JPH08319825A - マフラー支持構造 - Google Patents

マフラー支持構造

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JPH08319825A
JPH08319825A JP12989095A JP12989095A JPH08319825A JP H08319825 A JPH08319825 A JP H08319825A JP 12989095 A JP12989095 A JP 12989095A JP 12989095 A JP12989095 A JP 12989095A JP H08319825 A JPH08319825 A JP H08319825A
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JP
Japan
Prior art keywords
vibration
muffler
damping means
vibration damping
exhaust pipe
Prior art date
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Pending
Application number
JP12989095A
Other languages
English (en)
Inventor
Shiyuuji Ooishi
修士 大石
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Suzuki Motor Corp filed Critical Suzuki Motor Corp
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Publication of JPH08319825A publication Critical patent/JPH08319825A/ja
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
  • Exhaust Silencers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構成により、排気管系のピーク振動を
効果的に低減することができるマフラー支持構造を提供
することを目的とする 【構成】 振動により距離が変化する排気管系1の2点
間に振動減衰手段2を差し渡し配設したマフラー支持構
造において、振動減衰手段2は、一端が上記2点にそれ
ぞれ固定された一対のブラケット5,6と、これら一対
のブラケットの他端に摩擦材7,8がそれぞれ配設さ
れ、これらの摩擦材7,8を互いに密接させ、もって、
これらの摩擦材7,8の摩擦によって振動を減衰する構
成としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マフラー支持装置に関
し、詳しくは、振動により距離が変化する排気管系の2
点間に振動減衰手段を差し渡し配設したマフラー支持構
造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、マフラーをマフラーハンガー
ゴムを介して車体に懸架するようにしたマフラー支持構
造が種々提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、排気管系に
は、その振動に際し、固有振動とともに、ピーク振動が
存在することが知られている。このピーク振動は、車体
を通して車内に伝わり、車内騒音の一因となっていた。
このような車内騒音を低減させるために、従来より、マ
フラーをマフラーハンガーゴムを吊るようにしていた
が、ピーク振動を効果的に減衰させるには十分でなかっ
た。また、マフラーの途中を、伸縮自在な蛇腹構造とし
たり、カーボンシール球面を用いたジョイント構造とし
たり、マフラーの途中の折曲した部分の対角線上の2点
間にショックアブソーバを配設したりすることが提案さ
れていた。しかしながら、上記いずれの構造によって
も、構造が複雑になるとともに、製造コストが上昇する
欠点がある。しかも、上記ジョイント構造とした場合に
は、排気ガスの漏れ等の問題も生じる不具合があった。
【0004】そこで、マフラーの2点間に、スプリング
機能を有した補強部材を差し渡し配設することが提案さ
れていた。しかしながら、このような補強部材を配設す
ると、排気管系の振動モードや共振周波数をずらすこと
ができ、ある程度の振動低減を図ることができるが、別
の新しい振動モードが生まれ、新たな問題を起こすとと
もに、ピーク振動の十分な低減を図ることはできなかっ
た。本発明は、上記実情に鑑みてなされたもので、簡単
な構成により、排気管系のピーク振動を効果的に低減す
ることができるマフラー支持構造を提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記目的を
達成するために、振動により距離が変化する排気管系の
2点間に振動減衰手段を差し渡し配設したマフラー支持
構造において、上記振動減衰手段は、一端が上記2点に
それぞれ固定された一対のブラケットと、これら一対の
ブラケットの他端に摩擦材がそれぞれ配設され、これら
の摩擦材を互いに密接させ、もって、これらの摩擦材の
摩擦によって振動を減衰する構成としている。
【0006】
【実施例】以下、本発明に係るマフラー支持構造の一実
施例を添付図面を参照しながら詳細に説明する。図1〜
図5は、本発明に係るマフラー支持構造の一実施例を示
すものである。本実施例では、振動により距離が変化す
る排気管系1の2点間に振動減衰手段2を差し渡し配設
している。この2点としては、図3に示すように、排気
管系1における振動モードにより、この2点間の距離が
L1(最小距離)からL2(最大距離)の間で変化する
ような地点が選択される。本実施例では、この排気管系
1における2点は、その一方をマフラーパイプ3とし、
その他方をマフラーチャンバー4としている。振動減衰
手段2は、一端5a,6aがマフラーパイプ3およびマ
フラーチャンバー4にそれぞれ固定された板金製の一対
のブラケット5,6と、これら一対のブラケット5,6
の他端5b,6bにそれぞれ配設された摩擦材7,8等
によって構成されている。これらの摩擦材7,8は、中
央に孔7a,8aを有し、それぞれ略ドーナツ状に形成
されている。また、ブラケット5,6の他端5b,6b
には、摩擦材7,8の形状に対応した凹部9,10が形
成されている。凹部9,10の中央には孔9a,10a
が穿設されている。ブラケット6の他端6bの下面に
