2の時
点で、再度可飽和リアクトル2が動作し、この結果放電
部11に逆方向の電圧が誘起されるものである。
【0016】このような主放電維持後の反転電圧の再誘
起により、主放電空間6のレーザガスの電気的絶縁が維
持できず、再度放電が点弧し、アーク放電となってしま
う場合がある。そして、このアーク放電が起こると、主
放電電極5が損傷して寿命が短くなるといった問題があ
る。なお、上記アーク放電が発生すると、各主放電電極
5間の電圧波形は、図10のB点の破線8で示したよう
になる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
パルスレーザ発振装置においては、主放電維持後の反転
電圧の再誘起によって再度アーク放電が起こり、主放電
電極が損傷して寿命が短くなるという問題があった。
【0018】本発明の目的は、主放電消滅後の主放電電
極間の反転再起電圧を少なくし、安定した放電を得て主
放電電極の長寿命化を図ることが可能なパルスレーザ発
振装置を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、直流電源により、直列に接続された2組の充電コ
ンデンサを充電し、一方の充電コンデンサをスイッチに
より放電させ、他方の充電コンデンサと可飽和リアクト
ルとの接続点に直流充電電圧のほぼ2倍のパルス状の電
圧を発生させ、かつ当該パルス状の電圧を可飽和リアク
トルによりパルス整形して、レーザガス中に配設された
一対の主放電電極および当該主放電電極と並列に接続さ
れた予備電離紫外線発生用のコンデンサから構成される
放電部に印加するようにしたパルスレーザ発振装置にお
いて、まず、請求項1に係る発明では、充電コンデンサ
への充電電流を流すための充電リアクトルを当該放電部
と並列に接続すると共に、その一側端を放電部と可飽和
リアクトルとの間に、他側端を一方の充電コンデンサの
他方の充電コンデンサとの接続側の他側と接続して成
る。
【0020】また、請求項2に係る発明では、充電コン
デンサへの充電電流を流すための充電リアクトルと限流
抵抗とを直列に接続した直列回路を、可飽和リアクトル
と放電部と間に、当該放電部と並列に接続して成る。
【0021】ここで、特に上記限流抵抗の値としては、
概略以下のような値とする。 R>2・(L/C1)1/2 但し、R;限流抵抗の値、C1;充電コンデンサの直列
合成静電容量、L;充電リアクトルと可飽和リアクトル
の未飽和時のインダクタンス値の和。
【0022】一方、請求項4に係る発明では、充電コン
デンサへの充電電流を流すための充電リアクトルを、放
電部と可飽和リアクトルとの間に、当該放電部と並列に
接続し、かつダイオードとダイオード用限流抵抗とを直
列にした直列回路を、放電部と並列に接続して成る。
【0023】ここで、特に上記ダイオード用限流抵抗の
値としては、概略以下のような値とする。 Rd=2・(Lu/C1)1/2 但し、Rd;ダイオード用限流抵抗の値、C1;充電コ
ンデンサの直列合成静電容量、Lu;可飽和リアクトル
の未飽和時のインダクタンス値。
【0024】さらに、請求項6に係る発明では、充電コ
ンデンサへの充電電流を流すための充電リアクトルと限
流抵抗とを直列に接続した直列回路を、可飽和リアクト
ルと放電部と間に、当該放電部と並列に接続し、かつダ
イオードとダイオード用限流抵抗とを直列にした直列回
路を、放電部と並列に接続して成る。
【0025】ここで、特に上記限流抵抗の値、およびダ
イオード用限流抵抗の値としては、それぞれ概略以下の
ような値とする。 R>2・(L/C1)1/2 但し、R;限流抵抗の値、C1;充電コンデンサの直列
合成静電容量、L;充電リアクトルと可飽和リアクトル
の未飽和時のインダクタンス値の和 Rd=2・(Lu/C1)1/2 但し、Rd;ダイオード用限流抵抗の値、C1;充電コ
ンデンサの直列合成静電容量、Lu;可飽和リアクトル
の未飽和時のインダクタンス値。
【0026】
【作用】従って、まず、請求項1に係る発明のパルスレ
ーザ発振装置においては、充電コンデンサへの充電電流
を流すための充電リアクトルを当該放電部と並列に接続
すると共に、その一側端を放電部と可飽和リアクトルと
