JPH08258575A - エンジンマウント装置 - Google Patents
エンジンマウント装置Info
- Publication number
- JPH08258575A JPH08258575A JP9184695A JP9184695A JPH08258575A JP H08258575 A JPH08258575 A JP H08258575A JP 9184695 A JP9184695 A JP 9184695A JP 9184695 A JP9184695 A JP 9184695A JP H08258575 A JPH08258575 A JP H08258575A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- arm
- frame
- engine
- mount device
- engine mount
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Arrangement Or Mounting Of Propulsion Units For Vehicles (AREA)
- Vibration Prevention Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 車両におけるエンジンマウント装置の振動減
衰特性を容易に最適値に設定できるようにする。 【構成】 車両におけるフレーム1のウェブ11が部分
的に外側方へ張り出すようにされて、幅広の下方フラン
ジ12が形成され、アーム17の一端がピン18により
ウェブ11に枢着されると共に、アーム17の他端がエ
ンジン本体10のブラケット21に枢着され、アーム1
7の下面と幅広フランジ12との間に液封ダンパ23が
設置されている。
衰特性を容易に最適値に設定できるようにする。 【構成】 車両におけるフレーム1のウェブ11が部分
的に外側方へ張り出すようにされて、幅広の下方フラン
ジ12が形成され、アーム17の一端がピン18により
ウェブ11に枢着されると共に、アーム17の他端がエ
ンジン本体10のブラケット21に枢着され、アーム1
7の下面と幅広フランジ12との間に液封ダンパ23が
設置されている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両において、フレー
ムに伝えられるエンジンの振動を減衰させながら、その
エンジンを支持するための装置に関する。
ムに伝えられるエンジンの振動を減衰させながら、その
エンジンを支持するための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の車両においては、図4に示されて
いるように、エンジン本体1の両側面にそれぞれ固定さ
れたブラケット2と、フレーム3に固定されたブラケッ
ト4との間に液封式ダンパ5が斜めに配置され、フレー
ム3に伝えられるエンジン本体1の振動を液封式ダンパ
5により減衰させながら、エンジン本体1をフレーム3
により支持するように構成されていて、エンジン本体1
及びフレーム3の相対的変位は液封式ダンパ5がすべて
吸収するが、液封式ダンパ5のばね定数を小さくして振
動減衰特性を向上させようとすると、エンジンの振動に
より液封式ダンパ5が比較的大きく繰り返し伸縮して、
その耐久性が損なわれやすくなるため、液封式ダンパ5
のばね定数を小さくするには自ずから制約があり、従っ
て、液封式ダンパ5による振動減衰特性を適正値に設定
することは必ずしも容易ではなかった。
いるように、エンジン本体1の両側面にそれぞれ固定さ
れたブラケット2と、フレーム3に固定されたブラケッ
ト4との間に液封式ダンパ5が斜めに配置され、フレー
ム3に伝えられるエンジン本体1の振動を液封式ダンパ
5により減衰させながら、エンジン本体1をフレーム3
により支持するように構成されていて、エンジン本体1
及びフレーム3の相対的変位は液封式ダンパ5がすべて
吸収するが、液封式ダンパ5のばね定数を小さくして振
動減衰特性を向上させようとすると、エンジンの振動に
より液封式ダンパ5が比較的大きく繰り返し伸縮して、
その耐久性が損なわれやすくなるため、液封式ダンパ5
のばね定数を小さくするには自ずから制約があり、従っ
て、液封式ダンパ5による振動減衰特性を適正値に設定
することは必ずしも容易ではなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、車両
におけるエンジンマウント装置の振動減衰特性を容易に
最適値に設定できるようにすることにある。
におけるエンジンマウント装置の振動減衰特性を容易に
最適値に設定できるようにすることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】このため、本発明にかか
るエンジンマウント装置は、車両におけるフレーム側と
エンジン側とに両端がそれぞれ枢着されたアーム及び同
アームの下面と上記フレーム側との間に設けられた弾性
支持機構を有している。
るエンジンマウント装置は、車両におけるフレーム側と
エンジン側とに両端がそれぞれ枢着されたアーム及び同
アームの下面と上記フレーム側との間に設けられた弾性
支持機構を有している。
【0005】
【作用】すなわち、車両のフレーム側とエンジン側とに
両端がそれぞれ枢着されたアームの下面と、フレーム側
との間に弾性支持機構が設けられているため、フレーム
側とエンジン側の相対的変位量よりも弾性支持機構の伸
縮量を少なくすることができるので、弾性支持機構の耐
久性が損なわれることなく、弾性支持機構のばね定数を
小さく設定して、その振動減衰特性を容易に向上させる
ことができる。
両端がそれぞれ枢着されたアームの下面と、フレーム側
