JPH08318775A - 車両用カップホルダ装置 - Google Patents

車両用カップホルダ装置

Info

Publication number
JPH08318775A
JPH08318775A JP15263995A JP15263995A JPH08318775A JP H08318775 A JPH08318775 A JP H08318775A JP 15263995 A JP15263995 A JP 15263995A JP 15263995 A JP15263995 A JP 15263995A JP H08318775 A JPH08318775 A JP H08318775A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cover
holder
base plate
arm
cup
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP15263995A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3402417B2 (ja
Inventor
Ryo Sugimoto
量 杉本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daihatsu Motor Co Ltd
Original Assignee
Daihatsu Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daihatsu Motor Co Ltd filed Critical Daihatsu Motor Co Ltd
Priority to JP15263995A priority Critical patent/JP3402417B2/ja
Publication of JPH08318775A publication Critical patent/JPH08318775A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3402417B2 publication Critical patent/JP3402417B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60NSEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60N3/00Arrangements or adaptations of other passenger fittings, not otherwise provided for
    • B60N3/10Arrangements or adaptations of other passenger fittings, not otherwise provided for of receptacles for food or beverages, e.g. refrigerated
    • B60N3/102Arrangements or adaptations of other passenger fittings, not otherwise provided for of receptacles for food or beverages, e.g. refrigerated storable or foldable in a non-use position

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Passenger Equipment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】アームやホルダに外力が加わった時、ホルダが
ガイド溝から容易に外れ、部品の破損を防止できる車両
用カップホルダ装置を提供する。 【構成】縦方向に固定されるベースプレート20と、ベ
ースプレートに対して閉位置と水平な開位置とになるよ
うベースプレートの下端部に開閉可能に軸支されたカッ
プ底受板を兼ねるカバー30と、一端部がベースプレー
トまたはカバーに対して回動可能に軸支されたアーム4
0と、一端部がベースプレートに形成された上下方向の
ガイド溝24にスライド自在に係合し、他端部がアーム
の他端部に回動可能に軸支されたホルダ50と、アーム
とホルダとを開き方向に付勢するバネ49と、カバーを
ベースプレートに対し閉位置で係止するロック部28と
を備える。アームとホルダは、閉位置におけるカバーと