の間に、他側端を一方の充電コンデンサの他方の充電コ
ンデンサとの接続側の他側と接続していることにより、
充電リアクトルと充電コンデンサで作るループに可飽和
リアクトルが含まれるため、循環ループ内のインダクタ
ンス成分が充電リアクトルと可飽和リアクトルの未飽和
時の和となり、従来の場合に比べて大きくなる。この結
果、充電リアクトル、充電コンデンサ、可飽和リアクト
ルのループ内の循環電流が流れに難くなる。
【0027】さらに、この循環電流による放電部への誘
起電圧が可飽和リアクトルの未飽和時のインダクタンス
の値と充電リアクトルのインダクタンスの値での両者で
分担され、放電部への再誘起電圧は充電リアクトルのイ
ンダクタンス分によるもののみとなる。
【0028】これにより、本来の可飽和リアクトルの動
作点以降に放電部に誘起される電圧を低くすることが可
能となるため、安定した放電が得られ、主放電電極の寿
命を長くすることができる。
【0029】また、請求項2に係る発明のパルスレーザ
発振装置においては、充電コンデンサへの充電電流を流
すための充電リアクトルと限流抵抗とを直列に接続した
直列回路を、可飽和リアクトルと放電部と間に、当該放
電部と並列に接続していることにより、充電リアクトル
と充電コンデンサで作るループに可飽和リアクトル、お
よび限流抵抗が含まれるため、循環ループ内のインダク
タンス成分が増すと共に抵抗分が付加されるので、ルー
プ中のインピーダンスが増す。この結果、ループの循環
電流が流れに難くなる。
【0030】これにより、本来の可飽和リアクトルの動
作点以降に放電部に誘起される電圧を低くすることが可
能となるため、安定した放電が得られ、主放電電極の寿
命を長くすることができる。
【0031】一方、請求項4に係る発明のパルスレーザ
発振装置においては、充電コンデンサへの充電電流を流
すための充電リアクトルを、放電部と可飽和リアクトル
との間に、当該放電部と並列に接続し、かつダイオード
とダイオード用限流抵抗とを直列にした直列回路を、放
電部と並列に接続していることにより、充電リアクトル
と充電コンデンサで作るループに可飽和リアクトルが含
まれるため、循環ループ内のインダクタンス成分が増
す。この結果、循環電流が流れに難くなる。
【0032】さらに、ダイオードが放電部と並列に入っ
ているので、逆方向の誘起電圧はほぼ零とすることがで
きる。これにより、本来の可飽和リアクトルの動作点以
降に放電部に誘起される電圧を低くすることが可能とな
るため、安定した放電が得られ、主放電電極の寿命を長
くすることができる。
【0033】さらに、請求項6に係る発明のパルスレー
ザ発振装置においては、充電コンデンサへの充電電流を
流すための充電リアクトルと限流抵抗とを直列に接続し
た直列回路を、可飽和リアクトルと放電部と間に、当該
放電部と並列に接続し、かつダイオードとダイオード用
限流抵抗とを直列にした直列回路を、放電部と並列に接
続していることにより、充電リアクトルと充電コンデン
サで作るループに可飽和リアクトルおよび限流抵抗が含
まれるため、循環ループ内のインダクタンス成分が増す
と共に抵抗分が付加されるので、ループ中のインピーダ
ンスが増す。この結果、循環電流が流れに難くなる。
【0034】さらに、ダイオードが放電部と並列に入っ
ているので逆方向の誘起電圧はほぼ零とすることができ
る。これにより、本来の可飽和リアクトルの動作点以降
に放電部に誘起される電圧を低くすることが可能となる
ため、安定した放電が得られ、主放電電極の寿命を長く
することできる。
【0035】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て詳細に説明する。 (第1の実施例)図1は、本発明の本発明によるパルス
レーザ発振装置の第1の実施例を示す電気回路図であ
り、図9と同一要素には同一符号を付してその説明を省
略し、ここでは異なる部分についてのみ述べる。
【0036】すなわち、本実施例のパルスレーザ発振装
置は、図1に示すように、前記充電コンデンサ1a,1
bへの充電電流を流すための充電リアクトル20を、放
電部11と可飽和リアクトル2との間に、この放電部1
1と並列に接続した構成としている。