との間に弾性支持機構が設けられているため、フレーム
側とエンジン側の相対的変位量よりも弾性支持機構の伸
縮量を少なくすることができるので、弾性支持機構の耐
久性が損なわれることなく、弾性支持機構のばね定数を
小さく設定して、その振動減衰特性を容易に向上させる
ことができる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例について、同等部分に
は同一符号を付けて説明する。図1及び図2において、
車両の断面略コ字状フレーム10はウェブ11が部分的
に外側方へ張り出すようにされて、幅広の下方フランジ
12が形成されると共に、幅広フランジ12の近傍にお
けるフレーム10の上下フランジ13はその端部が縦壁
面14により連結されて補強されている。
は同一符号を付けて説明する。図1及び図2において、
車両の断面略コ字状フレーム10はウェブ11が部分的
に外側方へ張り出すようにされて、幅広の下方フランジ
12が形成されると共に、幅広フランジ12の近傍にお
けるフレーム10の上下フランジ13はその端部が縦壁
面14により連結されて補強されている。
【0007】また、ウェブ11には抑え部材15により
外筒16が取り付けられている一方、断面略コ字状アー
ム17の一端にピン18が固定されて、ゴムブッシュ1
9を介して外筒16内で枢着され、さらに、車両に搭載
されたエンジン本体20の両側面にそれぞれブラケット
21がボルト止めされ、アーム17の他端がピン22に
よりブラケット21に枢着されていると共に、アーム1
7の下面と幅広フランジ12との間に液封式ダンパ23
が設置されている。
外筒16が取り付けられている一方、断面略コ字状アー
ム17の一端にピン18が固定されて、ゴムブッシュ1
9を介して外筒16内で枢着され、さらに、車両に搭載
されたエンジン本体20の両側面にそれぞれブラケット
21がボルト止めされ、アーム17の他端がピン22に
よりブラケット21に枢着されていると共に、アーム1
7の下面と幅広フランジ12との間に液封式ダンパ23
が設置されている。
【0008】上記装置においては、エンジン本体20は
その両側面でそれぞれアーム17によりフレーム10に
連結され、各アーム17は幅広フランジ12との間の液
封式ダンパ23により上下方向に弾性支持されているの
で、エンジン本体20の振動は液封式ダンパ23及びゴ
ムブッシュ19により減衰、吸収されるが、エンジン本
体20の大部分の負荷がかかる液封式ダンパ23はアー
ム17の中間部分に配置されているため、その上下伸縮
量はフレーム10及びエンジン本体20の相対的変位量
と比較して相当に小さくてすむ。
その両側面でそれぞれアーム17によりフレーム10に
連結され、各アーム17は幅広フランジ12との間の液
封式ダンパ23により上下方向に弾性支持されているの
で、エンジン本体20の振動は液封式ダンパ23及びゴ
ムブッシュ19により減衰、吸収されるが、エンジン本
体20の大部分の負荷がかかる液封式ダンパ23はアー
ム17の中間部分に配置されているため、その上下伸縮
量はフレーム10及びエンジン本体20の相対的変位量
と比較して相当に小さくてすむ。
【0009】従って、液封式ダンパ23の伸縮による耐
久性をとくに配慮することなく、液封式ダンパ23のば
ね定数を最適値に設定して、その振動減衰性能を容易に
向上させることができ、従ってまた、液封式ダンパ23
を比較的小型に形成できる利点もある。
久性をとくに配慮することなく、液封式ダンパ23のば
ね定数を最適値に設定して、その振動減衰性能を容易に
向上させることができ、従ってまた、液封式ダンパ23
を比較的小型に形成できる利点もある。
【0010】また、液封式ダンパ23は、フレーム10
のウェブ11とエンジン本体20側面のブラケット21
にそれぞれ両端が枢着されたアーム17の下面と、幅広
フランジ12との間に設置されていて、従来のようにフ
レーム10とエンジン本体20側面との間には配置され
ていないため、フレーム10とエンジン本体20側面と
の隙間を必要に応じて自由に狭めることができ、車両の
設計自由度を拡大することもできる。
のウェブ11とエンジン本体20側面のブラケット21
にそれぞれ両端が枢着されたアーム17の下面と、幅広
フランジ12との間に設置されていて、従来のようにフ
レーム10とエンジン本体20側面との間には配置され
ていないため、フレーム10とエンジン本体20側面と
の隙間を必要に応じて自由に狭めることができ、車両の
設計自由度を拡大することもできる。
【0011】なお、上記実施例においては、フレームの
幅広下方フランジ上に液封式ダンパを設置しているが、
図3のようにフレーム10をエンジン本体の側方で部分
的に外側方へ張り出すように屈曲させ、その下方フラン
ジ30間に板材31を跨がらせて固定し、フレーム10
のウェブ11とエンジン本体側面のブラケット21にそ
れぞれ両端が枢着されたアーム17の下面と、板材31
の上面との間に液封式ダンパ23を挟むように構成して
も、上記実施例と同等の作用効果を奏することができ、
また、前記各実施例における液封式ダンパをラバーブッ
シュダンパに代えても、それぞれ前記各実施例と同様な
作用効果を奏することができるのはいうまでもない。
幅広下方フランジ上に液封式ダンパを設置しているが、
図3のようにフレーム10をエンジン本体の側方で部分
的に外側方へ張り出すように屈曲させ、その下方フラン
ジ30間に板材31を跨がらせて固定し、フレーム10
のウェブ11とエンジン本体側面のブラケット21にそ
れぞれ両端が枢着されたアーム17の下面と、板材31
の上面との間に液封式ダンパ23を挟むように構成して
も、上記実施例と同等の作用効果を奏することができ、
また、前記各実施例における液封式ダンパをラバーブッ