ベースプレートの間に格納しうるよう折り畳み可能であ
り、ガイド溝の上端部には前方へ開口する開口部24a
が形成され、外力が加わった時、ホルダの一端部がガイ
ド溝の開口部から抜けるようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はドアの内側やシートの背
部などに設けられ、カップや缶(カップ類と呼ぶ)を保
持できる開閉式の車両用カップホルダ装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、ワンタッチで開閉できる折り畳み
式のカップホルダ装置として、例えば実公平4−390
71号公報に示されるように、内側にコップ胴受リング
を回動可能に軸支した蓋板を、コップ底受板に対して閉
状態と起立状態になるようコップ底受板の一側に回動可
能に軸承し、コップ胴受リングの回動軸部にクランク部
を形成し、蓋板の内側にコップ底受板方向にスライドす
る板状の蓋開け部材を設けるとともに、蓋開け部材にク
ランク部に係合してコップ胴受リングを蓋板に対して起
伏可能に回動させるカム部を形成し、蓋開け部材をコッ
プ底受板方向へ付勢するスプリングを配設したものが知
られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
造のカップホルダ装置の場合、蓋開け部材のカム部がコ
ップ胴受リングの回動軸部に設けたクランク部を付勢し
て回動させるようになっているため、コップ胴受リング
を水平位置まで回動させるために大きなバネ力のスプリ
ングを必要とするとともに、蓋板を開いた時にコップ胴
受リングが必ずしも円滑に開かないという問題があっ
た。また、上記カップホルダ装置では、コップ胴受リン
グが回動軸部のみで支持されているに過ぎないため、そ
の先端部付近が車体振動や慣性力によって撓みやすく、
カップや缶を安定に保持できない場合があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、縦方向に配置
され、上下方向のガイド溝を有するベースプレートと、
ベースプレートに対してその下端部を支点として開閉自
在に支持されたカップ底受板を兼ねるカバーとを備え、
これらベースプレートとカバーとに、カップ類を保持す
るためのホルダとアームとを取り付けたものが考えられ
る。この場合、アームの一端部をベースプレートまたは
カバーに対して回動可能に軸支し、ホルダの一端部をベ
ースプレートのガイド溝にスライド自在に係合し、他端
部をアームの他端部に回動可能に軸支すれば、アームと
ホルダを折り畳んでカバーとベースプレートの間に格納
できる。なお、アームとホルダとを開き方向に付勢する
バネと、カバーをベースプレートに対し閉鎖位置で係止
するロック部とを設けることにより、ロックを解除すれ
ば、カバーが自動的に開き、アームとホルダも開くこと
ができる。
【0005】しかしながら、上記構造の場合、カップ類
を保持していない状態で、アームやホルダに外力が加わ
ると、ガイド溝に係合しているホルダの一端部、アーム
とホルダの連結部、アームとベースプレートまたはカバ
ーとの接続部などが破損しやすいという問題がある。簡
単に破損しないようにするには、アームやホルダ、さら
にはこれら部品の接続部を補強する必要があり、構造が
大型になったり、重量増加を招く問題があった。
【0006】そこで、本発明の目的は、カップ類を保持
していない状態でアームやホルダに外力が加わった時、
ホルダがガイド溝から容易に外れ、部品の破損を防止で
きる車両用カップホルダ装置を提供することにある。他
の目的は、ロックの解除操作が容易で、薄型の車両用カ
ップホルダ装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、被取付面に縦方向に固定
されるベースプレートと、ベースプレートに対して閉鎖
位置と水平な開放位置とになるようベースプレートの下
端部に開閉可能に軸支されたカップ底受板を兼ねるカバ
ーと、一端部が上記ベースプレートまたはカバーに対し
て回動可能に軸支されたアームと、一端部が上記ベース
プレートに形成された上下方向のガイド溝にスライド自
在に係合し、他端部が上記アームの他端部に回動可能に
軸支され、カバー上に載置されるカップ類を保持するホ
ルダと、アームとホルダとを開き方向に付勢するバネ
と、カバーをベースプレートに対し閉鎖位置で係止する
ロック部とを備えた車両用カップホルダ装置であって、
上記アームとホルダは、閉鎖位置におけるカバーとベー
スプレートの間に格納しうるよう折り畳み可能に形成さ
れ、上記ガイド溝の上端部には前方へ開口する開口部が
