JPH05164167A - エキゾーストマウントラバー - Google Patents

エキゾーストマウントラバー

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JPH05164167A
JPH05164167A JP3332391A JP33239191A JPH05164167A JP H05164167 A JPH05164167 A JP H05164167A JP 3332391 A JP3332391 A JP 3332391A JP 33239191 A JP33239191 A JP 33239191A JP H05164167 A JPH05164167 A JP H05164167A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mount rubber
exhaust tube
bracket
bridge
bracket mounting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3332391A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaaki Yamashita
雅昭 山下
Masami Tanitsu
正美 谷津
Akihiko Kato
明彦 加藤
Shigehiro Chiba
重博 千葉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kinugawa Rubber Industrial Co Ltd
Original Assignee
Kinugawa Rubber Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kinugawa Rubber Industrial Co Ltd filed Critical Kinugawa Rubber Industrial Co Ltd
Priority to JP3332391A priority Critical patent/JPH05164167A/ja
Publication of JPH05164167A publication Critical patent/JPH05164167A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 エキゾーストチューブ支持系の振動伝達率を
低く抑え、防振効果の向上を図る。 【構成】 マウントラバー10は上,下端部に形成され
たブラケット取付部11,11と、これらブラケット取
付部11,11を連結する対称的な一対のブリッジ部1
2,12とで略長円形に形成され、ブラケット取付部1
1,11の外側部両側には先端部がブリッジ部12,1
2の外側面に弾接する各一対のストッパ14,14を一
体に突設してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車等の車両のエキゾ
ーストチューブを車体フロア下側に弾性支持するエキゾ
ーストマウントラバーに関する。
【0002】
【従来の技術】自動車等の車両にあっては、エキゾース
トチューブを車体フロアの下側に配管するため、このエ
キゾーストチューブの振動が車体フロアに伝わらないよ
うに、該エキゾーストチューブを車体フロアの下面にマ
ウントラバーを介して吊持し、該マウントラバーによっ
てエキゾーストチューブの振動を減衰するようにしてい
る。これを図7,8によって具体的に説明すると、1は
エキゾーストチューブ、2はエキゾーストチューブ1に
固設したブラケット、3は車体フロア、4は車体フロア
3の下面に固設したブラケットで、これらブラケット
2,4に亘ってマウントラバー5を係着して、該マウン
トラバー5によってエキゾーストチューブ1を車体フロ
ア3の下面に弾性的に吊持してある。
【0003】マウントラバー5は耐熱性のゴム材をもっ
て略長円形に形成してあり、上,下端部の挿通孔6aを
有するブラケット取付部6,6と、これらブラケット取
付部6,6を連結する一対のブリッジ部7とからなり、
かつ、ブラケット取付部6,6の内周側には突部8,8
を対向的に突設してあって、リバウンド時にこれら突部
8,8が弾接することによって制振効果が得られるよう
にしてある。この類似構造は、例えば特開昭62−26
122号公報に示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】マウントラバー5によ
る防振効果は、該マウントラバー5の上,下端部のブラ
ケット取付部6,6を結ぶ一対の対称的なブリッジ部
7,7のばね定数に依存され、これらブリッジ部7,7
のばね定数はエキゾーストチューブ1を吊持した際に、
該エキゾーストチューブ1が過大に遊動することのない
ように後述する振動伝達率との兼ね合いで適宜に設定さ
れる。
【0005】このマウントラバー5は、図6のa線で示
すように振動伝達率のピーク点a1が同図のb線で示す
ブラケット4の振動伝達率のピーク点b1と重ならない
ようにその固有モードが任意に設定される。
【0006】ところが、このようにブラケット4の振動
伝達率のピーク点b1に対して、マウントラバー5の振
動伝達率のピーク点a1がずれるようにその固有値を設
定したとしても、実際にはエキゾーストチューブ1が発
熱することによってマウントラバー5のばね定数が低下
し振動伝達率のピーク点a1が矢印で示すようにずれ動
いて、ブラケット4の振動伝達率のピーク点b1と重な
り合ってしまい、エキゾーストチューブ支持系の振動伝
達率が大きくなって防振効果が損なわれてしまう。
【0007】そこで、本発明はマウントラバーの固有値
を移動し、かつエキゾーストチューブ支持系の振動伝達
率を低く抑えることができて、防振効果を一段と向上す
ることができるエキゾーストマウントラバーを提供する
ものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上,下端部に形成された
ブラケット取付部と、これらブラケット取付部を連結す
る一対のブリッジ部とで略長円形に形成され、上,下ブ
ラケット部を対応するエキゾーストチューブ側のブラケ
ットと、車体側のブラケットとに連結して、エキゾース
トチューブを弾性的に吊持するマウントラバーにおい
て、該マウントラバーにブリッジ部の側面に弾接して、
該ブリッジ部の撓み変形を規制するストッパ部を設けて
ある。
【0009】
【作用】ストッパ部が一対のブリッジ部の側面に弾接す
るこによって、該ブリッジ部の撓み変形が規制されて、
マウントラバーの固有モード,固有値が変化すると共
に、ブリッジ部とストッパ部との摩擦力により該マウン
トラバーの振動伝達ピーク値が低く抑えられる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面と共に詳述す
る。
【0011】図1において、10は耐熱性のゴム材によ