シュダンパに代えても、それぞれ前記各実施例と同様な
作用効果を奏することができるのはいうまでもない。
【0012】
【発明の効果】本発明にかかるエンジンマウント装置に
おいては、車両のフレーム側とエンジン側とに両端がそ
れぞれ枢着されたアームの下面と、フレーム側との間に
弾性支持機構が設けられているため、フレーム側とエン
ジン側の相対的変位量よりも弾性支持機構の伸縮量は少
ないので、弾性支持機構の耐久性が損なわれることな
く、弾性支持機構のばね定数を小さく設定して、その振
動減衰特性を容易に向上させることができる。
おいては、車両のフレーム側とエンジン側とに両端がそ
れぞれ枢着されたアームの下面と、フレーム側との間に
弾性支持機構が設けられているため、フレーム側とエン
ジン側の相対的変位量よりも弾性支持機構の伸縮量は少
ないので、弾性支持機構の耐久性が損なわれることな
く、弾性支持機構のばね定数を小さく設定して、その振
動減衰特性を容易に向上させることができる。
【図1】本発明の実施例における要部正面図。
【図2】図1のII−II矢視断面図。
【図3】本発明の他の実施例における図2相当の要部上
面図。
面図。
【図4】従来装置の要部正面図。
10 フレーム 11 ウェブ 12 幅広フランジ 17 アーム 18 ピン 20 エンジン本体 21 ブラケット 22 ピン 23 液封式ダンパ 30 下方フランジ 31 板材
Claims (7)
- 【請求項1】 車両におけるフレーム側とエンジン側と
に両端がそれぞれ枢着されたアーム及び同アームの下面
と上記フレーム側との間に設けられた弾性支持機構を有
するエンジンマウント装置。 - 【請求項2】 請求項1において、上記アームの一端が
上記フレームのウェブに枢着されたエンジンマウント装
置。 - 【請求項3】 請求項1または請求項2において、上記
アームの下面と上記フレームの下方フランジとの間に上
記弾性支持機構が設けられたエンジンマウント装置。 - 【請求項4】 請求項3において、上記下方フランジが
外側方への拡幅フランジであるエンジンマウント装置。 - 【請求項5】 請求項1〜請求項4のいずれかにおい
て、上記弾性支持機構が液封式ダンパであるエンジンマ
ウント装置。 - 【請求項6】 請求項1〜請求項5のいずれかにおい
て、上記アームの一端がゴムブッシュを介して上記フレ
ーム側に枢着されたエンジンマウント装置。 - 【請求項7】 請求項1〜請求項6のいずれかにおい
て、上記アームの他端がブラケット介して上記エンジン
側に枢着されたエンジンマウント装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9184695A JPH08258575A (ja) | 1995-03-24 | 1995-03-24 | エンジンマウント装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9184695A JPH08258575A (ja) | 1995-03-24 | 1995-03-24 | エンジンマウント装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08258575A true JPH08258575A (ja) | 1996-10-08 |
Family
ID=14037946
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9184695A Withdrawn JPH08258575A (ja) | 1995-03-24 | 1995-03-24 | エンジンマウント装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08258575A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100405359B1 (ko) * | 2001-05-21 | 2003-11-12 | 기아자동차주식회사 | 자동차용 엔진마운트 |
JP2018188081A (ja) * | 2017-05-11 | 2018-11-29 | いすゞ自動車株式会社 | マウント装置 |
KR102341484B1 (ko) * | 2020-09-24 | 2021-12-21 | 쌍용자동차 주식회사 | 자동차의 파워트레인 마운팅 로워 구조 |
KR102615535B1 (ko) * | 2022-06-21 | 2023-12-19 | 케이지모빌리티 주식회사 | 전기자동차용 파워트레인의 리어 마운팅 구조 |
-
1995
- 1995-03-24 JP JP9184695A patent/JPH08258575A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100405359B1 (ko) * | 2001-05-21 | 2003-11-12 | 기아자동차주식회사 | 자동차용 엔진마운트 |
JP2018188081A (ja) * | 2017-05-11 | 2018-11-29 | いすゞ自動車株式会社 | マウント装置 |
KR102341484B1 (ko) * | 2020-09-24 | 2021-12-21 | 쌍용자동차 주식회사 | 자동차의 파워트레인 마운팅 로워 구조 |
KR102615535B1 (ko) * | 2022-06-21 | 2023-12-19 | 케이지모빌리티 주식회사 | 전기자동차용 파워트레인의 리어 마운팅 구조 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020604 |