形成され、上記ホルダの一端部が上記ガイド溝の開口部
から自由に抜けるのを規制する規制手段が設けられてい
ることを特徴とするものである。
【0008】また、請求項2に記載の発明は、被取付面
に縦方向に固定されるベースプレートと、ベースプレー
トに対して閉鎖位置と水平な開放位置とになるようベー
スプレートの下端部に開閉可能に軸支されたカップ底受
板を兼ねるカバーとを備えた車両用カップホルダ装置に
おいて、上記ベースプレートの上端部に、上下方向に変
位可能でかつ両側部にロック爪を有するロックボタンを
一体に設け、上記カバーの開放端部の内側に、上記ロッ
ク爪と係合して上記カバーを閉鎖位置で保持する係合部
を設けたことを特徴とするものである。
【0009】
【作用】請求項1に記載の発明において、閉鎖位置にお
いてロック部を解除すると、バネによってカバーがベー
スプレートに対して開くとともに、アームも下端側を支
点として外側へ回動する。アームが開くと、ホルダが水
平方向へ傾動し、それとともにホルダの一端部がベース
プレートのガイド溝にそって上方へスライドする。そし
て、ホルダが略水平位置まで回動すると、ホルダの一端
部が上下方向のガイド溝の上端部に到達し、この位置で
ホルダとアームが保持される。その後、カバーは水平な
開放位置で停止する。一方、開放位置にあるカバーを閉
じると、ホルダがカバーで押され、ホルダの一端部がベ
ースプレートのガイド溝に沿って下方へスライドし、こ
れに伴ってアームは下端側を支点として垂直方向へ回動
する。そして、ホルダとアームは折り畳まれた状態でベ
ースプレートとカバーとの間に格納される。カバーが閉
鎖位置に到達すると、ロック部によって係止される。開
放位置でかつカップ類を保持していない状態で、アーム
やホルダに外力が加わると、ホルダやアームに大きな荷
重がかかる。しかし、ガイド溝の上端部が前方に開口し
ており、一定以上の外力がかかると、規制手段に抗して
ホルダの一端部が開口部から抜けるため、他の部位に過
大な応力がかからず、部品や接続部の破損を防止でき
る。
【0010】請求項2に記載の発明において、ロックボ
タンを押し下げると、ロックボタンが下方へ変位し、ロ
ック爪がカバーの係合部から外れる。そのため、カバー
が開く。この発明の場合、ロックボタンは上からのプッ
シュ方式のため、操作が簡単であり、ロックボタンがベ
ースプレートと一体に形成されているため、部品数が少
なくて済む。また、ロックボタンの両側部にロック爪を
形成してあるため、このロック爪と係合するカバーの係
合部をロックボタンの両側部に対面する部位に形成すれ
ばよい。そのため、カバーの厚みを薄くでき、全体とし
て薄型のカップホルダ装置とすることができる。
【0011】
【実施例】図1は本発明が適用される車両用ドアの内側
面を示す。図において、10はカップホルダ装置であ
り、ドア1の上部内側面に設けられている。カップホル
ダ装置10は、図2のように、ベースプレート20、カ
バー30、アーム40、ホルダ50などで構成されてお
り、これら各部品は軟質の樹脂で一体成形されている。
【0012】ベースプレート20はほぼ平板状の部材で
あり、図3に示すように上端部の両側に2個のネジ挿通
孔21が形成されている。また、ベースプレート20の
裏面下部には一対の差込み部22が下向きに形成されて
おり、これら差込み部22をドア1のドアトリム2の孔
3(図4参照)に上方から差し込み、かつ前面側からネ
ジ4をインナパネル5の裏面に固着されたナット6に螺
入することにより、ベースプレート20はドア1に縦方
向に固定される。ベースプレート20の前面中央部に
は、一対のレール23が縦方向に突設されており、これ
らレール23の両外側面には上下方向のガイド溝24が
形成されている。ガイド溝24の下端部は下方へ開口し
ており、上部はやや前方へ傾斜24bした後、上端部が
前方へ開口している。上記ガイド溝24の上端開口24
aの中間には、後述するホルダ50の規制突起53を係
止する下向きの規制爪25が形成されている。ベースプ
レート20の前面下端部には、一対の外向きの軸部26
が突設されており、これら軸部26は後述するカバー3
0の軸受孔31に回動可能に嵌合する。レール23の上
端部には前方へ突出する箱型の凸部27が一体に形成さ
れている。ベースプレート20の上縁には、ロックボタ
ン28が上下方向に弾性変位可能に一体成形されてい
る。このロックボタン28の下端部両側には、後述する
カバー30の爪(係合部)34と係合し、カバー30を
閉鎖状態で保持するロック爪28aが形成されている。
【0013】カバー30はカップ底受板を兼ねるもので
