JPH0831744B2 - 電圧制御発振器 - Google Patents
電圧制御発振器Info
- Publication number
- JPH0831744B2 JPH0831744B2 JP26965089A JP26965089A JPH0831744B2 JP H0831744 B2 JPH0831744 B2 JP H0831744B2 JP 26965089 A JP26965089 A JP 26965089A JP 26965089 A JP26965089 A JP 26965089A JP H0831744 B2 JPH0831744 B2 JP H0831744B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- variable capacitance
- resonance mode
- voltage
- modulation
- controlled oscillator
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、電圧制御発振器に関し、特に広帯域に発振
周波数を変化させるマイクロ波帯用発振器において、周
波数変調感度のバラツキを容易に補正できる電圧発振器
に関する。
周波数を変化させるマイクロ波帯用発振器において、周
波数変調感度のバラツキを容易に補正できる電圧発振器
に関する。
従来、この種の電圧制御発振器は、周波変調用として
使用する可変容量ダイオードと直列に挿入されているコ
ンデンサを交換もしくは、ストリップラインの長さを変
えることにより、変調感度のバラツキを補正していた。
使用する可変容量ダイオードと直列に挿入されているコ
ンデンサを交換もしくは、ストリップラインの長さを変
えることにより、変調感度のバラツキを補正していた。
〔発明が解決しようとする課題〕 上述した従来の電圧制御発振器は、誘電体共振器の共
振モードを主共振モードとし、可変容量ダイオードおよ
びストリップライン等で構成された共振モードを副共振
モードとする構成となっているので、大幅に発振周波数
を変化させる場合には、前記の主共振モードを変化させ
るため、副共振モードとの相関関係が変化し、周波数変
調感度に大きなバラツキが生ずる欠点がある。また、可
変容量ダイオードに直列に入っているコンデンサの交換
やストリップラインの長さを変えるための手作業により
副共振モードを主共振モードの変化に追従させるために
微妙な調整と工数を要する欠点がある。
振モードを主共振モードとし、可変容量ダイオードおよ
びストリップライン等で構成された共振モードを副共振
モードとする構成となっているので、大幅に発振周波数
を変化させる場合には、前記の主共振モードを変化させ
るため、副共振モードとの相関関係が変化し、周波数変
調感度に大きなバラツキが生ずる欠点がある。また、可
変容量ダイオードに直列に入っているコンデンサの交換
やストリップラインの長さを変えるための手作業により
副共振モードを主共振モードの変化に追従させるために
微妙な調整と工数を要する欠点がある。
本発明の電圧制御発振器は、発振用トランジスタと、
前記発振用トランジスタのベースと接地されたコレクタ
との間に接続された誘電体共振器と前記誘電体共振器に
並列に接続され前記誘電体共振器の共振周波数を任意の
共振周波数に偏移させるトリマコンデンサとを有する主
共振モード発振回路と、前記主共振モード発振回路に並
列に接続され外部から印加される逆バイアスを中心とす
る変調電圧により容量が変化する第１の可変容量ダイオ
ードと前記第１の可変容量ダイオードに直接接続された
インダクタンス成分を形成するストリップラインとを有
する副共振モード回路とを備えた電圧制御発振器におい
て、前記副共振モード回路のストリップラインの一端と
前記発振用トランジスタのベースとの間に外部から印加
される逆バイアス電圧により容量が変化する第２の可変
容量ダイオードを接続し前記第１の可変容量の容量変化
に対応する変調特性を前記第２の可変容量に印加される
逆バイアス電圧により調整することを特徴とする電圧制
御発振器。
前記発振用トランジスタのベースと接地されたコレクタ
との間に接続された誘電体共振器と前記誘電体共振器に
並列に接続され前記誘電体共振器の共振周波数を任意の
共振周波数に偏移させるトリマコンデンサとを有する主
共振モード発振回路と、前記主共振モード発振回路に並
列に接続され外部から印加される逆バイアスを中心とす
る変調電圧により容量が変化する第１の可変容量ダイオ
ードと前記第１の可変容量ダイオードに直接接続された
インダクタンス成分を形成するストリップラインとを有
する副共振モード回路とを備えた電圧制御発振器におい