り略長円形に形成したマウントラバーで、上,下端部の
挿通孔11aを有するブラケット取付部11,11と、
これらブラケット取付部11,11を連結する一対の対
称的なブリッジ部12,12とからなり、かつ、ブラケ
ット取付部11,11の内周側には突部13,13を対
向的に突設して、リバウンド時にこれら突部13,13
が弾接することによって制振効果を得るようにしてあ
る。
【0012】そして、このマウントラバー10には、前
記ブリッジ部12,12の側面に弾接して、該ブリッジ
部12,12の撓み変形を規制するストッパ部14を設
けてある。
【0013】この実施例にあっては、ストッパ部14を
上,下のブラケット取付部11の外側部両側に対称的に
各一対突設して、先端部をブリッジ部12,12の外側
面に弾接させている。
【0014】以上の実施例構造によれば、上端部側のブ
ラケット取付部11をその挿通孔11aを介して車体フ
ロア3側のブラケット4に挿通,連結する一方、下端部
側のブラケット取付部11をその挿通孔11aを介して
エキゾーストチューブ1側のブラケット2に挿通,連結
して、該マウントラバー10によりエキゾーストチュー
ブ1を車体フロア3の下側に弾性的に吊持して取り付け
た場合、エキゾーストチューブ1の振動により、マウン
トラバー10の一対のブリッジ部12,12は撓み変形
するが、各ブリッジ部12,12の上,下方向から延設
されて外側面に弾接したストッパ14,14により、外
側への膨み方向の撓み変形が規制される。
【0015】この結果、図6のd線で示すように各スト
ッパ14先端部とブリッジ部12,12の外側面との弾
接部に発生する摩擦力により、該マウントラバー10の
振動伝達率が低く抑えられる。
【0016】従って、図6のb線で示すブラケット4の
振動伝達率のピーク点b1付近の周波数で振動が増幅さ
れる傾向が弱められ、エキゾーストチューブ支持系の振
動伝達率を低く抑えることができる。
【0017】前記実施例ではストッパ14をブラケット
取付部11の外側部両側より一体に突設してあるが、こ
の他、図2に示すように金属プレート又は硬質樹脂から
なる略U字状のリテーナ部材15を上,下のブラケット
取付部11の外周に嵌合して固定し、これらリテーナ部
材15の端部をブリッジ部材12,12の外側面に延
設,弾接させてストッパ14としてもよい。
【0018】図3は本発明の第3実施例を示すもので、
この実施例にあっては、マウントラバー10の内側部材
にストッパ14を設けてある。ストッパ14は上,下の
ブラケット取付部11,11の各内周部の中央部分に頸
部14aを介して側面略T字状に延設してあり、これら
各ストッパ14,14はエキゾーストチューブ1をマウ
ントラバー10により車体フロア3にマウントして、該
マウントラバー10にエキゾーストチューブ1の荷重が
作用することによって、両側のブリッジ部12,12の
内側面と弾接するようになっている。
【0019】従って、この実施例にあっては、ストッパ
14,14がリバンウド時の制振用ストッパとして機能
することができることは勿論、エキゾーストチューブ1
の振動によるブリッジ部12,12の撓み変形は、上,
下のストッパ14,14の弾接点間の領域に狭められた
範囲で行われる。この結果、この実施例においても図6
のd線で示すようにマウントラバー10の固有値を同図
a線で示す従来のマウントラバーの固有値に対して、振
動伝達率のピーク点d1をずらした状態に設定すること
ができると共に、ストッパ14とブリッジ部12の内側
面との弾接部に発生する摩擦力により、振動伝達ピーク
値を小さくすることができる。
【0020】従って、エキゾーストチューブ1の発熱に
より、マウントラバー10の振動伝達率のピーク点d1
が図6の矢印で示すようにずれ動いて、ブラケット4の
振動伝達率のピーク点b1と重なりあったとしても、エ
キゾーストチューブ支持系の振動伝達率を低く抑えるこ
とができる。
【0021】ここで、図4に示すようにブリッジ部12
の内側面に、エキゾーストチューブ1のマウント時にス
トッパ14の頸部14aに弾接するリブ状のストッパ1
6を突設して、振動伝達ピーク値を更に小さくすること
もできる。
【0022】この他、ストッパ14の構造の変形例とし
ては、図5に示すようにブリッジ部12の内側面略中央
部にストッパ14を側面略T字状に突設する一方、ブラ
ケット取付部11の内周部にブリッジ部12とストッパ
14との間に介在するリブ状のストッパ17を突設し、
エキゾーストチューブ1のマウント時に、これらストッ
パ14,17が重なってブリッジ部12の内側面に弾接
するようにしてもよい。
【0023】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ストッパ
によりブリッジ部の撓み変形を規制するようにしてある
ため、マウントラバーの固有値を変化させることができ
る共に、ストッパとブリッジ部との弾接部に発生する摩
擦力により振動伝達ピーク値を小さくすることがで
き、、従って、エキゾーストチューブ支持系の振動伝達
率を低く抑えて、防振効果を一段と向上することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す側面図。
【図2】本発明の第2実施例を示す側面図。
【図3】本発明の第3実施例を示す側面図。
【図4】本発明の第4実施例の原形状態を示す側面図。
【図5】本発明の第5実施例の原形状態を示す側面図。
【図6】マウントラバーおよび車体側のブラケットの振
動伝達率を示すグラフ。
【図7】エキゾーストチューブのマウント状態を示す略
示的側面図。
【図8】従来のマウントラバーを示す側面図。
【符号の説明】
1…エキゾーストチューブ、2…エキゾーストチューブ
側のブラケット、3…車体フロア、4…車体フロア側の
ブラケット、10…マウントラバー、11…ブラケット
取付部、12…ブリッジ部、14…ストッパ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F16L 3/215 (72)発明者 千葉 重博 千葉県千葉市長沼町330番地 鬼怒川ゴム 工業株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上,下端部に形成されたブラケット取付
    部と、これらブラケット取付部を連結する一対のブリッ
    ジ部とで略長円形に形成され、上,下ブラケット部を対
    応するエキゾーストチューブ側のブラケットと、車体側
    のブラケットとに連結して、エキゾーストチューブを弾
    性的に吊持するマウントラバーにおいて、該マウントラ
    バーに、ブリッジ部の側面に弾接して、該ブリッジ部の
    撓み変形を規制するストッパ部を設けたことを特徴とす
    るエキゾーストマウントラバー。
JP3332391A 1991-12-17 1991-12-17 エキゾーストマウントラバー Pending JPH05164167A (ja)