あり、ベースプレート20の前面側を覆うことができる
ように、樹脂で断面凹状に一体成形されている。カバー
30の一端部には、ベースプレート20の軸部26が回
動可能に嵌合する軸受孔31が形成されており、カバー
30はベースプレート20の前面側を覆う閉鎖位置と水
平な開放位置とに開閉可能である。また、カバー30の
同端部には、後述するアーム40の一端部が嵌合する一
対の軸支部32が突設されている。カバー30の他端部
には、上記ロックボダン28との干渉を防止するための
逃げ部33が切欠形成され、この逃げ部33の内側に
は、ロックボタン28のロック爪28aと係合して閉鎖
状態を保持する爪34が形成されている。カバー30の
中央部には、カップ類Cの底部を支える円形の浅い凹部
35が形成されている。
【0014】アーム40も樹脂で略U字形に一体成形さ
れたものであり、その基端部(一端部)にはカバー30
の軸支部32に回動可能に嵌合する2本の軸部41a,
41bが両側方へ突設されている。このうち、一方の軸
部41aは他方の軸部41bに比べて長く形成されてお
り、この長い軸部41aには圧縮コイルスプリング48
が挿通されている。そのため、長い軸部41aを一方の
軸受部32に嵌合させ、コイルスプリング48を圧縮さ
せた後、短い軸部41bを他方の軸受部32に嵌合させ
ることにより、アーム40をカバー30に対して簡単に
組み立てることができ、かつ軸部41a,41bが軸受
部32から外れるのを防止できる。アーム40の自由端
部(他端部)には、軸部42a,42bが内向きに突設
されており、これら軸部42a,42bはホルダ50の
軸受孔51に回動可能に嵌合している。なお、一方の軸
部42aは他方の軸部42bに比べて長目に形成されて
おり、長い軸部42aにはアーム40とホルダ50とを
開き方向Aに付勢する捩りバネ49が挿通されている。
【0015】ホルダ50はカバー30上に載置されるカ
ップ類Cの転倒を防止するものであり、アーム40の内
側に折り畳み可能な形状に樹脂で一体成形されている。
この実施例のホルダ50は、一端側が開口した略U字形
または略C字形に形成されている。ホルダ50の先端部
の開口は、カバー30の爪34の間隔より若干幅広に形
成されている。ホルダ50の自由端側の両側部には軸受
孔51が形成され、アーム40の軸部42はこれら軸受
孔51に回動可能に嵌合している。ホルダ50の自由端
側と反対側の端部(中間部)には、上記ベースプレート
20のガイド溝24にスライド自在に係合する一対の円
柱状スライド突起52が内向きに突設されている。これ
ら突起52の間には、ベースプレート20の規制爪25
と係合する規制突起53が上向きに突設されている。規
制爪25と規制突起53は本発明の規制手段を構成して
おり、その係止力は、ホルダ50に前方へ大きな外力が
作用した時、比較的容易に外れる程度に設定されてい
る。
【0016】上記構成のカップホルダ装置10は次のよ
うにして組み立てられる。まず、ベースプレート20の
軸部26をカバー30の軸受孔31に嵌合させ、ベース
プレート20とカバー30とを回動可能に連結する。一
方、ホルダ50とアーム40とを予め組み立てておき、
アーム40の軸部41a,41bをカバー30の軸支部
32に嵌合させる。そして、ホルダ50をアーム40の
内側へ折り畳みながらカバー30を閉じれば、スライド
突起52がガイド溝24の下端開口より自動的に挿入さ
れ、組み立てを完了する。なお、上記のような組立方法
のほか、スライド突起52をガイド溝24の上端開口2
4aに強制的に押し込めば、規制突起53が規制爪25
を乗り越えるので、スライド突起52をガイド溝24に
挿入することができる。
【0017】また、カップホルダ装置10を小物入れと
して使用したい場合には、ホルダ50とアーム40とを
取り外せばよい。まず、カバー30を全開位置まで開
き、アーム40の軸部41a,41bをカバー30の軸
支部32から外す。即ち、アーム40を長い軸部41a
側へ押し込んでコイルスプリング48を圧縮させれば、
短い軸部41bが軸支部32から簡単に外れる。そし
て、ホルダ50のスライド突起52をガイド溝24の下
端開口より引き抜けば、ホルダ50とアーム40を簡単
に取り外すことができる。
【0018】次に、上記カップホルダ装置10の開閉動
作を、図4〜図6にしたがって説明する。図4はカバー
30を開いた状態であり、カバー30の後縁側の側縁3
6が、ベースプレート20の軸部26を支えるボス部2
9の下縁とストッパ突起20aの下縁とに当り、停止し
ている。そのため、カバー30は水平位置で支持され、
カバー30にカップ類Cの重量が作用しても、カバー3