【0037】次に、以上のように構成した本実施例のパ
ルスレーザ発振装置においては、充電コンデンサ1a,
1bへの充電電流を流すための充電リアクトル20を、
放電部11と可飽和リアクトル2との間に、この放電部
11と並列に接続していることにより、充電リアクトル
20と充電コンデンサ1a,1bで作るループに可飽和
リアクトル2が含まれる。このため、循環ループ内のイ
ンダクタンス成分が、充電リアクトル20と可飽和リア
クトル2の未飽和時の和となり、前述した従来例(図
9)に比べて大きくなる。
【0038】この結果、充電リアクトル20、充電コン
デンサ1a,1b、可飽和リアクトル2のループ内の循
環電流が流れに難くなる。さらに、この循環電流による
放電部11への誘起電圧が、可飽和リアクトル2の未飽
和時のインダクタンスの値と充電リアクトル20のイン
ダクタンスの値での両者で分担され、放電部11への再
誘起電圧は充電リアクトル20のインダクタンス分によ
るもののみとなる。
【0039】これにより、本来の可飽和リアクトル2の
動作点X1以降に放電部11に誘起される電圧を低くす
ることが可能となり、この結果安定した放電が得られ、
主放電電極5の寿命を長くすることができる。
【0040】なお、図2は、本実施例のパルスレーザ発
振装置における主放電電極間(B点)および充電コンデ
ンサ(A点)の電圧波形の一例を示す図である。上述し
たように、本実施例では、直流電源3により、直列に接
続された2組の充電コンデンサ1a,1bを充電し、一
方の充電コンデンサ1bをスイッチ30により放電さ
せ、他方の充電コンデンサ1aと可飽和リアクトル2と
の接続点(A点)に直流充電電圧のほぼ2倍のパルス状
の電圧を発生させ、かつこのパルス状の電圧を、可飽和
リアクトル2によりパルス整形して、レーザガス中に配
設された一対の主放電電極5およびこの主放電電極5と
並列に接続された予備電離紫外線発生用のピーキングコ
ンデンサ4から構成される放電部11に印加するように
したパルスレーザ発振装置において、充電コンデンサ1
a,1bへの充電電流を流すための充電リアクトル20
を当該放電部11と並列に接続すると共に、その一側端
を放電部11と可飽和リアクトル2との間に、他側端を
一方の充電コンデンサ1bの他方の充電コンデンサ1a
との接続側の他側と接続するようにしたものである。
【0041】従って、本来の可飽和リアクトル2の動作
点X1以降に放電部11に誘起される電圧を低くするこ
とができる、すなわち主放電消滅後の主放電電極5間の
反転再起電圧を少なくできるため、安定した放電を得
て、主放電電極5の寿命を長くすることが可能となる。
【0042】(第2の実施例)図3は、本発明の本発明
によるパルスレーザ発振装置の第2の実施例を示す電気
回路図であり、図9と同一要素には同一符号を付してそ
の説明を省略し、ここでは異なる部分についてのみ述べ
る。
【0043】すなわち、本実施例のパルスレーザ発振装
置は、図3に示すように、前記充電コンデンサ1a,1
bへの充電電流を流すための充電リアクトル20と限流
抵抗21とを直列に接続した直列回路を、可飽和リアク
トル2と放電部11と間に、この放電部11と並列に接
続した構成としている。
【0044】次に、以上のように構成した本実施例のパ
ルスレーザ発振装置においては、充電コンデンサ1a,
1bへの充電電流を流すための充電リアクトル20と限
流抵抗21とを直列に接続した直列回路を、可飽和リア
クトル2と放電部11と間に、この放電部11と並列に
接続していることにより、充電リアクトル20と充電コ
ンデンサ1a,1bで作るループに可飽和リアクトル
2、および限流抵抗21が含まれる。このため、循環ル
ープ内のインダクタンス成分が増すと共に、抵抗分が付
加されるので、ループ中のインピーダンスが増す。
【0045】この結果、上記ループの循環電流が流れに
難くなる。これにより、本来の可飽和リアクトル2の動
作点X1以降に放電部11に誘起される電圧を低くする
ことが可能となり、この結果安定した放電が得られ、主
放電電極5の寿命を長くすることができる。
【0046】なお、図4は、本実施例のパルスレーザ発
振装置における主放電電極間(B点)および充電コンデ