て、前記副共振モード回路のストリップラインの一端と
前記発振用トランジスタのベースとの間に外部から印加
される逆バイアス電圧により容量が変化する第２の可変
容量ダイオードを接続し前記第１の可変容量の容量変化
に対応する変調特性を前記第２の可変容量に印加される
逆バイアス電圧により調整することを特徴とする電圧制
御発振器。
次に、本発明について図面を参照して説明する。
第１図は本発明の一実施例の回路図である。第１図の
実施例は外部から電子チューニングにより容量を可変で
きる可変容量ダイオード1,3、コンデンサ2,4,7、誘電体
共振器６、外部より機械的に容量を変える、例えば高周
波トリマコンデンサ５、発振用トランジスタ８から構成
される。なお、主共振モード20は、誘電体共振器６、コ
ンデンサ４、トリマコンデンサ５で形成され、副共振モ
ード21は可変容量ダイオード1,3コンデンザ２、インダ
クタンス９で形成される。ここで、発振周波数は、主共
振モード20でほぼ決まり、トリマコンデンサ５によって
発振周波数を大きく変化できる。変調特性は副共振モー
ド21で変わり、特に可変容量ダイオード１の容量の変化
の割合によって変化する。前記可変容量ダイオード１の
容量変化の割合を補正するために挿入したのが可変容量
ダイオード３である。
実施例は外部から電子チューニングにより容量を可変で
きる可変容量ダイオード1,3、コンデンサ2,4,7、誘電体
共振器６、外部より機械的に容量を変える、例えば高周
波トリマコンデンサ５、発振用トランジスタ８から構成
される。なお、主共振モード20は、誘電体共振器６、コ
ンデンサ４、トリマコンデンサ５で形成され、副共振モ
ード21は可変容量ダイオード1,3コンデンザ２、インダ
クタンス９で形成される。ここで、発振周波数は、主共
振モード20でほぼ決まり、トリマコンデンサ５によって
発振周波数を大きく変化できる。変調特性は副共振モー
ド21で変わり、特に可変容量ダイオード１の容量の変化
の割合によって変化する。前記可変容量ダイオード１の
容量変化の割合を補正するために挿入したのが可変容量
ダイオード３である。
第２図（ａ），（ｂ）の特性図は、可変容量ダイオー
ド１に外部からバイアスをかけ、電圧を変化させた時の
変調特性を示す。第２図（ａ）はトリマコンデンサ５に
より中心の発振周波数f01を中心の発振周波数f02に変化
させた状態で、変化率補正用可変容量ダイオード３の容
量を固定し、可変容量ダイオード１にかける変調電圧を
変化させた時の変調特性22,23を示している。第２図
（ｂ）は第２図（ａ）のf01の状態で、変化率補正用可
変容量ダイオード３にバイアス電圧をかけ、容量を増加
させ、可変容量ダイオード１にかける電圧を変化させた
時の変調特性24を示し、f02の状態での変調特性24とほ
ぼ同じ特性が得られたことを示す。すなわち、変調感度
が大すぎる場合は、可変容量ダイオード３に大きな逆バ
イアス電圧を与え、容量を小さくし、可変容量ダイオー
ド１の変化による副共振モードの容量変化のおさえるよ
うに動作させ、逆に変調感度が小さすぎる場合には、可
変容量ダイオード３に小さい逆バイアス電圧を与え変調
感度を補正することができる。
ド１に外部からバイアスをかけ、電圧を変化させた時の
変調特性を示す。第２図（ａ）はトリマコンデンサ５に
より中心の発振周波数f01を中心の発振周波数f02に変化
させた状態で、変化率補正用可変容量ダイオード３の容
量を固定し、可変容量ダイオード１にかける変調電圧を
変化させた時の変調特性22,23を示している。第２図
（ｂ）は第２図（ａ）のf01の状態で、変化率補正用可
変容量ダイオード３にバイアス電圧をかけ、容量を増加
させ、可変容量ダイオード１にかける電圧を変化させた
時の変調特性24を示し、f02の状態での変調特性24とほ
ぼ同じ特性が得られたことを示す。すなわち、変調感度
が大すぎる場合は、可変容量ダイオード３に大きな逆バ
イアス電圧を与え、容量を小さくし、可変容量ダイオー
ド１の変化による副共振モードの容量変化のおさえるよ
うに動作させ、逆に変調感度が小さすぎる場合には、可
変容量ダイオード３に小さい逆バイアス電圧を与え変調
感度を補正することができる。
以上説明したように本発明は、通常の副共振モードに
電子同調により容量が変化する可変容量ダイオードをさ
らに１個挿入することにより、発振器の発振周波数を機
械的に大きく変化させたときの周波数変調感度のバラツ
キを、外部から電圧制御により容易に補正することがで
きる。したがって広帯域に発振周波数を変化させる必要
がある場合に、同一の共振器を使用して外部からの電圧
制御のみで変調特性がほぼ一定にできるために従来例の