は、孔10aに合致させてナット11が溶着されてい
る。摩擦材7,8は、凹部9,10内に収められ、位置
ずれしないようになっている。摩擦材7,8は互いに当
接された後、コイルスプリング(ばね)12およびコイ
ルスプリング受け13に通したボルト14がブラケット
6の孔10a、摩擦材8,7の孔8a,7aおよびブラ
ケット5の孔9aに挿通されてナット11に締結され
る。ボルト14は、その下部に段部14aを有し、これ
によって、その頭部14bから段部14aまでの距離が
常に一定になるようにしている。これにより、摩擦材
7,8にはスプリング12によって常に適当な一定圧力
がかけられ、それに起因するスプリング12の付勢力に
よって摩擦材7,8が互いに密接される。なお、図1に
おいて、15は排気管系1が接続されたエンジン、16
は排気管系1を図示しない車体に吊り下げるマフラーハ
ンガーである。
【0007】次に、本実施例におけるマフラー支持構造
の作用について説明する。本実施例において、いまエン
ジン15からの振動が排気管系1に伝わると、その振動
が振動減衰手段2とマフラーハンガー15等によって減
衰させられる。とくに、その振動の成分のうちピーク振
動は、振動減衰手段2における摩擦材7,8のお互いの
摩擦によって効果的に減衰される。摩擦材7,8は、常
にお互いが摩擦するようになっているため、摩擦材7,
8がそれぞれ摺り減っても、振動減衰手段2における振
動減衰作用は低下しない。また、本実施例では、振動減
衰手段2の摩擦材7,8が、高温のマフラーパイプ2や
マフラーチャンバー4に直接取付けず、ブラケット5,
6を介して間接的に取付けるようにしている。このた
め、摩擦材7,8は、比較的常温に近く保たれるので、
温度変化による特性の変化も少なく、機能が安定してい
る。上記実施例では、摩擦板7,8をスプリング12と
ボルト14等を用いて互いに密接するようにしたが、本
発明はこれに限らない。例えば、図6および図7に示す
ように、略U字形状に折曲された板バネ部材20を用い
ても良く、あるいは、図8および図9に示すように、略
U字形状に折曲された線バネ部材30を用いても良い。
板バネ20または線バネ30の場合には、その両端に互
いに対峙する側へ突出する凸部20a,20aまたは3
0a,30aを備えている。これとともに、摩擦板2
1,31の上下面には、ブラケッ5,6の他端の孔9
a,10aに対応して凹部21a,31aを備えてい
る。板バネ20または線バネ30は、その凸部20a,
20aまたは30a,30aがブラケット5,6の孔9
a,10aを通して摩擦板21,31の凹部21a,3
1aに係合されることにより組付けられる。上記実施例
では、マフラーパイプとマフラーチャンバー4の間に振
動減衰手段2を取付けたが、本発明はこれに限らず、排
気管系1の形状に応じて、図10(a)、(b)、
(c)、(d)に示すようなAとBの間に取付けて良
い。
【0008】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るマフ
ラー支持構造によれば、振動により距離が変化する排気
管系の2点に一端がそれぞれ固定された一対のブラケッ
トと、これら一対のブラケットの他端に摩擦材がそれぞ
れ配設され、これらの摩擦材を互いに密接させ、もっ
て、これらの摩擦材の摩擦によって振動を減衰するよう
に振動減衰手段を構成としたことにより、排気管系にお
けるピーク振動が効果的に減衰させることができる。こ
れによって、車内における騒音を低減することができ
る。また、振動により距離が変化する排気管系の2点間
に振動減衰手段を配設するようにしたので、マフラーの
振動モードの形や固有振動数が大きく変化せず、したが
って、騒音の問題となるピーク振動のレベルのみを減少
させることができ、この騒音対策後に別の問題の発生が
ない。さらに、本発明では、構造が簡単な上記振動減衰
手段を採用したことにより、マフラーの途中を、伸縮自
在な蛇腹構造としたり、カーボンシール球面を用いたジ
ョイント構造としたり、マフラーの途中の折曲した部分
の対角線上の2点間にショックアブソーバを配設したり
することに比べて、製造コストが低い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るマフラー支持構造の一実施例を示
す概念図である。
【図2】本発明に係るマフラー支持構造の一実施例の要
部を拡大して示す図である。
【図3】本発明に係るマフラー支持構造の一実施例の振
動モードを示す図である。
【図4】本発明に係るマフラー支持構造の一実施例の振
動減衰手段を拡大して示す断面図である。
【図5】本発明に係るマフラー支持構造の一実施例の振
動減衰手段を拡大して示す分解斜視図である。
【図6】本発明に係るマフラー支持構造の他の実施例の
振動減衰手段を拡大して示す断面図である。
【図7】本発明に係るマフラー支持構造の他の実施例の
振動減衰手段の板ばねを拡大して示す断面図である。
【図8】本発明に係るマフラー支持構造のさらに別の実
施例の振動減衰手段を拡大して示す断面図である。
【図9】本発明に係るマフラー支持構造のさらに別の実
施例の振動減衰手段を示す分解斜視図である。
【図10】本発明に係るマフラー支持構造の振動減衰手
段を取付ける位置を示す図である。
【符号の説明】
1 排気管系 2 振動減衰手段 3 マフラーパイプ 4 マフラーチャンバー 5,6 ブラケット 7,8,21,31 摩擦板 9,10 凹部 11 ナット 12 コイルスプリング 14 ボルト 15 20 板ばね 30 線ばね

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 振動により距離が変化する排気管系の2
    点間に振動減衰手段を差し渡し配設したマフラー支持構
    造において、 上記振動減衰手段は、一端が上記2点にそれぞれ固定さ
    れた一対のブラケットと、これら一対のブラケットの他
    端に摩擦材がそれぞれ配設され、これらの摩擦材を互い
    に密接させ、もって、これらの摩擦材の摩擦によって振
    動を減衰する構成としたことを特徴とするマフラー支持
    構造。
  2. 【請求項2】 上記振動減衰手段の一対の摩擦材を、ば
    ねによって互いに圧接させたことを特徴とする請求項1
    に記載のマフラー支持構造。
JP12989095A 1995-05-29 1995-05-29 マフラー支持構造 Pending JPH08319825A (ja)

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