ンサ(A点)の電圧波形の一例を示す図である。さら
に、この場合、限流抵抗21の値を概略以下の値とする
ことにより、上記循環電流がより一層制限されて流れに
難くなる。
【0047】ここで、上記限流抵抗21の値としては、
例えば概略以下のような値とする。 R>2・(L/C1)1/2 但し、R;限流抵抗21の値、C1;充電コンデンサ1
a,1bの直列合成静電容量、L;充電リアクトル20
と可飽和リアクトル2の未飽和時のインダクタンス値の
和。
【0048】上述したように、本実施例では、直流電源
3により、直列に接続された2組の充電コンデンサ1
a,1bを充電し、一方の充電コンデンサ1bをスイッ
チ30により放電させ、他方の充電コンデンサ1aと可
飽和リアクトル2との接続点(A点)に直流充電電圧の
ほぼ2倍のパルス状の電圧を発生させ、かつこのパルス
状の電圧を、可飽和リアクトル2によりパルス整形し
て、レーザガス中に配設された一対の主放電電極5およ
びこの主放電電極5と並列に接続された予備電離紫外線
発生用のピーキングコンデンサ4から構成される放電部
11に印加するようにしたパルスレーザ発振装置におい
て、充電コンデンサ1a,1bへの充電電流を流すため
の充電リアクトル20と限流抵抗21とを直列に接続し
た直列回路を、可飽和リアクトル2と放電部11と間
に、この放電部11と並列に接続し、さらに上記限流抵
抗21の値を、概略以下のような値とするようにしたも
のである。
【0049】R>2・(L/C1)1/2 但し、R;限流抵抗21の値、C1;充電コンデンサ1
a,1bの直列合成静電容量、L;充電リアクトル20
と可飽和リアクトル2の未飽和時のインダクタンス値の
和。
【0050】従って、本来の可飽和リアクトル2の動作
点X1以降に放電部11に誘起される電圧を低くするこ
とができる、すなわち主放電消滅後の主放電電極5間の
反転再起電圧を少なくできるため、安定した放電を得
て、主放電電極5の寿命を長くすることが可能となる。
【0051】(第3の実施例)図5は、本発明の本発明
によるパルスレーザ発振装置の第3の実施例を示す電気
回路図であり、図9と同一要素には同一符号を付してそ
の説明を省略し、ここでは異なる部分についてのみ述べ
る。
【0052】すなわち、本実施例のパルスレーザ発振装
置は、図5に示すように、前記充電コンデンサ1a,1
bへの充電電流を流すための充電リアクトル20を、放
電部11と可飽和リアクトル2との間に、この放電部1
1と並列に接続し、かつダイオード22とダイオード用
限流抵抗23とを直列にした直列回路を、放電部11と
並列に接続した構成としている。
【0053】次に、以上のように構成した本実施例のパ
ルスレーザ発振装置においては、充電コンデンサ1a,
1bへの充電電流を流すための充電リアクトル20を、
放電部11と可飽和リアクトル2との間に、この放電部
11と並列に接続し、かつダイオード22とダイオード
用限流抵抗23とを直列にした直列回路を、放電部11
と並列に接続していることにより、充電リアクトル20
と充電コンデンサ1a,1bで作るループに可飽和リア
クトル2が含まれる。このため、循環ループ内のインダ
クタンス成分が増す。
【0054】この結果、上記循環電流が流れに難くな
る。さらに、ダイオード22が放電部11と並列に入っ
ているので、逆方向の誘起電圧はほぼ零とすることがで
きる。
【0055】これにより、本来の可飽和リアクトル2の
動作点X1以降に放電部11に誘起される電圧を低くす
ることが可能となり、この結果安定した放電が得られ、
主放電電極5の寿命を長くすることができる。
【0056】なお、図6は、本実施例のパルスレーザ発
振装置における主放電電極間(B点)および充電コンデ
ンサ(A点)の電圧波形の一例を示す図である。さら
に、この場合、ダイオード用限流抵抗23の値を概略以
下の値とすることにより、上記循環ループ内のエネルギ
ーを抵抗で消費できるので、本来の可飽和リアクトル2
の動作点X1以降に放電部11に誘起される電圧を、よ
り一層低くすることができる。
【0057】ここで、特に上記ダイオード用限流抵抗2