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JP3332391A JPH05164167A (ja) 1991-12-17 1991-12-17 エキゾーストマウントラバー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3332391A JPH05164167A (ja) 1991-12-17 1991-12-17 エキゾーストマウントラバー

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Publication Number Publication Date
JPH05164167A true JPH05164167A (ja) 1993-06-29

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ID=18254450

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JP3332391A Pending JPH05164167A (ja) 1991-12-17 1991-12-17 エキゾーストマウントラバー

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JP (1) JPH05164167A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7883061B2 (en) 2007-07-17 2011-02-08 Tokai Rubber Industries, Ltd. Exhaust pipe support
US8209906B2 (en) * 2006-06-08 2012-07-03 Frederick John Romich Noise dampener for a garage door opener
CN104029593A (zh) * 2014-04-29 2014-09-10 宁国市日格美橡塑制品有限公司 一种连接汽车排气管与底盘的连接件
CN107253572A (zh) * 2017-05-19 2017-10-17 成都协恒科技有限公司 一种防震型集装箱
CN113492673A (zh) * 2021-07-26 2021-10-12 岚图汽车科技有限公司 一种新型排气系统吊挂结构及汽车

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US8209906B2 (en) * 2006-06-08 2012-07-03 Frederick John Romich Noise dampener for a garage door opener
US7883061B2 (en) 2007-07-17 2011-02-08 Tokai Rubber Industries, Ltd. Exhaust pipe support
CN104029593A (zh) * 2014-04-29 2014-09-10 宁国市日格美橡塑制品有限公司 一种连接汽车排气管与底盘的连接件
CN107253572A (zh) * 2017-05-19 2017-10-17 成都协恒科技有限公司 一种防震型集装箱
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