0が撓むことがない。また、アーム40とホルダ50は
捩りバネ49により開き方向に付勢されているので、ホ
ルダ50のスライド突起52がガイド溝24の上縁で停
止し、ほぼ水平位置にある。なお、アーム40は斜め4
5度の状態で起立している。
【0019】カバー30を閉鎖方向に回動させると、約
45度回動させた時にカバー30の内面がホルダ50の
前端部に当接し、ホルダ50の前端部を斜め後方へ押し
上げる。そのため、ホルダ50の後端部(ベースプレー
ト側)は下方へ押し下げられるとともに、ガイド溝24
の傾斜部23bを利用して下方へガイドされ、スライド
突起52はガイド溝24に沿って下方へスライドする。
これに伴い、アーム40も上方へ回動する。図5はこの
状態を示す。
【0020】さらにカバー30を閉鎖方向に回動させ、
全閉位置まで到達すると、カバー30の爪34がロック
ボタン28のロック爪28aと係合し、カバー30は閉
鎖状態で保持される。この時、ホルダ50はアーム40
の内側へ折り畳まれ、ホルダ50とアーム40はベース
プレート20とカバー30との間にコンパクトに格納さ
れる。図6はこの状態を示す。
【0021】一方、全閉位置にあるカバー30を開く場
合には、カバー30の頂面に露出しているロックボタン
28を押し下げる。これにより、ロックボタン28の前
端側が下方へ変位し、ロック爪28aがカバー30の爪
34から外れる。そのため、捩りバネ49によりアーム
40の上端部が前方へ回動しようとし、カバー30を開
き方向へ押す。カバー30が開き方向へ回動すると、ア
ーム40も追随して回動し、ホルダ50のスライド突起
52はガイド溝24を上方へスライドする。そして、ホ
ルダ50がほぼ水平位置まで回動した時点で、スライド
突起52はガイド溝24の上端に当たって停止し、それ
以後はカバー30のみが水平位置まで回動する。
【0022】上記カップホルダ装置において、カバー3
0を水平位置まで開いた状態でカバー30上にカップ類
Cを載置すると、カップ類Cの外周がホルダ50で保持
される。特に、ホルダ50がアーム40によって両側か
ら支持されているので、ベースプレート20とホルダ5
0とアーム40とが図4のように側面視3角形構造とな
り、非常に安定な支持構造となる。そのため、車体振動
や慣性力が加わってもホルダ50が撓んだりガタついた
りせず、カップ類Cを安定に保持できる。また、カバー
30を開いた時、アーム40がカバー30と同方向に回
動するので、カバー30のロックを解除するだけで、カ
バー30とアーム30が円滑に回動し、これに連動して
ホルダ50も水平位置へと円滑に回動する。また、ホル
ダ50とアーム40とを開き方向に付勢するバネ49の
みで、ホルダ50,アーム40およびカバー30を開き
方向に付勢できるため、部品点数が少なく、構造が非常
に簡単となる。
【0023】ところで、上記のようなカップホルダ装置
の場合、カバー30を全開位置とし、かつカップ類Cを
保持していない状態で、ホルダ50に外力が加わると、
スライド突起52、軸部41a,41b、あるいは軸部
42a,42bなどが破損しやすい。これら突起や軸部
が簡単に破損しないように補強しようとすると、カップ
ホルダ装置全体が大型化する。そこで、上記実施例では
ホルダ50に外力が加わった時、ホルダ50のスライド
突起52がガイド溝24から外れるようにし、突起や軸
部の破損を防止している。即ち、図4において、ホルダ
50に一定値以上の押し下げ力F1 や前方への引張力F
2 が作用すると、ホルダ50の規制突起53がベースプ
レート20の規制爪25から外れ、スライド突起52が
ガイド溝24の上端開口24aから前方へ外れる(図4
の二点鎖線で示す)。そのため、スライド突起52や軸
部41a,41b、42a,42bなどに無理な力が作
用せず、破損を防止できる。なお、再度組み立てる場合
には、前述の組立方法で述べたように、ホルダ50をア
ーム40の内側へ折り畳みながらカバー30を閉じれ
ば、スライド突起52がガイド溝24の下端開口より自
動的に挿入され、容易に組み立てることができる。
【0024】本発明は上記実施例に限定されるものでは
なく、以下に示すように種々変更可能であることは言う
までもない。図7は本発明の規制手段の他の実施例を示
す。この実施例では、ガイド溝24の上端開口24aに
内側へ突出する突起24cを形成し、スライド突起52
が上端開口24aから自由に抜けないようにしたもので
ある。この場合も、ホルダ50に対し前方への外力が作
用すると、スライド突起52が突起24cの間から抜け
るので、ホルダ50やアーム40に無理な荷重がかから
ない。