3の値としては、例えば概略以下のような値とする。 Rd=2・(Lu/C1)1/2 但し、Rd;ダイオード用限流抵抗23の値、C1;充
電コンデンサ1a,1bの直列合成静電容量、Lu;可
飽和リアクトル2の未飽和時のインダクタンス値。
【0058】上述したように、本実施例では、直流電源
3により、直列に接続された2組の充電コンデンサ1
a,1bを充電し、一方の充電コンデンサ1bをスイッ
チ30により放電させ、他方の充電コンデンサ1aと可
飽和リアクトル2との接続点(A点)に直流充電電圧の
ほぼ2倍のパルス状の電圧を発生させ、かつこのパルス
状の電圧を、可飽和リアクトル2によりパルス整形し
て、レーザガス中に配設された一対の主放電電極5およ
びこの主放電電極5と並列に接続された予備電離紫外線
発生用のピーキングコンデンサ4から構成される放電部
11に印加するようにしたパルスレーザ発振装置におい
て、充電コンデンサ1a,1bへの充電電流を流すため
の充電リアクトル20を、放電部11と可飽和リアクト
ル2との間に、この放電部11と並列に接続し、かつダ
イオード22とダイオード用限流抵抗23とを直列にし
た直列回路を、放電部11と並列に接続し、さらに上記
ダイオード用限流抵抗23の値を、概略以下のような値
とするようにしたものである。
【0059】Rd=2・(Lu/C1)1/2 但し、Rd;ダイオード用限流抵抗23の値、C1;充
電コンデンサ1a,1bの直列合成静電容量、Lu;可
飽和リアクトル2の未飽和時のインダクタンス値。
【0060】従って、本来の可飽和リアクトル2の動作
点X1以降に放電部11に誘起される電圧を低くするこ
とができる、すなわち主放電消滅後の主放電電極5間の
反転再起電圧を少なくできるため、安定した放電を得
て、主放電電極5の寿命を長くすることが可能となる。
【0061】(第4の実施例)図7は、本発明の本発明
によるパルスレーザ発振装置の第4の実施例を示す電気
回路図であり、図9と同一要素には同一符号を付してそ
の説明を省略し、ここでは異なる部分についてのみ述べ
る。
【0062】すなわち、本実施例のパルスレーザ発振装
置は、図7に示すように、前記充電コンデンサ1a,1
bへの充電電流を流すための充電リアクトル20と限流
抵抗21とを直列に接続した直列回路を、可飽和リアク
トル2と放電部11と間に、この放電部11と並列に接
続し、かつダイオード22とダイオード用限流抵抗23
とを直列にした直列回路を、放電部11と並列に接続し
た構成としている。
【0063】次に、以上のように構成した本実施例のパ
ルスレーザ発振装置においては、充電コンデンサ1a,
1bへの充電電流を流すための充電リアクトル20と限
流抵抗21とを直列に接続した直列回路を、可飽和リア
クトル2と放電部11と間に、この放電部11と並列に
接続し、かつダイオード22とダイオード用限流抵抗2
3とを直列にした直列回路を、放電部11と並列に接続
していることにより、充電リアクトル20と充電コンデ
ンサ1a,1bで作るループに可飽和リアクトル2、お
よび限流抵抗21が含まれる。このため、循環ループ内
のインダクタンス成分が増すと共に抵抗分が付加される
ので、ループ中のインピーダンスが増す。
【0064】この結果、上記循環電流が流れに難くな
る。さらに、ダイオード22が放電部11と並列に入っ
ているので、逆方向の誘起電圧はほぼ零とすることがで
きる。
【0065】これにより、本来の可飽和リアクトル2の
動作点X1以降に放電部11に誘起される電圧を低くす
ることが可能となり、この結果安定した放電が得られ、
主放電電極5の寿命を長くすることができる。
【0066】なお、図8は、本実施例のパルスレーザ発
振装置における主放電電極間(B点)および充電コンデ
ンサ(A点)の電圧波形の一例を示す図である。さら
に、この場合、限流抵抗21の値を概略以下の値とする
ことにより、上記循環電流がより一層制限されて流れに
難くなる。
【0067】ここで、上記限流抵抗21の値としては、
例えば概略以下のような値とする。 R>2・(L/C1)1/2 但し、R;限流抵抗21の値、C1;充電コンデンサ1
a,1bの直列合成静電容量、L;充電リアクトル20
と可飽和リアクトル2の未飽和時のインダクタンス値の
和。