ように部品交換が不要となり多大の工数削減効果があ
る。
電子同調により容量が変化する可変容量ダイオードをさ
らに１個挿入することにより、発振器の発振周波数を機
械的に大きく変化させたときの周波数変調感度のバラツ
キを、外部から電圧制御により容易に補正することがで
きる。したがって広帯域に発振周波数を変化させる必要
がある場合に、同一の共振器を使用して外部からの電圧
制御のみで変調特性がほぼ一定にできるために従来例の
ように部品交換が不要となり多大の工数削減効果があ
る。
第１図は本発明の一実施例の回路図、第２図（ａ），
（ｂ）は本実施例の特性図である。 1,3……可変容量ダイオード、2,4,7……コンデンサ、５
……高周波用トリマコンデンサ、６……誘電体共振器、
８……トランジスタ、９……インダクタンス、20……主
共振モード、21……副共振モード、22〜25……変調特
性。
（ｂ）は本実施例の特性図である。 1,3……可変容量ダイオード、2,4,7……コンデンサ、５
……高周波用トリマコンデンサ、６……誘電体共振器、
８……トランジスタ、９……インダクタンス、20……主
共振モード、21……副共振モード、22〜25……変調特
性。
Claims (1)
- 【請求項１】発振用トランジスタと、前記発振用トラン
ジスタのベースと接地されたコレクタとの間に接続され
た誘電体共振器と前記誘電体共振器に並列に接続され前
記誘電体共振器の共振周波数を任意の共振周波数に偏移
させるトリマコンデンサとを有する主共振モード発振回
路と、前記主共振モード発振回路に並列に接続され外部
から印加される逆バイアスを中心とする変調電圧により
容量が変化する第１の可変容量ダイオードと前記第１の
可変容量ダイオードに直列接続されたインダクタンス成
分を形成するストリップラインとを有する副共振モード
回路とを備えた電圧制御発振器において、前記副共振モ
ード回路のストリップラインの一端と前記発振用トラン
ジスタのベースとの間に外部から印加される逆バイアス
電圧により容量が変化する第２の可変容量ダイオードを
接続し前記第１の可変容量の容量変化に対応する変調特
性を前記第２の可変容量に印加される逆バイアス電圧に
より調整することを特徴とする電圧制御発振器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26965089A JPH0831744B2 (ja) | 1989-10-16 | 1989-10-16 | 電圧制御発振器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26965089A JPH0831744B2 (ja) | 1989-10-16 | 1989-10-16 | 電圧制御発振器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03131104A JPH03131104A (ja) | 1991-06-04 |
| JPH0831744B2 true JPH0831744B2 (ja) | 1996-03-27 |
Family
ID=17475305
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26965089A Expired - Lifetime JPH0831744B2 (ja) | 1989-10-16 | 1989-10-16 | 電圧制御発振器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0831744B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2910830B2 (ja) * | 1995-09-19 | 1999-06-23 | 日本電気株式会社 | 誘電体共振発振器 |
| US20100018974A1 (en) * | 2008-07-24 | 2010-01-28 | Deborah Lyzenga | Package integrity indicating closure |
| JP2012091165A (ja) * | 2010-09-27 | 2012-05-17 | Powrex Corp | 粉粒体処理装置 |
-
1989
- 1989-10-16 JP JP26965089A patent/JPH0831744B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH03131104A (ja) | 1991-06-04 |
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