【0025】上記実施例では、ホルダ50の両側部を軸
支できるようにアーム40を略U字形に形成したが、ア
ームを2本のリンク部材で構成してもよい。要するに、
カバー上に載置されたカップ類と干渉せず、かつカバー
の内部にホルダと共に折り畳み可能に格納できる形状で
あれば、形状は限定されない。なお、アームを略U字形
とした場合には、ホルダの左右の傾きを規制でき、支持
剛性が高くなるという利点がある。
【0026】また、アーム40をカバー30の軸支部3
2に上下方向に回動可能に軸支したが、カバー30に代
えてベースプレート20に軸支してもよい。また、アー
ムをカバーの軸支部と同軸上に軸支してもよい。
【0027】上記実施例ではロック部として、ベースプ
レート20に一体にロックボタン28を形成したが、カ
バー30にロックボタンを形成してもよく、さらに別体
のロックボタンをベースプレート20またはカバー30
に取り付けてもよい。実施例のようにロックボタン28
の両側にロック爪28aを形成すると、上部プッシュ式
でかつ薄型のカップホルダ装置を得ることができる。
【0028】大型のカップを保持する場合、ホルダ50
のスライド突起52がガイド溝24に係合した状態では
保持できない場合がある。一方、スライド突起52をガ
イド溝24から外すと、アーム40が水平位置まで回動
してしまうので、カップに倒れ方向の力がかかる。そこ
で、アーム40の軸部41aにコイルスプリング48に
代えてトーションスプリングを挿通し、アーム40に常
時上方への回動力を与えてもよい。この場合には、ホル
ダ50とアーム40がトーションスプリングによって上
方へ持ち上げられるので、カップの転倒を防止できる。
【0029】なお、本発明の車両用カップホルダ装置
は、ドアの内側に限らず、シートの背部や車体の内側な
ど、如何なる部位にも採用することができる。
【0030】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、請求項1
に記載の発明によれば、アームとカバーとが同方向に回
動するので、カバーのロックを解除するだけで、カバー
とアームが円滑に回動し、これに連動してホルダも水平
位置へと円滑に回動できる。また、ホルダとアームとを
開き方向に付勢するバネによって、ホルダ,アームおよ
びカバーの3者を回動付勢できるため、構造が非常に簡
単となる。また、ホルダはアームによって両側から支持
されているので、ベースプレートとホルダとアームとが
略3角形支持構造となり、ホルダは安定に支持される。
そのため、車体振動や慣性力が加わった時ホルダがガタ
ついたり撓んだりせず、カップ類を安定に保持できる。
さらに、開放位置でかつカップ類を保持していない状態
で、アームやホルダに外力が加わった場合、規制手段に
抗してホルダの一端部がガイド溝の上端開口部から抜け
るため、ホルダやアームに大きな荷重がかからず、部品
やその接続部の破損を防止できる。請求項2に記載の発
明によれば、ロックボタンは上からのプッシュ方式のた
め、操作が簡単であり、ロックボタンがベースプレート
と一体に形成されているため、部品数が少なくて済む。
また、ロックボタンの両側部にロック爪を形成してある
ため、このロック爪と係合するカバーの係合部をロック
ボタンの両側部に対面する部位に形成すればよく、その
ため、カバーの厚みを薄くでき、全体として薄型のカッ
プホルダ装置とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカップホルダ装置を搭載した自動車用
ドアの内側面図である。
【図2】本発明にかかるカップホルダ装置の全体斜視図
である。
【図3】図2のカップホルダ装置の分解斜視図である。
【図4】本発明のカップホルダ装置の全開時の縦断面図
である。
【図5】本発明のカップホルダ装置の閉鎖途中の縦断面
図である。
【図6】本発明のカップホルダ装置の全閉時の縦断面図
である。
【図7】本発明の規制手段の他の例の側面図である。
【符号の説明】
10 カップホルダ装置 20 ベースプレート 24 ガイド溝 24a 上端開口 25 規制爪 28 ロックボタン 28a ロック爪 30 カバー 34 爪(係合部) 40 アーム 49 捩りバネ 50 ホルダ 52 スライド突起 53 規制突起

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被取付面に縦方向に固定されるベースプレ
    ートと、ベースプレートに対して閉鎖位置と水平な開放
    位置とになるようベースプレートの下端部に開閉可能に
    軸支されたカップ底受板を兼ねるカバーと、一端部が上