【0068】また、ダイオード用限流抵抗23の値を概
略以下の値とすることにより、上記充電コンデンサ1
a,1b、可飽和リアクトル2、ダイオード22、ダイ
オード用限流抵抗23のループ内の循環電流のエネルギ
ーをダイオード用限流抵抗23で消費できるので、本来
の可飽和リアクトル2の動作点X1以降に放電部11に
誘起される電圧を、より一層低くすることができる。
【0069】ここで、上記ダイオード用限流抵抗23の
値としては、例えば概略以下のような値とする。 Rd=2・(Lu/C1)1/2 但し、Rd;ダイオード用限流抵抗23の値、C1;充
電コンデンサ1a,1bの直列合成静電容量、Lu;可
飽和リアクトル2の未飽和時のインダクタンス値。
【0070】上述したように、本実施例では、直流電源
3により、直列に接続された2組の充電コンデンサ1
a,1bを充電し、一方の充電コンデンサ1bをスイッ
チ30により放電させ、他方の充電コンデンサ1aと可
飽和リアクトル2との接続点(A点)に直流充電電圧の
ほぼ2倍のパルス状の電圧を発生させ、かつこのパルス
状の電圧を、可飽和リアクトル2によりパルス整形し
て、レーザガス中に配設された一対の主放電電極5およ
びこの主放電電極5と並列に接続された予備電離紫外線
発生用のピーキングコンデンサ4から構成される放電部
11に印加するようにしたパルスレーザ発振装置におい
て、充電コンデンサ1a,1bへの充電電流を流すため
の充電リアクトル20と限流抵抗21とを直列に接続し
た直列回路を、可飽和リアクトル2と放電部11と間
に、この放電部11と並列に接続し、かつダイオード2
2とダイオード用限流抵抗23とを直列にした直列回路
を、放電部11と並列に接続し、さらに上記限流抵抗2
1の値、およびダイオード用限流抵抗23の値を、それ
ぞれ概略以下のような値とするようにしたものである。
【0071】R>2・(L/C1)1/2 但し、R;限流抵抗21の値、C1;充電コンデンサ1
a,1bの直列合成静電容量、L;充電リアクトル20
と可飽和リアクトル2の未飽和時のインダクタンス値の
和。
【0072】Rd=2・(Lu/C1)1/2 但し、Rd;ダイオード用限流抵抗23の値、C1;充
電コンデンサ1a,1bの直列合成静電容量、Lu;可
飽和リアクトル2の未飽和時のインダクタンス値。
【0073】従って、本来の可飽和リアクトル2の動作
点X1以降に放電部11に誘起される電圧を低くするこ
とができる、すなわち主放電消滅後の主放電電極5間の
反転再起電圧を少なくできるため、安定した放電を得
て、主放電電極5の寿命を長くすることが可能となる。
【0074】尚、上記第2ないし第4の各実施例では、
限流抵抗21の値、およびダイオード用限流抵抗23の
値を、それぞれ前述のような値とする場合について説明
したが、これは本発明に必要不可欠な条件ではない。
【0075】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、直
流電源により、直列に接続された2組の充電コンデンサ
を充電し、一方の充電コンデンサをスイッチにより放電
させ、他方の充電コンデンサと可飽和リアクトルとの接
続点に直流充電電圧のほぼ2倍のパルス状の電圧を発生
させ、かつ当該パルス状の電圧を可飽和リアクトルによ
りパルス整形して、レーザガス中に配設された一対の主
放電電極および当該主放電電極と並列に接続された予備
電離紫外線発生用のコンデンサから構成される放電部に
印加するようにしたパルスレーザ発振装置において、充
電コンデンサへの充電電流を流すための充電リアクトル
を当該放電部と並列に接続すると共に、その一側端を放
電部と可飽和リアクトルとの間に、他側端を一方の充電
コンデンサの他方の充電コンデンサとの接続側の他側と
接続するか、または充電コンデンサへの充電電流を流す
ための充電リアクトルと限流抵抗とを直列に接続した直
列回路を、可飽和リアクトルと放電部と間に、当該放電
部と並列に接続するか、あるいは充電コンデンサへの充
電電流を流すための充電リアクトルを、放電部と可飽和
リアクトルとの間に、当該放電部と並列に接続し、かつ
ダイオードとダイオード用限流抵抗とを直列にした直列
回路を、放電部と並列に接続するか、もしくは充電コン
