JPH08318866A - リザーバタンクの装着装置 - Google Patents

リザーバタンクの装着装置

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JPH08318866A
JPH08318866A JP7127953A JP12795395A JPH08318866A JP H08318866 A JPH08318866 A JP H08318866A JP 7127953 A JP7127953 A JP 7127953A JP 12795395 A JP12795395 A JP 12795395A JP H08318866 A JPH08318866 A JP H08318866A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tank
vehicle body
bracket
side bracket
mounting
Prior art date
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Pending
Application number
JP7127953A
Other languages
English (en)
Inventor
Akimitsu Watanabe
章光 渡辺
Shinichiro Iwai
紳一郎 岩井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daihatsu Motor Co Ltd
Original Assignee
Daihatsu Motor Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Daihatsu Motor Co Ltd filed Critical Daihatsu Motor Co Ltd
Priority to JP7127953A priority Critical patent/JPH08318866A/ja
Publication of JPH08318866A publication Critical patent/JPH08318866A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】エンジンルーム内、または車室内のレイアウト
上の自由度を向上させるとともに、安価で、取り付け作
業性を向上させる機構を有するリザーバタンクの装着装
置を提供する。 【構成】リザーバタンク1を車体壁部9に装着するブラ
ケットをタンク1に装備されるタンク側ブラケット10
と車体壁部9に固定される車体側ブラケット11とによ
り構成し、かつ、両ブラケット10,11を空隙を有す
るように組み合わせて、その空隙にクッション部材12
を介在させてなることを特徴とするリザーバタンクの装
着装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はリザーバタンクを車体側
に防振支持する装着機構に係わり、とくに、車両のパワ
ステアリング装置等のオイルリザーバタンクの装着装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】パワステアリング装置等のオイルリザー
バタンクを車体側に取り付けるための機構としては、種
々の構成のものが従来より用いられているが、その多く
は、リザーバタンクと車体側との間にブラケットを介在
させた構造となっている。このブラケットを使用する構
造のものにおいては、リザーバタンクの振動がブラケッ
トを介して車体側の壁部に伝達されると異音の原因にな
るので、その振動の伝達を阻止する必要がある。そのた
めに、従来、タンク側のブラケットの側端部をタンクの
外周に固定させ、かつ、このブラケットの中央部に差込
部を一体的に形成するとともに、車体側のブラケットの
側端部に取付部を設け,これと壁部の間にクッション部
材を介させて取付ボルトにより固着し、かつ、このブラ
ケットの中央部に前記差込部が着脱可能なように保持部
を形成した構造のものが知られる。このようなものの例
として、実開昭64−16973号公報等に開示されて
いる。また、図6に示されるように、車体側の壁部60
とタンク61側に固定されたブラケット62の取付部6
3の間に、円筒形状のゴム製クッション部材64,65
およびカラー66を介して、2個以上の取付ボルト67
により固定している構成のものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来例の構造のものにおいては、車体側ブラケット
をクッション部材を介して複数個の取付ボルトにより固
着しているため、取付部品点数が多く必要とし、その取
り付け作業性も悪いという問題がある。また、その取り
付けのため、予めその作業領域を確保しておかなければ
ならず、デッドスペースが生じるという問題がある。本
発明は、上記の従来の問題点を解消させる安価で、取り
付け作業性を向上させる機構を有するリザーバタンクの
装着装置を提供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、リザーバタン
クをブラケットを介して車体壁部に装着するものにおい
て、前記ブラケットをリザーバタンクに装備されるタン
ク側ブラケットと車体壁部に固定される車体側ブラケッ
トとにより構成し、かつ、前記両ブラケットを組み合わ
せて、その間に弾性部材を介在させたことを特徴とす
る。
【0005】
【作用】上記構成によれば、車体側の壁部に固定された
車体側ブラケットにリザーバタンクに装備されるタンク
側ブラケットを空隙をもつ位置に組み合し、この空隙部
分に弾性部材を介在させているので、両ブラケットが直
接干渉し合うことなく組み合わされて、タンク側ブラケ
ットが車体側ブラケットに確実に支持される。これによ
り、リザーバタンクの振動が弾性部材により減衰され、
車体側の壁部への振動の伝達が抑制される。
【0006】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1ないし図5に
基づいて説明する。本実施例は、車両の油圧式パワステ
アリング装置の作動オイル用のリザーバタンクをエンジ
ンルームに装着する場合について示している。リザーバ
タンク1はその側壁部2がほぼ円筒形に形成され、その
下部に底部を有する合成樹脂製とされているとともに、
上部に注油口が設けられ、これに着脱可能にキャップ3
が係止されている。また、側壁部2には、これより外側
へ膨出され、上方にいくほど幅広に形成された嵌合部4
が一体形成されており、さらに、側壁部2にタンク1内
に開口した吸入管5が設けられ、この他端は図略のパワ
ステアリング装置に配管6を介して接続されている。ま
た、同様にタンク1から連通する流出管7が設けられ、
この他端は図略のポンプの吸入側に配管8を介して接続
されている。
【0007】そして、前記タンク1を板金製のブラケッ
トを介してエンジンルーム内の車体壁部9に装着する装
置は、前記嵌合部4に固定されるタンク側ブラケット1
0と車体壁部9に固着される車体側ブラケット11と前
記両ブラケット10,11が空隙をもって組み合わされ
る形状部の間に介在される前記弾性部材に相当する弾性
を有するゴム製のクッション部材12から構成される。
また、両ブラケット10,11同志を弾性支持する係合
部13が設けられている。
【0008】詳述すると、図2に示されるように、車体
側ブラケット11はこの中央部にほぼ箱状に折り曲げて
凸状に形成した固定部14が形成されており、その幅方
向の両端にはタンク側ブラケット10に組み合わされる
挿入部15が形成されている。そして、固定部14の上
端がタンク側ブラケット10側に折り曲げられ、さらに
その先が固定部14に平行に挿入部15と同一面上で上
方向に折り曲げられてガイド部16が形成されている。
また、固定部14の下端が上記同様、タンク側ブラケッ
ト10側に折り曲げられて支持板部17を形成し、さら
にその先が固定部14に平行に下方向に折り曲げられて
取付部18が形成されており、これに取付ボルト穴19
があけられている。
【0009】一方、タンク側ブラケット10は、その幅
方向の両側にタンク1の嵌合部4に嵌合する上部に大き
い、下部に小さい間隔を有する勾配のついた溝20が折
り曲げによって形成されている。また、このブラケット
10の上部に前記溝20側とは反対側に折り曲げられ
て、その断面形状をほぼコ形になされた二個の鉤部21
が下向きに開放して形成されており、これに車体側ブラ
ケット11の挿入部15が空隙をもって組み合わされる
ように構成されている。そして、両溝20の中間に平面
部22が形成されており、この中央近辺に係止用舌部2
3が平面部22よりタンク1側に傾斜して所定の厚さだ
け突出するように形成されている。このため、舌部23
の弾性力によりタンク1の嵌合部4を押圧することがで
きるようになっている。さらに、このブラケット10の
下部は下方に垂下する取付板部26が形成され、この下
端に開口する切り欠き24を有する取付穴25が車体側
ブラケット11の取付ボルト穴19に対向して形成され
ている。
【0010】また、クッション部材12は、タンク側ブ
ラケット10を車体側ブラケット11に干渉させないで
組み込みができるように、両ブラケット10,11間の
隙間を充填する弾性を有するゴム部材で形成されてい
る。すなわち、図4に示されるように、クッション部材
12はタンク側ブラケット10の横幅と鉤部21の内側
のコ形で形成されるほぼ長方体に成形され、鉤部21に
挟まれて保持されるように形成されている。また、両鉤
部21の間に位置するクッション部材12において、車
体側ブラケット11が挿入される部分に凹み面27を成
形するとともに、クッション部材12の上端より上向き
に突出した係止部28が鉤部21上部の内側の縁部に沿
うように形成されている。さらに、クッション部材12
が鉤部21に挟まれる部分の下端面、および凹み面27
を形成する側面に連通して開口するスリット29が形成
されている。そして、これに挿入部15が差し込まれる
ように構成されている。
【0011】次に、本実施例の組付け手順および作用効
果を説明する。本実施例では、車体側ブラケット11
は、予めエンジンルーム内の車体壁部9にガイド部16
を上側に、取付部18を下側に向けて固定部14の凸状
の部分をスポット溶接等で固定されている。一方、タン
ク側ブラケット10は左右の溝20の間隔の大きい方の
上部をタンク1の嵌合部4の幅の小さい方の下部に差し
込み、上方に押し上げて圧入し嵌合されている。この圧
入状態では、タンク1の嵌合部4が溝20に挟着される
と同時に、係止用舌部23の弾性力によって溝20の折
り曲げ方向に押されてより一層強く固定される。また、
タンク側ブラケット10をタンク1から取り外す向きの
力が作用した場合でも、タンク1の嵌合部4の外面が舌
部23の先端に引掛かり、容易に抜けない構成になって
いる。さらに、クッション部材12が鉤部21に下側か
ら係止部28を上向きに、クッション部材12自体の弾
性力に抗して挿入され、鉤部の最奥部まで押し込まれて
タンク側ブラケット10に組み合わされている。また、
取付穴25には円筒形状のゴム製クッション材30が切
り欠き24を通してはめ込まれている。
【0012】上述のように構成したタンク1を車体壁部
9に取り付ける場合、ガイド部16に凹み面27を当接
させ、タンク1を下方にスライドさせながらクッション
部材12の下端面に開口するスリット29に挿入部15
をスリット29の上端に当接するまで差し込み、ガイド
部16が両係止部28に挟まれるように組み込む。これ
によって、ガイド部16と鉤部21の側端同志が干渉す
ることなく、両ブラケット10,11が所定の位置に組
み合わされる。次に、ゴム製クッション材30の穴に取
付ボルト31を貫通させて、タンク側ブラケット10の
取付板部26を車体側ブラケット11の取付部18に結
合する。これにより、タンク1は車体壁部9に確実に装
着される。
【0013】タンク1の装着装置を上記のように構成し
たので、タンク側ブラケット10を車体側ブラケット1
1に差し込むだけでタンク1を車体側に組み付けること
ができ、さらに一個の取付ボルト31を締め付けるだけ
で車体壁部9に固定できる。その結果、取付部品点数を
削減でき、装着作業の作業性を向上させる効果が得られ
る。
【0014】
【発明の効果】上記構成によれば、車体側ブラケットに
タンク側ブラケットを空隙を有する位置に組み合わせ、
この空隙部分に弾性部材を介在させるように構成されて
いるので、両ブラケットを組み合わすだけでタンクを車
体壁部に装着することができ、しかも両ブラケットが直
接干渉し合うことなく組み合わされるので、取付部品点
数を減らすことができ、しかも安価に構成でき、装着の
作業性が向上できる効果が得られるほか、パワステアリ
ング装置から配管を介してタンクに伝達される振動を車
体壁部に対して防振することができるので、異音の発生
を防止する効果も得られる。また、車体側ブラケットが
車体壁部に予め固定されているので、ユニットや部品が
多く配置されるエンジンルームに装着する場合でも、車
体側ブラケットの取り付け作業領域を確保する必要がな
く、その分、他の部品等の配置に利用できる利点も得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる実施例のリザーバタンクの装着
装置の側面図である。
【図2】本発明に係わる実施例の車体側ブラケットの斜
視図である。
【図3】本発明に係わる実施例のタンク側ブラケットの
斜視図である。
【図4】本発明に係わる実施例のクッション部材の斜視
図である。
【図5】本発明に係わる実施例のリザーバタンクの装着
装置の主要部の分解斜視図である。
【図6】従来例のリザーバタンクの固定装置の上面図で
ある。
【符号の説明】
1 リザーバタンク 9 車体壁部 10 タンク側ブラケット 11 車体側ブラケット 12 弾性部材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】リザーバタンクをブラケットを介して車体
    壁部に装着するものにおいて、前記ブラケットをリザー
    バタンクに装備されるタンク側ブラケットと車体壁部に
    固定される車体側ブラケットとにより構成し、かつ、前
    記両ブラケットを組み合わせて、その間に弾性部材を介
    在させたことを特徴とするリザーバタンクの装着装置。
JP7127953A 1995-05-26 1995-05-26 リザーバタンクの装着装置 Pending JPH08318866A (ja)

Priority Applications (1)

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JP7127953A JPH08318866A (ja) 1995-05-26 1995-05-26 リザーバタンクの装着装置

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JP7127953A JPH08318866A (ja) 1995-05-26 1995-05-26 リザーバタンクの装着装置

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JPH08318866A true JPH08318866A (ja) 1996-12-03

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ID=14972734

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JP7127953A Pending JPH08318866A (ja) 1995-05-26 1995-05-26 リザーバタンクの装着装置

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JP (1) JPH08318866A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100463454B1 (ko) * 2002-11-01 2004-12-30 경창산업주식회사 차량의 리저버용 고정장치
JP2006007814A (ja) * 2004-06-22 2006-01-12 Toyoda Mach Works Ltd 油圧式パワーステアリング装置用のリザーバ
JP2013092114A (ja) * 2011-10-26 2013-05-16 Hino Motors Ltd 車両のタンク組付構造
CN113682130A (zh) * 2021-08-27 2021-11-23 小氢汽车(上海)有限公司 一种冷却液箱固定结构

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