    記ベースプレートまたはカバーに対して回動可能に軸支
    されたアームと、一端部が上記ベースプレートに形成さ
    れた上下方向のガイド溝にスライド自在に係合し、他端
    部が上記アームの他端部に回動可能に軸支され、カバー
    上に載置されるカップ類を保持するホルダと、アームと
    ホルダとを開き方向に付勢するバネと、カバーをベース
    プレートに対し閉鎖位置で係止するロック部とを備えた
    車両用カップホルダ装置であって、 上記アームとホルダは、閉鎖位置におけるカバーとベー
    スプレートの間に格納しうるよう折り畳み可能に形成さ
    れ、 上記ガイド溝の上端部には前方へ開口する開口部が形成
    され、 上記ホルダの一端部が上記ガイド溝の開口部から自由に
    抜けるのを規制する規制手段が設けられていることを特
    徴とする車両用カップホルダ装置。
  2. 【請求項2】被取付面に縦方向に固定されるベースプレ
    ートと、ベースプレートに対して閉鎖位置と水平な開放
    位置とになるようベースプレートの下端部に開閉可能に
    軸支されたカップ底受板を兼ねるカバーとを備えた車両
    用カップホルダ装置において、 上記ベースプレートの上端部に、上下方向に変位可能で
    かつ両側部にロック爪を有するロックボタンを一体に設
    け、 上記カバーの開放端部の内側に、上記ロック爪と係合し
    て上記カバーを閉鎖位置で保持する係合部を設けたこと
    を特徴とする車両用カップホルダ装置。
JP15263995A 1995-05-25 1995-05-25 車両用カップホルダ装置 Expired - Fee Related JP3402417B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15263995A JP3402417B2 (ja) 1995-05-25 1995-05-25 車両用カップホルダ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15263995A JP3402417B2 (ja) 1995-05-25 1995-05-25 車両用カップホルダ装置

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002173680A Division JP3621077B2 (ja) 2002-06-14 2002-06-14 車両用カップホルダ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08318775A true JPH08318775A (ja) 1996-12-03
JP3402417B2 JP3402417B2 (ja) 2003-05-06

Family

ID=15544805

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15263995A Expired - Fee Related JP3402417B2 (ja) 1995-05-25 1995-05-25 車両用カップホルダ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3402417B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6837471B2 (en) * 2002-08-05 2005-01-04 Nifco Inc. Cup holder device
CN102858592A (zh) * 2010-04-22 2013-01-02 株式会社利富高 杯架
WO2015059820A1 (ja) * 2013-10-25 2015-04-30 日産ライトトラック株式会社 カップホルダー
CN105711467A (zh) * 2016-01-30 2016-06-29 郜鹏 一种车用水杯架
JP2017065500A (ja) * 2015-09-30 2017-04-06 トヨタ紡織株式会社 カップホルダ
CN109131002A (zh) * 2018-08-23 2019-01-04 浙江仕善汽车科技股份有限公司 一种稳定性好的汽车用水杯座
KR20190016566A (ko) * 2016-07-15 2019-02-18 가부시키가이샤 니프코 회동체의 축지지 구조

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9440573B1 (en) 2015-02-23 2016-09-13 Ford Global Technologies, Llc Cup holder assemblies