デンサへの充電電流を流すための充電リアクトルと限流
抵抗とを直列に接続した直列回路を、可飽和リアクトル
と放電部と間に、当該放電部と並列に接続し、かつダイ
オードとダイオード用限流抵抗とを直列にした直列回路
を、放電部と並列に接続するようにしたので、主放電消
滅後の主放電電極間の反転再起電圧を少なくし、安定し
た放電を得て主放電電極の長寿命化を図ることが可能な
パルスレーザ発振装置が提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるパルスレーザ発振装置の第1の実
施例を示す電気回路図。
【図2】同第1の実施例のパルスレーザ発振装置におけ
る放電部および充電コンデンサの電圧波形の一例を示す
図。
【図3】本発明によるパルスレーザ発振装置の第2の実
施例を示す電気回路図。
【図4】同第2の実施例のパルスレーザ発振装置におけ
る放電部および充電コンデンサの電圧波形の一例を示す
図。
【図5】本発明によるパルスレーザ発振装置の第3の実
施例を示す電気回路図。
【図6】同第3の実施例のパルスレーザ発振装置におけ
る放電部および充電コンデンサの電圧波形の一例を示す
図。
【図7】本発明によるパルスレーザ発振装置の第4の実
施例を示す電気回路図。
【図8】同第4の実施例のパルスレーザ発振装置におけ
る放電部および充電コンデンサの電圧波形の一例を示す
図。
【図9】従来のパルスレーザ発振装置の一例を示す電気
回路図。
【図10】同従来のパルスレーザ発振装置における主放
電電極間および充電コンデンサの電圧波形の一例を示す
図。
【符号の説明】
1a,1b…充電コンデンサ、2…可飽和リアクトル、
3…直流電源、4…ピーキングコンデンサ、5…主放電
電極、6…主放電空間、7…予備電離ギャップ、8…ア
ーク放電時の電圧波形、9…主放電維持時間、11…放
電部、20…充電リアクトル、21…限流抵抗、22…
ダイオード、23…ダイオード用限流抵抗、25…充電
インピーダンス、30…スイッチ、31…スイッチ用リ
アクトル。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流電源により、直列に接続された2組
    の充電コンデンサを充電し、前記一方の充電コンデンサ
    をスイッチにより放電させ、前記他方の充電コンデンサ
    と可飽和リアクトルとの接続点に前記直流充電電圧のほ
    ぼ2倍のパルス状の電圧を発生させ、かつ当該パルス状
    の電圧を可飽和リアクトルによりパルス整形して、レー
    ザガス中に配設された一対の主放電電極および当該主放
    電電極と並列に接続された予備電離紫外線発生用のコン
    デンサから構成される放電部に印加するようにしたパル
    スレーザ発振装置において、 前記充電コンデンサへの充電電流を流すための充電リア
    クトルを当該放電部と並列に接続すると共に、その一側
    端を前記放電部と可飽和リアクトルとの間に、他側端を
    前記一方の充電コンデンサの前記他方の充電コンデンサ
    との接続側の他側と接続して成ることを特徴とするパル
    スレーザ発振装置。
  2. 【請求項2】 直流電源により、直列に接続された2組
    の充電コンデンサを充電し、前記一方の充電コンデンサ
    をスイッチにより放電させ、前記他方の充電コンデンサ
    と可飽和リアクトルとの接続点に前記直流充電電圧のほ
    ぼ2倍のパルス状の電圧を発生させ、かつ当該パルス状
    の電圧を可飽和リアクトルによりパルス整形して、レー
    ザガス中に配設された一対の主放電電極および当該主放
    電電極と並列に接続された予備電離紫外線発生用のコン
    デンサから構成される放電部に印加するようにしたパル
    スレーザ発振装置において、 前記充電コンデンサへの充電電流を流すための充電リア
    クトルと限流抵抗とを直列に接続した直列回路を、前記
    可飽和リアクトルと放電部と間に、当該放電部と並列に
    接続して成ることを特徴とするパルスレーザ発振装置。
  3. 【請求項3】 前記限流抵抗の値としては、概略以下の
    ような値としたことを特徴とする請求項2に記載のパル
    スレーザ発振装置。 R>2・(L/C1)1/2 但し、 R ;限流抵抗の値 C1;充電コンデンサの直列合成静電容量 L ;充電リアクトルと可飽和リアクトルの未飽和時の
    インダクタンス値の和
  4. 【請求項4】 直流電源により、直列に接続された2組
    の充電コンデンサを充電し、前記一方の充電コンデンサ
    をスイッチにより放電させ、前記他方の充電コンデンサ
    と可飽和リアクトルとの接続点に前記直流充電電圧のほ
    ぼ2倍のパルス状の電圧を発生させ、かつ当該パルス状
    の電圧を可飽和リアクトルによりパルス整形して、レー
    ザガス中に配設された一対の主放電電極および当該主放
    電電極と並列に接続された予備電離紫外線発生用のコン
    デンサから構成される放電部に印加するようにしたパル
    スレーザ発振装置において、 前記充電コンデンサへの充電電流を流すための充電リア
    クトルを、前記放電部と可飽和リアクトルとの間に、当
    該放電部と並列に接続し、 かつダイオードとダイオード用限流抵抗とを直列にした
    直列回路を、前記放電部と並列に接続して成ることを特
    徴とするパルスレーザ発振装置。
  5. 【請求項5】 前記ダイオード用限流抵抗の値として
    は、概略以下のような値としたことを特徴とする請求項
    4に記載のパルスレーザ発振装置。 Rd=2・(Lu/C1)1/2 但し、 Rd ;ダイオード用限流抵抗の値 C1;充電コンデンサの直列合成静電容量 Lu;可飽和リアクトルの未飽和時のインダクタンス値
  6. 【請求項6】 直流電源により、直列に接続された2組
    の充電コンデンサを充電し、前記一方の充電コンデンサ
    をスイッチにより放電させ、前記他方の充電コンデンサ
    と可飽和リアクトルとの接続点に前記直流充電電圧のほ
    ぼ2倍のパルス状の電圧を発生させ、かつ当該パルス状
    の電圧を可飽和リアクトルによりパルス整形して、レー
    ザガス中に配設された一対の主放電電極および当該主放
    電電極と並列に接続された予備電離紫外線発生用のコン
    デンサから構成される放電部に印加するようにしたパル
    スレーザ発振装置において、 前記充電コンデンサへの充電電流を流すための充電リア
    クトルと限流抵抗とを直列に接続した直列回路を、前記
    可飽和リアクトルと放電部と間に、当該放電部と並列に
    接続し、 かつダイオードとダイオード用限流抵抗とを直列にした
    直列回路を、前記放電部と並列に接続して成ることを特
    徴とするパルスレーザ発振装置。
  7. 【請求項7】 前記限流抵抗の値、およびダイオード用
    限流抵抗の値としては、それぞれ概略以下のような値と
    したことを特徴とする請求項6に記載のパルスレーザ発
    振装置。 R>2・(L/C1)1/2 但し、 R ;限流抵抗の値 C1;充電コンデンサの直列合成静電容量 L ;充電リアクトルと可飽和リアクトルの未飽和時の
    インダクタンス値の和 Rd=2・(Lu/C1)1/2 但し、 Rd ;ダイオード用限流抵抗の値 C1;充電コンデンサの直列合成静電容量 Lu;可飽和リアクトルの未飽和時のインダクタンス値
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5914591A (en) * 1996-12-25 1999-06-22 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Switching power supply

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5914591A (en) * 1996-12-25 1999-06-22 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Switching power supply

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