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6837471B2 (en) * 2002-08-05 2005-01-04 Nifco Inc. Cup holder device
CN102858592A (zh) * 2010-04-22 2013-01-02 株式会社利富高 杯架
EP2562035A1 (en) * 2010-04-22 2013-02-27 Nifco Inc. Cup holder
EP2562035A4 (en) * 2010-04-22 2014-01-01 Nifco Inc CUP HOLDER
US8851436B2 (en) 2010-04-22 2014-10-07 Nifco Inc. Cup holder
WO2015059820A1 (ja) * 2013-10-25 2015-04-30 日産ライトトラック株式会社 カップホルダー
JP2017065500A (ja) * 2015-09-30 2017-04-06 トヨタ紡織株式会社 カップホルダ
CN105711467A (zh) * 2016-01-30 2016-06-29 郜鹏 一种车用水杯架
KR20190016566A (ko) * 2016-07-15 2019-02-18 가부시키가이샤 니프코 회동체의 축지지 구조
CN109416073A (zh) * 2016-07-15 2019-03-01 株式会社利富高 转动体的轴支承构造
EP3486509A4 (en) * 2016-07-15 2019-07-24 Nifco Inc. WAVE CARRIER STRUCTURE FOR TURNING BODY
CN109416073B (zh) * 2016-07-15 2020-12-18 株式会社利富高 转动体的轴支承构造
US11084409B2 (en) 2016-07-15 2021-08-10 Nifco, Inc. Shaft-support structure for rotary body
CN109131002A (zh) * 2018-08-23 2019-01-04 浙江仕善汽车科技股份有限公司 一种稳定性好的汽车用水杯座

Also Published As

Publication number Publication date
JP3402417B2 (ja) 2003-05-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5577146B2 (ja) カップホルダ
JP2003175772A (ja) 車両のセンターコンソール
JP3647540B2 (ja) カップホルダ装置
JPH08318775A (ja) 車両用カップホルダ装置
US7597374B1 (en) Hinge and catch assembly for motor vehicle endgate system
JP4694295B2 (ja) 折畳み式フック装置
JP3621077B2 (ja) 車両用カップホルダ装置
JP4579449B2 (ja) カップホルダー装置
US20230294581A1 (en) Armrest opening and closing device for vehicle
JP5224138B2 (ja) 収納ボックス
JP3664518B2 (ja) 跳ね上げドア用のヒンジ
JP4376272B2 (ja) オーバーヘッドコンソール装置
JPH08142761A (ja) カップホルダー
JP2794386B2 (ja) 車両用カップホルダ
CN215883417U (zh) 一种侧扶手杯托
JPH08238985A (ja) コンソールボックスのリッド構造
JP2969076B2 (ja) 車両用収納ボックス装置
JP6886373B2 (ja) ロック装置
JPH0834276A (ja) 自動車用シートのアームレスト
JPH0755162Y2 (ja) グラブボックス
JPH1111200A (ja) カップホルダー
JP2007190936A (ja) デッキボードのヒンジ装置
JP2001107626A (ja) 開閉体構造
JP2983006B2 (ja) 蓋装置および収納装置
JPH0649176U (ja) リッド開閉支持機構およびカップホルダ

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees